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フィールド開発技術グループ 平成 23年度事業報告 … › committee › summary...
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資料5-2
フィールド開発技術グループ平成23年度事業報告平成24年度事業計画
フィールド開発技術グループ平成23年度事業報告平成24年度事業計画
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平成24年度事業計画
MH21フィールド開発技術グループリーダー山本晃司
平成24年度事業計画
MH21フィールド開発技術グループリーダー山本晃司
平成23年度事業報告平成23年度事業報告
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1. 海洋産出試験に関する作業
•①事前調査データの分析
•②第1回海洋産出試験の事前掘削および技術開発
•③海洋産出試験に係る貯留層評価
•④第2回海洋産出試験の検討
2 海洋開発システムの検討
フィールド開発技術グループ
2. 海洋開発システムの検討
3. 陸上産出試験等の実施
•開発コスト削減手法の検討および経済性計算の更新
•①第2回陸上産出試験の成果とりまとめ
•②長期陸上産出試験の実施可能性探求
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産出試験事前掘削
1011 12 1 22010年度 2011年度 2012年度 2013年度
4 8 9108 9 65 11 1212 71 2 3 4 5 6 376 7 8 9 10 11
海洋産出試験
2 310 11 12 1 4 5
●海洋産出試験の全体スケジュール
現在
�坑井掘削�貯留層データの取得(検層・コア)�地層温度計設置と温度モニタリング開始
分析作業
計測継続
1. 海洋産出試験に関する作業
関連調査 (1回目) (2回目) (3回目)8月 準備5日 4月 発震1~2日 8月 発震1~2日
発震1~2日 撤収4日
10月
(設置) (回収)
10月 10月
8月 12月~1月 3月~4月 8月 12月~1月 3月~4月 8月
係留期間:1年間程度
海底地形調査地震の影響による海底地形の
変化が無いことを確認
流況調査(係留系設置)
詳細な流れの状態を調査
海域環境調査(定期)水質、底質、生物相の状態を定
期的に確認
小規模地震探査メタンハイドレートの分解範囲を
確認
3
1. 海洋産出試験に関する作業
●海洋産出試験の実施地点
第1回海洋産出試験実施地点-北緯33度56分 東経137度19分
BSR分布域
4
・平成22年度の事前調査で得られたデータとサンプルを分析し、第1回海洋産出試験実施地点浅部の地質と海底地盤の力学特性に関する知見を得た。
・これらの結果は、坑井設計、地
0
20
40
60Dep
th (m
)BSF
T6 K0CU
AT1 CU
AT1 UU
取得コアと力学試験装置
原位置コーン貫入試験装置
1. 海洋産出試験に関する作業
①平成22年度事前調査データの分析
層変形、斜面安定性等の検討に用いられている。
(参考:平成22年度実施の事前調査(海底地盤ボーリング調査・詳細海底地形・地質調査)• 2011年1~2月に第二渥美海丘を含む海域で実施• JAMSTEC調査船「よこすか」及びAUV「うらしま」のサブボトムプロファイラー、サイドスキャンソナーを使用した詳細海底地形・地質調査• 地球深部調査船「ちきゅう」を使用したコアサンプルの取得、Fugro Dolphinシステムを使用したコーン貫入試験による原位置試験データ
の取得
– ハイドレート濃集区間より浅い地層の力学的性質を知ることが主目的
– 第二渥美海丘の試験予定地点近傍(AT1)及び地すべり帯(ATS)の中で実施5
80
100
0 100 200 300 400 500
su (kPa)
H22年度取得コアの力学試験による非排水せん断強度の
深度分布
H22年度の原位置試験とコア試験による地層強度・物理特性の深度分布
• 第1回海洋産出試験(渥美沖鉱山)に関して、モニタリング井と生産井の一部区間の事前掘削を行うとともに、平成24年度に計画している産出試験に向けた技術検討・技術開発・資機材調達等の準備作業および諸手続きを実施した。
– 試験実施地点を決定(第二渥美海丘の一地点:前回開発実施検討会にて報告済み)
– オペレータとなる石油開発会社(石油資源開発株式会社)に委託し、鉱業法・鉱山保安法の諸手続き、大水深掘削リグ((独)海洋研究開発機構の地球深部探査船「ちきゅう」)を傭船
