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エンロールメント・マネジメントに関する勉強会 <事例研究> 「世界基準の授業」を目指して ー創価大学経済学部IPの取り組みー 9/7/2012 神戸大学 創価大学経済学部 学部長 神立孝一

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エンロールメント・マネジメントに関する勉強会

<事例研究>

「世界基準の授業」を目指してー創価大学経済学部IPの取り組みー

9/7/2012 神戸大学

創価大学経済学部

学部長 神立孝一

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CONTENTS

1.創価大学の概要

2.IPとは

3.IPの導入とその推移

4.今後の課題と展望

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1.創価大学の概要

創立 1971(昭和46)年 2010年=創立40周年

設置学部 6学部6研究科

経済学部/経営学部/法学部/文学部

教育学部(教育学科・児童教育学科)

工学部(情報システム工学科・生命情報工学科・環境共生工学科)

経済学研究科・法学研究科・

文学研究科・工学研究科

法科大学院・教職大学院

所在地 東京・八王子市

学生数学士課程 約8,000

大学院 約500名

2007(平成19)年度第1回認証評価受審

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建学の精神

◇人間教育の最高学府たれ

◇新しき大文化建設の揺籃たれ

◇人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ

Be the highest seat of learning for humanistic education

Be the cradle of a new culture

Be a fortress for the peace of humankind

ようらん

1.創価大学の概要

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2.IPとは

IP=International Program の略称

◇基本理念

1)経済学と実践的上級語学力の統合教育システム

2)知識・スキルの習得と国際経験を積む

3)実践的英語力の目標達成方法の明確化

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2.IPとは

◇カリキュラム

1)IP生の各学期履修科目数の約半分は英語だけの授業

2)英語習熟度によって2レベルに分かれるレベル1:ITP380−527レベル2:ITP480−530+

3)レベルごとに適切な授業内容を定める

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2.IPとは

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3.IPの導入とその推移

◇いくつかの危機感(1990年代後半期)

1)入口段階:付属(系列)校の経済学部不人気

2)4年間の授業:他学部生に比して議論ができない

3)出口段階:一部上場への就職率の低さ

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目標設定

3.IPの導入とその推移

学部教育の低迷と教育改革への志向と努力

学生のニーズに応える包括的な学部教育改革の実行

グローバル化時代に相応しい魅力ある経済学教育の実現

3つの相互融合・補完的な取組の実施

Ⅰ.英語による経済学教育プログラム(IP)の展開Ⅱ .体系的カリキュラムの導入とFD活動の推進

Ⅲ. 積極的に学問に取り組む学習姿勢の涵養

コミュニケーション能力と専門知識を備えた世界市民の育成

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3.IPの導入とその推移

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消極的賛成(2002年)

学生の実力がわからない

消極的賛成(2002年)

学生の実力がわからない

効果を認識(2004年)

成果が現れ始める

効果を認識(2004年)

成果が現れ始める

積極的な活用(2005年)

自信を持ってIPを推薦推進へ

積極的な活用(2005年)

自信を持ってIPを推薦推進へ

教員の変化

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3.IPの導入とその推移

• 2007年度 特色GP採択

• 「グローバル化時代の経済学教育

ー英語で学ぶ経済学が未来を開くー」

• 新たなプランを推進する機会

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3.IPの導入とその推移

IP履修者の推移

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3.IPの導入とその推移

英語学習推定時間数

レベルセメスター

授業時間 授業外学習時間

レベル1第1セメスター

2科目6時間×15週間=90時間

1科目1日平均1.5時間×5日=7.57.5時間×2科目×15週間=225時間

レベル1第2セメスター

3科目9時間×15週間=135時間

7.5時×15週間=337.5時間

レベル2第3セメスター

2科目6時間×15週間=90時間

7.5時間×2科目×15週間=225時間

レベル2第4セメスター

2科目6時間×15週間=90時間

7.5時間×2科目×15週間=225時間

小計総計

405時間1012.5時間1417.5時間 約1500時間

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15

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25

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360 380 400 420 440 460 480 500 520 540 560 580 600 620

入学時 1年終了時

人数

IP1年生の ITP(TOEFL模擬試験)スコアの分布の推移(2006年度生、入学時と1年終了時の比較)

434.6 477.4

3.IPの導入とその推移

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IP1年生の ITP(TOEFL模擬試験)スコアの分布の推移(2011年度生、入学時と1年終了時の比較)

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2

4

6

8

10

12

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ITP Score387 403 420 437 453 470 487 503 520 537 560

入学時

一年終了時

人数 444 501

3.IPの導入とその推移

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3.IPの導入とその推移

◇JASプログラムJAS=Japan Asia Studies

◇IPの進化系・ 海外留学生と日本人学生が、ともに学ぶ・ 全て英語の授業・ 少人数クラスでインターアクティブな授業

*日本人教員が英語教育法を研修(アメリカで、3週間。ホームステイをしながら)

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3.IPの導入とその推移

◇海外インターンシップの実施・英国・マンチェスター(2005年度〜)・カナダ・バンクーバー(2011年度〜)・オーストラリア

メルボルン(2012年度〜)

*3〜4週間の語学研修+

4週間のインターンシップ

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3.IPの導入とその推移

◇就職活動での変化

海外留学比率の増加(交換留学生の60%、英語圏のみでは約70%が経済学部生)

英語力で勝負

一部上場企業、外資系企業へ自信を持ってチャレンジする学生が増加

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4.今後の課題と展望

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