I’ve experienced a VR researcher in France with my family /...
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英語が通じないフランスでVR研究しながら子育てしてみた
I’ve experienced a VR researcherin France with my family
外のニコニコ学会β 〜研究者って海外いったほうがいいの?〜
Akihiko SHIRAI, Ph.D / [email protected]
2015/4/25
“VRエンタテイメントシステム”の研究者
IVRC国際VRコンテスト運営・国際化(2001年~)
“Manga Generator”学生のコンペ作品を研究に引き上げる
国際VR展 Laval Virtual ReVolutionChair(2006~)
ゲーム技術を未来にアタッチしたい
多重化隠蔽映像[Scritter],[2x3D],[ExPixel]
白井暁彦Photo in Laval Virtual 2015
1. 東京工芸大学写真工学科画像工学専攻
2. 事務機工場
3. ゲーム開発
4. 東京工業大学総合理工学知能システム
子供向けの触覚エンタテイメントシステム
5. NHK放送技術研究所
6. フランスの大学VRテーマパーク研究
7. 日本科学未来館科学コミュニケータ
8. 神奈川工科大学情報学部情報メディア学科准教授なう
From introduction of book “Future of Entertainment systems” / 「白井博士の未来のゲームデザイン―エンターテインメントシステムの科学―」
最近の趣味と生きがい(業務外)
ポータル過疎の相模原が舞台東京セルでランク圏内
夫婦そろって20位内になったことがある(家庭内紛争勃発)
Ingressを研究する相模Ingress部(@ingressbuの中の人)
市立博物館とのコラボ(博物とメディア)
初心者向け普及啓蒙(FS)、世界5位の成長を達成
Ingressを題材にした卒論(おそらく世界初)
ゲームと社会現象を国内外で論文化など
Hobby: Ingress @akilabo
Thanks for great feedbacks and my students !!※展示解説担当しているのは白井研究室所属ですらない3年生です
ExPixel is ready to release!
宇宙飛行士(にも)なりたかった ゲーム開発者を退職 『グラフィックスきれいになってもゲーム面白くならない』→誰も信じてくれない 貯金でフルタイムの博士学生に
博士(工学)を3年で取得 東京工業大学総合理工学研究科知能システム科学床面提示型触覚エンタテイメントシステムの提案と開発
人はなぜ面白いと思うのか?ゲームを習慣化する前の3歳児にVR...すっげーたいへん そもそもエンタテイメントシステムで博士をとった人がいない あきらめていた子供も産まれた
博士論文書いているそばから仮説を壊す息子→現在中学生
博士の資格=トラックの運転手 人を乗せられる(≒大型二種免許)
Q: なぜ博士になったのか?Why Ph.D?
D3の頃(2003)博士論文必死だった
某MITは高かった(学費700万円、研究員は2000万/年!)
NHK技研ポスドク時代(2004)第1子を育てるためにNiCTの嘱託研究員
IVRC手伝っているうちに、フランス LavalのVRが面白くなる。
フランス研究省から(とても安い)研究費をいただく
めでたくJSPS「海外特別研究員」にも採択。
【逆転の発想】英語が使えない世界に冒険できる!!
なぜフランスの片田舎?Why in Laval?
英語よりフランス語
ファッションとグルメと世界遺産(非IT)
フランス人の美的感覚がわからない、重厚長大。
自己中な人が多い
日本のマンガとかゲームとか大人気らしいね
おおむねネガティブ
でも当時、日本のことが嫌いだったことは否定しない。
( = 日本のことが嫌いなのは、何かの才能かもしれないよ)
日本から見たフランス(人)に対するイメージ
おおむねポジティブ
のんびりしている (すっげー高効率)
インターンシップと産学連携がマジで大事
フランス語は難しくない!(会話のみ)、コンテキストとメソッド重要
日本とフランスのみが「VR学会」を持っている 産業化と教育においては日本より確実に上手
10人に3人ぐらいしか日本のゲーム愛してない、しかも無料
「家族」のありかたが日米と明らかに違う→インタラクティブ研究を考える上で、重要な要素。
フランスの研究者はもの”すごい貧乏” 一方で「心の力(motivation)」や「無駄なもの」の立ち位置が大きい
実際に入り込んでわかったこと
フランス→日本 「未来にいける!」(Visiting to a future)日本→フランス 5年戻れる(way back machine) 「あの未来」(past possible future)をやり直せる! ものすごい貧乏になれる(慣れる) beautiful hungry…日本→フランス→日本日本に起きなかった未来をやり直せる しかも美しい日本語で!なんだかんだいっても日本は“行きたい国”(=出たくない気持ち)はわかる。米うますぎ。 「能力のない外国人研究者を本国に送り返す方法」(中華街問題)
僕らはタイムマシンに乗れる
貧乏だからこそ・・・
日本人のことはそこまで嫌いじゃない同調圧力の正体を探れ
ルサンチマン(実力はないが椅子を守りたい。想像力がない)
(=都会に出てきた田舎者だが、自分は都会を構成したい)
日本語美しい。美しい日本語は美しい。
日本語は論理的思考にも情緒的思考にも向いている。合理的になればいいってことじゃない
フランス語の回りくどいコンテキストは学ぶべき
日本の政治と教育は最低、というか幼稚。なんだそれ、変えられるんじゃないの?
自分は日本が嫌いだったのか?
学ぶことは苦労すること。海外を知ることは苦労すること。
本当の研究者は
現象からリスクを見極め、仮説を立て、実験し、突破口を探す
=誰かがやった事を価値も見出さず繰り返すことは研究なの?
海外に行っても遊んでるやつはいる。学んだかどうかが重要。
フィールドを作り続ける(Like Ingress)。
英語はフランス語で学べばいい。ドイツ語でもいい。
握手、笑顔、心の力、超重要。受験難易度は直接関係ない。
結論 Conclusion