FPGAボードを使って音声処理を楽しめる

音声，画像，データ通信など，さまざまな分野でディジタル信号処理(DSP)が活躍しています．

FIR型ディジタル・フィルタは，さまざまなアプリケーションで使われるDSPの基本中のキホン．むずかしそうに見えても，その仕組みは意外とカンタンです．

FPGAボードを使ったFIR型ディジタル・フィルタによる音声処理をご案内します．

必要なものは…　・デザインウェーブマガジン　　2000年4月号(CQ出版社)　　FIRフィルタをFPGAボードに実装する方法　　を解説

　・FPGAボード　　BP49-SPA(写真化学)　　パソコンのPCIバスに装着して使えるFPGA　　ボード　　のふたつ

デザインウェーブマガジンはどこで入手できるの?…

全国書店にて好評発売中(1,180円)

見つからないときは…CQ出版社に直接注文できます．TEL : 03-5395-2141

ホームページhttp://www.cqpub.co.jp/dwm/

FPGAボードはどこで入手できるの?…

写真化学より好評発売中TEL : 03-3341-1211　　　(東京営業所) : 075-432-1151(本社・京都営業所)

ホームページhttp://www.shashin-kagaku.co.jp/index2.stm

デザインウェーブマガジンのどこを見ればいいの?…

143ページを見てください

FIR型ディジタル・フィルタをFPGAに実装する過程をくわしく解説しています．

付属のCD-ROMに，関連するソフトウェア，ソース・コードを収録しています．

すぐに音声処理を試したいのだけれど…

FIR型ディジタル・フィルタの詳細はともかく，とりあえず実際に音声処理をしてみたい，という読者には…雑誌に付属のCD-ROMに必要な作業手順をまとめています．

それでは，CD-ROMをPCにセットしてください．

CD-ROMの，¥¥articles¥fpgaatozディレクトリ内にあるweb_6.htmを開いてください．

合成，配置配線，そして回路データのダウンロードまで

web_6.htmを開くと，左図のような画面が現れます．まずはじめに，FIR型ディジタル・フィルタのVHDLソースを合成し，配置配線を行います．さいごに回路データをFPGAボードにダウンロードします．

説明を読みながら作業を行ってください．

読者の便を考慮して，配置配線済みのデータもあわせて収録しています．

FPGAボードのデバイス・ドライバをインストールする

今回作成したFIR型ディジタル・フィルタは，PCIバス経由でWindows95/98とデータをやり取りします．このため，PCIデバイス用のデバイス・ドライバを組み込みます．

説明を読みながら作業を行ってください．

いよいよ音声処理を行う環境がととのいました！

Windows95/98上で動作する制御ソフトを使って，音声データの送受信，波形の観測が行えます．

また，実際にフィルタ処理を行った音声データのサンプルをCD-ROMに収録しています．

とりあえずボードがなくても，どんな感じになるかを聞きくらべられます．

最新情報はホームページから入手できます！

本誌記事，CD-ROMでは解説できなかった最新情報は，デザインウェーブマガジンのホームページから入手できます．

http://www.cqpub.co.jp/dwm/