No. - Thermo Fisher Scientific...P. 04 StemPro HSC Expansion Medium(Prototype ) P. 05 Heat...
Transcript of No. - Thermo Fisher Scientific...P. 04 StemPro HSC Expansion Medium(Prototype ) P. 05 Heat...
P. 04 StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)P. 05 Heat Stable Recombinant Human bFGFP. 06 EVOS M7000 Cell Imaging SystemP. 10 AmpliSeq Transcriptome Gene Expression AssayP. 11 3730xl ジェネティックアナライザ (Latest Version) BigDye Terminator v3.1 & v1.1 Cycle Sequencing Kit
BigDye XTerminator Purification KitP. 13 TaqPath 1-Step Multiplex Master Mix P. 14 NanoDrop One 分光光度計
2019 / March
No. 49
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多能性幹細胞から腎臓・膵臓・肝臓の再生医療へ挑む発生段階を模倣する臓器再生研究からのアプローチ長船健二 氏京都大学 iPS細胞研究所 教授
Science, Products, and Informationサーモフィッシャーサイエンティフィック ライフサイエンス情報誌
多能性幹細胞から腎臓・膵臓・肝臓の再生医療へ挑む
発生段階を模倣する臓器再生研究からのアプローチ
長船健二
氏
京都大学iPS細胞研究所
教授
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腎臓を作るには?
1996年、腎臓内科医としてキャリアをスタートさせた長船氏は、医療現場で4年間を過ごし、透析医療にも携わります。「多くの腎不全の患者さんと接する中で、移植できる腎臓を作りたいという思いをさらに強くしました」。しかし当時、再生能力が低く複雑な構造の腎臓の再生に取り組む研究者はほとんどいませんでした。学術講演会に参加して著名な講師に相談したところ、東京大学の浅島誠教授の元で再生研究を学ぶことを勧められました。そして、東京大学大学院理学系研究科の博士課程に入学し、アフリカツメガエルの腎臓再生に取り組むことに。数か月で、受精卵からアニマルキャップを取り出し、そこにアクチビンとレチノイン酸を加えると腎臓の一部ができていくことを発見。「論文投稿には十分な成果でしたが、数ミリの小さな腎臓を顕微鏡で観察した時、自分が次にやるべきことは『ヒト』だと改めて思い、哺乳類の臓器再生研究へ移行することにしました」。そして東京大学医科学研究所の西中村隆一先生の研究室に移動し、マウスを使って腎臓の基になる前駆細胞を見つける研究に取り組みます。「マウスの胎仔腎臓に存在する前駆細胞を初めて発見しましたが、試験管内で無限に増やすことはできず、腎臓再生の難しさを痛感しました」と長船氏は振り返ります。
転機は膵臓の再生研究から
2003年、浅島氏がアメリカの研究者と共同研究を開始することになり、そこへの留学を打診されます。「著名な研究者のラボでしたが研究テーマが膵臓だったので最初は迷いました。しかし、腎臓よりも再生研究が進んでいる膵臓で研究すれば、腎臓にも応用できると考え直し、ハーバード幹細胞研究所のダグラス・メルトン教授のもとで研究に取り組むことにしました」と長船氏。当時の米政権の施策によって、ヒトES細胞研究への国費の使用
「腎臓を作りたい」-医学部卒業後、患者数が多いにも関わらず治療法が限られる腎臓疾患の患者さんを救いたいとの思いから、腎臓の再生研究に取り組むことを決意した京都大学iPS細胞研究所の長船健二氏。iPSやES細胞などの多能性幹細胞から移植に使用可能な臓器を作ることを最終的な目標としつつ、折々の研究成果を最大限に活用し、時を待たず実現可能な治療法の開発にも挑んでいます。「完全な臓器でなくとも、多能性幹細胞から腎細胞や簡単な腎組織を作製し、腎機能が落ちつつある患者さんに移植すれば、透析導入時期を遅らせることができるはず」とそのアプローチを語ります。腎臓のみならず、膵臓や肝臓の再生研究に取り組み、発生を模した臓器再生法の研究開発とともに、治療薬探索のための疾患モデル細胞の作製など、幅広く応用研究にも取り組む長船氏にお話を伺いました。
が凍結されていました。それでもメルトン教授は自力で民間から研究費を集めて17種類のヒトES細胞を樹立しました。「その細胞を使って、私は膵臓の再生研究にまい進しました。発生の段階を模倣して、胎児期の膵臓の前駆細胞を作製し、ケミカルライブラリを利用して膵臓への分化を推進する低分子化合物を同定することに成功しました」と続けます。そして山中伸弥氏がヒトiPS細胞樹立に成功した一年後、2008年に京都大学物質-細胞統合システム拠点 iPS細胞研究センターに職を得て戻ります。「私はES細胞研究の経験を生かしてiPS細胞の研究に取り組むことになり、腎臓の再生研究を再開。その後徐々に膵臓や肝臓の再生研究も行うことになりました。腎臓病と同じく、患者数が多い糖尿病や肝臓病の治療法開発と正面から向き合いたいという思いからです」と長船氏は語ります。
生体内で機能する臓器前駆細胞を次々と作製
帰国後、長船氏は腎臓の発生過程を段階的に模倣することで、ヒトiPS細胞から中胚葉を経てネフロンの前駆細胞を効率よく作製する方法を開発し、さらに枝分かれ構造を示す尿管芽を選択的かつ効率的に分化誘導する方法や、エリスロポイエチン産生細胞を作製して腎性貧血への新たな細胞治療の可能性を示すなど、臓器再生に関わる研究成果を次々と報告しています。また膵臓での研究を進め、ヒトiPS細胞から作製した膵島移植の
臨床試験の準備も着実に進めています。さらに肝臓の研究では、共同研究者を得て、「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の研究を加速させていく」と話します。
今できることは何かを考え抜く
「最終的な目標は、もちろん移植できる臓器を作ることですが、それにはまだかなり長い道のりが必要です。一方、慢性腎不全から毎年三万人近い方が透析治療に移行しています。まずはこの移行を少しでも遅らせる治療法を開発したい。そのために iPS細胞から作製した腎細胞や腎組織の状態で、慢性腎不全の方に移植する治療法開発を進めています。すでにマウスでは、ヒトiPS細胞から作製した腎細胞の移植により腎機能の改善を確認しました。この治療法は、老齢化か進む日本において医療経済的にも非常に有益なはず」と長船氏は指摘します。幅広い研究をけん引し、多忙を極める長船氏ですが、今も週に一度は腎臓内科外来を担当しているそうです。「患者さんの声を直接聞くこと、それが私の研究へのドライビングフォースだから」と話し、メンバーとして研究に参画してほしい人材は「臨床志向の研究に対する高いモチベーションをもっていれば、専門分野は問いません。多様なバックグラウンドの研究者と同じ目標に向けて進んでいきたい」と続けます。ベンチャー企業設立も視野に入れつつ、研究成果を一刻も早く臨床現場に届ける長船氏の挑戦はこれからも続きます。
インタビュアー: サーモフィッシャーサイエンティフィック 橋本裕子
Interview
長船健二(おさふねけんじ)
