23

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本遁の鮭鱒漁業の地位と本論に於て

論及する範霞

我が園の鮭の歴史は随分古いo助叉は鮭(サケ)と

呼ばれて、既に「出申請風土記」に見え、叉托喜式には、

鮭鐙剖(さけひらpuu生鮮内子鮭、鮭恥、背腸ハめふ

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等が北陸地方から献上されたことが出ているo今

日では鮭左いえば北海道の幕一買のように考えられてレ

るが、北日は北陸刈方・奥羽地方世帯にも一般園民間に非

常に珍重された。

共ω州知養昼間意義をのべるまでもたく、あの立振な

姿がそうさせたのか、ロ聞のある味がムうさせたのか兎

に向、鮭鱒は日本人の生活とは切っても切れない文化

史ケもっているのでるるo

殊に、北海道の奥地開拓は、鯨主鮭からはじまった

L

にいっても過一一一口ではない

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三佐

潟に於げる之等の漁法の港歩しなかった時代は河に

「出土して来る位、所謂「あきあじ」を捕獲して内地人

左交めした土人の漁似慨が中心をなしたのであるo

其の商品債依と立振な魚桟は、米の飯にはたくては

ならねものとされ、殊に五月用の秘儀品として珍重さ

れて行ったO

抽出し内地における之等の需要が増加した反出、本島

奥地の開拓が進むにつれて各河川における鮭鮪の漁獲

高は急速度に減少して行ったのであるo

右狩川、西別川，その他の各河川の漁獲統計を見る

と一目隠然でらるo

此円推移に出品いをなした北海-市開拓使は、明治一九年

t二O年に渉って、伊藤一院氏司令}米関に淑遺して資源

枚持の団地の人工勝化法を研究せしめ、その結果にもと

ずいて千歳に人工勝化場を設立した口前来六

O年此臨

を中心とした全道各地に鮭鱒蹄化場が設置され、之等

か鮭鱒漁況に及ぼして来た影響は大きなも

ωがあると

考えられる。

然し、この関係争一全逓的観酷から絵討し得ないで今

日に蛍ったことは一つには技術者の責任であった事と

同時に水産闘係者の養混問題に劃する無関必が卿化研

究者に刺戦を輿えなかった事も一つの原因と考えられ

るのであるo鮭鱒に闘するこの方面の今後の研究こそ

云われるまでもなく一認義ある大Sな課題でなければな

らないと信ずる。

蔵前日本が北洋において漁獲していた鮭は約一億五

千万尾であったO

〈第一表)それが現在では約一一一00

万尾になっているので約五

O分。一に減少したことに

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1、ラインによって英の挽陸を規正

された日本にとっては、本遁こそ此の資源を維持する

篤の場であり、其障に本道の地位テ見出せねばならな

いと考える。

此昆に諭一比する鮭鱒漁業とは、所溜「不知時」漁業

を除いた秋の本遣における鮭鱒漁業でゆ命令。

同鮭舗、漁業の現況

L

沿岸と河川の漁獲割合

現在本道には五

OOケ統余の鮭沿岸定置があり、

ケム杭平均五、

000〆t六、

00り〆の漁獲をあげて居

るが、之を地極別に見ると太平洋東部、根室、オホー

ツク海方出が多く太平洋西部及び日本海は少、いO

ハ第

二表)統計上によれば、本道沿岸漁獲高は二一20万陸

前後で、河川漁獲高は約六

O万尾(卿化場で漁獲する

もの五

O万尾、その他一

O万尾と見て」であるから、

その比率は約八

O劉二

Oの比井一みることができる。

現在の北海道においては、加川内の漁獲は石狩川を除

いては全面的に禁止の方針をとっているので、個人漁y

業織として漁獲を行っているものはないが、需漁され

るもの停を見込むと、大体六

O万尾とみる、ことがでざ

るであろう。

30

河 川氏於ける鮭漁獲高

オホーツタ海底 [ 日本海底 メg. 計 河川沿岸

?司 川|沿 岸|河 )11 I沿 岸|河 川|泊 岸 総 計

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31

第二表

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海一泊一

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根一河一

隆一岸一

時一沿一

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11 リ .04:~1β7.5681 60.0;)6 492.567 140.258

165.694 67.008 164.45日J BO.777 1]9.5841

別 11:J];;0.1081 1 日5.90~18:J.15:.l1

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21)4.720 18日.660:251.640 569.100 262.620

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]85.280 3ll0.828 :.:57.847 130.008 228.921，

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:161.4171 408.3071 482.170 489.349

:l.003.420 1.557.180 2.982.48i) :3.087.540

2.50:1.260 1.405.84.0 ].704.900 日.651.6204.429.140

2.681.656 2.757.540 4.779.852 3.94け.0402，949.280

2.262.240 1 . ¥111 )lO() 1.45!l.657 1.149.290 2.144.日31

32

〔つづき〕

2.m:O.142i 2.ti489741 2.192.704 1.782.797 2.778.1191

1.6sG.7551 2.090.4621 2.052.6601 2.414.fJi71 2.57s.6601 2.骨84.9fi83.MI.5481' :i.82s.718 5.258.8221 5.748.171

札1

33

第二表 北海道沿岸及び

ktt 襟裳以西海底 時以東海区|袋詰務磁

河川|沿岸 河川|沿岸河川|沿岸

西歴1922 17.699 177.540: 8.984 284.280 189.746 1.070.700 1923 50.541 363.600' 37.670 605.520 272.20" 1.745.820 1924 19.539 ]1l7.04リJ 4.407 248.580 ]u].030 658.680 ]925 2;).599 360.360 15.907 427.740 156.454 902.880 1926 15 日1.054 491.2801 19.967 . 661.140 226.805 994.920

