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取扱説明書 超低温フリーザー MDF-C2156VA MDF-C2156VAN MDF-C2156V A 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。 製品保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任を負いません。 保証書別添付 このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。 取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。 ご使用前に「安全上のご注意」(46 ページ)を必ずお読みください。 保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説明書とともに大切に保管してください。

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取扱説明書

超低温フリーザー

MDF-C2156VA

MDF-C2156VAN

MDF-C2156VA

本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

製品保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任を負いません。

保証書別添付

このたびは、パナソニック製品をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。

取扱説明書をよくお読みのうえ、正しく安全にお使いください。

ご使用前に「安全上のご注意」(4~6 ページ)を必ずお読みください。

保証書は「お買い上げ日・販売店名」などの記入を確かめ、取扱説明書とともに大切に保管してください。

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もくじ

はじめに 3 ページ

安全上のご注意(必ずお守りください) 4 ページ

内容物を安全に保管するために(必読) 7 ページ

緊急時の対応 9 ページ

各部の名前とはたらき 10 ページ

本体 10 ページ

コントロールパネル 12 ページ

遠隔警報端子 13 ページ

アナログ出力端子 13 ページ

据付設置 14 ページ

据付場所の選びかた 14 ページ

漏電遮断器の設置 14 ページ

据付けのしかた 15 ページ

正しい運転のしかた 16 ページ

停電復帰後の動作 16 ページ

液晶表示部基本画面 17 ページ

コントロールパネルでできること 18 ページ

運転設定(MENU/Set) 18 ページ

キーロックのしかた(Key Lock) 19 ページ

キーロック解除のしかた(Key Lock) 19 ページ

各種設定(MENU/Log) 20 ページ

履歴の表示(Log) 20 ページ

各種設定(MENU/Tools) 22 ページ

初期設定(Tools/Default Setting) 22 ページ

日付、時刻、Log 周期の設定(Tools/Date Time) 23 ページ

キーロックパスワードの設定(Tools/Key Lock PW Setting) 24 ページ

警報ブザー 24 ページ

運転モニター機能(STATUS) 25 ページ

警報・保安機能および自己診断機能 25 ページ

お手入れのしかた 27 ページ

清掃のしかた 27 ページ

霜取りのしかた 27 ページ

凝縮器フィルターの清掃 28 ページ

故障かな?と思ったら 29 ページ

超低温フリーザーを廃棄するときは 30 ページ

庫内の除染 30 ページ

鉛蓄電池の廃棄 31 ページ

自記温度記録計の操作方法(別売品) 32 ページ

補助冷却装置 34 ページ

インターフェースボード(別売品) 36 ページ

保証とアフターサービス(よくお読みください) 37 ページ

安全確認書発行のお願い 37 ページ

安全確認書 38 ページ

仕様 39 ページ

性能仕様 40 ページ

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はじめに <取扱説明書について>

●ご使用の前に取扱説明書をよく読み、安全に関する指示事項には必ずしたがってください。 ●製品本来の使用方法および取扱説明書に規定した方法以外での使い方に関しましては、当社は安全性を保

証できませんので、注意してください。 ●取扱説明書は適切な場所に保存し、必要な時にいつでも参照できるようにしておいてください。 ●取扱説明書の内容は、製品の性能・機能の向上などによって将来予告なしに変更することがあります。 ●取扱説明書に乱丁・落丁などの不備がありましたら、営業所または販売店へ連絡してください。 ●取扱説明書の内容に関しては万全を期しておりますが、万一不備な点や誤り、記載もれなどにお気づきの場

合には、当社営業所または販売店へ連絡してください。 ●取扱説明書の全部または一部を無断で転載、複製することはお断りします。 <内容物の免責について> ●当社は、製品の故障に関して一定の条件下で修理を保証しますが、内容物である試料・試薬などについては、その責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

<貴重な内容物を守るために> ●本製品は医療・生物系の試料(細胞等)、試薬を低温環境で保存する専用機です。内容物の重要性レベルに

合わせて安全策をご提案いたしますので、当社営業員にお申し付けください。 ●本製品には各種警報、保安機能が装備されています。また、遠隔警報システムや自記温度記録計、メンテナ

ンスサービス制度等、別売品でご提案できますので、内容物を万一の事故から守るため是非ご採用ください。 <当社の個人情報保護指針> ●保証期間内の無料修理あるいはサービスの際にお受けしたお客さまのお名前、ご住所、お電話番号などの個

人情報は適切に管理いたします。また、お客さまの同意がない限り、業務委託の場合および法令に基づき必要と

判断される場合を除き、第三者への開示はおこないません。 <日本国外への輸出について> ●本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。製品

保証および修理対応は、日本国内においてのみ有効です。日本国外への輸出に関しては、当社は一切の責任

を負いません。 Microsoft とそのロゴ、Windows、Windows ロゴは、米国 Microsoft Corporation の米国及びその他の国におけ

る登録商標です。

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安全上のご注意(必ずお守りください)

人への危害、財産の損害を防止するため、必ずお守りいただくことを説明しています。

■誤った使い方をしたときに生じる危害や損害の程度を区別して、説明しています。

「死亡や重傷を負う恐れがある内容」です。

「軽傷を負うことや、財産の損害が発生するおそれがある内容」です。

■お守りいただく内容を次の図記号で説明しています。(次は図記号の例です)

してはいけない内容です。

実行しなければならない内容です。

気をつけていただく内容です。

注意

警告

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安全上必ずお守りください

電源コード・プラグを破損するようなことはしない

(傷つける、加工する、熱器具に近づける、無理に曲

げる、ねじる、引っ張る、重い物を載せる、束ねるな

ど)

傷んだまま使用すると、感電・ショート・火災

の原因となります。

コードやプラグの修理は、販売店にご相談

ください。

電源プラグのほこり等は定期的にとる

プラグにほこり等がたまると、湿気等で絶

縁不良となり火災の原因となります。電源

プラグを抜き、乾いた布でふいてください。

電源プラグは根元まで確実に差し込む

差し込みが不完全ですと、感電や発熱によ

る火災の原因となります。傷んだプラグ・ゆ

るんだコンセントは使用しないでください。

ぬれた手で、電源プラグの抜き差しはしない

感電の原因となります。

定格 20 A・三相 200 V の専用電源を使う

他の機器と併用すると、発熱による火災の

原因となります。延長コードも定格 20 A の

ものを単独でお使いください。

屋外で使用しない

雨水のかかる場所で使用すると漏電・感電

の原因となります。

据付けは、営業所または販売店に依頼する

ユーザーによる据付工事は、水漏れや感

電、火災の原因となります。

製品は、質量に十分耐える所に水平になるように据

付け、転倒防止の処置をする

強度不足や据付けが不完全な場合は、製

品の転倒によりケガの原因となります。

引火性・揮発性の物質がある場所には据付けない

爆発・火災の原因となります。

湿気の多い所や、水のかかりやすい場所に据付けな

絶縁低下から漏電・感電の原因となりま

す。

感電を防止するためにアース(接地)接続する

アース接続をしないと感電の原因となりま

す。アース接続ができない場合は、営業所

または販売店にアース工事を依頼してくだ

さい。

アース工事のアース線はガス管、水道管、避雷針や

電話のアース線に接続しない

感電の原因となります。

揮発性・引火性のあるもので、容器密封ができないも

のは、庫内に入れない

爆発・火災の原因となります。

通気孔や隙間にピンや針金などの金属、異物などを

入れない

感電の原因となったり、駆動部が動作して

ケガの原因となります。

毒性、病原性微生物等、有害な試料を扱う場合は、

定められた隔離施設内で使用する

誤った使用により、人体や自然環境に有害

な影響をおよぼす原因となります。

お手入れや整備・点検のときは、電源スイッチを停止

にして、電源プラグを抜く

感電やケガの原因となります。

製品のお手入れの際、手袋やマスクを着用する

付着している薬品の接触や、粉塵等の吸

引により健康を害する原因となります。

警告

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安全上のご注意(必ずお守りください) つづき

製品に直接水をかけたりしない

こぼれた液体でショ-ト・感電の原因となり

ます。

製品の上には液体を入れた容器を置かない

こぼれた液体でショート・感電の原因となり

ます。

分解、改造はしない

内部には電圧の高い部分があり、感電の

原因となります。内部の点検や修理は、営

業所または販売店に依頼してください。

異常時は運転を停止して、電源プラグを抜く

異常のまま運転を続けると感電、火災等の

原因となります。

電源コードを抜くときは、先端の電源プラグを持って

抜く

コードを引っ張ると感電やショートの原因と

なります。

製品を移動するときは、電源プラグをコンセントから

抜いて、電源コードを傷つけないように移動する 感電・火災の原因となります。

製品を長期間使用しない時は、電源コードを電源供

給元から外す

絶縁劣化により感電や漏電、火災の原因と

なります。

製品を一時的に使用を中止して保管する場合は、幼

児が遊ぶ場所をさけ、扉を密閉できないようにする

幼児が閉じ込められる原因となります。

解体・廃棄は専門業者に依頼する

第三者が立ち入る場所に本製品を放置す

ると、不慮の事故(幼児が閉じ込められるな

ど)の原因となります。

梱包ポリ袋は幼児の手に届くところに置かない

頭からかぶるなどをしたときに口や鼻をふ

さぎ、窒息する恐れがあります。

酸、アルカリなどの腐食性のあるもので、容器密閉で

きないものは、庫内に入れない

扉を開けた際に吸引して、健康を害する原

因となります。また、内装部品や電装品の

腐食の原因となります。

製品を移動するときは、転倒に気をつける

転倒によるケガの原因となります。

凝縮器フィルターを清掃する時は、凝縮器を直接手

で触らない

やけどの原因となります。

酸などの腐食性ガスのある場所には据付けない

電装品の腐食により絶縁が低下して漏電

や感電の原因となります。

換気の良い場所に据え付ける

別売品の補助冷却装置を使用する機器で

は、機器周辺への窒素ガスまたは二酸化

炭素ガスの放出により、酸欠状態やガス中

毒を引き起こす原因となります。十分な換

気が確実でない場所は、N2/CO2 濃度計や

酸素濃度計などによる警報装置をそなえて

ください。

庫内をお手入れする場合は、手袋を着用する

凍傷や内装品のカド等でケガをする原因と

なります。

警告

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内容物を安全に保管するために(必読) 超低温フリーザーは電気を動力源にして機械的な方法で温度を作り出しています。停電その他により機械が停

