Japan Gear Manufacturers Association vol - jgma.org·.pdf ·...

vol.45

Japan Gear Manufacturers Association

［目次］

●巻頭言・工業会の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

●新規事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

●委員会報告

　経営研修委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

●会員企業紹介

　（株）日立ニコトランスミッション・・・・・・・・・・・・・・ 5

●研究室紹介

　京都工芸繊維大学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

●経済産業省便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

●新入会員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

●JIS規格紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

●JGMA規格紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

●歯車・歯車装置各種統計・・・・・・・・・・・・・・・ 12

●工業会よりお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

平成28年6月号（6月1日発行） vol.45

2016 Jun.

一般社団法人日本歯車工業会

〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館208号Tel ： 03-3431-1871　Fax ： 03-3431-1872　ホームページ　http://www.jgma.org

■一般社団法人日本歯車工業会会員一覧

■入会のご案内

［編集発行］

JGMA News　第45号　2016年6月1日発行　（一社）日本歯車工業会

アイシン・エイ・ダブリュアイシン・エーアイアサデン・ギヤー浅野歯車工作所浅野歯車製作所アヅミアベックスアムテック池田歯車製作所磯上歯車工業伊藤歯車製作所稲坂歯車製作所イワサテック植田鉄工所宇野歯車工業恵美須屋工具製作所MHIハセック大久保歯車工業大阪減速機製作所大阪精密機械大阪歯切工場オージックオーネックス小笠原プレシジョンラボラトリー岡田歯車工作所岡常歯車製作所岡本工機尾崎ギヤー工業小名木川ギヤーオリエンタルモーター音戸工作所カシフジカワグチキカイ河島ギア製作所川島製作所神崎高級工機製作所菊地歯車

岐阜ギヤー工業ギヤテック九州精密工業協育歯車工業京二共和歯車製作所日下歯車製作所栗﨑歯車製作所グリーソンアジア神戸歯車コウリツ古賀歯車製作所小原歯車工業坂西精機サンドビック三輪工機品川重工島製作所新日鐵住金交通産機品事業部住友重機械ギヤボックス精密歯研工業所清和鐵工泉州歯車工業大和歯車製作滝沢歯車竹田商事ツバキE&MDMG森精機DTRJAPAN東京テクニカル東洋金属熱錬工業所常磐ときわ歯車製作所トヨタ自動車トヨフク長岡歯車製作所永田鉄工

中西製作所中村製作所ナゴヤギアナミキツァーンラート鳴滝工業ニッセイ日本エリコンバルザース日本ギア工業日本クリンゲルンベルグ日本ジェットハーティスハーモニック・ドライブ・システムズ八龍歯車工作所浜井産業阪神動力機械日立ニコトランスミッションブレビニジャパン寳角ギヤー前田精密製作所マキシンコー松本精機三橋歯車製作所三菱重工工作機械宮川歯輪三宅精機都精機名東歯車森歯車工作所安川製作所山崎歯車製作所豊精密工業ユニテックギア淀川歯車製作所ライスハウァールーレン精密リープヘル・ジャパン

【ご入会いただくと】①JGMAニュースを年４回お届けします。　②経営研修会をとおして産

業政策、補助金情報、税制改正等や新技術、異業者の講演会等の経営

上の有益な研修を受けることができます。　③ギヤカレッジ、各種技術

講座を会員価格で受講できます。　④総会、賀詞交歓会の場にて会員

相互の情報交換、親睦がはかれます。

日本歯車工業会は会員企業の技術水準の向上と経営の安定発展を目指して1938年に創立された国内唯一の歯車関連の業界団体です。国内でいち早く、オリジナル規格のJGMA規格を制定、またISO規格のJIS規格化等、歯車規格全般を通して日本の機械産業の発展に貢献してきました。また2005年に開講したギヤカレッジ（九州大学ものづくり大学院カリキュラム継承運営、歯車技術の基礎～応用を系統的に学ぶ技術講座）等、各種の公益事業を進めております。当会では、上記の趣旨にご賛同いただける正会員、賛助会員企業を募集しております。

お問合せ先日本歯車工業会事務局　担当：武田Tel：03-3431-1871　Email：[email protected]