19271l昭和 2i年 24.236 303.240i 32.73B 430.560 214.993 808.920 ]928 12.666 137.7001 15.90;; 1時8.240 130.696 382.260 1929 15.871 218.100: 20.505 297.9CO 117.686 ぶ)7.40019i1O 5 25.053 211.320: 18.060 237.060 186.3B2 716.340

1931 39.859 357.300: 15.119 252.180 231.353 783.600 1932 ]8.007 174.720] 19.089 191.860 136.898 293.040 1933 20.905 212.400 B4.767 209.340 198.734 231.900 19M 34.348 570.440， 36.445 1.045.800 220.998 585.600 1935 10 45.197 712.260' 32.859 ].680.960 257.665 997.020

1936 26.80] 248.408S040i i 1

32.876 720.720 806.460 1937 20.768 517.a 66.291 575.640 339.866 581.520 ]938 21.94:ヲ 382.7B4i 64.209 948.060 301.025: 1.699.200

i調

111: 14.839 出 4.7別|門].，256叩 446.318 1.061.280 15 ]5.667 679.360: 94.0751 :l98.880 405.126 658.500

16.834 317.040191.9953964..08500 8 4:l7.9] ] 712.680 19.167 a36.612: 148.3101 28 322.854 280.938 22.618 90.492! 164.427 216.624 290.239 196.356 ] 7.525 75.079， 164.1;80 18[1.498 259.;)60 53.100

1945 ]7.776 173.014; ] 92.817 ]86.B08 201.491 648.128

1946 25.日82 ]79.610， 115.129 145.344 :lR.815 65.166 1947 日2.822 4:n.496i 113.959 目白2.821 50.032 145.5::4 1948 20.670 405.074 204.513 6:J4.il69 49.814 58.756 1949 ]4.46:{ 73R8:-l7 285.708 572.531 92.815 ]:l5.094 1950 627.249 271.147 1.187.282 74.009 1.0B8.12唱

]95] 26

，

34

広沿岸及び河川に於ける漁況の艶協について

山本這に於ける漁期ハ第一国〉

表

ホーツグ溜泊作 | 根室 太平 洋沿 岸

知 床岬 ~宗谷岬 日梨~納紗布~撚裳~白紳岬

1; 11 r : 1 r : 1: i 1 1 1 !I I 11 r : 1 ! 1 ! ， 1

斜里

網 走 十票浮常 呂

紋別 l花咲

根室

宗 谷 厚岸

~II 路自糠 一一十勝

度尾

幌泉

様似

浦河

室蘭 一勇挽

白老

幌別

有珠

i茅部f鐙国

i!日:上磯 l 一一一一一

il必前l 一

覧期i魚鮭の岸沿

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間漁況の漫劉?と魚の組成

次にぬ犯の長甜鑓動傾向や統計的に蕗理して、その

騨年同日化を割察したo此蕗に用いた統計は北海道水産

僻化場に於て究集結理した統計資料であるo

これに用い允年令組成は昭和十四年より、昭和二十

一日等に五ゐ八年間に各河川で探鱗したものについf鱗

相そ槻討した資料に依ったが、昭和十四年以前の漁獲

に釣しては、同じ組成であったものと見倣して之れを

使則したo下表の通りであるo

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1執!3年|可マエ第三表

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これによって、各河川及び河川を中心とした十夜間間管内

における鮭の漁獲高を各地区一旬に年令組成別に区分し

同一年に腕出せろものミ累計を求め、之れの五ヶ年移

動向去を開示すると第こ闘の如く各河川及沿岸と4鮭

の漁況は漏四年叉は五年を同期としfi

塁内ψ繰返して

いること及び沿岸の漁況と同川の漁況が五の相関h

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河川名|河川漁獲査線式 12陪21沿岸限撤式|放流直線式

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天 時孟 T=124+2.42." 長号 見り T=101十 1.08x T=107十1.68.>;

尻 J:lU T=108-0.Tlx 後 志 T= 100-0.(2); T=120十4.5:(，

手3 T.llj T=101-1.1lx F令 山 T=lOO+0.64x T=99.6十1.46"

官き ;戻 T=100-0.87" T=]OO十1.04ぉ

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染 j旦 T= 100-0.64" 日 高 日 8-323zlLIMC

十 勝 T= 100+8.65沼 十 勝 T=100十O.6lIJ; T = 1 00十2.47x

割11 路 T=100十8.67" 自11 路 T=IOO十0.4G.c T=IOO十日.S2x

西 )jlj T=101+~.22x 野 H郡 '1'=]00十0.58，" 1'= 100+2.29x

標 f4l: T=100トs.57x 標津郡 TニlOO十268J:|目的 +.2附

東 沸 T=100十2.76沼 間後郡 T= 100-l.Hh T= lO[)+4.I)~x

留 日目 T = 100 + 1.85:ち j反別郡 T=100十日.G:h T=100十1.3:1x

網 走 T=100+8.89x 新司 走 T=100十4.Wx Tニ100十8.1h;

