育児にも活用できる家庭内IoTのすすめ~Raspberry Piでやってみよう!SORACOM...

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育児にも活用できる 家庭内 I O T のすすめ @mana_cat ★彡 ★彡 2015/10/16 ソラコム Developers Conference ♯0 大LT大会

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育児にも活用できる家庭内IOTのすすめ

@mana_cat

★彡

★彡

2015/10/16 ソラコム Developers Conference ♯0 大LT大会

自己紹介

Twitter @mana_cat

Blog http://mana-cat.com

平 愛美 (たいら まなみ)

母ちゃん(4歳と生後7ヶ月の男児ふたり)

仕事復帰に向けて保活中!待機児童なう…orz

熊本出身、東京都文京区在住

★イベントお知らせ★

11月11日(水) 第3回 TechGIRL

プレゼンスキルを鍛えるためのITイベント

性別問わず参加できます

https://techgirls.doorkeeper.jp/events/33191

10月20日(火) Tech LION

IoTネタもあるよ!http://techlion.jp/vol23

最近の出来事

先月から

電子工作を始めました。

電子工作初心者です。

今日は家庭でも活用できる

IoTの話をします。

★誰でも簡単にできるよ★

いきなりですが

赤ちゃんには

温度管理が重要です

デジタル温湿度計 温度、湿度を表示

赤ちゃんのいる家庭では必需品

定価 ¥3,240

温湿度計の仕組みをIoTで作ってみましょう

Raspberry Pi【センサデータ取得】

SORACOM Air

【モバイル通信】

Amazon S3

★IOT構築イメージ★

完成写真「IOTスーパーこまち」

中身はラズパイ、センサ、ソラコムAIR

←駅弁の弁当箱

いいえ、お小遣いでも

始められますよ

母ちゃん!それってお高いんでしょ?

なんと・・・!

1万円で

IoTをスタートできます!

購入したもの

製品名 購入先 価格(2015年10月15日現在)

Raspberry Pi Model B RSコンポーネンツ ¥4,900

SORACOM AirSIMカード (ナノタイプ)

Amazon ¥888

SDカード(16GB) Amazon ¥798

ジャンパワイヤ(オスーメス) スイッチサイエンス ¥432

ブレッドボード スイッチサイエンス ¥270

BME280搭載温湿度・気圧センサモジュール(ピンヘッダ実装済)

スイッチサイエンス ¥1,944

USBモデムdocomo L-02C (中古)

イオシス(秋葉原)¥800

(3年前に購入。ワゴンセール)

合計 ¥10,032

その他用意したもの 駅弁の弁当箱(こまち)、USBキーボード、USBマウス、モニター、

HDMIケーブル、マイクロUSBケーブル&ACアダプタ、SIM変換アダプタ、インターネット環境お家にあるものでOK!

我が家では、テレビ(SHARP AQUOS)をラズパイのモニター出力に使っています

【補足】ラズパイ用にモニター、キーボード、マウスを準備できなくてもOSインストール可能(ヘッドレスモード)

ソフトウェア環境

OS :Pidora (Fedora20ベース)みんな大好き systemdが使えるよ※Debian系のRaspbianが主流のようですが、私はFedoraが好きです

ソフトウェア

1. ダイヤルアップツール (wvdaial)

2. I2C制御ツール (i2c-tools,i2c-tools-python)

※I2C・・・周辺デバイスとシリアル通信するための方式

3. Amazon S3コマンドツール (s3cmd)

★セットアップ詳細は後日公開のブログを見てね

★手順はたったの3ステップ★

【ステップ1】センサデータ取得

【ステップ2】SORACOM Airダイヤルアップ

【ステップ3】Amazon S3に送信

【ステップ1】センサデータ取得

温湿度・気圧センサモジュールをラズパイに繋げます

# python bme280_probe.py

temp : 27.38 ℃

pressure : 1017.23 hPa

hum : 50.59 %

実行結果

温度、気圧、湿度きたー!

【ステップ2】SORACOM AIRダイヤルアップ

ソラコムSIMを使用

Docomo USBモデムL-02Cを使ってダイヤルアップ

設定の詳細はブログエントリーを参照「 2015-10-01 Raspberry PiとSORACOM Airを繋げてみた」

【ステップ3】S3にセンサデータを送信

SORACOM Airで通信して、S3にデータを送信s3cmdを使用

日本国内、電波が届く場所だったらどこからでもデータ通信できちゃう!

みんな大好きCSV形式にしてみた!煮るなり焼くなりご自由に加工してね

※AWS IoTを使って S3にデータを保存する方法もあるけれど、今回はシンプルにしてみた

# python bme280_probe.py | awk '{print $3} ' | awk -F¥n -v ORS=',' '{print}' > $(date +%Y%m%d%H%M).csv && s3cmd put -r $(date +%Y%m%d%H%M).csv s3://soracom.mana-cat.jp

201510161017.csv -> s3://soracom.mana-cat.jp/201510161017.csv [1 of 1]20 of 20 100% in 0s 46.25 B/s done

S3にシェル芸で一発送信!

送信できました★

CRONで30分毎にS3へ送信

送信できました★

パケット使用量

≪スクリプトをcronに登録して、30分毎にセンサデータをS3に送信したと仮定≫

1ファイルあたり20バイト

ペイロード+パケットヘッダを考慮して1ファイルあたり【1KB】だとしても

1日あたり 48KB

1ヶ月あたり 1.45MB

1年あたり 17.1MB上りは0.24 円/MB しかかからないから、およそ月額311円でIoTができちゃう!

【結論】スタバのフラペチーノよりも安い

通信費節約のコツ

センサの値のみCSV形式で送信

ファイルの追記はせずに取得データ単位でAWS S3に送信

SORACOM Airはユーザー登録して1年間は100MBまで無料枠がついているので活用する

今回かかった費用まとめ

初期費用

1万円

ランニングコスト(月額)

SORACOM Air 311円

AWS S3 1ドル以下

ラズパイの電気代

まとめ★

初期費用1万円、月額311円で誰でもスタートできるよ!

家庭でもIOTを始めてみよう!

おしまい

ありがとうございました!