オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地...

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師升究ノート】 オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察 -2013年度オーブンソース・ソフトウェア(OSS)の活用実態調査報告一 山陰研究(第 7号) 2014.12 摘要 本稿では2013年度に行った日本のIT産業='情報サービス企業におけるOSSの活用 と開発貢献の調査結果から都市圈(関東,関西,福岡の大都市圈),それ以外の地 方圏(島根県を除く),島根県での地域別の比較分析を2012年度調査結果からの推 移も通じて行うことによって,島根県の地域IT産業振興政策の効果と課題を抽出し た.その結果,島根県ではRubyを含めたOSSの活用だけでなく開発貢献も進めら れているが,企業経営指標との関係に関してはまだ見込みの段階で,成果として は表れていないことが分かった.またOSS活用貢献に関して,特にRubyを中心に 開発者の吸引・人材確保を要因・動機としている可能性があることが見いだされ た. 野田哲夫・丹生晃隆 (島根大学法文学部・島根大学産学連携センター) 地域産業,オープンイノベーシヨン,オープンソース, OSS, Ruby キーワード はじめに 本研究の目的は,島根県松江市が2006年から進めているプログラミング言語Rubyを活用した 地域産業振興プロジェクトを地方によるオープンイノベーションの過程として位置付け,地方 の中小IT企業のOSS活用・貢献とこの成果との関連を分析し,島根県松江市のIT産業振興=Ruby Cily MATSUE projedを地方によるOSSを活用した産業振興政策,その成果を理論的に うとするものである.そこで2012年度にと2013年度に島根県を含めた日本のIT産業=情報サービ ス企業におけるOSSの活用と開発貢献の関連の調査をおこなった.2012年度調査に関しては野田・ 丹生(20]3)で都市圏(関東,関西,福岡の大都市圏),それ以外の地方圏(島根県を除く), 島根県での地域別の比較分析を行っだ.その結果,以下のことが分かった 日本のIT企業においてはLinuXやApache HTrp sewel',データベース gresQL他)などの主要なOSSは,商用のソフトゥエア同様に企業での活用度も高いが, 開発貢献は低い Ruby, Ruby on RailSや他の言語などは主要OSSに比べて活用度はまだ低いが OSSを活用するIT企業にはその開発過程にも参加・貢献している. RubyやOSSを活用した産業振ハ政策を進める島根県においては両者ともその活用度が他 0

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師升究ノート】

オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察-2013年度オーブンソース・ソフトウェア(OSS)の活用実態調査報告一

山陰研究(第 7号) 2014.12

摘要

本稿では2013年度に行った日本のIT産業='情報サービス企業におけるOSSの活用

と開発貢献の調査結果から都市圈(関東,関西,福岡の大都市圈),それ以外の地

方圏(島根県を除く),島根県での地域別の比較分析を2012年度調査結果からの推

移も通じて行うことによって,島根県の地域IT産業振興政策の効果と課題を抽出し

た.その結果,島根県ではRubyを含めたOSSの活用だけでなく開発貢献も進めら

れているが,企業経営指標との関係に関してはまだ見込みの段階で,成果として

は表れていないことが分かった.またOSS活用貢献に関して,特にRubyを中心に

開発者の吸引・人材確保を要因・動機としている可能性があることが見いだされ

た.

野田哲夫・丹生晃隆

(島根大学法文学部・島根大学産学連携センター)

地域産業,オープンイノベーシヨン,オープンソース, OSS, Rubyキーワード

はじめに

本研究の目的は,島根県松江市が2006年から進めているプログラミング言語Rubyを活用した

地域産業振興プロジェクトを地方によるオープンイノベーションの過程として位置付け,地方

の中小IT企業のOSS活用・貢献とこの成果との関連を分析し,島根県松江市のIT産業振興=Ruby

Cily MATSUE projedを地方によるOSSを活用した産業振興政策,その成果を理論的に抽出しよ

うとするものである.そこで2012年度にと2013年度に島根県を含めた日本のIT産業=情報サービ

ス企業におけるOSSの活用と開発貢献の関連の調査をおこなった.2012年度調査に関しては野田・

丹生(20]3)で都市圏(関東,関西,福岡の大都市圏),それ以外の地方圏(島根県を除く),

島根県での地域別の比較分析を行っだ.その結果,以下のことが分かった

日本のIT企業においてはLinuXやApache HTrp sewel',データベース(MysQL, post・

gresQL他)などの主要なOSSは,商用のソフトゥエア同様に企業での活用度も高いが,

開発貢献は低い

Ruby, Ruby on RailSや他の言語などは主要OSSに比べて活用度はまだ低いが,これらの

OSSを活用するIT企業にはその開発過程にも参加・貢献している.

RubyやOSSを活用した産業振ハ政策を進める島根県においては両者ともその活用度が他

0

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地域に比べて高く,また開発貢献も進んでいるが一必ずしも活用を進める企業が開発ι

貢献しているわけではない.

Ruby ciw MATSUE projectはRubyやOSSの活用は進めたが,開発貢献の面ではその成果が表

れているとは言い難く, Ruby ciw MATSUE projed=行政によるIT産業振興策が開発貢献への

マイナスのインセンティブになっている可能性も示唆された.そこで,引き続き2013年度の調

査結果を基に,2012年度調査分析と同様に他地域との比較分析を行いながら,この傾向の追跡

を行う

野田哲夫・丹生晃隆

1.調査方法と回答企業のプロフィール

1.1 調査方法

2012年度と同様に, OSSの活用と開発貢献,および企業成長との関連を分析することを目的と

し, OSSの活用自体は既に高いことが予想されるOSS関係のIT企業の全国組織であるOSSコンソー

シアム会員企業,またプログラミング言語Rubyによる産業振興を進めている,しまねOSS協議

会会員企業,中国地方の情報サービス産業協会加会員企業,福岡Rubyビジネス拠点推進会議会

員企業,に対して「アンケート調査票」(文末資料:「第2 回オープンソース・ソフトゥエア(OSS)

活用実態調査アンケート」)を送付した(文末資料参照).「調査票」はこれらのIT企業650社に送

付され,回答のあったIT企業は146社であった回答率22.5%y.

