応用情報・午後・ストラテジ系を解く(H24秋)

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応用情報技術者試験 午後 ストラテジ系を解く 平成24年度 秋期 M&A戦略 Ver.1.0.120150110日) higher tomorrow

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応用情報技術者試験午後ストラテジ系を解く

平成24年度秋期

M&A戦略

Ver.1.0.1(2015年01月10日)

higher tomorrow

平成24年度秋期午後の問題と解答

•問題• https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2012h24_2/20

12h24a_ap_pm_qs.pdf

•解答(+出題趣旨)• https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2012h24_2/20

12h24a_ap_pm_ans.pdf

•講評• https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/mondai_kaitou_2012h24_2/20

12h24a_ap_pm_cmnt.pdf

目次

•解説編• 設問0. ざっと設問を見る• 設問1. PPM• 設問2. 合併のメリット• 設問2. 合併のデメリット• 設問3. M&Aの手法• 設問3. M&Aなどの事前調査• 設問4. 吸収合併の会計処理

• 企業価値 b• 企業価値 / 交付株式数 c, d• のれん e

•要点カード編• No.001 PPM• No.002 情報分析手法(生産管理)• No.003 情報分析手法(バランススコアカード)• No.004バリューチェーン• No.005 QC7つ道具• No.006 新QC7つ道具• No.007 競争優位とシナジー• No.008 環境分析 / ポジショニング• No.009 M&A• No.010 企業価値の算定• No.011 吸収合併の会計処理

解説編

設問0. ざっと設問をみる

•設問1:[ a ] に入れる分析手法の選択

•設問2:(1) シナジーの具体的事象(30字以内)

•設問2:(2) カニバリゼーションの具体的事象(20字以内)

•設問3:(1) TOBの説明を選択

•設問3:(2) Y社の状況の調査の名称を選択

•設問4:[ b ] ~ [ e ] に入れる数値を計算

X

要点カード No.XXX

要点カード No.XXX

B

A

C

・・・確実に正解したい

・・・できれば正解したい

・・・正解できなくても仕方ない

参照すべき要点カードをココに挙げます

問題の難易度をココに書きます

応用情報技術者試験の午後試験は、時間がタイトです。そこで、事前に設問文に目を通し、以下程度の内容を把握しておくとよいでしょう。

設問1. PPM

•絶対に落としたくない問題• ア. PPM(○)→ 「要点カードNo.001」を参照(とても大事)

• イ. TQM(×)→ 「要点カードNo.002」を参照

• ウ. バランススコアカード(×)→ 「要点カードNo.003」を参照(そこそこ大事)

• エ. バリューチェーン(×)→ 「要点カードNo.004」を参照(とても大事)

• オ. パレート図(×)→ 「要点カードNo.005」を参照(そこそこ大事)

どの事業に投資するかを決めるために、商品や事業の市場における位置づけを分析する手法である [ a ] を使って分析した。

A

要点カード No.004要点カード No.001

要点カード No.002

要点カード No.003

要点カード No.005

設問2. 合併のメリット

• “規模の経済”、“範囲の経済”、“シナジー”については、「要点カードNo.007」を参照

• 経営資源の補完性によるシナジーの具体的な事象→ 流通チャネル

• 範囲の経済性によるシナジーの具体的な事象→ 製品の種類、品揃え※“流通チャネル”以外を解答させたいという意図が感じられる

→ 製品のことに言及するしかない

• 「乳酸菌飲料や健康飲料が加わることによる製品群の充実」(IPAの解答例)

合併した場合の分析では、①規模の経済性、範囲の経済性、経営資源の補完性、財務面などによるシナジーが見込める一方、②カニバリゼーションが起こる懸念があることがわかった。

要点カード No.007

A(1)

設問2. 合併のデメリット

• “カニバリゼーション”については、「要点カードNo.008」を参照“競合”、“奪い合う”、“浸食”、“共喰い”などの言葉が出てくればよい

• お茶の話題に触れることが必須

• よって、カニバリゼーションの具体的な事→ 社内で、お茶が競合する

• 「お茶の販売が社内で競合する。」(IPAの解答例)

合併した場合の分析では、①規模の経済性、範囲の経済性、経営資源の補完性、財務面などによるシナジーが見込める一方、②カニバリゼーションが起こる懸念があることがわかった。

要点カード No.008

(2) Y社の分析・・・最近、新商品を発表したお茶の販売に注力している。

B(2)

設問3. M&Aの手法

•知識問題。ドラマ「ハゲタカ」などを見ていれば、TOBくらいはわかるw

M&A・・・企業の合併・買収のこと

⇒「要点カードNo.009」を参照ア→ MBO(Management Buy Out)→(×)

イ→ 業務提携→(×)

