(仮称)ふじみ野元気・健康プラン 素案...2 (2)元気・健康都市とは...

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0612 ※データに関しては、最新の数値が出次第、差し替えていきます(平成 30 年7月まで) (仮称)ふじみ野元気・健康プラン 素案 平成 30 年9月 ふじみ野市

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0612

※データに関しては、最新の数値が出次第、差し替えていきます(平成 30 年7月まで)

(仮称)ふじみ野元気・健康プラン

素案

平成 30 年9月

ふじみ野市

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(表紙裏)

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市長あいさつ

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(市長あいさつ裏)

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目次

第1章 計画の策定にあたって .............................................................................................................................................. 1

1 計画の主旨・背景 ............................................................................................................................................................ 1

2 計画の位置づけ・期間 ................................................................................................................................................ 10

3 計画の策定体制 ............................................................................................................................................................ 12

第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況 ..................................................................................................................... 13

1 人口に関する状況 ........................................................................................................................................................ 13

2 予防に関する状況 ........................................................................................................................................................ 17

3 医療に関する状況 ........................................................................................................................................................ 22

4 介護に関する状況 ........................................................................................................................................................ 22

5 死因に関する状況 ........................................................................................................................................................ 23

6 第1次計画の評価 ......................................................................................................................................................... 24

7 現状のまとめ .................................................................................................................................................................... 26

第3章 計画の目指す方向性 ............................................................................................................................................. 28

1 基本理念 ........................................................................................................................................................................... 28

2 基本目標 ........................................................................................................................................................................... 28

3 計画の体系 ...................................................................................................................................................................... 29

第4章 施策の展開 ................................................................................................................................................................. 31

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進 .............................................................................................. 31

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進 ......................................................................................................... 53

基本目標3 健康管理の推進 ........................................................................................................................................ 77

基本目標4 身体活動・運動の推進 ........................................................................................................................... 93

基本目標5 歯科口腔保健の推進 .......................................................................................................................... 105

第5章 進捗管理 .................................................................................................................................................................. 119

1 各主体の役割 .............................................................................................................................................................. 119

2 毎年度の進捗管理 .................................................................................................................................................... 120

3 計画の評価 ................................................................................................................................................................... 120

資料編 ........................................................................................................................................................................................ 121

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ふじみんレクチャー一覧

●健康づくりのための睡眠指針2014・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35

●生活リズムが身体に与える影響・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

●「睡眠の質」が生活リズムを整える一番のポイントです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38

●K6とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 41

●知っていますか?「いのち支える」ロゴマーク・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42

●気分・不安障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

●自分で気づく・周りが気づく こころのサイン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 44

●自殺のサイン(自殺予防の10箇条)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48

●ゲートキーパーって何?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 50

●追い込まれた末の死・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 51

●ふじみんランチョンマットを知っていますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 59

●朝食を食べていますか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 66

●中食(なかしょく)・外食をかしこく利用してバランスのとれた食生活を!!・・・・・・・ 68

●残滓率(ざんさいりつ)とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 73

●私たちを取り巻く 様々な『こ』食・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 75

●かかりつけ医とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81

●COPDとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 86

●アルコールの適量について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 91

●元気・健康マイレージ事業・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99

●最期まで自分の足で歩こう!!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 103

●歯と口のセルフケアとは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107

●子どもの歯みがきチェックや仕上げみがきはいつまで必要?・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 110

●歯と口の啓発事業の様子・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 113

●訪問歯科はどんな人が利用できるの?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 118

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第1章 計画の策定にあたって

1

第1章 計画の策定にあたって

1 計画の主旨・背景

(1)計画の主旨

健康は全ての市民の願いであり、一人ひとりが充実した日常生活を過ごし、豊かな人生を

送るためには必要不可欠なものです。しかし近年では、がん・心臓病・脳卒中などの*生活習

慣病にかかる方やそれが原因で亡くなる人が依然として多いほか、高齢化が進む中、介護が

必要な方も増加しています。

こうした状況を改善するため国では、平成25年に「第2次健康日本21」を策定し、国民

の健康づくりの推進に取り組むとともに、埼玉県においても、平成25年に「健康埼玉21」

と、その実現に向けた「埼玉県*健康長寿計画」を策定しています。

国や埼玉県の一連の流れを踏まえ、ふじみ野市ではこれまで、*健康寿命の延伸を図るべく、

生活習慣病の発症・重症化予防に重点を置いた対策や介護予防などの新たな健康問題に対応

していくため、健康づくり計画(健康増進計画)や歯科口腔保健計画を策定し、市民の心身

の健康増進に向けた環境づくりを総合的に進めてきました。

また、平成 27 年1月には「元気・健康都市宣言」を行い、家庭や地域、行政が相互に協

力しあいながら、自身の状況にあった健康づくりを進めることで、子どもから高齢者までの

全ての市民が、生涯を通して元気で健やかに暮らせるふじみ野市を目指しています。

このたび、上記2計画の計画期間が終了することと、「元気・健康都市宣言」を踏まえ、新

たに「(仮称)ふじみ野元気・健康プラン」として、既存の健康づくり・歯科保健分野のほか、*食育推進・いのち支えあい(自殺対策)の分野を新たに加え、各分野を統合した計画を策定

することとなりました。

・本文中に「*」がついている語句は、巻末の資料編の「用語解説」で説明しています。

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(2)元気・健康都市とは

ふじみ野市では、平成27年1月に「元気・健康都市宣言」を行いました。「元気」は進ん

で物事に取り組もうとする気持ちを、「健康」はからだの健康・こころの健康を表したもので、

心身両面での充足した状態をイメージしたものです。市民一人ひとりがいつまでも元気で健

やかに生涯を過ごすことができるまちづくりを、市民とともに推進していくとの思いをこめ

ています。

また、ふじみ野市の健康づくりの柱となっている、「生活リズム」、「栄養・食生活」、「生活

習慣病の予防」、「身体活動・運動」、「歯の健康」の5つのキーワードを用い、各文の頭文字を

続けると「ふ・じ・み・の・し」となるようにし、子どもから高齢者までの全ての市民に親し

みやすい構成にもなっています。

「元気・健康都市宣言プレート」

このプレートは、ふじみ野市役所・ふじみ野市大井総合支所・保健センターに掲示しています。

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第1章 計画の策定にあたって

3

(3)国・埼玉県の動向

①健康増進計画

国では、平成 25 年度に『第2次健康日本

21』が策定されました。

この第2次計画では、健康寿命の延伸及び

*健康格差の縮小の実現に向けて、生活習慣病

の発症予防や重症化予防を図るとともに、社会

生活を営むために必要な機能の維持及び向上

を目指し、これらの目標達成のために、生活習

慣の改善及び社会環境の整備に取り組むこと

を目標としています。

埼玉県では、平成25年度に10年間の目指

す方向を示す基本方針として「健康埼玉21」

と、その実現に向けて「埼玉県健康長寿計画」

を策定、3年間のローリングを行い、現在は平

成30年度までの「埼玉県健康長寿計画(第2

次)」を進めています。

母子の健康づくり

国では、母子の健康水準を向上させるための様々な取組をみんなで推進する国民運動計画

として、平成27年度から「健やか親子 21(第2次)」が進められています。

埼玉県では、平成14年度に「彩の国健やか親子21」を策定しましたが、平成23年度

に計画期間が終了し、この計画の内容は、埼玉県子育て応援行動計画に引き継がれています。

高齢者の健康づくり

国では、高齢者の健康づくりに関しては、平成20年4月に医療制度改革の一環として高

齢者を対象とする保健事業を担ってきた「老人保健法」が「高齢者の医療の確保に関する法

律」へと移行しました。

埼玉県では、介護保険法及び老人福祉法に基づく計画として、「高齢者支援計画(第7期

介護保険事業支援計画)」の中で、高齢者の健康・生きがいづくりに関して施策を展開して

います。

■国の体系

1 健康寿命の延伸と健康格差の縮小

2 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底

3 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

4 健康を支え、守るための社会環境の整備

5 栄養・食生活、身体活動・運動、休養、喫煙、飲

酒及び歯・口腔の健康に関する生活習慣及び社

会環境の改善

■埼玉県の体系

1 健康寿命の延伸と健康格差の縮小

2 生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底

3 健康を支える生活習慣の改善

4 社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上

5 健康を支え、守るための社会環境の整備

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4

②食育推進計画

国では、平成28年度に「第3次食育推進基

本計画」が策定されました。

第3次計画では、これまでの10年間の取組

による成果と、社会環境の変化の中で明らかに

なった新たな状況や課題を踏まえ、5つの重点

課題を設定し、食育の環を広げ、自ら食育推進

のための活動を実践することを目指していま

す。

埼玉県では、平成30年度までの「埼玉県食

育推進計画(第 3 次)」が策定されています。

③歯科口腔保健計画

国では、平成23年に「歯科口腔保健の推進

に関する法律」が施行され、平成24年には「歯

科口腔保健の推進に関する基本的事項」が制定

されています。

埼玉県では、平成 28 年に、「埼玉県歯科口

腔保健推進計画(第2次)」が策定されていま

す。

■国の重点課題

1 若い世代を中心とした食育の推進

2 多様な暮らしに対応した食育の推進

3 健康寿命の延伸につながる食育の推進

4 食の循環や環境を意識した食育の推進

5 食文化の継承に向けた食育の推進

■埼玉県の体系

1 健全なからだを育む ~ 食育が健康づくりの第一歩 ~

2 豊かな心を培う ~ 食育で心豊かな人づくり ~

3 正しい知識を養う ~ 家族で意識「食の安全」 ~

■国の基本的な方針

1 口腔の健康の保持・増進に関する健康格差の縮小

2 歯科疾患の予防

3 生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上

4 定期的に歯科検診又は歯科医療を受けるこ

とが困難な者に対する歯科口腔保健

5 歯科口腔保健を推進するために必要な社会

環境の整備

■埼玉県の基本方針

1 歯科疾患の予防

2 生活の質の向上に向けた口腔機能の維持・向上

3 定期的に歯科検診又は歯科医療を受けるこ

とが困難な者に対する歯科口腔保健

4 歯科口腔保健を推進するために必要な社会

環境の整備

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第1章 計画の策定にあたって

5

④自殺総合対策大綱

国では、平成28年に改正「自殺対策基本法」

が施行され、平成29年に「自殺総合対策大綱

~誰も自殺に追い込まれることのない社会の

実現を目指して~」が閣議決定されています。

埼玉県では、平成30年に「埼玉県自殺対策

計画」が策定されています。

■国の基本的な方針

1. 生きることの包括的な支援として推進する

2. 関連施策との有機的な連携を強化して総合

的に取り組む

3. 対応の段階に応じてレベルごとの対策を効果

的に連動させる

4. 実践と啓発を両輪として推進する

5. 国、地方公共団体、関係団体、民間団体、

企業及び国民の役割を明確化し、その連携・

協働を推進する

■県の基本施策等

1 県民一人ひとりの気づきと見守りを促す

2 自殺対策の推進に資する調査研究等を推進

する

3 自殺対策に係る人材の確保、育成及び資質

の向上を図る

4 心の健康を支援する環境の整備と心の健康

づくりを推進する

5 適切な精神保健医療福祉サービスを受けら

れるようにする

6 社会全体の自殺リスクを低下させる

7 遺された人への支援を充実する

8 民間団体との連携を強化する

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(4)本計画の構成

本計画の構成は下記の通り、「健康づくり計画第2次」と、その中の各分野がそれぞれ「い

のち支えあい(自殺対策)推進計画第1次」、「食育推進計画第1次」、「歯科口腔保健計画第

2次」に該当しています。

健康づくり計画第2次

1 生活リズムの推進・こころの健康づくりの推進

2 栄養・食生活・食育活動の推進

3 健康管理の推進

4 身体活動・運動の推進

5 歯科口腔保健の推進

①健康づくり計画第2次

ふじみ野市では、健康寿命の延伸に向け、子どもから高齢者まで、市民一人ひとりが健

康づくりに関心をもち、自分にあった取組を継続して実施できるよう、個々の状況に合っ

た健康づくりを推進しています。

市民の健康寿命の延伸や健康格差の解消を図るために、健康づくりの柱となる、生活リ

ズムの確立やこころの健康づくり、栄養・食生活・食育活動、生活習慣病の予防、身体活

動・運動、歯科口腔保健の重要性の意識づけと環境の整備を進めていきます。

1 生活リズムの推進・こころの健康づくりの推進

2 栄養・食生活・食育活動の推進

3 健康管理の推進

4 身体活動・運動の推進

5 歯科口腔保健の推進

健康づくりの推進の5つの柱

いのち支えあい推進計画第1次

食育推進計画第1次

歯科口腔保健計画第2次

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第1章 計画の策定にあたって

7

②食育推進計画第1次

食事は、生きる上での基本です。人によってなりたい自分や、大切にしたいことは異な

ります。また、生涯における時期によっても変わります。なりたい自分になる、大切にし

たいことを守るために、それを支えるのは健康です。ちょっと先の自分のために、その健

康を支える食事を大切にしましょう。

(1)食知識 ~自分に合った食事の量と内容を知ろう~

(2)食習慣 ~楽しみながら健康的な食生活を身につけよう~

(3)食育 ~家庭、学校、地域で食育実践の環わ

をひろげよう~

食育推進のための食環境 ~『つなげる』食の環わ

【アドバイザー】女子栄養大学 実践食事管理研究室 西村早苗

明日の輝く

自分のために…

ちょっと先の

自分のために

TAKE ACTION

食事はあなたの

ハッピーツール♪

食育推進計画の3つの分野

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◆歯みがき習慣

◆適切な歯みがき

◆大人による歯みが

きチェック

◆仕上げみがき

◆*デンタルフロス、

歯間ブラシの使用

◆甘い食べ物、飲み

物のとり方

◆よくかんで食べる

◆口腔体操

◆会話・コミュニケ

ーション

◆むし歯予防の処置

◆歯周ポケットの測

定(歯周ポケット

が4ミリ以上は歯

周病です。)

◆歯石の除去

◆歯周ポケット内の

洗浄

◆歯面の研磨(歯の

表面をみがき、つ

るつるにし、汚れ

が付きにくくしま

す。)

◆歯みがき指導

③歯科口腔保健計画第2次

歯と口の健康は、食事、話す、表情や発音、コミュニケーションなど様々な『生きる

ための入り口』として、誰もが生涯にわたり維持したい機能です。

近年、糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞や早産など、*歯周病が全身に及ぼす影響がわかってき

ました。歯と口と、全身の健康を切り離さない考え方が高まってきています。

(2)定期的な歯科健診

専門的なケア プロが行う健診とクリーニング

(1)セルフケア ライフステージに応じた

適切な歯みがきと習慣づけ

*8020を

目指し、生涯

自分の歯で

食べよう

予防の2本柱

自分で予防。

プロと予防。

知って欲しい。

予防できること。

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第1章 計画の策定にあたって

9

④いのち支えあい(自殺対策)推進計画第1次

自殺は、その多くが追い込まれた末の死です。自殺に追い込まれるという危機は「誰に

でも起こり得る危機」であり、自殺対策(予防)は関係機関と連携し、「生きることの包

括的な支援」に取り組むこととされています。

平成 28 年 4 月に自殺対策基本法が改正されました。その後、平成 29 年に改正され

た自殺対策大綱では、『誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して』とい

う基本理念の下、策定されています。ふじみ野市においても、段階ごとの施策(下記参照)

及び世代ごとの目標を明確にし、こころの健康だけでなく包括的な観点から自殺対策(い

のち支えあい)に取り組みます。

事前対応では、ストレスの対処等の観点から、こころの健康の保持増進に向け

た取組をし、地域全体で自殺リスクを低下させる取組をしていきます。

・様々な悩みに対応する相談 ・こころの健康に関する知識啓発、教育

・余暇活動や市民交流の場の提供

危機対応では、自殺リスクが高い人への支援、相談体制の整備、関係機関の

連携による包括的な支援を行います。

・ゲートキーパーの養成 ・自殺リスクの高い人に対する支援

事後対応では、遺された家族や周囲の人等に対する相談、支援を行います。

・遺された人への相談、支援 ・情報提供

いのち支えあいの3つの視点と2つの柱

段階ごとの施策

事前対応

危機対応

事後対応

(2)39ページ こころの健康

(3)45ページ いのち支えあい

施策の2つの柱 自殺対策

大綱(国)

3つの視点

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2 計画の位置づけ・期間

本計画は、健康増進法に基づく「健康増進計画(健康づくり計画(第2次))」(国の健やか

親子21(第2次)を含む)、食育基本法に基づく「食育推進計画」、ふじみ野市歯科口腔保健

の推進に関する条例に規定する「歯科口腔保健計画(第2次)」、自殺対策基本法に基づく「い

のち支えあい(自殺対策)推進計画」の4つの計画として位置づけます。

■計画の期間

(2012年度)

平成24年度

(2013年度)

平成25年度

(2014年度)

平成26年度

(2015年度)

平成27年度

(2016年度)

平成28年度

(2017年度)

平成29年度

(2018年度)

平成30年度

(2019年度)

新元号元年度

(2020年度)

新元号2年度

(2021年度)

新元号3年度

(2022年度)

新元号4年度

(2023年度)

新元号5年度

健康増進計画

食育推進計画

歯科口腔保健計画

いのち支えあい(自

殺対策)推進計画

■計画の根拠

健康増進計画 健康増進法第8条

厚生労働省通知「母子保健計画について」(平成 26年)

食育推進計画 食育基本法第 18条

歯科口腔保健計画 歯科口腔保健の推進に関する法律第3条

ふじみ野市歯科口腔保健の推進に関する条例第8条

いのち支えあい(自殺

対策)推進計画 自殺対策基本法第 13条

第1次

第1次

※計画なし

ふじみ野元気・健康プラン

※計画なし

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第1章 計画の策定にあたって

11

本計画は、国や埼玉県の関連計画と整合性を図るとともに、「ふじみ野市将来構想 from

2018 to 2030」を上位計画として位置づけ、市の関連計画との整合と調和を図りながら施

策の推進を図ります。

■関連計画との関係

ふじみ野市将来構想 from 2018 to 2030

ふじみ野市スポーツ推進計画

ふじみ野市地域福祉計画

ふじみ野市障がい者プラン

ふじみ野市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画

ふじみ野市子ども・子育て支援事業計画

ふじみ野市男女共同参画基本計画

ふじみ野市生きがい学習推進計画

ふじみ野元気・健康プラン

・健康づくり計画

(食育推進計画)

(歯科口腔保健計画)

(いのち支えあい

((自殺対策))推進計画)

ふじみ野市国民健康保険

特定健康診査等実施計画

ふじみ野市国民健康保険

保健事業実施計画

(データヘルス計画)

ふじみ野市教育振興基本計画

ふじみ野市子どもの未来応援プラン

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3 計画の策定体制

本計画の策定にあたっては、アンケート調査やヒアリングを実施し、市民の健康づくりに

関する状況や意向を洗い出し、それらを踏まえて計画を策定しました。また、計画案の審議・

検討機関として、「ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議」及び「ふじみ野市元気・健康

づくり推進庁内会議」を開催したほか、パブリックコメントにより広く市民からの意見をい

ただきました。

●アンケート調査

平成28年12月5日~12月19日

郵送配布・郵送回収

配布数 回収数 回収率

①成人(18歳以上) 2,000 847 42.4%

②中高生等 400 174 43.5%

③乳幼児・児童保護者 600 314 52.3%

●ヒアリング

平成29年5月22日~7月4日

①*母子愛育会・*食生活改善推進員協議会及び自主グループヒアリング 8団体

②セミナー、健診におけるヒアリング 2回

③*保健推進員に対するヒアリング及びグループワーク 1回

●会議

ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議

ふじみ野市元気・健康づくり推進庁内会議

●パブリックコメント

平成30年6月15日~7月17日

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

13

第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

1 人口に関する状況

(1)地理的特徴

ふじみ野市は、平成 17 年 10 月1日、上福岡市と大井

町が一つになり、誕生しました。

都心から 30km圏内、市のほぼ中央には国道 254 号が

南北に走り、並行して東武東上線が走っており、市の玄関口

として、上福岡駅が立地しています。

(2)人口

過去10年間で総人口は増加傾向にあり、平成27年時点で110,704人となっています。

その内訳として15~64歳の生産年齢人口は減少傾向にあり、75歳以上は約2倍に増加し

ています。

資料:住民基本台帳(各年 10月1日現在 日本人人口のみ)

14,945 15,081 15,046 15,124 14,968 14,863 14,802 14,891 15,117 15,238

69,610 68,960 68,223 67,964 68,136 68,300 67,956 68,026 68,180 68,527

12,350 13,056 13,582 14,108 14,049 13,799 14,276 14,637 14,973 14,9406,061 6,618 7,147 7,669 8,366 9,134 9,876 10,561 11,195 11,999

102,966 103,715 103,998 104,865 105,519 106,096 106,910 108,115 109,465 110,704

0

50,000

100,000

150,000

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

人人口の推移

0~14歳 15~64歳 65~74歳 75歳以上

埼玉県

ふじみ野市

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14

それぞれの割合を見ると、平成18年から平成27年にかけて0~14歳及び 15~64歳

は減少傾向であるのに対し、65~74歳は微増、75歳以上は約2倍になっています。

総人口は、新元号12年(2030 年)をピークに減少していくことが予測されています。

内訳を見ると、75歳以上は増加していきますが、それ以外の年代は全て減少することが予測

されています。

14.5 14.5 14.5 14.4 14.2 14.0 13.8 13.8 13.8 13.8

67.6 66.5 65.6 64.8 64.6 64.4 63.6 62.9 62.3 61.9

12.0 12.6 13.1 13.5 13.3 13.0 13.4 13.5 13.7 13.5

5.9 6.4 6.9 7.3

7.9 8.6 9.2 9.8 10.2 10.8

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

人口割合の推移

0~14歳 15~64歳 65~74歳 75歳以上

15,473 15,630 15,633 15,415 15,293 15,342 15,168 14,912 14,547 14,301

70,270 70,683 71,559 70,346 66,983 62,043 59,073 57,520 57,437 56,922

14,976 13,652 11,468 12,559 16,114 19,442 18,985 15,736 12,866 11,756

12,011 15,881 19,095 19,580 19,059 19,911 22,573 26,296 27,510 26,569

112,730 115,846 117,755 117,900 117,449 116,738 115,799 114,464 112,360 109,548

0

50,000

100,000

150,000

平成27年

(2015年)

新元号2年

(2020年)

7年

(2025年)

12年

(2030年)

17年

(2035年)

22年

(2040年)

27年

(2045年)

32年

(2050年)

37年

(2055年)

42年

(2060年)

人人口の推計

0~14歳 15~64歳 65~74歳 75歳以上

資料:住民基本台帳(各年 10月1日現在 日本人人口のみ)

資料:住民基本台帳より算出

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

15

(3)出生

*合計特殊出生率は、平成18年の1.22から、平成27年の1.53と増加傾向にあり、平

成27年には埼玉県・国よりも高くなっています。

資料:埼玉県統計課「各年 1月 1日現在埼玉県町(丁)字別人口(総人口)」より算出

*低出生体重児出生率は、埼玉県と同程度の値で推移しており、ほぼ横ばいとなっています。

また、*極低出生体重児出生率は、年によってばらつきがあるものの、概ね1,000人当た

り6人程度で推移しています。

資料:埼玉県保健統計年報

低出生体重児出生率増加の背景の一つである、

女性のやせの割合を見ると、30 代では国に比べ

やや多くなっています。

(参考)母子の状況

母の状況 子の状況

平均年齢 *BMI(非妊娠期) 体重増加(kg) 在胎週数(週) 出生体重(g)

