インスリン使用方法ガイドライン · ②...

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長崎大学医学部・歯学部附属病院 インスリン使用方法ガイドライン 平成16年7月12日 内分泌代謝内科 山崎浩則 生活習慣病予防診療部 川﨑英二 1

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長崎大学医学部・歯学部附属病院

インスリン使用方法ガイドライン

平成16年7月12日

内分泌代謝内科 山崎浩則

生活習慣病予防診療部 川﨑英二

1

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目 次

1.ガイドラインの主旨 ・・・・・2

2.ガイドラインの読み方 ・・・・・2

3.シリンジポンプによるインスリン静脈内持続投与 ・・・・・3

4.インスリン皮下注射(スライディングスケール) ・・・・・4

5.低血糖処置 ・・・・・5

6.インスリンの希釈液の作成方法 ・・・・・5

7.附。1)インスリンの基準書

2)インスリン投与量調節スケール(インスリン静脈内持続投与)

3)経静脈栄養時スライディングスケール

4)経静脈栄養時の低血糖発現時指示(インスリン皮下注射時)

5)経口・経管栄養時スライディングスケール

6)経口・経管栄養時の低血糖発現時指示(インスリン皮下注射時)

7)記録用紙

附。記録手本

・インスリンの記録形式

2)の記録

3)4)の記録

5)6)の記録

8.当院のインスリン製剤一覧

9.1単位分の食品例

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1.ガイドラインの主旨

1)本ガイドラインは、多発するインスリン関係のインシデントを予防するため

の、具体的な予防策を提示するものである。あくまでも医療事故防止が主眼

であり、インスリン治療そのものの標準化を意図するものではない。

2)平成15年3月よりシリンジポンプを用いたインスリン静脈内持続投与法に

ついては、院内で統一した方法が採用されているが、それに加えインスリン

皮下注射時におけるスライディングスケールおよび低血糖時の処置法につ

いても今回統一した。

3)インスリン注射に関する指示の出し方および実施記録シートは、全病棟で統

一する。そのため、指示の出し方については、糖尿病非専門医が使用するこ

とを前提に、可能な限り標準的な指示量を参考値として記載した。しかし、

インスリンの必要量あるいは適切なインスリンの種類は病状により大幅に

異なるため、血糖コントロールが困難な患者については、原則として内分

泌・代謝内科または生活習慣病予防診療部へコンサルトすることが望ましい。

2.ガイドラインの読み方

このガイドラインは、実際のインスリン使用時に有効であるよう、

投与方法別に記載されている。必要な部分を参照していただきたい。

それぞれ、具体的な注意事項と、注射指示及び実施記録/各種シールの説

明を詳述している。それらの実物を末尾に添付しているので、参照されたい。

各種シール

1)インスリン投与量調節スケール(インスリン静脈内持続投与)

2)経静脈栄養時スライディングスケール

3)経静脈栄養時の低血糖発現時指示 (インスリン皮下注射の場合)

4)経口・経管栄養時スライディングスケール

5)経口・経管栄養時の低血糖発現時指示(インスリン皮下注射の場合)

本ガイドラインに関するご意見、ご質問の宛先

内分泌代謝内科 内線 2804

生活習慣病予防診療部 内線 2850

安全管理部 ゼネラルリスクマネージャー 原川明美

e-mail : [email protected]

TEL : 095-849-7596(内線 3167・3168)

FAX : 095-849-7597

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3.シリンジポンプによるインスリン静脈内持続投与

シリンジポンプを用いたインスリン静脈内持続投与法は、インスリンが輸

液本体と独立して投与されるため、死亡に至る重大なインシデント(低血糖

昏睡、高血糖昏睡、ケトアシドーシス等)を招く可能性がある。そのような

危険性を含む投与法であることを認識したうえで、以下の事項を遵守して用

いる。

1)適応:糖尿病性昏睡(糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン性高浸透圧性

昏睡)、高カロリー輸液時の高血糖、重症感染症・外傷・術後の著しい高

血糖など

2)使用するインスリン製剤:ヒューマリンR U-100(100 単位/ml)

3)希釈方法(インスリン基準書参照):