止した場合、庫内の温度が上昇します。 万一の故障から貴重な内容物を守るため、次の項目に留意してください。

●貴重な内容物は複数のフリーザーに分割して保存してください。

●貴重な内容物を守るため、自記温度記録計・補助冷却装置・遠隔警報システムの設置、およびメンテナンス契

約などをご利用ください。メンテナンス契約については、営業所または販売店に相談してください。

●補助冷却装置によるバックアップは液化二酸化炭素と液体窒素の 2 種類があります。また、バッテリーが劣化

していると停電時のバックアップ時間は短くなります。 満充填の 30 kg 液化二酸化炭素ボンベ 2 本で-70 oC を維持できる時間は、下図を参照してください。

●遠隔警報を利用し、警報が確実に管理責任者へ通報されるシステムをお勧めします。特に、人がいない場所

に超低温フリーザーを設置する場合には、遠隔警報システムをぜひ取付けてください。システムについては、営

業所または販売店に相談してください。

●停電警報用バッテリー及び補助冷却装置のバッテリーは消耗品です。バッテリーが消耗すると警報ランプ、警

報ブザーと補助冷却装置がはたらきません。約 3 年ごとにバッテリーを交換してください。交換は営業所または販

売店に依頼してください。

●ファンモーターは消耗品です。約 6 年毎に交換してください。ファンモーターの交換は営業所または販売店に依

頼してください。

●当社は製品の故障に関して一定の条件下で修理を保証しますが、内容物である試料・試薬については、その

責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

【参考】 下図は液化二酸化炭素ボンベ(30 kg x 2 本)での-70 oC 保持時間 (無負荷)

上記データは、サイホン管液化二酸化炭素ボンベを 2 本並列に使用した場合です。

MDF-C2156VA

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内容物を安全に保管するために(必読) つづき

●補助冷却装置を狭い部屋で使用する場合、または一室で多くのフリーザーを使用する場合、補助冷却装置が

作動すると大量の補助冷却用ガスが噴射・放出されます。

このとき、一時的な酸素欠乏が予想されます。安全のため、警報センサーと換気装置を設置してください。

●当社の超低温用補助冷却容器(MDF-135N)を2本並列に使用した庫内温度保持時間を下図に示します。こ

れにより、お客様の希望する冷却持続時間にしたがって超低温用補助冷却容器の液体窒素の量を決めてくださ

い。

●液体窒素は液体窒素補助冷却装置として設置すると、一度も使用されなくても自然に蒸発して減少していきま

す。容器残量が半分までになりましたら、定期的に液体窒素の補充をおこなってください。

●液体窒素補助冷却装置の作動温度は庫内設定温度+15 oC以上にしてください。液化二酸化炭素補助冷却

装置作動温度は-70 oCに合わせてください。

●液体窒素補助冷却装置が作動した場合は、液体窒素の残量を確認してください。半分以下になっている時は

液体窒素を補充してください。

【参考】

周囲温度変化に対する庫内温度(-135 oC)保持時間 (液体窒素: 50 L x 2本、無負荷)

上記データは、当社の超低温用補助冷却容器(MDF-135N)を 2 本並列に使用した場合です。

MDF-C2156VAN

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内容物を安全に保管するために(必読)

緊急時の対応

警報ランプ(ALARM)もしくは警報ブザーが作動している場合は、以下の対応をお願いします。

●温度上昇の原因を必ず確認してください。

温度上昇の後、庫内温度が設定値まで復帰しないと警報ブザーは停止しません。

1 時間経過しても警報が止まらない、または温度が下がらない場合は機械の故障が考えられます。

営業所または販売店に連絡してください。

また、速やかに保存試料を別のフリーザーに移動してください。

万一、移動するためのフリーザーが無い場合は、ドライアイスや補助冷却装置により内容物を保護してください。

●停電の場合には、停電時間の確認とそれに応じた代わりの冷却手段をとってください。

短時間の停電では内容物の温度上昇はわずかですが、ドライアイスや液体窒素補助冷却装置などにより内容物

を保護してください。

●ドライアイスの目安

MDF-C2156VA/VAN (内容積 200 L)を-70 oC(庫内温度)に保持するには、1 時間当たり 1 kg のドライアイスを

投入してください。 少でも 10 kg 以上入れてください。ドライアイスは新聞紙等で包んで入れてください。

●ドライアイスを使用すると二酸化炭素ガスが充満して庫内の pH が低くなりますので、影響のある試料には注

意してください。

【参考】

停電時の庫内温度上昇特性(無負荷)

時 間 (h)

庫内

温度

(o C

)

MDF-C2156VA/C2156VAN

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各部の名前とはたらき

本体

1 32

5

6 7

9

8

10

11

12

13

1416

17

4

27

15 18 19 20

22

23

21

26

25 24

背面側台内部

16

5

27

10

17

9

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各部の名前とはたらき 1. 鍵穴 鍵を差込んで、右に 180 度まわすと施錠できま

す。 2. 扉 上面ヒンジ式です。扉を開く途中の角度でも止まり

ます。 3. マグネットパッキング 扉からの冷気漏れを防ぎます。 4. 内ブタ 扉を開いたときの冷気漏れを少なくします。霜が付

いたら早めに清掃をおこなってください。 5. 測定孔(側台内部) 庫内の測定用配線を庫外へ取出すための孔で

す。 6. キャスター 6 個付いているため、超低温フリーザーの移動が

簡単にできます。 7. 水平調節ネジ ネジ込み式で高さを調節できます。水平度を確認

し、超低温フリーザーを据付けてください。 8. グリル 機械室の空気取入口ですので、この前をふさがな

いように注意してください。また、凝縮器の前にあ

る凝縮器フィルターの清掃は、このグリルを前に

倒しておこないます。詳細は 28 ページを参照して

ください。

9. 機械室空気吐出口 この前をふさがないように注意してください。 10. 側台 側台は開閉できます。側台内部には測定孔、遠隔

警報ケーブル取出口があります。 11. パネルドア用鍵 12. パネルドア パネルドア内部には、電源スイッチ等の操作部が

あります。 13. コントロールパネル 詳細は 12 ページを参照してください。 14. 液晶表示部 庫内温度または庫内設定温度を表示します。

15. 自記温度記録計取付位置

16. 補助冷却装置ジョイント(背面) 液化二酸化炭素ボンベ(MDF-C2156VA 用)、または

超低温用補助冷却容器(MDF-C2156VAN 用)からの

配管はこの部分に接続します。 17. 遠隔警報ケーブル取出口(側面) 18. 補助冷却テストスイッチ(TEST) 補助冷却装置が正常に作動するかどうかを確認する

ためのスイッチです。このスイッチを押すと、補助冷却

装置がはたらかない条件の時でも、液化二酸化炭素

もしくは液体窒素を噴射させることができます。詳細は

補 助 冷 却 装 置 ( MDF-C2156VA : 34 ペ ー ジ 、

MDF-C2156VAN:35 ページ)に書かれた手順にした

がって操作してください。月に 1 度押して動作確認する

ことをお薦めします。 19. 補助冷却スイッチ(BACK UP) 補助冷却装置をセットまたは解除するスイッチです。

ON にすると補助冷却装置が待機状態になります。

OFF にすると解除されます。このスイッチは、補助冷

却 装 置 ( MDF-C2156VA : 34 ペ ー ジ 、

MDF-C2156VAN:35 ページ)の手順により操作してく

ださい。 20. 通信ボックス穴カバー インターフェースボード(別売品)または LAN インター

フェースボード(別売品)を取りつける場所です。

21. 遠隔警報スイッチ(REMOTE ALARM) 遠隔警報を使用する時のスイッチです。超低温フリー

ザー運転開始や修理時など、遠隔警報が出ては困る

場合は OFF にします。遠隔警報装置を作動させたい

時は ON にします。 22. 遠隔警報端子(MAX DC 30 V 2 A) 詳細は、13 ページを参照してください。

23. アナログ出力端子(ANALOG VOLTAGE) 詳細は、13 ページを参照してください。

24. 電源スイッチ(POWER) 本製品の電源スイッチです。 (ON-“l”,OFF-“0”)

25. バッテリースイッチ( ) 停電警報用充電池(バッテリー)のスイッチです。通常

はONにしてください。長期間(1か月以上)運転しない

場合は OFF にしてください。

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各部の名前とはたらき つづき 26. 温度調節ツマミ(TEMP. SET(oC))

