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G- コンテンツ コンテンツ ビジネスの展望 ビジネスの展望 慶應義塾大学 慶應義塾大学 総合政策学部 総合政策学部 福井 福井 弘道 弘道 email: email: [email protected] [email protected] 地域情報力の強化の必要性 地域情報力の強化の必要性

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GG--コンテンツコンテンツ ビジネスの展望ビジネスの展望

慶應義塾大学慶應義塾大学総合政策学部総合政策学部福井福井 弘道弘道

email:email: [email protected]@sfc.keio.ac.jp

地域情報力の強化の必要性地域情報力の強化の必要性

地域情報力とは地域情報力とは

-------- 住民、企業、NGOなどが、国土や地域・住民、企業、NGOなどが、国土や地域・

環境の問題、それらに付随する行政施策・サー環境の問題、それらに付随する行政施策・サービスに関する情報を共有し創発し合うための枠ビスに関する情報を共有し創発し合うための枠組み組み

情報化社会では、情報化社会では、仮想空間仮想空間を効果的に活用すを効果的に活用することが、現実社会の問題解決に有効ることが、現実社会の問題解決に有効

-------- GG--コンテンツの活用コンテンツの活用

デジタルアースの構築デジタルアースの構築

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g g コンテンツとはコンテンツとは

What is g ?

Geo-SpatialGISGrounding: contents を地球空間に対応させる

Mobile, Location-based ServicesOpen Exchange of Geo-spatial Information

g-Content: 現実空間に位置づけられたディジタル素材のこと、 g-IT(空間情報科学)のアプリケーションやサービス社会・経済・文化の活性化へ寄与を期待

デジタルアースから空間デジタルアースから空間ITIT社会へ社会へ

ggコンテンツの流通が鍵コンテンツの流通が鍵 流通基盤の整備流通基盤の整備

-------- 現実空間に現実空間にgroundinggroundingされたデジタル素材やされたデジタル素材やggITITのアプリケーション・サービスの流通する仕組みをのアプリケーション・サービスの流通する仕組みを

つくるつくる

協働作業や計画の試行錯誤を行い、コミュニケー協働作業や計画の試行錯誤を行い、コミュニケーションする場ションする場 —— デジタルアースデジタルアースを構築するを構築する

空間空間ITIT社会社会——空間情報科学技術によって、社会・経空間情報科学技術によって、社会・経

済・文化などが活性化される社会済・文化などが活性化される社会ーをーを目指す。目指す。

市場の顕在化と新規事業・産業の創生市場の顕在化と新規事業・産業の創生

基盤的サービス科学としてのジオインフォマティクス基盤的サービス科学としてのジオインフォマティクス

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ジオインフォマティクスのジオインフォマティクスの33層層

環境・空間の認知

人間圏

状態方程式場の方程式(プロセスモデル)

価値観・信条・理念の創造

人間行動・情報流のモデル化

モニタリングセンシング(観測/野外調査)GIS・RS

流通・広報

行動規範

政策立案

合意形成

シミュレーション

GI Systems

GI Sciences

GI Services

GI GI のの 有効性有効性Making Good Decision, Better Communication, Making Good Decision, Better Communication,

and Saving Moneyand Saving Money

見えないものを可視化する見えないものを可視化する

空間的文脈で物事をとらえる能力を育てる空間的文脈で物事をとらえる能力を育てる

見えない関係性を認知させる見えない関係性を認知させる

情報を統合、融合する情報を統合、融合する

情報を共有する情報を共有する

計画、意思決定を支援する計画、意思決定を支援する

構想力を醸成する、生きる力構想力を醸成する、生きる力

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空間情報の経済の例空間情報の経済の例 11

情報サービスとしての、GI(GIS・リモートセンシング)

歴史的に気象衛星を除いて、認められる情報の価値とコストが見合わないため、地球観測衛星はビジネスとして成立せず、政府機関による実験的な位置付けであった。

高解像度衛星が民間企業主体へと大きな転換点を迎え、特に付加価値の高い情報への変換プロセスが大きな課題として認識されつつある。。

地球の放射エネルギー

各種センサー

衛星・航空機など

生データ情報への変換プロセス

空間情報の経済の例空間情報の経済の例 22情報サービス業とみたリモートセンシングの課題情報サービス業とみたリモートセンシングの課題

技術(各種センサー、衛星等搭載装置等)と実際にユーザーに必要とされる情報との間に存在するギャップ:Knowledge GAP。

技術そのものは高度に進歩しつつあり、むしろこのギャップを埋める研究開発、事業化活動、即ち「いかに有用な情報へと変換できるか」が大きな課題。

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GIS = Geographic Information Systems効率化