常 呂 T=100+4.85沼 pIr干" 1"， T=100十日.32J: T=100+ 1.19x

頓 J.JU T=100十1.8sx F万士ξ・ 谷 T=100十].28x T=100+1.0似

第四支

これに、年令組成が倫検

討を要

TZ鼎ありと十るも

大砲の州、向に於て問遣いの

ないものであむことか諮寸

るものと考えられ、

Hプ河

川に沢上すろ鮭群は沿岸に

洞滋ぜる魚群の一一部マある

ことを設するものであると

考えるD

此鼠に附いた年令組成

は、八ヶ年の管績を湖一及し

て使用したもので、これは

渦一去における賢績や調査す

ることの不可能行現山内問に

於ては、一つのあ

b得べLJ

過程として用いたものであ

る。次

に各支出問符1

内漁況及び

河川漁況の長期鑓問削向を

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各年泊料一旦向hT箆荷千

均hr以て除した)を用いて

計算してみた之れで見ると

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一部を除いては、治詳及び河川

左も其の漁況は上昇していあO

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道南方出は増加の傾向を示し

ているO〉

此庭に用いた交際管内漁獲一角

は、沿岸建網において捕獲され、

統計として報告された尾教であ

り、河川漁獲は脈問化場が夫キの

捕獲場に於て同一漁具で毎年捕

獲した尾教であるο

障って、鼠位漁獲努力を求め

て計出したものではないo

木請における鮭が兎に角、客

観的に見て、大体に於て上昇傾

向を辿りながら資源が維持され

ているというこ

kは見逃ぜない

事費であると考えられるo

此の原因一の探究については、

別意において述べるこえとす

る。(3)

