LINUX サーバによる基幹システム運用 ~ WEB...
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LINUXLINUX サーバによる基幹システム運用サーバによる基幹システム運用 ~WEBアプリケーション開発言語としての COBOL~
多田建設株式会社
総務部情報システム課 課長 佐藤 茂
「インターネット時代の COBOL 活用セミナー」資料
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会社案内 (多田建設株式会社)
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会社案内 会社案内 多田建設株式会社
本社:東京都江東区大島 2-8-6
支店:東京支店、東関東支店、横浜支店、関東土木支店
東北支店、大阪支店、中国支店、四国支店、九州支店
他 10 営業所
業種:総合建設業
設立:昭和 22 年 6 月 18 日
資本金: 10 億円 社員: 415 人
〔会社紹介〕
1916年(大正5年)の創業以来80余年、昭和63年11月には東証1部上場を果し、近代日本の成長に歩調を合わせながら、生活環境の向上に、その一躍を担ってきました。しかし、建設不況を受け、平成9年7月30日に会社更生手続きの申し立てをし、以後、紆余曲折を繰返しながら、再建活動を実施してまいりました。その間、債権者の皆様の暖かいご支援ご協力をいただき、平成12年12月20日更生計画認可を頂くことができました。厳しい環境の中でありますが,今後更生計画に沿って,再建の道を進んでいく所存であります。
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工事件名:小名木川クローバー橋担当支店:関東土木支店工事場所:東京都江東区
不動産開発、マンション建設から土木・建築の分野までトータルサービスを提供する不動産開発、マンション建設から土木・建築の分野までトータルサービスを提供する
ゼネラルコンスト ゼネラルコンストラクターを目指します。ラクターを目指します。
自社開発ブランド:ノーブルシリーズ
工事件名:島根県立中央病院移転新築工事担当支店:中国支店工事場所:島根県出雲市
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旧システム構成(旧システム構成( ACUCOBOLACUCOBOL 導入前)導入前)
~ 本社・支店間をネットワークでつないだ ~ 本社・支店間をネットワークでつないだ UNIX ・分散サーバ環境 ~
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旧システム構成(旧システム構成( ACUCOBOLACUCOBOL 導入前)導入前)
~ 本社・支店間をネットワークでつないだ~ 本社・支店間をネットワークでつないだ UNIX ・分散サーバ環境 ~
〔旧システムの導入経緯〕
・ 1982 年 オフコン( ITX )を本社に導入、原価管理・経理システムを稼動させる
・ 1988 年 UNIX マシン( Tower 、シリーズ OS : SVR )を本社と全国支店に導入、
アプリケーションは RM / COBOL で構築。
分散サーバをネットワーク化
・ 1990 年 本社サーバのスペック強化( Tower600 850⇒ )
・ 1992 年 支店サーバのスペック強化( Tower600 3445⇒ )
・ 1994 年 本社サーバのスペック強化( Tower850 3555⇒ OS : SVR4 ) コストパフォーマンスを求め、早い時期から
UNIX を採用全国支店へ展開してきた。
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本社・支店サーバ配置図
分散サー とフレームリレーネッバ゙トワーク
旧システム構成(旧システム構成( ACUCOBOLACUCOBOL 導入前)導入前)
情報システム部門
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旧システムでの課題 旧システムでの課題 (ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ(ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ等)等)
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旧システムでの課題旧システムでの課題
(ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ等)(ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ等)
〔旧システムの課題〕
・現在のハード・ソフトウェアの再リース ⇒ リース継続の価値に疑問をもつ
・開発費用が高い、開発効率が悪いため(5年前の開発言語とハード)。
・現状構成における各支店・子会社への障害対応の増加
・保守料の増額
ハードの老朽化が主な原因
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情報システム部門はコスト削減と最新技術への
対応という矛盾した課題を突きつけられる。
コスト削減
最新技術
〔情報システム部への要求〕 ・ TCO の削減
・建設業界全体の IT 化へ遅れをとらない為の
社内システム改革の推進
旧システムでの課題旧システムでの課題
(ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ等)(ランニングコスト、ユーザサポート、オープン環境との連携ニーズ等)
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新システムの模索 新システムの模索
(( LINUXLINUX ・・ WEBWEB サーバとの出会い、導入への紆余曲折サーバとの出会い、導入への紆余曲折、、
次期基幹次期基幹 OSOS としての確信)としての確信)
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新システムの模索新システムの模索 (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹 OSOS としての確としての確信)信)
◆ Linux との出会い: 1999年
・導入していた MS-MAIL サーバのサービス中止を機に
グループウェア導入を検討
・トータルコストを抑える為にインフラを OS : Linux 、 WEB サー:バ Apache で
稼動を試みる
無事稼動無事稼動 ⇒ 手ごたえを感じる。(低コストと安定性)
Linux は 1,000円の雑誌の
付録を使いました。
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◆ Linux への確信:
・ Linux によるグループウェアサービス(対象約300 USER )は
開始以来、 一度のダウンすら無し。
信頼できるインフラ
⇒ 基幹システムの Linux 化を模索し始める。
新システムの模索新システムの模索 (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹 OSOS としての確としての確信)信)
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◆ Linux 習得のスピード:
10 年以上 UNIX をベースとしたシステム構築・運用を行ってきた為、
Windows習得者が苦手とするコマンドや設定ファイルによるチューニング
には抵抗を感じなかった。
◆導入の背景:
コスト削減と最新技術への対応という矛盾した課題を克服するにはLinuxへ
挑戦せざるを得なかった。当初の動機は安いコストと最新技術への好奇心。
新システムの模索新システムの模索 (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹サーバとの出会い、導入への紆余曲折、次期基幹 OSOS としての確としての確信)信)
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ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い
(( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。)応。)
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既存システムへのあきらめ:
・ COBOL はもう古い言語でありWINDOWSベースの IT潮流の
中で発展性はない。
・インターネットや LINUX との親和性はない開発言語である。
◆ 当初の思惑....
COBOL への先入観があった
ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。 ))
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他言語による開発の壁:
・ ぎりぎりのメンバーでシステム保守を行う中、他言語習得は困難。
・ 開発会社へ見積を依頼するが到底受け入れられない費用と期間を
告げられる。
新規再構築コスト
期間 要員不足
ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。 ))
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Linux ベースで稼動する COBOL との出会い
⇒ ACUCOBOL
初めはオープン系COBOL を過小評価していた。
調査するうちに多くの利点が見えてくる。
調査開始: 2000 年 6月
移行作業: 2000 年 10月~
作業完了: 2001 年 4月
ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。 ))
調査開始から作業完了までスピーディー
な動きが出来た。
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・ Windows アプリケーション開発環境の充実( AcuBENC
H )
・ 既存 COBOL システムの文法をコンバージョンツールが網羅
( RM / COBOL ACUCOBOL⇒ )
・ インターネット技術との親和性:
CGI プログラム、 plug-in ランタイム
・ Linux上での安定稼動
【 ACUCOBOL評価ポイント】
ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。 ))
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【 Acubench の開発環境】 - Windows2000Pro マシン上の画面 -
これまでの COBOL 開発環境とは全く次元の違うものであった。
ACUCOBOLACUCOBOL との出会いとの出会い (( LINUXLINUX ・・ WEBWEB 化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。化を模索する中で、膨大な既存基幹システムへの対応。 ))
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ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との技術との
親和性への驚き。導入決定へ)親和性への驚き。導入決定へ)
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ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との親和性への驚き。導入決技術との親和性への驚き。導入決定へ)定へ)
◆ 描いた新システムへの不安:
・ 基幹 COBOL システムを異なる OS 環境「 LINUX へ移行。」
・ 新しい開発環境「 ACUCOBOL の採用。」
・ 未知の技術 インターネット:「 WEB への取り組み。」
最終的な採用に至るまでは一つ一つの不安を解消して
いった。
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・ サンプルマイグレーション ( COBOL 移植成功の実証)
・ 東京システムハウスとの共同調査
( Linux 、 Web への取り組み)サーバ
・ 社内稟議の通過 (既存/次期のコスト比較による説得)
◆ 解決の過程
ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との親和性への驚き。導入決技術との親和性への驚き。導入決定へ)定へ)
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サンプルコンバージョン: 東京システムハウスの協力で、数本のプログラムをサンプルコンバージョン。
依頼の数日後に10年間 UNIX上で動いていた COBOL アプリケーションが Windows上で稼動
LINUX マシン上のファイルを参照・更新。 LINUX上でバッチが流れた。⇒確信へ
既存 UNIX COBOL ソース
参照・入力プログラム
変換コンパイル
実行
【 Windows 】
バッチプログラム
【 Linux 】
READ/WRITE
実行
Linux上のファイル
ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との親和性への驚き。導入決技術との親和性への驚き。導入決定へ)定へ)
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WEB サーバへの取り組み Apache との格闘は手探りの中で開始され最後まで苦戦したが、