① 以下の方法を用いて、インスリン濃度が1単位/ml になるよう

に希釈する。

② ヒューマリンR(U-100)50 単位をインスリン専用注射器で

採取し、生食水 50 ml と 50 ml シリンジにてよく混和する。

③ 調合は医師がおこなうこと。

④ 調合後、シリンジにシリンジ貼付用ラベルを貼る。

4)指示の出し方:

① 指示は、「注射指示及び実施記録」において、「インスリン投与量

調節スケール」を用いておこなう。

② インスリンは他の薬剤と一緒に処方しない。

③ 指示は、必ず「○○単位/時間」によりおこなう。

④ 指示及び変更はすべてこの注射指示で行う。実施サインは通常通

り。

⑤ 血糖測定の間隔(または時刻)を指示する。

5) 看護師は、「注射指示及び実施記録」に記載された指示に従い、インス

リン流量の調整を行う。その際、必ず専用のインスリン実施記録を用いる。

まず、血糖値を測定し、その血糖値に応じたインスリン流量の増減を確認

する。流量の増減を行い、新たな流量を設定するとともに、実施記録に記

入する。血糖値が79 mg/dl 以下および 400 mg/dl 以上の時は、指示通

りインスリン流量調整を行った後、担当医に連絡する

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4.インスリン皮下注射(スライディングスケール)

インスリン皮下注射に関しては、インスリン種類の誤り、インスリン量の

誤り、指示(欠食、注射時間、スケールなど)の見落とし、うち忘れ、重複

注射など、多彩なインシデントの原因となっている。そのひとつの要因とし

てインスリンスライディングスケールが何種類も使用されていることが挙

げられた。そこで、標準化したインスリンスライディングスケールを作成し、

指示方法、確認方法を統一することによりインシデントの防止をはかる。

1)適応:周術期、高カロリー輸液中、ステロイド療法中、糖尿病性昏睡、

シックデイ時など

2)使用するインスリン製剤:速効型インスリン、超速効型インスリン

※インスリン製剤名については、インスリン一覧表を参照

3)経静脈栄養が主体となっている場合には、原則として4~6時間毎に測

定する血糖値に合わせてインスリンを皮下注射する。経口・経管栄養が

主体となっている場合には、原則として毎食前に測定する血糖値に合わ

せてインスリンを皮下注射する。

4-1. 経静脈栄養が主体となっている場合のスライディングスケール

1)指示の出し方:

⑥ 指示は、「注射指示及び実施記録」において、「静脈栄養時スライ

ディングスケール」を用いておこなう。

⑦ Scale A、Scale B、Scale X のいずれかを選択する。

⑧ 血糖測定は原則として 4~6時間毎におこなう。

(速効型インスリン:6時間、超速効型インスリン:4時間)

⑨ 指示及び変更はすべてこの注射指示で行う。実施サインは通常通

り。

⑩ 低血糖発現時の処置を「注射指示及び実施記録」へ必ず指示する。

2)インスリン指示を確実に実施するため、看護師は、必ず専用のインスリ

ン実施記録を用いる。定時(4~6 時間毎)以外の血糖測定時における

インスリン投与の有無は医師に確認する。

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4-2. 経口・経管栄養が主体となっている場合のスライディングスケール

1)指示の出し方:

① 指示は、「注射指示及び実施記録」において、「経口・経管栄養時

スライディングスケール」を用いておこなう。

⑤ Scale A、Scale B、Scale X のいずれかを選択する。

⑥ 血糖測定は毎食前(および毎食後 2 時間)におこなう。

⑦ 指示及び変更はすべてこの注射指示で行う。実施サインは通常通

り。

⑧ 低血糖発現時の処置を「注射指示及び実施記録」へ必ず指示する。

2)インスリン指示を確実に実施するため、看護師は、必ず専用のインスリ

ン実施記録を用いる。

5.低血糖処置

低血糖は最も頻度の高い糖尿病合併症であるが、当院において、その対処

法は各医師の裁量にまかされており、必ずしも適切な処置がなされていない。

そこで、不適切な処置の頻度を低減するため、インスリン静脈内持続投与時

およびインスリン皮下投与時に分け、基本的な低血糖処置方法を統一した。

6.インスリン希釈液(静脈内持続投与用)の作成方法 次ページ参照

インスリンのシリンジ内での混合手技は全く統一されておらず、十分な混

和がなされていない場合、インシデントにつながる恐れがある。不均一なイ

ンスリン濃度による血糖変動をさけるため、インスリン混合の手技を以下の

ように統一する。

① ヒューマリン R をインスリン専用注射器で50単位吸引する。

② 50ml シリンジに生理食塩水を50ml 吸引し、その後、2~3ml の空

気を入れる。

③ 50ml シリンジの先端から、50単位のインスリンを注入する。その際、

生理食塩水のシリンジ内筒を引きながら注入するとスムーズに入る。イ

ンスリン液があふれた場合は作り直すこと。

④ シリンジを数回転倒させ、生理食塩水とインスリンを混和する。

⑤ シリンジの先端を上方へ向けて、空気を抜く。

⑥ シリンジポンプにセットする。

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6 小児科は除く

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注射器に貼るシール(インスリン静脈内持続投与)

インスリン投与量調節スケール(インスリン静脈内持続投与)

血糖値

(mg/dL) 現行流量に対するインスリン量の増減 目安(参考)

59 以下 インスリン中止し、50%ブドウ糖液 20 mL 静注 Dr コール 同 左

60 ~ 79 インスリン中止し、Dr コール 同 左

80 ~ 99 ( )単位/時間 減らす 0.5 単位/時間 減

100 ~ 199 ( )単位/時間 増やす • 減らす そのまま

200 ~ 249 ( )単位/時間 増やす • 減らす 0.2 単位/時間 増

250 ~ 299 ( )単位/時間 増やす • 減らす 0.4 単位/時間 増

300 ~ 349 ( )単位/時間 増やす 0.6 単位/時間 増

350 ~ 399 ( )単位/時間 増やす 0.8 単位/時間 増

400 以上 ( )単位/時間 増やし、Dr コール 1.0 単位/時間 増

※単位数を記入し、「増やす」か「減らす」を○で囲む。

※血糖値が99 mg/dL 以下および 350 mg/dL 以上の時は、上記処置後 1 時間で

血糖値を再検し、再度注入量を調節する。

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経静脈栄養時スライディングスケール

Scale A Scale B Scale X

血糖値 (mg/dL) (超)速効型インスリン(皮下注)

79 以下 低血糖時の指示参照 80 ~ 199 なし なし ( )単位

200 ~ 299 2 単位 4 単位 ( )単位 300 ~ 399 4 単位 6 単位 ( )単位

400 以上 Dr コール

※ 採用する Scale A,Scale B,Scale X のいずれかを○で囲む。

※ Scale X は担当医が Scale A,Scale B でコントロール不良と判断した時に採用する。

※ 定時(4~6時間毎)以外の血糖測定時におけるインスリン投与の有無は Dr に確認

する。

経静脈栄養時の低血糖発現時指示(インスリン皮下注射の場合)

血糖値 79 mg/dL 以下時

50%ブドウ糖液 20 mL 静注

30 分後に血糖値を再検し、79 mg/dL 以下なら繰り返す

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経口・経管栄養時スライディングスケール

Scale A Scale B Scale X

食前血糖値 (mg/dL) (超)速効型インスリン(皮下注)

79 以下 低血糖時の指示①②参照 80 ~ 99 0 単位 0 単位 ( )単位

100 ~ 149 0 単位 2 単位 ( )単位 150 ~ 199 2 単位 4 単位 ( )単位 200 ~ 249 4 単位 6 単位 ( )単位 250 ~ 299 6 単位 6 単位 ( )単位 300 ~ 349 6 単位 8 単位 ( )単位 350 ~ 399 8 単位 10 単位 ( )単位

400 以上 Dr コール

※ 採用する Scale A,Scale B,Scale X のいずれかを○で囲む。

※ Scale X は担当医が Scale A,Scale B でコントロール不良と判断した時に採用する。

経口・経管栄養時の低血糖発現時指示(インスリン皮下注射の場合)