地障問豊凶塑動の関連性

について

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内各地阪聞の漁況の相似性につ

いて機討を試みた

o此の結呆に

よれば北海道に南下して来ゐ所主

詔秋鮭群は、筒、若干の系統に一悦

分し得るのではないか左考えら

れる一つの傾向を示しているo

勿論、この磁分につレては、

向時期的に生態的諸種の要国に

ついて比較線討しh結果を待た

ねばならないのであるが、過去

における調査結果や較設し

h

併

せて、本女の結果をみると~ゴ¥

共庭に伏在する傾向は明らかな

方向を示している様に考えられ

る口問中旬、第五表についてこれ

を民る

F、

同盟捉(主、として阿泌定)図

後近海のぬ訟は根室町の野付

郡と特に然接な相似性を一示し

てしνるo

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之は一一般千島列島添いに南下

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して来た鮭群は根容一時泣海を通過するものである

ことを示している

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岡野付、標津、目梨郡の聞には釧路、十勝方聞と

の関揺を一示すものと、網走、宗谷方面との闘逗を

示すものとがゐるo

これは之侍の種族九日此の附近に集結して後別れる

ものであ

Ire-とを示している口

川根円台郡及びぺ化映郡ば釧路、十勝、日高との陶連

や強く示しているoこの附近は太平洋に澗開削する

魚が通過することを一示しといる口

月十勝方面のぬ況と相出方国と凶係し、目梨方面

と、宗谷・後志、衿山方凶と闘保しているのは、

野付、摂津在日梨山り…間近に全然外形的に具る魚群

が来協するという沿岸漁業者の一一日を裏書している

ものと考えわれ、この表の結果とにらみ合せ興味

あることである口

以上からみて、本道ト洞滋ずる鮭は大凡、千島列島

を南下して根玄海法附一也で一一分L、オホーツク海方面

及び十勝方面に洞滋ずるもの

k考えられ、各地区間に

明際一日間一一品凶謹動についての相似性の認められないこと

は、矢援、鮭が各河川叉は件地区，ことに桝立し?種族

として洞鼠するものではないかと考えられるo

凶漁師胡の沿岸水池と河川水溢

各河川における漁期は河水温十七度目し以下からはじ

まり、通例ナ五度

CJ八度目小一位までが最感期であり、

以下一巡次市何度の低下と失に終了寸るもりである口

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るに傍い、漁獲か多くなり一八度

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初鑓動原因についての考察

次にこれりの漁況を左右してレる諸種の製因について

被討してみると、最も大きな要因と考えられるものは、

各河川の活動に依って見ると各河川に於ける勝化放流

数が最も大会な嬰悶であるこ左がわかるのであるo

これは天然盛卵と全く闘係のない数晶子の河川を抽出

レ、英の河川における人す鱗牝放流教と沿岸及び河川

における漁獲高との比較を年令組成的移勘平均偏差に

よって比較験討しれものであるo

これを開示したのが第二闘であるが、河川漁況とそ

の近海(河川の所在する支隠叉は郡の漁獲隠慰〉の漁

況との問、叉これらの漁況〉勝化放流数との聞には高

度の相闘々係のあゐことがわかるのであるo

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そして、その計算せる漁獲尾数は、放流敏の一、f二

%の間にあるこ

Eを知るのであるo

私はこれが直ちに祖師せる尾敏なりとは考えない

し、街、検討の余地ゆめるものとは考えるが、一一際‘そ

の事貨歩肯定して、これを澗蹄と4るとぎ、一

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の洞院卒があるものと考えられるのである口

(之れは、過去における数多

ω推定主計らずも一致

しているO

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筒、これらの親魚テ全く天然に放置した場合につい

ての考察を試みた。

これでみると訴上せる毅魚が全部悉く産卵完了した

としても、健かに一一、二一

OO万尾の稚魚が降海する

にすぎないのに鈎L、人工僻化では一八、一六二万尾

の稚魚か降海しているのでるゐ。

放流後・河口までにおける生態的制査の不充分及び

.嗣聞事寅

ω不確初等を指摘して全般的に人工卿化放流

の効果を百定するが如守、煮見が批仲間にあるのを聞く

が、各河川の天然産卵斥の.同積及び需漁等を考慮に入

れて之を4ると示、私は夫々各河川の特質を把揮して

人工、天然を併用すべき

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めると品唱えめものである。

同鮭資源維持の方法についての問題

山問題の所在について

約五

O分の一に減少した鮭の漁獲高を一躍五

O倍に

することは技術的にも行政的にも不可能であるoかつ

て、日本の漁船が進出したアラスカ、カムチャッカ、

沿海洲、千島以び樺太ハ嘉一鮭の場合)停について漁獲

していた白鮭と、秋本這に制措附して来る鮭とは全く別

なものとされているし、文春本選東海岸を北上する時

不知も、一一際本道の秋鮭とは闘係ないものとされてい

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一るのでハ若干の関係はあるらしい。)先す考究すべき

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問題の錨閣は、本道に於て、秋とれる秋鮭の資源をむ

何に維持増殖し、且つ、その漁獲を増加するかとレう

こと

E同時に春の時不知を如何に多く漁獲するかのこ

賠に限定せられるべ竺ものと考えるo

批庭に、時不知の問題はしばらくおく、として、秋鮭

は本選河川に琵卵の認に洞隠するものである、(一部

は内地河川に洞滋するものもあGa)から、ぞの資源

維持は河口附近を充分に開放して、

ph上するか容易に

するを共に各河川の天然産卵床を保護し、同時に可及

的に人工に依って探卵蹄化放流することを積納的に行

うこ主にあるだろうo

間鮭鱒資源維持方法の研究

かつて、本温もそうであったように、各河川の泊川

には余り居住者が居らず清冷で流域は原始林がおも為っ

ていたような賦販が、今後共持領する可能性があるな

もば天然産卵数に際ずる漁獲努力テ考えて行くことに

よって、或る程度の平衡を保つ事は出来る答である。

然し、漁獲努力が増大する}方、河川に劃する人口

の密集汝び河床

ω荒際侍が全く比例的に増大しつLあ

る今日の本選にとっては、此の種の資制制維持培誌を天

然出血卵床の保護のみによって蹄せんとすることは木に

よって魚を求むるの例に類するものであろうと考えら

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43

第七表 北海道に於ける沿岸町村人口密度表 れる

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第七表によって、之等の関係を見てみようD

河 川 名 1川町村 名 1RJ協1lF革|協人千口万需粁l皇||泊会川長

知内川知内村 9.5621196.881ι49

茂浸 地川茂別村 5.9311 J:l2.B491 45: 59

落 部川落部村 5)吋 1問問到|泊

遊撲部 川 八 雲町 20.00ill546.1761 37 J26

長万部川長万部町 ]3.5751 287.2311 47 1 85

敷 生川白老村 10.0291427.1531 23 77

勇掛川古小 牧市 36.5291568.7101 64 1 195

新 冠川新冠村 7.6351584.5651 1il 1 23

静 内川静内町 J5.1241 804.5501. 19 I 79

一 石川一石村l J.013i349.47JI :32 1 92

元浦 川荻伏村 5.3401223訓 ill 23 1 30

幌 8U 川浦河町 13.4701468.7811 29 1 67

毘舟川大樹L 村 9.3491830.6771 15 1 :l2

十勝 川大津村 5.1Zill 482訓 21 11 1 180

豊頃村 7.5941354.0301 21

浦 幌村山… 22

|幕別町 17川 389周 81 52

本別田IJ1 15.092 440.:l7J 1 M

静鹿市 50.470' 50.712] 995

??更やj 創 .5;)8， 466.529. 46

大庄村 5.499; 120.934 46

l芽室町 15.572ω1.207 沼

J

|人口jj度|1/1"';;.向 I1古川!F方粁|人口密度1

214.309:

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1.062.8311

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市町村人口総数

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98 189.952 18.646 町取，烏

]3 930.082 12.394 村茶標

15 778.530 1].433 町屈子弟

120 7 357.408 2.642 村回太1 1

1

腕尾

74 18 585.810 10.707 村富堂1

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25 356.190 9.038 町塩天

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朝日村|不明 5.543; ]1

上 士 別村 1 7.5刊 676.8741 46

土別町 1 20.州 152.7391 135

創淵村 9.1問 128.7341 71

iAl.根別村 1 4.4.0: 231.9901 19

若寒別川¥) --1

I~増毛町 16.23判 i)69.7471 44 1 182 信砂川 l'

石狩 JII1 ;石狩町 9.0判 125.3471 72 1 271

篠路村 4.767

45

石狩

首別町

i江別町

JII 1新篠浬村

北村

月形 村

美唄町

浦日本;1

新十津川村|

砂川町

音江村

l深川町 l

雨龍村 1

1妹背牛村|

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河 }11 名|市町村名| 突 端 Il A町駅伊界体調