［日本歯車工業会誌］

（2016年6月1日現在　五十音順　法人格省略）

会員（110社）

近年、JIS規格適合鋼材の品質に起因する歯車の損傷事故

が増えています。著しい不純物や偏析の存在が製品の耐久

性を大きく低下させることが原因です。しかし、このことはミ

ルシート（材料証明書）からは判断できないため、我々ユー

ザーは欠陥材料を購入する可能性が高いと言わざるを得ま

せん。そこで、自己防衛の手段として、京都大学名誉教授久

保愛三先生が提唱される「我々ユーザーが鉄鋼材料の品質

を迅速に評価できる測定装置を開発し、鉄鋼材料の新しい

評価法を確立する」ことが必要であると訴えてまいりました。

この度、当開発事業への補助金支出が決定いたしましたの

で、4月の理事会において事業の着手を採択致しました。本

年度補助金として5,000万円が支出されますが、同時に我々

工業会も1,700万円を自己負担しなければなりません。就

きましては、会員の皆様に同負担金に対するご寄付（一口

50万円、申込締切6月30日）をご検討賜りたくお願い申し

上げます。皆さまにおかれましては特段のご理解を頂戴し、

当事業へのご協力を切にお願いする次第です。

巻頭言新規事業

会員の皆様へ（一社）日本歯車工業会会長　澤田　豊

（一社）日本歯車工業会会長　澤田　豊JGMATEプロジェクト運営委員会副委員長　阿部義和

事業の概要

■事業者…一般社団法人　日本歯車工業会

■委託研究先…公益財団法人　応用化学研究所

■事業のテーマ…鉄鋼材料について多点マイクロビッカース

の迅速な統計処理能力を有する測定装置を開発し、材料性

能を評価する技術の方向性を示す。

■事業規模…総額6,700万円（補助金5,000万円　自己負

担金1,700万円）　【期間】平成28年4月～平成29年3月

■自己負担金募集内容…一口50万円として、34口、総額

1,700万円を募集する。

応募企業は材料の評価測定実技研修並びに評価法の基礎的

知見を習得できる。

■長期計画…今回の開発事業は評価が高く、継続した複数

年にわたる助成が期待される。そこで、開発する測定装置の

普及と「歯車用鉄鋼材料の評価基準」JGMA規格原案の作

成をゴールとする５ヶ年計画も併せて検討したい。ただし、

当開発事業は機械部品産業全体に関わる問題であり、２年

目以降は他の工業会にも参加を呼びかけ、当工業会の資金

負担を軽減する。

　会長を引き継ぎ１年が経過し、今までの取組みと感じると

ころを述べたいと思います。

　まず、最初に行ったことは、会のコミュニケーションを活発

にすること。具体的には、JGMAニュースの発行回数を増や

し、タイムリーかつ、内容を充実させてきました。また、会員

間のコミュニケーションも、経営研修会や中国歯車工業会と

のミーティングなど、会員が集合できる機会を増やすことに

よって、活発になって来たと思います。今後も充実を図って

行きたい。

　次に、JGMAの三大事業である技術・規格・教育の中で、

技術・規格については取組みの方向性の見直しを行ってい

ます。

　まず、技術について、工業会自らが技術開発を行ったX-

プロジェクトの技術的評価は高いものがありました。そして、

それにも増して評価されたのが、プロジェクトへの派遣者の

育成効果でした。このことから、工業会の活動としては個別

の技術開発を実行していくのも良いが、本来、各企業マター

である。それよりは、技術開発スタッフの育成事業を仕掛け

られないものか、と検討を重ね「困り事相談」という形で６

月よりスタートを切る予定です。

　規格については、ビジネスに直結しているだけでなく、新

たな技術の証明書でもあり、重要性を再認識し、戦略的な議

論が出来る場を整備した段階です。今後、日本の利益を守り

つつ、ISO化を進める正念場です。若い方にも委員会に参画

していただき、皆様と議論していきたい。　

　三大事業の中でギヤカレッジは人気も高く、これは、講師

の先生方のご努力のたまものであり、感謝しております。今

後も継続させるべく、仕組みを整備していきます。

　以上、個別の事業ではありますが、ベースには人材育成が

あると思います。　

　また、会員ニーズが多様化する中、後継者の育成は各社共

通する重要課題であります。そのため、JGMAの事業は人材

育成をベースにして考えていきたい。ギヤカレッジを中核に、

技術開発自体より技術開発の出来る人、規格は規格自体も

ありますが、それと共に、海外で議論ができる人が重要です。

　産学のEURO、規格のAGMA、育成のJGMA と言われる

様、今後取り組んで行きたい。

　皆様からのご意見を期待しています。

　「ミルシート付き、材料規格合格品」と言う建前の品質表

示のみを信用していては、鉄鋼材料の品質がつかめなくなっ

てきているのが実情である。特に海外材を調達する場合の現

物の品質をどう確認するかが大問題である。

　海外途上国の材料のみならず国産材料にも見切りをつけ、

ドイツ材などの購入を図っている機械メーカもあるが、例え

ば、ドイツ製の18Cr鋼はJIS対応材（SCM822）に比べて1

年前で約2倍の値段、現在は約3倍の値段である。ドイツ製

でも値段の安い材料の品質には問題がある。

　日本の機械技術、機械部品の品質を世界のトップランクに

保つには、使用しようとしている鉄鋼材料現物の客観的品質

評価をユーザーである機械メーカが容易に出来るようにし、

ババをつかまないようにしなくてはならない。また、その品

質評価結果を鉄鋼メーカにフィードバックすれば、日本の鉄

鋼材料の品質を高める努力を期待できる。

　材料の超多点硬度測定や異方性の測定、その結果の迅速

な統計処理をおこなえば、この評価技術を確立することが

出来る可能性が極めて高い。しかし、そのような自動測定

装置は現在世界中にないので、これを早急に開発する必要

がある。

　購入鉄鋼の品質の保証の際、現状の鉄鋼規格・ミルシー

トに加えて、ここに開発する歯車用鉄鋼材料の性状評価結果

の点数を併記できるようにして、酷い材料を掴まないように

する技術手法を確立することを目的とする。

「歯車用鉄鋼材料品質の適性且つ効率的な評価手法の開発（JGMATE）」事業の決定と資金の募集について

久保愛三名誉教授の「日本歯車工業会よりの補助金申請に至る背景について」の一文

委員会トピックス

【通常総会】

・第59回通常総会（5/20・福岡）

【理事会】

・平成27年度第5回理事会（3/11・大阪）

・平成28年度第1回理事会（4/22・東京）

・平成28年度第2回理事会（5/20・福岡）

【経営研修会】

・第24回「経済産業省平成28年度支援施策説明会」

ならびに「日本歯車工業会金属性状評価プロジェクト説明会」

（3/11・大阪）

・第25回「日本エリコンバルザース株式会社視察研修」　

（4/8・静岡）

【委員会】

◇JGMA 歯車規格委員会　「円筒ウォームギヤの強さ計算式」

　・平成27年度第10回委員会（3/17・東京）

　・平成28年度第1回・第2回委員会（4/28・5/27・東京）

◇ISO/JIS 審議委員会第1分科会　「円筒歯車:モジュール規格改正」

◇ISO/JIS 審議委員会第2分科会　「歯車 - 研削後の表面焼き戻しエッチング検査法改正」

【対外講演（澤田会長）】

RC268日本機械学会第4分科会にて、歯工会の人材育成について講演（4/15・東工大）

【会員入会】

■オリエンタルモーター株式会社　■株式会社川島製作所　■有限会社中村製作所

規格

JGMAギヤカレッジ

技術

歯車技術研修検討

経営研修

海外調査対応

広報

総務

浅川

田中

栄野

猪村

菊池

植田

浅川

小原

組織体制見直案作成、会長承認受け。

16ギヤカレッジ開校準備中。両コースとも定員100％達成

「困りごと相談」準備中

中部歯車懇話会での活動の情報提供

日本エリコンバルザース殿（4/8）開催。‘16活動計画策定中。

AGMA100周年行事参加（5/12－14）

JGMAニュースの内容充実継続

H28年度予算（3/11）及びH27年度決算報告（4/22）

工業会の動き

ミルシート付きJIS規格材SCM420H鋼内の

材料偏折

左図と同じ材料で作っ

た歯車の歯のみに突如

起こった深い歯面剥離

委員会委員長（敬称略）

（3月～5月）

　　　　　　　　　　　トピックス

2 JGMA News vol.45 JGMA News vol.45 3

近年、JIS規格適合鋼材の品質に起因する歯車の損傷事故

が増えています。著しい不純物や偏析の存在が製品の耐久

性を大きく低下させることが原因です。しかし、このことはミ

ルシート（材料証明書）からは判断できないため、我々ユー

ザーは欠陥材料を購入する可能性が高いと言わざるを得ま

せん。そこで、自己防衛の手段として、京都大学名誉教授久

保愛三先生が提唱される「我々ユーザーが鉄鋼材料の品質

を迅速に評価できる測定装置を開発し、鉄鋼材料の新しい

評価法を確立する」ことが必要であると訴えてまいりました。

この度、当開発事業への補助金支出が決定いたしましたの

で、4月の理事会において事業の着手を採択致しました。本

年度補助金として5,000万円が支出されますが、同時に我々

工業会も1,700万円を自己負担しなければなりません。就

きましては、会員の皆様に同負担金に対するご寄付（一口

50万円、申込締切6月30日）をご検討賜りたくお願い申し

上げます。皆さまにおかれましては特段のご理解を頂戴し、

当事業へのご協力を切にお願いする次第です。

巻頭言新規事業

会員の皆様へ（一社）日本歯車工業会会長　澤田　豊

（一社）日本歯車工業会会長　澤田　豊JGMATEプロジェクト運営委員会副委員長　阿部義和

事業の概要

■事業者…一般社団法人　日本歯車工業会

■委託研究先…公益財団法人　応用化学研究所

■事業のテーマ…鉄鋼材料について多点マイクロビッカース

の迅速な統計処理能力を有する測定装置を開発し、材料性

能を評価する技術の方向性を示す。

■事業規模…総額6,700万円（補助金5,000万円　自己負

担金1,700万円）　【期間】平成28年4月～平成29年3月

■自己負担金募集内容…一口50万円として、34口、総額

1,700万円を募集する。

応募企業は材料の評価測定実技研修並びに評価法の基礎的

知見を習得できる。

■長期計画…今回の開発事業は評価が高く、継続した複数

年にわたる助成が期待される。そこで、開発する測定装置の

普及と「歯車用鉄鋼材料の評価基準」JGMA規格原案の作

成をゴールとする５ヶ年計画も併せて検討したい。ただし、

当開発事業は機械部品産業全体に関わる問題であり、２年

目以降は他の工業会にも参加を呼びかけ、当工業会の資金

負担を軽減する。

　会長を引き継ぎ１年が経過し、今までの取組みと感じると

ころを述べたいと思います。

　まず、最初に行ったことは、会のコミュニケーションを活発

にすること。具体的には、JGMAニュースの発行回数を増や

し、タイムリーかつ、内容を充実させてきました。また、会員

間のコミュニケーションも、経営研修会や中国歯車工業会と

のミーティングなど、会員が集合できる機会を増やすことに

よって、活発になって来たと思います。今後も充実を図って

行きたい。

　次に、JGMAの三大事業である技術・規格・教育の中で、

技術・規格については取組みの方向性の見直しを行ってい

ます。

　まず、技術について、工業会自らが技術開発を行ったX-

プロジェクトの技術的評価は高いものがありました。そして、

それにも増して評価されたのが、プロジェクトへの派遣者の

育成効果でした。このことから、工業会の活動としては個別

の技術開発を実行していくのも良いが、本来、各企業マター

である。それよりは、技術開発スタッフの育成事業を仕掛け

られないものか、と検討を重ね「困り事相談」という形で６

月よりスタートを切る予定です。

　規格については、ビジネスに直結しているだけでなく、新

たな技術の証明書でもあり、重要性を再認識し、戦略的な議

論が出来る場を整備した段階です。今後、日本の利益を守り

つつ、ISO化を進める正念場です。若い方にも委員会に参画

していただき、皆様と議論していきたい。　

　三大事業の中でギヤカレッジは人気も高く、これは、講師

の先生方のご努力のたまものであり、感謝しております。今

後も継続させるべく、仕組みを整備していきます。

　以上、個別の事業ではありますが、ベースには人材育成が

あると思います。　

　また、会員ニーズが多様化する中、後継者の育成は各社共

通する重要課題であります。そのため、JGMAの事業は人材

育成をベースにして考えていきたい。ギヤカレッジを中核に、

技術開発自体より技術開発の出来る人、規格は規格自体も

ありますが、それと共に、海外で議論ができる人が重要です。

　産学のEURO、規格のAGMA、育成のJGMA と言われる

様、今後取り組んで行きたい。

　皆様からのご意見を期待しています。

　「ミルシート付き、材料規格合格品」と言う建前の品質表

示のみを信用していては、鉄鋼材料の品質がつかめなくなっ

てきているのが実情である。特に海外材を調達する場合の現

物の品質をどう確認するかが大問題である。

　海外途上国の材料のみならず国産材料にも見切りをつけ、

ドイツ材などの購入を図っている機械メーカもあるが、例え

ば、ドイツ製の18Cr鋼はJIS対応材（SCM822）に比べて1

年前で約2倍の値段、現在は約3倍の値段である。ドイツ製

でも値段の安い材料の品質には問題がある。

　日本の機械技術、機械部品の品質を世界のトップランクに

保つには、使用しようとしている鉄鋼材料現物の客観的品質

評価をユーザーである機械メーカが容易に出来るようにし、

ババをつかまないようにしなくてはならない。また、その品

質評価結果を鉄鋼メーカにフィードバックすれば、日本の鉄

鋼材料の品質を高める努力を期待できる。

　材料の超多点硬度測定や異方性の測定、その結果の迅速

な統計処理をおこなえば、この評価技術を確立することが

出来る可能性が極めて高い。しかし、そのような自動測定

装置は現在世界中にないので、これを早急に開発する必要

がある。

　購入鉄鋼の品質の保証の際、現状の鉄鋼規格・ミルシー

トに加えて、ここに開発する歯車用鉄鋼材料の性状評価結果

の点数を併記できるようにして、酷い材料を掴まないように

する技術手法を確立することを目的とする。

「歯車用鉄鋼材料品質の適性且つ効率的な評価手法の開発（JGMATE）」事業の決定と資金の募集について

久保愛三名誉教授の「日本歯車工業会よりの補助金申請に至る背景について」の一文

委員会トピックス

【通常総会】

・第59回通常総会（5/20・福岡）

【理事会】

・平成27年度第5回理事会（3/11・大阪）

・平成28年度第1回理事会（4/22・東京）

・平成28年度第2回理事会（5/20・福岡）

【経営研修会】

・第24回「経済産業省平成28年度支援施策説明会」

ならびに「日本歯車工業会金属性状評価プロジェクト説明会」

（3/11・大阪）

・第25回「日本エリコンバルザース株式会社視察研修」　

（4/8・静岡）

【委員会】

◇JGMA 歯車規格委員会　「円筒ウォームギヤの強さ計算式」

◇ISO/JIS 審議委員会第1分科会　「円筒歯車:モジュール規格改正」

◇ISO/JIS 審議委員会第2分科会　「歯車 - 研削後の表面焼き戻しエッチング検査法改正」

【対外講演（澤田会長）】

RC268日本機械学会第4分科会にて、歯工会の人材育成について講演（4/15・東工大）

【会員入会】

■オリエンタルモーター株式会社　■株式会社川島製作所　■有限会社中村製作所

規格

JGMAギヤカレッジ

技術

歯車技術研修検討

経営研修

海外調査対応

広報

総務

浅川

田中

栄野

猪村

菊池

植田

浅川

小原

組織体制見直案作成、会長承認受け。

16ギヤカレッジ開校準備中。両コースとも定員100％達成

「困りごと相談」準備中

中部歯車懇話会での活動の情報提供

日本エリコンバルザース殿（4/8）開催。‘16活動計画策定中。

AGMA100周年行事参加（5/12－14）

JGMAニュースの内容充実継続

H28年度予算（3/11）及びH27年度決算報告（4/22）

工業会の動き

ミルシート付きJIS規格材SCM420H鋼内の

材料偏折

左図と同じ材料で作っ

た歯車の歯のみに突如

起こった深い歯面剥離

委員会委員長（敬称略）

（3月～5月）

　　　　　　　　　　　トピックス

委員会報告会員企業紹介

経営研修委員会委員長　菊地義典

経営研修委員会

　2016年4月8日(金)、静岡県掛川市の日本エリコンバル

ザース株式会社静岡工場に於いて講演会及び工場視察が

行われました。当社の本社はリヒテンシュタイン公国バル

ザースにあり、世界37か国に拠点を持つ、コーティングに

関しては世界No.1のシェアを誇る企業です。

　当日は、「PVDコーティング及びPPDプラズマ窒化熱につい

て」の講演後工場見学を行い、世界に8か所しかない

d3mx10mの巨大な装置を見学、その圧力に圧倒されました。

　日本エリコンバルザース（株）様には、誌面をかりて改め

て御礼を申し上げます。

昭和38年当時の大宮工場

（左下の道路は国道16号線）

現在の本社･大宮事業所

鉄道車両用軽量仕様

トランスミッション

国内最大級のフェリー用2機1軸型減速機

（長さ4m、幅7m、質量100トン）

【沿革】

　日立ニコトランスミッションは旧新潟鐵工所の変速機関連

事業を継承して2003年に発足し、更にその3年後に日立

製作所の同事業を統合して今日に至っています。創業は

1952年（昭和27年）で米国ツイン・ディスク社と旧新潟

鐵工所の技術提携による合弁会社として当時の日本国有鉄

道殿向ディーゼルカー用トルクコンバータの専門メーカ「新

潟コンバーター」として新潟県加茂市に産声

を上げました。社名の「ニコ」は操業時の変速

機製造会社「新潟コンバーター」が「NICO（ニ

コ）」のブランド名を使用していたことに因む

ものです。

　その後、ツイン・ディスク社の基幹技術であ

る湿式多板油圧クラッチを使った船舶用減速

逆転機の技術を導入、1963年（昭和38年）

株式会社日立ニコトランスミッション

Hitachi Nico Transmission Co., Ltd.

