GMOクラウド 導入事例 · GMOクラウド株式会社 〒150-8512...

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お問い合わせ窓口 平日10時~18時 0120-312-614 altus.gmocloud.com GMOクラウド ALTUS GMOクラウド Private 03-6415-7075 平日10時~18時 private-c.gmocloud.com クラウドVPS byGMO vps.gmocloud.com GMOクラウド レンタルサーバー 03-4233-1171 平日10時~18時 shared.gmocloud.com GMOクラウド 専用サーバー 0120-570-195 平日10時~18時 private.gmocloud.com GMOクラウド ハウジングサービス 03-6415-7075 平日10時~18時 housing.gmocloud.com WADAX 専用サーバー 0120-504-746 平日9時~22時 / 土日祝9時~18時 www.wadax.ne.jp 東京本社 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー10階 大阪支社 〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町3番1号 グランフロント大阪タワーB23階 下関支社 〒750-0016 山口県下関市細江町1-2-10 エストラスト第2ビル3階 GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社 D200930E0 ※本カタログの内容は2020年9月現在のものです。 GMOクラウド 導入事例

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お問い合わせ窓口

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GMOクラウド ALTUS

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下関支社〒750-0016 山口県下関市細江町1-2-10 エストラスト第2ビル3階

GMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社

D200930E0※本カタログの内容は2020年9月現在のものです。

GMOクラウド 導入事例

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弊社が運営する『GMOクラウド』では、ホスティングからクラウドまで幅広いサービスラインナップ。11万件を超えるお客さまのITインフラを支えています。

GMOクラウド 導入事例カタログ 目次

GMOクラウド レンタルサーバー

GMOクラウド ハウジングサービス

株式会社オークファン さま19

聖徳学園中学・高等学校 さま18

GMOクラウド ALTUS

株式会社アローズ さま04

株式会社アルタミラピクチャーズ さま06

株式会社ウェブチップス さま08

株式会社イエス ウィ キャン さま10

緑屋電気株式会社 さま12

GMOクラウド Private

アルパイン株式会社 さま14

株式会社J-WAVE さま16

弊社は1996年にホスティングサービスを開始して以来、

11万件を超えるお客さまにご利用いただいております。

スモールスタートから大規模システム構築まで、お客さまのご利用目的に合わせてサービスをお選びいただけます。

実際にサービスを導入いただいた事例の一部をご紹介いたします。

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-はじめに、松原さまのプロフィールを教えてください。

松原さま 専門学校で2年間Webプログラミングを学んでから同校を卒業後、「ゲームを作りたい」という思いからゲーム開発会社に就職しました。ただ、その会社に入社してから1年が経ったころ、システム開発部門へ異動。この頃は、COBOLからJavaへの変革期でもあり、金融システムなど旧システムから新システムへの移行に携わりました。それから1年が経過したころにはゲーム開発部門へと戻りフィーチャーフォンアプリの開発を進めながら、コンシューマー向けゲームソフトの開発にも携わってきました。

その後はWeb開発会社へと転職し、サーバーサイドエンジニアとして働きながらソーシャルゲームアプリの開発に関わりました。私自身、学生時代から起業を考えていたため、起業後のことを念頭に置きながらWebのことをしっかり学んでいったのです。さらに1年が経過してからフリーランスのエンジニアとして活動後、もっと制約に捕らわれない、作りたいアプリケーションを作る環境をと考え、27歳のときに株式会社アローズを立ち上げたわけです。

ー御社の主な事業内容についてもご説明いただけますか?

松原さま 現在5期目に入った当社は、クライアント企業のシステムに対してプログラミングを組んで納品するところまでをメインの業務としています。それに付随して、お客さまのサーバー管理・運用も引き受けています。強みとしては、企業内で使うツールや、ECサイトを運営している企業の在庫管理システムなど、BtoB向けのシステム開発に特化していること。業務フローやエンドユーザーの利用用途を実際にユーザーからヒアリングし、使いやすいUI開発を目指していくのが当社のこだわり

となっています。

ーGMOクラウド ALTUS Basicシリーズを利用するようになったきっかけはなんでしょうか?

松原さま 以前は、他社のレンタルサーバーを利用していました。しかし、レンタルサーバーでは高負荷に耐えきれずアクセスがパンクしそうになったことから、レンタルサーバーの限界を実感。クラウドサーバーへの移行を検討しはじめました。そこで候補に挙がったのが、GMOクラウドのクラウドサーバーです。

ー高負荷構成が組めることが導入の理由ですか?

松原さま それもあります。しかしそれだけでなく、通信量の従量課金が無いところが導入した一番の決め手ですね。当社がシステム開発やサーバーの管理・運用を受託しているお客さまの中に、月間1000万PVを持つバイラルメディアサイトがあります。もし通信量による従量課金がある場合、このくらいの規模になるとコストも膨大にかかってしまいます。そのため、従量課金が無いという点についてはとてもメリットを感じました。

件のバイラルメディアサイトは、他社クラウドサーバーから「GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ」へと移行したところ、サーバーコストを最大1/5まで下げることができました。

ー「GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ」で評価されている点を教えてください。

松原さま 管理画面の使いやすさは大変評価しています。そのため、今後も「GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ」を使い続けていこうと考え、2015年3月にはGMOクラウドとパートナー契約を結びました。

ーGMOクラウドのサポート体制についてはいかがでしょうか?

松原さま 「GMOクラウド Public」から「GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ」に移行するとき、一度GMOクラウド側でトラブルが発生したことがあります。しかしそのとき考えたのは、トラブルがまったく発生しないサービスは無いということ。大事なのは、トラブル自体の内容よりもトラブル後にどのように対応してくれるかです。その点ではGMOクラウド側から明確な状況説明をしていただいたことで大変満足しています。そのときの対応が満足いかないものだったら他社サービスに乗り換えたかもしれませんが、そこはGMOクラウドの営業努力のたまものだと感じています。

ー今後、GMOクラウドに期待することなどがあればお聞かせください。

松原さま 私自身、サーバーサイドエンジニアとしてサーバーに長く関わってきたことから、「GMOクラウド ALTUS」の管理画面は使いやすいと感じています。しかしサーバーへのリテラシーが低い人にとっては少し難しく感じるかもしれません。そこで管理画面でわからない事があったときには、それをすぐ調べられるようなチュートリアル画面があったら、ゲームのように取っ付きやすくなると思います。

また個人的に思うのは、「GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ」の安定性や機能などを突き詰めてほしいことですね。もちろん通信量による従量課金がないまま、さらにスペックを上げ、通信帯域もさらに広げたサービスへしていけたなら、他社と比べて、ずば抜けたサービスとなっていくのではないでしょうか。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2017年1月に行いました。

株式会社アローズ代表取締役松原 俊介さま

株式会社アローズさまは、設立から5期目を迎えたWebシステム開発企業です。BtoB向けのシステム開発を中心に手がけている同社では、高負荷がかかるWebサイト構築も手がけています。今回は、株式会社アローズの代表取締役 松原 俊介さまに、GMOクラウド ALTUS Basicシリーズを採用した経緯や使い勝手などについてお伺いしました。

お客さま会社名

住所

Webサイト

株式会社アローズ

〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通2-13-10 聯合ビル602

事業内容

◆ お客さまプロフィール

業種

キーワード

ご利用サービスWebシステムの開発 GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ パートナー セールスパートナー

コストカット / 作業時間の短縮

https://arouse-inc.jp

◆ 主な商材紹介

Webコンテンツ開発/スマートフォンアプリ開発/ソーシャルコンテンツ開発https://arouse-inc.jp

アローズはWebコンテンツ開発/スマートフォンアプリ開発/ソーシャルコンテンツ開発を事業の主軸とし、受託を中心として「企画」「開発」「運営」「保守」を行っています。今後は受託だけでなく、自社で開発した自社サービスを展開し、それを収益源にしていこうと考えています。

Webコンテンツ開発/スマートフォンアプリ開発/ソーシャルコンテンツ開発事業

クラウド導入による効果

● レンタルサーバーと比較した高負荷への耐性の向上● 他社クラウドサーバーと比較して最大1/5までコストカットを実現● トラブル発生時における対応のスムーズさ

Webシステムの開発

通信量による従量課金が無いことで、クライアント企業のサーバーコストを最大1/5まで圧縮することができました

株式会社アローズ さまGMOクラウド ALTUS

高負荷にも耐えうるWebサイトの構築を実現

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-はじめに、御社の主な事業内容について、ご説明いただけますか?

