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情報処理技法(リテラシ)II第06回佐々木康成
Zoteroとは?
• Zoteroはオープンソースで作られた文献管理用ソフト
• 文献の管理とWordでの引用文献リストの作成が可能
• 発音は「ゾウテロウ」アルバニア語で「極める」の意味
• 基本的に利用は無料
Zoteroのインストール• WindowsとMacでインストールの仕方は異なる
• Windowsはインストーラーを利用する
• Macはdmgファイルを開いてインストールする
初回起動• ダブルクリックで起動する
• 起動時にMicrosoft Wordなどがあれば、アドインを自動インストールする
• 起動時にインストールできなかった場合には、エラーのウィンドウを表示する
ZOTEROのウィンドウ• 起動すると3列のウィンドウからなる画面が表示される
• 左側:文献整理用のフォルダ
• 中央:登録した文献データベース
• 右側:文献の詳細情報
初期設定
WEBブラウザ用機能拡張のインストール
• Zoteroにデータを送るためのWebブラウザ用アドインをインストールする
• アプリケーションに表示されている「1. Install a Zotero Connector for Safari」からInstallボタンを押す
• Safari用の機能拡張がダウンロードされるのでダブルクリックする
• インストールされる
• Windows用ではGoogle Chromeとそのアドオンを利用することを推奨する
WORDプラグインのインストール
• ツール→アドオン
• 出てきたウィンドウでZotero Word for Windows Integration をEnableにしてRestartする
• 編集→設定→引用
• 「ワードプロセッサ」タブを開く
• 「アドインMicrosoft Wordを再インストールする」ボタンを押す
引用整形ダイアログの設定• 引用整形ダイアログを旧式のものにしておくと、後々不幸にならずに済むかも
• 日本語がうまく通らないようなので
• 西暦などは通るようだが、あえて旧式を使う
ここをチェック
Zoteroの利用
Zoteroでできること• 文献情報の管理
• 文献PDFの管理
• Wordへの引用文献の挿入機能(プラグインで実現)
• 引用文献リストの管理と出力
文献の登録
ブラウザからの文献の登録• Zoteroのアプリケーションは起動した状態にする
• ブラウザから該当する文献のページを開く
• 機能拡張のアイコン( など)をクリックする
• 色々なアイコンがあるので、とりあえず押してみる
• クリックするとZoteroのライブラリに文献が追加される(稀にエラーが出ることもある)
Zoteroで取り込める情報• Webページに文献情報があれば、自動的に認識する
• CiNiiやGoogle Scholarで検索した結果
• Wikipediaのページ
• Amazonの書籍のページ
• SlideShareのスライドページ
• ブログなど(取り込めない場合もあるけど)
アイコンをクリックする
ポップアップして取り込み完了
取り込まれた情報の編集• 一部のデータは手動で編集する必要があるので、編集しておくこと
• 右側の列で情報編集ができる
• 著者の姓名の入れ替えなどが必要な場合も
情報を手動で追加する• Webに情報がなければ一から編集しても良い
• データベースにない情報などは手動で編集する必要がある
• 手元にPDFなどがあるなら、タイトルなどでデータベースを検索して取り込んだ方が良い
• 書籍などもISBNがあれば、Amazonなどを使ってデータを取り込んだ方が良い
だいたい何でも取り込める• Zoteroは中央列にファイルをドラッグすることで、だいたい何でも取り込める
• PDFやPowerPointのファイルなども直接取り込める
• ただし、情報は「親アイテム」を追加して手動で編集する
• PDFを追加した上で、親アイテムを作成するには右クリックして選択すること
文献情報の取り込み実習
Google Scholarから論文情報を取り込む
• Google Scholar(http://scholar.google.co.jp)から、自分の学科に関係する文献を3件探し出して、Zoteroに取り込むこと
• Zotero上で著者名の姓名を入れ替えたり、抄録などを追加するなどの編集をしてみること
Amazon.co.jpから書籍情報を取り込む
• 大学のOPACで検索しても、書籍情報をZoteroに取り込むことはできない
• Amazon.co.jpで書籍情報を検索して、情報を取り込むこと
• 先週検索した書籍で実習をすると良い
アイコンをクリックする
ポップアップして取り込み完了
Wordで登録した文献を利用する
Wordの機能拡張を確認する• 初回起動時に自動的に
Wordの機能拡張がインストールされている
• 「Zotero」タブがあることを確認すること
• 内容はZoteroを使った文献引用関係の機能
Wordに引用文献を挿入する 1• 「Add/Edit Citation」アイコンで文献情報を挿入する
• 引用スタイルを選ぶ部分があるので、適当に選択する
• IEEEやAPAなどのスタイルが良さそう
• 英語論文と日本語論文が混在したスタイルには残念ながら現状では対応できない
Wordに引用文献を挿入する 2
• 「引用整形ダイアログ」から引用したい文献を選ぶ
• 必要なだけ繰り返す
• Wordで実習してみよう
文献リストの出力• 「Add/Edit Bibliography」アイコンをクリックすると、指定された形で引用文献リストが出力される
• 本文を途中で編集して、引用文献が増えても、自動的に出力される
• 「Document Preferences」から引用形式を変えてみると、変更がすぐに反映される
大学と家で同期する
自宅のPCにZOTEROをインストールする
• PCだけではなくMacにも対応している
• インストール自体は難しくないはず
• ライブラリを同期する必要がある
• ライブラリの収録されているフォルダをUSBメモリなどにコピーして運用する方法
• Zoteroの無料オンラインサービスを利用する方法
• 他にも方法はあるが、ここではオンラインサービスを利用する方法を推奨する
オンラインアカウントに同期する
• ZoteroのWebページから「Register」とすることで、アカウントを作成することができる(今後も使う人は大学のメールアドレスで登録しておくとよいかも)
• アカウント情報(ユーザ名とパスワード)をアプリケーションの「設定→同期」で設定することで、オンラインサービスに情報を同期することができる
• 無料で300MBまで利用可能
• 同期したいライブラリを指定するなどして容量を調整するとよい(現在取り組んでいる課題用のライブラリを作成するなど)
• 有料プランは2GBで$20~
設定フォルダの移動と設定の変更(USBメモリでの運用の場合)
• Zoteroの設定から詳細を開き、ファイルとフォルダタブから、Zoteroのデータディレクトリの場所(フォルダ)を探す
• 「データディレクトリを表示する」ボタンを押し、そのフォルダを丸ごとUSBメモリにコピーする
• 別の環境でZoteroを起動し、環境設定を開く
• 「詳細」タブから「ファイルとフォルダ」タブを開き、「データディレクトリの場所」を先程コピーしたUSBメモリ内のZoteroフォルダに指定
• 再起動を求めらるので再起動する
• USBメモリ上のデータディレクトリを利用して運用される