設定ファイルの課題を一つ一つ克服する過程は充実感を覚えた。
AddType application/x-tar .tg
#
# AddHandler: allows you to map certain file extensions to "handlers",
# actions unrelated to filetype. These can be either built into the server
# or added with the Action command (see below)
#
# If you want to use server side includes, or CGI outside
# ScriptAliased directories, uncomment the following lines.
#
# To use CGI scripts:
#
AddHandler cgi-script .cgi
AddHandler cgi-script .aci
AddType application/vnd.acucobol .acu
#
# To use server-parsed HTML files
このような英文 textの
設定ファイルに一行書き足す、
あるいはコメント化するだけの設定
東京システムハウスの協力で一つづつ解決
ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との親和性への驚き。導入決技術との親和性への驚き。導入決定へ)定へ)
![Page 26: LINUX サーバによる基幹システム運用 ~ WEB アプリケーション開発言語としての COBOL ~](https://reader033.fdocument.pub/reader033/viewer/2022061518/56813ad3550346895da30599/html5/thumbnails/26.jpg)
社内の説得へ:基幹システムの一括集中管理にはハード面においても多くの初期投資が必要になる。
経営層へはコストの削減効果を図解し、 WEB 技術の将来性を説きながら許可を得た。
新システム稼動
新システムの稼動から 3年目には移行費用を回収しおわる。
システムのサービスレベルは向上したうえ6割のコスト削減も達成。
ACUCOBOLACUCOBOL 導入へ向けて導入へ向けて
(サンプルによる(サンプルによる WINDOWSWINDOWS 化、化、 LINUXLINUX 化の実績。化の実績。 WEBWEB 技術との親和性への驚き。導入決定へ)技術との親和性への驚き。導入決定へ)
![Page 27: LINUX サーバによる基幹システム運用 ~ WEB アプリケーション開発言語としての COBOL ~](https://reader033.fdocument.pub/reader033/viewer/2022061518/56813ad3550346895da30599/html5/thumbnails/27.jpg)
移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( LINUXLINUX++WEBWEB サーバによる社内サーバによる社内 ASPASP 〔ファイル、プログラムの一元管理〕〔ファイル、プログラムの一元管理〕
支店 支店はクライアントのみ)はクライアントのみ)
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移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( LINUXLINUX++WEBWEB サーバによる社内サーバによる社内 ASPASP 〔ファイル、プログラムの一元管理〕〔ファイル、プログラムの一元管理〕支店支店はクライアントのはクライアントのみ)み)
[テーマ] シンクライアント、システムリソースの集中管理 ⇒ 社内 ASP の構築へ
リソース一元管理をテーマに次期システム構成をイメージしました。
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◆ ソース移行:
変換ツールと統合開発環境の生産性で移行作業はスムースにすすむ。
Windows マシンで開発⇒ FTP で LINUX に転送しテスト
ソース変換
コンパイル
テスト
実行
オブジェクト PG を FTP転送
PG ソースを FTP 転送
【 UNIX 】
【 Linux 】
【 Windows】
移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( LINUXLINUX++WEBWEB サーバによる社内サーバによる社内 ASPASP 〔ファイル、プログラムの一元管理〕〔ファイル、プログラムの一元管理〕支店支店はクライアントのはクライアントのみ)み)
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◆ 帳票:
既存の COBOL による帳票レイアウトを帳票作成ツール「 FormHelper で再」定義。
Web サーバからの帳票ファイル送信や帳票ファイルのデータ保存を可能にする
文書ファイル「 ROF が」 WEB アプリケーションの展開やペーパーレスのニーズと一致クライアント⇒ WEB ・ CGI ROF⇒ 生成⇒ ROF取得の図 ※ ROF ( WEB上で送受信できる帳票ファイル)
帳票ファイル生成指示
帳票ファイル取得
ROF ファイル
生成処理
Web サーバ
COBOL
ファイル保存 プリンタ出
力
当初は帳票ツールの操作に苦戦
移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( LINUXLINUX++WEBWEB サーバによる社内サーバによる社内 ASPASP 〔ファイル、プログラムの一元管理〕〔ファイル、プログラムの一元管理〕支店支店はクライアントのはクライアントのみ)み)