GISの略語の変遷と空間情報科学へ

GIS = Geographic Information Sciences新しいモデル

GIS = Geographic Information Services + インターネット = 新たなサービス

WEB-GIS

+ Remote Sensing = Geospatial-Informatics空間情報科学

WEBWEB空間情報技術の実際空間情報技術の実際空間情報を利用した空間情報を利用したHPHPのレベルのレベル

Level 0 Level 0 テキストのみテキストのみ

Level 1.1Level 1.1 固定された空間情報(選択なし)固定された空間情報(選択なし)

Level 1.2Level 1.2 固定された空間情報(選択あり)固定された空間情報(選択あり)

Level 2Level 2 オーダーメイド(サーバーで空間情報処理)オーダーメイド(サーバーで空間情報処理)

•• 機能付機能付GISGIS(距離計測等の空間情報処理)(距離計測等の空間情報処理)

•• 機能付機能付GISGIS(アセスメントなど評価モデルの組み込み)(アセスメントなど評価モデルの組み込み)

Level 3.1Level 3.1 新しい空間情報の創生(単独)新しい空間情報の創生(単独)

•• 双方向の双方向のGISGIS、クライアントが単独で行うもの、クライアントが単独で行うもの

Level 3.2Level 3.2 新しい空間情報の創生(共同)新しい空間情報の創生(共同)

•• 双方向の双方向のGISGIS、クライアント間の共同作業を可能にするもの、クライアント間の共同作業を可能にするもの

•• サイバースペース上でのデザインや計画立案、討議サイバースペース上でのデザインや計画立案、討議「「GISGIS地域推進母体の運営に関する調査」より地域推進母体の運営に関する調査」より

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空間空間ITITのの33つの市場つの市場携帯位置情報サービス( LBMS)に代表される個人サービス市場が成長する可能性

USD 0

USD 200

USD 400

USD 600

USD 800

USD 1 000

USD 1 200

USD 1 400

1999 2000 2001 2002 2003 2004YEAR

MIL

LIO

N U

SD

BSS

GIS

USD 0

USD 200

USD 400

USD 600

USD 800

USD 1 000

USD 1 200

USD 1 400

1999 2000 2001 2002 2003 2004YEAR

MIL

LIO

N U

SD

BSS

GIS

LBMSLBMS

Revenues in the traditional GIS market (GIS), for business support system (BSS)And the emerging technology, location based mobile services (LBMS), accordingto IDC, ISO Bulletin, July 2001

1)伝統的GISの市場

2)空間ITが実

装された業務アプリ

PP (Personal P

roductivity)

3)個人のコミュニケーション支援

日本におけるg-コンテンツ市場の成長可能性

移動体通信加入者は移動体通信加入者は88千万人へ千万人へ高度位置情報サービスが携帯で実施高度位置情報サービスが携帯で実施•• GPSGPS方式、セル方式、セルIDID方式、ネットワークアシスト方式方式、ネットワークアシスト方式

•• 位置情報発信サービス。位置情報発信サービス。例えば緊急時(連邦通信委員会の例えば緊急時(連邦通信委員会のE911MandateE911Mandate 20052005まで)まで)

•• 位置情報提供サービス位置情報提供サービス地域密着の地域密着のWEBWEBコンテンツ配信、マンナビコンテンツ配信、マンナビ

地図が好きな日本人?地図が好きな日本人?•• GoogleGoogleの検索エンジンキーワードのの検索エンジンキーワードの33番目は地図番目は地図

GG--XMLXMLで先導で先導IPIPvv66で先導で先導ーーWeb Web アドレスの飛躍的拡大アドレスの飛躍的拡大無線無線ICICチップチップ, Auto ID, Auto IDセンターセンター, , ……仮想空間と実空間の連携が促進仮想空間と実空間の連携が促進

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個人市場の拡大による個人市場の拡大によるGISGISの変化の変化

