プレアボイドシステムの普及に向けて

愛媛県病院薬剤師会田中守

2016.9.219:00 〜愛媛県薬剤師会館

診療報酬と介護報酬ダブル改定l 第7次医療計画l 第7期介護保険事業（支援）計画l 第3期医療費適正化計画「利用者の視点に立って切れ目のない医療及び介護の提供体制を構築し、国民一人一人の自立と尊厳を支えるケアを将来にわたって持続的に実現していく」

地域医療構想（ビジョン）

•薬薬連携•プレアボイドシステム

薬薬連携！

方針

薬薬連携？

薬局 病院・診療所愛媛県

・要指導医薬品等を適切に選択できるような供給機能や助言の体制 ・健康相談受付、受診勧奨・関係機関紹介 等

・専門機関と連携し抗がん剤の副作用対応や抗ＨＩＶ薬の選択などを支援 等

☆ 国民の病気の予防や健康サポートに貢献 ☆ 高度な薬学的管理ニーズへの対応 健康サポート機能 高度薬学管理機能

健康サポート薬局

「患者のための薬局ビジョン」 ～「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ～

24時間対応・在宅対応 服薬情報の一元的・継続的把握

☆ 副作用や効果の継続的な確認 ☆ 多剤・重複投薬や相互作用の防止

・24時間の対応 ・在宅患者への薬学的管理・服薬指導

☆ 夜間・休日、在宅医療への対応

☆疑義照会・ 処方提案

☆副作用・服薬状況のフィードバック

※ 地域の薬局・地区薬剤師会との連携のほか、 へき地等では、相談受付等に当たり地域包括支援センター等との連携も可能

○ ＩＣＴ（電子版お薬手帳等）を活用し、 ・患者がかかる全ての医療機関の処方情報を把握

・一般用医薬品等を含めた服薬情報を一元的・継続的に把握し、薬学的管理・指導

医療機関等との連携 ☆医薬品等に関する相談や健康相談への対応

☆医療機関への受診勧奨

かかりつけ薬剤師・薬局

3

・医療情報連携ネットワークでの情報共有

日本集団災害医学会災害薬事研修コース第2回PhDLS愛媛県プロバイダーコース

１．主催日本集団災害医学会災害医療認定薬剤師制度委員会後援一般社団法人 愛媛県薬剤師会愛媛県病院薬剤師会一般社団法人 松山薬剤師会

２．開催日時平成28年 12月18日（日） 8時 30分～17時 00分

３．研修会場愛媛県立中央病院 （愛媛県松山市春日町83番地）

•薬薬連携•プレアボイドシステム

プレアボイド報告

疑義照会 服薬指導

Ｈ26-27年度薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点の推進事業

愛顔の薬局づくり事業

プレアボイドシステム構築のきっかけ

・要指導医薬品等を適切に選択できるような供給機能や助言の体制 ・健康相談受付、受診勧奨・関係機関紹介 等

・専門機関と連携し抗がん剤の副作用対応や抗ＨＩＶ薬の選択などを支援 等

☆ 国民の病気の予防や健康サポートに貢献 ☆ 高度な薬学的管理ニーズへの対応 健康サポート機能 高度薬学管理機能

健康サポート薬局

「患者のための薬局ビジョン」 ～「門前」から「かかりつけ」、そして「地域」へ～

24時間対応・在宅対応 服薬情報の一元的・継続的把握

☆ 副作用や効果の継続的な確認 ☆ 多剤・重複投薬や相互作用の防止

・24時間の対応 ・在宅患者への薬学的管理・服薬指導

☆ 夜間・休日、在宅医療への対応

☆疑義照会・ 処方提案

☆副作用・服薬状況のフィードバック

※ 地域の薬局・地区薬剤師会との連携のほか、 へき地等では、相談受付等に当たり地域包括支援センター等との連携も可能

○ ＩＣＴ（電子版お薬手帳等）を活用し、 ・患者がかかる全ての医療機関の処方情報を把握

・一般用医薬品等を含めた服薬情報を一元的・継続的に把握し、薬学的管理・指導

医療機関等との連携 ☆医薬品等に関する相談や健康相談への対応

☆医療機関への受診勧奨

かかりつけ薬剤師・薬局

3

・医療情報連携ネットワークでの情報共有

薬剤師・病院・薬局機能アップ

疑義照会残薬解消健康相談

病院

薬局

薬局

処方変更副作用回避

相互作用治療効果不十分

・多様化への対応生活スタイル、治療の選択、ヘルスケア

・情報共有医療機関-薬局、薬局-薬局、多職種

・リテラシーの向上指標に基づく機能アップ、エビデンス化の利用

l現状把握（問題点抽出）

l健康相談及び医療の質を向上

l貢献度を評価（エビデンス）

保険薬局、病院における健康相談・薬学的介入事例を共有・ 収集し活用する

目的

手段

病院活用事例

愛媛大学病院 事例１

事例２

事例３

H27年度 システム導入状況

２．９％宇摩支部

５１．０％新居浜支部

４７．１％西条支部

４４．４％東予・周桑支部

３１．０％今治支部

２６．９％松山支部

４４．４％大洲支部

４４．４％八幡浜支部

２７．９％

宇和島支部

３６．０％

２６．０％⇚左図システム導入状況

※枠なし：薬局各支部導入率枠あり：病薬支部導入率

薬 局 平 均：28.5％

161/565

稼働：23.6%

38/161医療施設平均：28.9％

37/128稼働：35.1%13/37

【目標】

薬 局 稼働 200施設病院 稼働 50施設

0

50

100

150

200累積導入施設数

県下のシステム普及状況

H26年度 10施設(モデル）（薬局8+病院2）

H27年度198施設（薬局161+病院37）

導入月日H27

12会場システム説明会参加者618名

システム導入施設数

32

H28年度202施設（薬局163+病院39）

プレアボイド報告

1275

1992

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1800

20008月 9月 10月

11月

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

11月

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月

病院

薬局

2014年度 2015年度 2016年度

累積報告数