堀田さま 弊社は、映画プロデューサである桝井省志に、映画監督である周防正行、磯村一路、芸能事務所の社長である小形雄二の4人が集まって立ち上げた映画製作プロダクションです。会社立ち上げ後は、周防正行監督の『Sha l l we ダンス?』、磯村一路監督の『がんばっていきまっしょい』、矢口史靖監督の『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』といった映画がヒットをしたのをはじめ、『それでもボクはやってない』『舞妓はレディ』『ロボジー』といったヒットタイトルを生み出してきました。同時に、アルタミラミュージックというグループ会社も擁しており、自社映画のサントラ盤CDなども制作・販売しています。

ー御社のサーバーにクラウド基盤を採用したのはなぜでしょうか?

堀田さま 弊社は映画の企画・製作・配給・宣伝を主な事業とする会社です。そのためサーバーを使用する主な用途は、映画作品のデータをサーバーに置いて皆さまに観てもらうといったシンプルなものでした。このような理由から、以前使用していたサーバーでも大きな不満はありませんでした。

ただ、WEBサイトで新しい試みを行うため、WordPressの最新バージョンを利用したいと考えた際に、以前使っていた専用サーバーでは、OSのバージョンが古く新しいバージョンのPHP(WordPress)に対応していないという問題が起こりました。OSのバージョンを新しくするとともに、PHPなどの環境を整える必要があることをGMOクラウドに相談したところ、GMOクラウド ALTUSなら条件を満たしていると聞いたのです。

今後のことを考えたとき、ALTUSのようなクラウドサーバーなら柔軟にスケールアップができる点や、大幅なコスト削減ができるメリットにも魅力を感じました。

ーどのような基準でGMOクラウドをお選びいただきましたか?

堀田さま 弊社は映画製作を主要事業としていますので、専任のシステム担当者がいません。私一人が、WEBサイトやポスターのデザインなど他の業務と兼任しながらサーバーの運用を行っています。このような理由から、できるだけサーバーの移行作業に手間がかからないことが重要でした。その点では、ALTUSの「CMSパッケージ」という、本来自分で行う必要のあったサービスの導入や移行作業を代行してくれるサービスを利用して、分からないことは手取り足取りサポートをしていただいたことで、問題なくスムーズに移行できました。

また、システム専任者がいないことから頻繁な移行作業が発生することは避けなければなりません。そこで、いったんサーバーを移行した後は長いスパンで使えるサーバーを望んでいました。そこが専用サーバーや共用サーバーではなく、クラウドサーバーであるGMOクラウド ALTUS Basicシリーズを採用したポイントでもあります。

もう一点付け加えると、GMOクラウド ALTUS Basicシリーズにはサーバー管理ツールPleskが標準搭載していることも採用選定の基準になりました。私自身、サーバー運用に詳しいわけではないのでコマンド作業まで対応できません。そこでサーバーには管理ツールが付いていることが必須でした。その点、Pleskならコマンドいらずで、WordPressも含めて簡単に使うことができます。以前使用していたサーバーでもPleskを使っていましたので、サーバーを移行した後の使いやすさも併せて考慮しました。

ーGMOクラウドを採用されてから、どのような効果がありましたか?

堀田さま 大きな効果としてはコストメリットですね。月単位では3万~4万円程度コストを抑えることができましたので、年間では40万円以上のコストメリットが発生

することになります。弊社は映画製作が主要業務ですので、ただ「新しい機能が使えるから」だけでは経営層にサーバー移行の必要性に対する理解が得られません。その点でコストメリットを訴求することで、スムーズに移行を進めることができたといえます。

それ以外の効果としては、サーバーを移行する前よりもサポートへ問い合わせる回数が減ったことが挙げられます。サーバーをGMOクラウド ALTUS Basicシリーズに移行してからはまったく問い合わせをしていませんので、サーバーの安定性が向上していると感じています。

-最後に、今後の展望などがあれば教えてください。

堀田さま 現在弊社には「ALTAMIRA SHOP」というWEBサイトがあり、映画パンフレットやサントラ盤CDなどを販売しています。ただ、それは自社とは別のサイトを使って運営していて、デザイン的にも一新したいと考えています。このサイトを自社WEBサイトに統合するために、GMOクラウド ALTUS BasicシリーズでECサイト機能も利用していきたいと考えています。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2016年10月に行いました。

株式会社アルタミラピクチャーズ堀田 弘明さま

株式会社アルタミラピクチャーズさまは、周防正行監督作品『Shall we ダンス?』や磯村一路監督『がんばっていきまっしょい』、矢口史靖監督の『ウォーターボーイズ』などのメジャーなヒットタイトルをはじめ、ドキュメンタリー映画『タカダワタル的』、『ザ・ゴールデン・カップス ワンモアタイム』などを製作している映画製作プロダクションです。今回は同社の制作部・助監督・デザイナーとして活躍し、Webサイトなどのシステムも担当されている堀田 弘明さまに、GMOクラウドを採用した経緯などについてお話を伺いました。

お客さま会社名

住所

Webサイト

株式会社アルタミラピクチャーズ

東京都渋谷区宇田川町12-3

映画の企画・製作・配給・宣伝事業事業内容

◆ お客さまプロフィール

業種

キーワード

クラウド導入による効果

ご利用サービス映画の企画・製作・配給・宣伝事業 GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ

Plesk / CMS / サーバー移行 / コストカット

● CMSパッケージ※ の導入によるスムーズな移行を実現● サーバー管理ツールPlesk標準搭載により、簡単に高い操作性を獲得●  安定性が増して問い合わせが減ったことから、WEBサイトやデザインなど他の業務への注力が可能に※ CMSパッケージとは、お客さまに代わりWordPressやEC-CUBEなどのCMSの導入・運用・監視を行うALTUSのオプションです。

http://altamira.jp/

◆ 主な商材紹介

映画『サバイバルファミリー』公式サイトhttp://altamira.jp/

アルタミラピクチャーズでは、『ロボジー』や『舞妓はレディ』などのメジャーな映画作品の制作を行いつつ、音楽ドキュメンタリー映画に代表されるツウ好みの変わった映画作品も手がけています。皆さまにもメジャーな映画からツウ好みの小規模な映画まで、分け隔てなく観ていただきたいと考えています。

来る2017年2月11日には、弊社が企画・制作を手がけた矢口史靖監督の映画『サバイバルファミリー』の公開を予定しています。日本映画としては大がかりなロケを敢行していますので、楽しみにしていてください。

映画の企画・製作・配給・宣伝事業

クラウド移行によるコスト削減で、サーバー移行に対する経営層の理解も獲得

株式会社アルタミラピクチャーズ さまGMOクラウド ALTUS

主軸事業への影響を与えない、クラウドへのスムーズな移行を実現

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-はじめに、御社の主な事業内容について、ご説明いただけますか?