1996年京都大学医学部卒業後、京都大学医学部附属病院老年科入局。96年より市立舞鶴市民病院、京都大学医学部附属病院、兵庫県立尼崎病院、2000年より東京大学大学院理学系研究科博士課程及び研究員、05年よりハーバード大学幹細胞研究所/幹細胞再生生物学教室客員研究員、08年より京都大学物質-細胞統合システム拠点iPS細胞研究センター講師、准教授、10年より京都大学iPS細胞研究所准教授を経て、14年より現職。
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CD34+ 細胞の増殖を促進する優れた無血清培地StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)
Gibco™ StemPro™ HSC Expansion Medium(Prototype)※は、造血幹細胞(HSC)の増殖を促進するように特別に調製されたゼノフリーの無血清培地です。CD34+CD90+CD45RA– 細胞サブセットを多く含む総CD34+細胞集団という特定の表現型の増殖をターゲットとしています。ヒト動員末梢血(mPB)、骨髄、あるいは臍帯血由来のHSC 研究に使用できます。
● 総CD34+細胞集団の優れた増殖、およびCD34+CD90+CD45RA–サブセットの濃縮を促進● CD34+細胞の機能性(コロニー形成単位(CFU)アッセイで測定される分化能)を維持● HSC および前駆細胞のゼノフリー・無血清培地での増殖を実現
mPB由来CD34+ 細胞の増殖を強力にサポート
図1. StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)の使用により、ドナーから採取したmPB由来CD34+ 細胞数が約100%増加
CD34+mPB サンプルを本培地で長期培養してHSCを増殖させたところ、StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)使用時に他社培地より有意に高いmPB由来CD34+ 細胞(A)および総有核細胞(TNC)の増殖率(B)、ならびに>80%のTNC生存率(C)が得られました。総生細胞のTNC集団に占める増殖サブセットの割合は、CD34+細胞が>60%(D)、CD34+CD90+CD45RA– サブセット細胞(E)は StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)使用時に有意に高い割合を示しました。本試験は、3名のヒトシングルドナー由来の純化 CD34+ mPB サンプルをStemPro HSC Expansion Medium(Prototype)(StemPro HSC Basal Medium and 50X Supplement)および3種類の他社培地にて、全培地にサプリメントとしてSCF、Flt3L、TPO、IL-3、およびIL-6 サイトカインを添加し、培養しました。細胞を7日間培養後、TNC数および生存率(%)は Invitrogen™ Countess™ II 自動セルカウンターで定量。表示のエラーバーは、標準偏差(A–C)および標準誤差(D–E)を示しています。
製品名 サイズ 製品番号 価格 StemPro HSC Expansion Medium(Prototype)※ 500 mL CB18003L1 ¥52,400
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StemProHSC
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TNC expansion
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CD34+ expansionA
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StemPro HSC Supplier 1 Supplier 2 Supplier 3
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% CD34+ cells
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HS bFGF, 37˚C
HS bFGF, 4˚C
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[bFGF] (pg/mL)
Native bFGF, 37˚C
Native bFGF, 4˚C
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37℃でも長時間活性を維持するbFGFHeat Stable Recombinant Human bFGF
天然型bFGFは、通常の細胞培養条件下で非常に不安定であり、半減期は8時間未満です。Gibco™
Heat Stable Recombinant Human bFGF(HS
bFGF)は、細胞培養条件下でも優れた安定性を発揮するようデザインされており、80%以上の活性を37℃で少なくとも72時間維持します。
● 優れた性能 : 人工的な高濃度で使用することなく生物活性を維持
● 使い易さ : 現在使用中のbFGFの代替として、プロトコルに容易に置き換え可能
● 妥協なき進歩 : 天然型bFGFとの配列相同性 >90%、ヘパリンとFGF 受容体の結合部位をそのまま維持
HS bFGFは37℃でもbFGFの活性を安定に維持
80%を超える生物活性を維持
製品名 サイズ 製品番号 価格
Heat Stable Recombinant Human bFGF 5 ug PHG0367 ¥15,400
50 ug PHG0368 ¥81,500
100 ug PHG0369 ¥109,500
図1 細胞増殖解析においてHS bFGFは天然型bFGFよりも優れた活性を維持
PrestoBlueを用いてBalb/3T3 細胞の増殖解析を行い、活性を測定しました。10ng/mLのHS bFGF 溶液(左)および天然型bFGF 溶液(右)を、Balb/3T3細胞培養に使用(用量を段階的に増加)する前に、4℃(無ストレス下)または37℃(熱ストレス下)で72時間保存しました。
図2 HS bFGF は、72時間の熱ストレス後に天然型タンパク質より優れた活性を維持
PrestoBlueを用いてBalb/3T3細胞を測定しました。測定は4℃(無ストレス下)で保存した同一溶液との比較で行い、活性(%)は熱ストレス後に維持された活性の相対値を表しています。10ng/mLのHS bFGFおよび天然型 bFGF溶液は、Balb/3T3細胞培養に使用する前に、4℃または37℃で72時間保存しました。
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Heat Stable bFGF
bF
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Native bFGF
※本製品はプロトタイプで、現在、実時間安定性および品質保持期間に関する試験を実施中です。
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高性能オールインワン蛍光顕微鏡EVOS M7000 Cell Imaging System
Invitrogen™ EVOS™ M7000 Cell Imaging Systemは、生細胞イメージング、タイムラプス、画像タイリング、Z-スタック撮影をはじめとした高度なイメージング解析に応える蛍光顕微鏡です。デジタル倒立顕微鏡の全ワークステーション機能をコンパクトなサイズに統合し、直感的な操作で自由自在なイメージングを可能にします。
● 高画質化 : 高感度なCMOSカラーカメラと、高解像度のCMOSモノクロカメラを搭載
