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平成30年11月
果実をめぐる状況
東北農政局農林水産省
果樹研究の推進 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 1
果実の加工動向 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2
果実の消費動向 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 3
果樹の全国の栽培状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 5
果樹の品目別ランキング ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 6
全国の果樹の生産動向 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 7
東北の果樹の生産動向 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 8
機能性表示食品(果実)の届出状況 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 9
目 次
左:千雪 右:ふじ
・機能性成分であるβ-クリプトキサンチンをうんしゅうみかんの2倍以上含む。・剥皮も容易で、高糖度、良食味。・減酸が早く、年内の出荷が可能。
○ おいしい、食べやすい、健康によい等の消費者のニーズに応え、新品種を育成している。
1 果樹研究の推進 (普及が進む果樹の新品種)
(断面)
(すりおろし)
【 シャインマスカット 】・皮ごと食べられる手軽さと優
れた食味が特徴。
・ジベレリン処理で種なし栽培
も容易。
・長野県、岡山県を
はじめ、東北から
九州まで広く普及
し、栽培面積は過
去3年間で約7倍に増加。
【 シナノゴールド 】・渋皮剥皮性に極めて優れ、オーブントースターなどで加熱するだけで、簡単に渋皮を剥ける。・甘みに富み、良食味を有する。・早生品種としては大果。・特性を活かし、新たな需要の開拓が期待。
【 ぽろたん 】
【 千雪(あおり27) 】・切り口が変色しない特性を持つ。・カットフルーツやすりおろしなどの加工向け素材として期待される。
【 ルビーロマン 】 【 新甘泉 】
(断面)
(H27:14ha)
ち ゆき
(青森県育成品種)
【 西南のひかり 】・「巨峰」の約2倍の大粒、鮮やかな紅色が特徴。・果汁が豊富で、果肉の皮離れが良く、食べやすい。
(H18:0ha→H27:17ha)
左:ルビーロマン中:巨峰右:デラウェア (石川県育成品種)
・大玉・高糖度・低酸度が特徴。・赤梨と青梨を交配しているため、赤梨の濃厚な甘さと青梨のみずみずしさを併せ持つ。・幸水と豊水の出荷がない端境期に出荷する事が可能。
(鳥取県育成品種)
(H19:0ha→H27:54ha)
(農研機構果樹研究所育成品種)
(農研機構果樹研究所育成品種)
(H19:0ha→H27:27ha)(H20:57ha→H27:993ha)
(農研機構果樹研究所育成品種)
・鮮やかな黄色い果皮、高い
糖度と適度な酸味が特徴。
・貯蔵性が高く、長期出荷が
可能。
・ふじが出荷される前の中生
種として、長野県に加え、青
森県、岩手県など
でも普及。
(H13:36ha→H27:700ha)
【 はるみ 】・剥皮性に優れ、じょうのうが
薄く、少核性で食べやすい。
・オレンジの風味があり、果肉
が柔軟多汁。
・早熟性のため、栽培適地が
広い。
(長野県育成品種)
(H13:84ha→H27:488ha)
(農研機構果樹研究所育成品種)
しん かん せん
1
2 果実の加工動向(果実加工品の開発・利用)
○ 果実は、どの年代も生鮮果実を主体に摂取され、高年齢層ほど多い。果実加工品は、特に20歳代で好まれている。○ 欧米では、カットフルーツ等のスナック感覚で食べられる果物の需要が増加している。
2
○ 果実の供給純食料は、ほぼ横ばいで推移している。生鮮果実の1人1年当たりの購入数量が減少する一方で、加工品の購入数量が増加しているものと推測している。
○ 生鮮果実では、うんしゅうみかん、りんご等の国産果実の購入数量が減少する一方で、バナナの購入数量が増加傾向である。
○ 1人当たりの果実摂取量は、108g/日(平成27年)に留まっており、世代別では、特に20~40歳代で摂取量が少ない状況である。10年前と比較すると、すべての世代で摂取量が減少しており、40~50歳代の落ち込みが特に大きい。
3 果実の消費動向 ①
3
資料:文部科学省「平成25年度学校給食栄養報告」
注:青色は1回の学校給食で望ましいとされる摂取量
( 学校給食における食事摂取基準等について(報告)
(平成23年3月)学校給食の標準食品構成表より抜粋)
○ 消費者が生鮮果実を毎日は食べない理由として、買い置きできないことや価格、手間のほか、食べる食品が他にあることをあげている。食料支出に占める支出割合は、果物は減少傾向にあるが、菓子類や飲料は増加している。
○ 消費者は、①食べやすい、②手頃な価格、③日持ちがよい果実の提供を特に求めており、販売方法では、バラ売りや店頭での試食販売、コンビニエンスストアでの販売、栄養素・保存方法や糖度の表示へのニーズが高い。
○ 学校給食1回の果物摂取量は、小学校、中学校とも、望ましいとされる摂取量の半分程度と少ない状況である。
3 果実の消費動向 ②
○消費者に聞いた果物の消費量を増やすための提供方法
○生鮮果物を毎日は摂らない理由 ○食料支出に占めるデザート類の支出割合
資料:総務省「家計調査」
資料(公財)中央果実協会
「果実の消費に関するアンケート調査」(平成26年度)
資料:(公財)中央果実協会
「果実の消費に関するアンケート調査」(平成26年度)
○消費者に聞いた果物の消費量を増やすための販売方法
○1回の学校給食における果物類摂取状況