-→ ーLマ」 村 7.124 60.5001 118

約 内 村 5.1ll5 47.850 111

: ;iK 山 村 8.987 34.7441 259

静 居 村 7.287

154.6蜘m51dl l 47

静 繁 村 1:).426 1お 99

‘東旭川村 ]6.732 160

江丹別村 3.180 144.992 22

鷹 栖 村 10.175 ]43.412 71

東鷹栖村 10.502

83.53504i ; 126

旭 }11 市 116.856 32.051

?，.646

布 村 8.040

87.381241 1

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営 肺 村 13.407 20日 4i6G

愛 gO 村 9.4a7 260.28? 3G

上 }11 村 8.4?6 J.037.926 • 8

5延 ]IJ 村 10.61] 245.634; 43

号建 瑛 町 20.101 671.846 BO

幌 向 村 6.894 83

キL 幌 村 250

琴 似 町 252

豊 卒 町 閣制 40

石 狩 }I] 中L 幌 市 281.754 76.2501 3.695

由 f一二 村 ]2.594 1?4.832 93

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frij )11 名 市町村名|知山富町叫語界lML美 幌 問I 20.948 48 I

j者 日リ 町 12.704 19

常 目 川 常 日 村 8.626 BO 99 I

野 村 8.883 [)D

常 呂 見 市 447321 ]49

守、 ヨ11 子府村 l '10.596 54

岩尾別川 斜里町| 14.776 2) 87

湧 }JJj )IJ 上湧別村| 10.679 67 78

14.301 372.847 38

選 車室 町 15.808 217.226 炉d内u

生 田 原 村 246.8291 QRb・3

F背 滑 )1] F長 滑 村 2.850 94.101 30 44

上 減 滑 村 i 6.388 17

]il.247 714. 19

興 部 川興部村| 8.6031 512. 14 47

西興部村1481日 300. 19

幌 内 )11 雄 武 町 8.3]3 590， 11 28

徳志別川 枝 幸 町 9.732 504. 64

登 村 6.394' 592.

頓 目。 5.JJj 7.349 402. 17

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河川沿岸の八口密度は、沿岸一千万粁嘗り四

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示して居り、

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l河の流れるカナダのアリティシ

てコロンビア洲の其れに比較するlr約八

O倍(向洲は

一千万粁蛍り0・五及び北米人口密度第二一表参照〉

の多ぎに遥して居るし、魚類に謝する執道は‘欧米人

とぽ問題になりぬ科大であ会問よりすれば、之等の人

口の内の何%かは例外な〈河川に魚を求めるであろう

ことは火を培るよ句明らかであるo

例へ、之等の監脱を充分に行い得たとしども本満開

設に供う鎖工業及び設電器業の準惇、並びに森林

ω糾伐

流没侍は河川の水質を汚濁し、産卵床中荒寸結果とな

h、天然産卵床は急速度を以て減少し、随って、勝出

稔魚の減少となり、終局において資源。維持は困難で

あると考えられるし、現質にそうなりつ、あるのであ

る。叉之等の侭上親魚が全部完全に産卵したと仮定して

も、英の卿出稚魚総数は一一、一二マ

00万尾にしかなら

ないし、資際それだけ蓬卵せしめて騨出することは不

可能でふ旬、現質には少くとも、此の半数以下の瞬間

に終るものと考えられあとして見ると同教の親魚から

一八、八

OO万尾(昭和二四年度の資績)の稚魚を得

て、向採卵後の親魚が、食糾として利用出来得る人工

採卵け現段階は勿論、今後共有意義な資源維持の方法

市じらることは異論ない。

勿論、之侍の方訟には相営の費用九日かLるのである

が、然し、天然産卵にのみ委ねた場合、少し雄も同種出足以

上の費用が需漁監闘にかLh

ることは衆目の認める、とこ

ろであろうo

之等

ω賞例については、一Auhけ数多くの資制約や持っ

て居るが、此庭では省略したいo

筒、リッチ博主は、昭和二六年三月の「目本の水産

業研究計萱」に於て、太卒洋の鮭鱒が殆んど間選いな

く生れた川ハ母川〉へ持って帝然ることは充分設明湾みで

あるから、題族聞に形態助的な差が認められようが、

認められまいが各川毎に別キた資源があることははっ

々しりしているD

批廃で一不可資源は別キの河川で産卵する鮭鱒の群を

一去う語で漁獲を維持する鱈には、此の資源の一つ一つ

を保護しなければならない

Oi--:・::云?と述べて居

り、叉他の現において、北海道の人口卿化放流に於て、

次の三項が満足されるなら、人工卿化放流Jh是認する

》」'し、

山人工際化放流は天然産卵よbもずっと能率が良

い。

50

凶北海道の河川では、天然産卵は事質上行われな

、。、LW

却統計上、勝化場の採卵数と四年後に洞闘する親

魚敷との聞に柑闘がある。

昨を上げて、事賞之等を滅…足させる調査は何一つな

ぎれていないと指摘されている。

私は之住りの批判については、そ

ω鋭えに敬意や表す

ると共に若干の拍について携賞している技術者として

の立場から鼎明をしておきたいと↑考えるo

ィ、これにつ

Lては、既に前記Lた通り、現在白木

に於ては一部の河川は天然瞬化に放置し得ない現

朕であって見れば、之町出T

の阿川については人ア一瞬

化が遥かに能率的である事は明らかである

J

然し、我h

は総ての河川を人工瞬化によって資加

や維持しようとしている

ωではない

o天然震卵の

行われ符ない河川については人工嚇化ケ行うこと

が能来的であるというのでふめるo

ロ、二項については硲かに木道の河川にねいても天

然産卵するも

ωが相蛍ゐることは確かであやO

問題は夫々の河川の質問肌によって岡山るものであり

一概にどあらかに片寄せる事は不可能であろう。

私は各河川ハ宏一迫には約四五

O阿川があるO

)