野原さま 当社では、オープンソースソフトウェア(OSS)「SHIRASAGI(シラサギ)」を自社開発し、クラウドサービスの提供や運用サポートを行っています。私はもともと、前職で徳島県庁と共同開発したOSS「Joruri(ジョールリ)」シリーズの開発に携わっていたのですが、より使い勝手の良いWebアプリケーションの開発を目指し、Joru r iの主要開発メンバーたちと2013年9月に株式会社ウェブチップスを起ち上げました。そして2014年5月には、シラサギを公開。2014年10月には小規模自治体に採用されたのを皮切りに、現在ではいくつもの導入先を数えるようになっています。

ーどのような基準でGMOクラウドをお選びいただきましたか?

野原さま シラサギは、Ruby、Ruby on Rails、MongoDBで動作する中・大規模サイト向けCMSで、自治体、官公庁などの中・大規模組織での利用に非常に適しています。そこでサーバーを決める際も、自治体などを念頭においてクラウドサーバーを検討しました。まず前提として国内にデータセンターがあることが必要で、また自治体では運用コストが月ごとに変動してはいけません。そう考えていったときに、コストが比較的安価であり、サーバー負荷に応じて自動的にクラウドサーバーの台数を増減させるオートスケーリング機能を持つGMOクラウドがターゲットとなったわけです。

ー御社のシラサギクラウドサービスは、自治体を中心に導入が進んでいるのですね。

野原さま シラサギは、徳島県庁のサブサイトをはじめ日本全国の自治体や大学などに採用され始めています。決して自治体だけに限定しているわけではありませんが、自治体が重視するBCPの観点から考えると、災害時にアクセスが集中してもコストや回線が安定しているサービスであることは重要です。その点からもGMOクラウドのクラウドサーバーを利用したサービスは自治体に適していると思います。

ー実際にGMOクラウドを採用された後、どのような効果がありましたか?

野原さま 当社ではOSSクラウドサービスを起ち上げた2014年5月から今に至るまで、シラサギを「GMOクラウド ALTUS(アルタス)」上で稼働しています。ただし、災害時などのBCP対策を考慮し、バックアップとしては他社のクラウドサービスを使用しています。

基本的には導入する案件ごとにクラウドサーバーを選定していますが、サービス起ち上げ当初から「GMOクラウドPublicシリーズ」を利用しており、2015年2月からは「GMOクラウド ALTUS(アルタス)Basicシリーズ」の利用へと移行しています。

お客さまから見た導入効果としては、オンプレミス(自社運用)によるサーバー運用と比較してコストを大きく下げられたことはもちろん、クラウドサーバーを使うことで災害時にもすぐ復旧できることが挙げられます。

このような安心感やコスト削減効果をGMOクラウドのクラウドサービスによって提供できており、お客さまからも大変喜ばれています。またインフラコストが下がったことで、「コンテンツに対してコストをかけられるようになりました」というお客さまからの声もあります。

-今後の展望やGMOクラウドに期待することなどをお聞かせください。

野原さま 自治体を中心として運用しているクラウドサービスは、BCPの観点が欠かせません。とくに四国地方は南海トラフの近くに位置しており、南海地震が起こっ

たときには大規模災害が発生することも予想されています。ですので、現在は東京だけにあるGMOクラウドのデータセンターのリージョン(範囲)を拡大してほしいですね。そうすれば、今は他社のクラウドサービスを利用しているバックアップサーバーもGMOクラウドへ一本化できると思います。

また当社のシラサギクラウドサービスには、近々CMSだけでなくグループウェアとSNSの機能も追加されることが決まっています。すでにある病院へのグループウェア導入が決まっているほか、徳島県の防災SNSとして利用されることも決定しています。GMOクラウド ALTUS(アルタス)のオートスケーリング機能とシラサギが持つマルチテナント機能がうまくコラボレーションしていけるのではないでしょうか。

さらに、シラサギの管理画面は多言語対応できる設計となっていますので、今後は企業のグローバルサイトなどへの展開も検討していきたいと考えています。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。本インタビューは、2015年11月に行いました。

代表取締役社長CEO野原 直一さま

株式会社ウェブチップスさまは、オープンソースソフトウェア「SHIRASAGI(シラサギ)」を自社独自で開発している企業です。2014年にオープンソースCMS「シラサギ」をクラウドサービスとしても公開しており、GMOクラウドのALTUS(アルタス)シリーズが稼働しています。今回は、株式会社ウェブチップスの代表取締役 野原 直一さまに、GMOクラウドを採用した経緯やその導入メリットなどをお伺いしました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

株式会社ウェブチップス

〒770-0865 徳島県徳島市南末広町4-53 エコービル4階

1.オープンソースソフトウェア開発事業2.オープンソースソフトウェアを使ったクラウドサービス事業3.オープンソースソフトウェアを使った導入・カスタマイズ事業4.オープンソースソフトウェアのサポート事業

事業内容

◆ お客さまプロフィール

業種

キーワード

クラウド導入による効果

ご利用サービスオープンソースソフトウェアの開発・運用 GMOクラウド ALTUS Basicシリーズ、GMOクラウド Public パートナー セールスパートナー

コストカット / スケールアップ / BCP対策

● BCP対策が必須となる自治体に対して、クラウドサーバーによる災害時の安心感を提供。● オンプレミスからクラウドへの移行でお客さまのコスト削減を実現。● 月単位に予算の変動ができない自治体に対して、オートスケーリング機能によりコストの安定化に寄与。

http://www.web-tips.co.jp/

◆ 主な商材紹介

SHIRASAGI公式サイトhttp://www.ss-proj.org/

Ruby、Ruby on Rails、MongoDBで動作する中・大規模サイト向けCMS「SHIRASAGI(シラサギ)」は、CMSだけでなく、グループウェア、SNSなど幅広いWebアプリケーションの開発に柔軟に対応するオープンソースソフトウェアです。MITライセンスのもと、オープンソースとして公開しており、誰でも無償で利用できます。2015年4月に公開された徳島県オープンデータポータルサイトの機能を、同年5月にシラサギのプラグインとしてオープンソース公開しており、自治体の方は無償で本格的なオープンデータシステムを利用することができます。また、同年11月には徳島県の安否確認メール配信システムをシラサギで構築、公開しており、2016年に安否確認メール配信プラグインとして公開予定です。このように受託開発で作成した機能を、汎用的な仕様に落とし込みシラサギに実装することで、常にシラサギは成長し続けています。

オープンソースソフトウェアの開発・運用

コストが安定し、BCP対策にもなるクラウドサーバーは中・大規模サイトを運営するお客さまの特性に合致しました

株式会社ウェブチップス さまGMOクラウド ALTUS

オートスケーリング機能を持つGMOクラウドは自治体を中心に展開しているサービスに最適

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-株式会社イエス ウィ キャンさまの主な事業内容について説明していただけますか?