また,回答企業のうち都市圏(関東,関西,福岡の大都市圏)のIT企業は72社,それ以外の地

方圏(島根県を除く)のIT企業は49社,島根県のIT企業は24社(不明1社)であっだ.「アンケー

ト調査票」は各IT企業のプロフィール(地域,企業規模,売上高や従業員数の成長率等),主要

OSSである[inux, Apache HTrp se1刃er,データベース(MysQL, poslgl'esQL他), Ruby,そ

れ以外のプログラミング言語(perl, python, PHPなどのスクリプト言三剖, Ruby on RailSのそ

れぞれのIT企業での活用度,および主要OSSの開発貢献度を調査したものである.活用度に関し

ては,それぞれのOSSの分野におけるそのOSSの活用割合(例:サーバ0SとしてUnuXを活用し

ており,他のサーバ0Sも含めた活用のうちLinuXの活用割合)を,またOSSの開発貢献に関して

は, OSSの団体,コミュニティなどに賛助金や会費などで直接投資している金額(金銭的貢献)

と,開発者が業務時間内にOSSの開発に貢献している人件費(人月換算したもの)の合計額(人

的貢献)の2つに分けて聞いた.さらに,20]3年度調査ではOSSの活用や開発貢献の企業におけ

る効果について,2012年度のアンケート回答において具体的な成果として記述回答があったも

のや,考えられる効果を整理しその効果の度合いを聞いた.なお.文末資料にあるように選択

肢はすべてりツカート尺度を用いて回答するものである

2.1 回答企業のプロフィール

図1 図2は回答企業を資本金規模と開発者規模で地域比較したものである.

当然ながら都市圏のIT企業が資本金規模でも開発者規模でも大きい企業の比率が高いが,資本金

が1000万円以下,開発者]0人以下の中小規模の企業も一定の割合を占めている.島根県は資本

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オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

72 社)

1,000万円以下

3億円超~10億円

地方圏(島根県を除く)(49社) 島根県

1,000万円超~5.000万円ノ5ρ00万円超~1億円

■10億円超~50億円 ."50億円超~100億円

図1 資本金規模の地域別比較

「オープンソース・'ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

5.フ%'1、".、

8.6%

島根県(24社)

101人~200人

0

0%5.フ%

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18.6

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%

都市圏(72社)

10人以下

201人~300人

2.000

25.0

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12.2

%

地方圏(島根県を除く)(49社)

11人~25人,26人~50人 51人~100人

凸301人~500人■501人~1000人 1,001人以上

図2 開発者規模の地域別比較

「オープンソース・'ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

20.4

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45.8

%

(24 社)

1億円超~3億円

■100億円超

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金が10億円を超える企業はなくまた開発者数が10人以下の企業が半数以上である.,

また図3は主たる業務を地域比較したものであるが,どの地域においてもソフトゥエア開発

の比重が高い.調査対象自体がOSSの活用自体は既に高いことが予想されるOSS関係のIT企業が

多いため, OSSを活用して新たなソフトゥエアを開発する技術志向型の企業が多いことを示して

いる.

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2.2 0SSの開発貢献の地域比較

OSSの開発コミュニティへの貢献に関しても,2012年度調査同様に2013年度調査でも日本のIT

企業の貢献度は,その活用度に比べて低い.図ではOSSへの人的貢献=OSS開発に貢献している

人件費(人月換算したもの)の割合を示す(図7~図9参照).その中で,島根県の企業は企業

野田哲夫・丹生晃隆

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2. OSSの活用と貢献における地ナ動性の比較分析

2.1 0SSの活用の地域比較

OSSの活用に関しては2012年度調査同様に20]3年度調査でも各地域でほぼ同様の比率となった

(図4 ~図 6参照). LinuXやApache HTrp se1刃er,データベースなどの主要OSSについて,50%

以上の割合でこれらを活用している企業が都市で全体の3割前後であり,また7割から8割の,

企業がこれらのOSSを活用している.地方でも島根県を含めてでも7割前後の企業が主要OSS

を活用している.一方, RubyとRubyon RailSは都市での活用は5割弱あるが,島根県を除く地

域での活用が2割を超す程度であるのに対して島根県における活用度が他地域に比べて極めて

高く(活用をしている企業は約7割で,50%以上の割合で活用している企業が3割以上),他の

言語(perl, hth伽, PHP等)の活用割合も高い.これらのプログラミング言語はIT企業の中で

も特にソフトゥエア開発を主たる業務としている企業において活用されるが,島根県のIT企業だ

けがこの業務比率が高いわけもなく(図3参照y,同様の機能を果たす他のプログラミング言語

の活用比率が島根県でも高いが(島根県で約8割),島根県以外でも比較的高い(都市で7割超,

地方で6害躬引ことを考慮すると,島根県のIT企業のソフトゥエア開発業務においてRubyとRuby

On RailSの活用が他の言語に比べて進んでいることが分かる.

図3 主たる業務の地域別比較(複数回答)

「オープンソース・'ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

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都市■地方(島根除く)

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島根

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オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

LinuX 2 、 12

Appache ,5! 11

データベース

Ruby o、4,"幼7,'Z 4

その他プログラミンウ、言語

Ruby on Rails

60% 80%4000

1-24%画活用なしゞ不明25・49%

図4 都市圏のIT企業におけるOSSの活用度(OSSの活用割合)

「オープンソース・'ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より回答企業72社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.問に回答が無かった企業を含んでおり,合計か72にならない場合

'

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図6 島根県のIT企業におけるOSSの活用度(OSSの活用割合)

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より回答企業24社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が24にならない場合がある.

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データベース 0".'.5'.'.ノ'2,' 9

Rubyo^113^

その他プⅡグラミング言語 0.2、2 6

RubyonRails m N

0% 2000

100%.75-99% 50・74%

100%

20%

/ 50・74%

22^

16

25^

35

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60% 80%4000

1・24%■活用なし..不明25・49%

図5 地方圏(島根県を除く)のIT企業におけるOSSの活用度(OSSの活用割合)

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より回答企業49社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が49にならない場合がある.)

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データベース 2 .'.'ぱIY....

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為工その他フログラミング言語 2',0 4

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RubyonRails o'2 ・ 2 / 4

0% 10% 20% 30% 40%

100%'75・99% 750・74% 25・49%

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50% 60% 70%

1・24%巨活用なし

35

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17

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玲玲

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テ'ータハミース

Ruby

その他プログラシグ言語

Ruby on Rails

野田哲夫・丹生晃隆

;2誘ぞ'2勇γ疹7'ク/弓γ'クノ才ノづン万血5フク',ク"ノづ/,タ、Z梦'ノンZ芽ZクZ効憂:'竪血;:':;t':7

可屍多Z影'X髪男ン驫7Zをン驫ノ疹ノノづノb%倉うづ/ガノ杉,だ'影"X必驫珍杉'乙男二':'工珂:':':i5

5 郭ヨ、影7Z弓7Z多7嘉ZZン、Zを"彪ノガ/つ、、/46'イ4//づノノづノZをγ彪7彪7X珍'彫7影7づ諺苧圧武':'エ

5 Ξ4毛タ、房Z驫7,'劾'影7凌フガフカ/カ/,づZ6bフク'ノづノノ宏、Z彭イだ、1Z7Zぞ、だ'Zク",久':'翫':':.

7 む毛7/伽、/ク"Z互7Zク'Z珍7才ンクつ"46クづ7方ノノク/フクZ芽'ノ珍ノ^'クお÷:一掌':f三X':・:・:

5 ラ杉灸7誘4冴r杉'杉'影y影'Z多ノ万"b//2詑Z/ノづノ万/ンク'形フノ芽イ形7%男ン驫/形フカ'ニ.:.:0:.:,

,t,1イ意円以上

500万円未満

0%

図7 都市圏のIT企業におけるOSSの人的開発貢献度

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業72社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計か72にならない場合がある.)