– モニタリング坑井と生産井の一部区間を掘削:悪天候や作業途中に発生したROV(水中ロボット)ケーブル切断トラブル 及び坑井傾斜が予想より大きかったことによるモニタリング坑井の設計
1. 海洋産出試験に関する作業
②第1回海洋産出試験の事前掘削及び技術開発
)ケーブル切断トラブル、及び坑井傾斜が予想より大きかったことによるモニタリング坑井の設計見直しより、3坑予定したモニタリング坑井の1つの掘削を延期
– モニタリング坑井の一つで集中的に検層データを取得し、良好なデータを取得
– 地層温度計を開発・製造してモニタリング坑井坑内に設置
• 生産井に設置する坑内機器の開発・製造、船上試ガス装置の検討、坑内仕上げ方法・出砂対策法の検討を実施した。
• 地震探査・検層データ・コアを用いた貯留層評価、地層の力学パラメータの分布モデル作成、斜面安定性の研究等を実施した。
• 坑井周辺での環境調査(地層変形・溶存メタン濃度等)・物理探査(4成分地震探査)モニタリングについて技術開発を行い、必要な機器製造に着手した。 6
実際の縮尺
南東北西
β-1坑井(2004年)深さ方向を強調した図
1. 海洋産出試験に関する作業
●海洋産出試験実施地点の地震探査断面
BSR
濃集帯上面
2.50 1.25距離(km)
1250msec
1500msec
1750msec
1250msec
1500msec
1750msec
笠層群
小笠層群
7
水深約1000mの海底面下、270-330mにメタンハイドレートを含む堆積物が存在
(深度約940m) (深度約940m)
(深度約1125m) (深度約1125m)
(深度約1310m) (深度約1310m)
×
2011年度 2012年度 2013年度
BOP
Stage2事前掘削
(生産井・モニタリング井掘削)
Stage3産出試験
Stage3’廃 坑
Stage4廃 坑
×
Stage1事前調査
(海底地盤調査)
2010年度
P P MC MT2 MT1MCMT1MT2 P MCMT1MT2
●第1回海洋産出試験の坑井掘削計画(事前掘削前)
生産井
� 掘削船によるライザー※
無し掘削 (1本)
� 掘削船による掘削&地層温度計設置
�掘削船によるライザー設置
�試験開始(1週間~1カ月)
� 掘削船による廃坑作業(1本)
� モニタリング開始
(分解及び環境モニタリング)
�データ回収�掘削船による廃坑作業
モニタ
リング
�データ回収�作業船による廃坑作業
ー地質調査
�掘削船または海洋調査船
�ライザー無し掘削
�コアリング/原位置試験
�環境調査
※ 海底~海面上を結ぶ鋼製パイプ
※コア採取はH24.06-07で計画中 8
温度モニタリング井(MT2)
温度
モニタリング井(MT1)
検層用
モニタリング井(MC)
試験生産井(P)
海底面 -1000m
50m程度の範囲内に配置予定
地層温度計データ収録装置
1. 海洋産出試験に関する作業
●坑井配置計画(第20回開発実施検討会時点)
濃集帯上面-1260m
濃集帯下面-1330m
掘削順1•LWD及びワイヤーライン検層
•温度モニタリング•試験前後のケースドホール検層
掘削順3•コアリング•LWD検層•温度モニタリング
掘削順4•LWD検層•温度モニタリング
掘削順2•LWD検層
セメント地層温度計センサー
装置
グラベルパック
MH濃集帯
H23FYの事前掘削はここまで
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温度モニタリング井(MT2)
温度
モニタリング井(MT1)
検層用
モニタリング井(MC)
試験生産井(P)
海底面 -1000m
地震探査のデータ等を元に最終的な坑井配置を検討した結果、チャネル発達方向に沿って生産井(P)をはさむようモニタリング井MC,MT1を配置し、P井の貯留層特性について確実なデータを得ることが最善と判断。また、方向によるMH分解挙動の対比ができるようにする。また、分解フロントの拡大を複数点でモニターするために、MT1と同じ方向にMT2を配置することとした。
セメント
地層温度計データ収録装置
1. 海洋産出試験に関する作業
●坑井配置計画(事前掘削開始直前)
濃集帯上面-1260m
濃集帯下面-1330m
掘削順3•LWD検層•温度モニタリング(2種類の温度計)
掘削順4•LWD検層•温度モニタリング(1種類の温度計)
掘削順1•LWDおよびワイヤーライン検層•温度モニタリング•試験前後のケースドホール検層
地層温度計センサー
MH濃集帯掘削順2
•LWD検層
グラベルパック
H23FYの事前掘削はここまで
セメント
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