医療・ヘルスケア用の新たなディスポーザブルを提...

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医療・ヘルスケア用の新たなディスポーザブルを提案する ~超高齢社会の健康長寿に貢献する把持圧力測定キットの提案~ 目的:新商品・新規事業の提案 班員の立場:コンサルティング会社の社員 クライアント:パナソニック ヘルスケア株式会社 製品条件:医療ヘルスケア・ディスポーザブル テーマ概要 ディスポ ザブル製品とは パナソニックヘルスケア株式会社( PHC 診断と 治療の連携 薬・研究の支援 医療情報の活用 電子カルテシステム 血糖値自己測定システム 3つの主力事業を軸にヘルスケア機器・サービスを製造・販売 班員 川人よし恵 胡 秉華 吹田数樹 増田智香 指導教員 清野智史 平嶋竜一 バイオメディカ機器 (メディカルフリーザ) 定義 基本的には「使い捨て品」「消耗品」を指す 継続して販売収入を得られるので安定した収入源となる メリット 衛生面:感染症の予防 利便性:洗浄等の手間の省略 コスト:単価を低く設定できる 新たな価値の創造〜日常生活で重要な"握る力”の可視化と活用〜 ものづくりに活用 リハビリメニューに活用 把持圧力 測定 キット 感圧ディスポシート 日常生活の様々な場面で使っている「握る力」 測定する方法はまだ確立されていない 握る力? Product Needs この「握る力」を簡易に測定するための 感圧ディスポシートを利用した測定キット 感圧部がシート状なので複雑な形状 の測定物にも対応 圧力分布を測定できるので力が かかっている場所が一目瞭然! ディスポ化することで感圧部分の 単価を1/6以下に削減 非ディスポ 26/cm 2 ディスポ 4/cm 2 高齢者向け製品や福祉工具・施設 をより使いやすく、より安全に簡単に使える ディスポ化により安価 介護・高齢者向けリハビリテーション施設 における差別化のため ・キットと測定システムとが分離型 ・測定の知識が要らず誰でも使える ・測定キットだけでどこでも測定できる 様々な形状の試作品 多数の測定 形状や材質の最適化! 多数の測定 様々な属性の入居者 ・製品ごとに治具を製造する工程の省略 ・増加する高齢者製品における付加価値に ・パナソニックヘルスケア製品への活用も ・今まで評価が困難だった「把持」の指標に ・差別化が難しい介護施設における リハビリ改善のパッケージ売りが可能 リハビリ成果を視覚化! 感圧部を握ると発色 接触面の圧力分布様々な太さ、凹凸・手袋状やシール状も 測定キットごとスキャン 専用の解析ソフトで解析 Concept Disposable 短期目標 試作品製造・測定 既存取引先の パナソニック・エイジフリー 測定キット試作品を試験導入 把持圧力の 標準値 を決める PHC エイジフリーサービス 介護施設 PHC データセンター 介護用品 食品容器 メーカー PHC 一般高齢者 DATA 高齢者向け製品メーカーに 測定キットを販売 測定キットは PHC データセンターが回収 PHC に測定データが蓄積 家電 集計 提供 販売 販売 介護施設 リハビリ・トレーニング施設 販売 DATA 販売 PHC データセンター 販売 診断 介護・リハビリ施設に 測定キットを販売 測定キットは PHC データセンターが回収 施設における リハビリなどのメニューを提供 一般消費者としての高齢者向けに測定キットを を販売し、自主的なトレーニング評価に利用 Proposal 把持圧力とは? Q&A ディスポ感圧シートとは 大阪大学(スポーツ医学) 藤田和樹 准教授 親指以外の4本の指の 屈曲筋力(最大値) 介護などの簡易指標に 手のひらと指を使って 物を握ったときの圧力分布 円筒状の測定機器を 握る力 日常生活ではあまり使われない 人間特性データベース の定義 日常生活で発揮される力 加圧部の 発色を利用 ディスポ ザブルでしか 実現 しない簡易な原理 例:プレスケール (富士フィルム社) 基紙 発色剤 圧力 発色 顕色剤 感圧・発色の仕組み 定量化が可能 圧力 色濃度 本当 に測れるの? 簡易実験で検証 手袋の手の平に 感圧シートを貼付 そのまま鉄棒を握る 発色 確認 手の圧力で発色することを実証 トライアス西宮 畠中 順子 先生 人間 生活 工学 研究 センター 池内祥見 助教 大阪大学工学研究科 キャンパスデザイン室 KOKUYO 理学療法士 鳥井勇輔氏・岸淵 本当 に新しいのか?売れるのか? 圧力は色濃度の 画像解析で評価 日常生活で必要な“把握力”は 従来の握力計では測れない これを測る方法もない 新たな測定方法・基準値が必要 感圧シートで、簡便で安価なら 使用されるかも ものづくりへの応用について 新規性・独自性について リハビリ・トレーニングへの応用ついて 手すりを握る力がどのように かかっているかを 測れるシート にないのではないか 視覚的・客観的に 把持圧力に関する情報が取れるのは魅力。 メーカーでの採用 可能性 あり の機能 のトレーニングメニュー一つとして巧緻性などの他、把持力 入ってくる可能性は十二分に ある 新しい価値の提案として各所から評価 大阪大学工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻 様々な形状に対応 面圧測定によって可視化 非ディスポ ディスポ 中期目標① メーカーへの販売 中期目標② 介護施設への販売 長期目標 BtoC製品として事業化

