ストレージのコピー機能を利用した - Fujitsu.../リストア 第1.0 版 2010 年 4...

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1.0 2010 4 富士通株式会社 富士通 Hyper-V TM 仮想化センター ストレージのコピー機能を利用した Hyper-V 仮想マシンのバックアップ /リストア

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第 1.0版

2010年 4月

富士通株式会社

富士通 Hyper-VTM仮想化センター

ストレージのコピー機能を利用した

Hyper-V 仮想マシンのバックアップ

/リストア

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改版日 版数 改版内容

2010/04/20 1.0 新規作成

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本ドキュメントを活用するにあたっての前提知識

本ドキュメントをご覧いただくには、以下の知識が必要となります。

・ Windows、Hyper-Vに関する一般的な知識

・ ストレージに関する一般的な知識

製品の呼び方

本文中の製品名称などを、次のように略して表記することがあります。

・ Windows Server 2008 R2で動作するHyper-Vを「Hyper-V 2.0」と省略

・ System Center Virtual Machine Manager 2008 R2を「SCVMM」と省略

・ Windows Server フェールオーバークラスタリングを「WSFC」と省略

・ クラスタ共有ボリュームを「CSV」と省略

・ ETERNUS SF AdvancedCopy Managerを「AdvancedCopy Manager」または「ACM」と省略

用語説明

本ドキュメントで表記される用語は以下の意味で使用されています。

・ Hyper-Vサーバ

Hyper-Vの機能が有効化されたサーバ(ホスト OS)

・ 仮想マシン

Hyper-Vサーバ上で動作する仮想サーバ(ゲスト OS)

・ ホストレベルバックアップ

Hyper-Vサーバ上でバックアップを実施する方式

・ ゲストレベルバックアップ

仮想マシン上でバックアップを実施する方式

・ オンラインバックアップ

バックアップ時に、バックアップ対象となる仮想マシンのシャットダウン、または再起動によ

る停止を伴わないバックアップのこと

・ オフラインバックアップ

バックアップ時に、バックアップ対象となる仮想マシンのシャットダウン、または再起動によ

る停止を伴うバックアップのこと

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目次

1. はじめに ................................................................................................................................................................. 5

2. バックアップの課題と方法 .................................................................................................................................. 6

2.1 バックアップ運用における課題 ..................................................................................................................... 6

2.2 Hyper-V環境における仮想マシンのバックアップ方法 ........................................................................... 6

3. ETERNUS SF AdvancedCopy Manager とは ................................................................................................. 8

3.1 アドバンスト・コピー機能を利用した高速バックアップ/リストア ........................................................... 8

3.2 バックアップの仕組みと性能 ......................................................................................................................... 8

4. AdvancedCopy Manager によるバックアップ/リストア検証 ...................................................................... 9

4.1 前提条件 ........................................................................................................................................................... 9

4.2 検証環境 ........................................................................................................................................................ 10

4.3 仮想マシンのバックアップ/リストア検証項目一覧 .............................................................................. 11

4.4 バックアップ/リストア手順検証詳細 ....................................................................................................... 12

4.5 まとめ .............................................................................................................................................................. 17

5. 考察 ..................................................................................................................................................................... 18

付録 1 本バックアップ方法を含んだ利用シーン ................................................................................................ 19

付録 2 参考情報(URL集) ..................................................................................................................................... 20

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ストレージのコピー機能を利用したHyper-V仮想マシンのバックアップ/リストア

