マイクロバブル・水と気体の融合と分離

（有）バブルタンク社 代表取締役 池田好明取締役 技術部長 藤里哲彦

新光産業（株） 機械事業部開発部 末弘篤

出前研究交流会

マイクロバブル発生器 BT-50

特許第３６８２２８６号

気液混合旋回方式によりマイクロバブルを発生させる。

マイクロバブル発生器 BT-50の特色（特許第３６８２２８６号）

①BT50の器体の構造１）回転対称軸に対して一方あるいは両方に縮径した中空部を有する器体２）縮径した部分に設けられた噴出口３）気液導入孔で構成されている②他の気液混合旋回方式との違いと優位性１）ポンプサクション側より気体を調整して供給することにより、別途エアーホース、エアポンプの必要がない。２）向心力によって形成される負圧軸が上記器体に接触しないため、キャビテーションによる器体の損傷がない。

１） １） ２）２）

３）

３）上記器体構造により、旋回流の生成における流体の摩擦損失が低いために最小限に抑えられるため、高効率、高密度のマイクロバブルが形成され、省エネルギー化がはかれる。４）噴出孔の形状を変化させることにより、所望の方向にマイクロバブル流体を噴出させることが可能。

マイクロバブル発生器 BT-50

負圧軸

所望の方向にマイクロバブル流体を噴出

BT-50 WWBT-50 SS

マイクロバブル発生器 BT-50FR

器体を総フッ素樹脂にすることにより、耐薬品、耐熱、耐腐食を実現した。

受託研究実績

■山口大学工学部及び宇部工業高等専門学校においてマイクロバブル共同研究 （有）バブルタンク■経済産業省 平成13年度補正予算 即効型地域新生コンソーシアム受託研究採択■文部科学省 平成14年度 可能性試験受託研究採択■経済産業省 平成15年度 地域新生コンソーシアム受託研究採択■経済産業省 平成18年度 産学連携新産業創造事業研究会採択

受賞実績

（社）土木学会 平成15年11月14日第39回環境工学研究フォーラム新技術・プロジェクト賞

納入実績

官公庁・財団海洋政策研究財団、中央水産研究所、大学（国内）北海道大学、東北大学、山形大学、秋田大学、東京工大、京都大学、鳥取大学、岡山大学、広島大学、山口大学、宇部工業高等専門学校、愛媛大学、熊本大学大学（海外）嶺南大学（韓国）、上海交通大学（中国）民間企業建設技術研究所、日本国土開発、川崎重工、月島機械、トヨタ自動車、クラボウ、ササクラ、三菱レイヨン、三井化学、神戸製鋼、出光興産、積水化学工業、日本トリム、セイコーエンタープライズ、新光産業、宇部工業、宇部テクノエンジ、シマダ、東和科学など

F.BT－５０（液泡バブル発生器）

事業展開例１

設置例

液泡とは？

F.BT-50は、BT-50の機能を生かし、水中の下部ノズルでマイクロバブルを発生すると同時に上部ノズルにおいては、中空囲い部内で液泡に変換して、常圧下で、今までにない高い気体溶解効率と浮上分離の機能を持つ。

液泡とは・・・・連続的に水をシャボン玉の集合状態に形成させることにより、瞬時に気体を飽和濃度に到達させることが出来ると同時に、余分な不要気体を放散させてガス交換を行うことができる。

実施例：岩カキの畜養

実施例：イカ活魚水槽への応用

アワビの養殖実験

海水水槽への実施例

FB-５０ｈ（液泡式ノンマイクロバブル曝気装置）

FB-５０ｈ（液泡式ノンマイクロバブル曝気装置）の特色

①FB-50ｈは水面上で液薄膜を生成させることで、通常の曝気よりも高効率に気体を溶解させることを可能にした。②エアーリフトポンプ機能も備え、飽和水を所望の場所に供給することを可能にした。

水位変動対応型FB-５０ｈ

横方向に水を移動させての曝気実験（プール実験）

常盤池の省エネ型酸素供給実験

高効率気体溶解装置（プロトタイプ・新光産業製）

気体溶解器とマイクロバブルノズルの組み合わせによる高濃度マイクロバブルの発生実験

連絡先・問合せ

（有）バブルタンク〒755-0808 山口県宇部市西平原4丁目１０－３０電話：０８３６－３６－８４２６ ファックス ０８３６－３６－８４２７E-mail bubbletank@mx52.tiki.ne.jp池田好明

新光産業（株）機械事業部開発部〒759-0207 山口県宇部市大字１６４０－１電話０８３６-４１-６４４４ ファックス ０８３６-４１-８８７３末弘 篤E-mail suehiro-a@ube-shinko.co.jp