ウ→ TOB(Take Over Bid:公開買付)→(○)

エ→ LBO(Leveraged Buy Out)→(×)

B(1)

要点カード No.009

設問3. M&Aなどの事前調査

• いわゆる“デューディリ(デューデリ)”• 正確には、デューディリジェンス(デューデリジェンス)、DDと略すこともある

• “デューデリ”は、流行りの言葉なので、知っておきたい• ア. 3C分析→ すぐに候補から外したい→ 「要点カードNo.008」参照

• イ. PDPC → 知らなければ外せない→ 「要点カードNo.006」参照

• ウ. 市場調査→ すぐに候補から外したい→ 「要点カードNo.008」参照

• オ. ビジネスインパクト分析→ 知らなければ外せない(BCPとあわせて知っておきたい)• “BCP(事業継続計画)”において、重要な業務が停止した場合に、事業の影響の度合いを分析すること

B

要点カード No.006

Y社を吸収合併することにした。Y社との基本合意後、④詳細な企業情報の入手、既開示データの

信ぴょう性の確認、未開示又は未認識リスクの確認、買収額算定のための基礎情報収集などを行ってY社の状況を調査した。その後、合併契約を締結し、…

要点カード No.008(2)

設問4. 吸収合併の会計処理

• 図1の読み取り• ごちゃごちゃしているので、式の部分だけ順番に抜き出してみると、次のようになる

• けっこう素直な資料

• [ b ]:Y社の純資産法による企業価値• 表1に簿価(B/S)が、表2に時価(公正価値)が記載されている→ どっち?• 図1中に「企業価値は、時価(公正価値)を用いて…」とあるので、表2の時価を使う• 500(資産)-200(負債)=300億円これだけ!

・交付株式数=Y社の発行済株式総数×合併比率・合併比率=Y社の1株当たりの企業価値÷X社の1株当たりの企業価値・企業価値=(純資産法による企業価値+収益還元法による企業価値)÷2・純資産法による企業価値=資産-負債・収益還元法による企業価値=株主資本×平均株主資本利益率÷資本還元率

Ab

設問4. 吸収合併の会計処理

• [ c ]:Y社の収益還元法による企業価値• 「株主資本×平均株主資本利益率÷資本還元率」

• 株主資本は何を使う?→ 図1に「株主資本は、純資産額法による企業価値である。」とある

• 300([ b ] で求めた値)×14%(表2)÷10%(表2)=420億円

• [ d ]:交付株式数• 「Y社の発行済株式総数×合併比率」

• 1,800,000株(表2)×0.8(表3の下)=1,440,000株これだけ!

• しっかり理解したければ、「要点カードNo.010」「要点カードNo.011」を参照

B

要点カード No.010

A

c

d要点カード No.011

設問4. 吸収合併の会計処理

• [ e ]:「のれん」の金額• Y社の企業価値=([c. 300]+[d. 420])÷2=360億円

• なんとなく、60(億円)だけ、つじつまが合わない• しっかり理解したければ、「要点カード No.011」を参照

C

要点カード No.011

e

1,200

500

700

500(時価)

200(時価)

X社のB/S(表1) Y社の時価(表2)

1,700

700

(略)

合併後のX社のB/S(表3)

[ e ]

+ =

企業価値:360

300

要点カード編

PPM大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略

要点カードNo.001

●PPM(Products Portfolio Management)→ 事業や商品の位置づけを決め、経営資源を最適に配置するためのツール

この図は、次のWebページ中のものです。http://shikaku.impress.co.jp/keyword/ppm.htm

PPMの限界• 事業戦略としては、単純化されすぎている。事業分野間の連携は、もっと複雑

• 財務的資源が重視され、質的な評価が軽視されやすい

(具体例)

• 「金のなる木」に投資が必要な場合がある

• 「負け犬」に分類されていても、組織に貢献している場合がある

• 「負け犬」に分類された事業に従事する人のモラール(目標を達成しようとする意欲や態度)が低下する

目標設定及び評価のための情報分析手法(生産管理)大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 3. ビジネス戦略と目標・評価 > (2) ④

要点カードNo.002

●バリューエンジニアリング(VE)

(1) 機能を保ち、コストを小さくする(2) コストを保ち、機能を大きくする(3) コストを大きくし、機能をもっと大きくする(4) 機能を大きくし、コストも小さくする※「機能を小さくし、コストをもっと小さくする」はやらない

●シックスシグマ(6σ)

◆我が国の品質管理の変遷

使用機能

貴重機能・・・

基本機能(一次機能)・・・例.写真をとる

補助機能(二次機能)・・・例.手ぶれを防止する

見栄えをよくする(所有することで満足感を与える)

