令和元年9月6日（金）

令和元年度第１回奈良県肝炎対策推進協議会

【資料４】

【【【【令和元年度令和元年度令和元年度令和元年度 事業内容事業内容事業内容事業内容】】】】

1. 肝疾患相談窓口の設置

2. 肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会

3. 市町村技術支援事業

4. 地域連携事業

5. 奈良県肝炎医療コーディネーターの養成

6. 普及啓発

7. 肝臓病教室

8. 肝疾患に関する研究

2

3

２．肝疾患診療連携拠点病院等連絡協議会

平成28年度から肝疾患診療連携拠点病院等会議を年2回開催していたが、平成30年度に肝疾患診療連携拠点病院等協議会を設立した。

・委員：奈良医大附属病院及び奈良県中核専門医療機関の代表、

県疾病対策課課長、

・会長：奈良医大附属病院 吉治 仁志

（令和元年9月20日・令和2年3月開催予定）

３．市町村技術支援事業

•宇陀市健康フェスタにリーフレット設置

•肝炎対策リーフレットや啓発グッズを市町村・保健所へ配布

１．肝疾患相談窓口の設置

面談及び電話相談の実施 （火・木・金 午前10時～12時、午後2時～4時）

4

《令和元年度》

1）全国健康保険協会奈良支部、奈良産業保健総合支援センターへ

肝炎ウイルス検査促進ポスターの配布（5月）

2）奈良地区医師会学術講演会（専従医師講演 5月16日）

3）奈良肝臓友の会 医療講演会（専従医師講演 5月18日 ）

4）薬剤師会 地域医療研修会講演（専従医師講演 5月18日）

5）薬局、医療機関への肝炎啓発リーフレット等の配布

6）企業と連携

•健康セミナー（奈良新聞社）（専従医師講演9月27日予定）

•奈良マラソン会場にて肝炎啓発（JAならけんと連携予定）

４．地域連携事業

5

•簡略化した肝炎ウイルス検査リーフレットをH30年度に引き続き今年度も配

布し受診勧奨を行う。

配布先：奈良県内の生活習慣病予防健診実施機関 30機関

【H30年度結果】被保険者の肝炎ウイルス検査受診者数が著明に増加。

平成29年度 970件

平成30年度 2,298件

（「職域等も含めた肝炎ウイルス検査受検率向上と陽性者の効率的なフォローアップシステムの開発・実用化に向けた研

究班」厚生労働科学研究費 肝炎等克服政策研究事業）

米国肝臓病学会にて奈良支部を含む協会けんぽ５支部の成果を発表予定（ボストン、11月8日）

TAILORED MESSAGE INTERVENTIONS USING SOCIAL MARKETING APPROACH INCREASE THE NUMBER OF

PARTICIPANTS IN VIRAL HEPATITIS SCREENING FOR JAPANESE WORKERS -MULTICENTER TRIAL OF 880,000

GENERAL CHECKUP APPLICANTS.

Masaaki Korenaga1, Chieko Ohe Sr.2, Keiko Kamimura2, Jun Fukuyoshi3, Tatsuya Ide4, Hideaki Okada2, Fumiyasu Kato2,

Satoshi Mochida5, Takako Inoue6, Isao Hidaka7, Takemi Akahane8 and Tatsuya Kanto1.

1)The Research Center for Hepatitis and Immunology, National Center for Global Health and Medicine, (2)Japan Health Insurance Association, (3)Keio

University, (4)Division of Gastroenterology, Department of Medicine, Kurume University School of Medicine, (5)Department of Gastroenterology &

Hepatology, Saitama Medical University, (6)Department of Clinical Laboratory Medicine, Nagoya City University Hospital, (7)Department of Gastroenterology

and Hepatology, Yamaguchi University Graduate School of Medicine, (8)Third Department of Internal Medicine, Nara Medical University