10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

■2千万円~1億円未満

=金銭的貢献のみ

Linux

Appache

データハミース

Ruby

その他プ"、ラミング言語

Ruby on Rails

1千万円~2千万円未満■500万円~1千万円未満

世不明りなし

0:t:!:イ暁:'!河2ク"'ラグ杉yZノιづノノ牙'屍,影/b7ZZ飴1乙/,ク"ノぞ'jク、jうフカ//yノ多グノニンノ珍えー:ー:ー:彪講,:1

0:::血,:t:d^'、彫7'立ク/y'捻、ι//y,杉'方,,.鱒乙後'ノ乙グノ2/Z/'ノ立男.ぞ、Zク、ιグZ多、'力6空纂窓纂tる:

Oib空;:::眺辻Mラ杉ヲ、イグ/1グ、,タ、ノづノノ捻'カ/ノづノノるグ扉舒ラ乙/'多ク杉フノク,多ンダZク'ノ勇Z影フノク凌誠霊;

0毛:,ヨ杉ンカ/Z^'ノフ乙,彪7Z^'ノラyz/影7脱、4・i%yz/2髪^yダZ^'gz^方/ノ多驫,:,諾露,;'

0,:.:;:配÷河2立ク、1 万,,、杉フノグノ立/Zヲ"/フィづ^語杉ク影/ZZ傭',ソ'髪男ZZ/しづノZ多'ノうつ:,:栃:,:,:

品!M:・d乙gZク、ノク元/Z/ノ?影7Z/bノ万7,ラ乙節%フ/牙多、カフ/ン、Z多シイノ方フノラう,/つグι究す:i諾韮+:'

ム1イ意円以上

500万円未満

図8 地方圏(島根県を除く)のIT企業におけるOSSの人的開発貢献度

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業49社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が49にならない場合がある.)

0% 10% 20% 30%

佃2千万円~1億円未満

=金銭的貢献のみ

Linux o.'.'Ξ'.'.0ド・:!3:・:リ0%,'、ノ牙ノク、/ク、、フクノ笶、,ク、元ノ房1、41bう4/ノイノZグ,タ、'^/4/Zとク、ノ'yノで:+羅一:i

Appache o:...:":3リHσ彭フノι/元フノニノノク、'Z7Zフノクχラフノ芽Xラフfgつ夕Xつ/Z7,4杉珍ノjンノク影7Z牙考グ、房/j乙,;?之;,;!データベース 6岡;:配;3,C;:.;σ効7/多Z/Z7/Z'Zラノ乙/ZZ影Z影'、zi吾乙杉乙',タ、影フ/17'Z男考"グランづ乙多Z多Zrzt奨逃!'!

Ruby 組和11.価●蛍2C!:!^3^'ノ牙乃/ι/影/Z宏"プ彭'Zク、ι髪髪r才i,5乙ンιノ,タ"'考イ%//2グ"'4//ζ,蹴その他フ"'ラミング言語 01'・:・:<3"・:・凱彰乙/,ζノ、Z芽ノタ"Zク'Z7Zイ'17影7Zziワ光'、/影P",うノ、,4影r/y/2芽、%//く徒▲髭!迷

40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1千万円~2千万円未満.500万円~1千万円未満

,:不明ノなし

RubyonRailS 江t頭層:・.・2:・:・魯1乞y乙フノフX考、Zフ/yZク'Zン、Z4必"Z牙切驫泛、ナクノクZ牙"ノつフノユ多"ノ乙ン、ZZ杉ン、,託之託;!

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

肌1イ愆円以上

500万円未満

図9 島根県のIT企業におけるOSSの人的開発貢献度

「オープンソース・、ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業24社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が24にならない場合がある.

■2千万円~1億円未満

金銭的貢献のみ

1千万円~2千万円末満■500万円~1千万円未満

,.不明ノなし

L1 ー

器需

司2 刃.

Uh

LPA

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オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一20]3年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

規模や開発規模が他地域に比べて低いにも関わらず(図1

合としては比較的高いことを示している.

2.3 0SSの活用と開発貢献の関係の地域比較

次にOSSの活用と開発貢献の関係(相関)を都市圏(関東,関西,福岡の大都市圈),それ以

外の地方圈(島根県を除く),島根県で比較を行う(表1~表3参照)

人的な開発貢献について,都市圈ではRubyとRubyon RailS相互問の活用と開発貢献の相関が

高い.地方圈において,相関分析の結果からは, Ruby on RailSの活用とLinuXやApache,その

他言語, Ruby, Ruby on RailSの開発貢献との間に高い相関が表れている.この結果は, Ruby

On RailSの活用をしている企業と,人的開発貢献との間には何らかの関イ系性があることを示して

いると考えられる.しかしながら,活用及び開発貢献をしている企業の実数が少ないことを考

表1 主要OSSの活用と人的開発貢献の相関(都市圏)

Apache データベース開発貢献 Linux

活用

Linux

AI)ache

データベース

RUI)y

その他言語

RUI)y on RaⅡS

, 2参照),貢献をしている企業の割

、,

表2

.261

.106

.10]

.153

.015

.185

主要OSSの活用と人的開発貢献の相関仕也方圏・島根県を除く)

Apache データベース Ruby その他言語Lil〕UX開発貢献

活用

Linux

AI)ache

データベース

RUI)y

その他言語

RUI)y on Rails

.136

.220

.171

.108

.069

.131

.0釘

.028

.097

.045

.012

.066

.060

ー.039

.013

ー.389

.336

ー.215

Ruby

表3

.086

.000

.253

.086

.190

.319、

.061

.]01

.069

.433**

.]85

.469**

主要OSSの活用と人的開発貢献の相関(島根県)

AI〕ache データベース開発貢献 Linux

その他言語

活用

ー.0]2 037ー.158ー.104Iinux

ー.087ー.241ー.128 ー.174AI〕ache

ー.208ー.078 ー.038ー.246データベース

ー.257 ー.253 .]36ー.015Ruby

その他言語 ー.015.040 .132.]39

.250ー.070 ー.071.145RUI)y on Rails

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)

スピアマン1慎位相関係数検定" 1%水準有,、,、5%水準有意

.125

.136

.169

.196

.306

.460**

.122

.059

.061

.187

.348、

.219

ROR

.066

ー.028

.276

.099

.201

.293

ROR

.055

.082

.064

.405**

.195

.439**

ー.132

ー.222

ー.222

.090

.139

.112

ー.039

.035

.123

.375*

.265

.400*

.092

.078

.254

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.309*

.414**

ROR

.043

.099

.175

.340

.164

.581**

Ruby

より

その他言語

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えると,この結果は注意深く見る必要があるだろう.島根県については,2012年度調査と同様

に,活用と開発貢献との間に有意な相関関係は現れなかった.2012年度調査分析によるRuby

やOSSを活用した産業振興政策を進める島根県においては両者ともその活用度が他地域に比べて

高く,また開発貢献も進んでいるが,必ずしも活用を進める企業が開発に貢献しているわけで

はないという傾向は、 2013年度でも変化は見られなかった

3. OSSの活用と貢献と企業経営指標の地域性の比較分析

3.1 0SSの活用と企業経営指標の地域比較

OSSの開発貢献と企業の経営成長指標では,2012年度調査では全く相関が表れていないことに

対して,2013年度調査では人的貢献と金銭的貢献でLinux, Apache,データベースにおいて従業

員数伸び率(次年度見込み)の間に,また金銭的貢献でその他の言語と従業員数伸び率(次年

度見込み)の間に有意な相関が表れだ.日本のIT企業にとってOSS活用によって直接的な売上

高成長を見込むのに対して, OSSへの開発貢献が従業員増加,人材育成や採用につながることを

見込んでいることが考えられる.