製品やサービスの価値を、機能とコストの関係で把握し、システム化された手順で、価値の向上を図る手法

価値=コスト

機能

特に重点を置く

語源:「σ・・・正規分布のばらつきの程度」→ 「6σ・・・ミスやエラーの発生確率が100万回あたり3~4回程度」

全社的に高レベルの目標を設定し、ミスやエラーの発生確率をゼロに近づけ、経営全般の質を高める手法。トップダウンで行う

→ MAICというプロセス測定(Measurement)→ 分析(Analysis)→ 改革(Improvement)→ 改革結果定着のための管理(Control)

統計的品質管理(SQC)→ 全社的品質管理(TQC)→ 総合品質管理(TQM)経営の質→ トップダウン製品・サービスのQCD → ボトムアップ

「品質:Q」「コスト:C」「納期:D」

目標設定及び評価のための情報分析手法(バランススコアカード)大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 3. ビジネス戦略と目標・評価 > (2) ①

要点カードNo.003

これらの図は、次のWebページ中のものです。http://kusouken.com/work_2_2.html

●バランススコアカード(BSC)・・・企業のビジョンと戦略を明確にし、トップから従業にまで浸透させる手法

4つの視点を用いることで、バランスがとれた戦略策定が行え、さらに企業活動を評価することができる。

1) 目標の相互関係性を確認しつつ、4つの視点から、目標の設定を行う。

2) 目標達成のための業績評価指標とその基準値を決める。

3) 目標間の相互連鎖を整理し、適切に設定されているか検証

する。上位の目標は、その達成のための手段として、下位の目標が対応していなければならない。

企業経営のスコアカード

バリューチェーン大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 1. 経営戦略手法 > (3) 事業戦略

要点カードNo.004

●バリューチェーン

この図は、次のWebページ中のものです。http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0502/22/news111.html

バリューチェーン企業の活動を、5つの「主活動」と3つ

の「支援活動」に分解する。これら個々の活動単位が、価値を生み出す主体となる。前工程のアウトプットが、後工程のインプットになり、連鎖的に加工が行われる。それぞれの活動にはコストがかかる。バリューチェーン全体が生み出す価値と、このコストとの差が、マージンである。

バリューチェーン分析

企業が行う事業活動を、役割ごとに分解することで、自社のどの部分に強みと弱みがあるか、識別しやすい。

QC7つ道具大分類9:企業と法務 > 中分類22:経営活動 > 2. OR・IE > (7) 品質管理手法

要点カードNo.005

●発生した不良の原因を追究し、その原因を除去することで、工程の改善を図っていく(解析アプローチ)

この図は、次のWebページ中のものです。http://news.mynavi.jp/column/itpass/007/

新QC7つ道具大分類9:企業と法務 > 中分類22:経営活動 > 2. OR・IE > (7) 品質管理手法

要点カードNo.006

●複雑にからみあった要因を予測して、因果関係を整理する(設計的アプローチ)

親和図法(KJ法) 連関図法 系統図法

PDPC法

アローダイヤグラム法

マトリックス図法マトリックスデータ解析法数値データを2次元に展開し、問題の原因をわかりやすくする。

目的・現象と手段・要因の対応関係を整理する(相互の関連の程度を知るなど)。

問題などが生じた場合の対応策を事前に検討しておく。

PERTのこと目的と手段を多段階に展開する因果関係を明確にし、解決すべき問題の原因を探る

親和傾向のあるデータをグループ化し、共通点を導き出したり、新しい発想を考えたりする。

これらの図の一部は、次のWebページのものです。http://www.itec-int.co.jp/isop/Products/sakuzu.html

競争優位性とシナジー大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 1. 経営戦略手法 > (1) 経営戦略

要点カードNo.007

●競争優位性・・・マネのできない強み(競争者に対して築く独自性)

企業の持続的な競争優位性の源泉→ コアコンピタンス(中核能力)

→ 競争優位性を維持するには、容易に模倣できないことが必要である。

コアコンピタンスの3つの要件(1) さまざまな市場へアクセスする可能性を生み出す(2) 最終製品が特定の顧客の利益に重要な貢献をする(3) 競合他社が模倣することが困難である

長期間かけて蓄積されてきた技術、スキル、知的財産などである

●シナジー・・・相乗効果

(1) 販売シナジー→ 販売経路、販売組織、販売促進手法などの利用により生じる(2) 生産シナジー→ 生産設備、技術ノウハウなどの利用により生じる(3) マネジメントシナジー→ 経営管理能力により生じる

範囲の経済・・・複数の事業を展開することによって、それぞれの事業を独立で営むときよりも、より経済的な事業運営が可能になること(販売チャネル、設備、ブランド、知識、ノウハウなどが得られる)

規模の経済・・・生産量が大きいほど、製品の単位当たりのコストが低下する効果のこと(固定費が分散される)