補助冷却装置の作動温度を調節するツマミで

す。

27. 側台ハンドル

手前中央にレバーがあります。手前に引いて側台を

押し上げると開きます。

コントロールパネル

1. 液晶表示部 庫内温度または庫内設定温度を表示します。

2. バッテリーチェックランプ (BATTERY)

停電時にバッテリー容量が低下した場合、点灯しま

す。

バッテリーは消耗品です。3 年を目安に交換してく

ださい。

3. 警報ランプ (ALARM)

警報が作動しているときに点滅します。

4. 補助冷却スイッチ表示ランプ (STANDBY)

補助冷却スイッチ(BACK UP)が ON になっている

ときに点灯します。

(補助冷却機能が作動していることを示すものでは

ありません)

5. 数字入力キー

運転設定時に使用します。

6. メニュー呼出しボタン (MENU)

メニューウィンドウを表示させます。

7. 上下左右選択キー (上矢印キー、下矢印キー、左

矢印キー、右矢印キー)

カーソルを移動します。

8. エンターキー (ENTER)

メニューの選択を確定します。各種パラメーターでこの

キーを押すと次項目へ移動します。

9. クリアキー (CE)

各種設定中にこのキーを押すと入力途中の設定値を

クリアにすることができます。

10. 警報ブザー停止キー (BUZZER)

・警報ブザー停止:詳細は 24 ページ“警報ブザー”を

参照してください。

・アラームテスト:詳細は 18 ページ“コントロールパネ

ルでできること”を参照してください。

11. 液晶コントラスト調節ツマミ (CONT.)

液晶画面の明るさを調節します。

1

2

3 6 7

11 10 9

5

8

4

oC C l o s e d

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遠隔警報端子 遠隔警報装置を取付けるための接点が、製品正面のパネルドア内(10 ページ参照)に端子として用意されていま

す。警報はこの端子から取り出せます。なお、許容接点容量は、DC 30 V・2 A です。

接点出力:

端子 正常時 異常時

COM – N.O. 間 オープン クローズ

COM – N.C. 間 クローズ オープン

停電時、本製品の電源スイッチを OFF にしたとき、電源プラグを外した状態では、異常時とみなし、遠隔警報は

上記のように反転します。

遠隔警報端子の動作は、警報ブザーに非連動ですので、警報ブザー停止キー(BUZZER)により遠隔警報端

子の動作は変わりません。

アナログ出力端子 アナログ出力端子は庫内温度を電圧信号として出力させることができます。端子出力は庫内温度(oC)を、

0 mV~100 mV の範囲で出力します。

レンジ 出力

温 度 -160 oC~+40 oC 0.5 mV/oC

(例)

温度-150 oC 時の出力:(-150 oC--160 oC) x 0.5 mV/oC = 5 mV

出力端子

ANALOG VOLTAGE

⊕ TEMP

⊖ GND

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据付設置

据付場所の選びかた

本製品を正しく運転させるために、次のような場所に据付けてください。

●直射日光の当たらない場所

直射日光の当たる場所はさけてください。直射日光の当たる場所で運転を続けると製品本来の性能が得られま

せん。

●風通しのよい場所

本製品の周囲は風通しをよくするため、必ず周囲に 10 cm 以上のすきまを開けてください。通風が妨げられると

性能が低下し、故障の原因となります。

●発熱源から離れた場所

ヒーター、ボイラー等の大きな発熱源に近い場所はさけてください。製品本来の性能が得られません。

●温度変化の少ない場所

安定した周囲温度で使用してください。本製品を使用する周囲温度は 5 oC~30 oC です。

●床が丈夫で水平な場所

床面は凸凹がない丈夫で水平な場所を選択してください。凸凹した場所や、傾いた状態での設置は製品が不安

定になり、故障の原因となります。

振動や騒音をさけて運転させるために、必ず安定した状態で据付けてください。床面が不安定なときは振動や騒

音の原因となります。

●湿気の少ない場所

湿度 80 %R.H.以下の場所を選択してください。高湿度の場所で使用すると故障の原因となります。

●引火性・腐食性ガスのない場所

引火性・腐食性ガスにさらされる場所には据付けないでください。電装品の腐食により絶縁が低下して故障の原

因となります。

●落下物のない場所

製品の上に物が落下する可能性がある場所はさけてください。製品が破損し、故障の原因となります。

<重要>

硫黄化合物などの腐食原因物質が発生するおそれのある場所(排水施設の近くなど)には据付けないでください。

銅パイプの腐食により冷却ユニットが劣化し、製品の故障の原因となります。

漏電遮断器の設置

本製品をやむを得ず水気のある場所や水のかかりやすい場所でご使用になる場合には、法規(電気設備技術基

準)により接地(アース)をするほか、電気を供給する電路(製品の電源側)に漏電遮断器を取付けるように決めら

れているため、必ず設置してください。

その他の場所に設置する場合でも、安全のために漏電遮断器を設置するようお願いします。 漏電遮断器は30 A以上を設置してください。 接地工事と漏電遮断器の設置は、営業所または販売店に依頼してください。

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据付設置

据付けのしかた 1. 梱包テープの除去 扉や内装品を固定しているテープなどをすべて外し、扉を開けてしばらく換気してください。外装の汚れがひど

い場合には、薄めた食器洗い用中性洗剤を布に含ませ、拭きとってください。 原液を使用すると、プラスチックが割れることがあります。洗剤の薄めかたは、その注意書にしたがってくださ

い。 食器洗い用中性洗剤使用後は、必ず布に水を含ませ、洗剤を拭きとってください。その後、カラぶきをし、水

気を拭きとってください。その後、カラぶきをし、水気を拭き取ってください。

お願い: 電源コードを束ねる結束バンドを取り外してください。

電源コードが長期間結束バンドで束ねられていると、電源コー

ドの被覆が腐食する場合があります。 2. 水平調節ネジの固定 水平調節ネジを反時計方向に回してください。水平調節ネジ

は、キャスターが床から浮くまで回してください。また、水平調

節ネジの高さを調節してください。(図 1) 3. 製品の固定 本製品の背面には、壁当り金具(転倒防止金具兼用)が取付

けてあります。この金具を利用して、強固なロープあるいは

チェーン等で製品を壁面に固定してください。 4. アース(接地)について アース(接地)は万一、電気の絶縁状態が悪くなった時に起こ

る感電を防止するものです。据付けの際は必ず接地工事をお

こなってください。製品の設置場所にアース配線がない場合、

営業所または販売店に相談してください。 ●本製品の電源プラグは、アース工事をおこなう必要はあり

ません。(図2) 図2のコンセント形状以外の場合は、営業所

または販売店に相談してください。

警告

感電を防止するためにアース(接地)接続する

アース接続をしないと感電の原因となります。アース接続ができない場合は、営業所または販売

店にアース工事を依頼してください。

警告

アース工事のアース線はガス管、水道管、避雷針や電話のアース線に接続しない

感電の原因となります。

図 2

図 1水平調節ネジ

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正しい運転のしかた

本製品の試運転および運転を開始する時は、次の手順でおこなってください。

1. 本体正面パネルドア内の電源スイッチ、バッテリースイッチ、遠隔警報スイッチ、補助冷却スイッチが OFF に

なっていることを確認してください。

2. この状態で、MDF-C2156VA は液化二酸化炭素ボンベ(34 ページ)、MDF-C2156VAN は超低温用補助冷却

容器(35 ページ)をセットしてください。

3. 内ブタを取付け、扉を閉めて、電源コードを専用電源へ接続してください。

4. 電源スイッチを ON にしてください。庫内温度が表示されます。この製品は 初に 1 台の圧縮機がしばらく運

転し、その後もう 1 台の圧縮機が運転を開始します。庫内温度が-120 oC 以下になるまでは、圧縮機は断続的な

運転をします。

5. 補助冷却装置を使用する場合には、本体正面のパネルドア内にある温度調節ツマミで温度を設定してくださ

い。

6. バッテリースイッチ、遠隔警報スイッチ、補助冷却スイッチを ON にしてください。

7. 警報ブザー停止キー(BUZZER)を約 5 秒間押して、警報ランプが点滅し、警報ブザーが鳴ることを確認してく

ださい。もう一度押すと、アラームテスト動作を終了します。

8. 補助冷却テストスイッチを押して、液化二酸化炭素(MDF-C2156VA)が高圧で庫内へ噴射すること、もしくは

液体窒素(MDF-C2156VAN)が庫内に噴射することを確認してください。補助冷却装置の動作確認は、内蔵の

充電池が十分に充電されている状態(バッテリーチェックランプが消灯している状態)でおこなってください。

9. 庫内が十分に冷却した状態で庫内へ収納物を入れてください。収納物の温度が高い場合や多量の場合は、

遠隔警報スイッチ、補助冷却スイッチを一時的に OFF にし、収納物を十分に冷却した状態で再びこれらのスイッ

チを ON にしてください。

停電復帰後の動作 停電中は不揮発メモリーに途中経過がバックアップされますので、停電復帰後は停電前の設定値で運転が再開

されます。停電中でも時計機能は動作しています。

備考:

●本製品を初めて運転したときや長期間使用しなかったときは、内蔵の充電池が放電し容量が低下している、ま

たは完全に容量がゼロになっている場合があります。充電池の容量が低下していると、警報ランプ、警報ブザー

や補助冷却装置がはたらかないことがあります。特に補助冷却装置は、充電池が完全に放電しているとソレノイ

ドバルブが制御できなくなり、液体窒素や液化二酸化炭素を噴射し続けてしまうことがあります。製品設置後には、

必ず充電池を充電するために超低温フリーザーを約 3日間以上(72時間以上)運転させた後、バッテリーチェック

ランプが消灯し十分に充電がされた事を確認してから、動作チェックおよび補助冷却装置を使用してください。

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液晶表示部基本画面 電源スイッチを ON すると液晶表示部の基本画面が表示されます。Temp に続く数値は設定値を示し、その下の

大きな数字は現在値を示します。一番下は、現在の日付と時刻を表示します。(日付と時刻の設定方法は 23

ページを参照ください)

1. 警報表示部(Alarm)

警報作動中は Alarm 文字が反転/非反転文字で交互に表示されます。

警告状態の時は Warning が反転/非反転文字で交互に表示されます。

通常は Normal が表示されます。

補足のメッセージがメッセージ表示欄に表示されます。

・警報テスト中は Test が反転/非反転で交互に表示されます。

2. ステータス表示部(Status)

ステータス表示部には通常は Stand-by が表示されます。

運転状況が悪化してきた場合、 その内容が表示されます。詳細は 25 ページ“運転モニター機能(STATUS)”を

参照してください。

3. 扉表示部(Door)

扉開放中は Open が反転文字で表示されます。

閉じている時は、Closed と、通常文字で表示されます。

4. 設定値表示部(Temp)

庫内温度の設定値を表示します。

5. 現在値表示部

庫内温度を表示します。

6. メッセージ表示欄

各種のメッセージを表示します。詳細は 25 ページ“運転モニター機能(STATUS)”と 25、26 ページ“警報・保安機

能および自己診断機能”を参照してください。

7. 日付・時刻表示部

現在の日付と時刻を表示します。

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1 T o p S c r e e n

2 T e mp - 1 5 0 o C

3 A l a r m: N o r ma l

4 S t a t u s : S t a n d - b y

5 D o o r : C l o s e d

6 2 0 0 6 / 0 7 / 0 1 1 2 : 0 0 : 0 0

-150℃ 3

6

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コントロールパネルでできること 本製品のコントロールパネルでは以下の操作をおこなうことができます。 ●運転設定・・・電源投入時の運転状態の設定をおこないます。(18 ページ) ●履歴の表示と PC への送信・・・運転データの保存周期の設定と運転履歴の PC への送信をおこないます。(20

ページ) ●日付、時刻の設定・・・液晶表示部の基本画面の日付と時刻の設定をおこないます。(23 ページ) ●各種警報表示と設定・・・高温/低温警報の設定(18 ページ)、停電警報の表示(25 ページ)、フィルター警報の

表示(25 ページ)をおこないます。 ●初期設定・・・液晶表示、通信速度などの初期設定をおこなうことができます。(22 ページ) ●アラームテスト・・・正常運転中に警報ブザー停止キー(BUZZER)を約 5 秒間押すと警報ブザー、警報ランプと

遠隔警報のテストができます。もう一度押すとアラームテスト動作を終了します。

運転設定 (MENU/Set) 本製品は、電源投入時に運転設定での温度で運転します。 1. 液晶表示部の基本画面から、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、Set を選

択し、エンターキー(ENTER)を押します。

2. 温度設定画面(Temp. Setting)が表示されます。各パラメーターの設定をおこなってください。

各パラメーター設定範囲 ●Temperature:庫内温度の設定値です。温度設定範囲:-125 oC~-152 oC (工場出荷時の設定は-150 oC) ●High Alarm:高温警報の設定値です。警報温度設定範囲:設定温度+5 oC~+20 oC (工場出荷時の設定は

+10 oC) ●Low Alarm:低温警報の設定値です。警報温度設定範囲:設定温度-5 oC~-20 oC (工場出荷時の設定は-10 oC) ●Ring Back:警報ブザー停止キー(BUZZER)を押して、警報ブザーを停止させた後に再び警報ブザーが鳴り始

めるまでの遅延時間です。設定範囲は1分~99分、0は警報復帰はしません。(工場出荷時の設定は30分です) ●Alarm Delay:警報遅延時間の設定範囲は 0 分~15 分。0 分に設定すると警報ブザーが遅延なしですぐ鳴りま

す。(工場出荷時の設定は 15 分です) ●Key Lock:“Lock”を選択した場合、設定値変更不可となります。解除時にはパスワードの入力が必要です。 備考: 高温/低温警報状態になった 15 分後(工場出荷時の設定)に警報ブザーが鳴ります。扉が開いているときは、液

晶表示部基本画面の扉表示(Door)の右側に Open と反転表示します。 3. 各パラメーターの設定を終了したら、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、

OK を選択しエンターキー(ENTER)を押します。数値が確定されます。

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運転設定 (MENU/Set)

キーロックのしかた(Key Lock) 1. キーロックを設定する場合、温度設定画面(Temp. Setting)で、Key Lock の 0 を 1 にして Set を選択し、エン

ターキー(ENTER)を押します。短く警報ブザーが鳴ってキーロックされます。

2. 温度設定画面(Temp. Setting)に Key Lock と表示し、キーロック以外の設定値は変更不可となります。

キーロック解除のしかた(Key Lock) 1. キーロックを解除するには、温度設定画面(Temp. Setting)で、Key Lock の 1 を 0 にします。エンターキー

(ENTER)を押します。

2. カーソルがパスワード欄(Password)に移動するので、4 ケタのパスワードを入力し、エンターキー(ENTER)

を押します。キーロックが解除されると、短く警報ブザーが鳴って温度設定画面(Temp. Setting)の Key Lock 表

示が消えます。

備考:パスワードを誤ると、長く警報ブザーが鳴ります。再度、パスワードを入力してください。

キーロック解除のパスワードは本製品を使用するユーザー全員で共有、管理してください。工場出荷時の設定は

0000 です。変更のしかたは 24 ページを参照してください。

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各種設定 (MENU/Log)

履歴の表示(Log)

1. 液晶表示部の基本画面から、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、上下左

右選択キーで Log を選択し、エンターキー(ENTER)を押してください。

2. 記録値を確認後、表示しているデータ(1 日分)を PC に送信する場合、メニュー呼出しボタン(MENU)を押し

てメニューウィンドウを表示させ PC 1D を選択し、エンターキー(ENTER)を押してください。記録されているすべ

てのデータを PC に送信する場合、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ PC ALL

を選択し、エンターキー(ENTER)を押してください。現在までの記録値がドットで表示されます。グラフ表示画面

(PC 1D)が表示されます。(1 ページ 24 時間表示)

3. データ送信画面が表示されます。PC 側ハイパーターミナルの操作で転送、テキストのキャプチャ、保存ファイ

ル名を指定してください。保存ファイル名の拡張子は.txt または.csv と指定してください。メニュー呼出しボタン

(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ Start を選択し、エンターキー(ENTER)を押してください。送信が

開始されます。Finished メッセージが出たら送信が終了しています。

各パラメーター設定範囲

● ↓↑で、温度レンジを切替えます。温度:50 oC~-25 oC、-25 oC~-100 oC、-100 oC~-175 oC

● ←→で、日付けに移動します (←:過去の日付 →:新しい日付)

● 記録周期は 2 分~30 分です。(工場出荷時の設定は 15 分)

15 分の記録周期で、約 5 週間、6 分の記録周期で、約 2 週間記録できます。

● PC 1D を選択すると確認画面が表示され、表示している日付の 1 日分のログデータを送信します。

● PC ALL を選択すると確認画面が表示され、記憶している全てのログデータを送信します。

● Clear を選択すると確認画面が表示されますので、MENU を選択し、OK を選択すると、すべてのログデータを

消去します。

備考:

● ログデータがいっぱいになると古いデータから順に自動消去されます。

● PC へのデータ送信機能を使うためには、別売品のインターフェースボード MTR-480C と RS232C 用 9 ピン

Dsub クロスタイプの通信ケーブルが別途必要です。詳細は 36 ページを参照してください。

● PC へのデータ送信機能を使うためには、別売品の LAN インターフェースボード MTR-L03 と LAN 通信ケーブ

ルが別途必要です。詳細は 36 ページを参照してください。

2006 / 06 / 30

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各種設定 (MENU/Log)

ログデータ受信のための PC 側の通信設定 (Windows 2000, XP, Windows 7 の場合)

製品のログデータをパソコンへ送信するためには、別売品のインターフェースボード(MTR-480C)、LAN インター

フェースボード(MTR-L03)が別途必要です。インターフェースボードの取り付けは、営業所または販売店に依頼

してください。

1. スタートボタンからプログラム - アクセサリー - 通信 - ハイパーターミナルを起動してください。

スタートメニューに登録されていない場合は、C:¥Program Files¥Windows NT¥hypertrm.exe から起動してくだ

さい。

2. ハイパーターミナル画面から、下記の設定をしてください。

● 新しい接続 名前 (例)Panasonic

● 接続の設定 接続方法 COM1 PC とインターフェースボードの接続に合わせて設定してください。

● COM1 のプロパティ ポートの設定

● ビット/秒 9600、 データビット 8、パリティ なし、 ストップビット 1、 フロー制御 Xon/Xoff

(本製品の通信条件は、データ送信画面を開くと、上記条件に自動的にセットされます。)

