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キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科3年 永田紗也 ながた・さや 埼玉県・私立浦和明の星 女子中学・高校卒業。出 版業界への就職を志望。 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科3年 櫨山ゆりか はぜやま・ゆりか 埼玉県立和光国際高校卒 業。キャリアカウンセラー を志望。 キャリアデザイン学部 キャリアデザイン学科3年 下池瞳華 しもいけ・とうか 東京都立文京高校卒業。 サービス業への就職を志 望。 体験的な学びを通して自分に向き合い キャリアを創る視点を磨く 法政大学 キャリアデザイン学部 大学の学び 最新ナビ による のための 体験的な学びを通して、論理的な思考力を鍛える 多くの社会人や地域の人たちとかかわる中で、自分のやりたいことを 相手にも共感してもらい、ともに課題を解決するためには、論理的に 考えて物事を進めなければならないことを実感しました。(櫨山さん) やる気をアピールすることで 学びがどんどん広がる 待っているだけでは学びは広がらないと 実感しています。私は、2年次のインター ンシップで訪れた出版社に自ら交渉し て、3年次もインターンシップを継続さ せてもらっています。(永田さん) 企業や自治体との協働で、 実践的なマーケティングを学ぶ ゼミ活動では、企業や自治体と協働でプロ ジェクトを進めていきます。責任も伴い大 変ですが、実践的なマーケティングを学ぶ ことができ、社会人としての対応力も身に つけられました。(下池さん) 42 February 2018

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生き方や働き方の多様化や変化に

伴い、自分のキャリアを設計し、状

況に応じて修正する力がこれまで以

上に求められている。法政大学キャ

リアデザイン学部は、自身のキャリ

アをデザインするとともに、他者の

キャリアを支援する力の育成を目指

している。

 

1年次は、キャリアデザイン学を

全般的に学び、2年次以降の授業で

は、体験的な学びをベースとして専

門科目を履修する。体験型選択必

修科目では、企業でインターンシッ

プを経験する「キャリア体験学習」、

高校などでキャリア教育を実施する

キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年永田紗也ながた・さや埼玉県・私立浦和明の星女子中学・高校卒業。出版業界への就職を志望。

キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年櫨山ゆりかはぜやま・ゆりか埼玉県立和光国際高校卒業。キャリアカウンセラーを志望。

キャリアデザイン学部キャリアデザイン学科3年下池瞳華しもいけ・とうか東京都立文京高校卒業。サービス業への就職を志望。

体験的な学びを通して自分に向き合いキャリアを創る視点を磨く

法政大学 キャリアデザイン学部

社会の中での自分を

相対化して捉えていく

大学の学び 最新ナビによる のための大 高学 校生 生

体験的な学びを通して、論理的な思考力を鍛える多くの社会人や地域の人たちとかかわる中で、自分のやりたいことを相手にも共感してもらい、ともに課題を解決するためには、論理的に考えて物事を進めなければならないことを実感しました。(櫨山さん)

やる気をアピールすることで学びがどんどん広がる待っているだけでは学びは広がらないと実感しています。私は、2年次のインターンシップで訪れた出版社に自ら交渉して、3年次もインターンシップを継続させてもらっています。(永田さん)

企業や自治体との協働で、実践的なマーケティングを学ぶゼミ活動では、企業や自治体と協働でプロジェクトを進めていきます。責任も伴い大変ですが、実践的なマーケティングを学ぶことができ、社会人としての対応力も身につけられました。(下池さん)

42 Februar y 2018

Q7-582-000 2017 年度VIEW21高校版 2月号 42頁 CMYK

新組01/22田邉 - -/-

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「キャリアサポート実習」など、6

科目から1つを選択。企業や地域で

の体験学習を通して、学生は社会の

中での自分を相対化して捉え、その

後の学びにつなげていく。出版社で

のインターンシップを経験した永田

紗也さんは、次のように振り返る。

 「実習先では、学生でも社員同様

に厳しく接してくださり、自分の発

想の乏しさや知識不足を痛感しまし

た。しかし、『何でもやります』と

積極的に仕事に取り組んでいると、

フリーペーパーなどの企画や取材、

執筆も任されるようになりました」

 