経営戦略→ 競争優位性とシナジーを追究していくこと。

似ている

対比

環境分析 / ポジショニング大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 2.マーケティング > (1) マーケティング理論

要点カードNo.008

マーケティング戦略

環境分析

セグメンテーション

ターゲティング

ポジショニング

マーケティングミックス

自社の経営資源(ヒト、モノ、カネなど)

競合分析(Competitor)

顧客分析(Customer)

自社分析(Company)

顧客や消費者

競合他社の動向、経営資源

◆3C分析

市場を細分化する

狙いとするセグメントを選択する

消費者の中における位置づけを決める

・競合製品との対比

・自社の製品ラインでの位置づけ→ カニバリゼーション(共食い)を起こさないように注意する。

知覚マップ

2軸を選び、知覚マップを作成する

◆マーケティングリサーチ(市場調査)

・データの収集方法→ 質問法、観察法、実験法

・データの分析→ サンプリング(有意抽出、無作為抽出など)など

・データの種類 ・1次データ・・・新たに収集されたオリジナルのデータ・2次データ・・・既存のデータ(公開されている資料などから抽出)

M&A大分類8:経営戦略 > 中分類19:経営戦略マネジメント > 1. 経営戦略手法 > (2) 全社戦略

要点カードNo.009

●経営権の移転の伴うM&A(Mergers & Acquisitions)

• 合併吸収合併新設合併

• 買収株式買収

• 既存株主から• 株式交換

資産買収• 事業譲渡

TOB(Take Over Bid)• 特定企業の支配権の取得又は拡大を目的として、一定期間内に一定の価格で買い取ることを公示して、大量の株式を取得すること

MBO(Management Buy Out)• 企業内部で経営に携わっている経営者が、企業の所有者から株式などを買い取り、経営権を取得すること

• MBI(Management Buy In)• 経営者が社外の第三者(マネジメントチームなど)に株式を買い取らせ、経営を引き継いでもらうこと

LBO(Leveraged Buy Out)• 買収対象企業の資産又は将来キャッシュフローを担保に資金を調達して買収すること

EBO(Employee Buy Out)• 企業の従業員が事業を買収したり、経営権を取得すること

敵対的M&A他の企業の経営陣の意思に反し、株主の同意を得たM&A⇒防止策

ポイズンピル買収者以外の株主に新株が発行される

クラウンジュエル魅力的な事業を譲渡するなどし、買収者の意欲をそぐ

ゴールデンパラシュート解任される取締役に多額の退職金を支払うように決めておく

ホワイトナイト友好的な企業や投資家に買収をしてもらう

友好的M&A他の企業の経営陣の同意を得たM&A

企業価値の算定大分類9:企業と法務 > 中分類22:企業活動 > 3. 会計・財務

要点カードNo.010

■平成24年度秋期応用情報技術者試験午後試験問2 を題材として●収益還元価値法

諸資産(時価)1,400

諸負債(時価)

600

×15% →

株主資本(800)

諸資産(時価)1,400

諸負債(時価)

600

X社の資産と負債(表2)

株主資本(800)

利益

120 ÷10% →企業価値

1,200

●純資産法

X社の資産と負債(表2)

→企業価値

800

株主資本利益率

資本還元率

●折衷法2つ以上の方法を選択し、それらの平均値とする方法

●株価基準法=1株当たりの時価×発行済株式数 → すべての株式を購入でき、会社を自分のモノにできる金額

●DCF法=予想将来獲得キャッシュフローの現在価値

左図の例では、(1,200+800)÷2=1,000

同業他社は、120の利益をあげるのに、1,200の資本が必要→ 収益力がある分800に上乗せて評価する

同種企業平均

吸収合併の会計処理大分類9:企業と法務 > 中分類22:企業活動 > 3. 会計・財務

要点カードNo.011

■平成24年度秋期応用情報技術者試験午後試験問2 を題材として

●合併比率(交換比率)の算定400万株

X社株主

180万株

Y社株主

X社 Y社

●吸収合併

吸収

X社株式144万株

X社株主へ

●会計処理→ パーチェス法

・X社は360億円分の新株を交付した→ 株主資本が360億円増える・一方で、Y社の諸資産500億円、諸負債200億円を受け取った

→ これらの差額を「のれん」として計上する・300億円のY社を360億円で買ったのは、Y社に300億円以上の価値(販売力や技術力など)があったから・この「目に見えない何かいいもの」が「のれん(無形固定資産)」

1,200+500

500+200

700+360

X社のB/S

60

1,000億円

400万株

X社(存続会社)

360億円

180万株

Y社(消滅会社)

企業の価値

発行済株式数

1株あたりの価値

合併比率

25,000円

1

20,000円

0.8

1株の価値が、「1:0.8」であるということ