3. 20 ページの手順に従い製品側の操作は、データ送信画面よりメニュー呼出しキー(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ Start を選択し、エンターキー(ENTER)を押してください。送信が開始されます。

4. 「Finished.」メッセージが出たら送信が終了しています。

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各種設定 (MENU/Tools) Tools から各種数値の変更をおこなうことができます。

1. 液晶表示部の基本画面から、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、Tools を選

択し、エンターキー(ENTER)を押し、設定画面(Select Tools)を表示させてください。

2. 設定画面(Select Tools)が表示されますので、各種設定を選択する。OK を選択し、エンターキー(ENTER)を

押します。

初期設定(Tools/Default Setting)

1. 設定画面(Select Tools)から、Default Setting を選択する。OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押します。

初期設定(Default Setting)が表示されますので、各パラメーターの設定をおこなってください。(この画面は各パ

ラメーターが初期値の状態です。)

各パラメーター設定範囲 ● LCD Back Color : 背景色の設定 (1.Blue 青 2.White 白) ● DAQ Speed は、0. 2400 で使用してください。DAQ 標準コマンドモードです。 ● DAQ ID は、別売品のインターフェースボードを装着したら 1~250 の重複しない ID 値にセットします。 ● DAQ Mode が 0.Local の時は PC 側から設定値変更はできません。

DAQ Mode が 1 の時は、Temp. Setting 画面で温度の変更はできません。 DAQ Mode は DAQ Speed が 0 か 2 の時に有効です。

DAQ Mode で 1 を選択すると、Temp. Setting 画面の右上に Remote 反転表示されます。

● Filter Buzzer は、フィルター警報のとき、警報ブザーの ON-OFF 設定ができます。

● Remote Alarm は、警報時、遠隔警報接点の ON-OFF 設定ができます。

2. 各パラメーターの設定を終了したら、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、

OK を選択しエンターキー(ENTER)を押します。数値が確定されます。

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1 T o p S c r e e n

2 T e mp - 1 5 0 o C

3 A l a r m: N o r ma l

4 S t a t u s : S t a n d b y

5 D o o r : C l o s e d

6 2 0 0 6 / 0 7 / 0 1 1 2 : 0 0 : 0 0

-150℃

M E N U

S e t

L o g

T o o l s

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1 S e l e c t T o o l s M D F - 2 1 5 6

3

D e f a u l t S e t t i n g

4 D a t e T i me

5 K e y L o c k S e t t i n g

L o c k S e t t i n g

6

M E N U

O K

S v c

C a n c e lK e y L o c k P W S e t t i n g

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各種設定 (MENU/Tools)

日付、時刻、Log 周期の設定(Tools/Date Time)

1. 設定画面(Select Tools)から、Date Time を選択する。OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押します。日

付、時刻、Log 周期設定画面(Date Time)が表示されますので、各パラメーターの設定をおこなってください。

各パラメーター設定範囲

● 2006 年 7 月 1 日 12 時 00 分 00 秒 をセットするには、

Date セルで 060701 と入力します。

Time セルで 120000 と入力します。

MENU/OK (ENTER) で設定されます。

● Door Delay: 扉警報遅延の設定範囲は 1 分~15 分(工場出荷時の設定は 2 分です)

● ログの記録周期(Log Interval) は 2 分~30 分まで設定が可能です。(工場出荷時の設定は 15 分です)

15 分の記録周期であれば、約 5 週間記録できます。

● 停電復帰時の高温側/低温側圧縮機の遅延時間設定(Comp Delay)は 2 分~15 分まで設定が可能です。

(工場出荷時の設定は 2 分です)

2. 各パラメーターの設定を終了したら、メニュー呼出しボタン(MENU)を押してメニューウィンドウを表示させ、

OK を選択しエンターキー(ENTER)を押します。数値が確定されます。

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各種設定 (MENU/Tools) つづき

キーロックパスワードの設定(Tools/Key Lock PW Setting) 1. 設定画面(Select Tools)から、Key Lock PW Setting を選択する。OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押

します。

現在のパスワード(4 ケタ)を入力して OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押します。(工場出荷時の設定は

0000)

2. 新しいパスワード(4 ケタ)を入力して OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押します。

3. 再度パスワード(4 ケタ)を入力して OK を選択し、エンターキー(ENTER)を押します。

備考:万が一パスワードを忘れた場合は、営業所または販売店にご相談ください。

警報ブザー ●温度警報ブザー (断続音) 高温警報(High Alarm)、低温警報(Low Alarm)が動作した場合、警報ブザーは Alarm Delay で設定した時間後

断続音でお知らせします。 本製品の警報が作動し、警報ブザーが鳴っている時に警報ブザー停止キー(BUZZER)を押すと、警報ブザーが

止まります(遠隔警報は止まりません)。その後、同状況による警報状態が継続している場合に、Ring Back で設

定設定経過後、警報ブザーが再び作動します。 ●扉警報ブザー (断続音) Door Delay で設定した時間以上、扉を開きつづけると断続音でお知らせします。 扉を閉めると停止します。

●フィルター警報ブザー (断続音) フィルターセンサーの温度が+48.0 oC 以上になった時、断続音でお知らせします。 フィルターセンサーの温度が+43.0 oC 以下になると、警報ブザーが止まります。

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運転モニター機能(STATUS) 本製品には表 1 に示す運転モニター機能があります。(故障ではありませんが、製品の運転状況悪化傾向をお知らせする機能です。) 運転状況を検出すると、液晶表示部の基本画面のステータス表示部とメッセージ表示欄にメッセージが表示されます。(運転モニター機能で警報ブザー動作、保安動作はおこないません。) 表 1 運転モニター機能(STATUS)一覧

機能の種類 状 況 基本画面表示 この状態が長く続くと 対処方法

周囲温度異常 のお知らせ

周囲温度が 約 35 oC 以上に 上昇又は約 0 oC 以

下に低下

STATUS 表示部: “Status_1”を表示 メッセージ表示欄 ”Ambient temp is abnormal”を表示

冷却性能や冷凍回路の耐

久性が悪化することがあり

ます。

設置場所の空調を検討してくだ

さい。

電源電圧低下 のお知らせ

電源電圧が約170 V以下に低下

STATUS 表示部: “Status_2”を表示 メッセージ表示欄: “The power-supply is abnormal”を表示

電源コンセント部分の異常

発熱や冷凍回路の始動性

の悪化の恐れがあります。

電流容量 20 A 以上の 200 V 専

用電源を使用してください。

お願い: ● 運転モニター機能で複数の異常が発生した場合、ステータス表示部には、“STATUS_1”のみ表示します。表示されたステータスの対処方法をおこなってください。

警報・保安機能および自己診断機能 本製品には表 2 に示す警報・保安機能および自己診断機能があります。 表 2 警報・保安機能一覧

警報・保安の種類 状 況 表 示 警報ブザー 保安動作

高温警報 庫内温度が予め設定された高

温警報温度以上になったとき

警報ランプ点滅 液晶表示部:全桁点滅 警報表示部:Alarm 反転表示(Alarm時)/Warning 反転表示(警報時) メ ッ セ ー ジ 表 示 欄 : “High Temp Warning 20XX/XX/XX XX:XX:XX”

Alarm Delay で

設 定 し た 時 間

後断続音

Alarm Delay で設

定した時間遅延後

遠隔警報作動 (遠隔警報は、 液晶表示部が Alarm から

Warning に変わっ

たとき作動) 低温警報

庫内温度が予め設定された低

温警報温度以下になったとき

警報ランプ点滅 液晶表示部:全桁点滅 警報表示部:Alarm 反転表示(Alarm時)/Warning 反転表示(警報時) メ ッ セ ー ジ 表 示 欄 : “Low Temp Warning 20XX/XX/XX XX:XX:XX”

停電警報 停電になったとき 電源コードが外れているとき 電源スイッチが OFF のとき

警報ランプ点滅 メ ッ セ ー ジ 表 示 欄 : Power failure Warning 20XX/XX/XX XX:XX:XX”

断続音 遠隔警報作動

扉警報 扉が開いているとき 警報ランプ点滅 扉表示部に Open 反転表示

Alarm Delay で

設 定 し た 時 間

後断続音 -----

フィルター警報 凝縮器(コンデンサー)フィル

ターが目詰まりしたとき

警報ランプ点滅 警報表示部:Filter 反転表示 メッセージ表示欄: “Please check a condenser filter.”

断続音

ON/OFF 設定

可能 -----

高温警報、低温警報、停電警報のメッセージ表示部には、メッセージと警報を発報した日時が表示されます。また、メッセージ表示は、警報ブザー停止キー(BUZZER)を押すまで表示しています。

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警報・保安機能および自己診断機能

警報・保安の種類 状 況 表 示 ブザー 保安動作

運転状況 バックアップ

停電中の庫内状態記録 停電前の設定値の記憶

----- -----

不揮発性メモリーに 途中経過を記録 電源復帰後運転の 継続

キーロック キーロックを ON にしたとき ----- ----- 設定変更不可

オートリターン 各設定モード時、約 90 秒間 キー操作がないとき

庫内温度表示 ----- 各設定モードを終了

バッテリーチェック 電源スイッチを ON にして約 3 年 経過したとき

メッセージ表示欄:

”Please exchange batteries” ----- -----

ファンモーター チェック

電源スイッチを ON にして約 6 年 経過したとき

メッセージ表示欄:

“Please exchange a fan motor” ----- -----

センサー異常

温度センサーが断線したとき 警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 01 : Temp sensor is open.”