OSSの活用,企業の経営指標として売上高成長率(前年度比),売上高成長率(次年度見込),

従業員数伸び率(前年度比),従業員数伸び率(次年度見込)との閧係(相関)の地域比較を行

う(表4~表6参照).都市圈や地方圏(島根県を除く)ではOSSの活用が売上高成長率と高い

相関を,また都市圈では従業員数伸び率との相関を示しているのとは対照的に,島根県ではRuby

とRubyon RailSの活用と売上高成長率見込みとの間に強い相関が現れている.相関分析の結果

なので確定的なことは言えないが、島根県におけるIT企業の売上高への貢献はRuby及びRuby

On RailSの活用に一音酎衣存していることが示唆される.また,これは,1T企業倶仂§RubyやRuby

野田哲夫・丹生晃隆

表4 主要OSSの活用と企業経営指標の相関(都市圏)

売上高成長率売上高成長率

(前年度比) (次年度見込)

350" 236

209 ]55

336** 227

369" 176

268、 031

337** 065

Linux

Apache

データベース

Ruby

その他言語

Ruby on RaⅡS

表5 主要OSSの活用と企業経営指標の相関仕也方圏

売上高成長率売上高成長率

(前年度比) (次年度見込)

411** 156

409.* 201

435'* 149

056 026

307* 298、

025 050

Linux

Apache

データベース

Ruby

その他言語

Ruby on Rails

従業員数伸び率

(前年度比)

.376**

.248

325**

243

265、

]96

従業員数伸び率

(次年度見込)

296、

.248

247、

210

045

121

従業員数伸び率

(次年度見込)

041

0)3

133

1Ⅱ

Ⅱ0

041

・島根県を除く)

従業員数伸び率

(前年度比)

003

071

087

047

184

ー.054

Page 9: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年座オープンソース・'ノフトウェア(OSS)の活用実態調査蛾告一

表6 主要OSSの活用と企業経営指標の相関(島根県)

売上高成長率売上高成長率

(前年度比) (次年度見込)

ー.029 .099

ー.OUー.125

.228ー.139

.045 .554**

ー.060ー.127

.549**ー.012

Linux

Apache

データベース

RUI〕y

その他言語

Ruby on Rails

On RailSに関連した開発案件(次期の受注見込み)に大きく期待していることを表していると

考えられる.

3.2 0SSの人的開発貢献と企業経営指標の地域比較

OSSの開発貢献と企業の経営成長指標では,20]2年度調査では全く相関が表れていないことに

対して,2013年度調査では人的貢献と金銭的貢献でLinux, Apache,データベースにおいて従業

員数伸び率(次年度見込み)の問に,また金銭的貢献でその他の言語と従業員数伸び率(次年

度見込み)の問に有意な相関が表れた0.

ここではOSSの人的貢献,企業の経営指標として売上高成長率(前年度比),売上高成長率

(次年度見込),従業員数伸び率(前年度比),従業員数伸び率(次年度見込)との関係(相関)

の地域比較を行う(表7~表9参照).特にOSSの人的貢献と従業員数伸び率(次年度見込み)

従業員数伸び率

(前年度比)

ー.168

ー.055

.040

.203

ー.122

.292

従業員数伸び率

(次年度見込)

ー.246

ー.228

ー.285

ー.247

.057

ー.071

表7 主要OSSの人的貢献と企業経営指標の相関(都市圏)

売上高成長率売上高成長率

(前年度比) (次年度見込)

.037 ー.005

ー.018 ー.056

ー.045 ー.]16

ー.179.133

.134 ー.115

.123 ー.183

Linux

AI)ache

データベース

Ruby

その他言語

RUI)y on RaⅡS

表8 主要OSSの人的貢献と企業経営指標の相関け也方圏

売上高成長率売上高成長率

(次年度見込)(前年度比)

.071 .199

.028 .282

.289.049

.315*ー.038

.373、.089

.263ー.086

Linux

AI)ache

データベース

RUI)y

その他言語

Ruby on Rails

従業員数伸び率

(前年度比)

.090

.038

.0]8

ー.014

.]31

ー.021

従業員数伸び率

(次年度見込)

.087

.109

.027

.069

.052

.047

・島根県を除く)

従業員数伸び率

(前年度比)

.328、

.366*

.218

.137

.215

.038

従業員数伸ぴ率

(次年度見込)

.464**

.379、

.312*

.149

.337、

.141

Page 10: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

表9

従業員数伸び率

(前年度比)

]44Linux

358Apache

データベース 103

Ⅱ5RUI)y

その他言語 256

.011Ruby on Rails

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

スピアマン1慎位相関係数検定" 1%水準有意,、5%水準有意

主要OSSの人的貢献と企業経営指標の相関(島根県)

売上高成長率売上高成長率

(前年度比) (次年度見込)

318197

308046

310078

079288

488、287

019]73

野田哲夫・丹生晃隆

-44

の相関に関して都市圈よりも地方圏(島根県を除く),さらに島根県において高い相関が示され

ている.都市圏では従業員数伸び率(次年度見込み)で相関が表れなかった結果と対照的であ

る. OSSへの人的貢献は自企業の開発者が業務時間内にOSSの開発に貢献している人件費で回答

している.その企業がOSSの開発に貢献している,すなわち企業で働けば通常の業務以外にOSS

の開発に従事・することが可能であると何らかの形で外部に示すことが, OSSの開発もしくは開発

貢献に関心のあるエンジニアを引き付け,結果として,従業員数の伸び率を高めに想定してい

る(その結果が従業員数の伸び率としての数値に表れている)ことが推察される.現在のIT業界

において特に開発者の人材不足が深刻な問題である'. OSSの開発に貢献することは企業(特に

地方のIT企業)にとって開発者を吸引する大きな要因・動機になっている可能性が示唆される

4. OSSの活用と開発貢献の効果における地域性の比較分析

2013年度調査においては, OSSの活用や開発貢献の企業における効果泊己評価による成果や

効果の度合い)についてアンケート調査で具体的に質問した.ここでは活用と開発貢献の効果

の都市圏と島根県の比較を行う

まず活用の具体的効果に関して,都市圏に比べて島根県のIT企業は,回答の割合として,「自

社商品や新サービスの開発」,「新規顧客の開拓」,「OSSに関わる開発案件受託」などでより高い

活用の効果を認、識している.また「会社の技術力向上」や「社員の人材育成」,「新たな協業相

手」についても活用の効果を認、識している.(図10, H参照)

次に,開発貢献の具体的効果に関して,都市圈に比べて島根県のIT企業は,回答の割合として,

「会社の技術力向上」について,特に高い効果を認識している.一方で,「人材採用がしゃすく

なった」に対する効果の認識度は低い.3.2で見たように, OSSの開発に貢献することは地方の

IT企業にとって開発者を吸引する大きな要因・動機になっている可能性が示唆されるが,これは

まだ島根県のIT企業の現状認、識としては,成果や効果として表れていないことが推察される.

