三鷹市の農業とJa 根岸隆好さん資料より
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JAとは?JA とは、相互扶助の精神のもとに農家の営農と生活を守り高め、よりよい社会を築くことを目的に組織された協同組合です。この目的のために、 JA は営農や生活の指導をするほか、生産資材・生活資材の共同購入や農畜産物の共同販売、貯金の受け入れ、農業生産資金や生活資金の貸し付け、農業生産や生活に必要な共同利用施設の設置、あるいは万一の場合に備える共済等の事業や活動を行っています。
詳しくはwebで!
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JA 青壮年部とは?我々JA青年組織は、日本農業の担い手としてJAをよりどころに地域農業の振興を図り、JA運動の先駆者として実践する自主的な組織である。 さらに、世界的視野から時代を的確に捉え、誇り高き青年の情熱と協同の力をもって、国民と豊かな食と環境の共有をめざすものである。 ※ JA全国青年組織綱領より農業、農地を守るための活動を行う後継者団体。
三鷹農業の概要と歴史
昔の三鷹市役所周辺
約270年前に江戸の大火によって移り住んできた人達により新田開発されたと言われている。○ 主要作物・水稲・陸稲・麦・ヒエ・ゴマ・トウモロコシ・大根
→ 主穀類・雑穀類 中心
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•三鷹市の面積 1650 ha (16 . 5 k㎡)•耕地面積 171 ha (H22)•販売農家数 222戸(H21)•農業就業人口 男女計544人•平均年齢 全国平均 66歳•野菜作付面積上位品目 ①ブロッコリー ②じゃがいも ③キャベツ•農業産出額順位 ①トマト ②なす ③枝豆
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三鷹農業の特徴•経営スタイルは少量多品目の直売型農業が主。
昔は市場出荷が主体であったが、近隣に消費者が多いという地の利を生かし各農家が庭先直売を次々と始める。多摩青果の移転、三鷹緑化センターの新装開店により多品目化がますます加速した。
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三鷹農業の特徴•家族経営が殆どで、雇用している農家は稀。
都市農家は農地も少なく農業収入が低い(雇用したら私の給料がなくなる)、地方でも農繁期のみの短期雇用や近所のおばちゃんパートが主で、完全雇用は少ないのではと思われる。
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都市計画法(昭和43年制定)市街化区域とは都市計画法制定時よりおおむね10年以内に市街化を図るべき、と指定された地域のこと。三鷹市は全体が市街化区域。つまりは「ここでは農業はするな」と国が言っている場所なのです。
都市計画法で10年以内に市街化を図るべき地域
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農業人口と耕地面積の推移農業人口 農家戸数 耕地面積
昭和50年 2,492人 463戸 241.06ha 60年 2,283人 437戸 241.61ha平成 2年 2,046人 400戸 249.35ha 7年 1,839人 369戸 227.54ha 12年 1,676人 339戸 219.81ha 17年 1,098人 306戸 175.28ha
昭和30年代以後の高度経済成長時代の急激な都市化により農耕地、農業人口は半減した。平成4年には新生産緑地制度が施行され、農業を続ける意思を明確にしなければならなくなった。
※農林水産省「 2005年農業センサスの農家調査結果表」
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農地の減少規模 平成7年から平成17年までの10年間で、三鷹の農地は約50 ha が消失。井の頭公園(38 ha )以上の広さの農地が三鷹から消えてなくなった。今のペースで農地が減少していったら、この先どうなってしまうのでしょうか。
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青壮年部活動 一般市民に農業を身近に感じてもらえるようPR 活動を行い、「ここに農業がなくては困る」という世論の形成を作ることが必要不可欠。 近年は行政及び地域の様々な団体と連携した活動も非常に重要になっている。青壮年部 PR看板
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輸入農産物視察ツアー●目的:消費者に食の安全安心について考えてもらう。●応募人数:25名(大型バス1台)●年1回開催●昼食では三鷹産野菜を使ったレストランで意見交換会をしながら食事。●最後に地元三鷹にて農産物の収穫体験を実施。
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食育カレンダー 市内の小学生を対象に「農のある風景画」を募集。その中から入賞作品を 13点選び、カレンダーの表紙として使用。また、三鷹市の栄養士さんに協力してもらい、三鷹産農産物を使ったレシピも掲載。三鷹の農作業の暦や食育豆知識など内容盛りだくさんのカレンダー。 今年で10年目。初年度より合計5000枚の応募があり、約9000部のカレンダーを配布。
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地域循環モデル事業(エコ堆肥エコ農産物事業)
三鷹市と協力し、市内小学校から出る給食残渣をコンポスト化したものと、市内の街路樹から出る剪定枝をチップ化したものを、青壮年部が定期的に撹拌して「エコ堆肥」を作ります。それを施用して作った農産物を「エコ農産物」と呼んでおり、それを市内の小学生・関係者約3100人に配布。生ゴミを堆肥として有効活用し、子供たちにリサイクルの意識を持ってもらう。
防災機能
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農地は個人の所有物ではあるが、その地域になくてはならない場所と言ってもらえるよう「公共性」を色濃く出していかなければならない。
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根岸さんちの多面的機能パラメーター
景観創出機能
交流創出機能
食育・教育機能
地産地消機能
環境保全機能
防災機能
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機能 得点景観創出機能 2.60 交流創出機能 3.13 食育・教育機能 3.33 地産地消機能 4.50 環境保全機能 3.75 防災機能 3.04
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都市農業振興基本法成立(2015年4月)都市農業の安定的な 継続を図るとともに、多様な 機能(多面的機能)の適切かつ十分な発揮を 通じて良好な都市環境の形成 に資することを目的として制 定。都市農業の役割や価値が法律に明記された。
国や地方自治体に都市農業振興のための責務(努力義務)が課せられる。今後は更なる連携が必要。