ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

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ioDriveInfiniBandを利用した DRBDによるリアルタイムレプリケーション

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データベースの拘束レプリケーション環境の実現たしかOSC-DBで発表したやつ。

Transcript of ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

Page 1: ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

ioDriveとInfiniBandを利用した

DRBDによるリアルタイムレプリケーション

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アジェンダ

検証の目的

DRBDとは

ioDriveとは

InfiniBandとは

検証概要

検証結果

まとめ

Page 3: ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

ネットワーク越しのミラーリングを実現

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DRBDでできること

ネットワーク越しのミラーリング

ブロックデバイスを複製

同期レプリケーション

バックグラウンドでの差分同期

スタンバイ ノードアクティブ ノード

DRBD同期回線

データの複製

DRBD

ファイルシステム

アプリケーション

ストレージ

DRBD

ファイルシステム

アプリケーション

ストレージ

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DRBDの主なボトルネック

ネットワークのレイテンシ

HDDのレイテンシ(IOパフォーマンス)

これらのレイテンシが全てDRBDのレイテンシ

(IOパフォーマンス)として影響する。

スタンバイ ノードアクティブ ノード

DRBD同期回線

データの複製

DRBD

ファイルシステム

アプリケーション

ストレージ

DRBD

ファイルシステム

アプリケーション

ストレージ

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超高速半導体ストレージ

Page 7: ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

ioDriveの特徴

PCI Express 接続のNAND フラッシュメモリ

低レイテンシの実現

高いIOPSの実現

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高速ネットワーク規格

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InfiniBandとは

ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)の分野で長く使用されてきた。

低レイテンシの実現

(1μ秒以下のレイテンシを実現)

広帯域(QDR 4X 32Gbps)

IPoIBによりTCP/IPアプリケーションがが利用可能

(IP over InfiniBand)

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検証対象デバイス

ドライブ RAID

1 SAS HDD 300GB, 10krpm

あり、ライトバックキャッシュ無効

2 あり、ライトバックキャッシュ有効

3

SATA SSD 60GB, SLC

なし

4 あり、ライトバックキャッシュ無効

5 あり、ライトバックキャッシュ有効

6 IoDrive 320GB, MLC なし

Page 12: ioDriceとInfiniBandとDRBDを利用したリアルタイムレプリケーション

検証環境

本体 HP ProLiant DL360 G7

CPU Intel Xeon CPU L5630 @ 2.13GHz (4core)×2個

メモリ 24GB

RAID コントローラ HP SmartArray P410i 1G FBWC

InfiniBand Mellanox MHQH19-XTC (QDR)

OS Red Hat Enterprise Linux 6.1 DRBD DRBD 8.3.11 データベース PostgreSQL 8.4.7

スケーリングファクタ 2000

計測時間 10分(600秒)

同時接続数 64

検証パターン毎の実行回数 10回

検証サーバの仕様

利用するソフトウェア

ベンチマークの計測条件

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ネットワーク構成

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SSDとioDriveの性能評価

HDD RAID キャッシュ有

SSD SSD RAID キャッシュ有

ioDrive

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

ドライブ

スル

ープ

ット

[tp

s]

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DRBD利用時の性能評価

HDD RAID キャッシュ有

SSD SSD RAID キャッシュ有

ioDrive

0

1,000

2,000

3,000

4,000

5,000

0

5

10

15

20

25

直接

DRBD

性能低下 [%]

ドライブ

スル

ープ

ット

[tp

s]

性能

低下

[%

]

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SSDの構成による性能の違い

SSDをRAID0で構成しても

スループットの向上率は高くないという結果となった。

SSDをRAID0で構成しスループットを評価

RAIDコントローラのキャッシュの有無の差を評価

SSD SSD RAID キャッシュ無

SSD RAID キャッシュ有

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

SSD の構成

スル

ープ

ット

[tp

s]

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まとめ

ioDriveにより高いトランザクション処理能力を持った環境が実現

DRBDとInfiniBandの組み合わせにより高速なレプリケーション環境が実現

スケールアウトではなくスケールアップによるトータルコストの削減が可能

ioDriveとInfiniBandとDRBDの組み合わせにより安全性の高い高速データベース環境の構築が可能