● スループットとデータ品質を向上 : スキャン速度とオートフォーカス機能を強化。3色の蛍光撮影を96ウェルプレート全ウェルで行う場合、5分以内でスキャンが完了
● 高度な画像解析に対応 : 2D、3D細胞イメージングのための包括的な解析ツール、Invitrogen™ Celleste™ Image Analysis Software をオプションで提供
● 生細胞イメージングに対応 : 生細胞イメージング時の環境条件を高精度に制御する専用インキュベータ、Invitrogen™ EVOS™ Onstage Incubator(オプション)に対応
幅広いニーズに対応する柔軟性
製品名 対物レンズ ライトキューブ 電動 XYステージ カメラ 参考価格
EVOS M7000 Cell Imaging System 4X Ph GFP 電動 カラー&モノクロ ¥7,700,000
10X FI RFP 切り替え 20X FI DAPI 40X FI
豊富な種類をラインアップした交換可能なLEDライトキューブ、デュアルカメラ(モノクロとカラー)、1.25倍から100倍まで選べる対物レンズ、および複数のベッセルホルダーで、多様な研究ニーズに最適なシステムをカスタマイズできます。
Ordering information(組み合わせ例) 下記は一部の例です。多数のアクセサリーパーツからカスタマイズできます。
3T3細胞から脂肪細胞へ分化させた細胞。60X の対物レンズ、DAPI、GFP、RFP用ライトキューブを使用して撮影
ラット腸組織のFFPE切片、20Xの対物レンズを使用して撮影 タッチパネルで直感的に操作ができるインターフェース
神経幹細胞コロニー、10Xの対物レンズ、GFP、RFP用ライトキューブを使用して撮影
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Technical Review
3次元培養細胞の蛍光検出をシンプルに
低い交叉性で抗体検出をサポート
バイアビリティ、増殖、そして健全性をシンプルにモニタリング
従来の2次元(2D)培養の細胞モデルは、生体内の細胞反応における環境条件の多くが欠損しており、生理的、生物学的設定が大きく異なっています。現在、多くの研究者は3次元(3D)培養細胞のモデルに変換しつつあり、それらはオルガノイドやスフェロイド系と呼ばれています。3D培養系は、ドラッグディスカバリーや毒性学や疾患モデリングなど、多くのアプリケーションで大きなポテンシャルを有しています。またこのモデルは、複雑な生理学的イベントへの理解を高める機会となります。3D培養における細胞の成長は、一般的に、より生物学的となり、形態的にも機能的にも2D培養とは異なります。しかしその培養には時間とリソースを大きく投資する必要があります。サーモフィッシャーサイエンティフィックは、2D培養で得られた信頼性の高い解析ツールを容易に3Dモデルシステムに適応することで、新しい発見をサポートします。
免疫蛍光検出は、多くの疾患状態の研究における基本的な技術です。一次抗体を細胞の標的タンパク質と結合させ、蛍光標識した二次抗体で検出します。3D培養細胞は2D培養細胞よりも高密度であり、標識が難しく、最適化には細心の注意が必要となります。一般的には、蛍光のバックグラウンドの増加と標識の不均一性が問題となります。これらを解決する一つの方法は、直接標識です。この方法を使えば、
最適化の複雑性が軽減されます。なぜなら交叉性を考慮せずに複数の一次抗体を同時に使うことができ、非特異的なバックグラウンド問題を多くの場合に軽減できるからです。I n v i t r o g e n ™ Z i p A l e x a F l u o r ™
Antibody Labeling Kitsを使えば、使用する一次抗体を簡単に迅速にラベルでき、バックグラウンドの低い3D培養細胞の蛍光検出が行えます(図1)。
オルガノイドやスフェロイドには、酸素や栄養や代謝が異なるゾーンが存在するので、機能的に2D培養細胞モデルとは異なります。コア部分の多くでは、アポトーシスやネクローシス領域が観察されるにもかかわらず、末端領域では細胞増殖が検出されます。 シンプルなl ive/dead Assayで、オルガノイドやスフェロイド構築や健全性をモニターできます(図2)。ミトコンドリアは、細胞の生死において中心的な役割を果たします。心臓疾患におけるミトコンドリアの機能不全を問題視する研究が増えています。3Dモデルシステムにおいて、ミトコンドリアの健全性を細胞死のコンテクストにより基本的にモニターできます(図3)。
3D細胞構造を適切な生理学的形態で維持することは、実験成功の最善の方法となり得ます。サーモフィッシャーサイエンティフィックのパワフルなイメージングとハイコンテント解析プラットフォームをこれらの試薬に組み合わせて用いることで、理想的なオルガノイドやスフェロイドの解析が実現します。
図1 HeLa細胞スフェロイドをAlexa Fluor 647で標識したKi67抗体で染色( Zip Alexa Fluor 647 rapid labeling kitを使用)
細胞は、Thermo Scienti�c™ CellInsight™ CX7 LZR high-content analysis(HCA)のコンフォーカルモードで撮影
図2 生きたままのA549細胞スフェロイドをInvitrogen™ LIVE/DEAD™ Cell Imaging Kit で染色
CellInsight CX7 LZR HCAプラットフォームのコンフォーカルモードで撮影。多くの死細胞が3D培養細胞の中心で観察されました。
図3 スフェロイドにおけるミトコンドリアの健常性とアポトーシスのモニタリング
スフェロイドを異なる濃度のニクロスアミドで2 4時間処理後、Invi trogen™ MitoTracker™ Orange dye と Invitrogen™ CellEvent™ Caspase-3/7 Green Detection Reagentで染色し、CellInsight CX7 LZR HCAプラットフォームで撮影。ニクロスアミドの濃度上昇により、ミトコンドリアの脱分極(緑)が誘導され、アポトーシスが増加。
Control 2.5µM niclosamide
図4 Invitrogen™ CellROX™ Deep Red Reagentによるスフェロイドの染色
HeLa 細胞スフェロイドを10 µMメナジオンで事前処理なし(A)、もしくは処理しました(B)。酸化ストレスを受けた細胞は赤く染まっています。生細胞の核を青く染めています。
A B
HeL
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ids
A5
49
sp
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ids
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Applied Biosystems™ TaqMan™ アッセイ
Applied Biosystems™ Clariom™ アッセイ
Ion Torrent™ NGS テクノロジー
● 200万種類を超える設計済みアッセイやカスタム設計であらゆる遺伝子に対応
● ほとんどのRefSeq データベース内のヒト、マウスおよびラット遺伝子を網羅
● 28 生物種や複数の病原体に対応する簡便なアッセイ
● デジタルPCRは絶対定量が可能
● わずか100 pgのトータル RNA、もしくはたった10個の細胞から発現プロファイルを生成
● Clariom D アッセイは、コーディングとロングノンコーディング遺伝子、エクソンおよびスプライスバリアントを包括的に解析
● Clariom S アッセイは、注釈付き遺伝子を迅速解析