の

賓肢を長く調査して具践的方策を河川別に樹立し

て行くべき?と考えるo

事賞、・本選に於ては其れ等じついての調査が殆

んど行われていなかったが、之は、それ侍につい

て全く注意を示さなかった潟政者の不見識の罪仔

ある。

ハ、第一ハ表の結果を開示することに依って得た桔論

であるo恐らく各河川親魚の年令組成そ更に京確

に調べて漁獲との闘係を調ぺて見るならばよh

高

度の相関々係の存在することは疑いの余地がな

、iv

之らの周一衣ば必ずしも機械的な相関三怖を示し

てはいないoそれは相手が動物であゐ一暑と漁獲統

計は勿論のこと年々の年令組成について本調査が

不充分である沼と考える

J

同氏は若干の資料について調労して見たが相凶

がなかったもの、として放流効果を疑って居られる

ようであるが、私は多くの質例について考祭ずる

とざ、そこに放流効果の必然性テ一信じて疑わない

ものであ旬。

桑にもふれた援に、此の外に資源維持の何時に内政的

に長も大きな院路左なっているのは、現に魚の侭上に

，，1

最も持を輿えてしνると考えられるパルプ工場の陵水、

川町粉工場の際水及び木材流設住リがそれらを加設する以

前、水産闘係の諸行政機闘に鈎して何倍りの合議がなさ

れずに端だめられて民るというこ主であるo

ヲゲ一して、叉それらが被害そ及ぼした場合におレても

之停に画用される罰則は極

ιて僅少たものであり、ハ

現在は水質汚濁防止法は議曾を通過してレない口漁業

法では省令叉は規則によって一一年以下の伊一役五万国以

下の罰金、叉は一万国以下の罰金、拘留父は科料とな

っごいるou何侍の拘束力も持っていないこ4

であるo

叉活摘を寅詮する調査研究は山和あるに小拘、それ

らそ値一蹴して、一向に問題が解決[そうにはレのはど

うしたこし乙であろ「。

強刀な立法鈎置が、さく河魚類の保護に紹釘不可欠

なものである

μ不狗、之ぬリの結醤が行われずにいると

いう事は、閑家が切貨に之出リの問題を考えていない、と

いうことであり、此

ω様た現肌を根本的仁改革せざる

限りは鮭鱒の天然謀卵は全く一玄うへくして不能であ也

事を一示す有力な設査でゐると考える。

水屋研究機関の煮見を徴せずに、工場建設を進め、

それによって河水が活渇して、魚に虫刊を阻(えっ

hA

ある

現在の河川管理の間賞に於て、天然産卵床が如何にし

て完全に護られ得るや一合やの問題は各河川の現扶にも

依ることであろうoけれども殆んど不可能であるとい

わねばならないo

随って私は、日本に於Cは各河川毎の質紋に際じて

人工、天然雨法によって資源の維持を間ゐぺをであb、

一方的に片寄ることは姿蛍ではないと考える口

一おう如く、理想的に完全に河川中護?ためには全行

政機構の革命的た改革がもたらされれ限りは、本邦に

於ては全ぐ不可能であろうo

崎北海準に於ける鱒漁業の振興針策

L

鱒漁業の現況

北海迫における設近の鱒の漁獲一向は‘間鱒、樺太鱒

を合して二六一一一万昆ハ最近五ヶ年平均叫に淫し、北海

道漁業生涯の重要な位置を示してレるo此の中には雨

種

ω鱒を合み各キの漁獲高が区別文一れて統計バ現れて

いないことは習性洞院阪域の具る二種の鱈の生時を尚

確に摘むこ止に同側めて十八きな障持となっていろo

舗の沿岸における漁獲は、前年の十コ月におけゐ渡

島地方の生蚤によってはじま

b、漁獲設を弐第に増加

しつL

五月頃まで槙穴、次第に北東方に漁獲が移動し、

五月には日本海及び太平洋岸の各地に実第に濃厚な洞

滋があり、六月には時知りずと共に東北海道の太子洋

ii2

根室湾に移り、更に七、八月には根空間北見方面に移

動、九月には根室品目の一部とオヨツグ海の沿岸に北上

しと、十月末までにその漁期が終る。

鱒の河川えの遡上は略キ七月頃より本格的な泊滋が

はじまり、主として、太平洋、日本海比びオコツグ海

の一部に現れ、失第に蹟範国に及ぼし、九、十月の樺

太館。遡上開始とともにオコツ夕、根索中ぬの各河川に

油開厚な遡上が現れる。

之佑リ川一鱒の資源純持は、をて河川に遡上して生産さ

