ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲...

18
東西ベストセレクション ETERNA TRADING NO. 1004 【2017 年 12 月 第 4 週】 写真付の掲載商品は全品メンテナンス済 (盤洗浄・ジャケット清掃&補修) 委託品はメンテナンスを施していない場合がございます。 価格設定も当社基準とは異なります。 2017年最終号! 本年中は当店をご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 シルハフスキー (Pf) の ショパン! 希少! (1004-049) エテルナトレーディング有限会社 〒 113-0031 文京区根津 2-8-1 根津2丁目ビル1階 TEL 03-5834-7235 / FAX 03-5834-7495 11:00 ~ 19:00 日曜定休日 〈ウェブサイト〉www2.ttcn.ne.jp/eterna/ 〈ショッピングサイト〉 eterna-trading.jp 〈メールアドレス〉[email protected](※変更いたしました!) 年末年始の営業のご案内 誠に勝手ながら、当社の年末年始の営業は下記の通りとさせていただきます。 何卒よろしくお願い申し上げます。 年内営業(注文受付) 平成 29 年 12 月30 日17:00 まで 2018 年の営業および発送の開始は 1/8(月)からとなります。 年内での発送をご希望の場合は ゆうパック送料994円での発送となります。 ※カード決済のみヤマト送料 1,350 円になります。

Transcript of ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲...

Page 1: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

東西ベストセレクション

ETERNA TRADING NO.1004【2017年12月 第 4週】

写真付の掲載商品は全品メンテナンス済

(盤洗浄・ジャケット清掃&補修)

委託品はメンテナンスを施していない場合がございます。

価格設定も当社基準とは異なります。

 2017年最終号!本年中は当店をご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

   シルハフスキー (Pf) のショパン! 希少!

(1004-049)

エテルナトレーディング有限会社

〒 113-0031 文京区根津 2-8-1 根津2丁目ビル1階

TEL 03-5834-7235 / FAX 03-5834-7495 11:00 ~ 19:00 日曜定休日

〈ウェブサイト〉 www2.ttcn.ne.jp/eterna/

〈ショッピングサイト〉 eterna-trading.jp

〈メールアドレス〉[email protected](※変更いたしました!)

 年末年始の営業のご案内

誠に勝手ながら、当社の年末年始の営業は下記の通りとさせていただきます。

何卒よろしくお願い申し上げます。

年内営業(注文受付) 平成 29年12月30日17:00まで

2018年の営業および発送の開始は1/8(月)からとなります。

年内での発送をご希望の場合は

ゆうパック送料994円での発送となります。

※カード決済のみヤマト送料1,350円になります。

Page 2: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

2

PHILIPS

A 00582 L

バッハ:平均律クラヴィア曲集第1巻~13曲

K.エンゲル(pf)

アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚 ,独語表記だがフランス'50 年代初期プレス,全曲ない,オリジナル,original

ほとんど存在すら知られていない K.エンゲルの平均律。全曲録音は無く、この1枚だけ。1950 年代の発売。入荷の少ないレア盤。エンゲルは1923年スイス・バーゼル近郊で生まれ、パリ音楽院でコルトーに学んだ。1952年エリザベート王妃コンクールで2位。彼のバッハ録音はこれのみ。この時代としては歯切れの良いクリアーなタッチで、テンポも一定に保つ。テュレック等のような濃厚な味わいは無いが、軽妙で速いパッセージはより速い。飽きの来ないスタイル。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7

フランス1004-001CAPITOL

P 8348

バッハ:半音階的幻想曲とフーガ,前奏曲、フーガとアレグロ,イタリア協奏曲,前奏曲とフーガ

A.ヤンボル(pf)

濃緑金輪グルーヴガード,米オリジナル,original

米プレスしか存在しない。ハンガリー人、A.ヤンボルはモノラル期、米CAPITOLで活躍した女流ピアニスト。他にパルティータ全曲があったが、どれもプレスが少なかったようで入手は難しい。1954年ベツレヘム・バッハ・フェスティヴァルに参加、B.ワルターに見出された。E.フィッシャーらに師事したが、アメリカの市民権を得て、米国での録音が主体。例えばシュタルケルとPERIOD に入れたモーツァルト・ピアノ・トリオ全集も有名。劇性に富んだピアニズムに組み上げ強力な説得力を持つ。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7

米国1004-002tPHILIPS

A 09853 L

バッハ:マタイ受難曲~合唱曲集(14 曲 )

S.C.ヤンセン指揮ユトレヒト市立o./クレティエン王立オラトリオ協会 Ens.