● Ion AmpliSeq™ テクノロジーで、わずか 1 ng RNA から解析可能
● バイオマーカー発見を加速する I on GeneStudio™ S5 シリーズを活用
● RNA サンプルから2日間足らずでデータ提供
● マウスやヒトに対するIon Ampl iSeq Transcriptome Assayを提供
● Plug-inソフトウェアで簡単解析
遺伝子発現ソリューション選択ガイド 遺伝子発現解析におけるプロファイリング、検証およびスクリーニングなどには、高品質なソリューションが求められます。これに対する解析用テクノロジーは、デジタルPCR、リアルタイム PCR、マイクロアレイ、次世代シーケンシング(NGS)などの多岐に亘ります。サーモフィッシャーサイエンテフィックは、この分野における豊富な経験と高い技術で高精度の遺伝子発現ソリューションを幅広く提供しています。ここではプロジェクトに適した遺伝子発現テクノロジーを選択するための指標やテクノロジーの特徴とともにサンプル調製試薬などを紹介します。
遺伝子発現ソリューションの選択ポイント 発現解析遺伝子のターゲット数や解析時間と各テクノロジーの対応を下記に示します。
遺伝子発現テクノジーの概要
デジタルおよびリアルタイム PCR
次世代シーケンシング
マイクロアレイ
各テクノロジーの選択ポイントをリストアップしています。プロジェクトに合ったテクノロジーを選択してください。
MORE
INFO 詳細は、ウェブの選択ガイド小冊子をご覧ください → www.thermofisher.com/jp-gesol
ターゲット数1 10 100 1K 10K 25K 540K
フォーマットシングルチューブ
TaqMan アッセイTaqMan アレイプレート
(96ウェルおよび384ウェル)TaqMan
アレイカードOpenArrayプレート(3,072ウェル)
Ion AmpliSeq パネルIon AmpliSeq
トランスクリプトーム キットClariom S
遺伝子 レベルアッセイIon Total RNA-Seq
全トランスクリプトーム キットClariom D
トランスクリプトーム レベルアッセイ
1ランあたりのターゲット数 数個 8 - 95 12 - 384 18 - 896 12 - 1,200 超 >20,000 >20,000 >90,000 >540,000
1日あたりのサンプル解析数
最大 384最大 384/768
(Fast モード)最大 32 最大 800 最大 192
最大 26
(Ion 550 chipの場合)最大 192
最大 32
(ヒト、マウスでは 3 ~ 4)最大 48
遺伝子発現ワークフロー最適化のためのサンプル調製RNA抽出キット
分析対象である核酸の品質は、その後のアプリケーションの結果に影響を与えることがあります。サンプルに適した試薬やキットをご利用ください。
Invitrogen™ TRIzol™ 試薬
Invitrogen™ PureLink™ キット
Applied Biosystems™ MagMAX™ キット
Invitrogen™ Cells-to-CT™ キット
大量の組織を処理 さまざまなサンプルからRNAを迅速に分離 RNAおよびDNAのハイスループット精製 遺伝子発現解析のための細胞処理
調製時間 60分 20分未満 45分 10分
サンプルの種類 大部分のサンプル、特に難溶解性サンプル 細菌、体液、血液、細胞、酵母、植物、組織 細胞、血液、植物 培養細胞
スタート量 組織 100 mg 細胞 107 個
細胞 108個、組織 200 mg植物組織 250 mg血液 0.2 mL、酵母細胞 5×108 個細菌細胞 109 個
組織 100 mg細胞 5×106 個 細胞 1 -105 個
収率 上皮細胞 1×106 個で8 -15 µgタバコの葉 73 µg
最大 350 µg サンプルによって異なる -
ハイスループット対応 - 対応 対応 対応
精製方法 有機試薬抽出 シリカメンブレンスピンカラム/フィルタープレート 磁気ビーズ 粗溶解物
逆転写酵素 RNAの品質評価および定量
Invitrogen™ SuperScript™ RTシリーズは、50,000報を超える学術文献に引用され続け、多くの研究アプリケーションをサポートしています。当社最新のSuperScript IV RT は、熱安定性、処理能力、cDNA 収率が向上し、解析が難しいRNAサンプルに対しても優れた性能を発揮します。詳細はこちらから → www.thermofisher.com/superscript
使いやすいInvitrogen™ Qubit™ 4 フルオロメーターと、RNAの品質評価と定量やssDNA、dsDNA、タンパク質定量用のQubit 定量アッセイ試薬を組み合わることで、高感度で特異性の高い核酸定量が行えます。標的分子に固有な蛍光シグナルを検出し、少量の貴重なサンプルに適しています。詳細はこちらから → www.thermof isher.com/qubit
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ハイスループット遺伝子解析をより強力にサポート
シーケンシング試薬のゴールドスタンダード
シーケンス反応物精製を簡単・迅速に
3730xl ジェネティックアナライザ (Latest Version)
BigDye Terminator v3.1 & v1.1 Cycle Sequencing Kit
BigDye XTerminator Purification Kit
遺伝子解析研究を長年に亘って支えてきたApplied Biosystems™ 3730xl ジェネティックアナライザをアップグレードしました。48本と96本キャピラリの両方に対応する柔軟性と最新技術の固体レーザーを搭載し、ハイスループット解析に最適なソリューションを提供します。従来通りの48時間ハンズフリー自動化、最大16枚のサンプルプレート(96および384ウェル)を収容可能なプレートスタッカーはそのままに、ハイスループットな遺伝子解析を強力にサポートします。
Applied Biosystems™ BigDye™ Terminator v3.1 CycleSequencing Kit
de novo シーケンス、リシーケンス、およびPCR産物、プラスミド、フォスミド、 BAC テンプレート使用に適した、確実で柔軟なケミストリーを提供
Applied Biosystems™ BigDye™ Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit
プライマー近傍で最適なベースコールを必要とするアプリケーションや、高速電気泳動による短いPCR産物テンプレートのシーケンスに適応
Applied Biosystems™ BigDye™ XTerminator™ Purification Kit は、DNA
シーケンス反応に使用されなかった残存色素や塩を、迅速に除去します。ハンズオンタイムはわずか10分程度、クリーンアップは40 分程度で完了し、しかも操作はシンプルです。
● 1ユニットで、48本と96本キャピラリの両方に対応● 固体レーザー採用で、レーザー寿命を長期化● 便利なThermoFisher Connectクラウドに対応● Windows10 対応
製品名 サイズ 製品番号 価格 3730xl LV ジェネティックアナライザ 一式 3730xlLV-100 お問い合わせ
3730xl LV アップグレードパッケージ※ 一式 A41978LVUPG-100 お問い合わせ
製品名 サイズ 製品番号 価格 BigDye Terminator v3.1 Cycle Sequencing Kit 100 反応 4337455 ¥154,000