増冨さま 当社は、ファイルメーカーを利用したシステム開発・構築・改良・バージョンアップやファイルメーカーのボリュームライセンスの販売、およびパッケージ開発を行っています。ファイルメーカーで開発され従来とは一味違う「Yes!シリーズ」、「交通費精算システム」等のパッケージソフトなど、最適な費用で業務の効率化をサポートしてきました。

ファイルメーカーの販売店ネットワークである「FileMaker Business Alliance(FBA)」の中で、当社は、FBA Platinumとして評価されています。2012年、2013年のライセンスアワードでは、ノースアジアNo.1の表彰を受けました。最近ではiPad/iPhone/Androidなどタブレット端末を利用した開発案件も増えてきています。そこで、FileMakerに特化したホスティングサービス「YFMcloud」をリリースしました。そのプラットフォームとしては、GMOクラウド ALTUS Isolateシリーズを採用しています。

ーGMOクラウド ALTUS(アルタス)Isolateシリーズには、どのような印象をお持ちでしたか?

増冨さま クラウドサーバーについては、ALTUS Isolateシリーズがリリースされる前のGMOクラウド Publicから検討を開始していました。GMOクラウド以外では、アマゾンのAWSとマイクロソフトのAzure、その他にさくらインターネットやニフティ、ビットアイルやカゴヤ・ジャパンなど幅広く検討しました。その時に、GMOクラウドでALTUSという新しいクラウドサービスが始まるという情報を得て、まずはセミナーに参加してみようということになったのです。

プライベートクラウド並みの高セキュアな環境を実現でき、しかもVPNなどが標準機能であるALTUS Isolateシリーズが、他のクラウドベンダーとの比較で目を引きました。そこで、ALTUS Isolateシリーズを軸にして構築したらどうなるかということで検討を進

めていくことにしたのです。他のクラウドベンダーでは、ほぼVPNが標準機能であることを前面に出したクラウドサービスはありませんでした。当社が目指していた柔軟性のあるネットワークを構築するために必要な、ルーターが立てられるパブリック系のクラウドサービスはほとんどなかったと思います。

もちろん、AWSやAzureなど、ルーターを自前で用意して組むタイプもありましたが、あまり技術的な知識がないクライアント企業の窓口担当者にはわかりにくく、二の足を踏んでしまうものでした。お客さま目線で見た時に、私たちが求めていた機能を提供することがわかりやすく謳われていたALTUS Isolateシリーズは、クライアント企業にも高い評価を得ています。

ファイルメーカーというデータベースアプリケーションによるネットワークを構築する上で、クライアント企業側のニーズは、企業秘密的な情報を保全するセキュリティです。中には、有人監視などの物理的なセキュリティを求めるお客さまもいますね。GMOクラウドからは、データセンターに関する資料なども提供してもらったので、クライアントからの物理セキュリティやファシリティの要望をクリアすることができました。このような多面的評価をしていく中で、最終的にALTUS Isolateシリーズを採用することにしました。

ー実際にGMOクラウド ALTUS(アルタス) Isolateシリーズを採用された後、どのような効果がありましたか?

増冨さま 見えないコストが削減できました。クラウドサービスを導入する前は、クライアントのオンプレミスサーバーの保守運用管理を受託していたのですが、サーバーが壊れた時には、担当者が駆けつけて修理をします。これでは業務負担も大きいし、時間もかかってしまいます。クラウドサービスではこういった管理をブラウザで一括して行うことができます。そのため、少ない人数で多くのサーバーを管理できるようになりました。

新規案件でシステム構築の時間も短縮されました。ALTUS Isolateシリーズを導入する

までは、大体ご発注いただいてからサーバーを購入し、それが納品されてから弊社の中でエージングテストや構築、クライアントへ納品という流れになるため、一カ月前後はかかっていました。ALTUS Isolateシリーズは、ご発注いただいてから、1営業日でお客さまに提供できます。構築自体は約3時間でサーバーが立つところまでいけますね。ALTUSポータルやALTUSコンソールなどの管理画面も、見やすくて使いやすい上に、起動もスムーズなのがいいです。

ー今後の展望やGMOクラウドに期待することなどがあれば聞かせてください。

増冨さま あるお客さまで、西日本側にリージョンがあるクラウドベンダーを選択されたケースがありました。現在GMOクラウドは東京だけですが、将来的にはリージョンを拡大して、西日本側も選択できるようになると嬉しいですね。実務的な面では、仮想ルーターの状態、監視やログ等を確認できる機能を付加して欲しいです。このような機能があれば、より安心してお客さまへ提供できますからね。

ファイルメーカーは、システム部が主導で全社的に導入しようというよりは、事業部単位やワークグループ単位で試験的に使ってみてというスタートのパターンが多いのです。ですから技術者目線で機能をいろいろと付加できそうなクラウドサービスよりも、わかりやすく機能やサービスを謳っているほうが、当社の営業もお客さまにお勧めしやすいようです。そのようなGMOクラウドのスタンスを、今後も守ってほしいですね。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2015年10月に行いました。

システムアドミニストレーター部部長 増冨 由到さま

株式会社イエス ウィ キャンさまは、1996年から一貫してFileMakerのソリューション開発に携わってこられました。最近ではiPad/iPhone/Androidなどタブレット端末を利用した開発案件にも業務範囲を拡大されています。今回は、株式会社イエス ウィ キャン システムアドミニストレーター部 部長 増冨由到さまに、GMOクラウド ALTUS Isolateシリーズを採用した経緯などについてお話を伺いました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

株式会社イエス ウィ キャン

〒107-0062 東京都港区南青山5-4-35

1.ファイルメーカーシステムソリューション事業2.パッケージソフト販売事業3.ホスティング事業

事業内容

◆ お客さまプロフィール

http://ywc.com/

業種

キーワード

クラウド導入による効果

ご利用サービスシステムインテグレーター GMOクラウド ALTUS Isolateシリーズ パートナー セールスパートナー

コストカット / 作業時間の短縮 / VPN

● オンプレミスの運用に対し、ブラウザによる一括管理で人的リソース等、見えないコストの削減。● システム構築の時間が1カ月から1営業日に短縮。●  パブリッククラウドでありながら、プライベートクラウド並みの高セキュアな環境を実現。

◆ 主な商材紹介

FileMaker ソリューション開発http://ywc.com/biz/fm.html#filemaker1http://www.smart-dev.jp/

FileMaker プラットフォームを利用することにより、クライアント環境に左右されないソリューションの開発を行っています。FileMaker についてのさまざまなお悩みやご相談を承ります。ファイルメーカー社から正式に認定されたFBA(FileMaker Business Alliance)メンバーであり、日本で5社しかないPlatinumの称号をいただいています。

YFMcloudhttp://ywc.com/biz/yfm_cloud.htmlFileMaker Serverの構築から運用までを弊社にお任せいただき安心・安全にご利用いただくことができるFileMaker Server クラウドサービス。サーバーの構築運用管理をおまかせいただき、FileMaker ソリューションの開発・利用に専念できる環境をご提供します。ファイルメーカー社から正式に認定されているフィルメーカーのホスティングパートナーでもあります。

システムインテグレーター

お客さま目線で見た時に、必要な機能が揃っており、クライアント企業に高い評価を得ています

株式会社イエス ウィ キャン さまGMOクラウド ALTUS

クラウドサービスのALTUS Isolateシリーズで、受注から最短1日でサービス提供を実現

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-はじめに、御社の主な事業内容、そして「もじでぱ」をはじめとするIT関連事業について、ご説明いただけますか?