れた補充資源によって保たれ、好保保のもとにねける

生産の培加が将来の漁業生産に大空く影響するもので

あって泊挽群園の生誇一地区

ω究明と河川遡上群の保護

ば資問総持の最も大きな目曜と考えられるo

現在、十月末で時々絡fずるオコック海沿岸の鱒の

漁期と十二月にはじまる渡島の漁期との聞にば閲聯を

見出すことが肘難で、略キ設生年次の岡山る群園と見る

をポ蛍とし、北上の群圏は(オコヴグ潟)、根空母を

髄て、南千島、オコヅク海方面に北上してその姿を淡

?るものと考えーりれ、従来の間識成流の結果より、之

位りの賠が梢々明らかにされて居るo叉九月、十月の候

に特に北昆沿岸に澗滋寸る群却があっと之れは漁却の

移動、標識放流出リの欣況により准して、中部千島方問よ

-り南下する別な群圏と見られる会算が多いoそして、

北見方聞の樺太鱒の漁は河川に遡上する之等の群が、ZJ

群をなして居り、一存両足の鱒漁には余り大きな影響を受

けていないようであるo

以上の如き鯖の漁期移動左漁獲生産の状況をみると

甚行大部分の生産が樺太鱒によって翠げられ、棚仲鱒付

その年の鱒ぬを左右する程の生産hT

血中げて田内らず、同町

一定した漁獲量を一示すものと考えられ、特に之停の模

開の殆んど全部が、北海道の周遠の河川に，油上産卵す

るものであることがうかがわれる。樺太鱒は時不知と

同様に北海道の河川に遡上しない群園がその主な生産

相阿南誕とな

b、之俸の群の一部を除いて北方オヨヅグ、

千島、カムチャツカ方面の河川に湖上すろ群闇である

ことを窺知し得るのであるo

最近における沿岸鱒流網の増加は之笥夏本に沼岸に

洞滋する群国の漁獲常増して居り、全般的にも大なる

麗動を一ボしながらも衣第に上昇の傾向を一示しつ

L

あ

る。

北溜沼漁業現勢によると別闘の如く昭和十阿年少最

高として漸次低下を一示し、終識の年守谷として、再び

上昇を来たし主(め傾向は略漁具の数に比例して上下を

示している。

習

53

地医別漁獲向模鱒と樺太鱒の漁獲割合

北海道の鯖

ω生産を淘区別にみると一春夏の候の仰務

群の滞沼海峡である根室湾がその最高を示し、太平・洋、

日本海、オヨツグ海止次第にその生監を減じ、特にオ

コツヶ海泊岸はその嬰動も少たく略h

一定した漁獲を

緩けつkあるoこれらの扶況は他の海極に比し、泰夏

洞説群の相続が主として、太平洋、根室湾日本海方面

に多く、オコック海沿岸への掴携が艇めて少ないこと

を一双し、他の海阪の大きな漁獲蝿動に較べ少漁ながら

も安定した生涯を翠げつLるる。

前越の湿り、漁獲高の蹴出動は、主として樺太鱒の生

産の多少によって特に漁獲高の立すい年は梓太鱒の洞滋

の多い年と一広い得るであろう。

之等雨種の鱒の比例を泊隊につかむこむは統計の不備

から大きな耐難か必めるが、各地の賦討の間取りと河川

に遡上した之停の鱒の比率等を茶摂として各年毎に之

を分げて見ると第2箇の如くいずれも隔年毎の豊ぬが

顕諸に一爪され、特に梓太鱒においてその事附の闘係が

覇者に現われて居。。同種の鱒の漁獲同の比例は鱒生

涯の多い年には樺太舗の占むる部分が多く、不漁の年

には線鱒が大台く現われて居るが、同和十六年の如く

生涯の多い年は棒太鱒が七回・二%を占め、好漁の年

2.

の樺太絹の占むる部分が極めて大きい。

之らの比率は確出目的のものでなく更に多くの答料と

今後の統計によって改一艶せらるべ年げものであるが現在

さで伐多くの資粉によって之等の聞係を題確にする基

礎が極めて乏しいo

樺太鱒、楼舗ともにその漁獲物の年令組成は略々一

定であって、鰐鱒は三年、樺太鱒は二年が殆んど全部

を占品川一、若令及び老令魚の漁獲は恨めて例外の場合を

除き認め騒い

oこの事は後生年次と罵卵洞滋の聞係を

知るに其の他の魚種に比して梢々有利hu僚件を備え、

不備の川知は免れねとしても、前記の比率にょっとその

漁獲高を分け、従来より質施しつk

ある人矯的地刑事

業との闘怖を樹一爪すれば第日間の如く天然瞬化の降潟

数を含めて鴇頼者な傾向す一示しているo人鴻的の放流

降潟教の増加か2年後或はけけ年後ハ持太鱒決び緋鱒)