(図12,13参照)

従業員数伸び率

次年度見込)

.396

4Ⅱ

540、

366

589**

530*

5.結論と残された課題

2012年度調査の日本のIT産業=情報サービス企業におけるOSSの活用と開発貢献の地域別(都

一一一

一一一一

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オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

開発コストが削減した

肉社商品や新サービスの開発につながった

新規顧客の開拓につながった

OSSに関わる開発案件を受託した

会社の技術力が向上した

上流から直接受託が可能になった(脱下請)

新たな協業相手が見つかった

社員の人材育成につながった

人材採用がしやすくなった

自社の知名度や信用力が向上した

諮全くない■ほとノνどない■どちらとも言えないりある程度ある'.大きくある

図10 都市圏のIT企業におけるOSS活用による具体的成果

「オープンソース・、ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より回答企業72社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計^72にならない場合がある.)

7駅浸3

7

、 11a.

11

3遭5

2Ⅱノノ1・8ソノノZ/.'.'.Φ3.....

Ir6^,、ノノノノ16qzz ..t.t.1、2.t.t

Ir6 /" 1'3'、'..'..1,0...

9 113 ,10"で.t.10.t.

26 20/'Z/'ノノノ▲...8,..

1尾^'フフ/12ン、ノノ:.:qc1、1

20 /'/8リ....矼.1..../Z/19ι2、フ、 ZZ.:.:9.:.

開発コストが削減した

自社商品や新サービスの開発につながった

新規顧客の朋拓につながった

OSSに関わる朋発案件を受託した

会社の技術力が向上した

上流から直接受託が可能になうた(脱下請)

新たな協業相手が見つかった

社員の人材育成につながった

人材採用がしやすくなった

幽社の知名度や信用力が向上した

20

112

ι

18

.ι工野ユ16

115

9

0% 20%

8

6

.ノ」3//01噂24,

3 93 .'庁τZ/.,'.13;.'

20% 60%40%0% 80%

訊全くない■ほとんどない■どちらとも旨えないシある程度ある..大きくある

図11 島根県のIT企業におけるOSS活用による具体的成果

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業24社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が24にならない場合がある.)

5

40%

26

30.

60%

.コ3超涌1 4^r zzzzzJI0ソZZZZ222:..:.:.5,:.:.:.

,ご■三瀦、部U0 5^IZ'.二ZZzzzzzfl,322'ZZZ/ZZZ/'.2.鴇証才痴6武輪1女雛邑2 1、1 'Z40

.3 2 7 二ZZ.ZZZ立912、Zノ之ZZ7β二、2.1

ノ牢ノ,3

9tz、/.ニ.6・ニ

80%

最新の技術情報が入手しやすくなった

最新のビジネス情報が入手しやすくなった

自社商品や新サーt'スの開発につながった

自社にとって有利な仕様を策定できた

会社の技術力が向上した

新たな協業相手が見つかった

社員のモチベーションが高まうた

社員の人材育成につながうた

人材採用がしやすくなった

自社の知名度や信用力が向上した

100%

22 ZノノフZZ'...6.Ξ.

23 ,',"./9ι;イ'ノ'Z.司こ

Ir6 '.ZZ9yzz,静"8.Ξ.'

IW^'Z./8ξ2'2寶"5,.9

100%

ある

3

22 11 、.ニ.6.ニ.

2q^'4 ゛."8゛.'

.;.ニ'8.ニ.ニ11

12/、ノ'/ノ." 6、'.

22 ,5 -:匂冷

6'."5.'23

1「8

1「8

0% 40%20% 60% 80%

伽全くない●ほとノVどない■どちらとも園えないりある程度ある 1.大きく

図12 都市圏のIT企業におけるOSS開発貢献による具体的成果

「オープンソース・ソフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業72社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が72にならない場合がある.)

45

6

告三江つ1、1・'

.都1.2、「」き

t卦1,3

3工::熔16

1.1 '、

彪曽又K或:母江19

'・13

= tモ長島1,3¥1吏J

工三ユ羊堅3コ18

0・J;鴇117 4

7

100%

Ⅱ2

851

58

56

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最新の技術情報が入手しやすくなった

最新のビジネス情報が入手しやすくなった

自社商品や新サービスの開発につながった

自社にとって有利な仕様を策定できた

会社の技術力が向上した

新たな協業相手が見つかった

社員のモチベーションが高まった

社員の人材育成につながった

人材採用がしやすくなった

自社の知名度や信用力が向上した

野田哲夫・丹生晃隆

卸全くない■ほとんどない■どちらとも言えないりある程度ある二.大きくある

図13 島根県の IT企業におけるOSS開発貢献による具体的成果

「オープンソース・、ノフトウェア(OSS)活用実態調査アンケート」(2013)より

回答企業24社における活用度(%)割合毎の企業数

(グラフ内数字は実数.質問に回答が無かった企業を含んでおり,合計が24にならない場合がある.)

三泛'"Jrl:よ工.キ.襲6 、¥三'含髪^3

"万辨"張6爵、f,貌1工^3

市・地方・島根)の比較分析から, RubyやOSSを活用した産業振興政策を進める島根県におい

ては両者ともその活用度の割合が他地域に比べて高く,また開発貢献も進んでいるが,必ずし,

も活用を進める企業が開発に貢献している訳ではないことが示された.2013年度調査の地域別

比較分析からもその傾向に大きな変化は見られなかった

また,2013年度調査の地域別比較分析の結果から,都市圏や地方圏(島根県を除く)ではOSS

の活用が売上高成長率と高い相関を,また都市圏では従業員数伸び率との相関を示しているの

とは対照的に,島根県ではRubyとRubyon RailSの活用による売上高成長率(次年度見込み)に

高い相関が示されている他, Rubyを含めたOSSの人的貢献と従業員数伸び率(次年度見込み)

との間に特に高い相関が示されている.島根県のIT企業のOSS活用貢献は特にRubyを中心に開

発者の吸引・人材確保を要因・動機としていることが考えられるが,現状ではまだこれは成果

となっては表れていない.昨年度調査分析で指摘した「島根県のIT企業がOSSやRubyを活用し

たシステムの受注を進めたが,本来Rubyの活用を進めようとするならばその開発過程も貢献を

しなければならない」'という課題は残されたままであり, OSSやRubyの活用・開発貢献が企業経

営指標に与える影響に関してはまだ「見込み」の段階である.