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移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( ファイル集中化によるレスポンス〔ファイル集中化によるレスポンス〔 CGICGI プログラム、プログラム、 HTMLHTML 等等 WEBWEB 技術による回技術による回避〕)避〕)
◆ レスポンスの悪化:
ファイルを本社に一括集中させたために支店からの更新処理のレスポンス
が著しく悪化。東京システムハウスと相談し、更新系の処理を CGI プログラム
として開発( CGI に開発は ACUCOBOL で行う。単純な COBOL のロジックで開発できた。)
Write
クライアントPG
レスポンスの悪化
【本社】
【支店】 CGI起動
【本社】
【支店】
クライアントPG
Write
CGI
レスポンスの改善
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◆ HTML : レスポンスの改善から止む無く取り組んだ HTML であったが使い慣れてくると、
ACUCOBOL の CGI と組み合わせて適応場面を多く見つけられた。
メニュー画面や BACKUP 指示などはこのコンビネーションで開発。
【 HTML で作成したファイルバックアップ処理の MENU画面】
このボタンを押すとステータスが
WEB サーバへ返り、サーバ側で
ACUCOBOL の CGI (バックアップ
処理)が実行される。
移行時の課題と解決策移行時の課題と解決策 (( ファイル集中化によるレスポンス〔ファイル集中化によるレスポンス〔 CGICGI プログラム、プログラム、 HTMLHTML 等等 WEBWEB 技術による回技術による回避〕)避〕)
![Page 33: LINUX サーバによる基幹システム運用 ~ WEB アプリケーション開発言語としての COBOL ~](https://reader033.fdocument.pub/reader033/viewer/2022061518/56813ad3550346895da30599/html5/thumbnails/33.jpg)
移行後の効果移行後の効果
(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕
ランニングコストの削減〔ランニングコストの削減〔 LINUXLINUX 、、 ACUCOBOLACUCOBOL 〕)〕)
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移行後の効果 移行後の効果
(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕 ランニングコストの削減〔ランニングコストの削減〔 LINUXLINUX 、、 ACUCOBOLACUCOBOL 〕)〕)
◆ 開発環境の一新: (新規開発・メンテナンスの工数は飛躍的に向上)
GUI プログラム、 CGI プログラムも Windows マシン上で
コーディング⇒コンパイル⇒実行・テストを行い、 FTP で LINUX に転送するだけでリリース体制が
整う。リソース一括管理の WEB アプリケーションの為、アップロードと同時にリリース完了。
◆ ランニングコストの削減: 実に年間6割強のコスト削減に成功。初期導入コスト(ソフトウェア・ハードウェア)を
2年で回収3年目から黒字化する予定。
◆ WEBサーバの活用: WEB サーバ( Apache )を調査するなかで多くの有効な機能を発見。
CGIやWEB サーバ機能を利用したサービスで情報システム部門への雑用依頼は減った。
今後も WEB サーバの機能の活用や、有用な CGI プログラム作成は積極的に行いたい。
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◆ WEBサーバの活用:
WEB サーバ( Apach )を調査するなかで多くの有効な機能を発見。 例えば幹部ユーザが個人的に必要とする基幹データなどはユーザ操作による CGI で COBOL が CSVファイル
出力。出力された CSV ファイルは FTP サーバを使ってユーザ自らが取得する。情報システム部門への
雑用依頼は減った。今後も WEB サーバの機能の活用や、有用な CGI プログラム作成は積極的に行いたい。
HTML画面でダウンロードファイルの
フォルダへ誘導
COBOL のバッチ処理で必要な機関
データは既に CSV ファイル化しておく
誘導
FTP 転送
ユーザ部門(クライアント)
移行後の効果 移行後の効果
(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕 ランニングコストの削減〔ランニングコストの削減〔 LINUXLINUX 、、 ACUCOBOLACUCOBOL 〕)〕)
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ACUCOBOL の採用により老朽化したシステムから
リソース一括管理の WEB アプリケーションサービスへの移行を・スピーディーに
・低コスト
・ COBOL のノウハウで実現することが出来た。
【移行開発を振り返って】
移行後の効果 移行後の効果
(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕(新規開発・メンテナンスの効率化〔統合開発環境〕〔リソース一元管理〕 ランニングコストの削減〔ランニングコストの削減〔 LINUXLINUX 、、 ACUCOBOLACUCOBOL 〕)〕)
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WEBアプリケーション開発言語としての
COBOL(メリットと機能改善点 )
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◆ シンプルで堅牢な文法 WEB における CGI プログラムは複数端末からのトランザクションを