H28 年度(812 件) 32.8 21.1 9.9 38.8 3,045.8

1.22 1.19

1.22

1.28 1.32

1.26 1.28

1.36 1.40

1.53

1.24 1.26 1.28

1.28 1.32

1.28 1.29 1.33 1.31

1.39 1.32 1.341.37 1.37 1.39 1.39 1.41

1.43 1.42 1.45

1.10

1.20

1.30

1.40

1.50

1.60

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

合計特殊出生率の推移

ふじみ野市 埼玉県 国

95.2 96.7

99.4

95.5

94.8

95.2

93.3 95.2 94.8 94.6

95.0

94.9

80.0

85.0

90.0

95.0

100.0

105.0出生千対 低出生体重児出生率

ふじみ野市 埼玉県

平成

9.7 8.4

6.6 6.2 6.0

6.5

7.4 7.3

7.0 6.9 6.8 7.0

5.0

6.0

7.0

8.0

9.0

10.0出生千対

極低出生体重児出生率

ふじみ野市 埼玉県

平成

女性のやせの割合

ふじみ野市 国

% 20 代 30 代 20 代 30 代

H27 年度 16.0 16.0 22.3 15.5

H28 年度 19.2 17.9 20.7 16.8

資料:国民健康・栄養調査 4か月児健診問診票より

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16

(4)寿命

男性の*平均寿命は、過去10年間で1.91 歳の増加で寿命は延伸傾向にありますが、国よ

りは低く推移しています。また、女性の平均寿命は、過去 10 年間で 0.84 歳の増加で、男

性や国に比べ伸び率が低くなっています。

資料:ふじみ野市・埼玉県は埼玉県の健康寿命算出ソフト「健寿君」、国は簡易生命表

65 歳健康寿命については、男女共に延伸しており、平成27年時点で埼玉県とほぼ同程度

となっています。

資料:埼玉県の健康寿命算出ソフト「健寿君」

78.59 78.58 78.63 78.73 78.88

79.20

79.68

79.85

80.22 80.50

78.79 78.88

79.08 79.24

79.42

79.64 79.72

79.81 80.00

80.28

79.00

79.19 79.29 79.59 79.55

79.44

79.94 80.21

80.50 80.79

78.00

78.50

79.00

79.50

80.00

80.50

81.00

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

歳男性の平均寿命の推移

ふじみ野市 埼玉県 国

85.49 85.77

85.96 85.90 86.06

86.19

86.10

85.98 86.04 86.33

85.24 85.22 85.44

85.65 85.80

86.05 86.09

86.03 86.13

86.35

85.81 85.99

86.05

86.44 86.30

85.90

86.41 86.61

86.83

87.05

85.00

85.50

86.00

86.50

87.00

87.50

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

歳 女性の平均寿命の推移

ふじみ野市 埼玉県 国

16.20

16.09 16.22 16.26 16.51 16.57 16.76 16.69 16.85

17.13

16.05

16.25 16.42 16.58 16.74 16.85 16.84 16.85 16.96 17.19

19.12 19.27 19.49

19.15 19.51 19.66 19.71 19.67 19.80

20.06

18.90 19.21 19.39

19.53 19.68 19.77 19.76 19.75 19.84

20.05

15.00

16.00

17.00

18.00

19.00

20.00

21.00

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

歳 65歳健康寿命の推移

ふじみ野市 男性 埼玉県 男性 ふじみ野市 女性 埼玉県 女性

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

17

98.7

97.2

98.397.8

95.294.7

95.6 95.5

90

95

100

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

% 4か月児健診

ふじみ野市 埼玉県

95.296.2

95.796.2

94.0 94.395.0

96.2

90

95

100

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

% 1歳6か月児健診

ふじみ野市 埼玉県

92.7

96.5

94.8 94.7

90.390.9

92.592.0

90

95

100

平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

% 3歳児健診

ふじみ野市 埼玉県

2 予防に関する状況

(1)乳幼児健康診査

乳幼児健康診査の受診率は、いずれの年齢も

埼玉県よりも高く推移しています。

ただし、年齢が上がるほど、受診率は微減し

ており、平成 27 年度では、4か月児健診が

97.8%に対し、1歳6か月児健診が96.2%、

3歳児健診が94.7%となっています。

資料: 母子保健事業に係る実施状況調査より

(2)*肥満傾向児と*痩身傾向児(3歳児)

3歳児健診の結果から体格を見ると、やせは埼玉県と比べて同程度になっていますが、肥

満は、「+15%以上+20%未満(やや肥満)」「+20%以上(肥満)」ともに埼玉県と比べて

少なくなっています。

資料:母子保健事業に係る実施状況調査より

0.45

0.62

0.41

0.81

0.1

0.1

1.70

1.86

2.87

2.03

0.80

1.34

0.92

0.61

-2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0

平成24年度

平成25年度

平成26年度

平成27年度

ふじみ野市 3歳児体格

-20%超え-15%以下-20%以下+15%以上+20%未満+20%以上

やせ 肥満0.63

0.61

0.61

0.58

0.10

0.15

0.12

0.18

2.54

2.68

2.93

2.83

1.41

1.54

1.45

1.35

-2.0 -1.0 0.0 1.0 2.0 3.0 4.0 5.0

平成24年度

平成25年度

平成26年度

平成27年度

埼玉県 3歳児体格

-20%超え-15%以下-20%以下+15%以上+20%未満+20%以上

やせ 肥満

+20%以上 +15%以上+20%未満 -20%超え-15%以下 -20%以下

+20%以上 +15%以上+20%未満 -20%超え-15%以下 -20%以下

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18

(3)肥満傾向児及び痩身傾向児の出現率(小・中学生)

ふじみ野市の小学生及び中学生の肥満傾向児は、国、埼玉県と比べて少なくなっています。

痩身傾向児は、国、埼玉県と比べて多くなっています。また、小学生に比べ中学生ではさ

らに多く、年々増加傾向にあります。

資料:国及び埼玉県は「学校保健統計調査」より

ふじみ野市は「学校保健統計調査方式」により算出

5.6 6.6

5.5

6.8 6.7 7.1 7.1 6.9 7.2 7.2 6.8

7.2

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

%小学生 肥満傾向児の出現率

ふじみ野市 埼玉県 国

6.3 5.5

6.4 5.8

7.9 7.8 8.2 7.8 8.6 8.6 8.2 8.4

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

中学生 肥満傾向児の出現率

ふじみ野市 埼玉県 国

2.5 2.0 1.8 1.6 1.5 1.9 1.9

1.4 1.6 1.6 1.6 1.6

0.0

2.0

4.0

6.0

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

%小学生 痩身傾向児の出現率

ふじみ野市 埼玉県 国

3.8 4.2

3.5

5.1

2.9 2.8 2.9 2.9 2.6 2.7 2.8 2.8

0.0

2.0

4.0

6.0

平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

%中学生 痩身傾向児の出現率

ふじみ野市 埼玉県 国

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

19

(4)がん検診

がん検診受診率は、子宮頸がんのみ増加、肺がん・大腸がんは減少傾向、乳がん・胃がんは

ほぼ横ばいとなっています。

資料:ふじみ野市保健事業の概要※本市の対象者・基準により算出

ふじみ野市の*要精検率の推移を見ると、大腸がんと乳がんはほぼ横ばい、肺がんと胃がん

はわずかに増加傾向にあります。

資料:ふじみ野市保健事業の概要

ふじみ野市の*要精検受診率の推移を見ると、大腸がんは増加傾向にあります。

資料:ふじみ野市保健事業の概要

49.8 47.5 46.8 45.742.9 41.9 42.1 40.0 38.2 36.9

43.8 42.2 40.9 39.6 37.4 38.9 37.9 36.7 35.0 34.9

7.5 8.5 11.4

14.5 16.0 16.5 16.1 15.6 16.8 17.9

4.0 3.8 4.4 4.5 3.8 3.9 3.4 2.8 3.0 2.7

11.5 11.414.0

10.9 10.7 12.0 9.1 9.5 10.9 12.2

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度

% ふじみ野市がん検診受診率

肺がん 大腸がん 子宮頸がん 胃がん 乳がん

1.40.8

1.01.1 0.9

0.81.1

1.6 1.41.4

9.99.7

10.9

10.5

7.9 9.18.0 8.2 8.0

6.9

0.0 0.10.7

0.50.9 1.3

0.8

2.4 2.4 2.6

10.311.1

0.3

8.2

7.1 6.6

17.0

5.23.0

7.9

6.6 5.8

11.1

7.8 7.28.3

11.7

8.0 6.0 6.5

0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0

平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度

% ふじみ野市 要精検率

肺がん 大腸がん 子宮頸がん 胃がん 乳がん

88.783.1

79.3

88.7

89.9 74.6

57.7

85.977.4

30.0 33.8 31.0 38.0 33.7 39.6 43.149.4 55.4

75.0

52.9

72.262.9

50.059.0

83.5

60.570.4

96.6 89.284.2

85.0

94.988.2

79.2

93.3

84.294.0

78.7

87.3 87.2 92.091.4

92.1

87.8

93.3

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

120.0

平成18年度平成19年度平成20年度平成21年度平成22年度平成23年度平成24年度平成25年度平成26年度平成27年度

% ふじみ野市 要精検受診率

肺がん 大腸がん 子宮頸がん 胃がん 乳がん

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20

(5)特定健康診査(国民健康保険)

特定健康診査(以下、「特定健診」という。)受診率は埼玉県・国に比べ突出して高く推移し

ていますが、平成 20年度から平成 27年度では 1.8 ポイントの伸びと、伸び率は低くなっ

ています。

資料:特定健診・特定保健指導保険者別実施状況(法定報告)

特定保健指導実施率についても、埼玉県・国に比べ突出して高く推移していますが、平成

22年度以降3割半ばで横ばいとなっています。

資料:特定健診・特定保健指導保険者別実施状況(法定報告)

43.8 44.1 45.0 44.8 45.0 45.7 45.3 45.6

31.8 31.7 32.3 33.1 34.5 35.5 37.2 38.6

30.9 31.4 32.0 32.7 33.7 34.2 35.3 36.3

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

% 特定健診受診率

ふじみ野市 埼玉県 国

21.6

27.9

36.839.8 37.7

34.4 34.0 36.2

9.3 15.8 16.018.6 17.1 17.6 16.1 16.7

14.119.5 19.3 19.4 19.9 22.5 23.0 23.6

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

% 特定保健指導実施率

ふじみ野市 埼玉県 国

17.1

20.1

22.7

58.9

81.3

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0 100.0

39歳以下

40歳代

50歳代

60歳代

70~74歳

国民健康保険加入率特定健診の結果は、国民健康保険加入者が対

象となります。

ふじみ野市の国民健康保険の加入率は右記

のとおりとなります。

なお、特定健診は、平成20年度から始まっ

た健診で、対象は40~74歳になります。

資料:データヘルス計画

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

21

(6)歯科の状況

3歳児のむし歯*有病率は、年度により増減はありますが、年々減少傾向となっており、埼

玉県平均と比較しても少ない状況です。

資料:埼玉県の母子保健

小学生のむし歯有病率は、年々減少傾向となっており、全国、埼玉県と比較しても少ない

状況です。

資料:学校保健統計

中学生のむし歯有病率は、年々減少傾向となっており、埼玉県と比較して多い状況です。

資料:学校保健統計

ふじみ野市成人・妊婦歯科健診受診者で歯周病があると判定された人は、平成 23 年度が

47.4%と低く、平成24年度に一度増加しましたが、その後は少しずつ減少傾向にあります。

16.9 17.016.0 16.0

15.1

13.1

18.7 17.116.9

17.115.5

14.7

10

15

20

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

% 3歳児むし歯有病率

ふじみ野市 埼玉県

19.6 18.3 23.4 20.9 18.7 18.9

51.7 52.7 49.6 48.3 46.5 44.1

57.2 55.8 54.1 52.5 50.8 48.9

0

20

40

60

80

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

% 小学生むし歯有病率

ふじみ野市 埼玉県 国

54.4 54.2 47.644.2 42.0

36.3

39.6 42.5 39.9

33.4 34.9 30.1

48.3 45.744.6

42.4 40.5 37.5

20

40

60

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

%中学生むし歯有病率

ふじみ野市 埼玉県 国

47.458.7 52.2 52.1 51.0 49.8

0

20

40

60

80

平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

% 成人・妊婦歯科健診 歯周病有病率

資料:ふじみ野市成人・妊婦歯科健康診査

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22

3 医療に関する状況

(1)医療費(国民健康保険)

1人医療費は増加傾向にあり、国よりは低いものの埼玉県よりはやや高く推移していま

す。※医療費は、市で把握できる国民健康保険加入者が対象となります。

資料:健康保険課(歯科は除く)、厚生労働省ホームページ資料:国保データベースシステム

4 介護に関する状況

(1)認定率

65~74歳の介護保険認定率は3~4%で推移しており、埼玉県・国に比べると若干低く

なっています。

資料:介護保険事業状況報告暫定版(各年 10月現在)

75 歳以上の介護保険認定率は、埼玉県・国よりも低く、いずれも増加傾向にあるのに対し、

ふじみ野市では微減傾向にあります。

279,073285,464

293,859305,947

315,161321,408

270,944279,558

287,665296,689

305,090

320,652295,457305,228 311,904

321,378330,629 347,801

250,000

300,000

350,000

平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度 平成27年度

円 1人当たり医療費(入院・外来)

ふじみ野市 埼玉県 国

3.5 3.3 3.4 3.3 3.53.6

3.43.5 3.6

4.0

4.0 3.8 3.7 3.7 3.8 3.8 3.8 3.9 3.9 4.0

4.8 4.5 4.4 4.3 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4 4.4

3.0

3.5

4.0

4.5

5.0

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

% 介護保険認定率 65~74歳

ふじみ野市 埼玉県 国

26.0 25.724.8 25.1

24.3 24.3 24.8 24.5 24.6 24.9

27.2 26.9 27.0 27.1 27.2 27.1 27.5 28.028.4 28.2

29.8 29.4 29.4 29.5 29.9 30.5 31.1 32.1 32.6 32.8

20.0

25.0

30.0

35.0

平成18年 平成19年 平成20年 平成21年 平成22年 平成23年 平成24年 平成25年 平成26年 平成27年

% 介護保険認定率 75歳以上

ふじみ野市 埼玉県 国

資料:介護保険事業状況報告暫定版(各年 10月現在)

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

23

5 死因に関する状況

(1)死因

ライフステージ別にみた死因は、青壮年期では自殺が、中年・高齢期では悪性新生物が第

1位となっています。

ライフステージ別死因別死亡割合(平成 23~27 年)

第 1位 第 2位 第 3位 第 4位 第 5位

幼年期

(0~4歳)

先天奇形,変形

及び染色体異常

周産期に発生し

た病態 腸管感染症 敗血症

33.3% 16.7% 8.3% 8.3%

少年期

(5~14歳)

先天奇形,変形

及び染色体異常 不慮の事故 自殺

40.0% 20.0% 20.0%

青年期

(15~24 歳)

自殺 悪性新生物 不慮の事故 先天奇形,変形

及び染色体異常

46.7% 13.3% 13.3% 6.7%

壮年期

(25~44 歳)

自殺 悪性新生物 心疾患(高血圧

性を除く) 脳血管疾患 肺炎

33.0% 20.4% 10.7% 8.7% 2.9%

中年期

(45~64 歳)

悪性新生物 心疾患(高血圧

性を除く) 自殺 脳血管疾患 肺炎

44.1% 13.8% 8.0% 6.9% 2.9%

高齢期

(65 歳以上)

悪性新生物 心疾患(高血圧

性を除く) 肺炎 脳血管疾患 老衰

29.0% 17.3% 12.6% 8.3% 4.3%

資料:埼玉県保健統計年報

(2)人口構成の違いを除去した死因の比較

全国を100としたときの*標準化死亡比は、男女共に肝疾患が高くなっているほか、男性

では心疾患が、女性では腎不全が高くなっています。

資料:人口動態保健所・市区町村別統計(平成 20年~平成 24年)

98.3

128.9

88.4

107.3

136.8

83.3

74.9

61.9

96.4

悪性新生物

心 疾 患

脳 血 管 疾 患

肺 炎

肝 疾 患腎 不 全

老 衰

不慮の事故

自 殺

標準化死亡比 男性

ふじみ野市 埼玉県 全国

96.3102.2

91.2

104.2

140.5

122.1

83.9

68.1

113.5

悪性新生物

心 疾 患

脳 血 管 疾 患

肺 炎

肝 疾 患腎 不 全

老 衰

不慮の事故

自 殺

標準化死亡比 女性

ふじみ野市 埼玉県 全国

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24

6 第1次計画の評価

第1次健康づくり計画、第1次歯科口腔保健計画で立てていた目標値について、評価する

と、Aの達成が35.0%で最も多くなっていますが、C変化なしとD悪化を合わせると、約

5割を占めています。

両計画の判定結果まとめ

判定 A:目標値を達成した B:目標値には達して

いないが改善した C:変化なし D:悪化している

結果 14 4 11 11

35.0% 10.0% 27.5% 27.5%

表の見方について

「策定時」は、各計画の策定時点の数値です。

「評価時」は、アンケート調査結果及び平成 27年度あるいは平成 28年度の数値になります。

評価時の数値に「*」がついている項目は、策定時とは異なる出典による参考値です。

「目標値」は、各計画策定時点の目標数値です。

「判 定」は、上記4区分で行っています。

判定の項目で「※」が付いている部分は、アンケート調査結果から判定したものであり、アンケート

調査の誤差を加味して判定を行う、国の評価方法と同様のものを採用しています。そのため、数

字の見た目では A 達成・B 改善していても、アンケート調査の誤差の関係から、「C 変化なし」の

判定となっているものがあります。

第1次健康づくり計画(平成 24 年度~)

対象 項目 策定時 評価時 目標値 判定

子ども 7時までに起きられる人の割合 57.2 61.9 63.0 ※ C

子ども 朝ごはんを食べる人の割合 93.2 93.6 100.0 ※ C

子ども 主食・主菜・副菜のそろった食事をとる人の割合 56.7 29.7 62.0 ※ D

子ども 定期的に歯科健診を受けている人の割合 51.3 55.3 60.0 ※ C

3歳児 むし歯のない子どもの割合 78.4 85.0 80.0 A

小学生 むし歯のない子どもの割合 77.2 78.2 80.0 B

中学生 むし歯のない子どもの割合 48.3 63.7 50.0 A

3歳児 時間を決めておやつを食べる幼児の割合 37.4 67.4 45.0 A

中高生等 朝気持ちよく起きられる人の割合 45.0 35.6 50.0 ※ C

40 歳以上 健康診断や人間ドックを受ける人の割合 74.7 75.2 80.0 ※ C

成人 定期的に体重を測る人の割合 74.7 66.5 90.0 ※ D

40 歳以上 がん検診受診率 肺がん 42.9 38.2 44.0 D

40 歳以上 がん検診受診率 大腸がん 37.4 35.0 39.0 D

40 歳以上 がん検診受診率 胃がん 3.8 3.0 4.5 D

30 歳以上 がん検診受診率 乳がん 20.8 20.1 22.0 D

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

25

対象 項目 策定時 評価時 目標値 判定

20 歳以上 がん検診受診率 子宮頸がん 16.0 16.8 18.0 B

40 歳以上 がん精密検査受診率 肺がん 88.7 62.7 90.0 D

40 歳以上 がん精密検査受診率 大腸がん 38.0 49.4 40.0 A

40 歳以上 がん精密検査受診率 胃がん 85.0 93.3 90.0 A

30 歳以上 がん精密検査受診率 乳がん 87.2 87.8 90.0 B

20 歳以上 がん精密検査受診率 子宮頸がん 62.9 59.3 65.0 D

成人 定期的に歯科健診を受けている人 35.4 44.9 40.0 ※ A

成人 週1~2回運動する人 27.7 24.4 30.0 ※ C

成人 朝ごはんを食べる人 85.7 83.7 93.0 ※ C

成人 主食・主菜・副菜のそろった食事をとる人 19.3 20.3 25.0 ※ C

成人 タバコを吸わない人 81.8 83.4 85.0 ※ C

成人 週に連続した2日間の*休肝日がある人 62.5 66.7 65.0 ※ C

成人 朝気持ちよく起きられる人 61.2 54.3 65.0 ※ D

成人 ストレス解消法を持つ人 68.2 62.0 70.0 ※ D

第1次歯科口腔保健計画(平成 27 年度~) 対象 項目 策定時 評価時 目標値 判定

3歳児 むし歯のない子どもの割合 84.0 86.9 85.0 A

中学1年生 むし歯のない子どもの割合 57.1 63.8 増加 A

中学1年生 12 歳児一人平均むし歯数の低下 1.2 1.07 減少 A

中学1年生 歯肉炎がある人の割合の減少 13.8 12.5 減少 A

3歳児 時間を決めておやつを食べる幼児の割合 37.4 67.4 45.0 A

成人 定期的に歯科健診を受けている人 35.4 44.9 40.0 ※ A

妊婦 妊娠中に歯科健診・歯科治療を受けている人の割合

の増加 41.9 48.4 50.0 B

40 歳 40 歳で進行した歯周炎のある人の割合の減少 45.9 33.9 45.0 A

60 歳 60 歳で進行した歯周炎のある人の割合の減少 66.3 31.7 65.0 A

55~64 歳 6024 達成者の割合の増加 62.9 *87.8 増加 ― 75~84 歳 8020 達成者の割合の増加 58.3 *88.9 増加 ― 60 歳代 何でもかんで食べられる人の割合の増加 89.9 *65.6 増加 ―

歯科医療

機関 訪問歯科診療を実施する歯科医療機関の増加 14 12 増加 D

歯科医院 障害者歯科相談医の増加 8 8 増加 C

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26

7 現状のまとめ

1~6の状況から、以下の通り現状をまとめました。

背景 人口や世帯の構造の変化に伴い、

ライフスタイルや生活習慣が変化してきています。

予防 健診やがん検診は埼玉県・国よりも受診率が高く、

介護保険の認定率も埼玉県・国よりも低く、

一次・二次予防に積極的に取り組んでいます。

疾病 医療費は上がり、

がんや心疾患、脳血管疾患などの生活習慣病関連の死亡

は上位を占めています。

第1次計画の評価結果は「達成」が4割あるものの、

「変化なし」と「悪化」を合わせると約半数を占め、

今後も改善の余地が見られます。

今後 生活リズム・食・健康管理・運動・歯科口腔など、

各分野の生活習慣を改善する健康づくりに、

いっそう力を入れて取り組んでいく必要があります。

しかし・・・

そのため、

寿命 寿命の延びが鈍くなっており、

寿命は国より短く、

健康寿命は埼玉県より短くなっています。

元気・健康づくりに向けた市民活動は、

継続した取組が展開されています。

第1次計画

の評価

健康づくり

活動

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第2章 ふじみ野市の健康を取り巻く状況

27

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28

第3章 計画の目指す方向性

1 基本理念

ふじみ野市では、一人ひとりがより良い生活習慣を身につけ、自分にあった健康づくりを

進め、家庭・地域・行政が互いに協力しあいながら、全ての市民がいつまでも健やかに笑顔

あふれる、元気・健康による好循環のまちを目指しています。

子どもから高齢者まで、人生のどのライフステージにおいても、いきいきと元気で健康に

暮らせるために、元気・健康都市宣言に基づき基本理念を下記のとおり定めました。

元気・健康の好循環が生まれるまち

ふじみ野市

2 基本目標

「元気・健康都市宣言」の5つの分野を、基本目標とします。

基 本 理 念

普段から生活リズムを整え

こころもからだも元気に暮らします

じ 地元の野菜を取り入れて バランスの良い食事を楽しみます

み 未来の自分と家族のために 健康診査を受け健康管理に努めます

の のびのび・いきいきと 自分にあった運動やスポーツに親しみます

し 生涯しっかりとかめるよう 歯と口の健康づくりを心がけます

=基本目標1

生活リズム・こころの健康づくりの推進

=基本目標2

栄養・食生活・食育活動の推進

=基本目標3

健康管理の推進

=基本目標4

身体活動・運動の推進

=基本目標5

歯科口腔保健の推進

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第3章 計画の目指す方向性

29

3 計画の体系

基本目標 施策の分野 施策の方向

(2)こころの健康

(1)食知識

(2)食習慣

(3)食育

(1)健康管理

(2)タバコ

(3)アルコール

(1)身体活動

(2)運動

(1)歯と口のセルフ

ケア

(2)定期的な歯科健

診・専門的なケア

栄養・食生

活・食育活

動の推進

健康管理の

推進

身体活動・

運動の推進

歯科口腔保

健の推進

①悩みを気軽に相談できる体制の充実

②こころの健康の保持増進に向けた支援

①適切な食知識の啓発

②食態度・スキルを身につけるための支援

①朝食をとるための支援

②バランスの良い食事の普及啓発

③適切な食事を選択するための情報提供と支援

①家庭や学校における食育の推進

②食品ロス削減の啓発と取組の推進

③地産地消の促進

①自分でできる健康管理方法の普及啓発

②健(検)診の受診勧奨

①タバコの害の周知及び禁煙の推進

②受動喫煙対策の推進

①意識的に体を動かすことの重要性の周知

②生活の中で気軽に取り組める身体活動の普及

①運動の動機付け支援

②運動をしやすい環境整備

①歯と口腔についての知識の普及啓発

②適切なセルフケアの促進と習慣づけ

①かかりつけ歯科医や歯科健診の重要性の周知

②歯科医院や学校等と連携した歯科口腔保

健の推進

①アルコールの適量の周知

②休肝日設定の啓発

(3)いのち支えあい

(自殺対策) ①自殺発生リスクを低減させる支援の充実

②遺された人への支援

生活リズム・

こころの健康

づくりの推進

(1)生活リズム ①適切な生活リズムを整える支援の充実

②睡眠の大切さの啓発の推進

健康づくり計画

(いのち支えあい

((自殺対策))