片山正典

4億5000万円

本社・大宮：埼玉県さいたま市、加茂：新潟県加茂市

大宮、札幌、名古屋、大阪、福岡、海外営業拠点

船舶・鉄道車両、建設機械、

産業機械等の動力伝達装置の開発、設計、製造、販売

510名　2016年3月現在

http//www.hitachi-nico.jp

会社名

英文名

代表者名

資本金

本社・事業所所在地

営業拠点

事業内容

従業員数

■会社概要

最後に

　弊社では今後も新鋭設備の導入、人材の育成を図り、よ

り高精度・高性能な変速機を設計・製造していく所存です。

事業の特長

　弊社はトルクコンバータ等の流体機械、歯車、湿式多板油

圧クラッチとその制御技術を基盤技術としており、それらの

技術を組み合わせあらゆるニーズに対応した動力伝達装置

を製作しています。

　中でも船舶用・鉄道車両用等乗り物に関する製品が全体

の７割超を占め、各々の分野で確固たる地位を築いていま

す。特に高速船・鉄道車両では省エネの観点から軽量化が

要求され、ケーシングのアルミ化、内部部品の軽量化技術を

磨いてきました。又、船舶用では大型歯車研削盤の導入によ

り質量約100トンにも及ぶ国内最大級の船舶用減速機の製

船舶用減速機の専門工場として、大宮市（現さいたま市）に

新たな工場を設立しました。今ではとても想像することすら

できませんが、当時は敷地内に兎や狸が駆け回り、蛇が出没

していたと言うことです。現在、大宮・加茂それぞれの事業

所には最新鋭の設備が導入され、ITを活用した生産システ

ム、厳格な品質管理の下に製作された動力伝達装置は日本

国内はもとより海外にも出荷され世界で活躍しています。

作実績に繋がっています。大型化については更なるステップ

アップを図っているところです。一方、ガスタービン／スチー

ムタービンを原動機とした発電用に高速遊星歯車減速機及

び平行歯車減速機の大容量化・高速化も強力に推し進めて

いるところです。

　弊社が得意とする技術としてコントローラによる制御技術

が上げられます。クラッチの油圧・流体継手の油量等をコン

トローラで自在に制御し、無段階変速制御、一定回転速度制

御、制動制御、微速制御等自在に速度、伝達トルク、ブレー

キ力等を制御することが可能です。

吉冨PM、Mr.Berger、山田部長 Mr.Berger 講演菊地委員長御礼挨拶懇親会風景

顧問　栄野隆

【2016年度実績報告】日本エリコンバルザース株式会社視察研修

　経営研修会の歴史は古く、3代前の宮谷会長時代にス

タートし、現時点で開催実績25回を誇る工業会の中核事業

となっております。

　同業者お断りが常識の業界にあって、工場見学だけにとど

まらず、経営方針・技術開発への取り組みに至るまで内容の

濃い研修会を継続し、大きな成果を得てまいりました。

　とはいえ、モデル事例として経営研修会にご協力いただけ

る企業に限りがあり、ここ数年は低調な状態が続いておりま

した。

　そこで研修会を活性化すべく、昨年度より私が委員長を拝

命し、経営研修委員会がスタート。

　‘15年度は、富山の株式会社不二越様への一泊視察研修、

経済産業省講演会「IoT社会における製造業の方向性」を開

催し、多くの皆さまにご参加をいただきました。

　また新しい取り組みとして、新年度の税制改正、補助金情

報をいち早くお伝えするために「経済産業省支援施策説明

会」を3月に開催しました（経産省：服部課長補佐ご講演）。

　‘16年度は既に4月に日本エリコンバルザース株式会社様

にて、リヒテンシュタイン本社の開発責任者 Mr.Berger に

薄膜コーティングの講演をいただきました。

　今後も年4回以上を目標に開催準備中です。

　株式会社DMG森精機様の研修会にて、両出軸ピニオン

シャフトの一体加工を見て、加工革新が構造設計を変えてし

まうであろうという現実に驚きを感じずにはいられませんで

した。このような感動体験もできるような研修企画も今後取

り入れていたきたいと考えております。

　様々な場面で会員企業のニーズに耳を傾け、新技術、異

業種、経産省関連等多岐に渡り、皆さまのお役に立てるよう

な研修会を実施し、内容を充実させてまいります。

　どうぞ会員の皆さまの幅広いご意見をお聞かせくださいま

すようお願い申し上げます。

平成27・28年度経営研修会開催実績（予定含む）

2015/2/6

2015/11/27

2016/2/26

2016/3/11

2016/4/8

2016/上期

三重

富山

東京

大阪

掛川

DMG森精機株式会社

株式会社不二越

経産省・製造産業局

経産省・服部課長補佐

日本エリコンバルザース株式会社

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　調整中

5軸MC加工

歯車関連設備機器全般

IoT社会（‘15ものづくり白書）

16税制改正、補助金説明

PCD薄膜コーティング

講演会、加工デモ、工場見学

講演会、工場見学

講演会

通算回数月/日開催地協力企業・団体（敬称略）研修テーマ内容

委員会報告会員企業紹介

経営研修委員会委員長　菊地義典

経営研修委員会

　2016年4月8日(金)、静岡県掛川市の日本エリコンバル

ザース株式会社静岡工場に於いて講演会及び工場視察が

行われました。当社の本社はリヒテンシュタイン公国バル

ザースにあり、世界37か国に拠点を持つ、コーティングに

関しては世界No.1のシェアを誇る企業です。

　当日は、「PVDコーティング及びPPDプラズマ窒化熱につい

て」の講演後工場見学を行い、世界に8か所しかない

d3mx10mの巨大な装置を見学、その圧力に圧倒されました。

　日本エリコンバルザース（株）様には、誌面をかりて改め

て御礼を申し上げます。

昭和38年当時の大宮工場

（左下の道路は国道16号線）

現在の本社･大宮事業所

鉄道車両用軽量仕様

トランスミッション

国内最大級のフェリー用2機1軸型減速機

（長さ4m、幅7m、質量100トン）

【沿革】

　日立ニコトランスミッションは旧新潟鐵工所の変速機関連

事業を継承して2003年に発足し、更にその3年後に日立

製作所の同事業を統合して今日に至っています。創業は

1952年（昭和27年）で米国ツイン・ディスク社と旧新潟

鐵工所の技術提携による合弁会社として当時の日本国有鉄

道殿向ディーゼルカー用トルクコンバータの専門メーカ「新

潟コンバーター」として新潟県加茂市に産声

を上げました。社名の「ニコ」は操業時の変速

機製造会社「新潟コンバーター」が「NICO（ニ

コ）」のブランド名を使用していたことに因む

ものです。

　その後、ツイン・ディスク社の基幹技術であ

る湿式多板油圧クラッチを使った船舶用減速

逆転機の技術を導入、1963年（昭和38年）

Hitachi Nico Transmission Co., Ltd.

