大江戸温泉リートからの メッセージ...投資法人概要...

1
投資法人概要 営業収益と当期純利益 分配金・FFOとLTV 1,600 1,200 800 400 0 4,800 3,600 2,400 1,200 0 44 42 40 38 36 執行役員 今西 文則 投資法人名 大江戸温泉リート投資法人 執行役員 今西 文則 資産運用会社 大江戸温泉アセットマネジメント 株式会社 取得資産合計 36,705百万円 (2019年11月末日時点) 決算時期 5月、11月 市場区分 東京証券取引所 不動産投資信託証券市場 上場日 2016年8月 本投資法人は、今後長期的な市場拡大が見込める「豊かで充実した時間消費、余暇活用」のための施設 を投資対象としています。特に「温泉・温浴関連施設」を中心に、温泉文化や地域の活性化に貢献する とともに「愉しみ」 「コミュニケーション」 「癒しとリラクゼーション」 「健康と知的な充実」など、多様な 余暇活用型施設に投資することで、投資主価値の継続的かつ安定的な向上を目指します。 新型コロナウイルス克服に向けて 1.トップメッセージ 新型コロナウイルス感染症との戦いに日夜健闘される皆様に心からのエールを送るとともに、 本投資法人も早期に成長軌道に復帰すべくベストを尽くします。上場して約3年8か月、余暇 活用型特化リートとしてのポートフォリオ構築はまだまだこれからが本番です。本投資法人の 特徴である安定性の確保に留意しつつ、ポートフォリオの規模拡大と余暇活用型施設における 投資対象の多様化を達成すべく、粘り強く頑張っていく所存です。ポートフォリオの成長は、 バリューアップ投資余力の創出や資金調達コストの改善、更には投資主価値の飛躍的な成長に つながると確信しています。 2.今西執行役員への5つの質問 Q1:新型コロナウイルス感染症の問題により投資法人の当面のビジネス環境や業績に影響が 出てきていますか? 保有物件の客室稼働率や平均客室単価は大きく低下し、テナントである大江戸温泉物語 グループの業績は短期的に厳しくなっています。 当グループは、国内客が圧倒的なシェアを占めており、インバウンド激減の影響は大きく 受けていませんが、足元の国内客のマインド悪化や自粛の動きによる影響が見られます。しかし、 今回の危機のなかで、感染防止対策や衛生面での安心感を高めるオペレーションの一層の向上 が図られており、コロナ終息によって国内客のマインドが改善すれば、各施設の業績はV字 回復も可能かと考えています。 なお、本投資法人は賃料に占める固定賃料の割合が高く(2019年11月期の総賃料に占める 変動賃料の割合は約6.4%)、総じて安定性は高いものの、2020年11月期の変動賃料の剥落は 避けがたいと見ています。 Q2:投資法人の当期(2020年5月期)の業績見込みに変更はありますか? 当期(2020年5月期)の変動賃料は、テナントの本年2月までの年間業績にリンクしますが、 インバウンドがもともと少ないことから2月までは大きな影響は受けておらず、投資法人の業績 についても大きな変動はない見込みです。 なお、翌期(2020年11月期)については、2020年3月23日付のプレスリリースで公表のとお り、変動賃料はゼロと想定し、1口当たり分配金は前回予想より15.7%下方修正した1,973円 としました。 Q3:投資法人の戦略を変更する必要があると感じていますか? 新型コロナの危機が終息の兆しが見えるまでは、新規投資や新規資金調達は延期せざるを 得ないため、外部成長のタイミングは半年~1年程度繰り下がる可能性があります。しかし、 余暇活用、時間消費への流れや、グローバルな人の動きが構造的に変化することはなく、トレ ンドとしてはますます拡大するものと考えており、基本的な戦略の変更はありません。 Q4:投資法人として、この時期に最も注力すべきと考える点はどういった点でしょうか? 短期的には、テナント業績のモニタリングと資金収支の保守的なコントロールを通じ、賃料 収入の安定的確保と財務基盤の安定に万全を期すことが中心となります。同時に、 「コロナ後」を 見据えた新規投資対象の確保や、宿泊業やレジャー業界における新しい動き・変化をしっかり と見極めて、機動的な成長戦略を打ち出せるよう準備を進めることも大切と考えています。 Q5:投資主及びその他ステークホルダーの皆様へのメッセージをお願いします。 新型コロナ危機はいずれ終息します。トレンドとして本投資法人が投資対象とする市場は 拡大を続けると信じておりますので、コロナ後は大きな飛躍のチャンスとなるでしょう。規模 とリスク分散・多様性を伴う本格的な余暇活用型特化ポートフォリオの構築を必ずや実現し、 投資主価値の向上を図ります。 皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 第3期 第4期 第5期 第6期 第7期 1口当たり分配金 1口当たりFFO (左軸:円) LTV(右軸:%) 営業収益 当期純利益 (百万円) 第3期 第4期 第5期 第6期 第7期 大江戸温泉リートからの メッセージ

Transcript of 大江戸温泉リートからの メッセージ...投資法人概要...