推進計画)

(食育推進計画)

(歯科口腔保健計画)

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【第4章施策の展開の見方】

(1)第4章のまとめ方について

第4章は施策の分野ごとに

「現状」 「課題」 「課題のまとめ」 「施策の方向」 「世代別の行動目標」

「目標値」 「具体的な取組」の順にまとめています。

(2)現状値、目標値について

各指標の現状値は平成28(2016)年度、目標値は新元号5(2023)年度としていま

す。

(3)年代の表記について

第4章 施策の展開の中では、「課題」や「世代別の行動目標」について、下記の通り対

象となる大まかな年代を、アイコンで示しています。

妊娠期 乳幼児・児童 中高生等 成人 高齢者

(4)むずかしい言葉について

大事な言葉の説明やコラムについては「ふじみんレクチャー」として下記のように示し

ています。

ふじみんレクチャー

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31

第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくり

の推進

(2)こころの健康

(3)いのち支えあい

(自殺対策)

生活リズム・

こころの健康

づくりの推進

(1)生活リズム

(いのち支えあい((自殺対策))

推進計画)

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(合紙裏紙 白紙ページ)

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

33

(1)生活リズム

~生活リズムを整え、質の良い睡眠をとろう~

現 状

就寝時刻については、乳幼児・児童で午後 10 時以降は1割半ばから2割程度ですが、中

学生になると午後 11 時台が3~4割、高校生になると午前0時以降が3~4割と年代が上

がるほど遅い時刻となっています。

また、成人の睡眠時間が「5時間未満」の割合は、男性 40 歳代で2割半ばと特に高くな

っています。成人の就寝時刻別に、朝気持ちよく起きられる人は、就寝時刻が午後 11 時台

以降から急に減っています。

中高生・成人ともに、就寝時刻が遅い人では、朝気持ちよく起きられない人や午前中の体

調がよくない人が多く、睡眠時間が生活リズムの不調とつながっていることが伺えます。

15.3

13.4

21.1

1.2

0.0

0.8

0 20 40

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

乳幼児・児童:就寝時刻

午後10時台 午後11時以降

41.7

28.9

41.2

30.2

8.3

20.0

35.3

46.5

14.6

11.1

8.8

7.0

0 50 100

中学生男子

中学生女子

高校生等男子

高校生等女子

中高生:就寝時刻

午後11時台 午前0時以降 不規則

4.0

9.1

25.4

0.0

6.7

6.3

5.4

6.9

10.3

6.2

7.0

10.3

0 20 40

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

成人:年代別

睡眠時間5時間未満の人の割合

5時間未満

70.3

71.9

72.5

55.0

39.3

9.1

0 50 100

午後9時前

午後9時台

午後10時台

午後11時台

午前0時以降

不規則

成人:就寝時刻別

朝気持ちよく起きられる人の割合

朝気持ちよく起きられる

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34

課 題

乳幼児・児童 起床時刻が遅い子どもや、母親の就寝時刻が遅い家庭、保育園(所)に通う家庭で

は、子どもの就寝時刻が遅い傾向にあり、親の生活が子どもの生活リズムに影響を与

えていることが考えられます。

中高生等

中高生になると就寝時刻がかなり遅くなる傾向にあり、起床時刻が遅い子どもは

就寝時刻も遅くなりがちです。この年代は、*SNSの利用や夜遅くまでの塾通いに

より就寝時刻が遅くなっていることが予想されますが、就寝時刻が遅いと体調や朝

の目覚めが悪い人が多くなっています。

成 人

就寝時刻が遅い人では朝気持ちよく起きられる人が少なくなっています。

また、睡眠時間が短い人や就寝時刻が不規則な人は、長時間勤務をしている人や

20~30 歳代で多くなっています。若い世代では、スマートフォンやパソコンを利

用する人が多く、その強い光が睡眠リズムの質に影響を及ぼしていることが考えら

れます。このほか、40歳代男性では4人に1人が睡眠時間が5時間未満の人が突出

して多く、仕事へのプレッシャーや長時間労働、家族の問題などが関係していること

が考えられます。

課題のまとめ

睡眠は疲れをとるなど休養の面で重要ですが、特に早寝早起きを基本とした

規則正しい生活リズムは、発達・発育の上で重要となるとともに、いきいきと

生活を送る上で大切なものです。しかし、年代ごとの生活背景により生活リズ

ムが崩れ、質の良い睡眠がとれていない傾向がみられます。

そのため、睡眠の大切さについて周知するとともに、早寝早起きを基本とし

た適切な生活リズムを身に付けるための支援が必要です。

施策の方向

①適切な生活リズムを整える支援の充実

②睡眠の大切さの啓発の推進

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

35

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・「早寝早起き朝ごはん」と外遊びを意識的に行う

・子どもの年齢に応じた必要な睡眠について知る

・生活リズムの大切さを知り、十分な睡眠を確保する

中高生等

・家族で「早寝早起き朝ごはん」の習慣をつける

・生活リズムを整えるため、決まった時間に起きる

成人 ・メリハリのある生活と正しい生活リズムを身につける

・睡眠の大切さを知り質の良い睡眠習慣をとれるようにする

・【特に高齢者】同じ時間に起床し、朝日を浴びる

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

朝気持ちよく起きられる人の割合

中・高校生等 35.6% 50% 市アンケート調査

成人 54.3% 65% 市アンケート調査

就寝時刻が午後11時以降の人の

割合 成人 57.6% 50% 市アンケート調査

健康づくりのための睡眠指針2014

~睡眠12箇条~

1.良い睡眠で、からだもこころも健康に。

2.適度な運動、しっかり朝食、ねむりとめざめのメリハリを。

3.良い睡眠は、生活習慣予防につながります。

4.睡眠による休養感は、こころの健康に重要です。

5.年齢や季節に応じて、ひるまの眠気で困らない程度の睡眠を。

6.良い睡眠のためには、環境づくりも重要です。

7.若年世代は夜更かし避けて、体内時計のリズムを保つ。

8.勤労世代の疲労回復・能率アップに、毎日十分な睡眠を。

9.熟年世代は朝晩メリハリ、ひるまに適度な運動で良い睡眠。

10.眠くなってから寝床に入り、起きる時刻は遅らせない。

11.いつもと違う睡眠には、要注意。

12.眠れない、その苦しみをかかえずに、専門家に相談を。

ふじみんレクチャー

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36

具体的な取組

①適切な生活リズムを整える支援の充実

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

医師会等関係機関と連携し、市民に対して生活リ

ズムを整える大切さを啓発します。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

「早寝早起き朝ごはん」と外遊びを基本とした、規

則正しい生活リズムの必要性を、子どもや保護者に

対し伝えます。

■子育て支援センター管

理運営事業

■子育てふれあい広場

運営事業

■児童センター管理運営

事業

子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

保健センター

児童

中高生等

小中学校において、「早寝早起き朝ごはん」を推進

するとともに、活気ある学校生活が送れるよう生活指

導を行います。

■教育支援事業 学校教育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

②睡眠の大切さの啓発の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

医師会等関係機関と連携し、各世代の市民に対し

て睡眠の大切さを伝えるとともに、広報・ホームペー

ジやあらゆる事業を通じて啓発します。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

睡眠の重要性を、周知し子どもの成長発達を促す

事を園児や保護者に対し伝えます。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

37

生活リズムが体に与える影響

生活リズムの乱れは、不規則な睡眠時間や食事を遅い時間にとること、朝食を抜くこ

となどから起こります。生活リズムの乱れが起きると、体にも症状が出てきます。たと

えば熟睡できなくなったり、太りやすくなってきたり。いずれも、短期間であればすぐ

改善することができますが、慢性化してしまうと生活習慣病にまでつながる可能性があ

ります。

人間の体には「体内時計」があり、だいたい1日 25時間の周期で睡眠や体温、血圧、

ホルモンの分泌などのリズムを刻んでいます。この、体内時計と実際の時間とズレが大

きくなると、ホルモンバランスが崩れたり、自律神経が乱れたりなど、活動能力や感情

が不安定になってしまいます。体内時計は生活リズムに大きく影響されます。健康のた

めには、生活リズムを整え、体内時計を正しく機能させることが大切なのです。

生活リズムは「早寝早起き朝ごはん」から

朝日を浴び、朝食をとると、体内時計がリセットされ、一日の生活リズムが整います。

資料: 文部科学省 早寝早起き朝ごはんで輝くきみの未来 ~睡眠リズムをととのえよう~ から

ふじみんレクチャー

○×クイズに答えてみましょう。

知って得する「早寝早起き朝ごはん」知識クイズ

Q1 平日に睡眠が足りなくても週末にたくさん眠れば問題ない ( )

Q2 帰宅した後、夕方に仮眠をとると勉強の効率が上がる ( )

Q3 寝る前にスマートフォンを見たりゲームをすると眠れなくなる ( )

Q4 寝る前に激しい運動をするとよく眠れる ( )

Q5 試験前日はなるべく遅くまで眠らないで勉強した方がよい ( )

Q6 睡眠時間を減らすとたくさんのことができてよい( )

Q7 朝型の人は夜型の人より勉強やスポーツの成績が良い ( )

Q8 睡眠不足が続くと深刻な病気のリスクを高める ( )

Q9 朝食を抜くとやせられる ( )

Q10食べる量が同じでも夜遅い時間に食べると太る ( )

正解は

Q1(×) Q2(×) Q3(○) Q4(×) Q5(×)

Q6(×) Q7(○) Q8(○) Q9(×)Q10(○)

中高生に答えて

もらおう!

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38

「睡眠の質」が生活リズムを整える一番のポイントです。

ふじみんレクチャー

休みの日も、毎

日決まった時

間に起床する

朝食をちゃん

と食べる

朝は、太陽の

光をちゃんと

浴びる

午後3時まで

に20分くら

いの昼寝を楽

しむ

夕食前くらい

までをメド

に、軽く運動

する

ぬるめのお風

呂にゆっくり

入る

ベッドに入る1時

間前からはタバコ

を吸わない

寝酒はしない。

寝る前にカフェイン

をとらない

夕方以降(電車の

中も!)は居眠り

しない

寝室はちゃん

と暗くする

ベッドでテレビやス

マホ画面を見つめな

寝室の温度や

湿度を快適に

する

眠くなってか

らベッドに入

ベッドに入る前

に音楽鑑賞やス

トレッチなどで

リラックスする

:体内時計をリセットしよう!

:夜、ぐっすり眠るコツ

:これは、やっちゃだめ

:リラックスして「おやすみなさい」

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

39

(2)こころの健康

~自分に合ったストレス対処法を見つけよう~

現 状

相談できる人が「いない」割合は、中高生等の中では特に中学生男子で多いほか、成人で

は特に男性で多くなっています。一方、中高生等で気分が落ち込むことが「よくある」は、高

校生等女子が特に多くなっています。

成人で気分・不安障害の恐れがある割合は、男女共に20歳代・30歳代で特に多くなって

います。また、仕事や家事と自由時間との気持ちの切り替えができない人や、趣味や楽しみ

がない人では、ストレス対処法がない人が顕著に多くなっています。

7.1

7.2

11.4

16.7

11.1

8.8

9.3

32.0

36.4

29.9

28.6

38.3

31.5

5.4

10.3

12.8

13.8

16.0

15.5

0 20 40

1~2歳児保護者(n=85)

3~5歳児保護者(n=97)

小学生保護者(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

相談できる人が「いない」

相談できる人がいない

14.6

17.8

8.8

23.3

0 20 40

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

気分が落ち込むことが「よくある」

よくある

12.0

21.2

9.0

9.5

3.3

1.8

8.1

12.1

7.7

9.2

5.0

6.5

8.0

6.1

4.5

0.0

0.0

2.7

5.4

5.2

3.8

3.1

2.0

1.3

0 20 40

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

気分・不安障害の恐れがある割合

K6が10~14点 K6が15点以上

24.6

71.1

0 50 100

気持ちの切り替えができる

(n=641)

気持ちの切り替えができない

(n=173)

成人:仕事や家事と自由時間との気持ちの

切り替えができるか別

ストレス対処法がない割合

ストレス対処法がない

26.4

74.8

0 50 100

趣味や楽しみがある

(n=677)

趣味や楽しみがな

い(n=143)

成人:趣味や楽しみがあるか別

ストレス対処法がない割合

ストレス対処法がない

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40

課 題

乳幼児・児童 家族以外で相談相手がいない母親では、気持ちや体の調子が悪い人がわずかだが

います。また、調査から気持ちや体の調子が悪い保護者では、子どもを虐待している

のではないかと思う人が多く、親の体調が子どものこころの健康に影響を及ぼして

いることが考えられます。

中高生等

高校生等女子では、気分が落ち込むことが「よくある」が特に多いほか、中学生男

子では、悩みを相談できる人が「いない」と回答している人がやや多くなっています。

相談相手の有無と気分の落ち込みに関連があると考えられます。

成 人

起床・就寝時刻が不規則な人や、睡眠時間が5時間未満と短い人は、気分・不安障

害の恐れがある割合が高くなっています。

また、30歳代では気分・不安障害の恐れがある割合が特に高く、死亡要因第一位

は自殺となっており、環境の変化や*ライフイベントによるストレスがこころの健康

に影響を及ぼしていることが考えられます。このほか、70歳代以上ではストレスの

対処法がない人が多く、不安や悩みを相談できず孤立しやすいことが考えられます。

課題のまとめ

ストレスが大きすぎると心身のバランスを崩してしまうなど、こころと身体

状況は相互に強く関係しています。しかし、悩みをうちあけられない人や相談

できない人、ストレスの対処法が見つからず、体調不良を起こしている人もい

る状況です。

そのため、孤立しないよう地域の中で見守りながら様々な機会を通じて相談

ができる体制づくりや、ストレスを適度に発散しながら休養をとることなど、

こころの健康を維持するための支援が必要です。また、こころの健康や自殺に

関する普及啓発や、SOS の出し方に関する教育などが重要です。

施策の方向

①悩みを気軽に相談できる体制の充実

②こころの健康の保持増進に向けた支援

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

41

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・親子共に意識してストレスに対処し、十分な休養をとる

・親子の交流の場などに出かけて、悩みを相談する

・【特に児童】悩みがあったら気軽に相談する

中高生等

・ストレスがもたらすこころやからだの変化に気づき、自分に合ったス

トレス対処法を知る

・一人で悩まないで悩みがあったら気軽に相談する

・悩んでいる友人がいたら、相談先を紹介する

・気分が落ち込むことがあれば、早めに相談する

・こころの病気を正しく理解し、こころの健康について知る

成人 ・ストレスがもたらすこころやからだの変化に気づき、自分に合ったス

トレス対処法を知る

・仕事と休養のメリハリをつけ、十分な睡眠をとる

・一人で悩まないで悩みがあったら気軽に相談する

・悩んでいる家族や友人がいたら、相談窓口を紹介する

・こころの病気を正しく理解し、こころの健康について知る

・産後うつなどの特性を理解し、早めに相談する

・【特に高齢期】地域の集まりに誘いあって参加し、人と交流をする

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

相談できる人がいない人の割合 成人 21.3% 18.0% 市アンケート調査

気分・不安障害の恐れがある割合

(K6が 10 点以上の割合) 成人 10.1% 8.5% 市アンケート調査

K6とは

こころの健康状態の評価には、K6という尺度を用いています。K6はアメリカのKessler

らによって、気分・不安障害などの精神疾患をスクリーニングすることを目的として開発さ

れ、現在は市民対象のアンケート調査等、心理的ストレスを含む何らかの精神的な問題の程

度を表す指標として広く利用されています。

点数が高いほど、精神的な問題がより重い可能性があるとされており、国では「うつ病・

不安障害等に相当する心理的苦痛を感じている者の割合」として 10 点以上を該当者とし

ています。(点数の範囲は0~24点)

ふじみんレクチャー

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42

具体的な取組

①悩みを気軽に相談できる体制の充実

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

専門職による相談支援体制の整備により、様々な

生活の困りごとや不安を抱えて困っている方の相談

に応じます。

■市民相談事業 市民総合相

談室

■福祉総合支援事業 福祉総合支

援チーム

■こころの健康推進事業 保健センター

全市民

民生委員・児童委員活動を支援し、身近な地域で

の相談を充実します。

■民生委員・児童委員事

務事業

福祉課

乳幼児

児童

親子の交流の場や相談事業を通じて、育児や子

育てなどの不安の相談に乗ります。

■子育て支援センター管

理運営事業

■子育てふれあい広場

運営事業

■児童センター管理運営

事業

子育て支援課

■母子保健包括支援事

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■こころの健康推進事業

保健センター

児童

中高生等 小学生、中学生の教育上の様々な悩みや不安に

対して、SOS の出し方等、発達段階に応じ、助言・支

援を行います。

■教育相談事業 学校教育課

知っていますか?「いのち支える」ロゴマーク

様々な事柄に関してモチーフとなるものが作られ周知の際に用いられることがありま

すが、自殺対策においてもキャンペーン用のロゴマークがあります。社会全体で「いのち

への支援(自殺対策)」を展開しようと作られたものです。

9 月 10 日~16 日は自殺予防週間、3 月は自殺対策強化月間です。この期間は普段より

も多くのところで、ロゴマークが使われています。

ふじみんレクチャー

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

43

②こころの健康の保持増進に向けた支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

子どもから大人まで、趣味や楽しみを持つための

講座等を開催したり、サークルや施設等の情報提供

を行います。

■生きがい推進事業

■市民大学ふじみ野運

営事業

協働推進課

全市民

子どもから大人まで、集える場所づくりを行い、学

習等の支援を行います。

■公民館管理運営事業

■成人教育事業

社会教育課

全市民

自治組織での交流の促進や、地域活動を支援し

ます。

■自治組織活動等支援

事業 協働推進課

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■地域健康推進事業

■成人保健事業 保健センター

全市民

精神保健福祉連絡会のケース検討会を通し、精

神に関わる支援技術の向上と関係機関との連携強

化を図ります。

また、精神保健福祉連絡会との連携により課題を

抽出し、講座を通して市民への普及啓発を行いま

す。

■精神保健福祉事務 障がい福祉課

全市民

働く人が陥るリスクの高い疾患(うつ病や睡眠障

害、飲酒リスク等)の啓発及び、関係機関と連携し早

期発見に努めます。

■母子保健包括支援事

■成人保健事業

■こころの健康推進事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、いのちを大切にするこころや自

他の生命を尊重する児童・生徒を育成します。

■教育支援事業 学校教育課

成人 こころの健康に関するセミナーを実施します。 ■こころの健康推進事業 保健センター

高齢期

高齢者の生きがいづくりの促進や、交流の場づくり

を行います。

■長寿推進事業 高齢福祉課

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44

2週間以上続いていると、こころの病気のサインかも(自分は2つ、周りは1つ)

資料:メンタルヘルス総合サイト 厚生労働省より

気分・不安障害 K6によってスクリーニングされる主な疾患

気分障害:常に気分が落ち込んだり、逆に高まることで日常生活に様々な支障を

きたしてしまうこころの病気です。代表的なものに「うつ病」「双極性

障害(躁うつ病)」があります。

不安障害:精神的な不安から、こころと体に様々な不快な変化が起きるこころの

病気です。代表的なものに「パニック障害」「社交不安障害」「強迫性

障害」などがあります。

こころの病気と一口に言っても、症状や治療方法は様々ですが、どの病気も早

期発見・治療が良いとされています。まずは、「自分で気づく・周りが気づく こ

ころのサイン」で自分のこころの健康についてチェックしてみましょう。

ふじみんレクチャー

☆自分で気づく・周りが気づく こころのサイン☆

自分で気づく 2つ以上

□ゆううつで気分が重い

□何をしても楽しくない、興味がわかない

□眠れない、とても眠い

□イライラする、落ち着かない

□自分を責める、価値が無いと思う

□思考力が落ちる

□死にたくなる

周りが気づく 1つ以上

□表情が暗い

□涙もろくなった

□反応が遅い

□落ち着きがない

□飲酒量が増えた

自分と周りを

チェック!