片山正典

4億5000万円

本社・大宮：埼玉県さいたま市、加茂：新潟県加茂市

大宮、札幌、名古屋、大阪、福岡、海外営業拠点

船舶・鉄道車両、建設機械、

産業機械等の動力伝達装置の開発、設計、製造、販売

510名　2016年3月現在

http//www.hitachi-nico.jp

会社名

英文名

代表者名

資本金

本社・事業所所在地

営業拠点

事業内容

従業員数

■会社概要

最後に

　弊社では今後も新鋭設備の導入、人材の育成を図り、よ

り高精度・高性能な変速機を設計・製造していく所存です。

事業の特長

　弊社はトルクコンバータ等の流体機械、歯車、湿式多板油

圧クラッチとその制御技術を基盤技術としており、それらの

技術を組み合わせあらゆるニーズに対応した動力伝達装置

を製作しています。

　中でも船舶用・鉄道車両用等乗り物に関する製品が全体

の７割超を占め、各々の分野で確固たる地位を築いていま

す。特に高速船・鉄道車両では省エネの観点から軽量化が

要求され、ケーシングのアルミ化、内部部品の軽量化技術を

磨いてきました。又、船舶用では大型歯車研削盤の導入によ

り質量約100トンにも及ぶ国内最大級の船舶用減速機の製

船舶用減速機の専門工場として、大宮市（現さいたま市）に

新たな工場を設立しました。今ではとても想像することすら

できませんが、当時は敷地内に兎や狸が駆け回り、蛇が出没

していたと言うことです。現在、大宮・加茂それぞれの事業

所には最新鋭の設備が導入され、ITを活用した生産システ

ム、厳格な品質管理の下に製作された動力伝達装置は日本

国内はもとより海外にも出荷され世界で活躍しています。

作実績に繋がっています。大型化については更なるステップ

アップを図っているところです。一方、ガスタービン／スチー

ムタービンを原動機とした発電用に高速遊星歯車減速機及

び平行歯車減速機の大容量化・高速化も強力に推し進めて

いるところです。

　弊社が得意とする技術としてコントローラによる制御技術

が上げられます。クラッチの油圧・流体継手の油量等をコン

トローラで自在に制御し、無段階変速制御、一定回転速度制

御、制動制御、微速制御等自在に速度、伝達トルク、ブレー

キ力等を制御することが可能です。

吉冨PM、Mr.Berger、山田部長 Mr.Berger 講演菊地委員長御礼挨拶懇親会風景

顧問　栄野隆

【2016年度実績報告】日本エリコンバルザース株式会社視察研修

　経営研修会の歴史は古く、3代前の宮谷会長時代にス

タートし、現時点で開催実績25回を誇る工業会の中核事業

となっております。

　同業者お断りが常識の業界にあって、工場見学だけにとど

まらず、経営方針・技術開発への取り組みに至るまで内容の

濃い研修会を継続し、大きな成果を得てまいりました。

　とはいえ、モデル事例として経営研修会にご協力いただけ

る企業に限りがあり、ここ数年は低調な状態が続いておりま

した。

　そこで研修会を活性化すべく、昨年度より私が委員長を拝

命し、経営研修委員会がスタート。

　‘15年度は、富山の株式会社不二越様への一泊視察研修、

経済産業省講演会「IoT社会における製造業の方向性」を開

催し、多くの皆さまにご参加をいただきました。

　また新しい取り組みとして、新年度の税制改正、補助金情

報をいち早くお伝えするために「経済産業省支援施策説明

会」を3月に開催しました（経産省：服部課長補佐ご講演）。

　‘16年度は既に4月に日本エリコンバルザース株式会社様

にて、リヒテンシュタイン本社の開発責任者 Mr.Berger に

薄膜コーティングの講演をいただきました。

　今後も年4回以上を目標に開催準備中です。

　株式会社DMG森精機様の研修会にて、両出軸ピニオン

シャフトの一体加工を見て、加工革新が構造設計を変えてし

まうであろうという現実に驚きを感じずにはいられませんで

した。このような感動体験もできるような研修企画も今後取

り入れていたきたいと考えております。

　様々な場面で会員企業のニーズに耳を傾け、新技術、異

業種、経産省関連等多岐に渡り、皆さまのお役に立てるよう

な研修会を実施し、内容を充実させてまいります。

　どうぞ会員の皆さまの幅広いご意見をお聞かせくださいま

すようお願い申し上げます。

平成27・28年度経営研修会開催実績（予定含む）

2015/2/6

2015/11/27

2016/2/26

2016/3/11

2016/4/8

2016/上期

三重

富山

東京

大阪

掛川

DMG森精機株式会社

株式会社不二越

経産省・製造産業局

経産省・服部課長補佐

日本エリコンバルザース株式会社

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　調整中

5軸MC加工

歯車関連設備機器全般

IoT社会（‘15ものづくり白書）

16税制改正、補助金説明

PCD薄膜コーティング

講演会、加工デモ、工場見学

講演会

通算回数月/日開催地協力企業・団体（敬称略）研修テーマ内容

　平成28年度税制改正では、平成26年1月からスタートし

た生産性向上設備投資促進税制（以下、設備投資減税）に

ついて、4月から特別償却と税額控除に変更があります。

　設備投資減税は、質の高い設備投資の促進によって事業

者の生産性向上を図り、もって我が国経済の発展を図るた

め、「先端設備」や「生産ラインやオペレーションの改善に資

する設備」を導入する際の税制措置を新設したもので、税制

措置には「即時償却」も盛り込まれた過去に例のない大型

研究室紹介経済産業省便り

設備投資減税となっています。

　今回の税制改正では、大企業の場合、特別償却は50％ま

でに変更、税額控除は4％と措置内容が縮減されます。中小

企業は資本金１億円以下の場合「即時償却または7％税額

控除」、資本金3000万円以下の場合「即時償却又は10％

税額控除」となります。

　この措置内容は平成29年3月には終了しますので、残る期

間での設備投資においてぜひ積極的なご活用をご検討下さい。

　京都工芸繊維大学は、1949年、京都工業専門学校

（1902年設立の京都高等工芸学校を1944年に改組）と京

都繊維専門学校（1899年の京都蚕業講習所設立、1914年

の京都高等蚕業学校、1931年の京都高等蚕糸学校を経て

1944年に改組）が統合された新制大学（機械系として機織

工芸学科（1968年に機械工学科に改組）、1961年に生産

機械工学科新設、1988年2学科を機械システム工学科に

統合）で、当初2学部でスタート、2006年に工芸科学部1

学部（機械系としては機械システム工学課程、2015年機械

工学課程に改組）に、並行して大学院修士課程として1965

年に工芸学研究科（機械系として機械工芸学専攻（1972年

に機械工学専攻に改組）と生産機械工学専攻）、1966年に

繊維学研究科が設立され、1988年に博士前期・後期課程

として工芸科学研究科（機械系博士前期課程として機械シス

テム工学専攻、2015年に機械物理学専攻と機械設計学専

攻に改組、博士後期課程は他分野も含めた設計工学専攻）

に改組され現在に至っています。なお、教員組織は教育組

織とは切り離され、現在、機械系の教員は機械工学系所属

となっています。

　精密加工研究室は、生産機械工学科が新設されたときに

故岡本隆先生が担当された機械工作講座を前身とする研究

室で、京都大学名誉教授久保愛三先生も1979年9月まで

在籍されていました。残念ながら、筆者が当研究室に配属さ

れたのが1979年4月でしたから、久保先生には僅か半年ほ

どのご指導しか受けられませんでした。といいましても久保

先生が京都大学へ戻られたからこそ筆者が大学に残ること

になり、その後も今に至るまでいろいろとご指導・ご鞭撻い

ただいており、「幸いにも」というべきなのかもしれません。

　筆者は歯車の転造仕上げで学位をいただいたのですが、

その研究の一部であるコンピュータシミュレーションは、久

保先生の歯車動力伝達特性解析法を基礎にしたもので、そ

の後、シェービングのシミュレーションへと展開していきまし

た。このように、当研究室は歯車の仕上げ加工を研究のメイ

ンテーマの一つとしていたことから精密加工研究室と名乗

るようになりました。

　1980年代後半からはパソコンの性能が急激に向上した

時代で、久保先生の後追いで動力特性解析プログラムを作

ったり、それを組み込んだ微分方程式を解く動特性解析のプ

ログラムを組んだりもしました。さらにFEMのプログラムを

自作し、「歯面膜要素」という独自の概念を導入して歯車の

かみ合い状態の静的な応力解析を効率よく解くことを試み

たりもしました。また、ニューラルネットワークを取り入れ、

ハイポイドギヤをラッピングするときのマシンセッティングを

決定するシステムやトランスミッションのギヤノイズを評価す

るシステムについて検討したりもしました。研究室名である

「精密加工」からは遠ざかる一方ですが、歯車の仕上げ加工

に対する評価は形状精度ではなく運転性能で行うべきであ

り、これらの研究はその一環である、との言い訳を用意して

看板を掛け替えずに続けています。学生数は、2016年4月

1日時点で、博士後期課程2名、博士前期課程10名（内留

学生1）、学部10名（内留学生1）です。

　現在の主たる研究テーマは、まず、工業会にお世話になっ

ているものとして、プラスチック歯車の曲げ強度評価法規格

JIS B 1759に関する研究があります。これは種々の樹脂材

料で作製した歯車に対して運転試験を行うことにより、当該

樹脂材料を歯車用材料として用いた場合の曲げ強度を評価

しようというもので、当研究室で設計した試験歯車の最大負

荷トルク20N・m、最大回転速度5,000min-1という動力

吸収式運転試験機を用いて実験を行っています。関連して、

内歯車用の試験機の開発も進めています。

　加工関係のテーマは、歯形論を用いた歯切り工具設計に

関する研究があります。現在走っているテーマは、内歯車の

スカイビング加工用歯車型工具の設計法、種々の歯車を汎

用のマシニングセンタにより歯切りする場合の加工条件決定

法、等について検討しています。これらの研究は、元を正す

と、ずいぶん以前に久保先生から「この本を読めば歯車の

幾何学が全部分かるぞ」と紹介されたFaydor L. Litvin先

生の “Theory of Gearing” から得た知識に基づいた方法

を用いています。これまでにフェースギヤの歯形解析などを

行った経験もあり、確かに歯車の幾何学の集大成と言える

と思います。

　これら以外にも、当研究室の射場准教授が中心になって、

歯車の運転中の振動データから損傷の予兆を検知する試み

やそのデータを得るためのセンサを歯車本体に直に「印刷」

しようという挑戦、さらに中村助教が中心になってDLC膜の

損傷機構の解明に取り組んでいます。

森脇一郎京都工芸繊維大学工芸科学部機械工学課程 /

同大学院機械設計学専攻精密加工研究室機械工学系教授

関連施策のご紹介京都工芸繊維大学

今号では、先日、工業会から会員企業皆様へ向けて開催された「第24回経営研修会　経済産業省　平成28年度『支

援施策説明会』」の場において、産業界の皆様に関係の深い補助金や税制としてご案内した内容の中から、「生産性向

上設備投資促進税制」について、この４月からの税制上の変更点をあらためてご紹介いたします。

生産性向上を促す設備等投資促進税制の縮減・廃止

○設備投資減税は、当初の期限通り、平成28年度に支援措置を縮減し、平成28年度末に廃止することを決定。

○縮減・廃止期限を明確化することで、期限内の設備投資を強力に後押し（「やるなら今でしょ」）。

【適用期間】平成26年度から3年間（平成28年度末まで） ※産業競争力強化法の施行日から適用改正概要

対象設備税制措置

A 先端設備

B 生産ラインやオペレーションの刷新・改善

○旧モデルと比べて年平均1%以上生産性を向上させる最新モデル

○事業者が通常作成する設備投資計画上の投資収益率が15%以上（中小企業は5%以上）　　　　　※個々の設備等は、生産性向上・最新モデル要件を満たす必要なし

〈対象〉

◆機械・装置（限定なし）

◆器具・備品（試験・測定機器、冷凍器付陳列ケース、サーバー（※）など）

◆建物関連（ボイラー、LED照明、断熱材・断熱窓など）

◆稼働状況等の情報を収集・分析・指示するソフトウエア（※）

　※サーバーとソフトウエアは中小企業のみ

◆工具（ロール）

〈確認方法〉

各設備を担当する工業会等が、メーカーから申請を受けて確認

（注）産業競争力強化法施行日から適用

※産業競争力強化法の省令において対象設備の基準を定める。

〈対象〉

機械・装置、工具、器具備品、ソフトウエア、建物、建物附属設備及び構築物

〈確認方法〉

申請者が作成する簡素な設備投資計画を、会計士又は税理士がチェックし、

経産局が確認。

年度中（注）

即時特別

償却

年度

即時

年度

即時

年度

廃止

年度

特償

即時（うち建物、構築物）

即時即時25%

特償

5％税額

控除5％5％ 4％

3％（うち建物、構築物）

3％3％ 2％

生産性向上設備投資促進税制　平成28年度からの縮減と廃止について

服部嘉博経済産業省製造産業局

産業機械課課長補佐

　平成28年度税制改正では、平成26年1月からスタートし

た生産性向上設備投資促進税制（以下、設備投資減税）に

ついて、4月から特別償却と税額控除に変更があります。

　設備投資減税は、質の高い設備投資の促進によって事業

者の生産性向上を図り、もって我が国経済の発展を図るた

め、「先端設備」や「生産ラインやオペレーションの改善に資

する設備」を導入する際の税制措置を新設したもので、税制

措置には「即時償却」も盛り込まれた過去に例のない大型

研究室紹介経済産業省便り

設備投資減税となっています。

　今回の税制改正では、大企業の場合、特別償却は50％ま

でに変更、税額控除は4％と措置内容が縮減されます。中小

企業は資本金１億円以下の場合「即時償却または7％税額

控除」、資本金3000万円以下の場合「即時償却又は10％

税額控除」となります。

　この措置内容は平成29年3月には終了しますので、残る期

間での設備投資においてぜひ積極的なご活用をご検討下さい。

　京都工芸繊維大学は、1949年、京都工業専門学校

（1902年設立の京都高等工芸学校を1944年に改組）と京

都繊維専門学校（1899年の京都蚕業講習所設立、1914年

の京都高等蚕業学校、1931年の京都高等蚕糸学校を経て

1944年に改組）が統合された新制大学（機械系として機織

工芸学科（1968年に機械工学科に改組）、1961年に生産

機械工学科新設、1988年2学科を機械システム工学科に

統合）で、当初2学部でスタート、2006年に工芸科学部1

学部（機械系としては機械システム工学課程、2015年機械

工学課程に改組）に、並行して大学院修士課程として1965

年に工芸学研究科（機械系として機械工芸学専攻（1972年

に機械工学専攻に改組）と生産機械工学専攻）、1966年に

繊維学研究科が設立され、1988年に博士前期・後期課程

として工芸科学研究科（機械系博士前期課程として機械シス

テム工学専攻、2015年に機械物理学専攻と機械設計学専

攻に改組、博士後期課程は他分野も含めた設計工学専攻）

に改組され現在に至っています。なお、教員組織は教育組

織とは切り離され、現在、機械系の教員は機械工学系所属

となっています。

　精密加工研究室は、生産機械工学科が新設されたときに

故岡本隆先生が担当された機械工作講座を前身とする研究

室で、京都大学名誉教授久保愛三先生も1979年9月まで

在籍されていました。残念ながら、筆者が当研究室に配属さ

れたのが1979年4月でしたから、久保先生には僅か半年ほ

どのご指導しか受けられませんでした。といいましても久保

先生が京都大学へ戻られたからこそ筆者が大学に残ること

になり、その後も今に至るまでいろいろとご指導・ご鞭撻い

ただいており、「幸いにも」というべきなのかもしれません。

　筆者は歯車の転造仕上げで学位をいただいたのですが、

その研究の一部であるコンピュータシミュレーションは、久

保先生の歯車動力伝達特性解析法を基礎にしたもので、そ

の後、シェービングのシミュレーションへと展開していきまし

た。このように、当研究室は歯車の仕上げ加工を研究のメイ

ンテーマの一つとしていたことから精密加工研究室と名乗

るようになりました。

　1980年代後半からはパソコンの性能が急激に向上した

時代で、久保先生の後追いで動力特性解析プログラムを作

ったり、それを組み込んだ微分方程式を解く動特性解析のプ

ログラムを組んだりもしました。さらにFEMのプログラムを

自作し、「歯面膜要素」という独自の概念を導入して歯車の

かみ合い状態の静的な応力解析を効率よく解くことを試み

たりもしました。また、ニューラルネットワークを取り入れ、

ハイポイドギヤをラッピングするときのマシンセッティングを

決定するシステムやトランスミッションのギヤノイズを評価す

るシステムについて検討したりもしました。研究室名である

「精密加工」からは遠ざかる一方ですが、歯車の仕上げ加工

に対する評価は形状精度ではなく運転性能で行うべきであ

り、これらの研究はその一環である、との言い訳を用意して

看板を掛け替えずに続けています。学生数は、2016年4月

1日時点で、博士後期課程2名、博士前期課程10名（内留

学生1）、学部10名（内留学生1）です。

　現在の主たる研究テーマは、まず、工業会にお世話になっ

ているものとして、プラスチック歯車の曲げ強度評価法規格

JIS B 1759に関する研究があります。これは種々の樹脂材

料で作製した歯車に対して運転試験を行うことにより、当該

樹脂材料を歯車用材料として用いた場合の曲げ強度を評価

しようというもので、当研究室で設計した試験歯車の最大負

荷トルク20N・m、最大回転速度5,000min-1という動力

吸収式運転試験機を用いて実験を行っています。関連して、

内歯車用の試験機の開発も進めています。

　加工関係のテーマは、歯形論を用いた歯切り工具設計に

関する研究があります。現在走っているテーマは、内歯車の

スカイビング加工用歯車型工具の設計法、種々の歯車を汎

用のマシニングセンタにより歯切りする場合の加工条件決定

法、等について検討しています。これらの研究は、元を正す

と、ずいぶん以前に久保先生から「この本を読めば歯車の

幾何学が全部分かるぞ」と紹介されたFaydor L. Litvin先

生の “Theory of Gearing” から得た知識に基づいた方法

を用いています。これまでにフェースギヤの歯形解析などを

行った経験もあり、確かに歯車の幾何学の集大成と言える

と思います。

　これら以外にも、当研究室の射場准教授が中心になって、

歯車の運転中の振動データから損傷の予兆を検知する試み

やそのデータを得るためのセンサを歯車本体に直に「印刷」

しようという挑戦、さらに中村助教が中心になってDLC膜の

損傷機構の解明に取り組んでいます。

森脇一郎京都工芸繊維大学工芸科学部機械工学課程 /

同大学院機械設計学専攻精密加工研究室機械工学系教授

関連施策のご紹介京都工芸繊維大学

今号では、先日、工業会から会員企業皆様へ向けて開催された「第24回経営研修会　経済産業省　平成28年度『支

援施策説明会』」の場において、産業界の皆様に関係の深い補助金や税制としてご案内した内容の中から、「生産性向

上設備投資促進税制」について、この４月からの税制上の変更点をあらためてご紹介いたします。

生産性向上を促す設備等投資促進税制の縮減・廃止

○設備投資減税は、当初の期限通り、平成28年度に支援措置を縮減し、平成28年度末に廃止することを決定。

○縮減・廃止期限を明確化することで、期限内の設備投資を強力に後押し（「やるなら今でしょ」）。

【適用期間】平成26年度から3年間（平成28年度末まで） ※産業競争力強化法の施行日から適用改正概要

対象設備税制措置

A 先端設備

B 生産ラインやオペレーションの刷新・改善

○旧モデルと比べて年平均1%以上生産性を向上させる最新モデル

○事業者が通常作成する設備投資計画上の投資収益率が15%以上（中小企業は5%以上）　　　　　※個々の設備等は、生産性向上・最新モデル要件を満たす必要なし

〈対象〉

◆機械・装置（限定なし）

◆器具・備品（試験・測定機器、冷凍器付陳列ケース、サーバー（※）など）

◆建物関連（ボイラー、LED照明、断熱材・断熱窓など）

◆稼働状況等の情報を収集・分析・指示するソフトウエア（※）

　※サーバーとソフトウエアは中小企業のみ

◆工具（ロール）

〈確認方法〉

各設備を担当する工業会等が、メーカーから申請を受けて確認

（注）産業競争力強化法施行日から適用

※産業競争力強化法の省令において対象設備の基準を定める。

〈対象〉

機械・装置、工具、器具備品、ソフトウエア、建物、建物附属設備及び構築物

〈確認方法〉

申請者が作成する簡素な設備投資計画を、会計士又は税理士がチェックし、

経産局が確認。

年度中（注）

即時特別

償却

年度

即時

年度

即時

年度

廃止

年度

特償

即時（うち建物、構築物）

即時即時25%

特償

5％税額

控除5％5％ 4％

3％（うち建物、構築物）

3％3％ 2％

生産性向上設備投資促進税制　平成28年度からの縮減と廃止について

服部嘉博経済産業省製造産業局

産業機械課課長補佐

新入会員紹介

カリバライ機用　ギヤヘッド

主力商品の動力用ギヤードモーター

当社主力ヘリカルギヤー当社保有歯車検査機

土浦事業所

会社社屋

地下鉄用歯車会社社屋連続創成ポリッシング研削ドイツ本社ケンプテン工場

M1.25曲り歯傘歯車

Ｍ0.6

曲り歯傘歯車

Ｍ0.3

平歯車

株式会社ギヤテック大正9年創業（昭和24年設立）、各種歯車の

設計・製作・歯研磨（JIS 0級～）を行っており、

創業時から、たとえ1個の注文であっても積極

的に対応する多品種少量生産を得意としており

ます。歯研磨は、従来からのマーグ社の創成研

削盤4台に加え、グリーソンファウター社の成形

研削盤（Titan1200G）の日本初号機を2014

年6月に導入。汎用性のマーグ機、スピード性

のグリーソンファウター機と使い分け、JIS 0級

～を実現しております。また新たに、DMG森

精機社の5軸マシニングセンタ（DMU125P）

を2014年1月に導入。各種ベベル／Ｗヘリカ

ル歯車も、荒切～熱処理後の超硬仕上に至る

までの内製化を実現しております。

株式会社川島製作所初代社長が都内で創業以来、お客様の要求に

応えるべく徐々に機械設備も変わり、工場も

現在の千葉県成田市に移りました。大型・特

殊歯車が得意分野ですが、お客様よりの御支

給品を加工する事が多い、受注型企業です。

オリエンタルモーター株式会社産業用小型モーターのリーディングカンパニー

として、動力用、制御用、冷却用などの幅広い

種類の商品を取りそろえ、長年にわたり蓄積

された技術力と、きめ細やかな営業力で、世

界中いつでもどこでもあらゆる「動き」のニー

ズに応えています。さらにモーターメーカー

が、独自に減速機を設計、製造できる強みを

生かして、それぞれのモーターに適した小型、

高強度、低騒音、高精度な歯車減速機を提供

しています。

リープヘル・ジャパン株式会社 Liebherr-Japan Co.,Ltd, （英名）

リープヘル社は、1949年ドイツ戦後復興期に

建設機械事業で創業し1952年自社建機用歯

車加工用ホブ盤を製造開始。その後ドライホ

ブ加工技術、研磨ポリッシュ技術特許、自動

車・建機業界での確固たる占有率や近年の技

術完成度の高い連続創成研削盤市場投入など

により、自動車、建設、資源、航空機、農機、

鉄道、など各産業から幅広く支持を得ておりま

す。日本市場には1991年設立の100%子会

社クレーン事業本部と並列に2016年よりギ

アテクノロジー事業部を創設し独自に活動開

始致しました。歯車工業会会員の皆様に、セミ

ナーや見本市を通じ技術紹介とアフターサービ

スに努めさせて頂きたく存じます。よろしくお

願い申し上げます。

鳴滝工業有限会社各種減速機に使用されている歯車に設計・製

造から組立までの生産を一貫して行なっており

ます。特に小型スパイラルベベルギヤーを使っ

た減速機については、長年の実績の基に、新

規開発の分野で、社会に貢献しております。自

社開発部門は、オリジナル草刈機用ギヤーヘッ

ド・カルチベーター等も設計・製作・販売を

行なっています。

〒333-0844 埼玉県川口市上青木2-15-18　TEL：048-423-3711　

代表取締役中村眞

NC型歯車研削盤を使用し、0.5M ～ 6Mまでの平歯車及びヘリカル歯車の研磨を、

単品から量産まで行っております。

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒729-0104 広島県福山市松永町6丁目8-3　TEL：0849-34-0965