また、ブライダル企業でのイン

ターンシップを経験した下池瞳と

華か

んは、「憧れの業界で働くことがで

きたのに、自分は受け身の姿勢だっ

たと反省しています。その後の授業

やゼミ活動では、多角的な視点から

考えて、自分から積極的に提案して

いくことを意識しています」と語る。 

 

2年次後半からのゼミ活動も、体

験的活動を中心に展開する。マーケ

ティングを研究する「酒井ゼミ」で

は、企業や地方自治体と連携したプ

ロジェクトの運営などを行う。学生

はプロジェクトのコアメンバーとし

て参加するが、どのプロジェクトで

も、連携先が実際に抱えている課題

を解決するための提案が求められる

ため、ハードルは高い。

 

そうした経験を通じて実感するこ

との1つが、論理的な思考の大切さ

だ。長野県飯田市の伝統工芸・水引

を活性化させるプロジェクトを推進

する櫨は

山やま

ゆりかさんはこう語る。

 「初めは自分の好みといった感覚

で企画を考えていましたが、それで

は相手を納得させられません。現状

や課題をしっかりと分析し、『なぜ

そうするのか』を論理的に説明する

ことの大切さを実感しました」

 

櫨山さんは、水引が衰退した一因

は祝儀袋などが使われなくなったこ

とにあると分析。東京・神楽坂での

イベントで、水引をつけたメッセー

ジカードを作るワークショップを開

き、若い世代を中心に好評を得た。

 

下池さんは、日本各地の郷土料理

を月替わりで提供する飲食店で、新

潟県佐渡島の魅力をアピールするプ

ロジェクトに参加した。実際に島を

訪れ、生産者の方の話を聞いたり、

現地調査を行ったりして、メニュー

を考案。仕入れ先との交渉なども

行っている。

 「自分1人で考えるより、企業や

地域などの人の話を聞くことで新し

い発想が生まれることを実感しまし

た。また、仲間と仕事を分担し、1

つの目標に向かうことも意識するよ

うになりました」(下池さん)

 

社会の中での自分を意識すること

で、将来のキャリアを具現化してい

く。永田さんは次のように話す。

 「私は、カメラメーカーと共同で、

SNSを使った販売促進企画を考え

るプロジェクトに参加しました。出

版業界志望ですが、この経験を通し

て、多様なメディアを活用して表現

することの面白さも知りました。自

分は、社会の中でどのように貢献でき

るのかを考えてスキルを高め、キャ

リアを築いていきたいと思います」

 「自分はアイデアを考えることが

得意だと思っていましたが、様々な

活動を通して、人にかかわり、影響

を与えることの意義深さを実感し、

人を育てる仕事に就きたいと思うよ

うになりました」(櫨山さん)

 

将来の変化を予測することが困難な

時代を迎え、求められるスキルも多様

化しています。そうした社会で自立す

るには、自ら学び続け、求められるス

キルを習得していかなくてはなりませ

ん。そのための学びの方法を身につけ

させることが、本学部のねらいです。

 

本学部では、企業や地域と連携した

体験的活動を早いうちから行うことを

大切にしています。そうした経験を通

して、社会の中での自分を意識したり、

不足している力に気づいたりして、よ

り高い意欲や目標を持って学ぶように

なります。実際に、インターンシップで

自分のふがいなさを感じてくじけそう

になりながらも、奮起して前向きに学

びを進める学生は少なくありません。

 

ゼミ活動では、課題の分析に基づい

て仮説を設定し、実際にプロジェクト

を展開して、検証論文を作成します。

そのプロセスは、社会科学における「実

験」であり、常々論理的に思考するこ

との大切さを指導しています。そうし

て身についた思考力が実際の社会で役

立つものであることは、多方面で活躍

する卒業生の姿にも表れています。

社会の中の自分を見つけて

意欲や目標を高めていく

思キャリアデザイン学部

教授酒井

さかい・おさむ

企業や自治体との協働で

論理的な思考力を育む

体験を通して気づきを重ね

自身のキャリアを設計

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