断続音 遠隔警報作動 連続運転

温度センサーが短絡したとき 警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 02 : Temp sensor is shorted”

カスケードセンサーが断線したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 03 : Cascade sensor is open”

断続音 遠隔警報作動

カスケードセンサーが短絡したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 04 : Cascade sensor is shorted”

フィルターセンサーが断線したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 05 : Filter sensor is open”

断続音 遠隔警報作動

フィルターセンサーが短絡したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 06 : Filter sensor is shorted”

周囲温度センサーが断線したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 07 : Ambient temp sensor is open”

断続音 遠隔警報作動

周囲温度センサーが短絡したとき

警報表示部:Warning が反転表示 メッセージ表示欄: “Error 08 : Ambient temp sensor is shorted”

バッテリー警報 バッテリースイッチが OFF のとき メッセージ表示欄: “Error 09 : Battery switch is off.”

----- -----

凝縮器温度異常 コンプレッサー冷却ファンモーター が故障したとき

メッセージ表示欄: “Error 10 : Condenser temp. is abnormal.”

断続音 遠隔警報作動 高温側コンプレッ

サー停止

● 周囲温度が高い時に超低温フリーザーの運転を開始する場合、警報ランプ(ALARM)が点滅し、フィルター警

報のメッセージ(Please check a condenser filter)が基本画面に表示されることがあります。しかし、庫内温度ま

たは周囲温度が下がると、警報ランプは消灯し、フィルター警報のメッセージが消えます。 ● 各種温度設定値は不揮発メモリーに記憶されますので、停電復帰後は停電前の温度設定値にて運転を再開

します。 ● 停電警報中に警報ブザー停止キー(BUZZER)を押すと、庫内温度を約 5 秒間表示します。その後警報ブザー

は止まります。警報ランプ(ALARM)は点滅したままです。

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お手入れのしかた

警告

お手入れや整備・点検のときは、電源スイッチを停止にして、電源プラグを抜く

感電やけがの原因となります。

警告

庫内をお手入れする場合は、手袋を着用する

凍傷や内装品のカド等でけがをする原因となります。

清掃のしかた

●1 か月に一度はお手入れをしてください。お手入れを続けていただくことにより、いつも美しい状態でお使いい

ただけます。

●外側、庫内、付属品ともに軽い汚れは柔らかい乾いた布で拭きとってください。落ちにくい汚れは薄めた食器洗

い用中性洗剤を布に含ませ、拭きとってください。

食器洗い用中性洗剤の原液を使用すると、プラスチックが割れることがあります。洗剤の薄めかたは、その注

意書にしたがってください。

食器洗い用中性洗剤使用後は、必ず布に水を含ませ、洗剤を拭きとってください。その後、カラぶきをし、水気

を拭きとってください。

<重要>

本製品に水をかけることは、電気の絶縁を悪くして故障の原因になりますので、絶対にさけてください。

霜取りのしかた

本製品は、壁面や内ブタの周辺に霜がつきます。霜の量が多過ぎると、マグネットパッキングに隙間ができて冷

却能力が低下することがありますので、霜取りをおこなってください。

お願い:霜取りの際には、ナイフやドライバーなどの鋭利なもので突かないでください。

● 庫内の内ブタ周辺の軽い霜は、付属の霜取りヘラなどを使用してかき集め、除去してください。

● 氷結したときは、下記の手順で除去してください。

1. 庫内に入れてある収納物を、他の超低温フリーザーへ移すか、液体窒素または液化二酸化炭素(もしくはドラ

イアイス)で冷却された槽へ移します。その時、バッテリースイッチ、遠隔警報スイッチ、補助冷却スイッチを OFF

にしてください。次に、電源スイッチを OFF にして扉を開けます。

2. 内ブタを取外し、霜が完全に溶けるまで放置します。庫内の底にたまった水は、乾いた布で拭きとってくださ

い。

3. 庫内の清掃が終わったら、16 ページの“正しい運転のしかた”により、運転を再開してください。

4. 庫内が十分に冷却されたのを確認してから、収納物を庫内へ戻してください。

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お手入れのしかた つづき

凝縮器フィルターの清掃

本製品は、凝縮器フィルターの目詰まりを知らせる表示を液晶表示部の基本画面に表示します。コントロールパ

ネルの警報ランプが点滅し、”Please check a condenser filter.”と基本画面のメッセージ表示欄に表示します。

警報ブザーが鳴ったら、速やかに凝縮器フィルターの清掃をおこなってください。凝縮器フィルターの目詰まりは、

冷却性能を低下させるばかりでなく、冷凍機の寿命を低下させます。1 か月に一度は清掃をしてください。

凝縮器フィルターの清掃は、次の手順でおこなってください。(警報ブザーは ON-OFF 可能です。)

1. 本製品のグリルを手前に引いて倒します。

2. グリルの内側、凝縮器の前面に凝縮器フィルターがありま

す。凝縮器フィルターを上部に引いて外し、水洗いしてくださ

い。

3. 凝縮器フィルターを元の位置に戻し、グリルを元に戻してく

ださい。

4. 清掃後に警報ランプと、液晶表示部の基本画面のメッセー

ジ表示欄のエラーメッセージが消灯していることを確認してく

ださい。

警告

凝縮器フィルターを清掃する時は、凝縮器を直接手で触らない

やけどの原因になります。

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29

故障かな?と思ったら

製品の故障が疑われる場合は、サービスを依頼する前に、まず下記の表を参考にチェックしてください。

症 状 確認/対策

電源を入れてもなにも作動しない □コンセントに正しく接続されていますか または、電源容量は十分です

か。

□停電もしくは電源側のブレーカーが落ちていませんか。ヒューズが溶断

していませんか。

万一の故障等で温度上昇が発生した場合は、内容物を避難させてくださ

い。

警報装置が作動している 警報ランプおよび警報ブザーが作動しているときは下記の原因を調べてく

ださい。

使用開始時

□庫内の温度は設定した値に合っていますか。

使用中

□温度設定値を変えたり、扉を長いあいだ開けたままにしていませんで

したか。

□庫内に温度の高い負荷を入れませんでしたか。

上記の場合は、放置しておくと警報は自然に解除されます。

よく冷えない □温度の高い内容物を多量に入れませんでしたか。

□庫内表面に多量の霜がついていませんか。

□扉開閉がひんぱんではありませんか。

□温度設定は適正ですか。

□直射日光が当たっていませんか。

□据付け状態は適正ですか。

□凝縮器フィルターは目づまりしていませんか。

(警報ランプが点滅し、Please check a condenser filter.と基本画面のメッ

セージ表示欄に表示されたら、必ず凝縮器フィルターの清掃をしてくださ

い。)

フリーザーの外面に露がつく 蒸し暑い日が続いたとき、または据付場所によっては、超低温フリーザー

の外面に露がつくことがあります。これは湿度が高い場合、空気中の水

分が冷たいものに触れて露がつくためで故障ではありません。露がつい

たときは、乾いた布でふきとってください。

上記確認/対策方法を実施しても改善されない場合、もしくは上記以外の内容については、営業所または販売

店へ問合せてください。

本製品のそばに電磁波を発生させる電気製品を近づけないでください。電磁波の影響で誤動作することがありま

す。

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30

超低温フリーザーを廃棄するときは

警告

解体・廃棄は専門業者に依頼する

第三者が立ち入る場所に本製品を放置すると、不慮の事故(幼児が閉じ込められるなど)の原因となり

ます。

フロン排出抑制法 第一種特定製品

この製品は、フロン排出抑制法の第一種特定製品です。地球温暖化防止のため、適正にフロン回収する必要が

あります。

この製品を廃棄・整備する場合は、専門業者が行いますので、営業所または販売店へお問合せください。

(1) フロン類をみだりに大気中に放出することは禁じられています。

(2) この製品を廃棄・整備する場合には、フロン類の回収が必要です。

(3) フロン類の種類および数量は、製品銘板に記載されています。

(4) 使用しているフロン類の地球温暖化係数は、高温側:1630、低温側:6965 です。

冷媒充てん量の二酸化炭素換算値

■この製品にはCO2(温暖化ガス)6650 kgに相当するフロン類が封入され

ています。

■地球温暖化防止のため、修理・廃棄等にあたってはフロン類の回収が必

要です。

庫内の除染

超低温フリーザーの廃棄に先立ち、機器が汚染している場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて除染処理

をお願いします。

この超低温フリーザーには、鉛蓄電池が使用されています。

鉛蓄電池はリサイクル可能な貴重な資源です。超低温フリーザーの廃棄に

際しては、鉛蓄電池のリサイクルに協力してください。 鉛蓄電池はリサイクルへ

Pb

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鉛蓄電池の廃棄

鉛蓄電池の設置されている場所

この超低温フリーザーは、停電警報および補助冷却装置の作動用として、鉛蓄電池を使用しています。鉛蓄電

池は、側台下に設置されています。(図 1) 鉛蓄電池の交換および廃棄は、営業所または販売店へ依頼してくだ

さい。

分解、改造はしない

内部には電圧の高い部分があり、感電の原因となります。内部の点検や修理は、営業所また

は販売店に依頼してください。

鉛蓄電池の取外し方法

1. 電源スイッチ、バッテリースイッチ、補助冷却スイッチおよび遠隔警報スイッチを OFF にしてください。

2. 図 1 に示す側台の手前にある取手をもって開けてください。図 2 のようにバッテリーボックスカバーの 6 本のネ

ジを外し、バッテリーボックスカバーを取外してください。

3. 図 3 に示すように、バッテリー固定具を側台に固定しているネジ 4 本を外してください。

4. バッテリーのコネクターを外し、バッテリー固定具で固定されたバッテリーを側台から取り出し、バッテリー(4

個)を固定しているバッテリー固定具のネジ 4 本を外してください。(図 4)