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1. はじめに

今やデータなくして日々のビジネスは成り立ちません。加えて、コンプライアンスや事業

継続性の観点からデータの重要性は一層高まっており、万一、データを失えば大きな

損失となるばかりか、企業の信頼を失墜してしまいます。データ保護はあらゆる企業活

動において不可欠な状況にありますが、電子メールやドキュメント、画像、科学計算用

データ等、保護するデータ量は激増する一方です。

データの保護は物理環境、仮想環境を問わず求められる課題です。

近年、インフラ集約として自社のインフラを仮想環境に集約するお客様が増えてきてい

ます。その際、ファイルサーバなど、仮想環境への移行が比較的容易なサーバから仮

想化集約するケースが多く見受けられます。また、Hyper-Vの機能も Hyper-V 2.0で機

能面・性能面で向上しており、仮想マシンを基幹業務に近いデータベースサーバとして

利用するケースも増えています。

ファイルサーバ、データベースサーバは大容量のデータを保有するケースも多く、バック

アップ/リストアに必要な時間も考慮した最適なバックアップ/リストア方法を検討する

必要があります。

本ドキュメントでは、運用管理コストの最小化が見込まれるストレージ機能を使った仮想

マシンのバックアップ/リストア方法についての情報を提供いたします。

また、Hyper-Vサーバのバックアップ/リストアについては本ドキュメントの対象外として

おりますが、こちらも別途検討が必要です。

Hyper-Vサーバのバックアップ/リストアについては下記リンク先をご参照ください。

◇ Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップリストアガイド

http://primeserver.fujitsu.com/primergy/technical/construct/#hv01

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2. バックアップの課題と方法

2.1 バックアップ運用における課題 仮想環境では、従来の物理環境でのバックアップの課題に加え、仮想環境特有の課題

も考慮する必要があります。例えば、以下のような課題が挙げられます。

・ 物理/仮想環境共通

バックアップ/リストア処理における業務システムの停止時間は最短である

必要があるが、バックアップ/リストア処理に必要な作業時間はデータ量に比

例して増加する。

・ 仮想環境特有

物理サーバが保有するサーバリソースを複数台の仮想マシンで共有するた

め、バックアップ/リストア処理における性能劣化が同一物理サーバ上の全

ての仮想マシンに影響する。

バックアップ設計を行う際は上記の課題があることを考慮し、環境に応じたバックアップ

設計を行うことが必要となります。

2.2 Hyper-V環境における仮想マシンのバックアップ方法 Hyper-V 環境のバックアップ/リストア方法の選択肢として、一般的に以下の 4 つのパ

ターンがあります。どの方法を選択するかは、システムの要件・環境を考慮し、最も適し

た方法を選択する必要があります。例えば、以下のような選択指針が挙げられます。

① Windows Server バックアップ(WSB)

バックアップ製品にコストをかけない

システムイメージ/ファイル単位でのバックアップ/リストアを行う

② バックアップソフトウェア(例:ARCserve)

従来のバックアップソフトウェアによる運用を継承する

バックアップ運用を自動化する

③ ストレージ機能(例:AdvancedCopy Manager)

大容量データ保有する仮想マシン(例:ファイルサーバ等)を使用する

Hyper-Vサーバに負荷をかけずに短時間でバックアップを実施する

④ エクスポート・インポート機能

バックアップ製品にコストをかけない

システムイメージ単位でのバックアップ/リストアを行う

本ドキュメントでは仮想マシンが大容量データを保有するケースを想定し、③ストレージ

機能(本ドキュメントでは AdvancedCopy Managerを選択)を利用したバックアップ/リス

トア方法について記述します。

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バックアップサーバ上の共有フォルダへネットワーク経由でバックアップ

① Windwos Server バックアップ(WSB)

ゲストOS

Hyper-V サーバ

ホストOS

Hyper-V

バックアップサーバ

リモート共有フォルダ仮想マシン

仮想マシン

② バックアップソフトウェア

ホストOS

Hyper-V

ゲストOS

バックアップサーバ

ファイルファイル

ファイルファイル

仮想マシン

バックアップエージェント 仮想マシン

バックアップエージェント

バックアップソフトウェアHyper-V サーバ

ホストレベルバックアップ

ゲストレベルバックアップ

LUN、Volume

OPC

ワンポイントコピー(OPC)機能で、仮想マシンの構成ファイルをLUN、またはVolume単位でバックアップ

③ ストレージ機能

仮想マシン2

仮想マシン1

SANストレージ

仮想マシン2

仮想マシン1

④ エクスポート・インポート機能

別のサーバへエクスポート

同じサーバの別ディスクへ

ローカルディスク(またはストレージ)

Virtual Hard Disks

Snapshots

Virtual Machines

Exported Folders

ホストOS ゲストOS

Hyper-V

Hyper-V サーバ

仮想マシン

同じサーバの別ディスクへエクスポート

エクスポート

Hyper-V サーバ

仮想マシン

■ 仮想マシンのバックアップ方法の選択

バックアップの利便性とコストのトレードオフの関係を以下の表にまとめています。

方法 バックアップの単

バックアップ/

リストア時間

スト

備考

方法①:

Windows Server バック

アップ(WSB)

(ホスト/ゲスト上の)

システムイメージ/フ

ァイル単位

長い

(ネットワーク経由)

低 ・標準機能で利用できる

・増分バックアップも可能

・バックアップエージェント不要

方法②:

バックアップソフトウェア

(ホスト/ゲスト上の)

システムイメージ/フ

ァイル単位

長い

(ネットワーク経由)

中 ・従来のバックアップ運用を継承

・差分/増分バックアップも可能(アプリ

ケーションによる)

・バックアップエージェントが必要

方法③:

ストレージ機能(SAN)

(ホスト/ゲスト上の)

パーティション単位

短い

高 ・ストレージのコピー機能を利用

・業務停止時間が短い

・大容量のバックアップが可能

方法④:

エクスポート・インポート

を利用

(ホスト上の)

システムイメージ単位

長い

(ネットワーク経由)

低 ・本来はバックアップ機能では無いが、

簡易バックアップとして使用可能

・バックアップエージェント不要

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3. ETERNUS SF AdvancedCopy Manager とは

AdvancedCopy Managerとは、富士通ストレージシステムETERNUSディスクアレイのアドバン

スト・コピー機能を利用した、信頼性の高い高速バックアップ/リストア、レプリケーション運

用を提供するソフトウェアです。

AdvancedCopy Managerのシステム要件、対象とするゲスト OS、制限事項については、下記

リンク先をご参照ください。

◇ ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 動作環境

http://storage-system.fujitsu.com/jp/eternus-sf/advance/platform/

3.1 アドバンスト・コピー機能を利用した高速バックアップ/リストア アドバンスト・コピー機能はデータ量に依存しない高速なデータコピー機能であるため、

バックアップするデータ量が増加してもバックアップ時間は増加しません。そのため、大

容量のデータを扱うシステムにおいても、バックアップに伴う業務の停止時間はわずか

で済みます。また、バックアップデータのリストアも瞬時に完了するため、即座に業務を

再開できます。

AdvancedCopy Managerにおけるシステムバックアップでは、OS領域だけでなくディスク

全体をコピーします。そのため、ソフト的なデータ破壊だけでなくディスク故障の場合で

も、ディスク全体を瞬時に復旧することが可能です。また、バックアップ先ディスクを用い

てそのまま業務を再開することもできます。これにより、データのみでなくシステム全体

の災害対策や定期的なバックアップ運用を、容易かつ短時間で実現することができま

す。

3.2 バックアップの仕組みと性能 AdvancedCopy Managerでは、ハードウェアの構成や運用目的に応じて以下の5種類の

コピー方式が用意されています。

・ OPC(One Point Copy)

・ QuickOPC(Quick One Point Copy)

・ SnapOPC/SnapOPC+(Snapshot One Point Copy/Snapshot One Point Copy Plus)

・ EC(Equivalent Copy)

・ REC(Remote Equivalent Copy)

上記のコピー方式のうち、ここでは OPC 方式を利用した場合の性能情報について記載

します。OPC とはバックグラウンド方式のコピー機能で、コピー元ボリュームのポイント

インタイムスナップショットを瞬時に作成してバックアップの完了通知を返し(論理コピ

ー)、その後、ETERNUSディスクアレイ内で実際のコピー(物理コピー)を行います。

OPC論理コピー性能 1セッションの論理コピー時間は 1秒未満 です。

ただし、対象セッション数などによって実行時間は増加します。

OPC物理コピー性能 物理コピーにかかる時間は、業務負荷量/バックアップ量/構成に依存します。

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4. AdvancedCopy Manager によるバックアップ/リストア検証

AdvancedCopy Managerによる仮想マシンのバックアップ/リストアについて、当社が独自に

検証した結果を以下に記述します。

4.1 前提条件 ・ 構成は小規模~中規模構成をターゲットとし、Hyper-V サーバのクラスタ構成およ

び CSV構成は考慮しない。

・ 仮想マシンのバックアップ/リストアは、AdvancedCopy Managerの OPC方式。

・ 仮想マシンのバックアップ/リストアは、ホストレベル、ゲストレベルの 2パターン。

・ 仮想マシンのデータ領域として、物理(パススルーディスク)と仮想(VHD ファイル)