アズキ/銀カマボコ外溝厚、ミニグルーヴ存在しない,ステレオ存在しない,PH-1/PH-1,オリジナル,original

全曲盤は存在しない。オランダ・ユトレヒトの市民オケとクレティエン王立オラトリオ合唱団によるマタイ受難曲からの合唱。ハイライトだが、最初の序曲と導入部の合唱を含む。1960 年前後のモノラル録音・発売と思われる。バッハ・ファンには注目の内容。ステレオ期の洗練された演奏とは異なる。在りし日のメンゲルベルクを連想させる、非常に濃密で緊張感の高い空気に支配された、ある意味古めかしいマタイ。このようなローカル録音に良いものが潜んでいる!

3500 円 ( 税抜 ) M A 7

フランス1004-003

ELECTROLA

STE 80446

バッハ:パルティータ3番 B.827,4番 B.828,5 番 B.829

H.ヴァルヒャ(cemb)

白金輪 /赤ニッパー ,グルーヴガード,ステレオ初出 ,オリジナル,original(first issue)

盲目の鍵盤奏者 H.ヴァルヒャは、Archivプロダクションに多くのバッハOrg 作品を残したが、Cemb 演奏は Electrola に残した。パルティータは 2枚で全曲ステレオ/モノで入れており、これはそのステレオ・オリジナルの一枚。フランスからもFALP/ASDFで出ていた。彼の Cemb は、硬質で輝かしい音。ステレオで一層クリアーな音が伝わる。'70 年代から始まった古楽器奏法とはまったく異なる古典的な一定テンポであり、繰り返し聴いて飽きの来ない、手本とすべきスタンダードである。但しオリジナル初期プレスは危険因子含むプレスなので注意が必要。

1500 円 ( 税抜 ) S S 8/7*

ドイツ1004-004tMELODIYA

S10 22841

バッハ:トッカータB.911,913,914,916

T.ニコライエワ(pf)

白ゴシック,グルーヴガード,GOST-88,ステレオ初出 ,オリジナル,original(first issue)

MELODIYA のゴシック盤オリジナル。ロシアのバッハ弾きとして有名なT.ニコライエワによるバッハのトッカータ集である。ニコライエワは晩年に、バッハを中心とした多数の録音を残しているが、彼女が残したゴシック時代のレコードの中でも、頂点の1つに数えられるのが当盤である。特に兄弟子であるS.フェインベルクが録り残したトッカータを非常にポリフォニックに弾き抜いた演奏で、ピアノによるバッハの解釈としては1つの理想型と言える名演である。(MA)

2500 円 ( 税抜 ) S B 8/7

ロシア1004-005nMELODIYA

D 07749

バッハ:Pf 協奏曲 B.1052,2Pf 協奏曲 B.1061

S.リヒテル,A.ヴェデルニコフ(pf)K.ザンデルリング指揮ソビエト国立so(1052),R バルシャイ指揮モスクワ室内 o.(1061)

紺 /銀 DLグルーヴガード厚 ,GOST-ない ,TUF-35/XP-63,2-1/2-4,ステレオ存在せず,プレ・メロディア存在,再版 ,re issue

1955 年 4月リヒテルのソロとザンデルリング/ソビエト国立放送so.で 1台協奏曲B.1052が録音。1959年12月R.バルシャイ指揮/モスクワ室内o.とリヒテル/ヴェデルニコフのソロで2台協奏曲 B.1061が録音。バッハ同士の組み合わせでモノラル発売された。ロシア屈指のバッハ弾きとして名高い悲劇の巨匠、ヴェデルニコフとリヒテルの共演。2人は共にモスクワ音楽院、ネイガウスの下で学んだ。唯一の共演となる。軽やかで優雅な 2人のピアノが完璧にひとつになる。貴重な録音。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7

ロシア1004-006n

Page 3: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

3

MELODIYA

A10 00301

バッハ:フランス組曲全 6曲B.812-7

A.ガヴリロフ(pf)

白 ゴ シ ッ ク,グ ル ー ヴ ガ ー ド,GOST-88,初 出 ,オ リ ジ ナル,original(first issue)

アンドレイ・ガヴリロフ(1954-)。1961年にモスクワの音楽学校でネイガウスの弟子レフ・ナウモフに師事。1974 年第 5回チャイコフスキー・コンクールで優勝。19歳だった。専門家もこの年のコンクールの頂点であったと口を揃える。彼は一時西側にも出てスーパースターのような扱いを受けた。それもそのはず、指捌きだけでバッハを見事に弾き、今度は全身を揺らしてプロコフィエフを弾き、という天才肌。世界一指が動くピアニストといわれた。バッハを弾けばグールドとは異なる独自の世界観を見せてくれる。シンプルで洗練された美しい演奏。これほどの美的な演奏は多くない。

9000 円 ( 税抜 ) DS A 8/7

ロシア1004-007t

W ジャケッ

private

MAS 180

バッハ:Cemb協奏曲 2番 B.1053,4番 B.1055

P.R.クレチュカ,V.ルーツ(cemb)D.オベラー指揮エビング室内 o.