資料:(公財)中央果実協会「果実の消費に関するアンケート調査」(平成26年度)
(%)
(%)(%)
(g)
ファミレス・ファーストフードのデザート
4.9%4.2%
4.1%
5.6%
8.4% 8.8%
0%
2%
4%
6%
8%
10%
H6 H8 H10 H12 H14 H16 H18 H20 H22 H24 H26 H28
菓子類飲料
果物
4
4 果樹の全国の栽培状況
○ 我が国では、全国各地で立地条件に応じた多様な果樹が栽培されている。このうち、生産量等が統計で把握されているのは約130品目となっている。
○ 東日本を中心としたりんご、西南暖地を中心としたかんきつ類をはじめ、例えば、山形県のおうとう、山梨県のももやぶどう、鳥取県の日本なし、沖縄県のパインアップルといった品目がそれぞれ特徴的な産地を形成している。
うんしゅうみかん
りんご
おうとう
か き
ぶどう
日本なし
も も
○主な果樹の栽培地域
パインアップル
資料:農林水産省「平成28年産果樹生産出荷統計」注 :各品目の収穫量の上位県を記載
5
5 果樹の品目別ランキング(平成27年)
資料:耕地及び作付面積統計、果樹生産出荷統計、生産農業所得統計、特産果樹生産動態等調査
注 :赤字は政令指定品目、青字は政令指定品目の「その他かんきつ」に含まれるもの。生産額の「-」表記は、生産農業所得統計の調査対象外の品目。 6
6 全国の果樹の生産動向(栽培面積、栽培農家数)
○ 栽培面積(全国)は、近年、緩やかな減少傾向で推移している。これは、高齢化が急速に進み、栽培農家数も減少傾向にあること等による。
○果樹の栽培面積の推移
資料:農林水産省「耕地及び作付面積統計」
○果樹の栽培農家数の推移(販売農家)
資料:農林水産省「2015年農林業センサス」
16.9 14.0
11.3 8.1 7.1 6.2 5.5 4.9 4.8 4.7 4.6 4.5 4.5 4.4
5.3
5.1
5.4
5.4 5.1
4.7 4.3 4.1 4.0 4.0 3.9 3.9 3.9 3.8
20.8
21.7 22.0
21.2 19.4
17.8 16.7
15.8 15.5 15.3 15.2 15.0 14.7 14.5
43 41
39
35
31
29 27
25 24 24 24 23 23 23
0
10
20
30
40
50
S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28
栽培面積(万ha)
その他果樹
りんご
うんしゅうみかん 28
24
21
0
10
20
30
40
H17 H22 H27
果樹販売農家戸数
(万戸)
7
7 東北の果樹の生産動向
○ 東北各県における果樹の品目別構成割合は、北東北でりんごの割合が高く、特に青森県では97%がリンゴとなっている。一方、山形県及び福島県では、品目が分散している。
○ 東北のりんごの品種構成は、ふじ(51%)、つがる(11%)、王林(9%)、ジョナゴールド(9%)で8割を占めている。また、ふじや王林などの晩生種が6割で、つがる、ジョナゴールドなどの早生・中生種が4割となっている。
晩生種64%
中生種23%
早生種13%
ふじ51%
王林9%
陸奥1%
晩生種その他
3%
ジョナゴールド9%
北斗2%
弘前ふじ2%
中性種その他10%
つがる11%
早生種その他2%
資料:農林水産省「特産果樹生産動態等調査」
68%
97%87%
59%
79%
24% 24%
3%41%
11%
1%17%
3%
1%
9%
1%
5%
9%
21%
5%
6%
29%1%
3%
3%7%
31%
7% 2%13% 10% 16%
5%
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
東北 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県
ぶどう
おうとう
すもも
もも
かき
西洋な
し日本な
し
東北のりんごの品種構成割合(平成27年)
8
東北各県における果樹の品目別構成割合(平成28年)
資料:農林水産省「特産果樹生産動態等調査」
8 機能性表示食品(果実)の届出状況(平成30年9月27日現在)
資料:消費者庁「機能性表示食品の届出情報」から抜粋
〈機能性表示食品とは〉事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品です。生鮮食品についても、販売前に食品の安全性と機能性に関する科学的根拠などの必要な事項を消費者庁長官へ届け出ることにより、機能性を表示することができます。
9
「機能性表示食品」と表示された包装段ボール
光センサー選果システムでの糖度測定等による選別
プライムアップル!(ふじ)
Β-クリプトキサンチンは、糖度と高い相関関係があることから、糖度による選別を行うことにより、含有量を担保しています。
パッケージに「内臓脂肪を減らす」と表示された大玉りんご「プライムアップル!(ふじ)」は、生果のりんごとしては日本初の機能性表示食品です。
資料:農林水産省「消費者の信頼確保に向けた取組」
資料:農林水産省発行「aff(あふ)」10月号
商品名 届出者名 表示しようとする機能性
三ヶ日みかん 三ヶ日町農業協同組合
とぴあみかん とぴあ浜松農業協同組合
清水のみかん 清水農業協同組合
西浦みかん 南駿農業協同組合
広島みかん広島県果実農業協同組合連合会
有田みかん ありだ農業協同組合
紀南みかん 紀南農業協同組合
藏光農園ゆらわせみかん
藏光 俊輔
森隆みかん 森 幹也
瀧本農園温州みかん
瀧本 雅史
β-クリプトキサンチンは骨代謝のはたらきを助けることにより、骨の健康に役立つことが報告されています。
うんしゅうみかん (機能性表示成分 : β-クリプトキサンチン)
商品名 届出者名 表示しようとする機能性
プライムアップル!(ふじ)
つがる弘前農業協同組合
リンゴ由来プロシアニジンには、内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。
りんご (機能性表示成分 : リンゴ由来プロシアニジン)