の 2種類のディスク形式を用意する。

・ 仮想マシンの用途は、多くのディスク領域を必要とするようなファイルサーバまたは

データベースサーバとする。

・ システム領域をパススルーディスクとする構成は、仮想環境特有の機能が使用で

きず、仮想環境のメリットが尐ないため、実運用環境では利用されることが尐ないと

考え、検証の対象外とする。

・ AdvancedCopy Managerの仕様としてゲストレベルバックアップの対象として VHD フ

ァイルはサポートされないため検証の対象外とする。

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4.2 検証環境

■ ハードウェア・ソフトウェア環境 DC兼SCVMMサーバ ハードウェア PRIMERGY RX300 S5

OS Windows Server 2008 R2

ソフトウェア System Center Virtual Machine Manager 2008 R2

Hyper-Vサーバ ハードウェア PRIMERGY RX300 S5

OS Windows Server 2008 R2

ソフトウェア ETERNUS マルチパスドライバ for Entry Model

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(エージェント)

仮想マシン OS Windows Server 2008 R2

Windows Server 2003 R2 SP2

ソフトウェア ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(エージェント)

バックアップサーバ ハードウェア PRIMERGY RX300 S5

OS Windows Server 2008 R2

ソフトウェア ETERNUS マルチパスドライバ for Entry Model

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager(マネージャー)

ストレージ ETERNUS DX80 ディスクアレイ

■ 全体構成図

■ ETERNUSディスクアレイのディスク構成図

Hyper-V

ホストOS

ACM-A

ゲストOS

バックアップサーバ

ACM-M

ゲストOS

ACM-A ACM-A DC兼SCVMMサーバ

SAN ストレージ 仮想マシン

構成ファイル OPC

仮想マシン

構成ファイル

OPC

複製先

ボリューム

複製先

ボリューム

LUN_V

#0001

LUN_V

#0000

LUN_V

#0005

LUN_V

#0004

システム領域

VHD

データ領域

パススルー

LUN_V #0002 LUN_V #0003

システム領域

VHD

データ領域

VHD

データ領域

パススルー

データ領域

VHD

システム領域

VHD

LUN_V #0006 LUN_V #0007

仮想マシン

(DBサーバ)

バックアップ領域 仮想マシン

(ファイルサーバ)

仮想マシン

(DBサーバ)

ETERNUS DX80

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4.3 仮想マシンのバックアップ/リストア検証項目一覧

AdvancedCopy Managerの OPC機能による仮想マシンのバックアップ/リストアの可否

について前提条件を考慮し、①~⑤のパターン分類し、検証を実施しました。

検証① 仮想マシンのシステム領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ

/リストア

検証② 仮想マシンのデータ領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ

/リストア

検証③ 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をホストレベルバックアップ

/リストア

検証④ 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をゲストレベルバックアップ

/リストア

検証⑤ 検証④で取得したバックアップデータをバックアップサーバにマウントし、ネット

ワーク経由でリストア(ファイル単位)

システム領域 データ領域

VHDファイル パススルーディスク VHDファイル パススルーディス

ホストレベル

バックアップ/

リストア

検証① -※1 検証② 検証③

ゲストレベル

バックアップ/

リストア

-※1 -※1 -※1 検証④、⑤

※1前提条件により検証の対象外

上記の検証項目をオンラインバックアップ、オフラインバックアップの可否を含め、実施

した結果が以下の表となります。

検証① 検証② 検証③ 検証④ 検証⑤

オンライン

バックアップ

/リストア

× ○ ○ ○ ○※2

オフライン

バックアップ

/リストア

○ ○ ○ ○ ×※2

※2検証⑤のバックアップについては検証④を参照

仮想マシンが全損した場合は、システム領域のリストア後、データ領域をリストアするこ

ととなります。用途に合わせた組み合わせで復旧してください。各パターンの詳細手順、

考察については、次節以降で説明します。

基本的にはオフラインバックアップを推奨します。オンラインバックアップを実

施する場合は、静止点の確保が必要となります。

データベースサーバ等では、リストア以降の作業についても別途検討する必

要があります。(例:データの整合性)