BigDye Terminator v1.1 Cycle Sequencing Kit 100 反応 4337450 ¥154,000
※両製品とも24反応、1,000反応などのサイズ違いがあります。詳細はウェブでご確認ください。www.thermofisher.com/sangersequencing
製品名 サイズ 製品番号 価格 BigDye XTerminator Purification Kit 100 反応 4376486 ¥30,000
※1,000反応などのサイズ違いがあります。詳細はウェブでご確認ください。www.thermofisher.com/sangersequencing
User's Voice
藤井 亮 氏(Axcelead Drug Discovery Partners株式会社 統合生物 主席研究員)
再現性の高いトランスクリプトーム解析を創薬に積極活用Ion AmpliSeq Transcriptome Assayシステムと次世代シーケンサで解析を効率化
医薬品創出に関わる国内外の製薬企業、バイオベンチャー、アカデミアや公的研究機関などの多種多様な顧客に対し、さまざまな疾患に対する初期探索研究から候補化合物の最適化、さらには臨床開発の橋渡しのプロセスまで、それぞれのニーズにあわせたサービスを提供するAxcelead
Drug Discovery Partners。統合生物グループの藤井亮氏らは、細胞やモデル動物、臨床検体を使って作用機序の解明や薬理作用の確認、さらにリード化合物の最適化などにおける評価指標の一つとして遺伝子発現解析を実施しています。「これまではTaqManアッセイで限られた遺伝子の発現解析を行っていましたが、ヒト用とマウス用のキットがそれぞれ準備されているIon AmpliSeq™
Transcriptome Assayシステムを使い網羅的に遺伝子発現解析を行うことで、情報の量と質が向上しました」と語ります。
わずか10ngのRNAから網羅的遺伝子発現解析が可能
Ion AmpliSeq Transcriptome Assayシステムは、次世代シーケンサを使って一度に 20,000種を超えるヒト、あるいはマウスの遺伝子発現解析を行うアッセイです。「わずか10ngのトータルRNAから、rRNA
を除去せずに簡便に解析できて便利ですね。通常96ウェルプレートで細胞を培養し、評価対象の化合物の種類や濃度を変
出ている様です。開発の初期段階で、この解析法で確認しておけば効率的な創薬がサポートできるはず」と語ります。
創薬研究統合型サービスで創薬を加速
「創薬の成功には、一つの分野を深める専門性だけでなく、統合力が必要だと思っています。例えば、当社が提案する統合型サービスの第一段階のステップにおいて、国内最大級の大規模化合物ライブラリを基盤にしたハイスループットスクリーニングを行えば、短期間かつ高い成功率でヒット化合物の同定が可能になります。Axcelead Drug Discovery Partnersは武田薬品工業からspin-outして誕生した会社であり、武田薬品時代に蓄積した膨大な創薬データを活用できます。また多数の臨床開発化合物や上市品の創出に携わった豊富な知識や経験と質の高い技術、専門性を活かし、創薬およびヘルスケアにおける新たなアプローチ創出をサポートしていきます」と藤井氏は今後の展望を語ります。
えて添加しますが、1ウェルで解析に必要なRNAをほぼ回収できます。また従来のTaqManアッセイとの互換性が良く、実験系の移行もスムーズです。しかもマイクロアレイよりもダイナミックレンジが広いので、2015年ころからIon AmpliSeq
Transcriptome Assayを遺伝子発現解析のプラットフォームにしています」と藤井氏。さらに「この製品は、1遺伝子あたり1か所で解析するので、一般的なRNAseqよりもデータ量が比較的コンパクトでデータ解析がシンプル。シーケンスはIon Proton
システムを使って1日に2回のランで16サンプル解析でき、最適化されたPlug-inのソフトウェアを使ってデータ解析するので手間がかからず、テクニカルサポートのアドバイスも的確」とワークフロー全体の利便性に言及します。またデータの再現性については、「異なる実験で、たまたま同じポジティブコントロールサンプルを解析していたことがありました。この時、2つのデータがあまりにも似ていたので、一瞬同じデータと勘違いしたことも」とエピソードを語ります。藤井氏は、注目を集める核酸医薬品に対するオフターゲットの確認にもトランスクリプトーム解析は有用だと考えています。「例えば核酸医薬品は、開発段階でゲノム上のユニークな配列を選び出し、それをターゲットにアンチセンスDNAを合成しますが、実際に細胞やモデル動物でその作用を確認すると、思わぬオフターゲット効果や想定以外のシグナル伝達経路へ影響が
藤井氏(前列右)とスタッフの皆さん
網羅的遺伝子発現解析を次世代シーケンサでIon AmpliSeq Transcriptome Gene Expression Assay
Ion AmpliSeq Transcriptome Gene Expression Assay(ヒトまたはマウス)は、微量サンプルの遺伝子発現解析を、高速かつ低価格で行うための製品です。20,000を超える RefSeq 遺伝子を1本のチューブで同時に増幅でき、わずか0.1 ngのトータルRNA(高純度RNAの場合)から解析できます。解析には自動化された高速ワークフローを実現する次世代シーケンサIon GeneStudio S5 シリーズを使えば、規模に合わせて柔軟に対応します。
製品名 サイズ 製品番号 価格
Ion AmpliSeq Transcriptome Human Gene Expression Kit 24 反応 A26325 ¥285,000
Ion AmpliSeq Transcriptome Mouse Gene Expression Kit 24 反応 A36553 ¥285,000
NEW!
※ハードウェアアップグレードキット、インスタレーションキット、設置、基本取扱説明付
Technical ReviewUser's Voice
五嶋祐介 氏(岩手県中央家畜保健衛生所病性鑑定課ウイルス担当主任獣医師)
ウシ呼吸器病関連ウイルスをリアルタイムPCR法で効率的に検出8種類のDNA・RNAウイルスを2本のチューブで迅速・低コストでスクリーニング
12 13
遺伝子発現解析におけるPowerUP SYBR Green Master Mixの強力なプライマーダイマー形成抑制について
[ 実験 1 ] 28種のプライマーセットを使って、テンプレートDNAの代わりにNuclease Free Waterを加えたNo Template Control反応系を、96ウェルプレートでn=3で測定しました。PowerUp SYBR Green Master Mixは、他社製品よりも増幅が著しく抑えられており(図1)、増幅したプライマーセットでもCt値は35サイクル以上でした。
図2 2種類の遺伝子(VEGFCとTCF25)の増幅にける融解曲線と増幅産物の電気泳動
融解曲線(左)と電気泳動(右)の結果から、他社2種類のマスターミックスではプライマーダイマーの増幅が確認されました(赤い矢印)。電気泳動のサンプルは、1: PoweUp SYBR; 2: A社マスターミックス、3: B社マスターミックス。実験条件は、リアルタイムPCR機器: QuantStudio5、ラン条件: 各試薬の推奨条件で実施、プライマー最終濃度: 800nM(PowerUp SYBR)、300nM(他社)、電気泳動: E-Gel 2% agarose gel で実施。
図1 No Template Control反応系における増幅結果
弊社マスターミックス、中央と右は他社マスターミックスの結果です。45サイクル測定し、増幅が観察されたウェルのみ色つきでCt値を示しています。濃い色ほど、早いサイクルでの増幅を示します。