鉛蓄電池の取扱い

取外した鉛蓄電池は、短絡防止のため端子部に絶縁テープを貼ってください。その後、リサイクルに協力してくだ

さい。

警告

図 4

バッテリー

固定具

コネクター

バッテリー

ネジ

ネジ

図 3

ネジ

バッテリー 固定具

ネジ

コネクター

バッテリー

図 1

バッテリー側台

側台

バッテリー

ボックス カバー

▼ ▼

ネジ

図 2

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自記温度記録計の操作方法(別売品)

記録計用紙の入れかた

1. 自記温度記録計の扉を開け、ペンホルダーレバーを下げます。インクペンが記録計用紙から離れます。

2. カートリッジを手前に引くと、本体から完全に外れます。(図 1、図 2)

3. 記録計用紙をカートリッジの裏面下の収納部へ入れ、記録計用紙の孔とスプロケットの歯を合わせ、歯車を

送って矢印の方向に記録計用紙を記録計用紙収納部に送込みます。(図 3)

4. 記録計用紙を、日付・時間合わせの目じるしに合わせます。

5. カートリッジを本体へ組込む時は、まずカートリッジを水平にして、本体の突起がカートリッジの溝に水平に入

るように押込みます。

6. カートリッジを元の位置に取付け、ペンホルダーレバーを上げます。

乾電池の交換のしかた

記録計用紙駆動用の単 2 形乾電池は、約 1 年ごとに交換してください。交換のしかたは、次の手順でおこなってく

ださい。

1. ペンホルダーレバーを下げ、カートリッジを手前に引き、本体より引離してください。

2. 図 4 のとおり、本体左下部にリード線の付いたフタがあります。手前へ引くとフタが外れ、中の単 2 形乾電池が

出てきます。電池は奥がマイナス側で、手前がプラス側です。

3. 新しい電池に交換したら、元のとおりにフタをしてください。

4. カートリッジを元の位置に取付け、ペンホルダーレバーを上げます。

お願い:

本自記温度記録計はマンガン乾電池およびアルカリ乾電池の特性

に合わせて設計されています。

充電式電池は、初期電圧が低く特性が合わないため、初期より正常

に動作しない、または電池寿命が極端に短くなる場合がありますの

で、使用しないでください。

記録指針

ペンホルダー

レバー

扉 カートリッジ

自記温度記録計

時間

記録計用紙

図 1 図 2 図 3

7

3

7

補助冷却指針

図 4

3 7

単 2 形乾電池

温度

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33

自記温度記録計の使いかた

インクペンの扱いかた

インクペンを記録指針に取付ける場合には、図のようにセットしてください。挿入が不完全な場合は、記録温度が

不正確になるので注意してください。

1. ペンホルダーレバーを下げます。次に、カートリッジを本体より引離します。

2. 古くなったインクペンを手前へ引抜きます。

3. 新しいインクペンを手前より挿入します。

4. カートリッジを再び本体へ取付けます。

5. ペンホルダーレバーを上げて、インクペンの先が記録計用紙に接触するのを確認

してください。

お願い:

●超低温フリーザーの運転を停止する場合や、補助冷却装置を使用しない場合には、補助冷却スイッチを OFF

にしてください。ON になったままでは、補助冷却装置用のバッテリーが放電してしまいます。

●インクペンや記録計用紙を追加購入する場合は、営業所または販売店へご用命ください。

(記録計用紙;RP-155、インクペン;DF-38FP)

●記録計用紙を停止するには、単 2 形乾電池を抜取ってください。ただし、インクペンを抜き取っておかないと、イ

ンクペンが記録計用紙の同一場所に長時間あることで、インク染みによる破れが起こり、インクペンの先がその

破れに引っ掛かり、作動しない場合があります。

●記録計用紙駆動用の乾電池は通常約1年間使用できますが、使用温度条件により、寿命が短い場合がありま

す。また、超低温フリーザーご購入時に付属の乾電池はモニター用ですので、寿命が短い場合があります。

●消耗した状態の乾電池や使用期限切れ等の乾電池を長時間セットしたまま放置すると、液漏れやサビの原因

となり、自記温度記録計に悪影響を及ぼしますので注意してください。

Page 34: MDF-C2156VA&VAN P151444004 表紙&本文MDF-C2156VA MDF-C2156VAN MDF-C2156VA 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

34

補助冷却装置

<MDF-C2156VA の場合>

MDF-C2156VA には補助冷却装置として、液化二酸化炭素自動噴射装置が標準装備されています。

この超低温フリーザーは、電源が OFF した場合(停電、電源コンセント抜け、電源スイッチ OFF、ブレーカーが

OFF した場合)または機械自身の故障のために庫内温度が補助冷却装置作動温度まで上昇すると、バッテリー

電源によりソレノイドバルブ(電磁弁)を作動させ、液化二酸化炭素ガスを噴射させて庫内温度上昇を防ぎます。

補助冷却装置の取扱いは次の通りです。

1. 液化二酸化炭素ボンベのセット

超低温フリーザーの付属品のジョイント、補助冷却装置連

結管を使用して、液化二酸化炭素ボンベと超低温フリー

ザーの補助冷却装置ジョイントを接続します。この作業は

高圧ガス取扱店へ依頼するか、営業所または販売店へ

相談してください。

2. 液化二酸化炭素ボンベがセットできたら超低温フリー

ザーを運転し、庫内を所定の温度まで冷却します。

3. 補助冷却装置作動温度を-70 oC に合わせます。

4. 補助冷却スイッチを ON にします。これで、補助冷却装

置は待機状態になります。

5. 補助冷却テストスイッチを押して、庫内へ二酸化炭素

ガスが噴射することを確認してください。

お願い:

●液化二酸化炭素ボンベは、周囲温度が 31 oC を超えると急速に冷却能力を失います。ボンベは涼しいところに

設置してください。また、周囲温度によりボンベ 2 本当たりの冷却可能時間も変わります。補助冷却装置の持続

時間については、7 ページを参照ください。

●液化二酸化炭素ボンベは必ずサイホン管と指定して購入したものをセットしてください。

●補助冷却装置連結管は付属品を使用してください。(冷却性能上、補助冷却装置連結管の延長はできませ

ん。)

●超低温フリーザーの運転を停止する場合や、補助冷却装置を使用しない場合には、補助冷却スイッチを OFF

にしてください。ON になったままでは、補助冷却装置用のバッテリーが放電してしまいます。

警告換気の良い場所に据付ける

補助冷却装置を使用する機器では、機器周辺への液化二酸化炭素ガスの放出により酸欠状態やガ

ス中毒を引き起こす原因となります。十分な換気が確実でない場合は、CO2 濃度計や酸素濃度計等

による警報装置を備えてください。

噴射装置概略図

液化二酸化炭素ボンベ

補助冷却装置連結管

(付属品)

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35

補助冷却装置

<MDF-C2156VAN の場合>

MDF-C2156VAN には補助冷却装置として、液体窒素自動噴射装置が標準装備されています。

この超低温フリーザーは、電源が OFF した場合(停電、電源コンセント抜け、電源スイッチ OFF、ブレーカーが

OFF した場合)または機械自身の故障のために庫内温度が補助冷却装置作動温度まで上昇すると、バッテリー

電源によりソレノイドバルブ(電磁弁)を作動させ、液体窒素を噴射させて庫内温度上昇を防ぎます。

補助冷却装置の取扱いは次の通りです。

1. 超低温用補助冷却容器のセット

超低温フリーザーの付属品のジョイント、補助冷却装置連結管

を使用して、超低温用補助冷却容器と超低温フリーザーの補

助冷却装置ジョイントを接続します。液体窒素の圧力は 49.0

kPaG(0.5 kg/cm2G)が適当です。この作業は高圧ガス取扱店

へ依頼するか、営業所または販売店へ相談してください。

2. 超低温用補助冷却容器がセットできたら超低温フリーザー

を運転し、庫内を所定の温度まで冷却します。

3. 補助冷却装置作動温度を庫内設定温度よりも+15 oC 以上

に合わせます。

4. 補助冷却スイッチを ON にします。これで、補助冷却装置は

待機状態になります。

5. 補助冷却テストスイッチを押して、実際に液体窒素が庫内

へ噴射すると正常です。

6. 超低温用補助冷却容器内の液体窒素は少量ずつですが自

然蒸発して減少するため、つねに窒素量を確認するようにして

ください。

お願い:

●超低温用補助冷却容器は、断熱された専用の容器を使用してください。

●超低温用補助冷却容器は、圧力調節弁が付いていて、圧力を 49.0 kPaG~68.6 kPaG(0.5~0.7 kg/cm2G)

に調節できるものを使用してください。

●補助冷却装置連結管は付属品を使用してください。(冷却性能上、補助冷却装置連結管の延長はできませ

ん。)