日本のIT企業において2012年度調査でOSSの活用が売上高成長率(次年度見込)との相関が表

れていたのに対し,2013年度調査では総じて売上高成長率(前年度比)との相関が表れていた,

すなわち前年度に,その次年度に見込んだ売上高成長率予測が,当該年度に予測値と同様の結

果成果として表れているのが分かっだ.これは2012年度調査と2013年度調査を経年比較した分

析結果であるが,島根県において2013年度調査に表れたRubyの活用による売上高成長率(次年

度見込)とRubyへの開発貢献による従業員数伸び率(次年度見込み)が翌年に成果として表れ

るのかを調査分析することが課題として明らかになった.また, Rubyも含めてOSSへの開発貢

献は一般的にIT企業にとって売上高成長には直接的には結びついていないが,従業員数伸び率に

は大きな関係があることが考えられる.1T業界において開発者の人材不足が今後も続くことが予

想される中で, OSSの活用・開発貢献と企業経営指標,さらに企業成長との関連を分析する上で

、・盲'遂、J6=、知

1ι2 /10

、ZZZZ2Z.8""ZZZ%ZJ.'1,1

,ZZ/'ZZ6を'ZZZユ0

9

0%

5

,ミ.^3

20%

8

8

40% 60% 80% 100%

Page 13: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

オープンソース・'ノフトウェアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース"ノフトウェア(OSS)の活用実態調査報告一

具体的な効果も含めて因子として含めたフレームワークを構築することが課題である.

野田・丹生(2013b)参照.

2012年度調査では642社に送付,回答は191社,回答率29.8%であった.

2012年度は都市圏90社,それ以外の地方圏(島根県を除く) 73社,島根県28社であり,今年度のサンプ

ル数も昨年度同様に,都市圏の回答数(72)に対して地方(49),島根県(24)ともそれぞれ回答数がその

地域のIT企業数からみて比率が高いという点があるが,今回の調査においても地域の地域産業政策における

オープンイノベーシヨンの地域性の比較分析が中心であるので,データ問のバイアスは分析には影響は与え

ないと考えられる.

主たる業務の回答数について地域別の差異の多重比較検定(steel・DwasS法)を行った結果,下表に示す

ようにそれぞれの水準で有意差は認められなかった U側立和一期待値がいずれも5%,1%棄却値を超えな

い).

2

3

4

都市,地方(島根除く) 18.0989 22.49899 0.1942415111.5

都市,島根 18.0989 22.49899 1.424437747Ⅱ

地方(島根除く),島根 1.16941543818.03751529 22.42268

5

野田・丹生(2014)参照.6

野田・丹生(2014)参照.7

IPA (2004)等参照.業種別でIT/通信は求人倍率2.41倍で全業種の中でトップ,職種別でも技術系 qT/

通信)の求人倍率は2.63倍と全職種でトップになっている(日経ビジネスオンライン「1Tエンジニアがいな

人材不足時代の採用と教育」2014年7月7日鯛)し、 1

ht印://business.nikkeibp.CO.jp/al'ticle/1'eport/2014070V267890/?d.nocnt等参照.今後も銀行の基幹システム

の統合や,マイナンバー関連のシステム構築など,近々に控えている超巨大プロジェクトによる需給関係の

逼迫で多くの人手不足が予測されている.

野田・丹生(2013b) 70頁参照.

野田・丹生(2014) 67頁参照.9

危険率5%

棄却値

参考文献

独立行政法人情報処理推進機構 IPA (2014)nT人材白書2014」

日経ITpr0 2014年07月18日仔側象以上に人手不足は深刻化,「2015年問題」現場の声」

http://iゆro.nikkeibp.CO.ル/atcvwatchaソ14/33436ν071400002/

日経コンピュータ 2014年7月7日「1Tエンジニアがいない!人材不足時代の採用と教育」

h廿P://business.nikkeibp.CO.jp/a11icle/repoH/2014070ν267890/?H=nocnt

野田哲夫・丹生晃隆(2009)「オープンソース・ソフトゥエアの開発モチベーションと労働時問に関する考察」

島根大学法文学部紀要経済科学論集第35号,即.71-93.

野田哲夫・丹生晃隆(2010)「オープンソース・ソフトゥエアの開発モチベーションにおける地域性の考察」

島根大学法文学部紀要経済科学論集第36号,即.15-34.

データ数順位和一期待値

危険率1%

棄却値 検定統計量

8

N N N

Page 14: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

野田哲夫・丹生晃隆・シェーン・コークラン(2013)「日本のIT企業におけるオープンソース・ソフトゥエア

の活用・開発貢献に関する研究」,島根大学法文学部紀要経済科学論集第39号, PP.49-58.

野田哲夫(2013a)「オープンソースのプログラミングロ語Rubyによる地域産業振興松江から世界へ」,独

立行政法人科学技術振興機構「情報管理」 2013年9月号, 1)1).355-362.

野田哲夫・丹生晃隆(20131))「オープンイノベーションの地域性の研究ーオープンソース・ソフトゥエアの

活用と開発貢献における地域性一」,島根大学法文学部山陰研究センター紀要山陰研究第6号,即.59-

76.

野田哲夫・丹生晃隆(2014)「日本のIT企業におけるオーフンソース・ソフトゥエアの活用・開発貢献と企業

経営に関する研究」,島根大学法文学部紀要経済科学論集第40号,叩.57ーフ3.

野田哲夫・丹生晃隆

Page 15: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース'ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

A study of the Regional Factors in utilization andDevelopment contribution of open source software

〔A b s t r a c t〕

In lhis paper, we analyzed the regional fadors in utilization and devel01)1nent contl'ibulion

Of open s0山'ce sofNare (OSS). The data set 、vas obtained from the sulYey results of "utili・

Zation and Development contribulion of open s0山'ce soa入Uω'e in Japanese lT companies"

Conduded in 2013. we di(1 Coml)arative analysis by divi(1ing data by lhl'ee categories, D ur・

ban al'ea,2) 10cal area (except for shimane prefect山'e), and 3) shimane pl'efectul'e area.

