明朝体 丸ゴシック体 楷書体 · 2013-06-10 ·...
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1. 魅力的なフライヤーって?せっかく頑張って時間をかけて作ったフライヤーでも、まず人の目にとまり
情報を受け取ってもらえないことには意味がありません。
それでは、人の目を惹きつける魅力的なフライヤーとはどのようなものなのでしょうか?
2. 文字のおはなしグラフィックデザインは文字によって大きく印象が変わります。
日本語のフォントには以下のような種類があります。
ゴシック体強いイメージを持つ見出し用書体本文に使用されることもある
明朝体正統・厳格なイメージ本文などに使われる
丸ゴシック体ソフトなイメージ親しみやすさを感じさせる
楷書体和風、伝統をイメージ
1
◎知識編◎
イラストレーター マニュアル
・画像を多用しすぎない
・色を使いすぎない
・目に優しいビジュアル
・配色にこだわる
・デザインを統一する
Check Point
・フォントの統一
・情報量を多くしない
・字間や行間にこだわる
・文字サイズを変える
・文字色と背景色の相性
・まずは真似からでOK !
・いいデザインを研究する
・自分らしさを表現
・様々なデザインに触れる
・とりあえずつくる!
イラレにはさまざまなフォントがあり、組み合わせることで表現の幅が一気に広がります。
3. ツールのおはなしイラストレーターでは簡単に図形を作成したり、変形・拡大・移動などができるツールがたくさん
用意されています。しかし、めったに使わないというツールも存在します。
その整理も含めて、ツールを眺めてみましょう。
赤字が特によく使うツールです。これらは実践編で使用します。
右のメニューはテキストの体裁を整えるのに使用します。
[ ウィンドウ ]→[ 書式 ]→[ 文字 ] で表示され、右上の をクリックすることでオプションの
表示・非表示を切り替えることができます。
4. イラレでつくれるものマニュアルの最後にあるフライヤーが
今回つくるサンプルになります。
完成型がイメージできたら
次ページからいよいよ実践編です。
実践編へGO!
選択ツール
標準描画
表示モードの選択
カラー
初期設定の塗りと線
塗り
手のひらツール
塗りブラシツール
ブラシツール
直線ツール
ペンツール
自動選択ツール
ダイレクト選択ツール
内側描画
なし
線
ズームツール
消しゴムツール
鉛筆ツール
長方形ツール文字ツール投げ縄ツール
背面描画
グラデーション
2
1.背景を作成する今回は、[ 長方形ツール ] を使って背景を作成します。
をクリックし、画面上でドラッグすることで長方形を作ることができます。
① ② ③
上の設定の①で中の色、②で線の色、③で線の太さを変更できます。
新規レイヤーを作成し、レイヤーに名前をつけます。
わかりやすいようにレイヤー1を「背景」、レイヤー2を「オブジェクト」とします。
レイヤー名の左側にある目のマークの横の四角をクリックすると のような表示になります。
この機能はロックといって、作業が終わったレイヤーや手を加えたくないレイヤーを保護します。
では、背景レイヤーをロックしてみましょう。これで、背景が動くのを防ぐことができます。
ここからはオブジェクトレイヤーで作業をします。
2. レイヤーを作成するレイヤーのイメージ
3.タイトルを作成する
まず、タイトル文字を作ります。
サンプルの「デザイン講座」の部分です。
文字の色
(白)
左のツールボックスから [ 文字ツール ] を
選択し、上の設定を以下のように変更してみて
ください。
文字を入力したいところをクリックすると文字が打てるようになります。
打てたら、[ 選択ツール ] に変えます。文字が選択された状態になります。
その状態で「Alt」キーを押しながら文字をドラッグ&ドロップすると、文字がコピーされます。
コピーした文字の色は、水色(長方形と同じ色)に変更しておいてください。
これは次の作業で使います。
<文字を入力する>
サンプルのように、上半分ほどの大きさの長方形を作ってみましょう。
枠の色
(白)
枠の太さ フォントの種類 文字の太さ 文字の大きさ
[ 選択ツール ] で選択して、大きさや形も変えることができます。
縦横の比率を変えたくない場合は、「Ctrl」キーを押しながら変形します。
3
タイトルを作成する(続き)
「デザイン講座」のコピーが選択されていることを確認したら、影文字をつくってみましょう。<文字に影をつくる>
下にドラッグすると
逆さ文字ができます。
逆さ文字を下に並べることで影が
できたような演出ができます。 <不透明度を変える>
文字やオブジェクトを [ 選択ツール ] で選択すると、上に という
項目が表示されます。この数値を調節することで、画像の不透明度が変わります。
数値は 0に近づくほど文字やオブジェクトが薄くなります。
ここでは、先ほど作成した影の部分の不透明度を 25%にします。
4. オブジェクトと文字でコンテンツをつくる<オブジェクトを作成する>
長方形ツールを長押しして、[ 角丸長方形ツール ]
を選択します。
長方形を作った時と同じように
画面上でドラッグをして作成しましょう。
[ 選択ツール ] で作成した図形を選択し、端の方にカーソルを合わせてみましょう。
そうすることで図形を回転させることができます。
今回は、少し傾けておきましょう。
また、同じように長方形ツールを長押しして、[ 楕円形ツール ] を選択してください。
画面上でドラッグすることで、円を作ることができます。
「Ctrl」キーを押しながらドラッグすることで、比率のあったきれいな円を作ることができます。
先ほど作った角丸長方形と円を組み合わせて、サンプルのようにしてみましょう!