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

45

(3)いのち支えあい(自殺対策)

~自殺のリスクを減らし、地域で気づき・支えあおう~

現 状

自殺の*年齢調整死亡率の推移を見ると、女性に比べ男性の方が多く推移しています。また、

近年では男女共に埼玉県とほぼ同程度となっています。

平成 24 年~平成 28 年の平均*自殺死亡率は、埼玉県・全国よりやや少なくなっていま

す。

全死因に対する自殺による死因割合は、青年期・壮年期において第1位となっています。

資料:埼玉県の年齢調整死亡率とSMR算出ソフト「スマール君」

資料:厚生労働省自殺対策推進室 調査分析・広報係(平成 24年~平成 28年)

全死因に対する自殺による死因割合(年代別・上位8位)

幼年期

(0~4 歳)

少年期

(5~14歳)

青年期

(15~24 歳)

壮年期

(25~44 歳)

中年期

(45~64 歳)

高齢期

(65 歳以上)

第3位 第1位 第1位 第3位

- 20.0% 46.7% 33.0% 8.0% -

資料:人口動態統計

21.3 20.8 22.9

24.5 26.0

26.9 26.3 26.1 24.6

23.5

25.9 26.3 26.3 27.3 27.6 27.7 27.4 26.7

25.1 23.6

5

10

15

20

25

30

自殺の年齢調整死亡率 男性

ふじみ野市 埼玉県

12.3 11.9 10.3

8.7 10.9

12.3 11.6 12.2 13.6

10.9

10.7 11.0 11.1

11.4 11.3

11.6 11.6 11.4 10.9 10.5

5

10

15

20

25

30

自殺の年齢調整死亡率 女性

ふじみ野市 埼玉県

18.2

19.3

19.6

0 10 20

ふじみ野市

埼玉県

全国

人口10万対5年間の平均自殺死亡率

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46

平成 24 年~平成 28 年の年齢別自殺死亡割合を年齢別にみると、埼玉県・全国に比べ、

「40-49」歳の割合が突出して高くなっています。

同居人有無別にみると、「あり」が67.0%で多数となっています。「なし」については33.0%

で、埼玉県・全国に比べ若干高くなっています。

職業別にみると、「無職」が67.0%と最も高くなっています。

地域の主な自殺の特徴を見ると、最も多いのは男性の40~50歳代で有職者が過労や仕事

の失敗などからうつ状態となるケースです。次いで 60 歳以上の無職が男女共に多いほか、

20~30歳代の無職でも多くなっています。

資料:厚生労働省自殺対策推進室 調査分析・広報係(平成 24年~平成 28年)

地域の主な自殺の特徴(上位5位)

上位5区分 割合 背景にある主な自殺の危機経路

1 位 男性 40~59歳有職同居 14.0% 配置転換→過労→職場の人間関係の悩み+仕事の失敗→うつ状態→自殺

2 位 男性 60歳以上無職独居 10.0% 失業(退職)+死別・離別→うつ状態→将来生活への悲観→自殺

3 位 男性 60歳以上無職同居 10.0% 失業(退職)→生活苦+介護の悩み(疲れ)+身体疾患→自殺

4 位 女性 60歳以上無職同居 10.0% 身体疾患→病苦→うつ状態→自殺

5 位 男性 20~39歳無職同居 8.0% ①【30 代その他無職】ひきこもり+家族間の不和→孤立→自殺 ②【20 代学生】就職失敗→将来悲観→うつ状態→自殺

資料:地域自殺実態プロファイル【2017】(平成 24年~平成 28年)

1.0

9.0

14.0

25.0

7.0

21.0

13.0 10.0

0.02.5

11.213.8

18.515.4 16.5

14.5

7.6

0.02.2

10.313.3

16.8 16.5 17.113.8

9.6

0.4

0

20

40

20歳未満 20-29 30-39 40-49 50-59 60-69 70-79 80歳以上 不詳

% 年齢別自殺死亡割合

ふじみ野市 埼玉県 全国

67.0

33.0

0.0

71.2

28.6

0.2

69.0

29.9

1.1

0

40

80

あり なし 不詳

% 同居人有無別自殺死亡割合

ふじみ野市 埼玉県 全国

5.0

28.0

67.0

0.05.5

27.3

66.4

0.87.5

27.7

63.2

1.6

0

40

80

自営業・

家族従業者

被雇用・

勤め人

無職 不詳

% 職業別自殺死亡割合

ふじみ野市 埼玉県 全国

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

47

課 題

児 童 全国的に見て児童の自殺は少なからずある状態です。この時期の自殺はいじめな

どの問題が要因となることが多いと考えられます。

中 高 生 等

青年期にかけて、死亡要因の第1位が自殺となっています。この時期の自殺はいじ

めなどの問題が要因となることが多いと考えられます。

成 人

成人の自殺割合は、女性より男性が高くなっています。特に壮年期の自殺率が高

く、中でも同居人がいる人や、無職の人において多くなっています。

細かく見ていくと、20~30 歳代の若い時期ではひきこもりや就職の失敗などか

らの無職になる場合、40~50歳代では過労や仕事上の失敗、60歳以上では失業や

配偶者との離別・死別や生活苦、あるいは身体疾患の病苦などから自殺に至るケース

が多くなっています。

課題のまとめ

追い込まれた先の選択肢が自殺とならないような、多様な角度からのアプロ

ーチが必要です。

20歳未満においても自殺が少なからずあることから、いじめや不登校・ひ

きこもりなどの対策が必要です。50歳代まででは仕事の有無や仕事上のきっ

かけが多くなっているほか、60歳代以上では離別や生活苦などから自殺に至

るケースが多いなど、年代や状況によって自殺の背景となるリスクが異なるた

め、対象者に応じたきめ細やかな相談や支援が必要となります。

また、遺された人のこころのケア等の支援が必要となります。

施策の方向

①自殺発生リスクを低減させる支援の充実

②遺された人への支援

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48

世代別の行動目標 児童

・いじめなどつらいことがあったときには相談する

・家族や学校などの関係者は異変に気づき、早めに対応する

中高生等

・いじめなどつらいことがあったときには相談する

・いつもと様子がちがうなと思ったら周囲の大人に相談する

・家族や学校などの関係者は異変に気づき、早めに対応する

成人 ・自殺は追い込まれた末の死であり、誰にでも起こりうる可能性がある

ことを知る

・身近な人のこころの不調のサインに気づき、早めに対応する

・いざというときに相談できる窓口があることを知る

・家族や知人を自殺で失った人が、自分を追い込まないように適切な支

援機関を知る

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

自殺死亡率(人口 10万対) 市民 15.2 11.8 人口動態統計

ゲートキーパー養成者 成人 786 人 1,200 人 養成講座現状値

児童生徒の SOSの出し方に関する

教育 小・中学生 - 実施

自殺のサイン(自殺予防の10箇条)

次のようなサインを数多く認める場合は、自殺の危険が迫っています。

1 うつ病の症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、

決断できない、不眠が続く)

2 原因不明の身体の不調が長引く

3 酒量が増す

4 安全や健康が保てない

5 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う

6 職場や家庭でサポートが得られない

7 本人にとって価値のあるもの(職、地位、家族、財産)を失う

8 重症の身体の病気にかかる

9 自殺を口にする

10 自殺未遂におよぶ

ふじみんレクチャー

出典:内閣府『自殺対策白書 平成 20 年版』

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

49

具体的な取組

①自殺発生リスクを低減させる支援の充実

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

市内の自殺の現状の調査、分析、対策の方向性

等について検討を行う庁内連絡会議を行い、庁内の

連携を強化します。また、消防や医療機関と連携し、

自殺未遂者の支援の充実に努めます。

■こころの健康推進事業 保健センター

全市民

児童虐待・経済的な困窮・身体疾患・精神疾患・

妊娠・出産・*ドメスティックバイオレンス・家族介護な

ど、自殺ハイリスク者となりうる人の相談支援の充実

を図ります。特に、各相談の部署において、初期対応

を徹底します。

■市民相談事業

■消費生活センター事業

市民総合相

談室(消費生

活センター)

■福祉総合支援事業 福祉総合支

援チーム

■児童福祉支援事務事

子育て支援課

■母子健康教育・相談事

■こころの健康推進事業

保健センター

全市民 ゲートキーパーを養成し、支援に努めます。 ■こころの健康推進事業 保健センター

児童

中高生等 小中学校において、*スクールカウンセラーや*スク

ールソーシャルワーカー、*さわやか相談員、*いじめ

等対応支援員等が連携し、いじめや不登校などの未

然防止や早期発見を行い、子どもの自殺の予防に努

めます。

■教育支援事業 学校教育課

中高生等 子どもの学習支援教室では、学習だけでなく、対象

の中高生等や保護者の悩み相談に応じ、ストレスの

軽減・問題の早期発見を行い、自殺の予防に努めま

す。

■福祉総合支援事業 福祉総合支

援チーム

②遺された人への支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

地域における遺族の自助グループ等の周知を行い

ます。

■成人保健事業

■こころの健康推進事業

保健センター

全市民

大切な人をなくされた家族や知人等へのこころの

ケアを行う相談体制の充実を図ります。また、残され

た借金など金銭面の相談についても債務相談をはじ

め必要な支援につなげます。

■市民相談事業

■消費生活センター事業

市民総合相

談室(消費生

活センター)

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50

ゲートキーパーって何? 悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のこ

と。自殺対策におけるゲートキーパーは、心理社会的問題や生活上の問題、健康上の問

題を抱えている人や、自殺の危機を抱えた人に気づき、適切に関わる人のことです。

悩みを抱えた人は、「人に悩みを言えない」、「どこに相談に行ったらよいかわからな

い」等の状況に陥ることがあります。周囲が悩みを抱えた人を支援するために、周囲

の人々がゲートキーパーとして活動することが必要です。

気づき

声かけ

傾聴

資料:「誰でもゲートキーパー手帳(第二版)」厚生労働省

○連携した後も、必要があれば相談にのることを伝えましょう

つなぎ

見守り

本人の気持ちを尊重し、

耳を傾ける

温かく寄り添いながら、

じっくりと見守る

家族や仲間の変化に気づいて、

声をかける

一歩勇気を出して

声をかけてみませんか。

声かけの仕方に悩んだら…

○眠れていますか?(2週間以上続く不

眠はうつのサイン)

○どうしたの?なんだか辛そうだけど

○何か悩んでる?よかったら、話して

○なんか元気ないけど、大丈夫?

○何か力になれることはない?

○まずは、話せる環境をつくりましょう。

○心配していることを伝えましょう。

○悩みを真剣な態度で受け止めましょう。

○誠実に、尊重して相手の感情を否定せずに対応

しましょう。

○話を聞いたら、「話してくれてありがとうございます」

や、「大変でしたね」、「よくやってきましたね」とい

うようにねぎらいの気持ちを言葉にして伝えましょ

う。

本人を責めたり、安易にはげましたり、

相手の考えを否定することは避けましょう

○紹介にあたっては、相談者に丁寧に情報提供しま

しょう。

○相談窓口に確実に繋がることができるように、相談

者の了承を得た上で、可能な限り連携先に直接連

絡を取り、相談の場所、日時等を具体的に設定し

て相談者に伝えるようにしましょう。

○一緒に連携先に出向くことがむずかしい場合には、

地図やパンフレットを渡したり、連携先へのアクセス

(交通手段、経費等)の情報を提供するなどの支

援を行いましょう。

早めに専門家に

相談するよう促す

眠れない、食欲がない、口数が少なくなった等、

大切な人の様子が「いつもと違う場合」…

もしかしたら、悩みを抱えていませんか?

の 役 割

ゲ ̶ キ ̶ パ ト ̶

ふじみんレクチャー

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第4章 施策の展開

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

51

追い込まれた末の死 発生リスクの低減・誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現とは

自殺の背景には、精神保健上の問題だけでなく、過労、生活困窮、育児や介護疲れ、

いじめや孤立などの様々な社会的要因があることが知られています。

自殺に至る心理としては、様々な悩みが原因で追い詰められ自殺以外の選択肢が考

えられない状態に陥ったり、社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないと

いう役割喪失感から、また与えられた役割の大きさに対する過剰な負担感から、危機

的な状態にまで追い込まれてしまう過程と見ることができます。

自殺はその多くが追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的

な問題です。周囲の人が協力して、悩んでいる人に支援となる働きかけを行うことが

大切であるといえます。

ふじみんレクチャー

▼ 心身の健康:心身共に健康であること

▼ 安定した社会生活:良好な家族・対人関係、充実した生活、経済状況、

地域の繋がりなど

▼ 支援の存在:本人を支援してくれる人がいたり、支援組織があること

▼ 利用可能な社会制度:社会制度や法律的対応など本人が利用できる制度があること

▼ 医療や福祉などのサービス:医療や福祉サービスを活用していること

▼ 適切な対処方法:信頼できる人に相談をする

▼ 周囲の理解:本人を理解する人がいる。偏見をもって扱われないこと

▼ その他:本人・家族・周囲が頼りにしているもの、

本人の支えになるようなものがあるなど

資料:「誰でもゲートキーパー手帳(第二版)厚生労働省

自殺を防ぐために 有効なもの

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52

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53

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

(1)食知識

(2)食習慣

(3)食育

栄養・食生

活・食育活

動の推進

(食育推進計画)

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54

(合紙裏紙 白紙ページ)

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

55

(1)食知識

~自分に合った食事の量と内容を知ろう~

現 状

適切な食事内容と量を知っている人は、乳幼児・児童保護者では約7割であるのに対し、

中高生等本人では5~6割程度、成人では特に男性の20~40歳代や女性の20歳代では3

~4割と低くなっています。

適切な食事内容と量を知っているか別に、主食、主菜、副菜がそろったバランスのよい食

事が1日1回以下の人をみると、いずれの年代も知らない人の割合が高くなっています。

76.5

63.9

72.4

58.3

62.2

47.1

60.5

32.0

36.4

38.8

66.7

58.3

62.2

43.2

53.4

61.5

67.7

59.0

60.0

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

適切な食事内容や量を

知っている割合

知っている

29.1

45.7

0 30 60

適切な食事内容や量

を知っている(n=478)

適切な食事内容や量

を知らない(n=332)

成人:適切な食事内容や量を

知っているか別

主食・主菜・副菜がそろったバラ

ンスのよい食事が1日1回以下

の人の割合

1回以下

7.9

18.9

0 10 20

適切な食事内容や量

を知っている(n=217)

適切な食事内容や量

を知らない(n=90)

乳幼児・児童:適切な食事内容

や量を知っているか別

主食・主菜・副菜がそろったバラ

ンスのよい食事が1日1回以下

の人の割合

1回以下

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56

課 題

乳幼児・児童 適切な食事内容と量を知っている割合は、全年代の中では最も高く約7割となっ

ていますが、3~5歳では6割台にとどまっています。

また、小学生は国や埼玉県と比べてやせ(痩身傾向児)がやや多い傾向にあります。

中 高 生 等

適切な食事内容と量を知っている割合は、5~6割と乳幼児・児童期と比べて低く

なっています。

また、中学生は国や埼玉県と比べてやせが多くなっています。アンケート結果では

やせでもダイエット経験がある人がわずかですが見られ、誤った体格認識やダイエ

ット情報による身体への影響についての認識が低いことが考えられます。

成 人

適切な食事内容と量を知っている割合は全体の約半数で、知らない人ではバラン

スの良い食事をとれていない人が多くなっています。特に20~40歳代では知らな

い人が多く、食事についての知識、栄養バランスや塩分などについての意識が低い傾

向にあることが考えられます。

また、アンケート結果では、自身の標準体重を知っている人は、男性40歳代を除

く全ての年代で半数を超えています。一方で実際のBMIは、男性の 70 歳代を除

く全ての年代で肥満が2~3割、女性の全ての年代でやせが1割前後となっていま

す。

課題のまとめ

中高生等から成人期にかけて、適切な食事内容と量を知らない人が多く、食

に対する意識が低くなっています。特に、適切な食事内容や量を知らない人で

はバランスの良い食事があまりとれていないなど、行動に結びつきにくい人が

多く、正しい食知識を持つことが必要です。

また、やせや肥満、生活習慣病や低栄養を予防していく上で、年代に応じた

適正体重を知り、食事量や内容を判断する力をつけていくことが重要です。

そのため、適切な食知識の啓発と、食態度・スキルを身につけるための支援

が必要です。

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

57

施策の方向

①適切な食知識の啓発

②食態度・スキルを身につけるための支援

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・妊娠期における適正な体重増加と、食事量と内容を知る

・子どもの成長に応じた食事量と内容を知る

・成長発育を目安に、適切な食事量や内容を判断することができる

中高生等

・成長や活動に応じた食事量と内容を知る

・身長に対する適正な体重を知る

・誤ったダイエットによる心身への影響と、適切な体重管理の方法を

知る

成人 ・年齢や活動に応じた食事量と内容を知る

・適正体重を目安に、食事量や内容を判断することができる

・年1回は健康診断を受け、食や生活習慣をふり返ることができる

・【特に高齢期】低栄養のリスクを知る

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

子どもの適切な食事内容や量を知

っている人の割合

乳幼児・児童

の保護者 69.1% 75% 市アンケート調査

適切な食事内容や量を知っている

人の割合

中高生等 56.3% 60% 市アンケート調査

成人 56.4% 60% 市アンケート調査

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58

具体的な取組

①適切な食知識の啓発

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

年齢や活動量に応じた適切な食事量や内容など

の食知識を啓発します。

■市民大学ふじみ野運

営事業

協働推進課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

成長に応じた適切な食事量や内容などの食知識

を啓発し、子どもの発達に沿って食事量や内容を判

断することができるように支援します。

■子育て支援センター管

理運営事業

子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、成長発達や活動量に応じた適

切な食事量や内容などの食知識を啓発します。

■教育支援事業 学校教育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

高齢期

高齢期の低栄養予防の知識を啓発します。 ■一般介護予防事業 高齢福祉課

■元気・健康づくり推進事

■成人保健事業

保健センター

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

59

②食態度・スキルを身につけるための支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

「早寝早起き朝ごはん」を基本とした生活リズムづく

りの大切さや、成長に応じた食事量や間食の与え

方、「ごはんのときはテレビを消す」等について啓発し

ます。

■元気・健康づくり推進事

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

全市民

年齢や病態等に応じた食事に関する知識と技術を

学ぶ場を提供します。

■歯科口腔保健事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

中高生等

成長発達に応じた食事のとり方や考え方を、実習

や参加型の教室などを通して啓発、支援します。

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

保健センター

高齢期

低栄養予防、栄養改善など高齢期にあった食事の

とり方や考え方を提案します。

■一般介護予防事業

■成年後見制度利用支

援等任意事業

高齢福祉課

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

ふじみんランチョンマットを知っていますか

ふじみ野市では、3歳児健診や健康教育等で『ふじみんランチョンマット』を配布して

います。またホームページでもダウンロードすることができます。

健康な体を作るためには、栄養バランスのとれた食事をとることが大切です。バランス

のとれた食事は、生活習慣病の予防にもつながります。

1回の食事に主食・主菜・副菜をそろえて栄養

バランス良く食べることを心がけましょう。

ふじみんランチョンマットを活用して、バランス

の良い食生活を!!

『ふじみんランチョンマット』の活用方法

① 自分の食事のお皿をランチョンマットの上に置いてみましょう。

② 赤・黄・緑3つの色の上に食事があればバランスが良い食事です。

(緑が2皿そろい、4つの部分に全て食事が乗ればさらにバランスが良いです。)

③ 赤・黄・緑の食品の詳しい説明は、裏面に書いてあるので確認してみましょう。

(表面) (裏面)

ふじみんレクチャー

くだもの

1日1回

たべよう

ぎゅうにゅう

1日1~2回

のもう

ふじみ野市PR大使『ふじみん』

いろをぬってみよう!みなさんの食卓には 黄色(主食) ・赤色(主菜) ・ 緑色(副菜)の

3つの食品が仲良くそろっていますか??

赤色の食品

(主菜)

おもにたんぱく質を多く含む食品

体の血や肉になります。

○○ばっかり食になっていませんか?

肉、魚、卵、大豆などそれぞれの食材で、から

だ作りの得意分野がちがいいます。

いろいろな食品をとるようにしましょう。

緑色の食品

(副菜)

食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く

含む食品

体の調子を整えてくれます。

3色の中で、不足しがちな食品!

まずは、生で食べられるものや、野菜たっ

ぷりの汁物をプラスしてみてはどうです

か?

手間なく上手に野菜をとりましょう。

黄色の食品

(主食)

炭水化物、糖質を多く含む食品

力のもとになります。

主食を適量とることで、体温をあげて代

謝のよい体になります。

抜くことは、おかずの量が増え、塩分のと

りすぎにもつながることもあります。

パンやうどんは

塩分が含まれてい

るので、ご飯がおす

すめだよ!

ふじみ野市PR大使

『ふじみん』

ふじみ野市PR大使 『ふじみん』

~3つの食品を一緒にとることで、それぞれの働きを発揮できます!~

ふじみ野市保健センター

毎日の食事に

3色そろっているか

チェックしてみま

しょう。

ふじみ野市PR大使

『ふじみん』

カボチャや芋は野菜だ

けど、黄色の食品(主

食)の仲間にちかいん

だね!!

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60

(2)食習慣

~楽しみながら健康的な食生活を身につけよう~

現状1

朝食を食べている人は、乳幼児・児童・中高生等では、高校生女子を除いた全ての年代で9

割以上ですが、成人期では、男性の20~40歳代で約6割、女性の20歳代で8割以下に低

下します。また、成人期で朝食を食べている人が低い年代は、就寝時刻が午後 11 時以降や

不規則な人、睡眠時間が6時間未満の人が多くなっています。

90.6

100.0

98.4

93.8

97.8

94.1

88.4

60.0

57.6

65.7

83.3

90.0

91.9

78.4

82.8

85.9

86.2

87.0

91.0

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

朝食を食べている人の割合

食べる

11.1

3.2

2.2

10.5

2.7

1.6

4.4

5.3

0 10 20

午後9時前(n=1)

午後9時台(n=9)

午後10時台(n=37)

午後11時台(n=63)

午前0時以降(n=45)

不規則(n=19)

中高生等:就寝時間別

朝食をときどき食べる人、食べない人の割合

ときどき食べる 食べない

2.7

3.4

3.4

6.0

18.0

15.2

2.2

2.2

5.3

5.8

24.2

0 20 40

午後9時前(n=37)

午後9時台(n=89)

午後10時台(n=178)

午後11時台(n=282)

午前0時以降(n=206)

不規則(n=33)

