第5章 日本中小企業のタイ進出の実態と課題 ――ネットワーキン … · 第5章 日本中小企業のタイ進出の実態と課題 ――ネットワーキングとビジネスの深耕
タイで亡くなった日本人...
Transcript of タイで亡くなった日本人...
タイで亡くなった日本人ロングステイヤーのその後
◆演者名 / 望月 和巳
◆所 属 / 株式会社フレンド
フレンド 21世紀の健康と福祉をサポートします
病院以外で亡くなったときの流れ
アパート・コンドミニアム等
• 近隣の方や友人等または大家が発見することが多い
警察
• 身元確認、死因等の捜査が行われる
• 検死も行われる
• 日本人と判明すると↓
大使館・領事館に連絡
在留届が提出されていない場合
日本の外務省身元及び家族、近親者等の
確認が行われる
家族等がタイに来て対応する
家族等が対応できない場合
現地遺体整理業者に連絡
→案件を引き渡す→業者が遺体引き取り→葬儀→埋葬→遺骨安置等対応
業者が日本の家族等と連絡を取り今後の事を決めていく
大使館・領事館の
在留邦人担当者
遺骨の問題
※航空会社への対応
大使館・総領事館にて遺骨証明を発行し、骨箱に印を押してもらい各航空会社に
連絡すれば遺骨を飛行機にスムーズに乗せられます。
• タイで散骨する場合、花火のように打ち上げるのが一般的
タイで散骨する
• 家族・親族が持ち帰る
• 業者へ依頼
• 往復の航空券、宿泊費、移動費手数料等の諸費用が発生
日本に持っていく
実質問題として遺族がタイに来て遺族の方のみで上記内容を行うのは、ほぼ不可能。
問題は・・・
※いずれにしろタイの方に大きな迷惑をかけることになる
遺族、親族との連絡調整
故人との関係に問題があると話が進まなくなる。連絡が取れなくなることもある。連絡が取れなくなると委任状がもらえなくなり安置所から遺体を出せなくなる。
委任状が無い場合 タイの行政(市町村)と病院での話し合いにより対応が決まる。病院の献体になるケース
金銭面での調整も進みにくい
手持ちの資産及び保険未加入の場合
病院やお寺に寄付されたお金で最低限の事を行う
無縁仏としてお寺に供養してもらう(一部のタイのお寺がボランティアとして行っている活動。すべてのお寺及び坊さんが行っているわけでは無い。)
アパートの大家や善意により葬儀が行われる。
高齢のロングステイヤーや今後海外でロングステイ及び移住を考えている方は・・・
死後の事も考慮し
海外傷害保険加入や
現在加給している保険内容が海外での死亡に対応しているかの確認は必要。
また、家族・親族との連絡体制や万が一海外で亡くなったときの事も話しておくことは必要。