赤 /黒グルーヴガード,オリジナル,オリジナル,original(first issue)

1970 年代後半ドイツ・バイエルン州エビングでのプライベート録音。プレスは DGG への委託。バッハのチェンバロ協奏曲2曲。2番のソリスト、パウル・レイ・クレチュカはチェコ系だろうか?4 番はヴォルカー・ルーツ。どちらも男性奏者。指揮は地元の室内 o.の指揮者ディトマール・オベラー。3人ともエビングの住人だろう。このようなプライベート録音の目的の一つは地域の親睦を深める狙いもあるからだ。街の数だけ小規模オーケストラが存在するドイツにはプライベート盤が多い。しかし商用目的ではなく、関係者のみが購入するのが通例である。そのためプレスは驚くほど少ない。この時期にチェンバロ協とは少しレトロではあるが、オケと混然一体となり南ドイツのあるがままのバッハ像が浮き彫りにされる。意外なほどオケが素晴らしい。

4000 円 ( 税抜 ) S A 8

ドイツ1004-008tBERLITON

BJS 10001

モーツァルト:Vn協奏曲2番K.211,フーバー:Vn 協奏曲 2番(1974)

G.ベルナウ(vn)U.シュナイダー指揮ベルリン so.

橙 /黒グルーヴガード,オリジナル,original(first issue)

BERLITON なる独マイナー・レーベルはベルリン発信であることを意味する。1975 年 ELECTLORA が録音場所に良く使うグリューネヴァルト教会。ベルリン西部にある自然豊かな高級住宅街にある。片面がモーツァルト、反対面が前年1974 年作曲されたフーバーのVn 協奏曲 2番。ソリスト、指揮者とも無名だが、だからこそのマイナー・レーベル。有名だからうまいとは言えない。モーツァルトでレベルが分かる。爽やか。B面も力作。これが初録音だろう。

4000 円 ( 税抜 ) S A 8

ドイツ1004-009t

DECCA

BLK 16137

モーツァルト:Pf四重奏曲1番K.478,2 番 K.493

C.カーゾン(pf)アマデウスQt.メンバー(N.ブレイニン(vn)P.シドロフ(va)M.ロヴェット(vc))

黒 /金グルーヴガード,独第 2版 ,2nd issue

英国録音 LXT 2772 が初出。独オリジナル?アマデウスQt.のごく少ないDECCA録音。独DECCAはTELEFUNKEN・ LTナンバーと同じプレス。隈取のはっきりしたクリアーでシャープな音が特徴。ピアノの響きも良い。つい15年程度前までは、この曲の決定盤だった。同じアマデウスQt.でも、レーベルが変わると、これ程印象が変わるのかと驚いた記憶がある。今、改めて聴いても、フランス風の表現とは対極の骨格を映し出すような厳しい起伏がある渋い秀演!

2500 円 ( 税抜 ) M A 7

ドイツ1004-010tCLAVES

P 403

モーツァルト:Fl四重奏曲K.285,285a,285b,298( 全 4曲 )

P.L.グラーフ(fl)H.ラウアー(vn)F.ヒルシュフェルト(va)E.ニッフェンエッガー(vc)

黒 /銀グルーヴガード,オリジナル,original

Clavesと exlibris 両方から出ていて、どちらがオリジナルかはっきりしないが、いずれにしてもいかにもスイスらしい爽快な、そして渋味のある演奏。グラーフのソロは、これでもかと思う程、冴えにさえる。Fl四重奏の中でも、これだけ伸びやかで力のあるフルートが聴ける演奏は多くない。グラーフが主役の録音であり、オブリガート付きフルートソナタの感さえする。1つの決定盤。尚 exlibris の方が盤は厚いもののやはりClaves にはオリジなるという重荷が感じられる。

4500 円 ( 税抜 ) S A 8/7

スイス1004-011tPHILIPS

835 266 AY

モーツァルト:Ob協奏曲 K.314a,Fg協奏曲 K.191,ハイドン:Ob協奏曲

L.ドレフュス(ob)T.d.クレルク(fg)B.パウムガルトナー指揮ウィーンso.