最後に、文字を入力しましょう。
設定は上のように、「誰でも分かる!」と入力してください。
文字も図形と同じように傾けることができます。先ほど作った図形に合わせて傾けておきましょう。
4
<内容を盛り込む>次は、文字を入れて内容を盛り込んでいきます。
ここまでくればほとんど完成です。最後に画像を挿入してみましょう。
「ファイル」→「配置」から、「D-PLUS 通常ロゴ _ノーマル .jpg」を選択します。
画像を埋め込みたいので、画像を選択した状態で上の「埋め込み」をクリック
してください。
同様に、「マップ .jpg」を選択し、それぞれ位置を調整しましょう。
「6月 10 日(月)@さんしゃデジタル工房」は、以下の設定で
「詳しくはデジタル工房ホームページまで。」は、以下の設定で
それぞれ入力しましょう。
5.画像を挿入する
6. 保存するこれで一通りの作業が終了しました。
[ ファイル ]→[ 保存 ] から、デスクトップ上の「イラレ講座」フォルダにファイルを保存しましょう。
※保存の際のオプションでは、ファイルを
どのバージョンで保存するか選ぶことができます。
基本的には作成したバージョン
( 今回は「Illustrator CS5」) で保存しますが、
家庭等で他のバージョン
( 主に「CS3」等の過去のバージョン ) で編集する
予定がある場合はそちらのバージョンに合わせて
保存することをお勧めします。
7. 完成 !!基本操作の説明はこれで終了です。
あとはあなたなりのアレンジを加えて、ポスターを完成させてみましょう。
実際に色々な効果を試して操作に慣れることが、イラレマスターへの近道です!
5
★ おまけ 1★ここでは知っていると便利な操作方法等を記載します。
載っているもの以外にもまだまだ便利な機能はたくさんありますので
もっと知りたいという方は、専門書やインターネット等で探してみてください。
① 便利な操作方法一覧
② Illustrator 形式以外での保存と書き出し
●選択したオブジェクトのコピー
6
キー+ キー & キー+ キー
または、選択したオブジェクト上で キーを押しながらドラッグ
Ctrl
Alt
Alt
Ctrl
Ctrl
C V
●選択したオブジェクトの平行移動
選択したオブジェクトをドラッグしながら キー
●選択したオブジェクトの拡大・縮小
選択したオブジェクトを囲む□上にカーソルを重ねて任意の大きさになるまでドラッグ
※ キーを押しながらドラッグすると、縦横比を保ったままで拡大・縮小できます
※ キーを押しながらドラッグすると、中心から拡大・縮小できます
Shift
ShiftCtrl Z Z
Shift
Shift
●選択したオブジェクトの回転
選択したオブジェクトを囲む□のやや外側で、回転させたい方向へドラッグ
※ キーを押しながらドラッグすると、45°ずつ回転しますShift
●操作の取り消しとやり直し
余白上で右クリック→[○○( 直前の操作 ) の取り消し ]・[○○( 直前の操作 ) のやり直し ]
または、 キー + キー ( 取り消し )・ キー + キー+ キー ( やり直し )
●PDF 形式で保存したい
[ ファイル ]→[ 別名で保存 ]→[ ファイルの種類 ] で「Adobe PDF(*.PDF)」を選択→[ 保存 ]
●その他の形式で保存したい
[ ファイル ]→[ 書き出し ]→[ ファイルの種類 ] で任意の保存形式を選択→[ 保存 ]
3D
D-PLUS
1.3D 化まずは、文字を入力して、[ 書式 ]→[ アウトラインを作成 ]
で文字にアウトラインをかけてください。
次に [ 効果 ] から [3D化 ] を選択します。
その後、[ ダイレクト選択ツール ] を使用して表面だけ、
配色を変更します。すると文字が左のように3Dになります。
2.効果(角丸→光彩)まずは、[ 効果 ] から [ スタイライズ ] を選択して、
[ 角を丸くする ] をクリックしてください。
その後、再度、[ 効果 ] から [ 光彩(内側)] を選択して、
詳細を入力すると左の図のようになります。
3. ドロップシャドウ
まずは、[ 効果 ] から [ スタイライズ ] を選択して、