■Ct 30-35 ■Ct 35-40 ■Ct 40-45
PowerUp SYBR Green Master Mix
VE
GF
C(
NM
_00
54
29
.2)
VE
GF
C(
NM
_00
54
29
.2)
A社マスターミックス B社マスターミックス
PowerUp SYBR A社マスターミックス B社マスターミックス
[ 実験 2 ] 実験1のプライマーセットから2種類の遺伝子について、No Template ControlおよびcDNA添加(50ngから6段階の10倍希釈系列)でリアルタイムPCRを実施しました(図2左)。PCR後の反応物を電気泳動で確認したところ(図2右)、他社製品ではNo Template
Controlでプライマーダイマーのバンドが検出されましたが(赤矢印)、 PowerUp SYBR Green Master Mixでは目的の産物(黒矢印)のみ検出されました。以上により、他社製品では目的の産物と共にプライマーダイマーが検出されるため、定量性への影響が示唆されましたが、PowerUp SYBR Green Master Mixはプライマーダイマー形成を強く抑制し、定量性に影響しないことが示唆されました。
遺伝子発現解析において、SYBR Greenなどの二本鎖DNA結合色素を使う場合、プライマーダイマー形成に注意が必要です。プライマーペアの間に部分的な相同性があれば、プライマーダイマーが形成され、場合によってはCt値がシフトして解析結果を歪めてしまうことがあります。Applied Biosystems™ PowerUp™
SYBR Green Master Mixは、2種類のHot Start を含むDual-Lock™ Taq DNA Polymeraseを採用し、非特異的な増幅を抑え、より正確な測定結果を提供します。ここではプライマーダイマー形成におけるPowerUp SYBR Green Master Mixと他社SYBR Green Master Mixとの性能比較を報告します。
製品名 サイズ 製品番号 価格
PowerUp SYBR Green Master Mix 5mL A25742 ¥36,800
※異なるサイズはwebでご確認ください。2019年3月22日まで[20%OFFキャンペーン]中です。詳しくはこちらから → www.thermofisher.com/jp-dls
- 35.1 - 35.9 40.1 39.8 - - - - - -
- - - - 44.4 - - - - - - -
- - - - - - - - - - - -
- - 42.4 - - 43.3 - - - - - -
44.4 - - - - - - - -
- - - - - - - - 37.4
- - - - - - - - -
- - - - - - 39.3 44.7 40.3
34.6 34.3 33.6 33.9 33.3 33.7 39.6 38.2 - - 37.3 37.2
- - 40.5 40.0 37.0 35.4 37.0 38.8 43.0 36.0 37.1 36.4
37.0 35.2 36.8 33.0 32.3 33.0 - 36.6 36.8 36.1 35.1 36.2
31.8 32.0 32.2 35.2 36.0 34.3 - 37.0 - - - -
35.3 35.6 35.7 - 37.7 - - 37.1 37.2
- - 39.0 33.9 32.7 32.7 32.4 32.9 32.3
33.8 33.1 31.6 32.9 32.8 31.7 - - -
36.5 35.3 35.4 - 37.3 - 32.9 31.2 31.6
36.4 35.2 34.0 - 35.3 37.1 - - - - - -
- - - - - - - 40.6 43.0 - - -
37.3 - - - - - - - 37.2 - - -
37.0 35.2 34.2 44.1 43.4 36.5 - 40.4 44.0 - - -
35.1 36.9 36.5 - - - - 40.1 37.0
- - - - - - 36.1 37.2 35.7
38.6 36.0 43.1 - - 37.0 - - -
- 35.3 39.2 - - - 36.3 34.9 36.5
PowerUp SYBR A社マスターミックス B社マスターミックス
アッセイセット BRDCに関与する主なウイルス アッセイ中の蛍光色素
Aセット
牛アデノウイルス FAM
牛トロウイルス JOE
牛コロナウイルス TAMRA
牛ウイルス性下痢ウイルス JUN
ー MUSTANG PURPLE※
Bセット
牛伝染性鼻気管炎ウイルス FAM
牛RSウイルス VIC
牛パラインフルエンザウイルス3型 TAMRA
D型インフルエンザウイルス JUN
ー MUSTANG PURPLE※
岩手県中央家畜保健衛生所の五嶋祐介氏は、家畜のウイルス感染症に対する迅速で的確な診断法の開発を進めています。「現場の獣医師から依頼された検体から、感染ウイルスを迅速に特定することは感染拡大の阻止の面から重要であり、コストを抑えたスクリーニング系を開発中」と語ります。五嶋氏は現在、マルチプレックス・リアルタイムPCR(qPCR)による遺伝子発現解析のアッセイ系を検証中で、「8
種類のウイルス遺伝子を2本のチューブで一度に解析でき、しかもDNAウイルス・RNAウイルスを同時に解析できる」とその利点を説明します。
ウシ呼吸器病症候群への迅速な対応のために
ウシ呼吸器病症候群(BRDC)はさまざまな要因で免疫力が低下したウシに各種ウイルスが感染、さらに細菌が二次感染することで引き起こされる複合疾患で、ウシの死因の上位を占めます。「convent ional
RT-PCR法では、ウイルスを1種類ずつ解析するので、複数の候補ウイルスを調べる
だったため、1種類のレポーター色素だけはROXよりも長波長側を使う必要がありました。TaqPathマスターミックスに替えたことで、ROXのチャンネルをTaqMan JUN-
QSYプローブに割り当て、JUN-QSYの追加もスムーズにできました。またノイズも少なくなりました。実際に既知濃度のウイルスを段階希釈して、すべてのウイルスで4プレックスと1プレックスのアッセイを比較しましたが、検出感度は同等でした」と続けます。マルチプレックスアッセイで手間が省ける上、1検体あたりのアッセイ数が減るのでコストも従来法の3分の1以下に抑えることができるそうです。
野外サンプルの検証で有用性を確認
「さらに従来法で測定した昨年度の野外材料(鼻腔スワブ)111サンプルを、開発中のアッセイ系で検証しました。すべての検体で昨年と同じウイルスを検出できただけでなく、昨年度は判断できなかった検体からもウイルスを検出できました。このアッセイは、従来法よりも同等以上の検出能力を備えているようです。また今年度のサンプルから、話題のD型インフルエンザのウイルス遺伝子を検出できました。確定診断にはウイルス分離、中和試験などを行う必要があり、1週間から10日程かかりますが、qPCRを使えば候補ウイルスを当日中に把握でき、その後の診断や対策にも活かせます。今後、この系をさらに洗練させるとともに、消化器系感染症のアッセイ開発も手掛けたい。さらに使いやすく、現場に役立つ感染症のスクリーニング系を構築したい」と五嶋氏は今後の展望を語ります。※ウェル間の蛍光補正用のPassive Referenseとして、TaqPathマスターミックスに含まれています。
には複数本のチューブに分けて実施する必要があります。さらに電気泳動のバンドで増幅を確認しますが、バンドの濃淡からは正確な定量は難しい。そこでTaqMan法をベースにマルチプレックス・qPCRの利用を考えました」と五嶋氏は研究のきっかけを話します。