西さま 当社は1946年創業のエレクトロニクス専門の商社です。半導体、制御機器、計測器、化成品、社会インフラ商材など手掛け、時代の変化や技術の進歩に合わせて会社も変化してきました。中でも10年ほど前から始めたシステム開発、ソフトウェア事業は今後も重要な事業になっていくと思います。2011年に始めた「もじでぱ」は一般のブログユーザ向けに、文字を変更したり、文字に動きをつけたりすることができるWebサービスです。他にもECサイトのシステム構築などを始め、業務用システムの受託開発から、システムの運用保守まで手掛けています。

ーGMOクラウドのサービスでは、以前は「Private」をご利用いただき、現在は「ALTUS Isolateシリーズ」を導入されています。その移行の経緯をお聞かせください。

向井さま 当初はハウジングサービスを利用していたのですが、将来的にはインフラ増設時の手間も時間も大幅に削減できるクラウドサービスが必須だと考えたのです。ハウジングサービスでは増設時のコストや手間暇が大きいですし、時間もかかります。そこをクラウドサービスに切り替えれば、時間はかからないし、コストパフォーマンスも期待できます。さまざまなサービスを比較していたのですが、わかりやすい説明やコストメリット、当社の事業をよく理解していただいていたGMOクラウドに移行を決めました。

「Private」はクライアントのサービスを預かっているもの、セキュリティが求められるものに活用し、「Public」は自社のサービスやテストに使用していました。ところが、「もじでぱ」の利用者数が増えるにつれて、さらに高パフォーマンスのサーバーが欲しいと感じるようになってきたのです。また「Public」、「Private」の二つのサービスを切り分けることによる繁雑さも大きくなってきました。そこで、一括で管理できる「ALTUS Isolateシリーズ」に移行したのです。いまはまだ、一部で「Public」も活用していますが、将来的には「ALTUS Isolateシリーズ」に完全移行したいと思っています。全て「ALTUS Isolateシリーズ」に移行すれば、相当のコストパフォーマンスが期待できます。

ーサービス移行による効果にはどのようなものがあるでしょうか?

西さま 当社が請けおう案件も変化してきており、「Private」のリソースを満足に使いきれていない感覚がありました。また、さきほど話に出た「Public」から更にパフォーマンスが向上した、「ALTUS Isolateシリーズ」は魅力的でした。リソースを自由に変動させたくても、クライアントに提供するサービスに影響が出てはいけません。安定させたままリソースを自由に変更できるようにしたかったのです。

更にいえば、目に見えないコストも大幅に削減されたのです。「Private」ならば1時間ほどかかっていた作業が、「ALTUS Isolateシリーズ」なら10分で済むというケースも珍しくありません。新しく仮想サーバーを増設したり、テストサーバーを立てたりする時の作業時間が大幅に削減されたのです。管理コンソールからの作業が非常にわかりやすく、GUIも安定している。見積書には出ないこういったコスト削減効果は大きいと思います。

向井さま またGMOクラウドのWebに見積もりシミュレーションがあるのですが、かなり詳細な設定ができて、移行を検討する時には助かりました。普通は、詳細な見積もりを取るのに時間がかかったり、見積もり内容を何パターンも作ってもらうのは気がひける部分もあるのですが、自分たちでかなり多くのパターンの見積もりをシミュレートできたので、コストシミュレーション、社内稟議などにも非常に役立ちました。

「もじでぱ」の利用者が増え、大量にリソースを消費するようになってから、クライアント向けサービスとの兼ね合いが難しくなってきていました。特にクライアント向けのサービスは安定性が求められます。これは大きな課題でしたが、「ALTUS Isolateシリーズ」を導入してからは、仮想サーバーの利便性を活用し、心配もなくなってきていると思います。

ー実際にGMOクラウドを採用されたビジネスでは、どのような効果がありましたか?

向井さま クライアントの中にはAWSを使うように指定されることもあって、まだまだ併用しているのですが、特に指定がない限り、クライアントに提供するサービスはGMOクラウドを使用しています。ハウジングサービスの頃は、サーバー料金が見積もりでも大きな比重を占めていましたが、コストパフォーマンスが高いGMOクラウドを活用するようになって、そこが大幅に縮小できました。結果として価格競争力につながっていると思います。また、クライアントにもGMOクラウドを紹介すると喜ばれることが多いですね。

西さま サービス面でも24時間対応、日本語対応で助かることが多いです。海外のサービスだと日本語対応していなくていざというときに困ったり、24時間対応ではなくてクライアントの要望に対応しきれなかったり、というケースもありえるのですが、GMOクラウドの場合は安心して利用できます。また、GMOクラウドの担当者の方が契約の時に限らず、ネット対応や電話対応だけではなく、きちんと訪問して相談にのってくれる、話を聞いてくれるという点は非常に大事だと思います。

ー先程お話しに出た「Public」のパフォーマンスは解決したのでしょうか?

向井さま 実は、「ALTUS Isolateシリーズ」に移行してからもアラートは出ているんです。色々と設定を変更したりしているのですが、どうやらリソースの割りあてに問題があったのかもしれません。「ALTUS Isolateシリーズ」ではかなり詳細に設定が可能なので、色々と試して、最適な設定を探っているところです。ピーク時の自動スケールアウト機能があると、便利だと思います。

ー御社の今後の展望などをお聞かせください。

高橋さま エレクトロニクス商社である弊社の主力事業ではSSD、HDDの取扱いが拡大しており、データセンター事業者さまのシステムへ採用頂き、クラウドサービスを陰で支えております。今後もストレージ、サーバ、ネットワーク機器等へ注力し、ビジネス展開をしていく予定です。(http://www.midoriya.co.jp/pickup/storage/)

向井さま IT関連の事業としては、GMOクラウドの環境をフルに活用して、これまで以上にサービスを充実させていくことと新たなサービスの開発を考えています。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2014年10月に行いました。

営業推進部 営業推進企画3グループ西 健太郞さま

エレクトロニクスの専門商社として70年の歴史を持つ老舗、緑屋電気株式会社さま。10年ほど前からはIT・ソフトウェア事業の展開も開始し、2011年7月に一般ユーザ向けWebサービス「もじでぱ」(http://mojidepa.com/)をオープンしたほか、企業向けCMS、業務システムの開発なども積極的に展開されています。サービス開始時は、ハウジングサービスを活用されていましたが、GMOクラウド Privateへシステム移行、現在は「Privateクラウド」「Publicクラウド」のご利用から、「ALTUS Isolateシリーズ」へ移行されています。今回は同社においてIT関連の新規事業を担当される営業推進部 営業推進企画3グループの高橋さま、西さま、向井さまに、サービス移行の経緯とそのメリットについてお伺いしました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

緑屋電気株式会社

〒103-8301 東京都中央区日本橋室町1-2-6(日本橋大栄ビル)

半導体デバイス電子機器システム機器の取り扱いと国際業務情報・産業用機器セミカスタムLSI等の開発・設計技術サポート

事業内容

◆ お客さまプロフィール

営業推進部 営業推進企画3グループ向井 康人さま

http://www.midoriya.co.jp/

業種

キーワード

クラウド導入による効果

ご利用サービスエレクトロニクス GMOクラウド ALTUS Isolateシリーズ、GMOクラウド Public パートナー セールスパートナー

コストカット / 作業時間の短縮

● 仮想サーバー増設時の作業時間が10数分に削減。● ハウジングサービスに比べて、コストパフォーマンスが大幅に向上。● 複数の構成を見積もりシミュレートで手軽に算出。社内稟議にも併用が可能。

◆ 主な商材紹介

もじでぱhttp://mojidepa.com/

「もじでぱ」とはブログやホームページに使われているテキストのフォントを自由に変更できるウェブフォントサービスです。 ウェブフォントサービスを使えば文字を画像にしたりしなくても「かわいい」「キレイ」「ちょっと変わった」フォントをブログなどでご利用頂けます!