●超低温フリーザーの運転を停止する場合や、補助冷却装置を使用しない場合には、補助冷却スイッチをOFF

にしてください。ONになったままでは、補助冷却装置用のバッテリーが放電してしまいます。

警告換気の良い場所に据付ける

補助冷却装置を使用する機器では、機器周辺への液体窒素の放出により酸欠状態やガス中毒を引

き起こす原因となります。十分な換気が確実でない場合は、N2 濃度計や酸素濃度計等による警報装

置を備えてください。

噴射装置概略図

補助冷却装置

連結管(付属品)超低温用

補助冷却容器

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36

インターフェースボード(別売品)

インターフェースボード(MTR-480C)を使用することにより、本製品とパソコンを RS-232C で接続し、温度ログ

をパソコンに取り込むことができます。

LAN インターフェースボード(MTR-L03)を使用することにより、本製品とパソコンを LAN 接続し、庫内温度など

をモニタリングすることができます。 インターフェースボード(MTR-480C)と LAN インターフェースボード(MTR-L03)とは同時使用はできませ

ん。 インターフェースボードのご購入は、営業所または販売店にご依頼ください。

警告

本製品に別売品を取り付けるときは、電源プラグを抜く

感電の原因となります。取り付けは営業所または販売店に依頼してください。

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37

保証とアフターサービス(よくお読みください)

修理・使いかた・お手入れなどは、

まず販売店へご相談ください。

修理を依頼されるときは

「警報・保安機能および自己診断機能」(25ページ)「故障

かな?と思ったら」(29ページ)でご確認のあと、直らない

ときは、まず電源プラグを抜いて、お買い上げ日と右の内

容をご連絡ください。

●保証期間中は、保証書の規定に従って出張修理いたします。

保証期間:お買い上げ日から本体1年間

●保証期間終了後は、診断をして修理できる場合はご要望により修理させていただきます。

※修理料金は次の内容で構成されています。

技術料 診断・修理・調整・点検などの費用

部品代 部品および補助材料代

出張料 技術者を派遣する費用

※補修用性能部品の保有期間 9 年

当社はこの MDF-C2156VA/MDF-C2156VAN の補

修用性能部品(製品の機能を維持するための部品)

を、製造打ち切り後 9 年保有しています。

●ご相談窓口における個人情報のお取り扱い

パナソニック株式会社およびパナソニックグループ関係会社(以下「当社」)は、お客様からお知らせいただいたお

客様の個人情報をパナソニック製品に関するご相談対応や修理サービスなどに利用させていただきます。併せ

て、お問い合わせ内容を正確に把握するため、ご相談内容を録音させていただきます。また、折り返し電話をさ

せていただくときのために発信番号を通知いただいておりますので、ご了承願います。当社は、お客様の個人情

報を適切に管理し、修理業務等を委託する場合や正当な理由がある場合を除き、第三者に個人情報を開示・提

供いたしません。個人情報に関するお問い合わせは、ご相談いただきました窓口にご連絡ください。

●各地域の修理ご相談窓口

当社営業所およびサービス受付けの連絡先は、別紙の一覧表を参照してください。

・電話番号をよくお確かめの上、おかけください。

・地区・時間帯によって、集中修理ご相談窓口に転送させていただく場合がございます。

・所在地、電話番号は変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。

安全確認書発行のお願い 次ページの安全確認書は、修理等のメンテナンスを実施する際、対象機器の安全性について、お客様に発行し

ていただくものです。これは販売店、メンテナンス技術員および当社社員の安全の確保を目的としておりますので、

お手数ですがご協力をお願いします。

● 機器修理等のメンテナンスを実施する際、安全確認書は毎回発行をお願いします。 ● 安全確認書は、次ページをコピーし、内容を記入後、当社メンテナンス技術員に提出をお願いします。 ● 安全確認書が発行いただけない場合、メンテナンスをお断りする場合があります。

● 機器が汚染している場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて除染処理をお願いします。

販売店名

電話 ( ) -

お買い上げ日 年 月 日

故障の状況 できるだけ具体的に

品番

製品名

製造番号

お買い上げ日

▼お買い上げの際に記入されると便利です

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38

安全確認書

パナソニック ヘルスケア株式会社 宛

1. ご使用の試料:

病原性 : なし・可能性あり・あり 毒 性 : なし・可能性あり・あり 放射性物質: 使用せず・使用(核種: ) その他の特記事項:

2. 機器の汚染状況

製品内: 汚染なし・除染済み・汚染の可能性あり・汚染あり (除染済みの場合、除染方法: )

その他の汚染状況:

3. メンテナンス・修理における安全対策方法

イ)安全です。 ロ)危険性があります。具体的な安全対策方法、除染方法は以下のとおりです。

記 入 日: 平成 年 月 日 ご 芳 名: 所 属: 責 任 者: 印 電話番号:

品 名 品 番 製造番号 設置年月日

超低温フリーザー MDF- 平成 年 月 日

お願い:当社では、修理等のメンテナンスの実施、または、製品の返却に際し、安全確認書の発行をお願いして

おります。これは、販売店、メンテナンス技術員および当社社員の安全の確保を目的としておりますので、お手数

ですがご協力をお願いいたします。なお、機器が汚染されている場合、事前に除染できる範囲は、お客様にて除

染処理をお願いします。

● 本安全確認書によりお受けしたお客さまのお名前、お電話番号などの個人情報は適切に管理いたします。ま

た、お客さまの同意がない限り、業務委託の場合および法令に基づき必要と判断される場合を除き、第三者への

開示はおこないません。

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39

仕 様

品 名 超低温フリーザー

品 番 MDF-C2156VA-PJ MDF-C2156VAN-PJ

外 形 寸 法 幅1730 mm x 奥行765 mm x 高さ1010 mm

内 形 寸 法 幅760 mm x 奥行495 mm x 高さ615 mm

有 効 内 容 積 231 L

外 装 塗装鋼板

内 装 アルミ板アルマイト処理

扉 塗装鋼板

測 定 孔 内径40 mm(側台内)

断 熱 材 VIP(真空断熱材)+硬質発泡ポリウレタン

圧 縮 機 高温側:全密閉型レシプロ式、出力1100 W

低温側:全密閉型レシプロ式、出力1100 W

冷 却 器 高温側:カスケードコンデンサー、低温側:チューブオンシート

凝 縮 器 高温側:フィンアンドチューブ、低温側:オートカスケード

冷 媒 高温側:R407D+6pt、低温側:HFC混合冷媒

温 度 調 節 方 式 マイコン制御式

温 度 表 示 方 式 デジタル表示式

温 度 セ ン サ ー 白金測温抵抗体 Pt1000Ω

警 報 機 能 高温警報、低温警報、停電警報、扉警報、フィルター警報

遠 隔 警 報 接 点 許容接点容量:DC 30 V、2 A

電 源 三相、200 V、50 Hz/60 Hz

バ ッ テ リ ー 鉛蓄電池、DC 6 V、7.2 Ah x 4個、自動充電式

製 品 質 量 318 kg

付 属 品

鍵1セット、霜取りヘラ1個

補助冷却装置連結管1セット(MDF-C2156VA;液化二酸化炭素用、

MDF-C2156VAN;液体窒素用)

別 売 品

貯蔵ラック(MDF-102SR)、貯蔵ケース(MDF-49SC)、

超低温用補助冷却容器(MDF-135N)、

自記温度記録計(MTR-155H)+記録計取付金具(MDF-S30150)、

インターフェースボード(MTR-480C)、LANインターフェースボード(MTR-L03)

※製品改良のため、予告なく仕様を変更する場合があります。

※停電警報および補助冷却装置のバッテリーは消耗品です。約3年毎に交換してください。なお、バッテリーの交

換は営業所または販売店に依頼し、使用後はバッテリーのリサイクルに協力してください。

※停電警報用バッテリーを満充電するには、バッテリースイッチを ON にした状態で、超低温フリーザー

本体を約 3 日間運転する必要があります。

※ファンモーターは消耗品です。約 6 年毎に交換してください。なお、ファンモーターの交換は営業所または販売

店に依頼してください。

※別売品をご注文の際は、 新のカタログを参照してください。

Page 40: MDF-C2156VA&VAN P151444004 表紙&本文MDF-C2156VA MDF-C2156VAN MDF-C2156VA 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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性能仕様

品 名 超低温フリーザー

品 番 MDF-C2156VA-PJ MDF-C2156VAN-PJ

冷 却 性 能 庫内中央到達温度:-150 oC(周囲温度:30 oC、無負荷)

庫 内 温 度 制 御 範 囲 -125 oC~-150 oC

電 動 機 定 格 消 費 電 力 1500 W/1620 W (50 Hz/60 Hz)

電 動 機 定 格 電 流 5.7 A/5.7 A (50 Hz/60 Hz)

大 消 費 電 力 1830 W/2020 W (50 Hz/60 Hz)

総 合 大 電 流 6.6 A/6.7 A (50 Hz/60 Hz)

大 放 熱 量 6590 kJ/h/7275 kJ/h (50 Hz/60 Hz)

使 用 環 境 条 件 周囲温度:5 oC~30 ℃、湿度:80 %R.H.以下

※製品改良のため、予告なく仕様を変更する場合があります。

※本製品の各データは、当社基準で測定しています。

Page 41: MDF-C2156VA&VAN P151444004 表紙&本文MDF-C2156VA MDF-C2156VAN MDF-C2156VA 本製品は、日本国内での使用を目的として設計・製造されたものであり、日本国外では使用できません。

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