河原司男

小モジュール（0.4Ｍ～2.0Ｍ）までの、平歯車及びマガリバ傘歯車を使用した減速

装置から単品部品を扱っています。

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒102-0074 東京都千代田区九段南3-7-8　TEL：03-6272-8645

http://www.liebherr.com/en/deu/start/start-page.html

ギアテクノロジー事業部取締役井口清志

工作機械・オートメーション部門　1,300名（ドイツ本社工場ケンプテン）

各種CNC歯車加工機

ホブ盤、シェーピングマシン、連続創成研削盤、成形研削盤、シェーピングカッター・

CBN砥石など各種切削工具・自動搬送装置

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒300-8550 茨城県土浦市菅谷町1351-4　TEL：029-832-8906

http://www.orientalmotor.co.jp

ギヤ技術部課長松本洋一

2,835名

ACモーター、ステッピングモーター、サーボモーター、歯車減速機、冷却用ファン、

電動スライダ

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒287-0236 千葉県成田市津富浦1006-14　TEL：0476-73-5111

http://www.kawashima-mfg.co.jp

川島敬三

各種歯車製作並びに加工

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒672-8021 兵庫県姫路市白浜町宇佐崎中3-2-1　TEL：079-247-0113

http://www.geartech.co.jp

代表取締役濵中剛

陸用ディーゼルエンジン、電車、船舶、地下鉄、機関車、プレス、航空機、救難艇ス

ラスター等の各種歯車

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

有限会社中村製作所有限会社中村製作所はNC型歯車研削盤を使

用し、各種減速機・印刷機・工作機械等に組

み込まれるM0.5～M6の小・中型歯車の研

削を、顧客図面に合わせた高精度の歯車を製

造しており、長年の実績から単品から量産で

あっても短納期を可能としております。また自

社で大阪精密機械製のCNC歯車検査機を2

台保有し、最大外径350φ、歯幅～400まで

検査可能です。

今後、新入会員紹介コラムを設けて、新たに会員になられた企業の概要をご紹介します。

今回は ‘15/4 月～‘16/4 月に理事会承認された企業が対象です。

新入会員紹介

カリバライ機用　ギヤヘッド

主力商品の動力用ギヤードモーター

当社主力ヘリカルギヤー当社保有歯車検査機

土浦事業所

会社社屋

地下鉄用歯車会社社屋連続創成ポリッシング研削ドイツ本社ケンプテン工場

M1.25曲り歯傘歯車

Ｍ0.6

曲り歯傘歯車

Ｍ0.3

平歯車

株式会社ギヤテック大正9年創業（昭和24年設立）、各種歯車の

設計・製作・歯研磨（JIS 0級～）を行っており、

創業時から、たとえ1個の注文であっても積極

的に対応する多品種少量生産を得意としており

ます。歯研磨は、従来からのマーグ社の創成研

削盤4台に加え、グリーソンファウター社の成形

研削盤（Titan1200G）の日本初号機を2014

年6月に導入。汎用性のマーグ機、スピード性

のグリーソンファウター機と使い分け、JIS 0級

～を実現しております。また新たに、DMG森

精機社の5軸マシニングセンタ（DMU125P）

を2014年1月に導入。各種ベベル／Ｗヘリカ

ル歯車も、荒切～熱処理後の超硬仕上に至る

までの内製化を実現しております。

株式会社川島製作所初代社長が都内で創業以来、お客様の要求に

応えるべく徐々に機械設備も変わり、工場も

現在の千葉県成田市に移りました。大型・特

殊歯車が得意分野ですが、お客様よりの御支

給品を加工する事が多い、受注型企業です。

オリエンタルモーター株式会社産業用小型モーターのリーディングカンパニー

として、動力用、制御用、冷却用などの幅広い

種類の商品を取りそろえ、長年にわたり蓄積

された技術力と、きめ細やかな営業力で、世

界中いつでもどこでもあらゆる「動き」のニー

ズに応えています。さらにモーターメーカー

が、独自に減速機を設計、製造できる強みを

生かして、それぞれのモーターに適した小型、

高強度、低騒音、高精度な歯車減速機を提供

しています。

リープヘル・ジャパン株式会社 Liebherr-Japan Co.,Ltd, （英名）

リープヘル社は、1949年ドイツ戦後復興期に

建設機械事業で創業し1952年自社建機用歯

車加工用ホブ盤を製造開始。その後ドライホ

ブ加工技術、研磨ポリッシュ技術特許、自動

車・建機業界での確固たる占有率や近年の技

術完成度の高い連続創成研削盤市場投入など

により、自動車、建設、資源、航空機、農機、

鉄道、など各産業から幅広く支持を得ておりま

す。日本市場には1991年設立の100%子会

社クレーン事業本部と並列に2016年よりギ

アテクノロジー事業部を創設し独自に活動開

始致しました。歯車工業会会員の皆様に、セミ

ナーや見本市を通じ技術紹介とアフターサービ

スに努めさせて頂きたく存じます。よろしくお

願い申し上げます。

鳴滝工業有限会社各種減速機に使用されている歯車に設計・製

造から組立までの生産を一貫して行なっており

ます。特に小型スパイラルベベルギヤーを使っ

た減速機については、長年の実績の基に、新

規開発の分野で、社会に貢献しております。自

社開発部門は、オリジナル草刈機用ギヤーヘッ

ド・カルチベーター等も設計・製作・販売を

行なっています。

〒333-0844 埼玉県川口市上青木2-15-18　TEL：048-423-3711　

代表取締役中村眞

NC型歯車研削盤を使用し、0.5M ～ 6Mまでの平歯車及びヘリカル歯車の研磨を、

単品から量産まで行っております。

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒729-0104 広島県福山市松永町6丁目8-3　TEL：0849-34-0965

河原司男

小モジュール（0.4Ｍ～2.0Ｍ）までの、平歯車及びマガリバ傘歯車を使用した減速

装置から単品部品を扱っています。

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒102-0074 東京都千代田区九段南3-7-8　TEL：03-6272-8645

http://www.liebherr.com/en/deu/start/start-page.html

ギアテクノロジー事業部取締役井口清志

工作機械・オートメーション部門　1,300名（ドイツ本社工場ケンプテン）

各種CNC歯車加工機

ホブ盤、シェーピングマシン、連続創成研削盤、成形研削盤、シェーピングカッター・

CBN砥石など各種切削工具・自動搬送装置

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒300-8550 茨城県土浦市菅谷町1351-4　TEL：029-832-8906

http://www.orientalmotor.co.jp

ギヤ技術部課長松本洋一

2,835名

ACモーター、ステッピングモーター、サーボモーター、歯車減速機、冷却用ファン、

電動スライダ

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒287-0236 千葉県成田市津富浦1006-14　TEL：0476-73-5111

http://www.kawashima-mfg.co.jp

川島敬三

各種歯車製作並びに加工

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

〒672-8021 兵庫県姫路市白浜町宇佐崎中3-2-1　TEL：079-247-0113

http://www.geartech.co.jp

代表取締役濵中剛

陸用ディーゼルエンジン、電車、船舶、地下鉄、機関車、プレス、航空機、救難艇ス

ラスター等の各種歯車

所　在　地

代　表　者

従業員数

営業品目

有限会社中村製作所有限会社中村製作所はNC型歯車研削盤を使

用し、各種減速機・印刷機・工作機械等に組

み込まれるM0.5～M6の小・中型歯車の研

削を、顧客図面に合わせた高精度の歯車を製

造しており、長年の実績から単品から量産で

あっても短納期を可能としております。また自

社で大阪精密機械製のCNC歯車検査機を2

台保有し、最大外径350φ、歯幅～400まで

検査可能です。

今後、新入会員紹介コラムを設けて、新たに会員になられた企業の概要をご紹介します。

今回は ‘15/4 月～‘16/4 月に理事会承認された企業が対象です。

JIS規格紹介（日本歯車工業会制定／日本規格協会発行規格）

　歯車工業会の公益事業の柱の一つである歯車規格関連活動について会員、関係者の理解をより一層深めていただきたく、前

回よりトピックス紹介欄を設けました。今回は、ISO／ JIS審議委員会（第１・第2分科会）において原案を作成し、４月に発行さ

れたJIS規格２件につきその内容をご紹介します。１年間にわたり原案作成にご尽力いただいた委員の先生方に感謝いたします。

　日本歯車工業会に歯車規格委員会が設置されたのは1956年でした。この委員会で本工業会会員の必要に応じ、国内の歯

車の寸法、精度、等の実情、諸外国の歯車規格などの調査を行い、現在までの60年間に45件の歯車のJGMA規格を作成し

ました。その中で、用語、測定、等一般性のあるものはJIS規格になりました。一時期、国際化のため、JGMA規格をISOに準

拠させるように政府の勧告があり、JGMA規格も工業会規格としての独自性を保ちつつ、ISO規格にもできるかぎり適合する

ように改訂を行ってきました。工業会会員にとって最も必要な、各種歯車の強さ計算式規格の改訂では、平歯車を手始めに、

かさ歯車の規格の改訂を終え、ウォームギヤの規格も間もなく完成の予定です。

　現在、皆様に使って頂くため、下表に示した30件のJGMA規格を用意してあります。

JIS B 1702-1円筒歯車－精度等級－

第1部：歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値

　円筒歯車の精度規格は、ISOに準拠し、歯面精度規格とかみ合い規格の2部構成ですが、2013年に歯面

精度規格ISO 1328-1が改正されました。この改正にあたっては、日本からも多くの意見を提出し良い規格

を作ることができました。精度規格は国際的な商取引上で重要であるので、ISO規格の改正に基づいてJISの

歯面精度規格JIS B 1702-1を速やかに改正しました。尚、この規格は、AGMA規格（ANSI+AGMA+ISO+

1328-1-B14）にも採用されています。

【主な改正事項】

①誤差許容値を表による段階的なものから計算式による連続的なものに変更

　（例）単一ピッチ誤差許容値　

　　 d：基準ピッチ円径、mn：歯直角モジュール、A：精度等級値

②歯車製品の大型化に伴い適用範囲を拡大

　（基準円直径上限：10ｍ⇒15mなど）

③二次曲線近似による歯形誤差および歯すじ誤差

　評価方法の追加

④歯形こう配誤差評価範囲を歯先まで延長

【精度等級の表示】

　今回の改訂前は等級の前にNを付けることを推

奨していましたが、今後はJIS 1328-1-2016と規

格記号と年号を表示することを推奨します。

（付記）ISOでは第2部かみ合い精度規格の改正作業を

　　　始めていて、今後、 JIS B 1702-2も改正の予定です。

fpT = (0.001d + 0.4mn + 5)(√2)(A - 5)

　本規格は、ISO14635-1 Gears － FZG test to procedures － Part1（2000年版）に基づいて、今回

新たにJIS規格として制定しました。

　近年、歯車に対する負荷要求が国内外共に強まってきている中で、より高負荷に対応できる潤滑油の重要性

が高まっています。本規格は、特に潤滑油の影響度が高いスカッフィング損傷（歯面焼き付き）に対する、潤滑

油の性能を評価するテスト方法を定めるものです。

この規格の制定により、より良い潤滑油の開発が促

進されることを期待しています。

【テスト方法の概要】

　FZG（ドイツ国ミュンヘン工科大学）が開発した

動力循環式の試験機（図1）によって、中心間距離

91.5mm・モジュール4.5の標準試験歯車（図の

左側の歯車対）に段階的に負荷を増加して行き、ス

カッフィングによって生じる損傷の量が規定量を超

える時の負荷の値を求めます。

JIS B 1760-1歯車－ FZG試験方法－

第1部：潤滑油の耐スカッフィング性能FZG試験方法 A/8.3/90

（本体価格：3,300円）

（本体価格：1,800円）

ISO/JIS審議委員会

第２分科会幹事

川﨑芳樹

第1分科会委員長

加藤昭悟

歯形こう配誤差： fHα （出典：JIS1702-1:2016）

図1 FZG歯車試験機の断面図（出典：JIS B 1760-1:2016）

視点A

大歯車

小歯車

トルク測定用継手

トーションバー外筒たわみ軸継手

軸2（トーションバー）駆動モータ

負荷用継手軸1 動力循環歯車

JGMA規格紹介（日本歯車工業会規格）

【JIS規格については右記にお問い合わせください】　一般財団法人日本規格協会　出版事業グループ営業サービスチーム　TEL：03-4231-8550 【JGMA規格については当会までお問い合せください】　一般社団法人日本歯車工業会　TEL：03-3431-1871