の沿岸漁業に顕著仕相闘を示しているu

此の沿岸より

降下する稚魚数が資源の維持に大宮な役割を果しつL

あるもの

F考えられ、北潟沼の一例川に遡上する判例魚の

保護は資源の総持に重大な意義や有するリ

鱒の人ヱ僻化財弔業は従来その親魚の利用率が低ぐ、

技術的にも粉身不振ぞ一示しつL

あるが、道内特定の地

区に於ては之等親魚の早期捕獲畜養による親魚の権保

54

が行われ並術的にも大きな成果を翠げつLあり、密漁

その他の被害を除き大量の親魚の確保は将来の資拐の

維持に大きた効果を期待すると共に僻地における天然

産卵の保護と共に鱒の漁獲増加の大きな腕策であると

信ぜられるo

。仏鯖漁業の将来

鰐の漁莱が最近上昇線そたどる現況は資源の増加よ

b漁獲努力の増強によおものと考えられ、この闘係は

漁具の増減に比例する漁獲の朕況によっても略キ朗ら

かであhvD

更にその努力の増強は漁獲を維持し得るか

どうかは疑わじいo此等の関係は雨続の鱈の統計分離

によって各々占める部分

ω五確な数字を得ると共に、

今後研究調査に負う庭か極めて大ざい。

鰐盟系の生産償絡の国より開種の鱒を一指して統計

する習慣は極めて根強いものしι考えられるが、統計方

法の改塑によって之等鱒漁業の王確な生産量を知るこ

はし〆沌議鈎象が殆んど同一年令に限られること等によ

り資源の賓蝕をつかむに最も大ぎな成果を翠げ得るで

あろう。

治加安部

μついては前越の湿り、多くの河川がその

母体であり、之等の保護抜びに入信的降海数の増が大

きな役割を果しつhh

あり、放出資源と漁獲高との闘係

を明らかにして根本的の針策を樹てるこEは今後の大

きな課題でゆめり、多

4の努力を之等の聞に注がなけれ

ばならない。

之等の朕況や明らかにするため、別項の如き研究を

績け、統計の色'種別分離の結果と共に鱒漁業終来えの

期待は極めて大きい。

同鮭鱒資源維持の篤め具体的針策

北海辺綜A打開接調査委員曾は、その答申書〔昭和二

十三年十一月)に於て、此の魚の増殖事業に就γ、八

顎自に捗る謀本的方策bI奉げているが、これらを幕調

とし、筒、過去の質駅宮参附して次の指摘帯方針を提唱

するものである。

ハ指議方針)

現在人工保卵卿化放流そ賞施している一川川(四

C判

、川〉については、重跡知的に人工採卵及瞬化放流や管施

し、勝牝場なを河川は、これを天然蕃殖仁委ねず悶々

相候って本近の鮭鱒資加の維持や計るo

上河川内における鮭鱒の楕獲は、原則として鮭鱒勝

化事業向親魚の捕獲以外は認めない方針生と旬、漁

業縫としては認めない。

但し、将来鮭鱒の靖般が顕著に認められ勝化放流

が資源を維持して余りある段階に達したと熱められ

55

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3・たときは改めて検討するo

2.

之等

ω事莱の内、人工採卵勝化放流は一貫して北

海道水産卿化場が嘗るo

鮭鱒人工勝山札放流に認する出判別は閑費を以て支附押

し、事業丘地行は北海一世知事に委任するo

従って、北溶誠水産僻化場

ω職員は園費機員とし漁

業取締吏員を端本部せしめるo

4

水産資源保護法に基いて附化放流に必要な鰹費ハ

闘費)を時間保し、強刀に推進するo

ハ水産資源保護

法は、二六・一一・二一

O

雨院を沼地成立した。)

弘事業そ更に時獣医せしめる話には沿岸鮭鱒漁業者及

協力食…迎合曾からの還元金によって撞充を問る口(

水産資制保護法の成立によって可能である)

6.

共のために沿岸漁栄者の園陸として鮭鱒漁業協同

組合の機棋を践充し、附附化事業描充担化のための側

間的協力圏憾とする。

"し全般的な勝化事業への主なる協力闘休として現存

の北海沼鮭鱒保護協力合…迎合

ObE存世し、強化繊充

時悼の一部負携については鮭鱒拘束

MM組合と令請制

をとるo

。ι目管官事業以外の委託採卵場資施u

刊の道への推せん

は思位協力曾に於て行い、迫合曾にて一括して勝化

57

場へ提出し、共の事業年限は一二ヶ年七ずるO

QU

以上や一要約すれば

山河川内では鮭鮪桝什事業用親魚捕獲以外は訊め

なレ。

似鮭鱒瞬化器禁は一貫して水淫勝化場が之に笛

る0

ィ、水路際化場では五ヶ年計蓄や基本的に樹立し

デ閤費を以て資施一1るo

ロ、水産購化場の支場一品業州場に訴しては五ヶ年計

霊による目標を負荷して、その先送に済法せし

めるo

間関係者の協力によ・り同及的執念に設問及び事業

の鴎充強化を闘る。

ィ、鮭鱒漁栄者自休の海に於ける漁獲利盆の脈化

事業への一部還一万o

ロ、河川の親魚捕獲による漁獲利徒の嚇化事業へ

の一一部泣列。

ハ、梯下げ親魚の利問利益の謹一元o

ニ、鮭備保護協力曾辿合曾3

峰山別協同組合止の合

間同制による側面協力位制の確立。

凶天然産卵床の保護に針しては、道に取締烈企設

置し、全道的な指導取締に蛍るoそして、

F

の以

締員は何ものにもわざわいされね絶叫判の棋限を保

有すること。

団事業効果を一一府明瞭ならしめるために資調研究

調査絢織を設置し、漁業者が認識と自費と熱意会

以て、この培催事業に協力し得るような研究結果

を設表せしめ、此の研究員はテ

1マに劃して責任

を負荷せしめるo

特に毎年の漁況については予報して漁民の計聾生

琵

ω資に供するo(

本場

58

調査融長-Am重課長)

十勝沖地震

鎗死稚魚一三

O万尾

被害.‘

000万聞を越す

一一一月四日午前ナ時半、日高、十勝、釧路の一帯をお

そった十勝沖地震はなお数日間余震ψ績かせていた

が、現在詰に判明した賞場闘係の被害は後真に掲載し

た湿りであるが、ぞの総額は舘托稚魚一、コ一

O三、五

OO尾に還し、金鶴にして一、四一六、

000固とな

b、施設については総額九、八三九、

000固となっ

ている口幸い場員に傷宥はなく、叉丙接倒壊Lたもの

の少かったのは不宰中の幸だったが、施設は金問的に

ゆるみ、或は亀裂を生じたため慮置を袈するものは相

嘗の敏となっているo

これに関して本場では早急被害の調査しι際急鼠置を

念いでいたが、現在迄のととろ

ιり敢えず十日迄に剣

閉した九州

O、000国の被害について六二五、

00

0固の消費支出が-決定し復醤や念いでいるD

会一、一四、現在

A 、ノ