中央サーバで一括処理をする。このようなプログラムは堅牢でシンプルな
コーディングが求められる。
⇒ COBOL はそのようなシーンで活躍してきたはず
WEBアプリケーション開発言語としての COBOL
[メリット] 既存スタッフのスキル活用と堅牢な COBOL文法
◆ システム部門スタッフの再教育不用 「 Linux OS上での Web アプリケーション というと専門的技術者にしか出」来ない
ように思えるが、少なくとも弊社で必要な機能については自社開発で行えた。
⇒ 慣れ親しんだ COBOL で CGI プログラム作成が可能なため
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◆ 帳票 ( WEB アプリケーションにおいて最も苦労した部分)
WEB での帳票をサポートする機能の追加、帳票ツールとの連携など
多くの選択肢を提供する 開発言語 COBOL であってほしい。
[拡張を希望する機能]
◆ HTML ( HTML画面+CGIのコンビネーションをサポート)
COBOL による CGI は今後も多く開発していきたいが、連携する
HTML画面は帳票と同じく別ツールで作成し、 COBOL とつなげている。
開発環境から HTML ソースの自動生成、既存 Builder との連携強化を希望。
WEBアプリケーション開発言語としての COBOL
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今後の展望 今後の展望
(オープン系アプリケーションとの連動 (オープン系アプリケーションとの連動
〔〔 SQLSQL サーバ、サーバ、 iOFFICEiOFFICE と基幹データの連動〕)と基幹データの連動〕)
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今後の展望今後の展望
(オープン系アプリケーションとの連動〔(オープン系アプリケーションとの連動〔 SQLSQL サーバ、サーバ、 iOFFICEiOFFICE と基幹データの連動〕)と基幹データの連動〕)
展望1: 基幹データの有効活用
今まで COBOL アプリケーションと帳票の中に閉じ込められていた基幹データを
RDBやオープン系のアプリケーションと連携させることにより、ユーザに日々の業務で
活きた情報として活用してもらいたい。( RDB 、グループウェアとのデータ共有)
基幹データ
オープン化された【 COBOL 基幹システム】
MS-SQL Server
http: プロトコル
グループウェア
情報系データ
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展望2: ユーザーコンピューティングの推進
基幹の処理は COBOL による堅牢なシステムを構成すると同時に、フロントでは
WEB の技術やオープン系のツールは積極的に取り入れ、ユーザコンピューティングを
推進していきたい。【本社サーバ】
ユーザ部門で必要とされる処理、ファイルをサーバに蓄積する
処理 A
処理 B.
処理 C.
処理 D.
処理 E.
ファイルF.
ファイルG
ファイルH
ファイルI
ファイルJ
【ユーザ部門】
依頼
サービス
※処理は COBOL や WEB ユーティリティで提供
今後の展望今後の展望
(オープン系アプリケーションとの連動〔(オープン系アプリケーションとの連動〔 SQLSQL サーバ、サーバ、 iOFFICEiOFFICE と基幹データの連動〕)と基幹データの連動〕)
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展望3: IT活用による企業活動の躍進
他の業界に比べて IT 化が遅れていると言われる建設業界だが逆に現在の情報化投資
のスピードは速い。情報システム部門としては IT面において業界最先端に追いつくことで
企業活動をバックアップしていきたい。今回の WEB 技術への取り組みや、
最新 COBOL 技術の採用は今後のシステム展開には欠かせない挑戦であった。
情報システム部門(最新技術への対応)
営業・開発部門(お客様へのサービス)
連携
企業の躍進へ
今後の展望今後の展望
(オープン系アプリケーションとの連動〔(オープン系アプリケーションとの連動〔 SQLSQL サーバ、サーバ、 iOFFICEiOFFICE と基幹データの連動〕)と基幹データの連動〕)
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オープンオープン COBOLCOBOL ととCOBOLCOBOL コンソーシアムへの期待 コンソーシアムへの期待
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オープンオープン COBOLCOBOL とと COBOLCOBOL コンソーシアムへの期待 コンソーシアムへの期待
◆COBOL の最新技術情報の幅広い告知
当初 COBOL でここまで出来ることを知らなかった。
別の言語で新規開発していたかもしれない。(膨大な開発コスト・期間)
各ベンダーからは中立した立場でユーザへ情報提供の徹底を。
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オープンオープン COBOLCOBOL とと COBOLCOBOL コンソーシアムへの期待 コンソーシアムへの期待
◆ 最新技術の応用モデルの研究・公開
ユーザとしてコンソーシアムの今後のお仕事と更なる発展に期待しています。
企業システム部は企業の本業の効率化・ IT戦略に徹底する立場。
技術研究と実務レベルへの応用について各ベンダー・コンソーシアムが
コンサルタントしてくれることでお互いの役割分担が行える。
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ご清聴ありがとうございました。ご清聴ありがとうございました。
ただ、ただ、がんばります。