歯車規格集

新歯車便覧

歯車技術の半世紀

ホブによるドライカット

ドライカット

JGMA001-01JGMA111-03AJGMA113-02AJGMA114-02JGMA114-02AJGMA151-01JGMA405-01JGMA511-01JGMA521-01JGMA611-01JGMA1001-01JGMA1002-01JGMA1101-01JGMA1102-01JGMA1103-01JGMA1104-01JGMA2001-01JGMA3001-01JGMA3101-01JGMA3102-01JGMA4101-01JGMA4102-01JGMA6101-02JGMA6102-02JGMA6201-01JGMA6202-01JGMA8002-01JGMA/TR0001JGMA/TR0002JGMA/TR0003

5,000円

2,000円

5,000円

2,000円

5,000円

7,000円

5,000円

1986（S61）

1984（S59）

1985（S60）

1983（S58）

1985（S60）

1973（S48）

1978（S53）

1986（S61）

1987（S62）

1999（H11）

2003（H15）

2000（H12）

2003（H15）

2010（H22）

1993（H5）

1998（H10）

1996（H8）

1997（H9）

1994（H6）

1995（H7）

2007（H19）

2009（H21）

2012（H24）

2013（H25）

1991（H3）

2000（H12）

2001（H13）

歯車略号

ISO規格に準拠　平歯車およびはすば歯車の穴、軸の直径の公差および円筒度並びに歯先円筒の直径の公差

ISO規格に準拠　小モジュール平歯車及びはすば歯車の中心距離の許容値

ISO規格に準拠　平歯車およびはすば歯車の軸の平行精度

小モジュール平歯車およびはすば歯車の軸の平行精度

鋳造歯車および溶接構造歯車の寸法

円筒ウォームギヤの強さ計算式

ISO規格に準拠　円筒歯車の購入仕様

ISO規格に準拠　すぐばかさ歯車の購入仕様

ISO規格に準拠　円筒歯車の転位方式

歯車の歯面粗さ標準及び測定方法

歯車の歯当たり

平歯車及びはすば歯車の中心距離の許容値

平歯車及びはすば歯車の軸の平行精度

歯車精度－平歯車及びはすば歯車のバックラッシ並びに歯厚

検査用親円筒歯車

運動制御用歯車装置の特性及び精度

バリ取り標準及び打痕防止

円筒歯車の歯切り時間の概算

円筒歯車の歯面仕上げ時間の概算

円筒歯車の強さ試験方法

円筒歯車の強さ試験の判定と評価方法

平歯車及びはすば歯車の曲げ強さ計算式

平歯車及びはすば歯車の歯面強さ計算式

かさ歯車の曲げ強さ計算式

かさ歯車の歯面強さ計算式

ISO規格に準拠　歯車装置検査規定「歯車装置の機械振動測定方法」

新旧JIS歯車精度の規格値対比表

ISO規格に準拠　平歯車及びはすば歯車の強さ簡易計算式

かさ歯車の強さ簡易計算式

書籍名

規格名

本体価格

制定年

平成28年4月1日現在

8,000円

10,000円

5,000円

8,000円

2008（H22）5版

2010（H24）3版

1991（H3）

2000（H12）

2001（H13）

環境対応型歯車加工技術の開発研究に関する調査研究

（一社）日本歯車工業会　発行書籍・規格一覧

JIS規格紹介（日本歯車工業会制定／日本規格協会発行規格）

　歯車工業会の公益事業の柱の一つである歯車規格関連活動について会員、関係者の理解をより一層深めていただきたく、前

回よりトピックス紹介欄を設けました。今回は、ISO／ JIS審議委員会（第１・第2分科会）において原案を作成し、４月に発行さ

れたJIS規格２件につきその内容をご紹介します。１年間にわたり原案作成にご尽力いただいた委員の先生方に感謝いたします。

　日本歯車工業会に歯車規格委員会が設置されたのは1956年でした。この委員会で本工業会会員の必要に応じ、国内の歯

車の寸法、精度、等の実情、諸外国の歯車規格などの調査を行い、現在までの60年間に45件の歯車のJGMA規格を作成し

ました。その中で、用語、測定、等一般性のあるものはJIS規格になりました。一時期、国際化のため、JGMA規格をISOに準

拠させるように政府の勧告があり、JGMA規格も工業会規格としての独自性を保ちつつ、ISO規格にもできるかぎり適合する

ように改訂を行ってきました。工業会会員にとって最も必要な、各種歯車の強さ計算式規格の改訂では、平歯車を手始めに、

かさ歯車の規格の改訂を終え、ウォームギヤの規格も間もなく完成の予定です。

　現在、皆様に使って頂くため、下表に示した30件のJGMA規格を用意してあります。

JIS B 1702-1円筒歯車－精度等級－

第1部：歯車の歯面に関する誤差の定義及び許容値

　円筒歯車の精度規格は、ISOに準拠し、歯面精度規格とかみ合い規格の2部構成ですが、2013年に歯面

精度規格ISO 1328-1が改正されました。この改正にあたっては、日本からも多くの意見を提出し良い規格

を作ることができました。精度規格は国際的な商取引上で重要であるので、ISO規格の改正に基づいてJISの

歯面精度規格JIS B 1702-1を速やかに改正しました。尚、この規格は、AGMA規格（ANSI+AGMA+ISO+

1328-1-B14）にも採用されています。

【主な改正事項】

①誤差許容値を表による段階的なものから計算式による連続的なものに変更

　（例）単一ピッチ誤差許容値　

　　 d：基準ピッチ円径、mn：歯直角モジュール、A：精度等級値

②歯車製品の大型化に伴い適用範囲を拡大

　（基準円直径上限：10ｍ⇒15mなど）

③二次曲線近似による歯形誤差および歯すじ誤差

　評価方法の追加

④歯形こう配誤差評価範囲を歯先まで延長

【精度等級の表示】

　今回の改訂前は等級の前にNを付けることを推

奨していましたが、今後はJIS 1328-1-2016と規

格記号と年号を表示することを推奨します。

（付記）ISOでは第2部かみ合い精度規格の改正作業を

　　　始めていて、今後、 JIS B 1702-2も改正の予定です。

fpT = (0.001d + 0.4mn + 5)(√2)(A - 5)

　本規格は、ISO14635-1 Gears － FZG test to procedures － Part1（2000年版）に基づいて、今回

新たにJIS規格として制定しました。

　近年、歯車に対する負荷要求が国内外共に強まってきている中で、より高負荷に対応できる潤滑油の重要性

が高まっています。本規格は、特に潤滑油の影響度が高いスカッフィング損傷（歯面焼き付き）に対する、潤滑

油の性能を評価するテスト方法を定めるものです。

この規格の制定により、より良い潤滑油の開発が促

進されることを期待しています。

【テスト方法の概要】

　FZG（ドイツ国ミュンヘン工科大学）が開発した

動力循環式の試験機（図1）によって、中心間距離

91.5mm・モジュール4.5の標準試験歯車（図の

左側の歯車対）に段階的に負荷を増加して行き、ス

カッフィングによって生じる損傷の量が規定量を超

える時の負荷の値を求めます。

JIS B 1760-1歯車－ FZG試験方法－

第1部：潤滑油の耐スカッフィング性能FZG試験方法 A/8.3/90

（本体価格：3,300円）

（本体価格：1,800円）

第２分科会幹事

川﨑芳樹

第1分科会委員長

加藤昭悟

歯形こう配誤差： fHα （出典：JIS1702-1:2016）

図1 FZG歯車試験機の断面図（出典：JIS B 1760-1:2016）

視点A

大歯車

小歯車

トルク測定用継手

トーションバー外筒たわみ軸継手

軸2（トーションバー）駆動モータ

負荷用継手軸1 動力循環歯車

JGMA規格紹介（日本歯車工業会規格）

【JIS規格については右記にお問い合わせください】　一般財団法人日本規格協会　出版事業グループ営業サービスチーム　TEL：03-4231-8550 【JGMA規格については当会までお問い合せください】　一般社団法人日本歯車工業会　TEL：03-3431-1871

歯車規格集

新歯車便覧

歯車技術の半世紀

ホブによるドライカット

ドライカット

JGMA001-01JGMA111-03AJGMA113-02AJGMA114-02JGMA114-02AJGMA151-01JGMA405-01JGMA511-01JGMA521-01JGMA611-01JGMA1001-01JGMA1002-01JGMA1101-01JGMA1102-01JGMA1103-01JGMA1104-01JGMA2001-01JGMA3001-01JGMA3101-01JGMA3102-01JGMA4101-01JGMA4102-01JGMA6101-02JGMA6102-02JGMA6201-01JGMA6202-01JGMA8002-01JGMA/TR0001JGMA/TR0002JGMA/TR0003