モバイルモバイルGISGISへへユビキタスユビキタスGISGISへへ隠れ隠れGISGISへ(へ(embed GIS, GIS inside)embed GIS, GIS inside)専門家から、一般専門家から、一般・・素人素人GISGISへへ空間情報技術(空間情報技術(SS--ITIT)化された個人)化された個人GISGISへへ•• 時計から時計からGPSGPSのような場計をもった個人が双方のような場計をもった個人が双方

向で情報の受発信をはじめた向で情報の受発信をはじめた

GIS GIS はは 環境メディア環境メディア

WEM (Wearable Environment Media)WEM (Wearable Environment Media)•• 環境から情報を取得環境から情報を取得

•• 環境への働きかけ、環境への働きかけ、

•• 個情報から群体情報へ、複雑系モデル個情報から群体情報へ、複雑系モデル

時空間コンテクストに対応した空間サービス時空間コンテクストに対応した空間サービス•• ランドマークの周辺に着いたら・・・ランドマークの周辺に着いたら・・・

•• 改札口を出たら、・・・改札口を出たら、・・・

•• アフター5には、・・・・アフター5には、・・・・

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主題地図コンテンツ

計測値、時刻、位置情報 ・計測データ表示・計測データ蓄積

花粉飛散量などの計測値の蓄積結果から、主題地図が作成され、配信される

主題地図コンテンツ

実測値を元にした政策立案

・計測データ送信

・主題地図受信/表示

花粉センサダイオキシン

電磁波 マイナスイオン

フィトンチッド

環境・社会に対する行動の選択・意思決定

・計測データの蓄積

現在の花粉飛散量、その日の花粉蓄積量などが表示される

自分のいる場所、その周辺の花粉飛散量などが地図の形で表現される

環境・社会

・環境情報の自動計測センサ

・タイマー・位置情報の自動計測センサ(GPS等)

計測値、時刻、位置情報

の自動ワイヤレス通信

移動通信機器情報蓄積サーバ

環境情報計測センサ

自動ワイヤレス通信

・主題図の作成/配信

環境・社会の変革

特徴:・小型軽量・小型軽量・低価格・ファッショナブル

WEPS : Wearable Environmental Probe SystemWEPS : Wearable Environmental Probe System

コミュニケーションツールとしてのコミュニケーションツールとしてのWebGISWebGIS

「コミュニケーション支援システム」「コミュニケーション支援システム」

行政、事業者、専門家と住民・国民との双方向

・社会的合意形成支援、施策評価

・理解しやすい情報:ビジュアル化評価に必要な様々な情報の地図表示WebGISによるシミュレーション

「住民参加型「住民参加型GISGIS」」・岐阜県統合型GIS庁内の行政職員、市町村との情報共有

住民からの情報登録、広報、公聴

• NPO,ボランティア

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地物サービス地物サービス

インターネット

市民

サイト管理

サイト管理

個別GIS個別GIS

避難所情報サイト

避難所情報サイト

住所目標物検索サービス

住所目標物検索サービス

マップサービスマップサービス

衛星画像衛星画像

空間辞書(住所、地名、ランドマークほか)

空間辞書(住所、地名、ランドマークほか)

ブラウザブラウザ

ブラウザブラウザ

インターネット

セキュリティ管理

セキュリティ管理

地域プラットフォーム(ふるさと地理情報センター)空間データ提供サービス基盤(行政サービス)

モニタリングサイト

モニタリングサイト

マップ付き掲示板サイト

マップ付き掲示板サイト

防災情報ポータルサイト

防災情報ポータルサイト

情報入力

情報提供

空間データ

サービス共通インタフェース

行政、NPO,ボランティアなどが運営(地域連携センター)

ブラウザブラウザ

防災情報

避難所情報

モニタリング情報

情報入力

情報提供

情報入力

情報提供

情報入力

情報提供

ブラウザブラウザ

共有マップデータとしての登録も可能

コミュニケーションマップ 共有マップ(道路、河川など)

共有マップ(道路、河川など)

地物サービス地物サービス

共有マップ(都市計画図など)

共有マップ(都市計画図など)

環境情報

環境情報

バリアフリー情報

バリアフリー情報

市民意見など

市民意見など

防災データ

防災データ

統合型GISと参加型GISが結びついた進化するGISへ

進化する進化するggコンテンツ、コンテンツ、GISGISへ1へ1

ggコンテンツの進化データの更新・進化コンテンツの進化データの更新・進化•• 住民・住民・NGONGOなどともに参加型などともに参加型GISGIS•• データ提供により多くの人がデータ提供により多くの人がGISGISを活用を活用