奈良県協会けんぽ加入者への肝炎検査受診勧奨について

約2.4倍

81

69

58

32

13

職種内訳

薬剤師

看護師

県・市町村保健師

医療機関職員

その他

看護師看護師看護師看護師 薬剤師薬剤師薬剤師薬剤師 医療機関医療機関医療機関医療機関

職員職員職員職員

保健師保健師保健師保健師 行政職員行政職員行政職員行政職員

（保健師除く）（保健師除く）（保健師除く）（保健師除く）

栄養士栄養士栄養士栄養士 その他その他その他その他

（（（（MR））））

計計計計

平成28年度 34 3 13 25 6 0 0 81

平成29年度 22 67 12 15 0 2 0 118

平成30年度 13 11 7 18 2 1 2 54

計 69 81 32 58 8 3 2 253

※平成29年度は2回開催

★平成★平成★平成★平成28～～～～30年度年度年度年度合計合計合計合計 253名名名名

（（（（H31.3月末現在）月末現在）月末現在）月末現在）

●肝炎医療コーディネーター養成研修会受講者の職種内訳

認定されたコーディネーターの

職種として多かったものは、

①薬剤師：81人（32%）

②看護師：69人（27%）

③県・市町村保健師：58人（23%）

の順であった。

５-① 奈良県肝炎医療コーディネーター養成状況

6

•市町村

39393939市町村中、27272727市町村市町村市町村市町村にコーディネーターを認定

•専門医療機関

62626262医療機関中、13131313医療機関医療機関医療機関医療機関にコーディネーターを認定

コーディネーター数コーディネーター数コーディネーター数コーディネーター数 0人 1～9人 10～19人 20～29人

医療機関医療機関医療機関医療機関 49施設 11施設 0施設 2施設

平成28年度 平成29年度 平成30年度

18市町村 3市町村 6市町村

内訳

内訳

５５５５----②②②② 奈良県奈良県奈良県奈良県肝炎医療肝炎医療肝炎医療肝炎医療コーディネーター配置状況コーディネーター配置状況コーディネーター配置状況コーディネーター配置状況

7すべての市町村・専門医療すべての市町村・専門医療すべての市町村・専門医療すべての市町村・専門医療機関機関機関機関に肝炎医療コーディネーターの配置を目指すに肝炎医療コーディネーターの配置を目指すに肝炎医療コーディネーターの配置を目指すに肝炎医療コーディネーターの配置を目指す

平成31年3月末現在

•フォローアップ講演会・研修会を開催フォローアップ講演会・研修会を開催フォローアップ講演会・研修会を開催フォローアップ講演会・研修会を開催

①①①①2018201820182018年年年年2222月月月月22222222日講演会日講演会日講演会日講演会

②②②②2019201920192019年年年年7777月月月月30303030日研修会日研修会日研修会日研修会

•肝炎医療コーディネーターにメール等にて、定期的に情報肝炎医療コーディネーターにメール等にて、定期的に情報肝炎医療コーディネーターにメール等にて、定期的に情報肝炎医療コーディネーターにメール等にて、定期的に情報

提供。提供。提供。提供。

•肝炎対策リーフレットを肝炎医療コーディネーターに配布肝炎対策リーフレットを肝炎医療コーディネーターに配布肝炎対策リーフレットを肝炎医療コーディネーターに配布肝炎対策リーフレットを肝炎医療コーディネーターに配布

•当センターホームページに有用な情報を掲載当センターホームページに有用な情報を掲載当センターホームページに有用な情報を掲載当センターホームページに有用な情報を掲載

５５５５----③③③③奈良県奈良県奈良県奈良県肝炎医療肝炎医療肝炎医療肝炎医療コーディネーター活動コーディネーター活動コーディネーター活動コーディネーター活動を支援を支援を支援を支援

8

⽇時︓2019年7月30日（火）場所︓奈良県医師会館対象︓奈良県肝炎医療コーディネーター

医師以外の医療従事者⼜はそれに準ずる⽅内容︓開会挨拶奈良県⽴医科⼤学 内科学第三講座 教授 吉治 仁志１）基調講演・肝疾患に関する⾏政および⽇本肝臓学会の事業（ＤＶＤ映像放映）・「奈良県の肝疾患診療の現状」奈良県⽴医科⼤学 内科学第三講座 講師 赤羽 たけみ２）特別講演司 会︓奈良県⽴医科⼤学 内科学第三講座 教授 吉治 仁志「肝炎医療コーディネーターの役割〜⼭⼝県における活動の紹介〜」山口大学医学部附属病院 肝疾患センター 副センター⻑ 日髙 勲先生３）パネルディスカッションテーマ︓「私にできるコーディネーター活動」司 会︓奈良県⽴医科⼤学 内科学第三講座 講師 赤羽 たけみ演 題︓1）「奈良県の肝炎対策について」奈良県疾病対策課 桝田 和子2）「奈良県肝疾患相談センターの取り組みについて」奈良県肝疾患相談センター 奥野 聖子

3）「保険薬局でできる肝炎啓発活動〜健康フェアや薬剤師研修会での取り組みを含めて〜」サン薬局天理東店 ⻄垣 賢4）「当院における肝炎ウイルス検査陽性患者拾い上げ対策の検討」平成記念病院 検査課 藤原 宗典5）「当院における肝臓病教室の取り組みと今後の課題」市⽴奈良病院 ＭＣ室 遠藤 佳代