クラウド・データセンター事業者さま向け ストレージ&サーバhttp://www.midoriya.co.jp/pickup/storage/緑屋電気は東芝セミコンダクター&ストレージ社の代理店として内蔵用ストレージ(SSD/HDD)の販売及び導入時の徹底した技術サポートをご提供いたします。その他、RAIDストレージやサーバ、ネットワーク関連機器、これらを組み合わせたソリューションサービスへもビジネスの幅を広げ、クラウド・データセンター事業者さま向けご提案に取り組んでいます。

エレクトロニクス

クラウドの自由度の高さが、自社サービスとクライアント向けのサービスの両立を実現

緑屋電気株式会社 さまGMOクラウド ALTUS

圧倒的なコストパフォーマンスの高さが魅力。作業時間の削減により見積書には出ないコスト削減効果も。

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-成長分野を支えていくために、クラウドへ注力

阿部さま 今後アルパインの本業もクラウドにシフトしていく中で、ITを専門とする我々がそのビジネスをサポートするようになってきています。

カーオーディオもカーナビも従来はどちらかというとハードウェアがメインで、その品質には自信を持っていますが、最近ではソフトウェアのウエイトが非常に大きくなっています。そこで、ソフトウェア開発のサポート領域を強化しつつ、車載と連携したクラウドサービスの基盤をグローバルでいかに構築していくかが、この先の大きなテーマとなっています。今後、グループにおけるAISIの果たす役割はさらに増していくことでしょう。

実際、アルパインが策定した中期経営戦略「VISION 2020」の中でも、重点的に取り組むべき領域の1つにクラウド対応が指定されています。当社にとってクラウドサービスは、車載ビジネスにおける”プラスα”の成長分野としての期待がかかっているのです。

-18のWebサイトをプライベートクラウドに集約、スケーラビリティと低コストを両立

佐藤さま 将来に向けたアルパインのクラウド戦略の皮切りと言えるのが、グループ企業のWebサーバーを中心としたプライベートクラウドへの集約でした。現在、国

内向けの”alpine.co.jp”と海外向けの”alpine.com”を中心とした18のサイトをGMOクラウドのプライベートクラウド上に構築しています。

最もアクセス数の多いalpine.co. jpでは、月間PVが約440万にも及び、現在も増加傾向にあります。これまで特にトラブルもなく、また将来を見越してもGMOクラウドの優れた安定性と拡張性には満足しています。

アルパインでは、クラウド移行以前にもGMOクラウドのホスティングサーバーを活用してWebサイトを運営していました。しかしユーザーの増加や提供するサービスの拡大などにより、さらなるコストメリットの追求と柔軟にリソースを追加できる環境を実現すべく、クラウドへの移行に踏み切ることになりました。

例えば最新のカーナビの場合、ネットを介してマニュアルや地図情報の差分データを配信しているため、今後ユーザーが増えるにつれて、サーバーの増強が必要となります。クラウドを利用することで、コストを抑えて、そうした課題の解決も図ることができたのです。

また、以前のホスティングサーバーのようにハードウェア障害に備えて余剰サーバーを用意する必要がなく安価で負荷分散環境も構築する事が可能になり、応答性能と可用性の向上も果たすことができました。

-サービスメニューの充実と長年培った信頼が決め手に

佐藤さま 既にホスティングサービスでGMOクラウドのサービスレベルの高さを十分に実感していましたので、あえて他社のサービスを選択してリスクを負うメリットを感じませんでした。低コストでありながらサービスの監視や復旧などメニューが充実しているうえ、万が一サーバーに障害が生じた際にも、当社の状況を熟知しているエンジニアからサポートが受けられるという安心感は大きいですね。

AISIではGMOクラウドに対しバックアップメニューの追加などいくつかの要望を出したところ、それが標準メニューとして実装されることになりました。標準メニューとして提供されているので、さらに安心して利用することができます。

また、堅牢なセキュリティもAISIがGMOクラウドのプライベートクラウドを選ぶ際の重要な要件となっています。取引先の自動車メーカーの設計データや顧客情報といった極めて機密性の高い情報を社内で扱うアルパインでは、非常に厳しいセキュリティ基準が設けられています。GMOクラウドのサービスはこの基準を満たしていることから、アルパインとしては初めて社内業務にもクラウドを活用することになりました。現在、欧州工場との設計データの交換システムは、クラウド上に構築されています。

ハードウェアの信頼性が増し、ストレージやCPU等のリソース配置がタイムリーにできるようになったことで、サイト運用が非常に柔軟になりました。サーバー負荷が特に大きい地図の差分データも、お客さまに素早くお届けできるようになったのです。

-今後の展望や、GMOクラウドに期待することなどがあれば聞かせてください。

阿部さま 今後、クラウドの活用が進む中で、当社には事業部門からの相談に応じたり適切な提案を行ったりという役割がますます求められていくことでしょう。そのためにも新事業領域であるクラウドのノウハウを蓄積していかねばと思っています。ITの潮流がめまぐるしく変化するなか、GMOクラウドには専門家としての知見を活かして価値の高いサービスを提供し続けていただきたいですね。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2015年4月時点の情報です。

いわきオフィスの入口に展示されている、ランボルギーニ・カウンタックLP5000S

アルパイン情報システム(AISI) 取締役 システム統括部 部長

阿部巧さま

アルパイン情報システム(AISI)システム統括部佐藤敦さま

カーオーディオやカーナビなど車載情報機器メーカーのトップブランドとしてグローバルで卓越したブランド力を発揮するアルパインさま。同社は1967年の創業以来、世界中のドライバーや自動車メーカーに愛され続けています。そして現在、アルパインは未来価値を創造する“モービルメディア・イノベーションンカンパニー”を目指し、世界17カ国、50数拠点で新たな事業活動にチャレンジ。iPodやスマートフォン、携帯電話などの急速な普及や、交通インフラのITS(高度道路交通システム)化、電子化が進む自動車の中枢機能の高度化・複雑化といった流れを受けて、かつてのカーオーディオ、カーナビゲーション単体の開発から自動車の基幹部品としてのシステム開発へと、その業務領域をシフトしています。

このように変化・成長し続けるアルパイングループの経営基盤を、ITを駆使して支えているのが、アルパイン情報システム(AISI)さまです。1991年にグループのソフトウェア開発部門を結集した新戦略会社として設立以来、グループ全体の情報システム領域を一貫して担ってきました。今回は、アルパイン情報システム(AISI) 取締役 システム統括部 部長 阿部巧さま、システム統括部 佐藤敦さまに、GMOクラウドを採用した経緯などについてお話を伺いました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

アルパイン株式会社

〒140-0067 東京都大田区雪谷大塚町1-7

車載音響機器事業、車載情報通信機器事業事業内容

◆ お客さまプロフィール

http://www.alpine.co.jp/

◆ 主な商材紹介

「アルパイン株式会社」のWebサイトhttp://www.alpine.co.jp/

ご利用サービス プライベートクラウド(GMOクラウド Private)