•• 企業と連携した更新企業と連携した更新進化するカーナビ(抜け道か、安全情報か)進化するカーナビ(抜け道か、安全情報か)

コンビニ、コンビニ、ATMATM(地域消費行動、金融行動支援)(地域消費行動、金融行動支援)

アプリケーションの更新・進化アプリケーションの更新・進化•• ユーズケースとニーズの把握ユーズケースとニーズの把握

•• ふるさと情報コーディネーター会議ふるさと情報コーディネーター会議

•• GISGISと連動した電子会議室の運営と連動した電子会議室の運営

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地域推進母体の育成地域推進母体の育成•• 市町村から県、県から圏域へ、圏域から国へ市町村から県、県から圏域へ、圏域から国へ

流通基盤をつくるための仕組み流通基盤をつくるための仕組み•• データの認証、質の確保データの認証、質の確保

登録制、信頼できる人のみ入力、品質チェックプロセス登録制、信頼できる人のみ入力、品質チェックプロセス

•• 著作権著作権

データ入力を促進させる仕組みデータ入力を促進させる仕組み•• 精神的なメリットシステム精神的なメリットシステム

•• 評価、評判のフィードバック評価、評判のフィードバック

•• 経済的なインセンティブ、地域通貨経済的なインセンティブ、地域通貨

進化する進化するggコンテンツ、コンテンツ、GISGISの課題の課題

発言に地図を貼り付けて議論発言に地図を貼り付けて議論

地図をクリック!

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問題提起問題提起GISGISが国民の日常に浸透していないが国民の日常に浸透していない•• 使いやすいツールがない、現実的でない使いやすいツールがない、現実的でない

GPSGPS携帯、3携帯、3DD--GISGIS、リアルタイム、リアルタイム

•• 空間データ基盤はできたか、身近なコンテンツは空間データ基盤はできたか、身近なコンテンツはネガティブ情報、災害情報、地元情報、ネガティブ情報、災害情報、地元情報、

•• 楽しいもの、遊びで使えるか楽しいもの、遊びで使えるか

進化する進化するGISGISが重要が重要•• モデル事業や実証実験のその後の発展モデル事業や実証実験のその後の発展

•• 双方向双方向GISGIS、データ更新、変化情報、データ更新、変化情報

•• 教育教育•• 法制度法制度

GIS GIS インダストリーの開花インダストリーの開花

公共セクターモデル公共セクターモデル•• 安全(防災)、安心安全(防災)、安心((防犯)防犯)

•• 環境環境・・福祉福祉・・厚生厚生ビジネスセクターモデルビジネスセクターモデル•• 情報技術情報技術 OrientedOriented•• 新しいアイデア、コンテクスト新しいアイデア、コンテクスト OrientedOriented•• 法制度法制度 OrientedOriented

ボランタリーモデルボランタリーモデル•• 協働型、参加型協働型、参加型

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ggコンテンツをもっと身近なものにするために1コンテンツをもっと身近なものにするために1

行政の利用(効率化と市民サービス)行政の利用(効率化と市民サービス)

•• ブロードバンド基盤、世界標準(コンテンツ)整備ブロードバンド基盤、世界標準(コンテンツ)整備

•• 身近な、興味をひくコンテンツをもっと身近な、興味をひくコンテンツをもっと

•• 個人の認証基盤(教育委員会)はどうする個人の認証基盤(教育委員会)はどうする

だれがデータを入れるか、信頼性はだれがデータを入れるか、信頼性は

社会実験、特区制度から本格的運用社会実験、特区制度から本格的運用

アプリケーションやサービスを共有するアプリケーションやサービスを共有するOpenOpen WEBWEBサービス基盤サービス基盤

ggコンテンツをもっと身近なものにするために2コンテンツをもっと身近なものにするために2

NGONGO、、NPONPOの市民の利用(地域力強化)の市民の利用(地域力強化)

