IBM Verse の開発に至る背景を導いたデザイン思考

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日本アイ・ビー・エム株式会社 ソーシャル事業部 第一テクニカルセールス部長 松浦 光 デザイン・イノベーションで よりスマートな働き方へ IBM Verse

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日本アイ・ビー・エム株式会社

ソーシャル事業部 第一テクニカルセールス部長

松浦 光

デザイン・イノベーションでよりスマートな働き方へIBM Verse

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働く環境の変化

• Any time, any where, any devices

– イノベーションによりいつでも、どこでも、どんなデバイスからでも情報にアクセスすることができる

• 働き方と働く選択肢が増えつつある

– 自宅で働くかオフィスに出勤するか、バーチャルな手段でコミュニケーションを取るか直接会うか、働く時間を選べる人も増えつつある

• テクノロジーを選択した新興国の発達で、よりグローバル化が進み時間に追われる人も

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ツールと情報の氾濫

https://youtu.be/P7Tkmva5h88

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オフィス業務における生産性低下の要因

• 平均的な従業員は 1 週間の勤務時間の 28% をE メールに費やしている

• 1日に、1,080 億通のビジネス・メールが発信されている

• 受信するメールのうち、緊急で重要なものは、たったの 14%

1 McKinsey Global Institute - The social economy: Unlocking value and productivity through social technologies、2012 年 7 月、および Susan Felman, Hidden cost of information work: A progress report, International Data Corporation、2009 年 5 月;2 THE RADICATI GROUP, INC. - Email Statistics Report, 2014-2018、2014 年;3 mimecast - The Shape of Email

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デザイン・イノベーション

• コミュニケーションの手段が多岐にわたり、情報量も爆発的に増えつつある

• 特にビジネスにおけるメールへの依存度は高く、改善ではなく抜本的な改革が必要になっている

• ユーザー目線でデザインすることでよりよいユーザー体験

• 『デザイン思考』を取り入れた製品開発– 観察から洞察を得て仮説を作り、プロトタイプを作って、それを検証し、試行錯誤を繰り返して改善を重ねながらモノ(製品/サービス)を創り出す」創造的プロセス

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• ユーザー中心設計(User Centerd Design)進化系

• 4つのプロセス

– Understand, Explore, Prototype, Evaluate

• Hills

– アジャイルの単位

– Who, What, Wowを含む

• Playback

– Hillsの実現を確認

• Sponsor User

– フィードバックをもらう人

IBM Design Thinking

Hills

Sponsor User

Playback

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デザイン思考のアプローチ

仕事をしている「人中心」の考え方が重要

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• 複数のタスク・チームを率いる

– 常時10以上のプロジェクト

– 時間は最も重要な資源

– 待つのが嫌い

– 結果にこだわる

– 合理的な意思決定を好む

• 多くのタスクが同時進行で起きている事把握できない

– どこにいても指示伝達のためメンバーとすぐに連絡

– やるべきことの要約を一覧し重要な事はすぐ詳細を確認

ユーザー像の例

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1日に100通以上を受信するユーザー像で検討

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• ユーザーは、自分の状況に応じて、今、重要な人や情報を提示してほしい

• ユーザーは、いつでも、どこにいても、今すべきことを理解して、すぐに行動したい

• ユーザーは、短時間で必要な情報を入手したい自分が得た重要な情報は、すばやく周知したい

導かれた課題

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製品コンセプト

あなたを理解するメール

すっきりとわかりやすく

個人からチームへ

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製品の特徴

• 高度なアナリティクスと検索機能を搭載

• 重要な人物や探し出したいものを理解し、

自動的に提示

あなたを理解するメール

すっきりと、わかりやすく

個人からチームへ

• 必要なことのみをシンプルに表示

• 今、実行すべき仕事をすぐに確認、

実行に必要なツールが統合

• 重要な情報をメールの中に埋もれさせない

• 周知すべき情報をチーム全体にすぐに共有

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IBM Verse

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https://youtu.be/oaQb-jK7nZQ

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• 年内に全ユーザーを移行

IBM自身も取り組みを進めています

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よりスマートな働き方へ

Design your Future

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ワークショップ、セッション、および資料は、IBMまたはセッション発表者によって準備され、それぞれ独自の見解を反映したものです。それらは情報提供の目的のみで提供されており、いかなる参加者に対しても法律的またはその他の指導や助言を意図したものではなく、またそのような結果を生むものでもありません。本講演資料に含まれている情報については、完全性と正確性を期するよう努力しましたが、「現状のまま」提供され、明示または暗示にかかわらずいかなる保証も伴わないものとします。本講演資料またはその他の資料の使用によって、あるいはその他の関連によって、いかなる損害が生じた場合も、IBMは責任を負わないものとします。 本講演資料に含まれている内容は、IBMまたはそのサプライヤーやライセンス交付者からいかなる保証または表明を引きだすことを意図したものでも、IBMソフトウェアの使用を規定する適用ライセンス契約の条項を変更することを意図したものでもなく、またそのような結果を生むものでもありません。

本講演資料でIBM製品、プログラム、またはサービスに言及していても、IBMが営業活動を行っているすべての国でそれらが使用可能であることを暗示するものではありません。本講演資料で言及している製品リリース日付や製品機能は、市場機会またはその他の要因に基づいてIBM独自の決定権をもっていつでも変更できるものとし、いかなる方法においても将来の製品または機能が使用可能になると確約することを意図したものではありません。本講演資料に含まれている内容は、参加者が開始する活動によって特定の販売、売上高の向上、またはその他の結果が生じると述べる、または暗示することを意図したものでも、またそのような結果を生むものでもありません。パフォーマンスは、管理された環境において標準的なIBMベンチマークを使用した測定と予測に基づいています。ユーザーが経験する実際のスループットやパフォーマンスは、ユーザーのジョブ・ストリームにおけるマルチプログラミングの量、入出力構成、ストレージ構成、および処理されるワークロードなどの考慮事項を含む、数多くの要因に応じて変化します。したがって、個々のユーザーがここで述べられているものと同様の結果を得られると確約するものではありません。

記述されているすべてのお客様事例は、それらのお客様がどのようにIBM製品を使用したか、またそれらのお客様が達成した結果の実例として示されたものです。実際の環境コストおよびパフォーマンス特性は、お客様ごとに異なる場合があります。

IBM、IBM ロゴ、ibm.com、およびスマーター・プラネット・アイコンは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corporationの商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、www.ibm.com/legal/copytrade.shtmlをご覧ください。