10月26日（土）16：00～17:00 鶴ヶ島市中央図書館

司 会：鶴ヶ島市立中央図書館 小関氏

バトラー：5名(大学生3名、40歳以上2名)

観 覧 者 ：17名

記 録：共助社会づくり課 岩崎

★特徴 第32回図書館まつりのイベントとして実施、ビブリオバトルの開催は5年目。バトラーは年齢制限なしで募集し、40歳以上のバトラーの中で最多票を得た本を紹介した人がR40大人のビブリオバトルin埼玉の決勝戦に進出できる。城西大学から３名の参加があり、観覧者(30～60代くらい)との年代を越えた対話が印象的であった。

「ハードボイルドアクション小説。『カッコいい』何がそう思う

のかと考えたところ、子供の頃に夢中になったヒーローが思い浮

かんだ。本書の主人公はヒーローではなく殺し屋だが、仮面ライ

ダーやウルトラマン、デビルマンと重なる場面が…」

Q：ハードボイルド、アクション小説以外に好きなジャンルは？

A：多様なジャンルを読む。例えば女性作家の恋愛小説も読むが、

女性の感性を垣間見ることができ、発見があって面白いと

思っている。

「父に勧められてアニメを見たことがきっかけで読んだ本。宇宙

で行われる戦争の話。正義の味方が敵を倒して終わるという展開

ではなく、恋愛や復讐など人間ドラマが描かれている。オススメ

のポイントを３つ紹介。」

Q：自分も当時夢中で観ていた70年代に大人気だったアニメの

小説を紹介したのはなぜ？現在大学でブームなのか

A：素敵な作品なのでたくさんの人にも知ってほしいと思って

いるが、アニメだと映像が古く感じ、抵抗がある人もいた

ので、小説で多くの人に知ってほしいと思った。

コルトM1851残月

/著:月村了衛

機動戦士ガンダム

/著:富野由悠季

「自分の乗っている車もロータリーエンジンが使われているので

興味を持ったことがきっかけで手に取った。様々な困難や挫折す

るメンバーがいる中で開発のリーダーの一生懸命で諦めない姿勢

に学ぶことが多かった作品。」

Q：学ぶことが多かったとのことだが、自分の変化はあったか

A：これまでは、大きな壁があった時に諦めが早かったと思うが、

この本に出会ってから、『もう一回トライしてみよう』と

思えるようになった。これからも実践していきたい。

「私の生き方を変えた本。地球温暖化と聞くと、暗い気分になる

ことが多いと思う。私もそうだったが、この本を読んで暗闇に一

筋の光が見えた。たくさんの人に伝えたい大切な本なので、どこ

に行くときも一緒。内容の一例としてレジ袋のことを紹介。」

Q：本との出会った2007年当時、紹介者は何をしていたのか

A：当時は会社で環境関係の業務(ISO)をやっていた。

Q：その本を読んで、他に実践したことは

A：マイボトルやマイ箸を持ち歩くようになった。難しいことは

できないから、簡単なものから生活に取り入れている。

先駆者の条件 ロータリーエンジン開発に燃えた「マツダ」の20年

/著:碇 義朗

地球のためにわたしができること /著:枝廣 淳子

「自分は、物語を読むと眠くなってしまう…でも、大学の授業で

本を読む必要があった。小さい頃に心理的戦を描いたドラマやメ

ンタリスト等が流行っていたこともあり、この本を手に取った。

自分で回答するページや図が掲載されているので雑誌のように読

みやすい。内容は対人関係に関すること。例えば、相手が自分に

興味を持っているかどうか等。日常生活で活用できる事も。」

Q：なぜ、ビブリオバトルのバトラーになろうと思ったのか

A：ヒップホップをやっていてラップのバトルみたいだと

思ったので参加してみた

世代を超えて、読書が好きな人、ラッパー、

環境を守る活動者、ビブリオバトルファン等

多種多彩な人が出会い、本を通じて対話する

場となりました。

紹介された本も紹介者のお人柄も魅力的で、

１人あたり３分の質疑応答では足りないくら

い、観覧者が興味をそそられました。

ヤバい心理学

/著:神岡 真司

40歳以上のバトラーのチャンプ本：コルトM1851残月

(全体のチャンプ本：ヤバい心理学)