5,000円

2,000円

5,000円

2,000円

5,000円

7,000円

5,000円

1986（S61）

1984（S59）

1985（S60）

1983（S58）

1985（S60）

1973（S48）

1978（S53）

1986（S61）

1987（S62）

1999（H11）

2003（H15）

2000（H12）

2003（H15）

2010（H22）

1993（H5）

1998（H10）

1996（H8）

1997（H9）

1994（H6）

1995（H7）

2007（H19）

2009（H21）

2012（H24）

2013（H25）

1991（H3）

2000（H12）

2001（H13）

歯車略号

ISO規格に準拠　平歯車およびはすば歯車の穴、軸の直径の公差および円筒度並びに歯先円筒の直径の公差

ISO規格に準拠　小モジュール平歯車及びはすば歯車の中心距離の許容値

ISO規格に準拠　平歯車およびはすば歯車の軸の平行精度

小モジュール平歯車およびはすば歯車の軸の平行精度

鋳造歯車および溶接構造歯車の寸法

円筒ウォームギヤの強さ計算式

ISO規格に準拠　円筒歯車の購入仕様

ISO規格に準拠　すぐばかさ歯車の購入仕様

ISO規格に準拠　円筒歯車の転位方式

歯車の歯面粗さ標準及び測定方法

歯車の歯当たり

平歯車及びはすば歯車の中心距離の許容値

平歯車及びはすば歯車の軸の平行精度

歯車精度－平歯車及びはすば歯車のバックラッシ並びに歯厚

検査用親円筒歯車

運動制御用歯車装置の特性及び精度

バリ取り標準及び打痕防止

円筒歯車の歯切り時間の概算

円筒歯車の歯面仕上げ時間の概算

円筒歯車の強さ試験方法

円筒歯車の強さ試験の判定と評価方法

平歯車及びはすば歯車の曲げ強さ計算式

平歯車及びはすば歯車の歯面強さ計算式

かさ歯車の曲げ強さ計算式

かさ歯車の歯面強さ計算式

ISO規格に準拠　歯車装置検査規定「歯車装置の機械振動測定方法」

新旧JIS歯車精度の規格値対比表

ISO規格に準拠　平歯車及びはすば歯車の強さ簡易計算式

かさ歯車の強さ簡易計算式

書籍名

規格名

本体価格

制定年

平成28年4月1日現在

8,000円

10,000円

5,000円

8,000円

2008（H22）5版

2010（H24）3版

1991（H3）

2000（H12）

2001（H13）

環境対応型歯車加工技術の開発研究に関する調査研究

（一社）日本歯車工業会　発行書籍・規格一覧

歯車・歯車装置各種統計工業会よりお知らせ

悠々散策

　私はギヤカレッジの事務局を担

当しております石川です。入社して

4年あまりでなじみでない方もい

らっしゃるかとは思いますが、事務

局におりますのでお近くにお寄りの

際は、足を運んでください。私はあまり趣味がなく、しいて

言えば散歩でしょうか。お金もかかりませんし、都内は坂が

多く、私の住まい近くには、名の通った神楽坂、袖擦り坂と

かの他に、小さな路地の所にも碑が立って坂の由来を説明

しております。

　大江戸八百八町と言いますが、八坂のように感じます。子

供が小さい時良くお休みの日には一緒に散歩しました。Ａ

コースとＢコースがあり、Ａコースは靖国神社方面、Ｂコース

は神楽坂上の赤城神社方面で交互に行ったものです。私は

以前は人見知りで見知らぬ人と話はしなかったのですが、60

歳過ぎてからはやたらと人恋しいといいますか、散歩してい

る人に話しかけるようになりました。ただ子供は嫌がります。

そのせいでもありませんが、最近は一人でうろうろしており

ます。公園の花を見つけては犬のように香りをかいだりしま

す。先に述べました散歩先の靖国神社には無料で散策でき

るところが多々あります。その一つに遊就館という施設があ

りますが、一階のロビーは無料開放されております。そこに

はオリジナルの三菱ゼロ式戦闘機や泰面鉄道で活躍した実

際の機関車や火砲などが展示されており、ゼロ戦は今でも

大空に飛び立とうという気迫を感じます。火砲の一つに八九

式一五糎加農砲があり、由来は碑文にありますので、後日ご

一読願います。全身いたるところに被弾した破片傷跡が残っ

ておりいかに激戦をくぐってきたかを物語っております。本体

の中央部に歯車対が付加しております。エレベーテイング

アークとトラバースアークです。

　損傷が大きくまたべっと

りとペイントされておりま

すが、見るだけでも感慨深

い印象を覚えます。祖国防

衛に死力を振るいなお待

機しているように思われま

す。平和な時代に三々五々

多くの見学者が絶えません

が、平和の尊さを感じる次

第です。

事務局便りギヤカレッジ担当　石川正人

今後の行事予定・お知らせ（2016.6.1～8.31） JGMA News 協賛広告のお願い

■平成28年度第1回規格委員会　【開催日】平成28年6月10日（金） 13：30～

　【開催場所】機械振興会館（東京）

　■第26回経営研修会　【開催日】平成28年上期

　【開催場所】調整中

　■平成28年度第3回理事会　【開催日】平成28年7月8日（金） 15：00～予定

　【開催場所】ウインクあいち（愛知県産業労働センター）

　■平成28年度 JGMAギヤカレッジ・マスターコース開講式　【開催日】平成28年6月10日（金） 13：00～

　■平成28年度 JGMAギヤカレッジ・プロフェッショナルコース開講式　【開催日】平成28年7月1日（金） 13：00～

　【開催場所】パピヨン24（福岡県福岡市）

日本歯車工業会事務局

担当：宮崎　TEL：03-3431-1871お問合せ先

A4　1ページ 32,000円

A4　½ページ 16,000円

広告料

加農砲のスケッチです

※各行事の内容等詳細は、別途事務局からご案内いたします。

H274月

5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月H281月

21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年2月 3月

生産高

（億円）（%）

生産高

自動車産業農業機械産業機械

工作機械建設機械その他

工作機械建設機械

前年比生産高合計前年比

（億円）

生産額

（％）

　150

（億円）

（％）

H22年

H23年

H24年

H25年

H26年

H27年

生産額合計前年比

（億円）（％）

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

歯車単体合計歯車組込製品

その他歯車関連製品歯車製品外合計

（％）

60H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

歯車単体合計

歯車組込製品

その他歯車関連製品

歯車製品外

前年比

H20年6月比

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

（億円）

生産額

（％）

図1 生産額（H27.4-H28.3）＜H28.3/45社＞

図2 生産額（暦年）図3 製品別前年同月比（%）推移（H27.4-H28.3）

図4 需要先（H27.4-H28.3）＜H28.3/45社＞図5 需要先別前年同月比（%）推移（H27.4-H28.3）

図6 生産高の推移（H27.4- H28.03）図7 歯車・装置の生産動向（暦年）

1. 歯車工業会会員統計　平成27年4月～平成28年3月ならび

に平成22年～平成27年（暦年）の工業

会会員企業における生産統計調査結果。

＜生産高＞平成28年3月の歯車単体お

よび歯車関連製品を含んだ生産高は、

274.0億円（前年同月比89.8%、平成20

年6月比110.8%）、歯車製品以外は31.1

億円（同103.7%、56.1%）、合計305.1

億円（同92.0%、100.8%）であった（リー

マンショック前の水準に対する回復を見る

ため「平成20年6月比」も記載）。

　平成28年1月～3月累計では、歯車単

体および歯車関連製品を含んだ生産高は

724.2億円（前年比89.2%）、歯車製品以

外は81.3億円（同99.4%）、合計805.5

億円（同90.2%）であった。（図1、2、3

参照）

〈需要先〉平成28年3月の需要先は、自

動車産業向けが152.8億円（前年同月比

90.2%、平成20年6月比168.9%）、産業

機械向け53.1億円（同99.2%、96.3%）、

建設機械向け15.1億円（同86.6%、67.4

%）さらに農業機械14.0億円（同81.4%、

88.3%）、工作機械13.1億円（同93.9%、

130.9%）、家電・OA機器・情報機器1.8

億円（同105.6%、255.7%）となっている。

　平成28年1月～3月累計では、自動車

産業向けが411.0億円（前年比86.3%）、

産業機械向け129.4億円（同98.4%）、

建設機械向け43.2億円（同84.5%）、農

業機械向け36.6億円（同97.4%）、工作

機械向け27.8億円（同92.2%）、家電・

OA機器・情報機器向け3.7億円（同

125.8%）であった。（図4、5参照）

2. 経産省機械統計　生産状況（　）内は対前年同月比

　平成28年3月の生産高は、歯車単体が

114.0億円(97.3%）、歯車装置は203.3

億円(93.9%）、合計317.3億円(95.1%）

である。（図6、7参照）

会員訃報（お悔やみ）

ご逝去の訃音に接し、ここに謹んで哀悼の意を

表すとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

グリーソンアジア株式会社

代表取締役　富澤正幸様

（享年56歳平成28年5月16日永眠）

後日、お別れの会を予定しております。

詳細が決まり次第ご案内いたします。

歯車・歯車装置各種統計工業会よりお知らせ

悠々散策

　私はギヤカレッジの事務局を担

当しております石川です。入社して

4年あまりでなじみでない方もい

らっしゃるかとは思いますが、事務

局におりますのでお近くにお寄りの

際は、足を運んでください。私はあまり趣味がなく、しいて

言えば散歩でしょうか。お金もかかりませんし、都内は坂が

多く、私の住まい近くには、名の通った神楽坂、袖擦り坂と

かの他に、小さな路地の所にも碑が立って坂の由来を説明

しております。

　大江戸八百八町と言いますが、八坂のように感じます。子

供が小さい時良くお休みの日には一緒に散歩しました。Ａ

コースとＢコースがあり、Ａコースは靖国神社方面、Ｂコース

は神楽坂上の赤城神社方面で交互に行ったものです。私は

以前は人見知りで見知らぬ人と話はしなかったのですが、60

歳過ぎてからはやたらと人恋しいといいますか、散歩してい

る人に話しかけるようになりました。ただ子供は嫌がります。

そのせいでもありませんが、最近は一人でうろうろしており

ます。公園の花を見つけては犬のように香りをかいだりしま

す。先に述べました散歩先の靖国神社には無料で散策でき

るところが多々あります。その一つに遊就館という施設があ

りますが、一階のロビーは無料開放されております。そこに

はオリジナルの三菱ゼロ式戦闘機や泰面鉄道で活躍した実

際の機関車や火砲などが展示されており、ゼロ戦は今でも

大空に飛び立とうという気迫を感じます。火砲の一つに八九

式一五糎加農砲があり、由来は碑文にありますので、後日ご

一読願います。全身いたるところに被弾した破片傷跡が残っ

ておりいかに激戦をくぐってきたかを物語っております。本体

の中央部に歯車対が付加しております。エレベーテイング

アークとトラバースアークです。

　損傷が大きくまたべっと

りとペイントされておりま

すが、見るだけでも感慨深

い印象を覚えます。祖国防

衛に死力を振るいなお待

機しているように思われま

す。平和な時代に三々五々

多くの見学者が絶えません

が、平和の尊さを感じる次

第です。

事務局便りギヤカレッジ担当　石川正人

今後の行事予定・お知らせ（2016.6.1～8.31） JGMA News 協賛広告のお願い

■平成28年度第1回規格委員会　【開催日】平成28年6月10日（金） 13：30～

　■第26回経営研修会　【開催日】平成28年上期

　【開催場所】調整中

　■平成28年度第3回理事会　【開催日】平成28年7月8日（金） 15：00～予定

　【開催場所】ウインクあいち（愛知県産業労働センター）

　■平成28年度 JGMAギヤカレッジ・マスターコース開講式　【開催日】平成28年6月10日（金） 13：00～

　■平成28年度 JGMAギヤカレッジ・プロフェッショナルコース開講式　【開催日】平成28年7月1日（金） 13：00～

　【開催場所】パピヨン24（福岡県福岡市）

日本歯車工業会事務局

担当：宮崎　TEL：03-3431-1871お問合せ先

A4　1ページ 32,000円

A4　½ページ 16,000円

広告料

加農砲のスケッチです

※各行事の内容等詳細は、別途事務局からご案内いたします。

H274月

5月 6月 7月 8月 9月 10月11月12月H281月

21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年2月 3月

生産高

（億円）（%）

生産高

工作機械建設機械その他

工作機械建設機械

前年比生産高合計前年比

（億円）

生産額

（％）

　150

（億円）

（％）

H22年

H23年

H24年

H25年

H26年

H27年

生産額合計前年比

（億円）（％）

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

歯車単体合計歯車組込製品

その他歯車関連製品歯車製品外合計

（％）

60H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

歯車単体合計

歯車組込製品

その他歯車関連製品

歯車製品外

前年比

H20年6月比

H27年4月（46社）

5月（46社）

6月（46社）

7月（46社）

8月（46社）

9月（46社）

10月（46社）

11月（46社）

12月（46社）

H28年1月（45社）

2月（45社）

3月（45社）

（億円）

生産額

（％）

図1 生産額（H27.4-H28.3）＜H28.3/45社＞

図2 生産額（暦年）図3 製品別前年同月比（%）推移（H27.4-H28.3）

図4 需要先（H27.4-H28.3）＜H28.3/45社＞図5 需要先別前年同月比（%）推移（H27.4-H28.3）

図6 生産高の推移（H27.4- H28.03）図7 歯車・装置の生産動向（暦年）

1. 歯車工業会会員統計　平成27年4月～平成28年3月ならび

に平成22年～平成27年（暦年）の工業

会会員企業における生産統計調査結果。

＜生産高＞平成28年3月の歯車単体お

よび歯車関連製品を含んだ生産高は、

274.0億円（前年同月比89.8%、平成20

年6月比110.8%）、歯車製品以外は31.1

億円（同103.7%、56.1%）、合計305.1

億円（同92.0%、100.8%）であった（リー

マンショック前の水準に対する回復を見る

ため「平成20年6月比」も記載）。

　平成28年1月～3月累計では、歯車単

体および歯車関連製品を含んだ生産高は

724.2億円（前年比89.2%）、歯車製品以

外は81.3億円（同99.4%）、合計805.5

億円（同90.2%）であった。（図1、2、3

参照）

〈需要先〉平成28年3月の需要先は、自

動車産業向けが152.8億円（前年同月比

90.2%、平成20年6月比168.9%）、産業

機械向け53.1億円（同99.2%、96.3%）、

建設機械向け15.1億円（同86.6%、67.4

%）さらに農業機械14.0億円（同81.4%、

88.3%）、工作機械13.1億円（同93.9%、

130.9%）、家電・OA機器・情報機器1.8

億円（同105.6%、255.7%）となっている。

　平成28年1月～3月累計では、自動車

産業向けが411.0億円（前年比86.3%）、

産業機械向け129.4億円（同98.4%）、

建設機械向け43.2億円（同84.5%）、農

業機械向け36.6億円（同97.4%）、工作

機械向け27.8億円（同92.2%）、家電・

OA機器・情報機器向け3.7億円（同

125.8%）であった。（図4、5参照）

2. 経産省機械統計　生産状況（　）内は対前年同月比

　平成28年3月の生産高は、歯車単体が

114.0億円(97.3%）、歯車装置は203.3

億円(93.9%）、合計317.3億円(95.1%）

である。（図6、7参照）

会員訃報（お悔やみ）

ご逝去の訃音に接し、ここに謹んで哀悼の意を

表すとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

グリーソンアジア株式会社

代表取締役　富澤正幸様

（享年56歳平成28年5月16日永眠）

後日、お別れの会を予定しております。

詳細が決まり次第ご案内いたします。

工場見学は随時受け付けております

東松山工場

長野工場

本社・厚木工場

新工場オーネックス・テックセンター

山口第一工場山口第二工場

株式会社オーネックステックセンター〒519-0169 三重県亀山市白木町60-28Tel （0595）-97-3270　Fax （0595）-97-3277

オーネックスグループネットワークで3大経済圏をカバー

オーネックスグループネットワークで3大経済圏をカバー自動化さ

れたバッチ炉で安定し

た品質の

提供、リードタイムの

短縮を実現できます

世界でも最先端の

冷却槽で【歪み】を

最小限に抑えるこ

とができます

www.onex-tec.jp

熱処理の　　　　　　　が65年以上培ってきた熱処理技術の集大成として三重県亀山市に新工場株式会社オーネックステックセンターを操業いたしました

5軸マシニングセンタによる、制限を超えた技術力。

株式会社イワサテック〒273-0014 千葉県船橋市高瀬町 62-4tel：047（420）0103　fax：047（420）0028　[email protected]

ミーリングマシンと汎用工具を用いて多種多

様な高精度歯車を製造することができます。

独自で開発したソフトウェアで様々なリクエス

トにお応えし、理想の歯形を実現いたします。

耐久性・強度の向上、組立干渉の回避、船級受

検などお客様の要望にお応えます。

用途に合わせた最適な歯形・歯当りを提案しそれを実行。精度の確認による品質の保証をします。

詳しくはウェブサイトへwww.iwasa-tech.com動画はYoutube

「Iwasa Tech」で検索!