We also investigated the transition of the states by compal'ing the result 01 0UI' 2012 Study

The sludy revealed that the volulne of utilizalions of Ruby and Ruby on RaⅡS in shimane

PI'efedure is larger in ralio than urban and otl〕er local al'eas. with regard to lhe e丘ect on

business growlh by oss utilizalion, a n山nber of sign途Canl c01'relalions wel'e obse1气,ed in lhe

Sales gl'owth in l)1'esent te】'm in urban and other local al'ea, and lhe pl'osped sales growlh

in subsequen11erm in shilnane pl'efedul'e. conceming the developmenl contribution, corre・

Ialion beNeen the groMh rates of employee n山]]ber in local al'eas was signincant, while

no signincant Cω'relation was found in ul'ban al'ea.1n shimane pl'efecture,【1〕e expectalion

Of Ruby and Ruby on Rails is higher lhan urban and 011〕er local area. The study (1ra、vs a

1)ossible asS山〕〕ption that Ruby and Ruby on Rails are becoming one of alu'aclive fadors for

the {ut山'e groMh of sales and incenlives for l'ecruitment of new engineel's in sl〕imane pre・

feclure.

NODA Tetsuo and TANSHO Tel'utaka

(Faculty of Law and lit引'atul'e, C011aboration center)

Keywords : Regiona11ndustry, open lnnovation, open s0山'ce, OSS, Ruby

Page 16: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

第3回

オー

プン

ソース

・ソ

フトウ

ェア(O

SS)活

用実

態調

査ア

ンケ

ート

【貴社

の会社

惰報につ

いてお

聞きします

*記述

回答

以外

は、

該当

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項目

に0を

お付

け下

さい

1 本

社の

所在

地(都

道府

県)を

お教えく

ださい。

2 1業

年を

お教え

くださ

い.

① 1

970年

以前

② 1971年

~1980年③

1981年

~1990年

④ 1991年~2000年⑤

2001年~2005年⑥

2006年~2010年⑦ 2011年以降

3 主たる

粲務に

ついてお

教えくだ

さい。

① S

1サー

ビス

②ソ

フトウ

ェア

開発③

ソフトプ

ロダクト

開発・販売

④Π

アウ

トソ

ーシ

ング

⑤情

報処

理サ

ービ

ス⑥

ネッ

トワ

ーク

サー

ビス

⑦ Web制作

・チ

ザイ

ン⑧

その

他(

4 資本金

規柧につ

いてお教

えくださ

い。

① 1.000万円

以下② 1,0卯万

円超~5.000万

円③ 5.000万円

超~1億円

④ 1使

円超

~3億

円⑤

3億

円超

~10但

円⑥ 10億円

超~50億

⑦ 50億

円超~100億

円⑧ 100憶円

5 従業員

規模につ

いてお教

えくださ

い。

① 1

0人以下

③ 26人~50人

②Ⅱ

~25人

⑤ 101人~200人

⑦ 301人~500人

⑥ 201人~300人

⑨ 1

001人

以上

6 開

発者

(プロ

グラマ

・エンジ

ニア)の

人數

につ

いて

お教

えく

ださ

い。

① 1

0人以下

③ 26人~50人

11~25人

⑤ 101人~200人

⑦ 301人~500人

⑥ 201人~300人

⑨ 1

001人

以上

7 売

上高

規模

につ

いて

お教

えく

ださ

い。

① 1

位円

以下

② 1但円超~5億円

③ 5億円超~10億円

⑤ 50億円超~100億円

④ 10但円超~50億円

⑥ 100億円超~300億円

⑦ 300億

円超

~500億円

⑧ 500億

円超

8 売

上高

成長

率(前

期の会

計年度に

比ぺた今

期)1こつ

いてお教えください。

減少

10.従

業員数伸び率(前

期の会計年度に比べた今期)1

こつい

てお

教え

くだ

さい

減少

②③

①⑦

⑥④

大幅減減少傾向やや減少

ほぼ横ばい

やや増加増加傾向大幅増

(20%超)(11~20貼)(5~10%減)

(5~10"増)(11~20舳増)(20%超)

11 従

桑員数伸び率(今

期の会計年度に比ぺて次年度見込

み)に

つい

てお

教え

くだ

さい

減少

④ 75~99%⑤ 100%

④②

大幅滅減少傾向やや減少

ほぼ横

ぱい

(20%超)(11~20%減)(5~10%減

)

9 売

上高成

長率

(今期

の会計

年度に

比べ

て次年

度見込み

)

減少

① 大幅減

(2096超

)

Webフ

レームワーク R

ubYo

nR釦IS

の活用についてお教え

くだ

さい

話困

L工い

盃不明

活用

して

いな

④ 51人~100人

⑧ 5

01人

~1.0

00人

【オ

ープ

ンソ

ース

ソフ

トウ

ェア

(OSS)の

活用

状況

についてお聞きします】

*貴社

で開

発(業

務)に

活用

して

いる

OSSが

あり

まし

たら

、ま

ず活

用の

有無

をお

答え

下さ

い。

活用

され

てい

る場

合は

、そ

の割

合に

つい

てお

教え

下さ

い。

伊Dサ

ーバ

0Sと

して

Linu

Xを活

用し

てい

て、

他の

サーバ

0Sも

含め

た活

用の

うち

、LinuXの

活用

割合

が50%の

場合

大幅

減(209

6超)

減少傾向

(11~20g6減)

④ 51人~100人

⑧ 5

01人

~1,0

00人

減少

傾向

(11~20%減)

やや減少

(5~1096減)

① 1~24%② 25~49%③ 50~74%④

乃~99%⑤

100%

い不明

やや減

少(5~10"減

)

ほぼ横ばい

LlnuX の活用1一

ついてお教えください。

孟屈

L工り

五活

用し

てい

ない

⑥⑤

やや

増加増加傾向

(5~1096増)(11~20%増)

につ

いてお教えください。

ほぼ横

ぱい

、、 1」

'、、.

やや

増加

(5~10%増)

Apoc

he H

Trps

e内計の活用についてお教えください

活用

して

いな

い活

屋L工

左隆

不明

やや増

加(5~10舳増)

① 1~24%②

25~49貼

③ 50~74%④

乃~99%⑤

100%

増加

増加

傾向

(11~20%増

)

1~24%

データベース(M

YSQL

、 p

ost"

門SQ

L等)

這臣

L工い

盃活

用し

てい

ない

⑦ 大幅増

(20亨

6超)

増加

増加傾向

(11~20%増)

① 1~24%② 25~49%③ 50~7496 ④

75~99%⑤

100%

②25~49%

⑦ 大幅

増(20%超)

増加

プロ

グラ

ミン

グ言

語Rubyの

活用

につ

いて

お教

えく

ださ

い。

活用

して

いな

い活団」工とΣ盃

不明

不明

⑦ 大幅増

(20%超

)

増加

① 1~24%② 25~49叱③ 50~74%④

75~99%⑤

100%

③50~74%

④ 75~99貼

⑤ 100%

その

他の

プロ

グラ

ミン

グ言

語(perl、

PYthon、

PHP等

)の活用についてお教えください。

澄臣

L工釜

五不明

活用

して

いな

① 1~24%②

25~49%③

50~74%④

乃~99喨

⑤ 100%

の活

用に

ついてお教えください。

不明

軍 蛋 噂 所 ・ キ 埒 迦 添

%4

0%

③%

用活

Page 17: オープンソース・ソフトウェアの活用と開発貢献における地 …...オープンソース・ソフトゥエアの活用と開発貢献における地域性の考察一2013年度オープンソース・ソフトゥエア(OSS)の活用実態調査報告一

