リーンスタートアップ・ワークショップinKDF_2014-05-07

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リーンスタートアップ・ワークショップ in Kobe Dream Field 2014/5/7 榎 真治 [email protected] This work is licensed under a Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 Unported License.

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学生さん向けに、リーンスタートアップのワークショップをやってみた際の資料です。 「ハイブリッドPDF」にしていますので、PDFをLibreOfficeを開くとODFファイルとして編集できます。

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リーンスタートアップ・ワークショップin Kobe Dream Field2014/5/7

榎 真治[email protected]

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アジェンダ

イントロダクション: 15分

自己紹介ゴールの確認リーンスタートアップの簡単な紹介

ワークショップ: 120分

仮説を考えるフィードバックを得て、再検討する発表する

振り返り: 15分

振り返りと質疑リーンスタートアップのおさらい

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自己紹介

LibreOfficeコミュニティLibreOffice日本語チーム(主にイベントで活動)

関西LibreOffice勉強会

その他のコミュニティ大阪リーンスタートアップ勉強会主催

日本UNIXユーザ会幹事

KOFスタッフ、LILOなど

LibreOfficeのサポート、コンサルティング、トレーニング、執筆(フリー)

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LibreOfficeとは

統合オフィスソフトワープロ、表計算、プレゼンテーション(今プレゼンしている)、データベース、図形描画

オープンソース自由に利用、改変、配布できる

無料でwebからダウンロードできる

様々な環境で動作Windows, Mac, Linux

世界中の多くの言語で利用110以上に

webサイト: https://ja.libreoffice.org/

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今日のゴール

構築-計測-学習を短いサイクルで回してみて新規ビジネスを進めるリーンスタートアップを感じる

(このやり方を活用してもらえたらうれしい)

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リーンスタートアップの簡単な説明

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そもそも

新規ビジネスを立ち上げる際、どうすればよいか最初はわからない

やみくもにやっても、うまくいかない

不確実な中で、起業をマネジメントする手法の1つがリーンスタートアップ

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検証による学び アイデア

製品データ

学ぶ 構築する

計測する

いかにすばやく回して学ぶか

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顧客のニーズからスタートする

顧客のニーズ(課題) 最小限の製品

そのニーズって本当にあるの? その製品でニーズを満たせるの?

仮説を立てて、検証する

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うまくいきそうになかったら...

検証の結果うまくいきそうにない場合に方向転換する

顧客へのインタビューでニーズが確認できなかった時

最小限の製品を見せても反応がよくない時

お金になりそうにない時

この方向転換をピボットと呼ぶ

あらたな仮説を立てる

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やってみよう!

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ニーズと製品の仮説を立てる

2-3人1組になって抱えている課題を聞く:10分

課題とターゲットに対してどのような製品やサービスで解決するかを考える:5分

質問した方、された方、それぞれが1人で考える

エレベータピッチを1人30秒で行う

質問した側だけでなく、された側も行う

課題とターゲット、製品orサービスについて簡潔に説明する

投資家に説明する機会のつもりで

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どうやって仮説を立てる?

行動を観察する

インタビューや行動を観察してニーズや課題を探す

自分や周りの人の課題を探す

もっとも簡単で、深い情報が集められる

課題に対して、ペルソナをつくってみる

架空の人物を想定して、課題を解決するシナリオを描く手法

ターゲット層だけではイメージしづらくペルソナを作ることで具体的に考えることができる

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リーンキャンバスソリューション 独自の価値提案課題 圧倒的な優位性 顧客セグメント

コスト構造 収益の流れ

主要指標 チャネルアーリーアダプター

既存の代替品

主な課題3つくらい

他の人とコミュニケーションする際に便利抜け漏れチェックにもなる別に使わなくても良い

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エレベータピッチについて

対象顧客はどんな人々か?顧客ニーズはどのようなものか?製品名は何にするか?その製品はどの市場分野に属しているか?最大の長所はなにか?競合製品はなにか?際立った差別化要因はなにか?

参考書籍:「ゲームストーミング」

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エレベータピッチのテンプレート

(顧客ニーズ)を欲している(対象顧客)向けの(製品名)は(市場分野)の製品で(最大の長所)を持っている(競合相手)とは違いこの製品には(際立った差別化要因)がある

テンプレートはあくまで抜け漏れを防ぐためのものこれにとらわれる必要はない

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グループ分け

学年順に1列にならんで順番に1-3を割り振る言われた数字のグループに行く

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仮説を掘り下げる

グループで1つ仮説を選んで、グループで議論する:20分

誰かがピッチしたものでも、新たに作っても良い

リーンキャンバスは使っても使わなくても良い

仮説のストーリーをエレベータピッチする

1グループあたり2分

どのように計測するか(主要指標)も含める

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休憩

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仮説を検証する:30分

顧客候補に聞きにいく

会場を出て周りで聞く

電話して聞く

プランを再検討する

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発表

フィードバックを受けて今後どうするかを発表

どのようなフィードバックを得たのか

1グループ2分

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振り返り

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KPTと質問を書き出す:5分

付箋にKPTの内容と質問を書き出して貼る

Keepから順に書く。いくつ書いてもOK

1枚の付箋に1つだけ書く

Keep(よかったこと)

Problem(課題だったこと)

Try(挑戦したいこと)

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KPTを整理、質問受付

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リーンスタートアップのおさらい

リーンスタートアップは不安定な新規ビジネスをマネジメントする手法

構築-計測-学習のループを素早く回す

インタビューや最小限の製品(MVP)などで計測して、仮説を検証する

外に出て直接フィードバックを受けてみよう

うまくいきそうにないときにはピボットする

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お勧めの参考書籍

トヨタ生産方式 (ISBN:978-4478460016)リーンの大本になった考え方

アントレプレナーの教科書 (ISBN:978-4798117553)リーンスタートアップの原点顧客開発手法

リーンスタートアップ (ISBN: 978-4822248970)

リーンスタートアップを考案したエリック・リースが、考え方や事例を説明したもの

RUNNING LEAN (ISBN:978-4873115917)リーンキャンバスやインタビューなどの方法が詳しく説明されている

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