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木造耐力壁における湿式仕上材の 特性に関する研究 · まとめ...
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木造耐力壁における湿式仕上材の特性に関する研究
1310920126 天野峻
はじめに
今回は内装工事を対象とし内装材として用いる漆喰壁の耐力特性を研究し、瀬戸漆喰を用いた「高強度漆喰壁」の開発を進めていく。
漆喰の紹介
壁倍率について
壁倍率とは、壁の強さのことであり、建築基準法で定められた耐力壁の強さを表した数値である。仕様によって数値は異なり、壁倍率5が上限値である。壁倍率の値が
大きいほど、しっかりした壁で耐震性能は増すが、それだけ接合部に耐力の大きい構造金物が必要となる。
試験方法
日本住宅・木材技術センターの木造軸組耐力壁の試験方法に基づく面内せん断試験を実施する。
加力方法は正負交番繰り返し加力とし、通常の標準的な繰り返しサイクルに1/30radの正負変形繰り返しのサイ
クルをさらに追加して、大振幅時の耐力特性を確認することにした。
試験は、柱脚固定式の加力試験を実施した。
試験体について1
3P
在来工法壁 在来工法壁+木摺り瀬戸漆喰
試験体について2
2P
大壁仕様 大壁床勝ち仕様
試験体について3
2P
大壁天井床勝ち仕様
実験結果1
3P
壁倍率・・・1.00と1.26
考察1
3P
在来工法壁と在来工法壁+木摺り瀬戸漆喰を比較すると在来工法壁の方が壁倍率が高いことが分かった。
実験結果2
2P・大壁仕様
壁倍率・・・0.96
実験結果3
2P・大壁床勝ち仕様
壁倍率・・・1.09
実験結果4
2P・大壁天井床勝ち仕様
壁倍率・・・0.96
考察2
2P
3種類を比較すると大壁床勝ち仕様が一番強度を持って
いることが分かった。これは、漆喰壁の割れ方が横に綺麗に割れていったためと考えられる。他の試験体は斜めに割れている所が多く、そのため強度が下がった。しかし、3種類の壁倍率は大きな差はなかった。
今回、竹チップを用いて漆喰壁を軽くしたが、壁倍率は1.00を下回る結果となった。
まとめ
瀬戸漆喰+竹チップの漆喰壁は壁倍率は1.00を少し下回
る結果となったが、漆喰と竹チップの効果により住みやすい環境となり内装材に適している。
今回の試験体の作製時期は梅雨で漆喰が乾燥しにくい時期だったので冬の時期に実験するとより漆喰の効果が表れやすく、強度が増す。