○ : 可、条件付可

× : 不可

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4.4 バックアップ/リストア手順検証詳細

検証① 仮想マシンのシステム領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ/リストア

概要図

ホストOS

ACM-A

ゲストOS

LUN_V#0001

LUN_V#0000

LUN_V#0005

LUN_V#0004

データ領域VHD

データ領域VHD

SANストレージ

バックアップ領域

バックアップ/リストア前に、仮想マシンの停止およびホストOS上でHyper-Vサービスの停止が必要

システム領域VHD

仮想マシン

OPC

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

システム領域VHD

バックアップサーバ

ACM-MHyper-V

バックアップ/

リストア単位

<バックアップ> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム、パーティション単位

<リストア> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム、パーティション単位

バックアップ

手順

(1) 仮想マシンを停止します。

(2) Hyper-Vサーバ上の Hyper-Vサービスを停止※します。

(3) バックアップサーバから OPCコマンドを発行します。

(4) ストレージからの完了応答を確認します。

(5) Hyper-Vサーバ上の Hyper-Vサービスを起動※します。

(6) 仮想マシンを起動します。

リストア手順 (1) 仮想マシンを停止します。

(2) Hyper-Vサーバ上の Hyper-Vサービスを停止※します。

(3) バックアップサーバから逆方向の OPCコマンドを発行します。

(4) ストレージからの完了応答を確認します。

(5) Hyper-Vサーバ上の Hyper-Vサービスを起動※します。

(6) 仮想マシンを起動します。

留意点 ※:仮想マシンのシステム領域をバックアップ/リストアする際には、Hyper-V Virtual Machine

Management サービスの停止が必要です。[コントロールパネル] – [管理ツール] の [サービ

ス] から直接停止させるほかに、[Hyper-V マネージャー] 画面の [操作] ペインの [サービス

の停止] からでも停止させる事が出来ます。

本サービスは管理機能を提供するもので、停止させても稼働中の仮想マシンは停止しません。

したがって、バックアップ対象外の仮想マシンは稼働したままバックアップを行うことができます。

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検証② 仮想マシンのデータ領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ/リストア

概要図

ホストOS ゲストOS

LUN_V#0001

LUN_V#0000

LUN_V#0005

LUN_V#0004

SANストレージ

バックアップ領域

システム領域VHD

仮想マシン

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

ACM-A

オンラインバックアップを行う場合は、Hyper-Vマネージャ上で仮想ハードディスクの解除が必要

システム領域VHD

OPC

バックアップサーバ

ACM-MHyper-V

データ領域VHD

データ領域VHD

バックアップ/

リストア単位

<バックアップ> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム、パーティション単位

<リストア> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム、パーティション単位

バックアップ

手順

(1) 仮想マシンを停止※します。

(2) バックアップサーバから OPCコマンドを発行します。

(3) ストレージからの完了応答を確認します。

(4) 仮想マシンを起動※します。

リストア手順 (1) 仮想マシンを停止※します。

(2) バックアップサーバから逆方向の OPCコマンドを発行します。

(3) ストレージからの完了応答を確認します。

(4) 仮想マシンを起動※します。

留意点 ※:オンラインバックアップ/リストアを実施する場合は、仮想マシンを停止する必要はありません。

ただし、仮想マシン上でハードウェアの取り外し/再接続と Hyper-Vマネージャー上で VHDファイ

ルの接続解除/再接続が必要となります。

ディスクの Hot Add / Hot Remove 機能が必要となるため、対象の仮想ハードディスクは SCSI

コントローラーで接続してください。

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検証③ 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をホストレベルバックアップ/リストア

