M フロアブルの特長と安全性トランスフォーム Mフロアブルの特長と安全性...

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Page 1: M フロアブルの特長と安全性トランスフォーム Mフロアブルの特長と安全性 広範なカメムシ目害虫防除に有効です。 トランスフォームフロアブルの防除試験においては、
Page 2: M フロアブルの特長と安全性トランスフォーム Mフロアブルの特長と安全性 広範なカメムシ目害虫防除に有効です。 トランスフォームフロアブルの防除試験においては、

トランスフォ ーム�M

フロアブルの特長と安全性

□ 広範なカメムシ目害虫防除に有効です。 � トランスフォームフロアブルの防除試験においては、

これまでに試験された全種類のアブラムシ類とコナ

ジラミ類に優れた効果を示しました。また、果樹で問

題のヤノネカイガラムシ、ウメシロカイガラムシ類など

主だった種類のカイガラムシ類にも優れた効果を示

しました。

アブラムシ上科

コナジラミ上科

カイガラムシ上科

ハゴロモ上科

ツノゼミ上科

カメムシ上科

(6ページ参照)

(7ページ参照)

(8ページ参照)

]門盆五資料参照

r2 薬液が散布されると、有効成分は比較的速やかに茎葉内に浸透し、成分の一部は蒸散流によってさらに上位の茎葉に移行する

性質があります。散布方法(希釈倍数、散布液量など)や作物の種類と状況によって異なりますが、散布後に展葉してくる新葉に

も有効成分が移行し、一定期間、防除効果が期待できます。

■ ピーマン苗の茎に処理した場合の有効成分の移行状況

へ 7日前に

:.,\·(局部処理ヽ , した箇所ヽ..

14cで標識した有効成分(スルホキサフロル)をピーマンの茎に処理。7日後の植物体での局在を調査したところ、植物体に広く移行していることが確認された。

て残効性に優れています。また、耐雨性もあります。 � これまでの公的試験結果や、社内で行った残効性の検討試験の結果から、トランスフォームフロアブルは、アブラムシ類やカイガ

ラムシ類の防除において優れた残効性が認められています。また、薬液乾燥後は、降雨による効果への影響はほとんどみられませ

ん。

■フジコナカイガラムシのみかん葉における残効性の検定(2012年日産化学工業株式会社社内試験)

100

80 死虫率(%)

0

0

0

0

6

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2

※A剤は15日後で調査打切り ..... ー--● ------—● -� ―-----•·--- ---

3日後 8日後 15日後 21日後 29日後 42日後ー,_

49日後

...トランスフォームフロアブル(2,000倍) ..... 対照A剤(1,000倍) ・・・・ 無処理供試作物:温州みかんポット(宮) II早生)屋外 薬剤処理:6月18日に薬液がしたたり落ちる程度に散布 試験方法:経時的に各区より処理葉を採集し、実験室に持ち帰り、若齢幼虫を10頭以上接種し、放虫3日後に死虫率を調査した (3反復)

■モモアカアブラムシのキャペツにおける降雨の影響(2010年日産化学工業株式会社社内試験)

降雨 生存虫数/ポyト処理 4日後 7日後 15 日後 21日後

有 1 1 ゜ 2 トランスフォームフロアブル

無 ゜ 7 ゜ ゜

有 12 51 66 調査せず対照B剤

無 調査せず4 15 31

無処理 無 167 265 425 620

?悶

浸透移行性や浸達性があるため、薬剤のかかりにくい葉裏や、敬布後に生じた茎葉にも防除効果がおよび、アブラムシ類などを上手に防除できるのです。

rJ アブラムシ類の場合には、薬剤散布から数十分経過すると、コロニーの虫の動きに変化が現れ始めます。特徴的なものは「スト

レッチ症状(3ページ参照)」で、後脚が伸張した状態でけいれんを起こしている個体や、ぎこちなく歩きだす個体が見られます。数時

問経過すると、コロニーの半分近い虫が死亡するか、作物からの落下が見られます。また、アブラムシ類、コナジラミ類およびカメム

シ類の複数種で、吸汁活動を忌避する反応が観察されています。

供試作物:キャベツ(YRあおば) 処理方法:11月4日にトランスフォームフロアブルと対照B剤のそれぞれ50ppmに希釈した菓液を散布 降雨処理:薬剤散布より1時間後(菓液乾燥後)に、人工降雨機で1時問当り20mmの降雨処理を2時間実施した 調査は薬剤処理日より4日、7日、15日、21日後に生存虫数を調査した。また、放虫は処理4日、7日、15日後の調査後にそれぞれ各区に1ポット当り成虫20頭を接種した

t トランスフォ ームTMフロアブルの安全性 � トランスフォームフロアブルの人畜毒性は、毒物及び劇物には該当しません。また、製品ラベルの安全使用上の注意事項におい

て、水産動植物に関する注意事項の記載はありません。

■安全性に関する基礎データ

■ワタアブラムシの殺虫効果発現の経時観察

きゅうり苗に接種したワタアブラムシのコロニーに、トランスフォームフロアブル2,000倍希釈液を直接散布した。

*"壽`このマークがついた画像は、AR動画でもご覧いただけます。•

「COCOAR2」アプリ(無料)で動画をご覧いただけます。詳しくは、裏表紙をご参照ください。

10~15分経過すると、「ストレッチ症状」を示し落下する個体が出始め、1時間後には多数の個体が落下した。

コロニーの3分の1近くが落下。葉上では全個体に苦悶症状・活動停止が認められた。葉脈にひっかかっている個体も多い。

哺乳動物

急性毒性(ラット) 経口: LDso > 5,000 mgg//

kkg g 経皮: L050 > 5,000 m

皮膚刺激性(ウサギ) 剌激性なし

眼刺激性(ウサギ) なし

皮膚感作性(マウス) なし

LCso>1,000 mg/ J!

ECso>1,000 mg!J!

ErCso >1,000 mg/ J!

トランスフォ ームフロアブルの安全性は、様々な試験によって確認されています。

水産動植物(急性毒性)コイ(96時間後)

オオミジンコ(48時間後)

緑藻(72時間後)

■有益昆虫に対する安全性

種類 試験条件 安全日数

セイヨウミツバチ トランスフォームフロアブル1,000倍 10日間いちご施設(冬期・散布後放飼)

トランスフォームフロアブル1,000倍 2~5 日間受 セイヨウマルハナバチ 粉 ミニトマト施設

虫 クロマルハナバチ トランスフォームフロアブル1,000倍2~5 日間ミニトマト旅設

マメコバチ りんご 開花期間中には(直接散布・間接散布) 使用できない

種類 供試ステージ 影響評価 試験方法

チリカブリダニ 成虫◎

スワルスキーカブリダニ 成虫◎

卵 直接散布試験天リモニカスカブリダニ 成虫 ◎

魯ナミテントウ 成虫幼虫

虫 オンシッツヤコバチ 蛹 △ 虫体浸漬試験成虫 X ガラス管接触試験

コレマンアブラバチ 蛹 X 直接散布試験成虫 ガフス管接触試験

タイリクヒメハナカメムシ 成虫 X 直接散布試験◎:影響なし(死虫率0-30%)、〇:影響少(30-80%)、△:影響中(80-99%)、x:影響大(99-100%)

■作物への安全性

本製品の登録作物での公的試験、ならびに社内試験において、登録の使用方法の範囲、および培量

での薬害試験において薬害と見られる症状は報告されておりません。また、周辺作物に関する薬害試験

においても、これまでに薬害事例はありません。(混用事例に関しては、10-11ページをご参照ください。)

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