成人:就寝時間別

朝食をときどき食べる人、食べない人の割合

ときどき食べる 食べない

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

61

課題1

乳幼児・児童 乳幼児で朝食を食べている人は 9 割以上と高くなっていますが、少数ながらも欠

食者がいます。児童については、乳幼児より朝食を食べている人がやや減ります。そ

の背景として、就寝時刻が遅くなると起床時刻の遅れにつながり、欠食者が多くなる

ことが考えられます。

中高生等

朝食を食べている人は 9 割と高くなっていますが、乳幼児・児童期よりやや低く

なっています。中高生等では、部活動や塾などの活動範囲の広がりに伴い、生活が夜

型になりやすく、起床時刻の遅れや朝食欠食が起こりやすい状況が考えられます。

また、ダイエット経験がある人では、朝食をとる人がやや少ない傾向にあります。

成 人

男性の20~40歳代は朝食を食べている人の割合が他の世代と比べて低く、特に

30歳代が最も低くなっています。長時間勤務による夕食や就寝時刻の深夜化、それ

に伴う朝食欠食などが起こりやすい状況が考えられます。

課題1のまとめ

朝食を食べることにより生活リズムが整い、栄養バランスがとりやすくなり

ます。しかし、朝食を食べる人は、乳幼児・児童では最も多くなっていますが、

年齢が進むにつれて食べている人が減る傾向にあり、特に20~40歳代で食

べている人が少なく、改善していく必要があります。

そのため、朝食の大切さを周知し、より多くの人が朝食を食べるように推進

していく必要があります。

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62

現状2

主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を1日2回以上食べている人の割合は、

乳幼児・児童・中高生等では全ての年代で8割を超えていますが、成人期では男性の 30 歳

代と女性の20~40歳代では約4割と低くなっています。一方で1回も「食べていない」割

合は、男性の30歳代で3割と高くなっています。

また、主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を食べている頻度と体格に関連が

見られ、頻度が低いほど中学生ではやせ、高校生ではやせと肥満、成人では肥満が多くなる

傾向があります。

このほか、外食を定期的に利用している人は、男性の20~30歳代と女性の20歳代で約

4割と高くなっていますが、栄養バランスを意識している人が少なくなっています。

51.8

68.0

56.9

52.1

62.2

55.9

44.2

52.0

33.3

46.3

42.9

31.7

35.1

40.5

37.9

39.7

52.3

48.0

40.0

29.4

19.6

38.2

35.4

24.4

29.4

37.2

8.0

9.1

3.0

14.3

31.7

33.3

5.4

6.9

9.0

13.8

21.0

36.1

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

主食、主菜、副菜がそろったバランスの

良い食事を1日2回以上食べている人

の割合

2回 3回

76.0

81.8

73.1

57.1

68.3

62.2

59.5

53.4

50.0

46.2

44.0

43.9

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

外食の際栄養バランスを

意識していない人の割合

いいえ

44.0

42.5

34.3

23.8

16.7

17.1

40.5

20.6

15.4

16.9

3.0

6.4

0 30 60

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上…

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上…

週に2回以上外食をしている人の割合

週に2~3回以上

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

63

課題2

乳幼児・児童 乳幼児期で主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を1日2回以上食べて

いる人の割合は8割を超えていますが、食べていない人も2割弱います。

また、幼児健康診査等において、子どもの間食の時間を決めていない家庭が3割

弱、量を決めていない家庭が約4割となっています。内容では早期に菓子類などの嗜

好品が取り入れられており、幼児期に適した間食がとれていない状況がみられます。

中高生等

主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を 2 回以上食べている人の割合

は、8割を超えていますが、高校生女子の1割弱はバランスの良い食事を1回も食

べていない状況が見られます。特に、バランスの良い食事を食べていない人では、中

学生ではやせ、高校生ではやせと肥満が増加することから、主菜や副菜が不足し主食

や嗜好品の摂取が多くなっていることが考えられます。

また、1日1回以上一人で食事を食べている人の割合は、中高生女子は3割以上、

高校生男子は約6割となっています。一人で食べる機会が増えることにより、個人の

嗜好や選択力が食事の内容に影響を与えることが考えられます。

成 人

20~40歳代で、主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を1日 2回以

上食べている割合が低く、バランスの良い食事をとる頻度が少ないほど肥満の人が

多くなる傾向にあります。

また、この年代は外食と*中食の利用頻度が高くなっていますが、その際に栄養バ

ランスを意識する人は男性で1~2割、女性で4割ほどになっています。特に、会社

員や勤務時間が長い人ほど外食の利用頻度が週4~6日以上と高く、栄養バランス

の偏りや塩分の過剰摂取に陥りやすい状況が考えられます。

このほか、食生活改善推進員等へのヒアリングでは、高齢になるほど栄養が偏りが

ちになるという傾向も指摘されています。

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64

課題2のまとめ

毎日3食バランス良く食べることは、良い生活習慣を身につける上で重要で

す。しかし、食事内容の偏りや食事時間が不規則になる傾向がみられ、中高生

等のやせや肥満、成人男性の肥満の増加、高齢期の低栄養などの原因の一つと

なっています。

そのため、主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事など適切な食事

の習慣についての普及啓発や、それらが身に着くような実践につながる支援が

必要です。

施策の方向

①朝食をとるための支援

②バランスの良い食事の普及啓発

③適切な食事を選択するための情報提供と支援

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・朝食を食べられるよう早寝早起きを心がける

・主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を心がける

・間食(おやつ)の内容、量、時間を決めて上手にとることができる

中高生等

・朝食を食べ、1日3食規則正しい食生活を身につける

・主食・主菜・副菜がそろったバランスの良い食事を心がける

・中食を利用する際も栄養バランスを意識し、選択する力を身につける

・菓子類、嗜好品のとりすぎに気をつける

成人 ・朝食を食べる

・主食・主菜・副菜のそろったバランスの良い食事を心がける

・外食や中食を利用する際も栄養バランスを意識し、選択する力を身に

つける

・塩分のとりすぎに気をつける

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

65

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

朝食を食べている人の割合 幼児・児童 94.9% 100% 市アンケート調査

1日のうち、主食・主菜・副菜がそろ

った食事を1日2回以上食べてい

る子どもの割合

幼児・児童 87.3% 92% 市アンケート調査

中・高校生等 83.3% 88% 市アンケート調査

1日のうちに、主食・主菜・副菜がそ

ろった食事を1日2回以上食べて

いる人の割合

成人 61.5% 70% 市アンケート調査

外食をするときに栄養バランスを意

識する人の割合 成人 38.8% 45% 市アンケート調査

具体的な取組

①朝食をとるための支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

乳幼児

児童

朝食を食べられるよう早寝早起きの重要性を啓発

します。

■子育て支援センター管

理運営事業 子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■母性・乳幼児訪問指導

事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、「早寝早起き朝ごはん」を推進

し、朝食欠食 0%を目指します。

■教育支援事業 学校教育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

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66

朝食を食べていますか

1日のスタートは「朝食」から! 朝食をしっかり食べることであなたにプラスになることがたくさんありますよ。

『朝食』の役割を知っていますか?

●体温を上昇させ、体を目覚めさせる

朝食を食べることで、寝ている間に低下した体温が上昇して体が目を覚まし

1日の活動の準備をはじめます。

●脳と体のエネルギーを補給して、集中力や記憶力をアップさせる

朝食を食べることで、脳にエネルギーが補給され集中力や記憶力が上がり、

仕事や勉強の能力がアップします。

●体の調子を整える

朝の光を浴びて、朝食をしっかり食べることで体内時計のズレを元に戻し、

体の調子を整え疲れにくくしてくれます。

●太りにくい体をつくる

朝食を食べないと、1回の食事の量が増え食べ過ぎる傾向を招き、肥満や生活

習慣病の発症につながることがあります。朝食をバランス良くしっかり食

べることで肥満予防になります。

●便秘の解消

朝は、腸が動きやすいと言われています。朝食を食べることで排便のリズム

が整います。

ふじみんレクチャー

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

67

②バランスの良い食事の普及啓発

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

健康教育・相談等を通じて、バランスの良い食事

について学ぶ機会を提供します。また、地域における

健康教育、自主グループ活動等を支援します。

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

子どものころから主食・主菜・副菜のそろったバラン

スの良い食事を心がけ、望ましい食習慣を身につける

ための食事指導を行います。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

保健センター

乳幼児

児童

中高生等

バランスの良い食事について学ぶ機会を、継続し

て提供します。

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

成人

栄養に関する個別相談や家庭訪問指導を積極的

に進めます。また、そのうち特定保健指導対象者につ

いては特定保健指導を積極的に進めます。

■特定健康診査等事業

■成人保健事業

保健センター

成人

生活習慣病予防、重症化予防に向けて、望ましい

食習慣を身につけるための教室を開催します。

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

高齢期

高齢期の低栄養を予防するためにバランスの良い

食事と望ましい食習慣を啓発します。

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■元気・健康づくり推進事

保健センター

③適切な食事を選択するための情報提供と支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

年齢に応じたバランスの良い食事の選択ができる

よう情報を提供します。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

全市民

外食や市販の弁当を購入するときに健康を意識し

た選択ができるよう情報を提供します。

■元気・健康づくり推進事

保健センター

高齢期

65 歳以上及び 18 歳以上の障がい等を有する市

民の中で、食生活の改善及び介護予防を図りたい方

に安否確認を含めた配食サービスを実施します。

■障がい者福祉サービス

事務

障がい福祉課

■成年後見制度利用支

援等任意事業

高齢福祉課

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68

中食なかしょく

・外食をかしこく利用してバランスのとれた食生活を!!

『中食・外食を利用される人が増えているのはご存じですか』

近年、レストランや飲食店へ出かけて食事をする「外食」、惣菜店、スーパー、コン

ビニ等でお弁当や惣菜などの調理済み食品を購入して自宅や職場・学校で食べる「中食」

の利用が増えてきています。食べたいものを必要な分だけ購入できる手軽さ、調理の手

間がかからず家事負担が軽減できることから、単身者、高齢者世帯のみだけではなく、

幅広い世代で利用されています。

ふじみ野市においても、中食・外食を定期的に

(外食または中食のいずれかの利用頻度が週2回

以上)利用している人の割合は、男性44.0%、女

性 37.2%になっており、全国よりも多くなって

います。また、外食の際に栄養バランスを意識し

ていない人の割合が半数以上を占めています。そ

のため中食・外食を利用する際にもバランスの良

い食事を選択できるようポイントを覚えておきま

しょう。

~中食・外食を利用する際の『メリット』『デメリット』!!~

~中食・外食を選ぶ際に押さえておきたいポイント!!~

★「主食」・「主菜」・「副菜」をそろえてバランス良く選ぶ

定食メニューがおすすめです!!単品メニューはエネルギーも高く栄養が偏りがちになりやすい。

★野菜をプラスする工夫

1日の野菜の摂取目標は 350g。意識して心がけないと野菜不足になりがち。中食・外食を利用する際も

野菜の小鉢やサラダを1品プラス、カット野菜なども上手に利用しましょう。

★塩分の取りすぎに注意

うす味を心がけましょう。付属の調味料は味をみて必要な分だけ使い、麺類の汁は残しましょう。

ふじみんレクチャー

41.3

29.2

55.6

36.844.0

37.2

0

20

40

60

男 女 男 女 男 女

全国 埼玉県 ふじみ野市

中食・外食を定期的に利用し

ている人の割合

『メリット』

・食べたいものを必要な分だけ購入できる

・種類が豊富

・手軽に利用できる

・家事の負担が軽減できる

『デメリット』

・自分の好みのものばかりを選んでしまう

・全体的に濃い味付けのものが多い

・油を使った料理が多くエネルギーが高い

・野菜が少ないものが多い

定食メニューは、 「主食」「主菜」「副菜」

がそろっているね。

(%)

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

69

(3)食育

~家庭、学校、地域で食育実践の環わ

をひろげよう~

現 状

食育への関心については、いずれの年代も女性より男性の方が関心がない人が多く、中で

も男性の30~40歳代は「関心がない」が約2割と特に高くなっています。

また、食育への関心がないほど、*食品ロスの認知度が低く、*地産地消を心がけない人も

多くなっています。

32.0

12.1

25.4

31.0

31.7

21.6

13.5

15.5

12.8

18.5

8.0

14.8

8.0

21.2

22.4

9.5

11.7

10.8

8.1

3.4

1.3

1.5

4.0

5.2

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

食育への関心がない人の割合

どちらかといえば関心がない関心がない

11.3

16.2

25.3

20.9

12.6

7.0

13.0

32.8

0 30 60

食育に関心がある(n=231)

食育にどちらかといえば関心

がある(n=358)

食育にどちらかといえば関心

がない(n=154)

食育に関心がない(n=67)

成人:食育への関心別

食品ロスの認知度

あまり知らない ほとんど・全く知らない

43.3

57.3

71.4

73.1

0 50 100

食育に関心がある(n=231)

食育にどちらかといえば関心

がある(n=358)

食育にどちらかといえば関心

がない(n=154)

食育に関心がない(n=67)

成人:食育への関心別

地産地消を「特に心がけていない」

特に心がけていない

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70

食品ロスについては、7割弱が「よく知っている」「ある程度知っている」となっています

が、実際に食品ロス軽減のために取り組んでいることとしては、最も多い「賞味期限を過ぎ

てもすぐに捨てず、自分で食べられるか判断する」でも5割半ばと、行動に結びついている

人は少なくなっています。

地産地消については、特に心がけていない人の割合が男女共に若い年代ほど高く、特に男

性20~40歳代と女性20歳代では概ね8割以上となっています。地産地消を心がけていな

い理由は、必要性を感じないからが約4割となっています。

また、小中学校給食の残滓率は全体で2割程度となっており、野菜を主に使用したメニュ

ーや和食は、食べ残しが多い傾向があります。

20.9

47.3

16.5

11.9

0 30 60

よく知っている

ある程度知っている

あまり知らない

ほとんど・全く知らない

成人:食品ロスを知っているか

56.8

52.3

48.8

43.2

37.7

32.8

30.2

6.4

0 30 60

賞味期限を過ぎてもすぐに捨て

ず、自分で食べられるか判断する

冷凍保存を活用する

残さず食べる

小分け・少量パック商品、バラ売り

等、食べきれる量を購入する

日頃から冷蔵庫等の食材の種類・

量・期限表示を確認する

料理を作り過ぎない

飲食店等で料理を注文し過ぎな

取り組んでいることはない

成人:食品ロス軽減のために取り組んでいること

92.0

81.8

79.1

69.0

61.7

52.3

78.4

67.2

61.5

55.4

35.0

36.8

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

成人:地産地消を特に心がけていない人

の割合

特に心がけていない

40.7

19.2

15.6

13.7

0 30 60

必要性を感じないから

地元産の食材が分からな

いから

地元産は高いから

普段の購入先で売ってい

ないから

成人:地産地消を心がけていない理由

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

71

課 題

乳幼児・児童 小中学校給食において、野菜を主に使用したメニューや和食の食べ残しが多い傾

向があり、成長発達に応じた食事量が確保できないという状況が見られます。外食や

中食、家庭の食事で和食や野菜を使用したメニューが少ないことなどを背景に、食べ

慣れていない料理を残しやすいことが考えられます。

中高生等

生活範囲が広がり、自身で食事を選択する機会が増える時期となります。成長期を

支える上で食育の重要性が高まりますが、中学校では栄養教諭が全校に配置されて

いないことや、家庭科の時間数が減少するなど、食育のみに特化して取り組むことが

むずかしい背景があります。

成 人

食育に関心がない人は全体の2割半ばですが、特に 40 歳代が男女とも食育への

関心がない人が最も多くなっています。食育への関心がない人では、食品ロス問題を

知らない人や、地元産食材の購入を特に心がけていない人が多くなります。

一方、若い年代ほど地元産の野菜を購入する人が少なく、地産地消への意識が低い

ことが考えられます。

また、高齢期では一人暮らし世帯が増えるため、集う場が少ない人や自ら希望しな

い人は、孤食に至りやすいことが考えられます。

課題のまとめ

知育・徳育・体育の基礎となる食育は、生きる上での基本となるものです。

小中学校給食においては、特に野菜や和食のメニューの残滓が多い傾向にある

ほか、食育の取組が少なくなっています。また、成人においては食育への関心

は特に男性で低く、食育に関心がない人では、食品ロスの問題や地産地消に意

識的に取り組んでいる人が少なくなっています。

そのため、各世代の特性にあった食育の推進や、食品ロス削減の啓発と取組

の推進、地産地消についての理解と促進が必要です。

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72

施策の方向

①家庭や学校における食育の推進

②食品ロス削減の啓発と取組の推進

③地産地消の促進

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・食事に野菜や和食を取り入れる

・食事や給食を感謝の気持ちを持って食べる

・食事や給食をできるだけ残さない

・家族や友人などと一緒に食事をする(一人で食事をしない)

・地元でとれる野菜や食材を知る

中高生等

・自分で食事を選ぶとき、バランスを意識する

・食事や給食を感謝の気持ちを持って食べる

・家族や友人などと一緒に会話しながら楽しく食事をする

・地元でとれる野菜や食材を知る

成人 ・家庭で使い切れる量の食材を購入する

・家族や友人などと一緒に会話しながら楽しく食事をする

・食育に関心がある人を増やす

・地元でとれる野菜や食材を積極的に利用する

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

73

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

朝昼夕の食事の中で、子どもだけ

で食べることが無いものの割合 幼児・小学生 78.7% 82% 市アンケート調査

夕食を家族と一緒に食べている人

の割合(週 4日以上) 成人 59.8% 65% 市アンケート調査

市内小学校における食に関する指

導実施時間(1 時間=45分) 小学校 100 時間 増加

埼玉県栄養教諭

の取組状況調査

市内小中学校における給食残滓ざんさい

割合

小学生 22% 17% 学校給食センタ

ー残滓量ざんさいりょう

調査 中学生 21% 16%

学校給食における地場産物の使用

割合(品目数) 小中学校 15% 18%

学校給食におけ

る地場産物活用

状況調査

残滓率ざんさいりつ

とは

学校給食では、児童・生徒に提供する給食のエネルギーやたんぱく質、ビタミンやカ

ルシウムなどの栄養素について、その基準量が決まっています。ふじみ野市の学校給食

の献立は、その基準を満たすように立てており、子どもたちが毎日を元気に過ごし強い

体をつくる基盤を整えられるようにとの思いを込めて考えています。給食は、全部食べ

ることで子どもたちの成長に必要な栄養量を確保できるのです。

ところで、残滓率とは、学校に届けられた給食が食べ残しとして給食センターに戻っ

てきた量を割合で示したものを言います。その残滓率は、小・中学校共に20%以上あり

ます。学校給食の目的や、食品ロスの観点から、毎日20%の給食が残っているという現

状は見逃せないものです。

いつも、「あと1口食べる」ことを意識してもらい、成長期に必要な栄養をしっかりと

摂ってもらいたいと思っています。

ふじみんレクチャー

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74

具体的な取組

①家庭や学校における食育の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

講習会や学校給食を通じて、栄養バランスのとれ

た食事や料理の紹介を充実します。

■地域産業推進事業

■農政振興事業

産業振興課

■歯科口腔保健事業

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

全市民

無添加食品など、環境にやさしい安全性を追求し

た食品、食材について学ぶ機会を提供します。

■消費生活センター事業 市民総合相

談室(消費生

活センター)

乳幼児

児童

給食だよりや献立表などのおたよりなどを通じて、

保護者に対する食育の啓発を行います。

■子育て支援センター管

理運営事業

子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

保健センター

乳幼児

児童

家族と一緒に食事をする機会を増やすように啓発

を行います。

■子育て支援センター管

理運営事業

■子育てふれあい広場

運営事業

■児童センター管理運営

事業

子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

保健センター

乳幼児

児童

中高生等

小中学校において、食に関する知識や食を選ぶ能

力など、健全に生きる力を育むことができるように、学

校給食や学校行事と関連させた食育を充実します。

■教育支援事業 学校教育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

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第4章 施策の展開

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

75

②食品ロス削減の啓発と取組の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民 食品ロスの軽減を進めます。 ■3R 推進事業 環境課

乳幼児

児童

中高生等

市内保育園・小中学校で給食の食べ残しの量の

減少を進めます。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

③地産地消の促進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

地域でとれた地元農産物の直売等を拡充し、地産

地消の普及を促進します。

■農政振興事業

産業振興課

全市民 地元農産物についての情報提供に努めます。 ■地域産業振興事業 産業振興課

全市民

お野菜マップや元気・健康メニュー協力店を通じ

て、地元農作物やそれを使ったメニューを PR します。

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

保健センター

乳幼児

児童

中高生等

学校給食・保育園給食で積極的に地場産物を使

用します。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

私たちを取り巻く 様々な『こ』食

共働き世帯の増加や長時間労働、子どもの習い事や部活動等、家族の生活時間は多様化

しています。その結果、本人の意に反しひとりで食べざるを得ない『孤食』を始め、様々な

『こ』食を招いています。

特に受動的に『孤食』に陥りやすい子どもたちや高齢者を中心に、意識して家族や友人

と食事を共にする『共食』の機会を作っていくことが望まれます。また、外食や中食の利用

を前提に、食事の選択力をつけていくことが必要です。

ふじみんレクチャー

食品の偏り=栄養過不足

コミュニケーション不足など

心身の健康に影響

●個食(バラバラ食)

家族それぞれが自分の好

きなものを食べる

●固食

好きなもの、決まったも

のばかり食べる

●孤食

ひとりで食べる

●小(少)食

食欲がなく、少しの量

しか食べない

●粉食

パンや麺など粉を使った

主食を好んで食べる

●濃食

加工品など濃い味付けの

ものを食べる

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76

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77

基本目標3 健康管理の推進

(1)健康管理

(3)アルコール

健康管理の

推進

(2)タバコ

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78

(合紙裏紙 白紙ページ)

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

79

(1)健康管理

~健診を受け、自ら健康を維持しよう~

現 状

アンケート結果を見ると特に男性の 40~50 歳代において BMI が 25 以上の肥満が3割

を超えて多いほか、女性では18.5未満のやせがいずれの年代も約1割と多くなっています。

また、BMI がやせ・肥満の人では健康状態が良くないと感じている人が多くなっているほか、

BMI が肥満の人は朝食欠食など適切な食事を摂れていない人や、休肝日がないなど適正な飲

酒をしていない人が多くみられます。

定期的な健診・人間ドックを受けている人は成人において全体の約7割ですが、男性 20

歳代、女性の20~30歳代では受けていない人が多くなっています。また、定期的に体重測

定をしている人は成人において全体の約6割半ばですが、測定している人の8割強は健診・

人間ドックを受けているのに対して測定していない人では健診・人間ドック受診者は6割を

下回っています。

そのほか、身近な地域で日常的な医療を受けたり健康の相談等ができる医師である「かか

りつけ医」がいない人は、成人男性の若い年代で多くみられます。

40.0

15.2

14.9

7.1

25.0

20.7

40.5

43.1

20.5

20.0

18.0

24.5

0 30 60

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

健診・人間ドックを受けていない人の割合

受けていない

4.5

7.1

6.3

16.2

12.1

9.0

15.4

9.0

11.0

24.0

24.2

34.3

38.1

26.7

14.4

15.5

16.7

20.0

24.0

20.0

0 30 60

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

BMI

18.5未満 25以上

83.5

58.8

16.2

41.2

0 50 100

定期的に体重測定をして

いる(n=563)

定期的に体重測定をして

いない(n=245)

成人:体重測定の有無別

健診・人間ドック受診状況

受けている 受けていない

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80

課 題

乳幼児・児童 乳幼児健診の受診率は県と比べて高く、予防接種の接種率も高くなっていますが、

ごくわずかに未受診、未接種児がいます。また、かかりつけ医がいない人もわずかで

すがいるようです。

中 高 生 等

BMI がやせの人やダイエット経験者は健康状態が「よくない」と回答する人が多

く、適正体重や食事(間食)について、知識不足が考えられます。

また、かかりつけ医がいる人は、小学生では9割、中学生では7割半ば、高校生で

は約6割となっています。

成 人

BMI がやせ・肥満の層では、健康状態が「よくない」と回答する人が多いほか、

定期的に体重測定をしていない人では、健診・人間ドックやがん検診を受けていない

人が多くなっています。健(検)診を受けていない理由は受ける機会がないことや医

療機関受診中、忙しいことなどが上位となっています。

また、かかりつけ医がいない人や健診を受けていない人は若い年代で多く見られ

ます。そのほか、「健康状態が良くない」と回答する人は男性40歳代や女性70歳

代以上で多くなっています。

課題のまとめ

日々の生活の中で適切に自己管理を行うことが、健康維持につながります。

BMI が適切ではない層や、健康管理の行動を行っていない層では、「健康状態

が良くない」と回答する人が多く、自分自身の健康管理への意識が薄くなって

います。また、健(検)診受診状況について、乳幼児健診の受診率は高いです

が、成人の健(検)診については、特に若い世代において低くなっています。

そのため、日々の生活における体重測定や、健(検)診の受診など、健康管

理の促進が必要です。

施策の方向

①自分でできる健康管理方法の普及啓発

②健(検)診の受診勧奨

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

81

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・乳幼児健診をきちんと受ける

・予防接種をきちんと受ける

・成長曲線を記録する

・かかりつけの小児科医を決めて、なるべく同じ病院に通う

中高生等

・身長・体重から、肥満ややせになっていないか確かめる

・かかりつけ医をもち、風邪や病気のときは、なるべく同じ病院に通う

成人 ・定期的に体重を計って、健康状態に気をつける

・健康診断や人間ドックを受け、結果が悪いときは詳しい検査を受ける

・がん検診を受け、結果が悪いときは精密検査を受ける

・健(検)診等を通して気軽に相談できる、かかりつけ医を持つ

・身近な人に健診を受けるよう勧める

・【特に高齢者】*肺炎球菌などの予防接種を受ける

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

健康診断や人間ドックを受ける人の

割合 40 歳以上 75.2% 80% 市アンケート調査

定期的に体重を計る人の割合 成人 66.5% 75% 市アンケート調査

がん検診受診率(*5がん平均) 成人 21.17% 25% がん健診統計

4か月児健診未受診者実態把握率 乳児 100% 100% 乳幼児健診統計

かかりつけ医とは

かかりつけ医とは、健康に関することをなんでも相談できる身近なお医者さんの事です。

必要なときには、専門の医療機関を紹介してもらう事もできます。かかりつけ医は普段の患

者さんの様子を分かっていて、その患者さんの病気や薬についても相談に乗ってくれます。

また、日頃の様子が分かるからこそ医療面で早めの対策が取れ、重症化を防ぐことができ

ます。日ごろから健康診断に行く機会などを利用して、身近にかかりつけ医を見つけておき

ましょう。

ふじみんレクチャー

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82

具体的な取組

①自分でできる健康管理方法の普及啓発

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

あらゆる年代において自分の健康を自分で管理で

きるように、運動や食事など規則正しい生活習慣や、

体重管理・感染症予防など自分でできる健康管理方

法を普及・啓発します。また、適正体重についての正

しい知識の普及と体重測定の実施を支援します。

■包括的支援事業

■一般介護予防事業

高齢福祉課

■元気・健康づくり推進事

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

全市民

保健推進員や自治組織と協力しながら、地域での

健康教室を企画・開催し、健康に関する情報を地域

住民に伝えます。

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

全市民

自主糖尿病コントロールの会など自らの健康づくり

に取り組む自主グループを支援します。

また、高血圧・糖尿病重症化を予防するための保

健指導を行います。

■特定健康診査等事業

■成人保健事業

保健センター

全市民

予防接種や感染症予防に関する知識を普及啓発

するとともに、予防接種を確実に受けることができるよ

うに支援します。

■包括的支援事業 高齢福祉課

■予防接種(A 類疾病)