•• 豊かに楽しむことが目的、地域への関心を豊かに楽しむことが目的、地域への関心を

•• 発見、驚き、楽しさ発見、驚き、楽しさ

•• 収益(自立)も考えて収益(自立)も考えて

•• 複数の組織の参画、連携複数の組織の参画、連携

•• GISGISの大衆化、場計、場所情報リテラシーの大衆化、場計、場所情報リテラシー

•• ツール、ルール、利用の場ツール、ルール、利用の場

進化する進化するGISGISへへ

•• 地域で推進する協議会へ、大学の積極的役割地域で推進する協議会へ、大学の積極的役割

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t

%

Users

GISやgコンテンツはITC mainstreamにうまく乗れるか

Gap – Digital Divide

Infrastructure – GSDI

gコンテンツの更新や流通する仕組み、

3Dジオブラウザ技術開発

Digital Earth地域推進組織

アプリケーションの開発

ユーズケース・事例の蓄積

Global Map 電

子国土

– Content

ギャップを埋めるために

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デジタルアース(デジタルアース(DE)DE)とはとは1998.1 ゴア副大統領の提唱

デスクトップメタファからアースメタファへ

膨大な地理空間情報のはめ込みが可能な、多解像度

で3次元表示された地球

人間と環境の相互作用を理解するための共同実験室

ネットワークでつながった地理空間情報を様々な解像

度で3次元の地球を表現する「ユーザーインターフェイス」と、様々な情報源から統合したり、抽出表示する機

能からなる

コミュニケーションのプラットフォームとして

情報空間としてのデジタルアース情報空間としてのデジタルアース

――時間と空間のプラットフォームを提供する時間と空間のプラットフォームを提供する

DigitalEarth

Netizens電子政府 電子交通、ITS

電子市場

PrivateServices

PublicServices

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現実の想定利用者

Target

Internet Servicesとの Link•Email

•Trading/Commerce

•Entertainment

•Discovery/Search

•意思決定支援

•・・

Cyber Communityに使いやすいgコンテンツ(データとサービス)Portalsサイトからスタート

現在の空間

情報の利用者

健康被害状況の評価• 暴露データ• 健康被害データ• 社会経済データ• 地理情報• 環境情報

疾病状況の空間的分布

大気汚染 空間相関分析 発ガン分布

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平成の検地を平成の検地を「「国土の現状とそのリスクを調査・把握し、国民に適切に伝国土の現状とそのリスクを調査・把握し、国民に適切に伝えることえること」」•• 子孫に対して21世紀のストックの点検を官民で行い、新しい原風景子孫に対して21世紀のストックの点検を官民で行い、新しい原風景をつくる。をつくる。

•• 活断層調査、河川の危険性調査、森林の危機状況調査など活断層調査、河川の危険性調査、森林の危機状況調査など

•• 地籍調査と敷地境界線の確定、地盤調査、建物非破壊調査など地籍調査と敷地境界線の確定、地盤調査、建物非破壊調査など

時期は熟している。時期は熟している。•• 20002000年:伊能忠敬が地図を作り始めた55歳の年から年:伊能忠敬が地図を作り始めた55歳の年から200200年後、年後、土地家屋調査士制度発足から50年土地家屋調査士制度発足から50年

•• 20012001年:国土調査法(年:国土調査法(19511951年制定)から50年年制定)から50年

•• 20102010年:電子申請、建設年:電子申請、建設CALS/ECCALS/ECに移行に移行

•• 新しい新しい衛星画像衛星画像、測量技術(、測量技術(RTKRTK--GPSGPS、、TSTS、電子平板、慣性測、電子平板、慣性測量)、統合型量)、統合型GISGIS

まずは、電子地籍情報(不動産登記法の第17条に規定されまずは、電子地籍情報(不動産登記法の第17条に規定されている地図)の整備と活用から(多目的地籍利用)ている地図)の整備と活用から(多目的地籍利用)

ネットワーク・インフラストラクチュア(1層)

ネットワーク・サービス・インフラストラクチュア(2層)

アプリケーションサービス・インフラストラクチュア(4層)

コンテンツ・データ・インフラストラクチュア(3層)

デジタルアジア・オープンプラットフォーム

GI System

GI Services

GI Science

社会実験による実証

知識ベースの拡充

デジタルアジア構想→ 戦略研究拠点形成へアジア地域における人間安全保障のためのガバナンスインフォマティクスのプラットフォーム( =デジタルアジアオープンプラットフォーム)の構築

基盤技術 :Web – GIS ・・・Web – Mapping/Open Web Service

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http://www.digitalearth.co.jp

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