Spiral Bevel Double Helical

Worm Wheel

Tooth Contact Analysis Tooth Form InspectionPitch Error InspectionTooth Contact Analysis Tooth Form InspectionPitch Error Inspection3D CAD/CAMSimulation

Skew Bevel Pump Rotor

第59回通常総会、平成28年JGMAギヤカレッジ開講

規格委員会

小原歯車工業株式会社

公益財団法人応用科学研究所

工業会行事トピックス

委員会報告

会員企業紹介

研究室紹介［その他］会員企業紹介、JIS/JGMA紹介、経産省便り、統計調査等

歯車の寸法、歯形、強度、応力解析、工具設計等々のご要望にお応えします。以下に示す歯車図は、ソフトウェアの一例です。詳しくはカタログをご請求ください。

〒552-0007 大阪市港区弁天 1-2-1　ベイタワー2510　TEL：06-6577-1552　FAX：06-6577-1554www.amtecinc.co.jp　E-mail : [email protected]

（一社）日本機械学会, （一社）日本歯車工業会, （公社）精密工学会/成形プラスチック歯車研究専門委員会Amalgamation Technology

アムテック有限会社

3K-不思議遊星遊星歯車遊星歯車不等配置遊星 Spiral bevel gear Bevel gear Bevel gear Bevel gear Skew bevel

WSP-Bevel gear Hypoid gear Face gear Worm gear Worm and helical gear Hyndley worm gear 鼓形ウォーム傾斜ウォームギヤ内歯ウォームギヤ

歯当たり（ベベルギヤとはすば歯車）多段歯車 Non-circular gear Taper gear Pin gear ポンプギヤ内歯ねじ歯車 3D-FEM

非対称歯形歯車（歯形,歯元応力,摩擦係数分布の例） Skiving cutter（内歯） Skiving cutter（外歯）

成形砥石（3 歯）正弦歯形歯車

円弧歯すじ歯車歯面応力フラッシュ温度歯元応力

切り屑解析,工具の兼用検討も可

挿絵：鴨川

　レオナルド・ダ・ビンチをはじめ、人

類は太古の昔から動力を伝え大きな力

を生み出すために様々な発明、発見を

積み重ねてきました。今回から事務局

の女性のセンスにより、表紙のデザイ

ンを一新しました。表紙を眺めながら、そのような先人の創

意工夫に敬意を払うとともに、その一方で最新のIT技術や

新素材、先端加工技術の先には一体どのような歯形や機構

があるのだろうか？と思いをはせました。

　私事で恐縮ですが3月末で40年に及ぶ会社生活を終えま

した。これを受けて今後は副会長を退任し、顧問として引き

続き工業会のために尽くすことになりました。体調面の問題

もあり広報委員会と規格委員会に限定した活動になります

が、JGMAニュースについては編集委員長としてだけでなく

手薄な事務局をカバーし実務面もかってでるつもりです。

　少し古くなりますが、正月の賀詞交換会と西日本新春講演

会の挨拶で副会長としての今年の私の抱負は、顧客満足度

ならぬ、会員満足度の向上、即ちmembers satisfaction

であると宣言しました。会員の皆さんとの最大の接点である

JGMAニュースを会費を払うだけの価値のある記事で埋める

こと。経営研修会を進化させて、産業政策、税制、新技術、

異業種研究等々、経営上の価値ある学習の場とすること。

　ともすれば公益貢献活動のまえに存在感が薄くなりがちで

すが業界団体の原点にたちかえって、一般の会員や賛助会員

の皆さんの視点にたった

これらの地道な活動を充

実させること。それが現

在、工業会が直面している

会員減少や財政悪化とい

う憂慮すべき事態に歯止

めをかける最も有効な手

段であると考えています。

広報委員長　顧問

浅川泰秀

JGMA News第46号予告

次号は9月1日発行予定です

編集後記

工場見学は随時受け付けております

東松山工場

長野工場

本社・厚木工場

新工場オーネックス・テックセンター

山口第一工場山口第二工場

株式会社オーネックステックセンター〒519-0169 三重県亀山市白木町60-28Tel （0595）-97-3270　Fax （0595）-97-3277

オーネックスグループネットワークで3大経済圏をカバー

オーネックスグループネットワークで3大経済圏をカバー自動化さ

れたバッチ炉で安定し

た品質の

提供、リードタイムの

短縮を実現できます

世界でも最先端の

冷却槽で【歪み】を

最小限に抑えるこ

とができます

www.onex-tec.jp

熱処理の　　　　　　　が65年以上培ってきた熱処理技術の集大成として三重県亀山市に新工場株式会社オーネックステックセンターを操業いたしました

5軸マシニングセンタによる、制限を超えた技術力。

株式会社イワサテック〒273-0014 千葉県船橋市高瀬町 62-4tel：047（420）0103　fax：047（420）0028　[email protected]

ミーリングマシンと汎用工具を用いて多種多

様な高精度歯車を製造することができます。

独自で開発したソフトウェアで様々なリクエス

トにお応えし、理想の歯形を実現いたします。

耐久性・強度の向上、組立干渉の回避、船級受

検などお客様の要望にお応えます。

用途に合わせた最適な歯形・歯当りを提案しそれを実行。精度の確認による品質の保証をします。

詳しくはウェブサイトへwww.iwasa-tech.com動画はYoutube

「Iwasa Tech」で検索!

Spiral Bevel Double Helical

Worm Wheel

Tooth Contact Analysis Tooth Form InspectionPitch Error InspectionTooth Contact Analysis Tooth Form InspectionPitch Error Inspection3D CAD/CAMSimulation

Skew Bevel Pump Rotor

第59回通常総会、平成28年JGMAギヤカレッジ開講

規格委員会

小原歯車工業株式会社

公益財団法人応用科学研究所

工業会行事トピックス

委員会報告

会員企業紹介

研究室紹介［その他］会員企業紹介、JIS/JGMA紹介、経産省便り、統計調査等

歯車の寸法、歯形、強度、応力解析、工具設計等々のご要望にお応えします。以下に示す歯車図は、ソフトウェアの一例です。詳しくはカタログをご請求ください。

〒552-0007 大阪市港区弁天 1-2-1　ベイタワー2510　TEL：06-6577-1552　FAX：06-6577-1554www.amtecinc.co.jp　E-mail : [email protected]

（一社）日本機械学会, （一社）日本歯車工業会, （公社）精密工学会/成形プラスチック歯車研究専門委員会Amalgamation Technology

アムテック有限会社

3K-不思議遊星遊星歯車遊星歯車不等配置遊星 Spiral bevel gear Bevel gear Bevel gear Bevel gear Skew bevel

WSP-Bevel gear Hypoid gear Face gear Worm gear Worm and helical gear Hyndley worm gear 鼓形ウォーム傾斜ウォームギヤ内歯ウォームギヤ

歯当たり（ベベルギヤとはすば歯車）多段歯車 Non-circular gear Taper gear Pin gear ポンプギヤ内歯ねじ歯車 3D-FEM

非対称歯形歯車（歯形,歯元応力,摩擦係数分布の例） Skiving cutter（内歯） Skiving cutter（外歯）

成形砥石（3 歯）正弦歯形歯車

円弧歯すじ歯車歯面応力フラッシュ温度歯元応力

切り屑解析,工具の兼用検討も可

挿絵：鴨川

　レオナルド・ダ・ビンチをはじめ、人

類は太古の昔から動力を伝え大きな力

を生み出すために様々な発明、発見を

積み重ねてきました。今回から事務局

の女性のセンスにより、表紙のデザイ

ンを一新しました。表紙を眺めながら、そのような先人の創

意工夫に敬意を払うとともに、その一方で最新のIT技術や

新素材、先端加工技術の先には一体どのような歯形や機構

があるのだろうか？と思いをはせました。

　私事で恐縮ですが3月末で40年に及ぶ会社生活を終えま

した。これを受けて今後は副会長を退任し、顧問として引き

続き工業会のために尽くすことになりました。体調面の問題

もあり広報委員会と規格委員会に限定した活動になります

が、JGMAニュースについては編集委員長としてだけでなく

手薄な事務局をカバーし実務面もかってでるつもりです。

　少し古くなりますが、正月の賀詞交換会と西日本新春講演

会の挨拶で副会長としての今年の私の抱負は、顧客満足度

ならぬ、会員満足度の向上、即ちmembers satisfaction

であると宣言しました。会員の皆さんとの最大の接点である

JGMAニュースを会費を払うだけの価値のある記事で埋める

こと。経営研修会を進化させて、産業政策、税制、新技術、

異業種研究等々、経営上の価値ある学習の場とすること。

　ともすれば公益貢献活動のまえに存在感が薄くなりがちで

すが業界団体の原点にたちかえって、一般の会員や賛助会員

の皆さんの視点にたった

これらの地道な活動を充

実させること。それが現

在、工業会が直面している

会員減少や財政悪化とい

う憂慮すべき事態に歯止

めをかける最も有効な手

段であると考えています。

広報委員長　顧問

浅川泰秀

JGMA News第46号予告

次号は9月1日発行予定です

編集後記

vol.45

Japan Gear Manufacturers Association

［目次］

●巻頭言・工業会の動き・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

●新規事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

●委員会報告

　経営研修委員会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

●会員企業紹介

　（株）日立ニコトランスミッション・・・・・・・・・・・・・・ 5

●研究室紹介

　京都工芸繊維大学・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

●経済産業省便り・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

●新入会員紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

●JIS規格紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

●JGMA規格紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 11

●歯車・歯車装置各種統計・・・・・・・・・・・・・・・ 12

●工業会よりお知らせ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

平成28年6月号（6月1日発行） vol.45

2016 Jun.

一般社団法人日本歯車工業会

〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-8 機械振興会館208号Tel ： 03-3431-1871　Fax ： 03-3431-1872　ホームページ　http://www.jgma.org

■一般社団法人日本歯車工業会会員一覧

■入会のご案内

［編集発行］

JGMA News　第45号　2016年6月1日発行　（一社）日本歯車工業会

アイシン・エイ・ダブリュアイシン・エーアイアサデン・ギヤー浅野歯車工作所浅野歯車製作所アヅミアベックスアムテック池田歯車製作所磯上歯車工業伊藤歯車製作所稲坂歯車製作所イワサテック植田鉄工所宇野歯車工業恵美須屋工具製作所MHIハセック大久保歯車工業大阪減速機製作所大阪精密機械大阪歯切工場オージックオーネックス小笠原プレシジョンラボラトリー岡田歯車工作所岡常歯車製作所岡本工機尾崎ギヤー工業小名木川ギヤーオリエンタルモーター音戸工作所カシフジカワグチキカイ河島ギア製作所川島製作所神崎高級工機製作所菊地歯車

岐阜ギヤー工業ギヤテック九州精密工業協育歯車工業京二共和歯車製作所日下歯車製作所栗﨑歯車製作所グリーソンアジア神戸歯車コウリツ古賀歯車製作所小原歯車工業坂西精機サンドビック三輪工機品川重工島製作所新日鐵住金交通産機品事業部住友重機械ギヤボックス精密歯研工業所清和鐵工泉州歯車工業大和歯車製作滝沢歯車竹田商事ツバキE&MDMG森精機DTRJAPAN東京テクニカル東洋金属熱錬工業所常磐ときわ歯車製作所トヨタ自動車トヨフク長岡歯車製作所永田鉄工

中西製作所中村製作所ナゴヤギアナミキツァーンラート鳴滝工業ニッセイ日本エリコンバルザース日本ギア工業日本クリンゲルンベルグ日本ジェットハーティスハーモニック・ドライブ・システムズ八龍歯車工作所浜井産業阪神動力機械日立ニコトランスミッションブレビニジャパン寳角ギヤー前田精密製作所マキシンコー松本精機三橋歯車製作所三菱重工工作機械宮川歯輪三宅精機都精機名東歯車森歯車工作所安川製作所山崎歯車製作所豊精密工業ユニテックギア淀川歯車製作所ライスハウァールーレン精密リープヘル・ジャパン

【ご入会いただくと】①JGMAニュースを年４回お届けします。　②経営研修会をとおして産

業政策、補助金情報、税制改正等や新技術、異業者の講演会等の経営

上の有益な研修を受けることができます。　③ギヤカレッジ、各種技術

講座を会員価格で受講できます。　④総会、賀詞交歓会の場にて会員

相互の情報交換、親睦がはかれます。

日本歯車工業会は会員企業の技術水準の向上と経営の安定発展を目指して1938年に創立された国内唯一の歯車関連の業界団体です。国内でいち早く、オリジナル規格のJGMA規格を制定、またISO規格のJIS規格化等、歯車規格全般を通して日本の機械産業の発展に貢献してきました。また2005年に開講したギヤカレッジ（九州大学ものづくり大学院カリキュラム継承運営、歯車技術の基礎～応用を系統的に学ぶ技術講座）等、各種の公益事業を進めております。当会では、上記の趣旨にご賛同いただける正会員、賛助会員企業を募集しております。

お問合せ先日本歯車工業会事務局　担当：武田Tel：03-3431-1871　Email：[email protected]

［日本歯車工業会誌］

（2016年6月1日現在　五十音順　法人格省略）

会員（110社）

Japan Gear Manufacturers Association vol - jgma.org·.pdf ·...

Documents

Transcript of Japan Gear Manufacturers Association vol - jgma.org·.pdf ·...