マルチプレックスRT-qPCRで手間とコストを削減
「アッセイ対象は、BRDCに関与する主なウイルス8種類とし、そのうち2種類がDNAウイルス、6種類がRNAウイルスです。既報のプライマープローブの組み合わせを参考にアッセイ系を構築(表参照)し、マスターミックスにはTaqPath 1-Step Multiplex
Master Mixを使って、RNA逆転写反応を含めた1-Step-qPCRの温度条件を実施しました。マスターミックスのリファレンス色素は長波長のMUSTANG PURPLEなので、4種類のTaqManプローブにはそれよりも短い波長のレポーター色素が使え、感度良く解析できます。当初検討したマスターミックスのリファレンス色素はROX
4遺伝子までのリアルタイムPCRを感度よくTaqPath 1-Step Multiplex Master Mix
Applied Biosystems™ TaqPath™ 1-Step Multiplex Master Mixは、1本のチューブで異なる4つのRNA(もしくはDNA)ターゲットに対するリアルタイムPCRを再現性良く高感度に行うためのマスターミックスです。パッシブレファレンス用に長波長のAppl ied Biosystems™
MUSTANG PURPLE™ 色素を含み、阻害剤への高い抵抗性を有しています。
製品名 サイズ 製品番号 価格
TaqPath 1-Step Multiplex Master Mix 5 × 1 mL A28526 ¥189,800
5 pg cDNA
5 pg cDNA
No Template
Control
No Template
Control
1 2 3
1 2 3
1 2 3
1 2 3
100 bp
100 bp
14 15
いつ行く? どうする? 海外留学
31ゲノム進化から迫る一万年の人類史
Title Number
斎藤成也 氏(国立遺伝学研究所集団遺伝研究部門 教授)
いつ、どこから、日本列島に人類が渡り、交じりあい、独特の集団「ヤポネシア人」を形づくったのか。文部科学省新学術領域研究、通称「ヤポネシアゲノムプロジェクト」を率いる斎藤成也氏は、古代人のゲノム配列の解析に加え、考古学や言語学からも、その謎に迫っています。基礎となる解析手法「近隣結合法」は、博士課程の留学中に開発したもので、1987年の発表以来5万件以上と引用され続けています。斎藤氏に留学中の研究と進行中のプロジェクトについて伺いました。
進化は淘汰の結果か、偶然の積み重ねか。知を求め米国へすべての学問は理系のロジックの上に成り立つと考え、大学で理系に進んだ斎藤氏は、興味の赴くままに言語や歴史、生物など多分野の専門書を読み込み、大学院の講義に潜り込みました。最終的に進んだのは、生物学科の人類学コース。研究室には土器が並び、歴史と生物、双方への興味を満たせると確信したそうです。特に人類の進化への興味は強く、「木村資生先生の中立進化説に心酔する一方で、ダーウィンの自然淘汰説に疑問を感じ、機会がある度に周りに意見を求めました」と語ります。進化とは、偶然残った変異が蓄積されてきたのではないか。この疑問は留学先選びにも影響しました。「入学した大学に幻滅したので、留学の準備は学部の頃から始めていました。当時、進化学は自然淘汰論一色。しかし、テキサス大学の根井正利先生は、中立論を支持する研究を展開していました」。東京都立大学に講演に来た根井氏に留学の意思を伝えると、話はとんとん拍子に進みました。東京大学の博士課程入学後すぐに、フルブライト奨学金を手に、テキサス大学ヒューストン校生物医科学大学院に飛びたちました。
人類学の中心で、自身の立ち位置を問う米国での4年間で、斎藤氏は3つの大きな成果を残し、Ph.D.を得ました。1つめは「インフルエンザウイルスの配列解析」。ようやく読まれ始めたウイルスのゲノム配列を比較し、起源配列に変異が加わり、枝分かれしていく様子を解析しました。2つめはヒト・チンパンジー・ゴリラが分岐した時期を特定するために必要な配列データ量のシミュレーションによる推定、そして3つめが「近隣
結合法」の開発でした。分子系統樹を作成する進化距離行列を用いた解析法として、今も広く用いられています。「分子進化学の中心で、多くの刺激を受けました。データ解析を指導してくれた五條堀孝先生、多様な配列から起源配列へと逆のぼる考えを核に博士論文を組み立てていた田島文生先生、人類進化を牽引していたアラン・ウィルソン先生、そしてウィルソンラボの大学院生で、ミトコンドリアDNA配列から人類の起源に迫ったベッキー・キャン。論文を書いては関連する研究者たちに送り、意見を求めました」。引き留められつつも、86年に帰国。その理由は「これからの一万年の人類史を予言してゆくことこそ、自分が世界の人類学に貢献するためにすべきこと。競争が激しい米国に身を置くことで、そう気付いたから」と、振り返ります。
ゲノム配列を核にヤポネシア人の起源と成立の解明へ帰国後は、日本列島人の人類進化を中心としたさまざまな研究テーマに取り組んでいます。「現在、遺伝子発現を制御する非コードDNA領域の解析に力を入れています。ここには形態に関連する情報が含まれるはずと睨んでいます。また留学前に、国会図書館に10日程籠り、全国の電話帳からいくつかの苗字の地理的分布を調べて系統解析を行い、過去の集団移動を推定したことがありました。姓をヒトゲノムの配列データに置き換えれば、今の研究につながります。大量のゲノムを手軽に解析できるようになり、データが点から面、さらに時間軸を加え3次元へ拡張し、古代から現代までの日本列島各地の人々の移動が見えてくるはず」と目を輝かせます。斎藤氏が最近提唱するのは「三段階渡来説」。「縄文以前、弥生、そして古墳時代以降と3回にわたって外部から集団が渡ってきたとする仮説です。日本の弥生時代は、中国で周が殷を滅ぼした時期と重なります。衝突を避けた集団が日本に渡り、先住民の縄文人と交じわり、ヤポネシア人の祖が生まれたのかもしれない。今後は中国沿岸部のヒトゲノムデータと比較するなど、解析対象を広げ、人類の移動や特殊な日本語の成り立ちをゲノム進化で検証していきたい」。解析データの規模が拡大することで、推定内容の質は大きく向上します。斎藤氏は、幅広い学問の融合と共に今後の技術革新を常に取り入れ、人類史をはじめとした生命の歴史を描き出そうとしています。
1979年に東京大学理学部生物学科人類学課程を卒業。同大学大学院理学系研究科人類学専攻博士課程中に休学し、82年にテキサス大学ヒューストン校生物医科学大学院に留学、Ph.D.を取得。86年に東京大学へ戻り、87年に満期退学。同理学部生物学科で助手を経て、91年に国立遺伝学研究所へ移動し進化遺伝研究部門助教授、92年より現職。総合研究大学院大学生命科学研究科遺伝学専攻教授、東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻教授、日本学術会議連携会員を兼任。数々の学会機関誌の編集委員を務め、「日本列島人の歴史」、「核DNA解析でたどる日本人の源流」などの多くの著書や点描画の個展開催など、多方面で才能を発揮している。
Technical Review
ヘモグロビン測定におけるNanoDrop One 分光光度計の利用
赤血球中のヘモグロビンは、通常還元型の第一鉄状態( F e 2 +)で酸素と結合し、この状態で酸素と結合したオキシヘモグロビンは4 1 4、5 4 1、5 7 6 n mで吸光度のピークを示し、酸素に結合していないデオキシヘモグロビンは431nmで吸光度ピークを示します。また酸化型の第二鉄状態(Fe 3+)では酸素との結合能がないメトヘモグロビンとなり、406nmで吸光度ピークを示します。NanoDrop