プライベートクラウドの活用で、カーナビの未来への道を突き進むアルパイン

アルパイン株式会社 さまGMOクラウド Private

さらなるコストメリットの追求と柔軟にリソースを追加できる環境を実現

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-貴社を取り巻く業界の変化(環境や動向)などを簡単にお教えください。

小向さま ラジオ業界では新しい企画を出す場合などに、話題性のためWebサイトやスマートフォンのアプリを活用していくことは避けて通れなくなってきました。J-WAVEでもオンエアした曲の検索やPod c a s t、TOKIO HOT 100のチャートや最新の音楽情報などのコンテンツを載せたWebサイトを公開しています。

-クラウドを導入する(これまで使っていた環境を変える)きっかけをお教えください。

小向さま もちろんコスト削減はクラウド導入のきっかけになりましたが、運用面や拡張といった部分での柔軟性や、自社サーバーに比べてメンテナンスの手間が省けるなどの手放れ感がいいところを実感しています。次から次へと新しいサービスを生み出すJ-WAVEにとっては、わざわざ筐体の調達をしなくてもいいクラウドはまさにベストな選択であったと考えています。

-クラウドを導入することで実現できたこと(メリット)をお教えください。

石川さま これまでは自社で運用する物理サーバーでWebサーバーとDBサーバーそれぞれを保有して運用していました。今回クラウド環境を導入してからはVM(仮想サーバー)ごとに分けて運用しています。これまでの自社サーバーでは、保守費用などの必要コストがかかっていましたが、ネットワークやサーバー、ストレージといったIT資源を保有しないクラ

ウドを利用することで、そういった費用を削減することができました。また、これまでの環境では、クラスタリング用の有償のアプリケーションを使用していましたが、それを利用しなくてもよくなくなったこともコストダウンの要因のひとつと言えます。

運用面においては、冗長化を行う場合、これまではアプリケーションレベルで1つ1つ設定する必要があり、多大な人的リソースが取られていました。しかし仮想化基盤VMwareを採用したGMOクラウド Privateには「VMware HA」という機能があり、それを利用することで簡単にサーバーを立てることができます。これによって大幅に時間や手間といった負荷を軽減することが可能となりました。冗長化を容易にできるようになったのは、大きな強みですね。

-GMOクラウド Privateをお選びいただいた理由をお教えください。

小向さま 今回Webサイト運用を目的としてクラウド環境を導入しましたが、放送局のWebサービスですのでサービス断は決して許されません。その点でもSLA99.999%をコミットしているGMOクラウド Privateは条件に合っていました。さらにコストパフォーマンスが高いことはもちろんのこと、営業担当や技術者の柔軟な対応にも安心できました。ビジネスで重要な役割を担うWebサイトを支えるITインフラをお任せするのですから、導入後も安心して運用をお任せできるクラウドベンダーとパートナーシップを結びたいと思いました。 ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2012年5月時点の情報です。

株式会社J-WAVE i代表取締役小向さま

取締役チーフエンジニア石川さま

81.3FMでお馴染み、首都圏を放送エリアとするFM放送局最大手のJ-WAVEさまにおいて、GMOクラウドのIaaSソリューション「GMOクラウド Private」をご採用いただきました。そこで、J-WAVEさまのIT関連会社であり、同社のITインフラを支える株式会社J-WAVE i代表取締役チーフプロデューサーの小向さまと、取締役チーフエンジニアの石川さまに、このたび採用いただいた経緯と、クラウド導入によるメリットについて伺いました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

株式会社J-WAVE

東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー33階

FMラジオの放送局事業内容

◆ お客さまプロフィール

http://www.j-wave.co.jp/

◆ 主な商材紹介

「J-WAVE」のWebサイトhttp://www.j-wave.co.jp/

ご利用サービス プライベートクラウド(GMOクラウド Private)

運用負荷軽減とコスト削減の両立を実現J-WAVEの止められないWEBサイトを支える!

株式会社J-WAVE さまGMOクラウド Private

冗長化を容易にするハイクオリティなシステムで運用負荷を大幅軽減。拡張性と柔軟性を追求すると、クラウド環境への移行は最適な選択だった。

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-御社が提供しているサービスについてご説明いただけますか?

新間さま インターネットオークションで取引されている商品の落札相場価格の情報を提供しています。保有するオークション過去落札データ数は、データカバレッジとして全累計ベースで約10億件、流通総額ベースで約8兆件、検索ログベースで約5億件に及びます。これらを検索できる「オークファン ドットコム(aucfan.com)」は、月間ユニークユーザ500万人、総月間PVは1億以上(PCのみ)という国内唯一・最大かつ、世界でも類を見ないサイトとなっています。最近では相場検索・分析ツール「オークファン プロ(aucfan Pro)」をリリースし、BtoB事業にも注力しています。おかげさまで、ベンチャー通信編集部主催の「ベストベンチャー100」にも、2008年から5年間連続で選出されており、現在は株式上場に向けて準備を進めています。

-弊社のハウジングサービスを導入された経緯を教えてください。

新間さま 導入は2005年で、当社がまだ別会社の一事業だったころからの長いお付き合いとなっております。当時の担当者の話によると、事業の開始に伴ってサーバーの運用をどうするかという判断があったようです。当社にとってデータは資本そのものですから機密性の高いものです。しかし自社にサーバーを置くデータセンターを抱えるとなると、電源の確保などの物理的な設備投資も含め、事業継続に対するリスクが大きかったため、費用面・安全面を考えて、レンタルサーバー、ハウジングサービス両方の検討を行っていました。

その中でGMOクラウドのハウジングサービスは、他社のサービスがハーフラック単位だったのに対し、1Uから契約できる自由度の高さがありました。当社の場合、スモールスタートな事業だったこともあり、費用を細かく抑えられる点は非常に魅力的でした。これは今も変わらず、画期的なサービスだと思います。さらにGMOクラウドのデータセンターは監視員によるしっかりとした入館管理が行われていました。少ない予算でも、大規模システムと同じ管理運用体制のデータセンターでサービスを受けられ、セキュリティの面からも安心できるのが決め手となったようです。 そのほか、データセンターが当社のすぐ近くにあることもメリットでした。サーバーの不具合は、いつ何時起こるかわからないものです。なにかあったときにすぐに駆けつけられる場所にデータセンターがあるのは、やはり安心です。

-導入いただいて8年になりますが、使用感はいかがでしょうか?

新間さま お陰様で事業の拡大により、年々増益を積み重ねており、現在は数ラック単位で契約しております。特に大きなトラブルもなく、セキュリティ面を含めて安定した運用を実現できています。サービスを途切れることなく提供できることは、お客さまの信頼に関わることです。当社としては非常に安心感を持って利用しています。事業の拡大や見直しにあたって、サーバーの増設や解約が必要になったときの対応もスムーズです。以前、BtoBの大きなサービスを立ち上げることになったのですが、そのときはラック単位で増

設しました。「今のサーバーのキャパシティでは足りない」となったときに、年次単位というような長いスパンではなく、臨機応変に対応してもらえるのがやはり便利ですね。もちろんコストパフォーマンスを経営陣が天秤にかけて最終的な増設の決定を下していますが、サービスをスピーディにリリースできることが大きなメリットであることは間違いありません。急ピッチに進行したプロジェクトで、サーバーも急増設でしたが、その後大きなトラブルもなく運用できました。