概要図

ホストOS ゲストOS

LUN_V#0002

LUN_V#0000

LUN_V#0006

LUN_V#0004

SANストレージ

バックアップ領域

システム領域VHD

仮想マシン

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

パススルーデータ領域

パススルーデータ領域

ACM-A

バックアップ/リストア前に、仮想マシンの停止およびホストOS上でパススルーディスクのオンライン化が必要

システム領域VHD

OPC

バックアップサーバ

ACM-MHyper-V

バックアップ/

リストア単位

<バックアップ> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム単位、パーティション単位

<リストア> (Hyper-Vサーバ上の)ボリューム単位、パーティション単位

バックアップ

手順

(1) 仮想マシンを停止※1します。

(2) Hyper-Vサーバ上の「ディスクの管理」を開き、割り当てているディスクをオンライン※2にします。

(3) バックアップサーバから OPCコマンドを発行します。

(4) ストレージからの完了応答を確認します。

(5) Hyper-Vサーバ上の「ディスクの管理」を開き、割り当てているディスクをオフラインにします。

(6) 仮想マシンを起動※1します。

リストア手順 (1) 仮想マシンを停止※1します。

(2) Hyper-Vサーバ上の「ディスクの管理」を開き、割り当てているディスクをオンライン※2にします。

(3) バックアップサーバから逆方向の OPCコマンドを発行します。

(4) ストレージからの完了応答を確認します。

(5) Hyper-Vサーバ上の「ディスクの管理」を開き、割り当てているディスクをオフラインにします。

(6) 仮想マシンを起動※1します。

留意点 ※1:オンラインバックアップ/リストアを実施する場合は、仮想マシンを停止する必要はありません。

ただし、仮想マシン上でハードウェアの取り外し/再接続と Hyper-Vマネージャー上でパススル

ーディスクの接続解除/再接続が必要となります。

ディスクの Hot Add / Hot Remove 機能が必要となるため、対象のパススルーディスクは SCSI

コントローラーで接続してください。

※2:パススルーディスクを設定した場合、Hyper-Vサーバ上ではディスクがオフライン状態になって

います。

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検証④ 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をゲストレベルバックアップ/リストア

概要図

ホストOS ゲストOS

LUN_V#0002

LUN_V#0000

LUN_V#0006

LUN_V#0004

SANストレージ

バックアップ領域

システム領域VHD

仮想マシン

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

パススルーデータ領域

パススルーデータ領域

ACM-A

事前に仮想マシンのパラメーター設定が必要

システム領域VHD

OPC

バックアップサーバ

ACM-MHyper-V

バックアップ/

リストア単位

<バックアップ> (仮想マシン上の)ボリューム単位、パーティション単位

<リストア> (仮想マシン上の)ボリューム単位、パーティション単位

バックアップ

手順

(1) 仮想マシン上でバックアップ対象のディスクを使用しているアプリケーションやサービスを停止※

します。

(2) バックアップサーバから OPCコマンドを発行します。

(3) ストレージからの完了応答を確認します。

(4) 仮想マシン上で停止したアプリケーションやサービスを起動します。

リストア手順 (1) 仮想マシン上でリストア対象のディスクを使用しているアプリケーションやサービスを停止※しま

す。

(2) バックアップサーバから逆方向の OPCコマンドを発行します。

(3) ストレージからの完了応答を確認します。

(4) 仮想マシン上で停止したアプリケーションやサービスを起動します。

留意点 ※:対象のパススルーディスクは SCSIコントローラーで接続してください。

仮想マシン上からパススルーディスクのバックアップ/リストアをする場合は、事前に仮想マシン

に対する global settingsのパラメーター[AllowFullSCSICommandSet]の値をデフォルトの False

から TRUEに変更し、AdvancedCopy Managerが管理するデバイスとして登録する必要がありま

す。

パラメーターの変更は Hyper-Vサーバ上で実施します。変更方法は環境に応じてスクリプトを作

成して変更してください。

Msvm_VirtualSystemGlobalSettingData Classの説明は以下に公開されています。

http://msdn.microsoft.com/en-us/library/cc136939(VS.85).aspx

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検証⑤ 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)を

ネットワーク経由でファイル単位リストア

概要図

ホストOS ゲストOS

バックアップサーバ

Hyper-V

LUN_V#0002

LUN_V#0000

LUN_V#0006

LUN_V#0004

SANストレージ

バックアップ領域

システム領域VHD

仮想マシン

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

複製先ボリュームをバックアップサーバにマウント

ファイル

ファイル

パススルーデータ領域

ファイル

パススルーデータ領域

システム領域VHD

ホストOS ゲストOS

バックアップサーバ

Hyper-V

LUN_V#0002

LUN_V#0000

LUN_V#0006

LUN_V#0004

SANストレージ

バックアップ領域

システム領域VHD

仮想マシン

仮想IDE接続

仮想SCSI接続

複製先ボリュームをバックアップサーバにマウント

ファイルファイル

ファイルファイル

パススルーデータ領域

ファイルファイル

パススルーデータ領域

システム領域VHD

リストア単位 <リストア> (仮想マシン上の)ファイル単位

リストア手順 (1) バックアップサーバに複製先ボリュームをマウントします。

(2) 仮想マシンのデータ領域にリストアしたいファイルを、複製先ボリュームからネットワーク経由※

でコピーします。

留意点 ※コピー性能はファイルサイズ、ネットワーク速度に依存します。

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ストレージのコピー機能を利用したHyper-V仮想マシンのバックアップ/リストア