Page 1: 大江戸温泉リートからの メッセージ...投資法人概要 営業収益と当期純利益 分配金・FFOとLTV 1,600 1,200 800 400 0 4,800 3,600 2,400 1,200 0 44 42 40

投資法人概要

営業収益と当期純利益

分配金・FFOとLTV

1,600

1,200

800

400

0

4,800

3,600

2,400

1,200

0

44

42

40

38

36

執行役員

今西 文則

投資法人名

大江戸温泉リート投資法人

執行役員

今西 文則

資産運用会社

大江戸温泉アセットマネジメント 株式会社

取得資産合計

36,705百万円(2019年11月末日時点)

決算時期

5月、11月

市場区分

東京証券取引所不動産投資信託証券市場

上場日

2016年8月

本投資法人は、今後長期的な市場拡大が見込める「豊かで充実した時間消費、余暇活用」のための施設を投資対象としています。特に「温泉・温浴関連施設」を中心に、温泉文化や地域の活性化に貢献するとともに「愉しみ」「コミュニケーション」「癒しとリラクゼーション」「健康と知的な充実」など、多様な余暇活用型施設に投資することで、投資主価値の継続的かつ安定的な向上を目指します。

新型コロナウイルス克服に向けて1.トップメッセージ

新型コロナウイルス感染症との戦いに日夜健闘される皆様に心からのエールを送るとともに、本投資法人も早期に成長軌道に復帰すべくベストを尽くします。上場して約3年8か月、余暇 活用型特化リートとしてのポートフォリオ構築はまだまだこれからが本番です。本投資法人の特徴である安定性の確保に留意しつつ、ポートフォリオの規模拡大と余暇活用型施設における投資対象の多様化を達成すべく、粘り強く頑張っていく所存です。ポートフォリオの成長は、バリューアップ投資余力の創出や資金調達コストの改善、更には投資主価値の飛躍的な成長につながると確信しています。

2.今西執行役員への5つの質問Q1:新型コロナウイルス感染症の問題により投資法人の当面のビジネス環境や業績に影響が 出てきていますか?

保有物件の客室稼働率や平均客室単価は大きく低下し、テナントである大江戸温泉物語 グループの業績は短期的に厳しくなっています。

当グループは、国内客が圧倒的なシェアを占めており、インバウンド激減の影響は大きく 受けていませんが、足元の国内客のマインド悪化や自粛の動きによる影響が見られます。しかし、今回の危機のなかで、感染防止対策や衛生面での安心感を高めるオペレーションの一層の向上が図られており、コロナ終息によって国内客のマインドが改善すれば、各施設の業績はV字 回復も可能かと考えています。

なお、本投資法人は賃料に占める固定賃料の割合が高く(2019年11月期の総賃料に占める 変動賃料の割合は約6.4%)、総じて安定性は高いものの、2020年11月期の変動賃料の剥落は避けがたいと見ています。

Q2:投資法人の当期(2020年5月期)の業績見込みに変更はありますか?当期(2020年5月期)の変動賃料は、テナントの本年2月までの年間業績にリンクしますが、

インバウンドがもともと少ないことから2月までは大きな影響は受けておらず、投資法人の業績についても大きな変動はない見込みです。

なお、翌期(2020年11月期)については、2020年3月23日付のプレスリリースで公表のとおり、変動賃料はゼロと想定し、1口当たり分配金は前回予想より15.7%下方修正した1,973円としました。

Q3:投資法人の戦略を変更する必要があると感じていますか?新型コロナの危機が終息の兆しが見えるまでは、新規投資や新規資金調達は延期せざるを

得ないため、外部成長のタイミングは半年~1年程度繰り下がる可能性があります。しかし、余暇活用、時間消費への流れや、グローバルな人の動きが構造的に変化することはなく、トレンドとしてはますます拡大するものと考えており、基本的な戦略の変更はありません。

Q4:投資法人として、この時期に最も注力すべきと考える点はどういった点でしょうか?短期的には、テナント業績のモニタリングと資金収支の保守的なコントロールを通じ、賃料

収入の安定的確保と財務基盤の安定に万全を期すことが中心となります。同時に、「コロナ後」を見据えた新規投資対象の確保や、宿泊業やレジャー業界における新しい動き・変化をしっかりと見極めて、機動的な成長戦略を打ち出せるよう準備を進めることも大切と考えています。

Q5:投資主及びその他ステークホルダーの皆様へのメッセージをお願いします。新型コロナ危機はいずれ終息します。トレンドとして本投資法人が投資対象とする市場は

拡大を続けると信じておりますので、コロナ後は大きな飛躍のチャンスとなるでしょう。規模とリスク分散・多様性を伴う本格的な余暇活用型特化ポートフォリオの構築を必ずや実現し、投資主価値の向上を図ります。

皆様のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。

第3期 第4期 第5期 第6期 第7期

■ 1口当たり分配金 ■ 1口当たりFFO (左軸:円)LTV(右軸:%)

■ 営業収益 ■ 当期純利益 (百万円)

第3期 第4期 第5期 第6期 第7期

大江戸温泉リートからの メッセージ