事業

■予防接種(B 類疾病)

事業

■感染症対策事業

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

全市民

身近にかかりつけ医が持てるように医療機関情報

を提供します。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

児童

中高生等 保健教育や生活指導等を通して、こころや体の健

康について指導・啓発します。

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

83

②健(検)診の受診勧奨

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

各種乳幼児健診、特定健康診査、後期高齢者健

康診査、各種がん検診等の受診勧奨・実施をすると

ともに、事後フォローを実施します。

■各種がん検診事業

■特定健康診査等事業

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

保健センター

全市民

継続して健診を行う事業者に、補助金を交付しま

す。

■労働環境支援事業 産業振興課

全市民

国民健康保険被保険者(加入者)及び後期高齢

者医療被保険者(加入者)に対し、人間ドック・脳ドッ

ク費用の一部を助成します。

■疾病予防事業

保険・年金課

■健康増進事業 保健センター

児童

中高生等 小中学校において、児童・生徒の健康診断を実施

します。

■健康管理事業 学校教育課

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84

(2)タバコ

~タバコの害を知り、*受動喫煙を防ごう~

現 状

喫煙状況については、妊娠期間中に吸っていた人は 2.5%、中高生等は 0.6%とわずかで

すが喫煙経験者がいるほか、成人についてはいずれの年代も女性に比べ男性で喫煙者が多く、

60歳代まで2割台となっています。

喫煙の害や影響については、受動喫煙経験は路上や飲食店で約3割となっているほか、受

動喫煙の害として知っているものは肺がんが8割半ばと多くなっていますが、喘息で約5割、

心筋梗塞で3割半ば、子どもや赤ちゃんへの影響は1~2割と低くなっています。また、

COPDについては、現在吸っている人の4割強が知らないほか、喫煙経験者の5割半ばも知

らない状況となっています。

0.6

20.0

24.2

25.4

26.2

25.0

9.9

2.7

5.2

6.4

6.2

9.0

5.8

0 20 40

中高生等(n=174)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

中高生等・成人:喫煙状況

現在吸っている

86.9

50.9

34.1

21.4

12.4

0 50 100

肺がん

喘息

心筋梗塞

低体重児

乳幼児の突然死

成人:受動喫煙の害で、

知っているものの割合

13.8

17.6

28.6

0 20 40

1~2歳児保護者(n=29)

3~5歳児保護者(n=34)

小学生保護者(n=49)

乳幼児・児童:喫煙者が家族にいる

場合、子どもの前でタバコを吸う人の

割合

タバコを吸う2.5

0 2 4

妊娠中の母親(n=408)%

妊娠中の母親の喫煙

喫煙経験有り

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

85

課 題

乳幼児・児童 妊娠期の喫煙は2.5%とわずかですが経験者がいます。また、子どもの前でタバコ

を吸う家族は、未就学児保護者では1割ですが、小学生保護者では3割弱と多く、成

長に伴い受動喫煙にさらされる機会が増加しています。

中高生等

喫煙経験がある人は0.6%とわずかですがいます。また、タバコの害について知っ

ている人は、98.6%でほぼ全ての人が知っており、タバコの害についての知識はあ

りますが、周囲の大人や喫煙者からの影響が懸念されます。

成 人

現在喫煙している人は、男性の方が多くなっています。喫煙者のうち8割半ばが医

療機関で禁煙治療が受けられることを知っていますが、喫煙者のうち約4割は、タバ

コをやめようと思ったことはないという状況です。

また、男性 70 歳代では、現在は喫煙をしていないものの過去の喫煙経験者が多

くなっていますが、COPD の認知度はやや低くなっています。そのほか、受動喫煙

の害については、肺がん以外の認知度が低くなっています。

課題のまとめ

タバコは、吸っている本人だけでなく周りで受動喫煙となってしまう人にと

っても、肺がんをはじめ、脳卒中や心筋梗塞、COPD(慢性閉塞性肺疾患)

などになりやすく、妊娠や出産などにも悪影響を及ぼします。しかし、肺がん

以外のタバコの害を知らない人が多く、受動喫煙への配慮に至っていない人も

いる状況です。

そのため、様々なタバコの害の周知と、受動喫煙対策が必要です。

施策の方向

①タバコの害の周知及び禁煙の推進

②受動喫煙対策の推進

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86

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・妊娠期は喫煙しない

・タバコの煙が子どもに及ぼす害を知る

・喫煙者がいる家庭は分煙を徹底し、子どもにタバコの煙が届かないよ

うにする

中高生等

・タバコは絶対に吸わない

成人 ・肺がん以外についても、タバコの害を知る

・喫煙者は周りの人が受動喫煙にならないよう、分煙を心がける

・必要に応じて、禁煙外来に相談する

・未成年に対し、周りの大人は、タバコの煙が体に及ぼす害について教

え、喫煙を勧めない

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

タバコを吸わない人の割合 成人 83.4% 85% 市アンケート調査

妊娠中の喫煙率 妊婦 2.5% 0% 乳幼児健診統計

COPDを内容まで知っている人の

割合 成人 12.2% 25% 市アンケート調査

COPDとは

タバコの煙を主とする有毒な粒子やガスを長期間吸うことによって起こる進行性の肺疾

患で、早期に発見して治療を行えば、病気の進行を遅らせることができますが、重症化す

ると一日中酸素吸入が必要になることもあります。慢性まんせい

閉塞性へいそくせい

肺はい

疾患しっかん

ともいいます。

ふじみんレクチャー

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

87

具体的な取組

①タバコの害の周知及び禁煙の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

健康相談や各種セミナー等を実施し、タバコの害

に関する情報提供を行います。また、自治組織にお

ける健康教育を支援します。

■母子保健包括支援事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

パパママセミナー等において、妊娠中の喫煙の危

険性や、妊婦や子どもへの*副流煙の健康被害など

を情報提供します。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■母性・乳幼児訪問指導

事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、喫煙防止に関する学習を推

進します。

■母子健康教育・相談事

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

②受動喫煙対策の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

公共施設における、受動喫煙対策を推進します。 ■元気・健康づくり推進事

保健センター

乳幼児

児童

保育所内は敷地内禁煙とし、園だよりなどで、受動

喫煙の害や事故防止などの情報を提供します。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

児童

中高生等 小中学校において、敷地内禁煙を推進します。 ■小学校施設管理事業

■中学校施設管理事業

学校教育課

成人

路上喫煙禁止区域に指定し、歩きタバコを禁止し

ている上福岡駅周辺地区における路上喫煙防止キ

ャンペーンを引き続き実施します。

■環境基本計画・地域温

暖化対策推進事業

環境課

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88

(3)アルコール

~お酒の害を知り、適正飲酒を心がけよう~

現 状

飲酒状況については、妊娠期間中に飲んでいた人は 1.5%、中高生等は 5.7%とわずかで

すが飲酒経験者がいるほか、成人についてはいずれの年代も女性に比べ男性で飲酒者が多く、

いずれの年代も6割以上となっています。

飲酒者のうちアルコールの適量を知っている人は男女とも8割弱です。男性では適量を守

って飲んでいない人が多くなっており、特に、適量を知らない人では6割と多くなっていま

す。また、週に1回連続した2日間の休肝日がある人は全体の6割半ばですが、男性におい

ては年代が高くなるほど休肝日がない人が多くなっています。

5.7

67.6

37.8

0 50 100

中高生等(n=174)

成人男性(n=340)

成人女性(n=498)

中高生等・成人:飲酒状況

アルコールを飲む

※中高生等は飲酒経験

71.9

38.4

27.2

61.6

0 50 100

適量を知っている(n=331)

適量を知らない(n=86)

成人:(飲酒者)適量の認知状況別

適量を守って飲んでいるか

適量を守って飲んでいる 適量を守って飲んでいない

56.3

46.2

43.5

56.7

58.1

25.0

36.4

31.0

27.3

16.7

23.1

3.2

0 50 100

男性20歳代(n=16)

男性30歳代(n=26)

男性40歳代(n=46)

男性50歳代(n=30)

男性60歳代(n=43)

男性70歳代以上(n=68)

女性20歳代(n=22)

女性30歳代(n=29)

女性40歳代(n=44)

女性50歳代(n=36)

女性60歳代(n=26)

女性70歳代以上(n=31)

成人:(飲酒者)

適量を守って飲んでいない人の割合

適量を守って飲んでいない

77.8

79.8

0 50 100

成人男性(n=230)

成人女性(n=188)

成人:(飲酒者)アルコールの適量を

知っている人の割合

知っている

1.5

0 1 2

妊娠中の母親(n=408)

妊娠中の母親の飲酒

飲酒経験有り

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

89

課 題

乳幼児・児童 妊娠期間中の飲酒は 1.5%とわずかですが経験者がおり、妊娠期の飲酒と胎児へ

の影響について正しく知らない人がいると考えられます。

中高生等

飲酒経験がある人は 5.7%とわずかですがおり、特に中学生より高校生で経験者

がいます。また、タバコに比べると、アルコールの害についての知識がやや低い傾向

がみられます。

成 人

現在飲酒している人は、男性の方が多くなっており、特に男性 30 歳代で多くな

っています。また、男女共に20~30歳代ではアルコールの適量を知らない人が多

いほか、男性60歳代以上では休肝日がない人が多くなっています。

そのほか、アルコールの適量を知っていても適量以上飲んでいる人が3割弱、知ら

ずに適量以上飲んでいる人が約6割いる状況です。

課題のまとめ

過度の飲酒は、急性アルコール中毒や肝障害の原因となることがあり、健康

に対して大きな影響を与えます。しかし、アルコールの適量を知らず、休肝日

をもたない人がいる状況です。

そのため、未成年者についてはアルコールの害、成人については多量飲酒の

危険性を周知するとともに、休肝日を設定するよう促すことが必要です。

施策の方向

①アルコールの適量の周知

②休肝日設定の啓発

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90

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・妊娠期や授乳中の飲酒が赤ちゃんに及ぼす害を知り、飲酒はしない

中高生等

・アルコールが体に与える害を知り、飲酒は絶対にしない

成人 ・アルコールの適量を知り、適量を守る

・休肝日を忘れずにとるようにする

・多量飲酒の害やアルコール依存症の危険性を知る

・未成年に対し周りの大人は、アルコールの害について教え、勧めない

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

週に 2 日間の休肝日がある人の割

飲酒している

成人 66.7% 70% 市アンケート調査

妊娠中の飲酒状況 妊婦 1.5% 0% 4 か月児健診

統計

具体的な取組

①アルコールの適量の周知

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

健康相談や各種セミナー等を実施し、アルコール

に関する情報提供を行います。また、自治組織にお

ける健康教育を支援します。

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、飲酒防止に関する学習を推

進します。

■教育支援事業 学校教育課

②休肝日設定の啓発

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

健康相談や各種セミナー等を実施し、休肝日の設

定について啓発します。また、自治組織における健康

教育を支援します。

■母子健康教育・相談事

■成人保健事業

保健センター

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第4章 施策の展開

基本目標3 健康管理の推進

91

アルコールの適量について

厚生労働省では、『節度ある適度な飲酒』を 1 日平均純アルコールにして 20g程度

までとしています。また女性や高齢者においては、男性よりも少ない量で病気のリスク

が高まるため、この基準の半分程度が適量の目安になっています。

過度の飲酒は、様々な健康上の問題を引き起こすことがあります。飲み過ぎには注意

し、週に2日は肝臓を休ませるためにも休肝日を作りましょう。

『 1 日の飲酒量の目安=純アルコール約20gの目安 』

ビール500ml

(中びん1本)

アルコール度数5度なら

ウイスキー60ml

(ダブル 1杯)

アルコール度数43度なら

日本酒180ml

(1 合)

アルコール度数15度なら

ワイン 約 180ml

(1/4 本程度)

アルコール度数14度なら

焼酎 約 110ml

(0.6 合)

アルコール度数25度なら

缶チューハイ 約 520ml

(1.5 缶)

アルコール度数5度なら

ふじみんレクチャー

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92

(合紙裏紙 白紙ページ)

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93

基本目標4 身体活動・運動の推進

(1)身体活動

(2)運動

身体活動・

運動の推進

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94

(合紙裏紙 白紙ページ)

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第4章 施策の展開

基本目標4 身体活動・運動の推進

95

(1)身体活動

~日常生活の中で、意識的に体を動かそう~

現 状

日常的に体を動かすことについて、小学生未満では8割以上が休日に外遊びをしているの

に対し、小学生では7割半ばと少なくなっています。

また、成人で1日の歩行時間が 30 分未満と少ない人は、男性より女性が多く、特に女性

30 歳代と 70 歳代以上では4割を超しています。さらに、BMI が 18.5 未満では、4 割半

ばの人が歩行時間が30分未満と少ない傾向にあります。

81.2

94.8

74.0

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

休日に外で遊ぶ人の割合

外で遊ぶ

28.0

30.3

34.3

26.2

33.3

32.4

29.7

44.8

37.2

32.3

23.0

41.3

40.0

39.4

49.3

50.0

35.0

38.7

32.4

39.7

38.5

43.1

46.0

38.1

24.0

15.2

9.0

9.5

18.3

16.2

18.9

6.9

9.0

13.8

18.0

12.3

8.0

15.2

4.5

14.3

8.3

3.6

16.2

5.2

11.5

6.2

7.0

2.6

3.0

5.0

9.0

2.7

3.4

3.8

4.6

6.0

5.8

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

成人:1日に歩く時間の割合

30分未満 30分~1時間未満 1時間~2時間未満 2時間以上 無回答

44.3

32.1

36.4

0 30 60

18.5未満(n=70)

18.5~25未満(n=548)

25以上(n=176)

成人:BMI別

1日の歩行時間が30分未満の人の割合

30分未満

30.7

44.7

0 30 60

体を動かすことが

好き(n=548)

体を動かすことが

好きではない(n=255)

成人:体を動かすことが好きな人、好き

ではない人別 1日の歩行時間が30分

未満の人の割合

30分未満

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96

転倒の不安がある人については、男女共に 60 歳代以上で多く、特に女性の方が多くなっ

ています。また、1日の歩行時間が30分未満の人は、30分以上の人に比べて、つまずいて

転ぶことに対する不安を感じている人が多くなっています。

8.0

9.1

14.9

14.3

21.7

41.4

21.6

22.4

20.5

24.6

44.0

58.7

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

つまづいて転ぶ不安がある人の割合

不安がある

37.3

29.7

25.0

20.3

0 20 40

30分未満(n=284)

30分~1時間未満(n=343)

1時間~2時間未満(n=116)

2時間以上(n=59)

成人:1日の歩行時間別

つまずいて転ぶ不安がある人の割合

不安がある

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第4章 施策の展開

基本目標4 身体活動・運動の推進

97

課 題

乳幼児・児童 休日に外で遊ぶ子どもは、幼児に比べ小学生では少なく、その要因としては、公園

利用における制限事項により気軽に遊べない環境となっていることや、テレビやゲ

ームなどの非活動的な遊びが習慣化されていることなどが考えられます。

成 人

体を動かすことが好きではない人ややせの人では、1日の歩行時間が短い傾向に

あり、特に子育て世代が多い女性 30 歳代の歩行時間が短い傾向にあります。それ

らの要因としては、太っている人よりやせの人は運動する動機を持ちにくいことや、

子育て世代では、時間の確保がむずかしいことが考えられます。

また、1日の歩行時間の少なさに比例し日常生活において、つまづいて転ぶことに

対する不安を感じている人が多くなっています。特に、女性70歳代以上では、転倒

への不安を持つ人も半数以上と多くなっています。

課題のまとめ

生活の質の維持・向上のためにも、日常生活における適度な身体活動は重要

です。乳幼児では外遊びできる環境を整えることが大切であり、その他の世代

では日常生活で体を動かす必要性の周知が必要だと考えます。

そのため、日々の生活を通して体を動かすことの重要性の周知や、歩くこと

や体操など気軽に取り組める身体活動を普及することが重要です。

施策の方向

①意識的に体を動かすことの重要性の周知

②生活の中で気軽に取り組める身体活動の普及

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98

世代別の行動目標 乳幼児・児童

・体を使った遊びを楽しむ

成人 ・日常生活を通して体を動かすことの重要性を知る

・日々の生活の中で、簡単なストレッチや体操をする

・日常生活の中で歩く時間を増やす

・【特に高齢期】なるべく外出する

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

児童が休日に外で遊ぶ割合 児童 74% 79% 市アンケート調査

1 日 30 分以上歩いている人の

割合

30 歳代以上

女性 59.6% 65% 市アンケート調査

具体的な取組

①意識的に体を動かすことの重要性の周知

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

体を動かすことの重要性について周知し、適度な

身体活動に取り組む動機付けを行います。

■元気・健康づくり推進事

■成人保健事業

保健センター

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第4章 施策の展開

基本目標4 身体活動・運動の推進

99

②生活の中で気軽に取り組める身体活動の普及

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

ウオーキング事業や自主グループ支援等、個人や

仲間で楽しみながらウオーキングに取り組めるよう支

援します。

■スポーツ推進事業 文化・スポー

ツ振興課

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

全市民

市民が気軽に体を動かせる場を提供します。 ■学校体育施設開放事

文化・スポー

ツ振興課

児童

中高生等 休み時間等を利用し、生徒の身体活動を促進しま

す。

■教育支援事業 学校教育課

高齢期

いつまでも地域で自立した生活ができるよう、体力

の維持向上、介護予防を目指す体操を普及し、自主

グループ活動を支援します。

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

元気・健康マイレージ事業

この事業は、参加者自身の健康の維持・増進、生活習慣病及び介護予防を促進し、医療

費の削減、健康寿命の延伸を図ることを目的としています。市民が健康的な生活習慣を実

践するきっかけとなるよう、その動機付けとなる健康ポイントの仕組みを構築し、楽しみ

ながら目標を持って続けられるよう事業を実施しています。

ふじみんレクチャー

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100

(2)運動

~自分に合ったペースで、運動をしよう~

現 状

小学生から高校生までで、平日体育の授業以外の運動をしていない人は、高校生等男子で

4割、高校生等女子で7割弱と特に高校生等で多くなっています。平日に運動をしていない

人は、休日も体を動かしていない傾向があります。また、BMI が 18.5 未満では、体育の授

業以外で身体活動をしていない人が特に多くなっています。

成人の運動については、週 2 日以上運動している人は約 3 割と少なくなっています。ま

た、普段ほとんどしていない人は男性では 30~40 歳代、女性では 30~50 歳代が6割以

上と特に多くなっています。BMI 別にみると、BMI が 18.5 未満のやせでは7割弱と特に多

くなっています。

28.5

22.9

35.6

41.2

67.4

0 50 100

小学生(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

児童・中高生:平日体育の授業以外

で運動をしていない人の割合

93.3

50.0

20.0

0 50 100

18.5未満(n=15)

18.5~25未満(n=54)

25以上(n=5)

中高生:BMI別

平日の体育の授業以外で運動をして

いない人の割合

活動をしていない

68.6

45.6

56.8

0 50 100

18.5未満(n=70)

18.5~25未満(n=548)

25以上(n=176)

成人:BMI別

普段の運動「ほとんどしていない」

ほとんどしていない

48.0

66.7

67.2

52.4

51.7

36.0

59.5

75.9

64.1

61.5

40.0

34.2

16.0

12.1

20.9

21.4

10.0

11.7

18.9

13.8

12.8

7.7

13.0

13.5

8.0

15.2

6.0

11.9

10.0

10.8

10.8

5.2

6.4

12.3

18.0

12.3

28.0

3.0

6.0

14.3

25.0

36.0

8.1

5.2

16.7

15.4

24.0

29.0

0 50 100

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

成人:運動をする頻度

ほとんどしていない 週1回 週2回 週3回以上

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第4章 施策の展開

基本目標4 身体活動・運動の推進

101

課 題

乳幼児・児童 平日に体育の授業以外で運動をしていない小学生は3割弱で、特に休日に外で遊

んでいない場合に多くなっています。その背景としては、パソコンやスマートフォン

等の利用時間が長くなっていることが考えられます。

中高生等

平日に体育の授業以外で運動をしていない人は高校生女子では7割弱と多く、時

間や経済的な制限により運動ができない環境にあると考えられます。

また、普段から体を動かしていない人が多く、運動によく取り組む人と、あまり取

り組まない人の二極化が懸念されます。さらに、体型別の特徴として、やせの人は普

段運動をしない傾向にあります。その要因としては、健康意識が低く、運動する動機

を持ちにくいことが考えられます。

成 人

全体的に運動不足や日常的に歩かない人の割合が高くなっています。働き世代、

子育て世代では運動する時間が取れないことが要因として考えられます。さらに、や

せの人では、普段運動習慣がない人の割合が高くなっており、背景として運動する動

機を持ちにくいことが考えられます。

また、高齢期においては一人で運動することがむずかしく、グループ等での活動の

場が必要です。しかし、そういったグループが需要に比べ少ないことや、それらの存

在自体を知らない市民が多いことが考えられます。

課題のまとめ

運動は生活習慣病の発症や要介護状態になることを予防する効果もあり、健

康づくりの重要な要素となります。しかし、高校生までの子どもでは、体育の

授業以外で運動する習慣がない人が多くなっています。また、成人では普段ほ

とんど運動していない人が多く、若い世代では仕事や家事・育児が忙しく時間

が取りにくいこと、高齢者では個人で運動することがむずかしい場合が多いこ

となどが要因であると考えられます。特に、やせの人に運動習慣がないという

点も高齢期の虚弱につながる可能性が高く課題と考えます。

そのため、気軽に運動に取り組める環境を整備することや、運動する機会を

提供していくこと、地域で取り組める仕組みの整備が必要です。

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102

施策の方向

①運動の動機付け支援

②運動をしやすい環境整備

世代別の行動目標 乳幼児・児童 ・体を使った遊びやスポーツを楽しむ

中高生等

・通学では、なるべく歩いたり自転車を使用し身体を動かす

・休日は外出し意識して体を動かす

成人 ・運動することの重要性を知る

・運動施設等を活用し、体を動かす

・地域の中で仲間と共に運動する

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

週 1日以上運動する人の割合 成人 44.9% 50% 市アンケート調査

健康、スポーツに関する活動に参

加する人の割合 70 歳以上 25% 28% 市アンケート調査

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第4章 施策の展開

基本目標4 身体活動・運動の推進

103

具体的な取組

①運動の動機付け支援

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

事業やイベント等を通して、健康的な生活や運動

習慣について啓発を行い、各々が運動に取り組むよ

う動機付けを行います。

■スポーツ推進事業

■ラジオ体操普及事業

文化・スポー

ツ振興課

■元気・健康づくり推進事

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

乳幼児期から体を使った遊びの啓発を行い、学童

期へ向けて運動習慣を身に付けられるよう支援しま

す。

■子育て支援センター管

理運営事業

■子育てふれあい広場

運営事業

■児童センター管理運営

事業

子育て支援課

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

保健センター

児童

中高生等 小中学校において、体育の授業や体育的活動を通

して、生徒に積極的に体を動かす意義をもたせます。

■教育支援事業 学校教育課

最期まで自分の足で歩こう!!