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4.5 まとめ

本検証の結果、以下のポイントを確認できました。

1. 仮想マシンのシステム領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ/リストアし

た場合

Hyper-V Virtual Machine Managementサービスの停止が必要

2. 仮想マシンのデータ領域(VHD ファイル)をホストレベルバックアップ/リストアした

場合

オンラインバックアップが可能だが、仮想 SCSIコントローラーの使用が前提で、

仮想ハードディスクの接続解除が必要

3. 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をホストレベルバックアップ/リスト

アした場合

パススルーディスクをバックアップ/リストアする場合は、Hyper-Vサーバ上で

ディスクのオンライン化が必要

オンラインバックアップが可能だが、仮想 SCSIコントローラーの使用が前提で、

仮想ハードディスクの接続解除が必要

4. 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)をゲストレベルバックアップ/リスト

アした場合

事前に仮想マシンのパラメーター[AllowFullSCSICommandSet]の値を TRUE

に変更が必要

5. 仮想マシンのデータ領域(パススルーディスク)へファイル単位でリストアした場合

(ネットワーク経由)

コピー性能はファイルサイズ、ネットワーク速度に依存

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5. 考察

AdvancedCopy Managerを利用した方法でも、仮想環境のバックアップ/リストアが可能なこ

とが検証結果から確認できました。AdvancedCopy Manager ではバックアップ/リストアに必

要なシステム停止時間がデータ量にかかわらず数秒であるため、バックアップ対象の仮想マ

シンが大容量のデータを保有する場合でも、バックアップ処理による業務への影響を最小限

に抑えることができます。

また、仮想マシンのシステム領域、データ領域を分割することで、データ領域のオンラインバ

ックアップ/リストアも可能となります。ただし、仮想マシンのバックアップ/リストアには

Hyper-Vサービスの停止や OSパラメーターの変更作業等が発生します。そのため、実運用

ではスクリプトを作成し、タスクスケジューラに登録するなど作業の自動化について工夫する

必要があります。

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付録 1 本バックアップ方法を含んだ利用シーン

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager と

ServerView Resource Coordinator VE を組み合わせたソリューション

富士通では、当社ミドルウェア製品「ServerView Resource Coordinator VE」を利用した高可

用性ソリューションを提供しています。

このソリューションでは WSFC を利用しないため、WSFC の知識や経験を必要することなく、

Hyper-V環境の高可用性を提供することができます。

◇ ServerView Resource Coordinator VEの紹介

■ 尐ない予備サーバで故障からの自動復旧

予備サーバを用意し、サーバ故障時に自動的に切り替えることでダウンタイムを短縮できま

す。複数の業務サーバに対して共通の予備サーバを設定できるため、1対 1の現用・待機の

冗長化構成に比べて予備サーバの導入数を抑えることができます。たとえば、業務サーバ

が 3台であれば予備サーバのコストを 1⁄3に削減できます。

さらに、運用ライフサイクルでの必要な各種操作を自動化することで、運用を省力化します。

その他、以下の特長があります。

・ 物理・仮想サーバの簡単運用

・ 仮想サーバのネットワーク構成可視化

・ グリーン IT運用の支援

ServerView Resource Coordinator VEの詳細情報は下記サイトをご参照ください。

◇ サーバの自動化・可視化ソフトウェア ServerView Resource Coordinator VE

http://software.fujitsu.com/jp/rcve/

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付録 2 参考情報(URL集)

◇ AdvancedCopy Managerの技術

◇ 他、ETERNUS SF カタログ・技術資料

http://storage-system.fujitsu.com/jp/eternus-sf/advance/download/

◇アドバンスト・コピー機能

http://storage-system.fujitsu.com/jp/products/diskarray/feature/c02/

◇ Windows Server 2008 R2 Hyper-V 構築ガイド

◇ Windows Server 2008 R2 Hyper-V 操作ガイド

◇ Windows Server 2008 R2 Hyper-V バックアップリストアガイド

http://primeserver.fujitsu.com/primergy/technical/construct/#hv01

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の国における登録商標です。

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りません。

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