[ ドロップシャドウ ] をクリックしてください。
詳細を入力すると左の図のようになります。
4. ぼかしまずは、[ 効果 ] から [ スタイライズ ] を選択して、
[ ぼかし ] をクリックしてください。
詳細を入力すると左の図のようになります。
5. ワープ(旋回)
まずは、[ 効果 ] から [ ワープ ] を選択して、
[ 旋回 ] をクリックしてください。
詳細を入力すると左の図のようになります。
7
★ おまけ 2★ここではさまざまな効果を記載しています。
これらの効果を使用することで、よりフライヤーが印象的になります!
★練習問題★手順に沿って、今回の講座内では使用しなかったツールも使って
Illustrator 内の素材だけでフライヤーを作成してみましょう。
作成の際には、「おまけ1」の「便利な操作方法一覧」を参考にすることをおすすめします。
新規ドキュメントを作成してください。
サイズは任意で、方向は縦向きで設定します。表示サイズを 100%にして、準備完了です!
※あくまでも見本なので、まったく同じものにする必要はありません。
① 見本の確認
②作業に入る前の準備
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まずは、背景を作成します。
[ 長方形ツール ] を選択して、作成したいサイズになるまでカーソルを移動させてください。
出来上がった長方形を選択し、
画面右端の をクリックしてドックを展開してください。
展開されたスウォッチパネルから
緑色を選択して着色してください。
続いて、背景下部の白い部分の作成に移ります。
再び [ 長方形ツール ] を選択して、長方形を作成します。
先ほどと同じく出来上がった長方形を選択し、白色に着色してください。
③背景の作成
次に、[ 消しゴムツール ] をドラッグして [ ナイフツール ] を選択し、
切り取りたい形に合わせて長方形にドラッグで線を引いてください。
線が引き終わりましたら、[ ダイレクト選択ツール ] を選択して
ナイフツールで切り取った部分を選択し、切り離してください。
先ほど作成した緑色の長方形内に配置して、背景の完成です!
→ → →
→
④. 素材の作成 次に素材の作成行います。
1. ツリーの作成 [ 長方形ツール ] を選択して、正方形を描きます。
[ ペンツール ] をドラッグして [ アンカーポイントの削除ツール ] 選択し、
正方形のいずれかの頂点を選択してアンカーポイントを削除することで
正方形を三角形にします。
出来上がった三角形を 45 度回転させて、ツリーのパーツの出来上がりです!
→ →
展開
続いて、作成した三角形を 2つ複製します。
複製が完了したら、複製した二つを縦横比を保ったまま任意の大きさに縮小します。
最後に [ 長方形ツール ] で幹を作成し、白色で着色したらツリーの完成です !
以上で素材の完成です!
2. 雪の作成[ 長方形ツール ] をドラッグして [ 楕円形ツール ] を選択し、
正円を作成し白色に着色します。
あとは複製を繰り返し、雪景色を作ってみてください。
3. 星の作成[ 長方形ツール ]( 先に雪を作成した状態であれば [ 楕円形ツール ]) を
ドラッグして [ スターツール ] を選択し、星を作成します。
キーを押しながら作成することで、正位置の星が出来上がります。
⑤. 文字の挿入最後に、[ 文字ツール ] で文字を挿入すればフライヤーは完成です!
→ →
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Shift
Shift
完成したツリーは、[ 選択ツール ] を選択し
ドラッグでパーツすべてを選択または
キーを押しながら個別に全てのパーツを選択した状態で
余白を右クリックし、[ グループ ] を選択してグループ化しておくと
後ほど背景に配置する際に楽になります。
本日はご参加いただきありがとうございました!
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詳しくはデジタル工房ホームページまで。