プレアボイド月別報告

020406080

100120140160180200

8月 9月 10月

11月

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月

11月

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月

病院

薬局

報告数

2014年度 2015年度 2016年度

Rippleeffect （波及効果）

Rippleeffect （波及効果）

l 波紋が広がるように、徐々に広い範囲にききめが広がっていくこと。

l 「効果」はききめ、よい結果の意。

•スキルアップ•エビデンス創出•地域における連携推進

自分に対する投資

薬剤師の存在意義

地域における連携推進

n = 6 (37.5%)

n = 10 (62.5%)

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n=15(37.5%)�

n=40�

n=11(27.5%)�

n=6(15.0%)�

n=7(17.5%)�

n=1(2.5%)�������������"��������

5.4%�

1

5

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2

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2

2

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5

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/

1

機械的に防止できるシステムを運用しているが、腎機能低下などの病態や、アレルギー歴など薬剤師が個々の患者の情報に基づいて確認することが重要

Ｈ26-27年度薬局・薬剤師を活用した健康情報拠点の推進事業

愛顔の薬局づくり事業

Ｈ28年度患者のための薬局ビジョン推進事業

健康愛顔推進事業

日本のリレーはなぜ強い？

l 大議論の末に誕生した新アンダーハンドパスl その議論は選手、コーチなど、その場にいた人全員で？

l メンバーを入れ替えても結果を残せる

薬局における口腔ケア受診勧奨

l 市民公開講座『健口生活を習慣にしよう』l 県歯科医師会との連携事業l おくすり手帳 歯科受診記録「お口のケア チェックシート」

l 対応マニュアル（Q＆A)

今後の展望2 健康相談推進

モデル実働

H27年

H28年

43

歯科の受診記録

ビジョン実現のための取り組み事例報告② H27年度より

お薬手帳への歯科受診欄の追加

お薬手帳への既往歴記入欄の追加

副作用対策

【背景】

骨粗鬆症治療のためビスホスホネート系薬剤を服用している患者では、重要な副作用として顎骨壊死が起こることが知られている。顎骨壊死は抜歯などの歯科処置を受けた場合や口の中が不衛生な状態において生じやすいとされており、予防のためにも口腔ケアを行い、口腔内を清潔に保つことが必要である。しかしながら、ビスホスホネート系薬剤を服用している患者に対して医療従事者がどの程度口腔ケアについて説明し、実際に口腔ケアを実践できているかは不明である。そこで今回、ビスホスホネート系薬剤服用患者に対する副作用モニタリングの一環として、口腔ケアの現状調査を行ったので報告する。

半年以内の歯科受診の有無

1532%

3268%

あり

なし

4245%

5255%

N=94N=47

受診率についても十分とはいえない

入院 外来（薬局）

受診勧奨の有無による歯科受診率

4

10

2

26

0 10 20 30 40

受診勧奨

あり

受診勧奨

なし

受診あり 受診なし

21

21

11

41

0 10 20 30 40 50 60 70

受診勧奨

あり

受診勧奨

なし

*

**

*P<0.05, **P<0.01カイ二乗検定

（人）

入院

外来（薬局）

受診勧奨を行うことで歯科受診率が向上

仮説 地域における健康活動が受診勧奨につながる→副作用を未然に防ぐ

愛顔健口塾≒受診勧奨

• 特定健康診断• 健康診断• 口腔ケア受診勧奨• 多職種連携

アウトリーチ型健康相談から薬局での受診勧奨につなぐ！

「健康愛顔塾出前講座」

日時：平成28年9月26日（月曜日）午前10時～12時

場所：道後公民館松山市道後町１丁目５−３１

テーマ： １．笑顔のまつやま まちかど講座「賢い患者になるためにⅡ」

講師松山市保健所医事薬事課亀田様浮穴様

午前：10時～11時

テーマ： ２.薬剤師による健康愛顔塾出前講座「薬の正しい飲み方、使い方」講師薬剤師

午前：11時～11時15分

お薬相談・健康相談

医療（病院・薬局）での役割（薬物療法適正使用・同種同効薬・過量投与・副作用等の回避→薬学的ケアの実施）住民の健康づくりの寄与

①薬剤師の存在意義を数値化（データ化）して、裏付けるためのツール

②薬学的ケアや健康相談の 標準化ツール（事例集）

薬局の薬剤師の仕事は、目に見えるものではありません。薬剤師が調剤室で行っている仕事や貢献度を知らない人も少なくありません。日常業務を数値化することで、薬剤師の必要性をアピールしていくための手段です。

多くの事例を入力することで、より有用なデータベース（事例集）となる。システムの検索機能を使うことで、薬学的ケアのケースや健康相談の対応事例を探すことができ、日常業務の参考とできます。

プレアボイドシステムは

③薬歴情報のクラウド化に備える準備ツール（ルティーン業務）

事例収集システム

「Win-Win」とは、すべての関係の中で、お互いの利益を求める精神のことで、お互いに満足できる合意や解決策を打ち出す考え方です。皆で協力して完成させる舞台と見るパラダイムです。

生活者＊，患者さんにフィードバックする＊生活者とは、多様な価値観を持って、多様な生活行動をする者のこと

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