O n e / O n e C 分光光度計のヘモグロビン定量用カスタムメソッドは、406、414、4 3 1、5 4 1、および5 7 6 n mで吸光度を測定します。またこのメソッドには、オキシヘモグロビン濃度算出用に414nmでの吸光係数524,280M -1cm -1と分子量6 4 . 5 k D a、デオキシヘモグロビン濃度算出用に吸光度4 3 1 n mでの吸光係数552,160M-1cm-1と分子量64.5kDaなどの計算式が含まれ、さらにスペクトル全
体に対し750nmでベースラインを補正し、360-500nm範囲のスロープベースライン補正に基づく分析波長補正が含まれています。このメソッド検証のため、MP
Biomedicals, LLCのヘモグロビン(カタログ番号100714/ロット番号 7541J)を測定しました。この製剤は、ヘモグロビン中の鉄が空気で酸化されるため、酸素結合能がないメトヘモグロビンとなっています。
標準溶液
平均値(A406) n=5
標準偏差 n=5
%CV
1 44.493 0.487 1.09
2 22.846 0.552 2.41
3 11.127 0.068 0.61
4 5.549 0.058 1.05
5 2.66 0.019 0.71
6 1.245 0.035 2.79
7 0.579 0.015 2.66
表1 NanoDrop One/OneCのヘモグロビンカスタムメソッドで測定したヘモグロビン標準液の測定結果
この製剤を含む溶液を8 m g / m Lから0.125mg/mLまで6段階で希釈して標準液を作製し、カスタムメソッドで5回測定しました。その結果、406nmにおける平均吸光度は、標準偏差0.015-0.552A、変動係数0.61-2.79%の範囲で測定できました(表1)。測定時の典型的な波長パターンを図1に示します。波長のピーク形状から、このサンプルはオキシヘモグロビンをほとんど含まず、メタヘモグロビンが主成分であることが示されました。
Thermo Scientific™ NanoDrop™ 超微量紫外可視分光光度計は、1-2µLの微量なサンプル中の核酸やタンパク質の測定に広く使われています。さらに本システムはヘキソキナーゼアッセイによるグルコース濃度やクロロフィルa/b濃度の定量など多様なアプリケーションにも柔軟に対応します。ここではさまざまな状態のヘモグロビンをカスタムメソッドを使って測定する方法を紹介します。
NanoDrop One/OneC 分光光度計のヘモグロビン定量用カスタムメソッドを使うことで、メトヘモグロビンを特異的かつ正確に定量できました。さまざまな状態のヘモグロビンを個別に定量することで、多くの臨床検査の精度に影響を与える、血清や血漿中の溶血を簡便に評価できます。詳細と他のアプリケーションは、ウェブをご覧ください。
● ヘモグロビン測定用のカスタムメソッド : www.thermofisher.com/jp-nanodrop-ap-hemoglobin● カスタムメソッドによるクロロフィルa/b の定量 : www.thermofisher.com/jp-nanodrop-ap-chlorophyl● ヘキソキナーゼアッセイによるグルコース濃度の定 : www.thermofisher.com/jp-nanodrop-ap-glucose
製品名 サイズ 製品番号 価格
NanoDrop One Microvolume UV-Vis Spectrophotometer with Wi-Fi 1 式 ND-ONE-W ¥1,750,000
NanoDrop OneC Microvolume UV-Vis Spectrophotometer with Wi-Fi 1 式 ND-ONEC-W ¥2,050,000
実験方法
結果
要旨
結論
図1 NanoDrop Oneで測定したメトヘモグロビンの典型的な吸光度スペクトル
406nmでピークを示し、オキシヘモグロビンに存在する541nmと576nmのピークは欠如しています。
還暦祝いに研究室メンバーから贈られた頭蓋骨模型。この模型は斎藤氏自身の画像データを基に作製されています。
細胞の写真を使って「一言」ボケる、『写真で一言』へたくさんのご応募をありがとうございました。初めての企画でしたが、予想を超える総数213件のハイレベルな作品が集まりました。その中から44作品をノミネート作品として選出し、皆様からの人気投票の結果、最優秀賞1作品と優秀賞9作品が選出されました。
がん研究や再生研究で注目を集める3D培養に関する最新情報をwebで発信中です(英語)。興味をお持ちの方、これから3D培養を開始予定の方、ぜひご覧ください。
● 世界の研究者インタビューwww.thermofisher.com/3Dculture
● 3D培養ラーニングコースwww.thermofisher.com/3Dlearningcourse
優秀賞9作品は、WEBでご覧いただけます。ぜひ研究者の"ボケ"
とは思えない!? 究極の「一言」をお楽しみください。www.thermofisher.com/jp-fluore-photo
INFORMATION
サーモフィッシャーサイエンティフィックライフテクノロジーズジャパン株式会社本社: 〒108-0023 東京都港区芝浦4-2-8 TEL.03(6832)9300 FAX.03(6832)9580ウェブサイト: www.thermofisher.com
販売店photographs: ryoichi morikawa(p02-03)art direction & design: opportune design inc. science writing: momoyo matsuyama / editing: yuko hashimoto
●記載価格は2019年3月現在の価格です。●消費税は含まれていません。●価格は予告なしに変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。●最新の価格および在庫数は、弊社ホームページ右上の"製品価格と在庫の検索"でご確認いただけます。●研究用にのみ使用できます。●診断目的およびその手続き上での使用は出来ません。●記載の社名および製品名は、弊社または各社の商標または登録商標です。●販売条件はこちらをご覧ください。www.thermo�sher.com/jp-tc
For Research Use Only. Not for use in diagnostic procedures. © 2019 Thermo Fisher Scientific Inc. All rights
reserved. All trademarks are the property of Thermo Fisher Scienti�c and its subsidiaries unless otherwise speci�ed.
TaqMan is a registered trademark of Roche Molecular Systems Inc., used under permission and license. Printed in
Japan. LSG052- A1903HS
NEXT バックナンバーは、こちらから → www.thermofisher.com/NEXT
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特集は、京都大学iPS細胞研究所の長船健二氏。再生能力が低く複雑な構造の腎臓再生に挑むきっかけや研究の進展を伺いました。新製品関係は、細胞培養用製品やオールインワン蛍光顕微鏡やキャピラリシーケンサなど。テクニカルレビューや遺伝子発現ソリューションガイドも掲載しています。人気の留学記は国立遺伝学研究所の斎藤成也氏。木村資生氏の中立進化説に心酔して留学先を選び、留学中に開発した「近隣結合法」は、現在までに5万件以上も引用され続けています。
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