肝炎医療コーディネーター（CO）研修会のアンケート結果

大変満足26%

満足 74%

どちらともいえない0%

やや満足0%

不満 0%参加して良かったか（％）ぜひ参加したい32.3 ％参加したい

67.7 ％どちらともいえない0.0 ％ 参加したくない0.0 ％今後も参加したいと思うか（％）

大変思う25.0 ％思う

66.7 ％どちらともいえない8.3 ％ 思わない

0.0 ％CO活動に役立つか（％）大変思う42.9 ％思う57.1 ％

どちらともいえない0.0 ％ 思わない0.0 ％ＣＯになりたいと思うか（％）臨床検査技師, 31.4 看護師,

28.6

保健師,

22.9

薬剤師,

14.3

事務, 2.9 参加者職種（％）

コメント（抜粋）コメント（抜粋）コメント（抜粋）コメント（抜粋）

• 非常に奥深くわかりやすい研修でした。

• 肝炎医療コーディネーターの啓発活動があれば、参加したいです。

• 自分の立場でできることを考えていきたいというモチベーションができた。

• 特にCO活動をしていなかったので、何かできるように挑戦していきたいです。

• 日々の業務、関わりを見直す機会になりました。

• たくさんの職種の方の話もきけて、「わたしに何ができるか」を考えています。

• 肝疾患患者のために、何かアドバイスなどできればよいと思っているのでコーディネーターを受講したいと思います。

《アンケート結果：31人提出（35人中） 回収率 92.1％》

（CO以外回答）

11

６-①普及啓発 肝炎対策リーフレット

１）「気がつかないうちに肝がん１）「気がつかないうちに肝がん１）「気がつかないうちに肝がん１）「気がつかないうちに肝がんにににに!?」更新版」更新版」更新版」更新版

「肝炎ウィルス感染状況と感染後の長期経過に関する

研究班作成リーフレット（平成28年度厚生労働科学研究費

補助金 ・肝炎等克服政策研究事業）」 の奈良県版を作成

・薬局、医療機関へ希望数配布

２）「今こそ、たたけ！肝炎ウイルス」更新版２）「今こそ、たたけ！肝炎ウイルス」更新版２）「今こそ、たたけ！肝炎ウイルス」更新版２）「今こそ、たたけ！肝炎ウイルス」更新版

「職域等も含めた肝炎ウイルス検査受検率向上と陽性者の

効率的なフォローアップシステムの開発・実用化に向けた

研究班作成リーフレット（平成29年度厚生労働科学研究費

肝炎等克服政策研究事業）」の奈良県版を作成

• 薬局、医療機関へ希望数配布

平成29年度：

肝疾患相談センタースタッフと奈良医大消化器・内分泌代謝内科医局員による肝炎

啓発

平成30年度：

肝疾患相談センタースタッフと奈良医大消化器・内分泌代謝内科医局員および肝炎肝炎肝炎肝炎

医療コーディネーターの協力による肝炎医療コーディネーターの協力による肝炎医療コーディネーターの協力による肝炎医療コーディネーターの協力による肝炎啓発啓発啓発啓発 （肝炎医療コーディーターが集まって

活動したのは、養成後初めての取り組み。）

令和元年度：

奈良奈良奈良奈良マラソンマラソンマラソンマラソン２０１９肝炎２０１９肝炎２０１９肝炎２０１９肝炎啓発啓発啓発啓発イベント企画中イベント企画中イベント企画中イベント企画中

日時：令和元年１２月７日（土）、８日（日）

場所：ならでんフィールド鴻ノ池陸上競技場（奈良市）

６-②普及啓発 奈良マラソン会場にて肝炎啓発

12

〈H３０年度〉

２月：肝疾患相談センター保健師による

•クイズ 「肝臓にやさしい日常生活のポイント」

•誰にでも簡単にできる「肝炎体操」の紹介

（出典：肝炎情報センター）

〈令和元年度〉

消化器内科病棟の看護師と連携して実施。

令和２年２月：肝疾患相談センター保健師が講義担当

13

７．肝臓病教室 （年３回実施）

14

８．肝疾患に関する研究

１）日本肝臓学会総会にて成果発表 （東京、5月30日）

演題名：「当県の肝炎医療コーディネーターの現状と課題」

村井麻里子,奥野聖子,赤羽たけみ,吉治仁志

２） 「看護学生および病院職員を対象としたウイルス肝炎

全般、特にウイルス肝炎の感染症についての理解度

に関する調査研究」

（「肝炎ウイルス感染者の偏見や差別による被害防止への効果

的な手法の確立に関する研究」厚生労働省 肝炎等克服政策

研究事業）で作成されたアンケート調査）

奈良医大付属病院看護師および肝炎医療コーディネーター

研修会受講者を対象にアンケート調査を実施予定