血糖値 79 mg/dL 以下時

① 食事であれば、すぐに食事をとる

② 食事の準備中であればグルコースサプライ 0.5 単位分(2 個)補食し、その

まま食事にはいる

③ 食事でない場合は、グルコースサプライ 1 単位分(4 個)補食し安静

④ 眠前または夜間の場合は、グルコースサプライ 1 単位分(4 個)補食し、1単位分のクラッカーを補食

※ ③④の場合には 30 分後に血糖値を再検し、79 mg/dL 以下なら Dr コール

※ 低血糖による意識消失の場合は、直ちに 50%ブドウ糖液 20 mL 静注

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インスリン指示の標準化 ワーキンググループ 内分泌代謝内科 山 崎 浩 則

生活習慣病予防診療部 川 﨑 英 二

松 尾 直 美

6 階 病 棟 岡 田 秀 子

6 階 病 棟 井手口つるよ

第 二 内 科 西 岡 克 章

耳鼻咽喉科 田 中 藤 信

第 二 外 科 川 下 雄 丈

5 階 病 棟 桑 原 富 子

11階 病 棟 松 尾 直 美

安全管理部 原 川 明 美

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《インスリンの記録形式》

          注 射 指 示 及 び 実 施 記 録  発行日

※右から選んで○をする BS記載(要・不要) 単位記載(要・不要)

※実施時間が下記と違う場合は空白欄に記載すること

月 実施時間 7:30 10:00 11:30 14:00 17:30 20:00 21:00

  日

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

長崎大学医学部・歯学部付属病院

RP 注射薬名(規格・用法) 1回使用量

患者ID

フリガナ

患者氏名

生年月日

性別   男

投与開始日

科名

病棟・病室

主治医

指示受け

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《インスリンの指示・記録例》

          注 射 指 示 及 び 実 施 記 録   発行日

o1 静脈内注射

ヒューマリンR注 1000U/10ml 1V生理食塩液 50ml/V 1V

                    ×1

1単位/時間 中村 ヒューマリンR50単位+生食50ml

※右から選んで○をする BS記載(要・不要) 単位記載(要・不要)

血糖測定 4時間毎 ※実施時間が下記と違う場合は空白欄に記載すること

月 実施時間 07:30 10:00 11:30 14:00 17:30 20:00 21:00

  日 04:00 08:00 12:00 16:00 20:00 0:00

5 BS 200 180 220 120/ 単位 1.2 1.2 1.4 1.411 サイン 中村 中村 田口 田口

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

長崎大学医学部・歯学部付属病院

RP 注射薬名(規格・用法) 1回使用量

患者ID        01230123

フリガナ    タカハマキョウコ

患者氏名   高浜今日子

生年月日  昭和15年01月14日(64歳)

性別     女

投与開始日  平成16年5月11日科名      ○○科

病棟・病室  ○階病棟・08普通

主治医    山田太郎

指示受け   長崎一子

11:00

実施サイン

氏名 時刻

  返納  サイン

入力月日

0.5

0.2

0.4

0.6

0.8

1.0

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《インスリンの指示・記録例》

          注 射 指 示 及 び 実 施 記 録   発行日

※右から選んで○をする BS記載(要・不要) 単位記載(要・不要)

※実施時間が下記と違う場合は空白欄に記載すること

o1 皮下注射 1筒 月 実施時間 07:30 10:00 11:30 14:00 17:30 20:00 21:00

  日

ペンフィルR300 100U/ml 5 BS 210 280 300朝、昼、夕 / 単位 4 6

11 サイン 田口 田口 坂本O2 皮下注射 30本 BS

マイクロファインプラス(ペン型注射器用) / 単位

サイン

                    ×1 BS

朝、昼、夕 / 単位

サイン

血糖測定6回 BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

長崎大学医学部・歯学部付属病院

RP 注射薬名(規格・用法) 1回使用量

患者ID        01230123

フリガナ    タカハマキョウコ

患者氏名   高浜今日子

生年月日  昭和15年01月14日(64歳)

性別     女

投与開始日  平成16年5月11日科名      ○○科

病棟・病室  ○階病棟・08普通

主治医    山田太郎

指示受け   長崎一子

血糖値 79mg/dl 以下時・50%ブドウ糖液 20ml 静注・30分後に血糖値を再検し、79 mg/dl 以下なら繰り返す

scaleB

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《インスリンの指示・記録例》

          注 射 指 示 及 び 実 施 記 録   発行日

※右から選んで○をする BS記載(要・不要) 単位記載(要・不要)