筋力は適度な運動や筋力トレーニングを行うことにより、年を重ねても維持・増強する

ことが可能です。最近の研究でも、90歳以上の高齢者であっても、筋力トレーニングを

行うことにより筋力を増強できることが分かっています。一方で、運動不足により筋力が

低下し、身体機能が衰えると、転倒や骨折等から要介護状態になるリスクも高まります。

現在、要介護になる原因として1番多いのが「高齢による衰弱」、「骨折・転倒」、「関節疾

患」によるものです。これらを引き起こす身体機能の低下は、毎日積極的に体を動かすこ

とで予防・改善することができます。

いつまでも自分の足で歩き、毎日楽しく過ごすためにも、日頃から運動する習慣を身に

つけましょう!

あなたの体は大丈夫?

以下のチェック項目に1つでもチェックがつく人は、要注意!!

早めに予防していきましょう!

□片脚立ちで靴下がはけない □家の中でつまずいたり滑ったりする

□階段を上るのに手すりが必要である □15分くらい続けて歩くことができない

□家のやや重い仕事が困難である □横断歩道を青信号で渡りきれない

(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど) 出典:ロコモチャレンジ!日本整形外科学会公認ロコモティブシンドローム予防啓発公式サイト

ふじみんレクチャー

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104

②運動をしやすい環境整備

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

公園や、各種体育施設、運動機器を活用した運

動の場を提供します。

■スポーツ施設管理運

営事業

文化・スポー

ツ振興課

全市民

スポーツに関するイベントの開催により、市民がス

ポーツ活動に取り組む意欲を向上させます。

■スポーツ推進事業 文化・スポー

ツ振興課

全市民

スポーツに関する教室の開催やスポーツ団体への

支援を行い、市民が継続的に運動に取り組める環境

づくりを行います。

■スポーツ推進事業

■スポーツ団体支援事

文化・スポー

ツ振興課

全市民

運動の重要性や気軽に取り組める体操などを周知

し、個人や地域で運動が継続できるように支援しま

す。

■成人保健事業 保健センター

中高生等 児童センターを中高生のために、夏休み期間中は

夜間開放します。

■児童センター管理運営

事業

子育て支援課

高齢期

すこやか貯筋クラブや悠遊クラブ、介護予防サポ

ーター等各種自主グループへの支援を行います。

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■成人保健事業 保健センター

高齢期

主に高齢者に対して、健康維持増進を目的とした

介護予防教室、筋トレ・ストレッチ・軽スポーツ・リズム

体操等の教室を実施します。

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■スポーツ推進事業 文化・スポー

ツ振興課

■元気・健康づくり推進事

■成人保健事業

保健センター

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105

基本目標5 歯科口腔保健の推進

(1)歯と口のセルフケア

(2)定期的な歯科健

診・専門的なケア

歯科口腔保

健の推進

(歯科口腔保健計画)

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106

(合紙裏紙 白紙ページ)

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

107

(1)歯と口のセルフケア

~全身の健康のため歯と口のセルフケアに努めよう~

現 状

口腔の知識については、妊娠中の母の栄養が赤ちゃんの歯の健康にも関係することを知ら

ない人は乳幼児・児童保護者で約3~4割と多くなっているほか、歯と口の状態が、全身の

健康にも影響することを知らない人は20~30歳代を中心に多くなっています。

41.2

32.0

27.6

0 30 60

1~2歳児保護者(n=85)

3~5歳児保護者(n=97)

小学生保護者(n=123)

妊娠中の母の栄養が赤ちゃんの歯の健

康にも関係することを知らない人の割合

知らない

32.0

36.4

23.9

21.4

20.0

13.5

24.3

12.1

11.5

7.7

5.0

14.2

0 20 40

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

歯と口の状態が、全身の健康にも

影響することを知らない人の割合

知らない

歯と口のセルフケアとは

自分で行う歯と口の手入れのことです。具体的には、適切な歯ブラシや歯間ブラシ、フ

ロスなどを活用して口の中を清潔にする、口腔体操などで口腔機能を維持することです。

口腔機能とは

口腔機能は、噛む、飲み込む、発音、コミュニケーションにかかわる口の重要な役割の

ことです。口腔機能が低下すると、食事や会話に支障をきたし、*誤嚥性肺炎や認知症など

の引き金になります。

ふじみんレクチャー

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108

歯みがきについては、小学生以下の子どもへの仕上げみがきは、3~5歳では約9割です

が、小学生になると5割半ばと少なくなっています。1日に3回以上歯みがきをする人は、

全体的には女性のほうが多く、また、歯や歯ぐきの健康のために取り組んでいることは、「就

寝前に間食をとらない」や、「時間をかけてみがく」などの実践しやすいことが多く、デンタ

ルフロスや歯間ブラシを使ってセルフケアをしている人は、3割弱と少なくなっています。

歯と口の状態については、乳幼児は1歳6か月から3歳までの間にむし歯が増え、小学生

と 12 歳児(中学1年生)の一人平均むし歯数は埼玉県の平均値より高く、特に 12 歳児で

は埼玉県の中で4番目に多くなっています。

また、中学生ではむし歯だけでなく、4割の人が歯肉炎について知らず、1割半ばの人は

歯肉炎にかかっていることがわかりました。

77.6

93.8

56.9

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

仕上げみがきをしている人の割合

仕上げみがきをしている

14.6

24.4

5.9

23.3

16.0

6.1

17.9

28.6

33.3

19.8

29.7

36.2

42.3

40.0

32.0

31.6

2.1

0.0

2.9

2.3

4.0

6.1

0.0

9.5

8.3

7.2

0.0

3.4

0.0

3.1

2.0

3.2

0 30 60

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

1日の歯みがきの回数

3回以上 していない

0.27

1.07

0.25

0.6

0

1

2

小学生 12歳児

本一人平均むし歯数

ふじみ野市 埼玉県

53.4

46.3

34.9

34.8

20.0

12.6

12.4

0 30 60

歯みがき後から就寝前までの間に間食をとらない

時間をかけてていねいに歯みがきをする

デンタルフロスや歯間ブラシを使っている

歯科医で定期的に歯垢、歯石などをとってもらっている

洗口剤(マウスウォッシュ)を使っている

噛みごたえのある食品をよく噛んで食べる

電動歯ブラシを使っている

成人:歯や歯ぐきの健康のために取り組んでいること

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

109

課 題

妊娠期 妊娠中は女性ホルモンが増加し口腔内バランスが崩れるため、歯周病にかかり

やすくなります。歯周病は早産につながることもあるため、ていねいなセルフケア

が大切ですが、市の調査では妊婦のうち歯肉炎や歯周病にかかっている人が8割

と多くなっています。

乳幼児・児童 1 歳 6 か月から3歳までの間にむし歯有病率が増えています。また、大人による

歯みがきチェックや仕上げみがきは、小学生になると約4割が行っておらず、大人が

子どもへの歯みがきチェックや仕上げみがきが何歳まで必要なのかを知らないこと

が原因と考えられます。

中 高 生 等

12歳児(中学1年生)の一人平均むし歯数は埼玉県の中で4番目に多くなってい

るほか、中学生の約4割の人が歯肉炎について知らず、1割半ばの人が歯肉炎にかか

っています。この年代の歯肉炎への知識の不足や症状の放置は、成人期の歯周炎につ

ながります。そのため、歯肉を守るための正しい歯みがきの方法について知ることが

大切です。

そのほか、食べ物だけではなく飲み物でもむし歯や歯肉炎の原因になりますが、ス

ポーツドリンクなどの甘い飲み物を習慣的に飲む人が多くなっています。

成 人

毎日歯みがきをしている人は9割以上いますが、デンタルフロスや歯間ブラシを

使ってケアをしている人は3割半ば程度しかおらず、使用法のむずかしさや、歯みが

きに比べ手間がかかることが習慣化されにくい主な原因であると考えられます。

また、男性20~30歳代は、歯と口の状態が全身の健康にも影響することを知ら

ない人が特に多くなっているほか、男性50~60歳代と女性60歳代では両側で噛

めない人が3割台で多く、噛めない理由として最も多いのが歯の喪失です。

要介護認定を受けていない高齢者では、誤嚥性肺炎等の原因である口腔機能低下

を感じている人は約1割半ばとなっています。

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110

課題のまとめ

歯と口の健康を守るためには、予防の知識とライフステージに合った適切な

セルフケアを身につけることが必要です。

妊娠中のお母さんの歯と口の状態が赤ちゃんの健康にもつながります。また、

小学校高学年頃までは、乳歯と永久歯の混在する時期であり、大人による歯み

がきチェックや仕上げみがきが必要です。そのほか、歯と口の状態が全身に影

響することを知らない人が年代によっては多く、知っていても適切なセルフケ

アができていない人が多くなっています。

むし歯と歯周病について知り、口腔機能を守り、健康長寿につなげることへ

の啓発が必要です。

施策の方向

①歯と口腔についての知識の普及啓発

②適切なセルフケアの促進と習慣づけ

子どもの歯みがきチェック・ ・ ・ ・

や仕上げみがきはいつまで必要?

~むし歯のない歯は親からの最高のプレゼント~

幼児期に仕上げみがきをしてあげていた大人も、子どもが小学生になり体も心も大き

くなると、歯みがきを完全に子ども任せにしてしまうことが多いようです。

しかし小学生の歯は、乳歯と永久歯が混在する時期で、みがき残しに注意が必要です。

おおよそ12歳頃には全ての永久歯が生えそろいますが、生えたての永久歯はむし歯

になりやすいことが特徴です。

ふじみんレクチャー

小学校中学年~高学年で、仕上げみがき

がむずかしい場合は、子どもが歯みがきを

している様子を観察し、

『みがく時間が短いよ。』『下ばかりみがい

ているよ。』などと声をかけるだけでも歯み

がきの癖に気づくことができます。口の中

を見せてもらい、みがき残しをチェックで

きるとさらに良いでしょう。

12歳になるまで、つまり、高学年でも大

人による仕上げみがきができれば理想的で

す。子どもが染め出し剤で歯垢チェックをし

たときに、思ったよりきれいにみがけていた

り、学校歯科健診でむし歯がなければ安心し

てしまいがちです。実は大人でもむずかしい

歯みがき。高学年の子どもへの仕上げみがき

は時々でもしてあげると良いでしょう。

歯みがきチェック・ ・ ・ ・

って何? 仕上げみがきはいつまで?

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

111

世代別の行動目標 妊娠期 ・妊娠中の歯周病のかかりやすさを知る

・歯周病と早産の関係を知る

・妊娠中のお母さんの栄養が、赤ちゃんの歯の健康に関係することを知る

・ていねいな歯みがきを心がける

・バランスの良い食事を心がける

乳幼児・児童 ・むし歯についての知識を身につける

・正しい歯みがきを身につける

・食後に歯みがきをする

・大人による歯みがきチェックや仕上げみがきは小学生高学年程度まで

行う

・よく噛んで食べる

中高生等

・むし歯や歯肉炎の予防に関心を持つ

・正しい歯みがきの方法を身につける

・学校でも食後に歯みがきをする

・甘い食べものだけではなく、スポーツドリンクなどの甘い飲み物は時

間や量を決めてとる

成人 ・歯と口の状況が全身に影響することを知る

・自分に合った適切な歯みがきをする

・デンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣づける

・よく噛んで食べる

・誤嚥性肺炎について知る

・口腔体操を実践する

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

保護者が歯みがきチェックや仕上

げみがきをしている児童の割合 小学生 56.9% 65.0% 市アンケート調査

一人平均むし歯数 12 歳児

(中学1年生) 1.07 本 0.5 本 学校歯科健診

歯肉炎のある人の割合 中学生 13.6% 10.0% 学校歯科健診

60 歳で進行した歯周炎がある人の

割合 60 歳 31.7% 30.0% 成人歯科健診

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112

具体的な取組

①歯と口腔についての知識の普及啓発

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

むし歯や歯周病予防についての知識を啓発しま

す。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■歯科口腔保健事業

■元気・健康づくり推進事

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

全市民

歯科相談、*フッ素塗布、食育指導、8020よい歯

のコンクールを実施し、歯や口腔についての知識を啓

発します。

■歯科口腔保健事業 保健センター

全市民

よく噛むことによる効果について啓発します。 ■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

■なの花学校給食センタ

ー管理運営事業

■あおぞら学校給食セン

ター管理運営事業

学校給食課

乳幼児

児童

小学校高学年頃までの大人による歯みがきチェッ

クや仕上げみがきの必要性について普及・啓発しま

す。

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

■地域健康推進事業

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

高齢期

口腔機能低下や誤嚥性肺炎予防についての知識

を啓発します。

■元気・健康づくり推進事

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

113

②適切なセルフケアの促進と習慣づけ

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

元気・健康フェアや歯科健康教育を通じて、適切

な歯みがき方法や歯間ブラシ等の使い方を習得する

方法の普及・啓発に努めます。

■歯科口腔保健事業

■元気・健康づくり推進事

■地域健康教育事業

■成人保健事業

保健センター

乳幼児

児童

乳幼児健診や保育所、小・中学校において歯みが

き指導を実施します。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■乳幼児健康診査事業

■母子健康教育・相談事

保健センター

■健康管理事業 学校教育課

乳幼児

児童

中高生等

保育所・小・中学校において昼食後の歯みがき習

慣のための環境づくりに努めます。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■健康管理事業 学校教育課

高齢期

歯科健康教育を通じて口腔機能低下や誤嚥性肺

炎予防のための口の体操等を指導します。

■一般介護予防事業 高齢福祉課

■地域健康推進事業

■成人保健事業

保健センター

歯と口の啓発事業の様子 元気・健康フェア(歯の健康フェア)は、歯科医師会との共催で、歯科検診・歯科相談、

歯みがきアドバイス、よい歯のコンクール等行っています。

保育所、公民館、自治会館等各地域に出向いて講座を実施しています。

ふじみんレクチャー

歯の健康フェア

毎年5月下旬か

ら6月上旬に実施

しています。

地域健康教育

誤嚥性肺炎予防

のための口の体操

の様子

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114

(2)定期的な歯科健診・専門的なケア

~かかりつけ歯科医をもち、定期歯科健診を受けよう~

現 状

かかりつけ歯科医がいない人は若い年代で多くなっています。

定期歯科健診を受けていない人は男性の20~30歳代で特に多くなっていますが、全体的

に見ても約半数以上の人が受けていない状況です。

かかりつけ歯科医の有無別に定期歯科健診の受診状況を見ると、かかりつけ歯科医がいる

人のうち定期歯科健診を受けている人の割合は6割弱と多くなっています。一方かかりつけ

歯科医がいない人のうち定期歯科健診を受けている人の割合は1割弱と少なくなっています。

58.8

30.9

4.9

48.0

60.6

26.9

31.0

20.0

12.6

40.5

24.1

17.9

23.1

22.0

12.9

0 50 100

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

かかりつけ歯科医がいない人の割合

かかりつけ歯科医がいない

57.5

7.7

42.2

91.8

0 50 100

かかりつけ歯科医がいる

(n=635)

かかりつけ歯科医がいない

(n=194)

成人:かかりつけ歯科医の有無別

定期的に歯科健診を受けているか

歯科健診を受けている 歯科健診を受けていない

48.8

67.1

30.9

16.3

64.6

53.3

61.8

62.8

72.0

78.8

59.7

52.4

60.0

51.4

56.8

43.1

48.7

49.2

50.0

49.7

0 50 100

妊婦(市調査)

1~2歳児(n=85)

3~5歳児(n=97)

小学生(n=123)

中学生男子(n=48)

中学生女子(n=45)

高校生等男子(n=34)

高校生等女子(n=43)

男性20歳代(n=25)

男性30歳代(n=33)

男性40歳代(n=67)

男性50歳代(n=42)

男性60歳代(n=60)

男性70歳代以上(n=111)

女性20歳代(n=37)

女性30歳代(n=58)

女性40歳代(n=78)

女性50歳代(n=65)

女性60歳代(n=100)

女性70歳代以上(n=155)

定期的に歯科健診を受けていない人の割合

※中高生は定期的に歯科医院に行かない人

の割合

歯科健診を受けていない

45.9

38.3

25.8

10.7

0 30 60

特に不自由を感じていない

痛くないから

時間がない

経済的理由

成人:定期的に歯科健診を受けていない理由

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

115

課 題

妊娠期 妊娠中は歯周病がおこりやすいため、歯科受診し歯科医師や歯科衛生士による適

切な指導を受けることが大切です。また、出産後の歯科受診や服薬のむずかしさから

妊娠中にむし歯の治療を済ませておくことが大切です。しかし妊娠中に歯科健診を

受ける人は4割と少なくなっています。

乳幼児・児童 3~5歳の間にむし歯になる人が多くなっていますが、3~5歳児では、かかりつ

け医を持たず、定期的な歯科健診を受けていない子どもが3割程度となっています。

中 高 生 等

自覚症状がなくてもむし歯や歯肉炎を予防するためには定期的に歯科受診をし、

歯科医師や歯科衛生士による歯石除去やクリーニング、歯みがき指導などの専門的

ケアを受けることが大切ですが、中高生は定期的に歯科医院に行かない人が多くな

っています。

行かない理由は「特に不自由を感じていない」が最も多く、次に多い理由が「学校

歯科健診で異常なしだったから」となっています。要治療となった人の場合でも約6

割の人は速やかな歯科受診につながっておらず、勉強や部活で忙しく、歯科受診の時

間が取りにくいことが考えられます。

成 人

かかりつけ歯科医をもつことで、歯科医院からの歯科健診を適切な時期にお知ら

せしてもらえるなど、予防のための定期健診につながりやすいメリットがあります。

定期的な歯科健診を受けている人は、かかりつけ歯科医がいる人では6割弱で、かか

りつけ歯科医がいない人では1割弱となっています。

また、かかりつけ歯科医がいない人、定期的な歯科健診を受けていない人は、特に

男性20~30歳代で多く、その理由は「時間がない」が多くなっているほか、60歳

以上では、「特に不自由を感じていない」が最も多くなっています、そのため「治療

なら行く」けれど「予防のために歯科医院へ行く」人は少ないことが考えられます。

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課題のまとめ

むし歯、歯周病による歯の喪失は、不自由を感じやすく、健康寿命にかかわ

ることですが、歯の健康は全身の健康に比べ、時間がない等の理由から後回し

になりやすいことが考えられます。また、予防ではなく治療のために歯科受診

する人のほうが多い傾向です。

歯の喪失を防ぐには、適切なセルフケアとともに、かかりつけ歯科医をもち、

歯科医師や歯科衛生士による歯のクリーニングや歯みがき指導などの専門的

ケアを受けることが大切です。

そのため、かかりつけ歯科医をもつことや定期歯科健診の大切さを伝え、歯

科医院や学校等と連携した予防知識の啓発を行うことが必要です。

施策の方向

①かかりつけ歯科医や歯科健診の重要性の周知

②歯科医院や学校等と連携した歯科口腔保健の推進

世代別の行動目標 妊娠期

・妊婦歯科健診を受ける

乳幼児・児童 ・3歳からは、なるべくかかりつけ歯科医を持つ

・定期的な歯科健診を受ける

中高生等

・自覚症状がなくても予防のために定期的な歯科健診を受ける

・学校歯科健診で要治療だった人は、速やかに歯科医院を受診する

成人 ・定期的な歯科健診を受けるために、かかりつけ歯科医をもつ

・治療だけではなく、予防のために定期的な歯科健診を受ける

・歯科医師や歯科衛生士による専門的ケアを受ける

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第4章 施策の展開

基本目標5 歯科口腔保健の推進

117

目標値

指標 対象 現状値 目標値 出典

かかりつけ歯科医を持つ人の割合 成人 75.0% 80% 市アンケート調査

妊婦歯科健診を受ける人の割合 妊婦 48.8% 55.0% 4 か月児健診

統計

定期的に歯科健診を受ける人の割

合 成人 44.9% 58.0% 市アンケート調査

具体的な取組

①かかりつけ歯科医や歯科健診の重要性の周知

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

かかりつけ歯科医をもつことの大切さや、定期的な

歯科健診の重要性を普及・啓発します。

■歯科口腔保健事業

■乳幼児健康診査事業

■成人保健事業

保健センター

全市民

歯の健康フェアを通し市民に歯科健診や相談を受

けられる機会を設けます。

■歯科口腔保健事業 保健センター

乳幼児

1 歳 6 か月児健診と 3 歳児健診で歯科健診を実

施します。

■乳幼児健康診査事業 保健センター

乳幼児

児童

中高生等

保育所、小・中学校において、児童生徒に対する

歯科健診を実施します。また、要治療者に対しては、

治療勧告を実施します。

■市立保育所管理運営

事業

■民間保育園運営事業

保育課

■健康管理事業 学校教育課

妊婦

成人

妊婦歯科健診・成人歯科健診を実施し、歯科健

診を受ける人の拡大のため、啓発を強化します。

■歯科口腔保健事業

■成人保健事業

保健センター

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118

②歯科医院や学校等と連携した歯科口腔保健の推進

対 象 施策の概要 主な事務事業 担 当 課

全市民

むし歯や歯周病率、無治療者等の集計を行い、歯

科医師会や学校等と市民の現状についての情報を

共有し、連携を進めます。

■歯科口腔保健事業 保健センター

高齢期

障がい者

東入間在宅歯科医療支援窓口や、埼玉県立施

設障害者歯科診療所、市内の訪問歯科診療ができ

る歯科医療機関の紹介を行います。

また、障害者歯科相談医による健診・診療を行

い、このことについて市民に情報を提供します。

■在宅医療・介護連携推

進事業

■認知症地域支援・ケア

向上事業

高齢福祉課

■成人保健事業

保健センター

訪問歯科はどんな人が利用できるの?