【オープンソ

ースソ

フトウェア

(OSS

)の開発貢献

につい

てお聞き

しま

す】

貴社に

おけ

るOSS自

体の

開発

貢献に

ついて

、ま

ずは人

的、金銭的な貢献を含めて、貢献の

有無

をお

答え

くだ

さい

(人的

、金

銭的

とも

にあ

る場

合は

、双

方に

0をお

付け

下さ

い)

何ら

かの

貢献

をさ

れて

いる

場合

、金

額ベ

ース

で換

算し

たも

のが

分か

りま

した

らお

答え

下さ

い。

金銭

的貢

献は

、過

去1年

問に

、OS

S団体

コミ

ュニ

ティ

など

に、

賛助

金や

会費

など

で直

接支

出されている金額。人的貢献については、貴社の開発者が業

務時問内に、OSSの開発に貢

献してい

る人件費

(人月

換算

した

もの

)等の過

去1年

問の

合計

とし

てお

答え

下さ

い伊

DU杣

の開発

貢献

をし

てお

り、

人的

貢献

とし

て、

複数

のエ

ンジ

ニア

の貢

献を

人月

換算

・1年

問で

1.50

0万円

程度

、Li

nuXコ

ミュ

ニテ

ィに

対す

る金

銭的

貢献

として

20万

円程

度の

賛助

金を

支出

して

いる 発

貢献

あ発貢

献あ開

発貢

献なし

不明

1 10万

K【1り

10万円以

上未滴

~50万

円未

18 L

lnuX

への

開発貢

献に

ついて

お教え

くだ

さい

-1-

j、一

陶jf、兪

ンi'

開発

献あり①、

聖雪円

9,、卯秀

目榮ξ1

))、1器

:秀昌榮

点②

10万

円以

上~50万

円未

① 5

00万

円② 500万円以上③ 1咽万円以上

^未潟

~1餓1万

円未満

~2000万円

未滴

19 ApocheHTrpseN凹への開発貢献についてお教

えください

凾ii'貪盲

t11;リ

開発

献あり開

発献なし

不明

④ 2卿

万円

~1憶

円未

③ 1

0伽万

円以

上~21^万円未

1 10万円

未満

③ 50万

円以上

~100万円未渦

④ 2

咽万

円~1憶

円未

① 5伽

万円② 5m万円

以上③ 1咽万円

以上④ 2000万

円^

未酒

~10卯万

円未満~2000万円

未満

~1億

円未

20 デ

ータ

ベー

ス(M

YSQL

、po

st即

esoL

等)へ

の開

発貢

献に

ついて

お教

えく

ださ

ーー

ーー

開発貢献

なし不明

② 10万

円以上

110万

円~50万円

未滴

未潟

② 10万

円以上

~50万円

未満

④IM

万円

以上

不明

じ、、'

、嘉・

2 その他のプログラミング語(p

erl、

PYヒho

"、PH

P、等)へ

の開

発献

につ

いて

お教

えく

ださ

り聞

発貢

献あ

り開

発貢

献な

し不明

④1伽

万円

以上

⑤ 1

但円

以上

③ 1

御万

円以

上~2伽

0万

円未

① 5m万円② 500万

円以上

③ 1卯0万円

以上④ 20卯万円

^~1000万

円未満~2伽0万円

未為

~1徳円未満

未満

21 プ

ログ

ラミン

グ語Ru

bYの

への

開発貢

献につ

ぃて

お教え

ください

開発貢

献開発貢

献あり

開発献な

L 不

③ 50万

円以上

~100万円未肩

④1伽

万円

以上

② 10万

円以上

~50万円

未滴

⑤ 1

憶円

以上

④ 2

卯0万

円~1億円未酒

3 We

bフレームワーク R

ubYo

nRa,

1S へ

の開発献につい

てお

教え

くだ

さい

開発献あり聞発貢献あり開発献なし不

明'△

他豆

越1

^

③ 5

0万円以上

~1伽万円未満

④1卯

万円

以上

1、レ、'、

11i・①

5卯

万円

未酒

⑤ 1

億円

以上

③ 50万

円以上

~100万

円未

⑤ 1

億円

以上

③ 5

0万円以上

~100万円未満

④ 2

咽万

円~1但

円未

4 2卯

0万

円~1但

円未

② 5伽

万円

以上

~10叫万円未満

OSSの

開貢

によ

成や

、会

社に

対し

て効

果が

あっ

たこ

とに

つい

てお

聞き

しま

す以下のそれぞれの項目について、成果や効果の度合い

に該

当す

る数

宇に

0をお

付け

下さ

全く

ほとんどどちらともある程度大きく

なし

えな

いあ

るな

いあ

^

④100万

円以上

④1伽

万円

以上

① 5

00万円

未滴

② 10万

円以

上~50万

円未

^

4 0S

Sの活

用に

よる

果や

、会

社に

対し

て効

果力

った

こと

につ

いて

お聞

きし

ます

以下のそれぞれの項目について、成果や効果の度合い

に該

当す

る数

宇に

0をお

付け

下さ

全くほとんどどちらともある程度大き ある

ないない

えな

いあ

⑤ 1

億円

以上

新の技術情報が入手しやすくなった

新の

ピジ

ネス

惰報

が入

手し

やす

くな

った

3 自社商品や新サーピスの開発につながった

4 自社によって有利な仕様を策定できた

5 会社の技術力が向上した

6 新たな協業相手が見つかった

7 社

員の

モチ

ベー

ショ

ンが

高ま

った

8 社員の人材育成につながった

9 人材擇用がしやすくなった

10 自社の知名度や用力が向上Lた

④1伽

万円

以上

1、レ、1'

、・1冨、

① 5伽

万円

未満

⑤ 1伯円

以上

110万

円未滴

③ 1000万

円以上

~2m0万円未

⑤ 1

億円

以上

③ 5

0万円以上

~100万円未滴

② 500

万円

以上

~1000万

円未満

1 聞発コストが削減Lた

2 自社商品や新サービスの開発につながった

3 新規願客の開拓につながった

4 0S

S1こ閏わる開発案件を受託した

5 会社の技衛力が向上した

6 上流から直接受託が可能になった(脱

下請)

7 新たな協業相手が見つかった

8 社員の人材音成につながった

9 人材採用がしやすくなった

10 自

社の知名度や信用力が向上した

③ 50万

円以上

~100万

円未

② 500万

円以

上~10M万

円未

② 10万

円以上

~50万

円未

斗 1 U . Y く 1 X ・ く U 7 ゛ H ↓ S 鉢 五 N 一 漆 刈 雰 六 せ 二 小 達 謡 S 暗 鴻 1 谷 一 W 令 藩 斗 1 ゞ . \ \ 1 X ・ く U ケ J H ↓ ( 0 誘 ) § 壁 忍 鷲 懲 酷 1