-最後に今後の展望などを聞かせてください。

新間さま 先の東日本大震災ではさまざまな被害を受けた方がいらっしゃる中、幸いにして当社のデータセンターには被害がなく、大事には至りませんでした。しかし、今後どのような災害が起こるかわかりません。データセンターが壊滅的な被害を受けてしまうと、当社は事業継続が不可能なほどの損失を被ります。そのためのデータの広域分散や負荷分散の必要性を強く感じました。すでに複数のデータセンターによるリスク回避は進めていますが、さらに強化し、盤石な体制を整えていく予定です。

また、事業としてはグローバル展開を進めています。2012年には世界中のオークションサイトとショッピングサイトの中から最安値を一括で検索できる新サービス「グローバルオークファン(Global-aucfan)」のベータ版をリリースし、今後の本格運用を目指しています。ユーザーはこれにより、海外からオークションで入札する際の予算や、その販売による利益をあらかじめ推測することができます。このサービスの本格運用に伴い、データがますますビックデータ化していくため、さらなる施設の増設は間違いないでしょう。当社はデータの機密性を保つ観点から、システム開発は「自前主義」で行なっているので、その開発したシステムの仕様に見合うようなサーバー環境を常に追求しています。今後もクラウドとしての利点と費用面のバランスを見極めつつ、お客さまにとってよりよいサービスを提供できるように、サーバー環境を吟味していきたいと思います。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

-はじめに、聖徳学園中学・高等学校の特徴を教えてください。

横濱さま 本校は聖徳太子の教えである「和」の精神を現代風に置き換え「つながる力」とし、それをテーマとして様々な教育に取り組んでいます。そこで、能動的な学習スタイルである「アクティブラーニング」や、国際化時代に適用する英語力と広い視野を養う「グローバル教育」などに取り組んできましたが、近年力を入れているのが「ICT教育」です。最新のツールを取り入れ授業を効率化するだけではなく、生徒の学習のフィールドを広げ、可能性を引き出し“心”を育むといった独自のICT教育を行っています。

-そのICT教育において、横濱さまはどのような役割を担っているのでしょうか?

横濱さま 私自身、本校を卒業してIT関連の仕事をしていたのですが、高校3年生のときの担任教師が電子黒板導入の旗振り役を担っていました。お互いに家が近かったこともあり、卒業後もその元担任と会っていたほか、学園長とも何度か話をしていたのです。そんな折、本校でiPadを活用したICT教育の話が持ち上がり、ICT支援員として本校へと入校しました。現在では企業の情報システム部門に当たるような仕事、たとえば教員や生徒へのカスタマーサポートやネットワークの敷設・補修などを手掛けています。

-iCLUSTA+ 導入の経緯は?

横濱さま 私自身がGMOインターネットグループとのお付き合いは長くあります。じつは中学3年生のときに自分でチャットサイトを運営していて、そのとき初めてGMOでレンタルサーバーを借りました。現在もGMOインターネットの「お名前.com」で取得したドメインを3つ持っています。このような経緯から「iCLUSTA+」を使い始めたのですが、ホームページの運営は「SSL」「SSH」を使いたいことから、「GMOクラウド VPS」で運用しています。したがって本校では、「iCLUSTA+」は教職員用のメールサーバーとして活用しています。

-メールサーバーも「GMOクラウド VPS」へ移行されようとは考えなかったのでしょうか?

横濱さま GMOクラウド VPS」のサーバー管理ツール「Plesk」はある程度知識さえあれば操作

も簡単ですが、私以外の教職員がユーザーの追加や削除する場合は難しい面もあります。当部署でしか操作ができないUIや設計だと、そこにリソースを割きすぎて本来業務に支障をきたすかもしれません。その点、「iCLUSTA+」のコントロールパネルなら、ユーザーも簡単に追加・削除できるほか、一斉送信も簡単です。ITに詳しくない教職員にとっても優しいUIを持っていることが、メールサーバーを「iCLUSTA+」に残した理由です。

-iCLUSTA+ で評価する点は?

横濱さま 管理の簡単さのほか、安定性をもっとも評価しています。当校では保護者宛ての緊急時の連絡はすべてメールで行っています。というのも、万が一、大災害や大事件の事象が発生したとき、800名以上の生徒の保護者に対して電話で一斉に連絡していくことは困難が伴うからです。「お預かりしている生徒たちの安全を守る」というのも学校の使命として一番に考えなければいけませんので、学校にいる間に発生した事案については、保護者に対して生徒の安否を報告する義務があります。そこで「常に安定して稼働していること」がメールサーバーにもっとも求めている役割であり重視している事柄です。その点では安定稼働している「iCLUSTA+」を大きく評価しています。

-最後に、今後の展望を教えてください。

横濱さま 「ICT」というものはあくまでツールです。そこでどんな新しいテクノロジーやガジェットが登場しても、それは一つのツールとして迎え入れると考えていくことが大事なのではないでしょうか。具体的な答えにはなっていませんが、「ツールに使われるのではなく、ツールを駆使していける人間を育てていくこと」。これが本校の現状、そして今後の展望と言えるかと思います。

ー お忙しいところご協力ありがとうございました。

業種

レンタルサーバー導入による効果

ご利用サービス学校法人 GMOクラウド レンタルサーバー(iCLUSTA+) プロプラン

● 簡単に設定できるコントロールパネルにより、教職員でもユーザーの追加・削除などが可能● 万が一の際の一斉送信メールを支える安定稼働

※製品名および会社名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。※本インタビューは、2017年3月時点の情報です。

教育ビッグデータエバンジェリスト情報システムセンター長 ICT支援員

横濱友一さま

ご利用サービス GMOクラウド ハウジングサービス

「ICT教育」「グローバル教育」「アクティブラーニング」などを取り入れ、世界を舞台に活躍するための力を最先端の学びにより生徒に身に付けようとさせている中高一貫校、聖徳(しょうとく)学園中学・高等学校。今回は、この聖徳学園中学・高等学校で情報システム化を推進している、同学園の情報システムセンター長、横濱友一さまに、「iCLUSTA+」を採用した経緯やその使い勝手などをお伺いいたしました。

インターネットオークションの落札相場価格をユーザーに提供するという独自のサービスを展開している株式会社オークファンさま(以下、オークファン)。こちらの専用サーバーの運用のために、弊社のハウジングサービスを利用していただいております。数あるハウジングサービスの中で、弊社を選んでいただいた理由などについて、オークファンのシステムのインフラ整備や開発をご担当されている開発部の新間さまにお話を伺いました。

お客さま会社名

本社

Webサイト

株式会社オークファン (Aucfan Co.,Ltd.)

〒150-0043東京都渋谷区道玄坂1-14-6 住友不動産渋谷ヒューマックスビル6階

オークション及び、ショッピング統計・検索サイト運営事業内容

◆ お客さまプロフィール

http://aucfan.com/

お客さま名

所在地

Webサイト

聖徳(しょうとく)学園中学・高等学校

〒180-8601東京都武蔵野市境南町2-11-8

中学校、高等学校の運営事業内容

◆ お客さまプロフィール

https://www.shotoku.ed.jp/

生徒の安否をいち早くお知らせするためにもiCLUSTA+の安定稼働は必須でした。

2005年の事業立ち上げ以来、1U単位から契約できるハウジングを利用。増設・解約もスムーズにできるのが魅力。

安定稼働の信頼感が一番、長年のiCLUSTA+ご利用でそれを実感。 数あるハウジングサービスの中で、弊社を選んでいただいた理由とは?

聖徳(しょうとく)学園中学・高等学校 さま GMOクラウド レンタルサーバー GMOクラウド ハウジングサービス 株式会社オークファン さま