~東入間在宅歯科医療支援窓口~

病気等で歯科診療室に通えなくなった人こそ、歯の治療やケアが必

要だといわれています。食べられない、入れ歯が合わない、口腔ケア

の疑問など、様々な悩みを抱えながらも、体のことが優先され、歯の

ことは後回しとなり、困っている人がいます。

そのような人のために『歯やお口のことを何でも相談できる』在宅歯科医療支援窓口

があります。

ふじみんレクチャー

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第5章 進捗管理

119

第5章 進捗管理

1 各主体の役割

健康づくりの主役は、ふじみ野市で生活している市民の方自身です。市民のみなさんの健

康づくり・歯科保健・食育推進・自殺対策を進めていくためには、行政の取組に加えて、市民

のみなさんの取組が不可欠です。

そのため、計画を推進していくにあたって、市民、地域の各種団体・医療機関・教育機関・

職場の団体などの職域等、行政が役割を明確にし、お互いに連携していくことが重要です。

(1)市民の役割

市民一人ひとりが、健康に対する意識を高め、「自分の健康は自分でつくる」という自覚

を持つことが大切です。

そこで、健康づくりに関心を持つことから始め、日々の生活の中で簡単にできることか

ら、健康づくりの取組を進めていきます。

(2)地域の役割

自治組織や、民生委員・児童委員、保健推進員、食生活改善推進員、母子愛育会など、ボ

ランティア団体などが連携し、地域ぐるみで健康づくりに取り組んでいくことが大切です。

そこで、各種団体に所属するそれぞれの人が、健康づくりについて意識を持ち、取組へ

の機運を高めていきます。

(3)行政の役割

行政は、市民の健康づくりを総合的に支援していくことが大切です。

そこで、本計画の実施にあたっては、保健分野のみならず、教育分野・福祉分野など庁内

各課とも連携し、全庁的に取り組んでいきます。

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2 毎年度の進捗管理

計画は、立てただけではなく、実行し、評価を行うことで、より具体的に推進していくこ

とが必要となります。

そのため、PDCAサイクル(計画(Plan)をたて、それを実行(Do)し、実行の結果を

評価(Check)して、さらに計画の見直し(Action)を行うという一連の流れのこと)に基

づき、毎年度施策の進捗管理を行います。

3 計画の評価

計画の最終年度には、毎年度の進捗状況を踏まえ、目標値の達成状況に関する最終評価を

行い、計画の評価・見直しを行います。

これをやってみよう

・本計画の策定

結果どうなったか

・進捗状況の整理

Plan (計画)

Check (評価)

みんなでこれをやった

・市民、地域、行政等が、健康

づくりの取組を実施

こう変えていこう

・各種施策へ反映

Action (見直し)

Do (実行)

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121

資料編

1 用語解説

本計画書内に出てきたわかりづらい言葉について、説明を掲載しています。また、その言

葉が初めて計画書内に出てきたページ数を併せて記載しています。

あ行 ●いじめ等対応支援員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 ページ

児童生徒のいじめを未然に防止及び早期対応、早期解決を図るために配置された支援員のこ

と。

●SNS・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 34 ページ

インターネットを利用した個人間のコミュニケーションを促進及び社会的なネットワークの

構築を支援するサービスのこと。Social Networking Service の略語。

か行 ●休肝日・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 25 ページ

肝臓を休めるために週に1日以上飲酒しない日を設けることを推奨する目的でつくられた造

語。

●健康格差・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 ページ

人種や民族、社会経済地位による健康と医療の質の格差のこと。

●健康寿命・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ページ

日常的・継続的な医療・介護に依存しないで自分の心身で生命維持し、自立した生活ができ

る生存期間を表す。世界保健機関(WHO)が2000年に提唱。

●健康長寿・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ページ

病気などにより他人の介護のもとで長生きするのではなく、健康で自立して長生きすること。

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122

●合計特殊出生率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ページ

出生率計算の際の分母の人口数を、出産可能年齢(15~49歳)の女性に限定し、各年齢の

出生率を足し合わせ、一人の女性が生涯、何人の子どもを産むのかを推計したもの。

●誤嚥性肺炎・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 107 ページ

本来気管に入ってはいけない物が気管に入り(誤嚥)、そのために生じた肺炎。

●5がん平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 ページ

肺がん検診、大腸がん検診、子宮頸がん検診、胃がん検診、乳がん健診の受診率の平均。

●極低出生体重児・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ページ

出生体重が1500g未満の赤ちゃんのこと。

さ行 ●さわやか相談員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 ページ

児童生徒のこころの問題を解決するために各中学校に配置された相談員。定期的に中学校区

内の小学校を訪問する。

●自殺死亡率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 ページ

その年の、人口10万人あたりの自殺者数。厚生労働省の人口動態統計による。

●歯周病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ページ

「歯周病」は、歯肉炎と歯周炎の総称。歯肉炎は汚れによる炎症が歯肉までで留まる状態で、

歯周病のうち初期段階をいう。歯肉炎の症状が進行し、歯を支える骨にまで炎症が及んだもの

を歯周病という。

●受動喫煙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 84 ページ

副流煙と呼出煙とが拡散して混ざった煙を吸わされてしまう、あるいは吸わせてしまうこと。

一酸化炭素やニコチンの代謝物が、喫煙者と同じくらい検出されることがある。

●食育・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ページ

生涯を通じた健全な食生活の実現、食文化の継承、健康の確保等が図れるよう、一人ひとり

が自らの食について考える習慣や食に関する様々な知識と食を選択する判断力を身に付けるた

めの学習等の取組のこと。

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●食生活改善推進員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ページ

「私達の健康は私達の手で」をスローガンに、食を通した地域の健康づくり活動や食育を推

進しているボランティア団体。

●食品ロス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69 ページ

食べられるのに捨てられてしまう食品のこと。

●スクールカウンセラー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 ページ

児童生徒や保護者の抱える悩みを受け止め、学校におけるカウンセリング機能の充実を図る

ため、臨床心理に専門的な知識・経験を有する学校外の専門家。

●スクールソーシャルワーカー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 ページ

子どもの家庭環境による問題に対処するため、児童相談と連携したり、教員を支援したりす

る福祉の専門家。

●生活習慣病・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1 ページ

食習慣、運動習慣、休養、禁煙、飲酒等の生活習慣が要因となって発症・進行する病院(脳卒

中、がん、心臓病、糖尿病、高血圧、高脂血症など)のこと。

●痩身傾向児・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 ページ

肥満度が-20%以下の子どものこと。性別・年齢・身長別標準体重から計算できる。

(実測体重-身長別標準体重)/身長別標準体重×100(%)

た行 ●地産地消・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 69 ページ

地域で生産された農産物を地域で消費するだけでなく、生産と消費を結び付け、「顔が見え、

話ができる」関係づくりを行う取組。

●低出生体重児・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ページ

出生体重が2500g未満の赤ちゃんのこと。

●デンタルフロス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ページ

絹糸や合成繊維などの繊維を用いた歯間の歯垢や食片を除去し清掃するための細い糸のこと。

糸楊枝(いとようじ)ともいう。

●ドメスティックバイオレンス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 49 ページ

夫婦やパートナーなどの(事実婚や元配偶者も含む。)の親密な間柄で行われる暴力のこと。

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な行 ●年齢調整死亡率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 45 ページ

年齢構成の異なる人口集団の間での死亡率や、特定の年齢層に偏在する死因別死亡率につい

て、その年齢構成の差を取り除いて比較ができるように調整した死亡率をいう。

は行 ●肺炎球菌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 81 ページ

主に気道の分泌物に含まれる細菌で、唾液などを通じて飛沫感染し、気管支炎や肺炎、敗血

症などの重い合併症を引き起こすことがある。

●8020・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 ページ

80歳になっても自分の歯を20本以上保つこと。

●BMI・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 ページ

Body Mass Index の頭文字をとった略語で、体重(kg)÷身長(m2)で求めた数値。肥

満の判定に用いられ、18.5 未満は「やせ」、18.5 以上 25未満が「普通体重」、25以上が「肥

満」となる。

●肥満傾向児・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17 ページ

肥満度が+20%以上の子どものこと。性別・年齢・身長別標準体重から計算できる。

(実測体重-身長別標準体重)/身長別標準体重×100(%)

●標準化死亡比・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 23 ページ

地域別に、死亡数を人口で除いた通常の死亡率を比較すると、地域の年齢構成に差があるた

め、高齢者が多い地域では死亡率が高くなり、若年者が多い地域では低くなる。標準化死亡比

は、年齢構成の異なる地域間で死亡状況の比較が出来るように、年齢構成を調整したもの。数

値が100より大きい場合は全国より死亡率が高く、100より小さい場合は全国より死亡率が

低い。

●副流煙・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 87 ページ

タバコを吸う際に発生する煙のうち、非喫煙者が口から直接吸い込む煙のこと。

●フッ素塗布・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 112 ページ

比較的高濃度のフッ化物溶液やゲル(ジェル)を歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する方

法。乳歯むし歯の予防として1歳児から、また成人では根面むし歯の予防として実施されてい

る。

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●平均寿命・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 16 ページ

生命表における0歳時点の平均余命のこと。

●保健推進員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ページ

子どもから高齢者まで全ての人の健康づくりのため、地域と保健センターのパイプ役として

保健活動の推進に協力する役割を担う人のこと。

●母子愛育会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12 ページ

妊婦や就園前の子ども、親を対象に、手遊び歌や絵本の読み聞かせ等、様々な催し物を行っ

たり、声かけや見守り活動を通して子育て支援を行っているボランティア組織。

や行 ●有病率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21 ページ

ある時点に疾病であった人の数をそれに対応する人口で割ったものをいう。

●要精検受診率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ページ

要精検者の中で、精密検査を受けた人の割合のこと。

●要精検率・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19 ページ

がん検診受診者の中で、精密検査が必要とされた人の割合のこと。

ら行 ●ライフイベント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 40 ページ

人の一生涯ではいろんなことが発生し、これらを「ライフイベント」と呼んでいる。ライフ

イベントとしては、誕生、就学、就職、結婚、出産、子育て、教育、リタイア、死というものが

挙げられる。

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2 目標値一覧

指標 対象

現状値

平成 28

(2016)

年度

目標値

新元号5

(2023)年度

出典

基本目標1 生活リズム・こころの健康づくりの推進

(1)

生活 リズ

朝気持ちよく起きられる人の割合 中高校生等 35.6% 50% 市アンケート調査

成人 54.3% 65% 市アンケート調査

就寝時刻が午後11時以降の人

の割合 成人 57.6% 50% 市アンケート調査

(2)

こころの健

相談できる人がいない人の割合 成人 21.3% 18.0% 市アンケート調査

気分・不安障害の恐れがある割

合(K6が 10 点以上の割合) 成人 10.1% 8.5% 市アンケート調査

(3)

いのち支

えあい(自

殺対策)

自殺死亡率(人口 10万対) 市民 15.2 11.8 人口動態統計

ゲートキーパー養成者 成人 786 人 1,200 人 養成講座現状値

児童生徒の SOS の出し方に関

する教育 小・中学生 - 実施

基本目標2 栄養・食生活・食育活動の推進

(1)

食知識

子どもの適切な食事内容や量を

知っている人の割合

乳幼児・児童

の保護者 69.1% 75% 市アンケート調査

適切な食事内容や量を知って

いる人の割合

中高生等 56.3% 60% 市アンケート調査

成人 56.4% 60% 市アンケート調査

(2)

食習慣 朝食を食べている人の割合 幼児・児童 94.9% 100% 市アンケート調査

1 日のうち、主食・主菜・副菜が

そろった食事を 1 日2回以上食

べている子どもの割合

幼児・児童 87.3% 92% 市アンケート調査

中・高校生等 83.3% 88% 市アンケート調査

1日のうちに、主食・主菜・副菜

がそろった食事を 1日 2回以上

食べている人の割合

成人 61.5% 70% 市アンケート調査

外食をするときに栄養バランス

を意識する人の割合 成人 38.8% 45% 市アンケート調査

(3)

食育

朝昼夕の食事の中で、子どもだけ

で食べることが無いものの割合 幼児・小学生 78.7% 82% 市アンケート調査

夕食を家族と一緒に食べている

人の割合(週 4日以上) 成人 59.8% 65% 市アンケート調査

市内小学校における食に関する

指導実施時間(1時間=45分) 小学校 100 時間 増加

埼玉県栄養教諭

の取組状況調査

市内小中学校における給食

残滓ざんさい

の割合

小学生 22% 17% 学校給食センター

残滓量ざんさいりょう

調査 中学生 21% 16%

学校給食における地場産物の

使用割合(品目数) 小中学校 15% 18%

学校給食における

地場産物活用状

況調査

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指標 対象

現状値

平成 28

(2016) 年度

目標値

新元号5

(2023)年度

出典

基本目標3 健康管理の推進

(1)

健康管理

健康診断や人間ドックを受ける

人の割合 40 歳以上 75.2% 80% 市アンケート調査

定期的に体重を計る人の割合 成人 66.5% 75% 市アンケート調査

がん検診受診率(5がん平均) 成人 21.2% 25% がん健診統計

4 か月児健診未受診者実態把

握率 乳児 100% 100% 乳幼児健診統計

(2)

タバコ タバコを吸わない人の割合 成人 83.4% 85% 市アンケート調査

妊娠中の喫煙率 妊婦 2.5% 0% 乳幼児健診統計

COPDを内容まで知っている人

の割合 成人 12.2% 25% 市アンケート調査

(3)

アルコー

週に2日間の休肝日がある人の

割合

飲酒してい

る成人 66.7% 70% 市アンケート調査

妊娠中の飲酒状況 妊婦 1.5% 0% 4 か月児健診統計

基本目標4 身体活動・運動の推進

(1)

身体活動 児童が休日に外で遊ぶ割合 児童 74% 79% 市アンケート調査

1 日 30 分以上歩いている人の

割合

30 歳代以

上女性 59.6% 65% 市アンケート調査

(2)

運動 週 1日以上運動する人の割合 成人 44.9% 50% 市アンケート調査

健康、スポーツに関する活動に

参加する人の割合 70 歳以上 25% 28% 市アンケート調査

基本目標5 歯科口腔保健の推進

(1)

歯と口の

セルフケ

保護者が歯みがきチェックや仕上

げみがきをしている児童の割合 小学生 56.9% 65.0% 市アンケート調査

一人平均むし歯数 12 歳児 (中学 1年生)

1.07 本 0.5 本 学校歯科健診

歯肉炎のある人の割合 中学生 13.6% 10.0% 学校歯科健診

60 歳で進行した歯周炎がある

人の割合 60 歳 31.7% 30.0% 成人歯科健診

(2)

定期的な

歯 科 健

診 ・専門

的なケア

かかりつけ歯科医を持つ人の割合 成人 75.0% 80% 市アンケート調査

妊婦歯科健診を受ける人の割合 妊婦 48.8% 55.0% 4 か月児健診統計

定期的に歯科健診を受ける人

の割合 成人 44.9% 58.0% 市アンケート調査

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3 策定経過

日時 項目 概要

平成 28年度

10月6日 第 1 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)副会長の互選について

(2)健康づくり計画の進捗状況(平成27年度)について

(3)歯科口腔保健計画の進捗状況(平成27年度)について

(4)第2次健康づくり計画(第1次食育計画・第2次歯科口腔保健計画

を含む)の策定について

①(仮称)ふじみ野元気・健康プラン策定スケジュールについて

②(仮称)ふじみ野元気・健康プラン策定検討組織について

③健康日本21、食育推進計画、歯科口腔保健計画について

④住民意識調査について

11月1日 第 1 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1)会長及び副会長の互選について

(2)ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議傍聴要領について

(3)健康づくり計画の進捗状況(平成27年度)について

(4)歯科口腔保健計画の進捗状況(平成27年度)について

(5)第2次健康づくり計画(第1次食育計画・第2次歯科口腔保健計画

を含む)策定について

①(仮称)ふじみ野元気・健康プラン策定スケジュールについて

②(仮称)ふじみ野元気・健康プラン策定検討組織について

③健康日本21、食育推進計画、歯科口腔保健計画について

④住民意識調査について

(6)報告事項

元気・健康マイレージ事業について

12 月5日~

12月 19日

ふじみ野市健康・

食育・歯科に関する

アンケート調査

①ふじみ野市に在住する 18 歳以上の市民 2,000 人

②市内の中・高校生等 400 人

③市内の未就学児・小学生保護者 600人

1月 26日 第 2 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①市民意識調査の結果について

②ふじみ野元気・健康プラン目次構成案について

③ふじみ野市の健康課題について

④その他

1月 26日 第 2 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1) (仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①元気・健康プランにおける食育計画について

②市民意識調査の結果について

③その他

3月 14日 第 3 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①市民意識調査の結果報告書

②骨子案の検討

③その他

3月 23日 第 3 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1) (仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①市民意識調査の結果報告書

②骨子案の検討

③その他

平成 29年度

5月22日~

7月4日

ヒアリング調査 ①母子愛育会・食生活改善推進員協議会及び自主グループヒアリン

グ 8団体

②セミナー、健診におけるヒアリング 2回

③保健推進員に対するヒアリング及びグループワーク 1回

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日時 項目 概要

6月 14 日 第 1 回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)副会長の互選について

(2)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

8月3日 第1回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①骨子案について

1月 25日 第2回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

2月1日 第2回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

①素案について

平成 30年度

4月 26 日 第1回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進庁内会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

5月 10日 第1回ふじみ野市

元気・健康づくり推

進市民会議

(1)(仮称)ふじみ野元気・健康プランについて

パブリックコメント

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4 ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議

(1)設置要綱

○ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議条例

平成26年6月26日

条例第17号

(設置)

第1条 市民の総合的かつ効果的な健康づくりの推進に関し、必要な事項を調査及び審議するた

め、ふじみ野市元気・健康づくり推進市民会議(以下「市民会議」という。)を置く。

(所掌事務)

第2条 市民会議は、次に掲げる事務について必要な事項を調査及び審議する。

(1) 健康づくり計画の推進に関すること。

(2) 歯科口腔くう

保健計画の推進に関すること。

(3) 前2号に掲げるもののほか、市長が健康づくりについて特に必要と認めること。

(組織)

第3条 市民会議は、委員20人以内で組織する。

2 委員は、次に掲げる者のうちから市長が委嘱する。

(1) 保健医療関係事業に従事する者

(2) 学識経験者

(3) 市民団体等から推薦又は選考された者

(4) 前3号に掲げる者のほか、市長が必要と認める者

(任期)

第4条 委員の任期は、2年とする。ただし、再任を妨げない。

2 委員に欠員が生じた場合における補欠委員の任期は、前任者の残任期間とする。

(会長及び副会長)

第5条 市民会議に会長及び副会長1人を置き、委員の互選によってこれを定める。

2 会長は、会務を総理し、市民会議を代表する。

3 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は欠けたときは、その職務を代理する。

(会議)

第6条 市民会議の会議は、会長が招集し、会議の議長となる。

2 会議は、委員の過半数が出席しなければ、これを開くことができない。

3 会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

4 市民会議は、必要があると認めるときは、委員以外の者の出席を求め、その説明又は意見を

求めることができる。

(庶務)

第7条 市民会議の庶務は、保健センターにおいて処理する。

(その他)

第8条 この条例に定めるもののほか、市民会議の運営に必要な事項は、会長が市民会議に諮っ

て定める。

附 則

この条例は、平成26年7月1日から施行する。

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(2)委員名簿

(任期:平成28年11月1日~平成30年10月31日)

(敬称略)

№ 役職 所 属 団 体 氏 名 備 考

1 第1号委員 ふじみ野市医師会 石 川 亮 会 長

2 第1号委員 ふじみ野市歯科医師会 前 田 守 隆

3 第1号委員 上福岡・大井薬剤師会 関 根 康 二

4 第1号委員 朝霞保健所 関 由起枝

5 第2号委員 女子栄養大学 西 村 早 苗 副会長

6 第2号委員 ふじみ野市校長学校運営協議会 佐 藤 公 誠

7 第3号委員 ふじみ野市自治組織連合会 藤 田 義 雄

8 第3号委員 ふじみ野市体育協会 辻 哲 郎

9 第3号委員 ふじみ野市食生活改善推進員協議会 赤 井 芳 恵

10 第3号委員 ふじみ野市母子愛育会 山 口 道 子

11 第3号委員 ふじみ野市保健推進員 田 村 佳 美

12 第3号委員 ふじみ野市上福岡飲食店組合 西 上 務

13 第3号委員 社会福祉法人すみれ会 風の里子育て

支援センター 桑 原 千重子

14 第3号委員 ふじみ野市立花の木中学校PTA 池 田 初 代

15 第3号委員 ふじみ野市手をつなぐ育成会 太 田 肇

16 第3号委員 大井営農研究会 久保田 貞 弘

17 第3号委員 ニコニコくらぶ 大 村 久美子

18 第4号委員 株式会社イトーヨーカ堂上福岡東店 高 橋 力 也

19 第4号委員 公募による市民委員 杉 田 文 男

20 第4号委員 公募による市民委員 近 藤 記代子

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5 ふじみ野市元気・健康づくり推進庁内会議

(1)設置要綱

○ふじみ野市元気・健康づくり推進庁内会議設置要綱

平成26年7月7日

訓令第56号

改正 平成27年3月30日訓令第24号

平成28年3月31日訓令第26号

平成28年10月12日訓令第55号

平成29年5月16日訓令第27号

平成29年11月28日訓令第46号

(設置)

第1条 ふじみ野市民の総合的かつ効果的な健康づくりを推進するため、ふじみ野市元気・健康

づくり推進庁内会議(以下「庁内会議」という。)を置く。

(所掌事務)

第2条 庁内会議は、次に掲げる事務を所掌する。

(1) 健康づくり計画の策定及び進行管理に関すること。

(2) 健康づくりに関する施策の連携及び調整に関すること。

(3) 食育の推進に関すること。

(4) 歯科口腔くう

保健の推進に関すること。

(5) 自殺対策の推進に関すること。

(6) 前各号に掲げるもののほか、健康づくりの推進に関し市長が必要と認めること。

(平28訓令55・一部改正)

(組織)

第3条 庁内会議は、会長、副会長及び委員をもって組織する。

2 会長はこども・元気健康部長を、副会長は委員の互選により定める者をもって充てる。

3 委員は、別表に掲げる職にある者をもって充てる。

(会長及び副会長の職務)

第4条 会長は、会務を総理し、庁内会議を代表する。

2 副会長は、会長を補佐し、会長に事故があるとき又は欠けたときは、その職務を代理する。

(会議)

第5条 庁内会議の会議は、会長が招集し、会議の議長となる。

2 会議は、委員の過半数が出席しなければ、これを開くことができない。

3 会議の議事は、出席委員の過半数で決し、可否同数のときは、議長の決するところによる。

4 庁内会議は、必要があると認めるときは、会議に委員以外の者の出席を求め、意見又は説明

を聴くことができる。

(推進部会)

第6条 庁内会議は、第2条に規定する所掌事務について具体的事項を調査及び検討するため必

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要があるときは、推進部会を置くことができる。

2 推進部会は、別表に掲げる職にある者が指名する副課長(相当職含む。)又は係長職(相当

職含む。)にある者をもって組織する。

3 推進部会に部会長及び副部会長を置き、部会長は部会員のうちから庁内会議の会長が指名す

る者を、副部会長は部会員の互選により定める者をもって充てる。

4 部会長は、推進部会の会務を総理し、推進部会を代表する。

5 副部会長は、部会長を補佐し、部会長に事故があるとき又は欠けたときは、その職務を代理

する。

6 推進部会は、必要があると認めるときは、推進部会の会議に部会員以外の者の出席を求め、

意見又は説明を聴くことができる。

(庶務)

第7条 庁内会議の庶務は、保健センターにおいて処理する。

(その他)

第8条 この要綱に定めるもののほか、庁内会議の運営に必要な事項は、会長が庁内会議に諮っ

て定める。

附 則

この訓令は、平成26年7月1日から施行する。

附 則(平成27年訓令第24号)

この訓令は、平成27年4月1日から施行する。

附 則(平成28年訓令第26号)

この訓令は、平成28年4月1日から施行する。

附 則(平成28年訓令第55号)

この訓令は、平成28年10月12日から施行する。

附 則(平成29年訓令第27号)

この訓令は、平成29年5月16日から施行する。

附 則(平成29年訓令第46号)

この訓令は、平成29年11月28日から施行する。

別表(第3条関係)

(平27訓令24・平28訓令26・一部改正)

市民総合相談室長

保険・年金課長

協働推進課長

文化・スポーツ振興課長

産業振興課長

福祉課長

福祉総合支援チームリーダー

障がい福祉課長

高齢福祉課長

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子育て支援課長

保育課長

保健センター所長

教育委員会学校教育課長

教育委員会学校給食課長

教育委員会社会教育課長

(2)委員名簿

(※敬称略)

所属 役職 氏名 備考

1 こども・元気健康部 部長 篠澤 眞由美 会長

2 市民総合相談室 室長 大髙 修一

3 保険・年金課 課長 永倉 秀雄

4 協働推進課 課長 桑子 恵美

5 文化・スポーツ振興課 課長 吉村 敏世

6 産業振興課 副参事兼産業振興課長 本橋 直人

7 福祉課 副参事兼福祉課長 宮寺 和美

8 福祉総合支援チーム チームリーダー 嶋村 武彦

9 障がい福祉課 課長 佐藤 学

10 高齢福祉課 副参事兼高齢福祉課長 金子 明

11 子育て支援課 課長 大塚 昌利

12 保育課 副参事兼保育課長 小川 正樹

13 保健センター 所長 金子 学

14 教育委員会学校教育課 課長 榎本 崇

15 教育委員会学校給食課 課長 小林 清

16 教育委員会社会教育課 課長 高崎 直哉

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(仮称)ふじみ野元気・健康プラン

ふじみ野市 保健センター 健康推進係

〒356-8501

埼玉県ふじみ野市福岡1-2-5

(総合センター「フクトピア」内)

電 話:049-264-8292

FAX:049-264-8284