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Page 1: 医療・ヘルスケア用の新たなディスポーザブルを提 …医療・ヘルスケア用の新たなディスポーザブルを提案する ~超高齢社会の健康長寿に貢献する把持圧力測定キットの提案~

医療・ヘルスケア用の新たなディスポーザブルを提案する

~超高齢社会の健康長寿に貢献する把持圧力測定キットの提案~

目的:新商品・新規事業の提案

班員の立場:コンサルティング会社の社員

クライアント:パナソニック ヘルスケア株式会社

製品条件:医療ヘルスケア・ディスポーザブル

テーマ概要 ディスポ―ザブル製品とは… パナソニックヘルスケア株式会社(PHC)

診断と治療の連携 創薬・研究の支援 医療情報の活用

電子カルテシステム血糖値自己測定システム

3つの主力事業を軸にヘルスケア機器・サービスを製造・販売

班員

川人よし恵 胡秉華 吹田数樹 増田智香

指導教員

清野智史 平嶋竜一

バイオメディカ機器(メディカルフリーザ)

定義基本的には「使い捨て品」「消耗品」を指す継続して販売収入を得られるので安定した収入源となる

メリット衛生面:感染症の予防利便性:洗浄等の手間の省略コスト:単価を低く設定できる

新たな価値の創造〜日常生活で重要な"握る力”の可視化と活用〜

ものづくりに活用 リハビリメニューに活用

“把持圧力”測定キット

感圧ディスポシート

日常生活の様々な場面で使っている「握る力」測定する方法はまだ確立されていない

握る力?

Product

Needs

この「握る力」を簡易に測定するための感圧ディスポシートを利用した測定キット

感圧部がシート状なので複雑な形状の測定物にも対応圧力分布を測定できるので力が

かかっている場所が一目瞭然!

ディスポ化することで感圧部分の

単価を1/6以下に削減

非ディスポ

26円/cm2

ディスポ

4円/cm2

高齢者向け製品や福祉工具・施設をより使いやすく、より安全に…

簡単に使える ディスポ化により安価

介護・高齢者向けリハビリテーション施設における差別化のため

・キットと測定システムとが分離型・測定の知識が要らず誰でも使える・測定キットだけでどこでも測定できる

様々な形状の試作品

多数の測定

形状や材質の最適化!

多数の測定

様々な属性の入居者

・製品ごとに治具を製造する工程の省略・増加する高齢者製品における付加価値に・パナソニックヘルスケア製品への活用も

・今まで評価が困難だった「把持」の指標に・差別化が難しい介護施設におけるリハビリ→改善のパッケージ売りが可能

リハビリ成果を視覚化!

感圧部を握ると発色 接触面の圧力分布に

様々な太さ、凹凸・手袋状やシール状も

測定キットごとスキャン専用の解析ソフトで解析

Concept

Disposable

短期目標

試作品製造・測定

既存取引先のパナソニック・エイジフリーで測定キット試作品を試験導入把持圧力の標準値を決める

PHC エイジフリーサービス

介護施設

PHCデータセンター

介護用品

食品容器

メーカー

PHC 一般高齢者DATA

高齢者向け製品メーカーに測定キットを販売

測定キットはPHCデータセンターが回収PHCに測定データが蓄積

家電

集計

提供販売

販売

介護施設リハビリ・トレーニング施設

販売

DATA

販売

PHCデータセンター

販売

診断

介護・リハビリ施設に測定キットを販売

測定キットはPHCデータセンターが回収施設におけるリハビリなどのメニューを提供

一般消費者としての高齢者向けに測定キットをを販売し、自主的なトレーニング評価に利用

Proposal

把持圧力とは?

Q&A

ディスポ感圧シートとは?

大阪大学(スポーツ医学)

藤田和樹准教授

親指以外の4本の指の屈曲筋力(最大値)

介護などの簡易指標に

握力

把持力

把持圧力

手のひらと指を使って物を握ったときの圧力分布

円筒状の測定機器を握る力

日常生活ではあまり使われない

人間特性データベースの定義

日常生活で発揮される力

加圧部の発色を利用

ディスポ―ザブルでしか実現しない簡易な原理

例:プレスケール(富士フィルム社)

基紙

発色剤

圧力

発色

顕色剤

感圧・発色の仕組み 定量化が可能

圧力

色濃度

本当に測れるの?

簡易実験で検証

手袋の手の平に感圧シートを貼付

そのまま鉄棒を握る

発色を確認

手の圧力で発色することを実証

トライアス西宮

畠中順子先生

人間生活工学研究センター

池内祥見助教

大阪大学工学研究科キャンパスデザイン室

元KOKUYO

理学療法士鳥井勇輔氏・岸淵薫氏

本当に新しいのか?売れるのか?

圧力は色濃度の画像解析で評価

日常生活で必要な“把握力”は従来の握力計では測れないこれを測る方法もない

新たな測定方法・基準値が必要感圧シートで、簡便で安価なら

使用されるかも

ものづくりへの応用について…

新規性・独自性について…

リハビリ・トレーニングへの応用ついて…

手すりを握る力がどのようにかかっているかを測れるシートは

他にないのではないか

視覚的・客観的に把持圧力に関する情報が取れるのは魅力。

メーカーでの採用可能性あり

手の機能のトレーニングメニューの

一つとして巧緻性などの他、把持力が入ってくる可能性は十二分にある

新しい価値の提案として各所から評価

大阪大学工学研究科ビジネスエンジニアリング専攻

様々な形状に対応面圧測定によって可視化 非ディスポ ディスポ

中期目標①

メーカーへの販売中期目標②

介護施設への販売長期目標

BtoC製品として事業化