※実施時間が下記と違う場合は空白欄に記載すること

o1 皮下注射 1筒 月 実施時間 07:30 10:00 11:30 14:00 17:30 20:00 21:00

  日

ペンフィルR300 100U/ml 5 BS 190 160朝、昼、夕 / 単位 4

11 サイン 坂本 坂本O2 皮下注射 30本 BS

マイクロファインプラス(ペン型注射器用) / 単位

サイン

                    ×1 BS

朝、昼、夕 / 単位

サイン

血糖測定6回 BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

BS

/ 単位

サイン

長崎大学医学部・歯学部付属病院

RP 注射薬名(規格・用法) 1回使用量

患者ID        01230123

フリガナ     タカハマキョウコ

患者氏名  高浜今日子

生年月日  昭和15年01月14日(64歳)

性別     女

投与開始日  平成16年5月11日科名      ○○科

病棟・病室  ○階病棟・08普通

主治医    山田太郎

指示受け   長崎一子

ScaleB

同じ時間に2種類のインスリンを注射する時は横に並べて   R6 N4と記載する

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バイアル製剤

ヒューマリンR注 U-100 ノボラピッド注100U/mL

カートリッジ製剤

ランタス注カート300

ペンフィルR注 300

ペンフィルN注 300

ペンフィル30R注 300

ペン型シリンジ製剤

ノボラピッド注300フレックスペン

ノボラピッド30ミックス注フレックスペン

ノボリンR注フレックスペン

ノボリン30R注フレックスペン

ノボリン50R注フレックスペン

ノボリンN注フレックスペン

ヒューマカートR注 (キット)

ヒューマカートN注 (キット)

ヒューマログ注キット

注入器一体型製剤

2004年4月21日

イノレットN注イノレットR注 イノレット30R注

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バイアル製剤

ヒューマリンR注 U-100 100U/ml 10ml (リリー)

ノボラピッド注100U/mL 100U/ml 10ml (ノボ)

カートリッジ製剤

新 ランタス注カート300 100U/ml 3ml オプチペンプロⅠ マイクロファインプラス (アベンティス)

ペンフィルR注 300 100U/ml 3ml

ペンフィルN注 300 100U/ml 3ml

△ ペンフィル30R注 300 100U/ml 3ml

× ヒューマカートR注 100U/ml 3ml

× ヒューマカートN注 100U/ml 3ml

ペン型シリンジ製剤

ノボラピッド注300フレックスペン 100U/ml 3ml

新 ノボラピッド30ミックス注フレックスペン 100U/ml 3ml

ノボリンR注フレックスペン 100U/ml 3ml

ノボリン30R注フレックスペン 100U/ml 3ml

ノボリン50R注フレックスペン 100U/ml 3ml

ノボリンN注フレックスペン 100U/ml 3ml

ヒューマカートR注 (キット) 100U/ml 3ml

ヒューマカートN注 (キット) 100U/ml 3ml

ヒューマログ注キット 100U/ml 3ml

注入器一体型製剤

イノレットR注 100U/ml 3ml

イノレットN注 100U/ml 3ml

イノレット30R注 100U/ml 3ml

新 :平成16年4月20日処方開始

△ :在庫が無くなり次第、処方中止

× :平成16年5月21日、処方中止

マイクロファインプラス

ノボペン300(グリーン)

マイクロファインプラス

(リリー)

(ノボ)

(ノボ)

マイクロファインプラス (リリー)

マイクロファインプラスヒューマペンエルゴ

マイクロファインプラス (ノボ)

長崎大学医学部・歯学部附属病院 インスリン製剤一覧

2004年4月21日

CSII

静脈内持続注入 / CSII

Page 18: インスリン使用方法ガイドライン · ② ヒューマリンR(U-100)50単位をインスリン専用注射器で 採取し、生食水50 mlと50 mlシリンジにてよく混和する。

1単位分の食品例 2004 年7月

バランスオン

クラッカー 5枚×2袋入り 1袋あたり 80kcal

マリー

ビスケット 3枚×8袋入り

1袋あたり 77.5kcal

※どちらの商品も、当院地下の売店で購入できます。