アズキ/銀 3本線厚 ,HIFIステレオ・ロゴ付ジャケだが HIFIステレオレーベルは存在 ?未入荷,オリジナル,original type

A 面 4バンド目とB面全部使って K.314aと K.191を収録。日本では知られていないソリスト達だが、指揮を1956 年モーツァルト・ジュビリーを監修したパウムガルトナーが担当、しかもオケはウィーン so.。ドレフュス(Ob)はオランダ生まれ、コンセルトヘボウで 9年間、第一ソリストとして活躍。その後オペラ指揮者に転身。Fgのクレルクも、メンゲルベルク時代から同楽団の第1Fg、1912年生まれ。他にK.297b(ゴールドベルク)の録音もあり、モーツァルト・ジュビリーの延長線上にある演奏!

4000 円 ( 税抜 ) S A 7

オランダ1004-012t

Page 4: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

4

MELODIYA

SM 01909

モーツァルト:交響曲 28 番K.200,34 番 K.338

R.バルシャイ指揮モスクワ室内 o.

青/銀 DL,グルーヴガード厚 ,GOST-68,プレ・メロディア存在せず,オリジナル,original(first issue)

1968 年モスクワ録音。日本でバルシャイの名は既に有名。1924 年ロシア生まれ、モスクワ音楽院でショスタコーヴィチに師事。Va 奏者として1948 年からモスクワ音楽院 Qt.(ボロディン Qt.)とチャイコフスキー Qt.に参加。1955 年モスクワ室内 o.を創設。ただし、ソ連の大規模オケの首席指揮者の経験はない。彼のモーツァルトは如何なるものか?1968年という年代としては現代的解釈。流麗で歯切れよく、ロシアのオケもしっかりしている。弦楽奏者のオケは様式重視!

2000 円 ( 税抜 ) S A 7

ロシア1004-013MELODIYA

SM 02765

モーツァルト:Vn 協奏曲7番K.271a,アダージョK.261,ロンドK.373

M.フィヒテンゴリツ(vn)D.オイストラフ指揮モスクワ・フィル Ens.

青 /銀 DL,グルーヴガード厚 ,GOST-なし,TUF-16,プレ・メロディア存在せず,オリジナル,original(first issue)

1971年頃の録音と思われる。1937年イザイ・コンクールのヴァイオリン部門は 5人のソ連チームで独占された。1位オイストラフ、2位オドノポソフ(オーストリア)、3位エイザベート・ギレリス、4位 B.ゴルドシュタイン、5 位 M.コゾルポヴァ、そして6 位フィヒテンゴリツ、2位を除く5人が 6 位まで入選、7位がローラ・ボベスコだった。フィヒテンゴリツはその後録音に恵まれず、他の 4人のように世に知られる事はなかったが、芸格はトップ 3に入ると思う。ズスケの様な凛とした音を持ち鈴やかな音色は他の 4人を圧倒する。これぞモーツァルト!

9000 円 ( 税抜 ) S B 7

ロシア1004-014nMELODIYA

S90 31669

モーツァルト:Vn 協奏曲 3番K.216,5 番 K.219

P.チェリマ(vn)A.アファナシエフ指揮モスクワ・カペラ・インストルメンターレ

白一筆書タワー,グルーヴガード,GOST-88,オリジナル,original(first issue)

近年稀に見るヴァイオリン奏者の大物。名前こそ殆ど知られていないが聴きこんだ方なら1分で理解されるだろう。パトリック ・チェリマは1954 年仏パリ生まれ。パリ音楽院でクリスチャン・フェラスに師事。又米国カーチス音楽院で名教師I.ガラミアンとJ.ラルドロにも指導を受ける。ロン・ティボー、シベリウス、チャイコスキー各国際コンクールで入賞。特にロシアの聴衆から大きな反響を得て以来、活動の大半をモスクワに移した。パリジャンながら最初の録音は MELODIYAとなった。1997年逆人気の形でパリでもコンサートツアーを行った。このモーツァルトを聴けば若いヴァイオリニストとは想像もつかない成熟した表現が伺える。なかなかの腕前。今後が楽しみ。

6000 円 ( 税抜 ) S S 8/7

ロシア1004-015n

PHLIPS

422 3391

モーツァルト:Fl・Hp協奏曲K.299,Fl協奏曲 K.313,アンダンテK.470

I.グラフェナウアー(fl)M.グラフ(hp)N.マリナー指揮アカデミー室内 o.

銀アズキ帯,土手付き,(P)1989,オリジナル,original(first issue)

女流フルート奏者、イレーナ・グラフェナウアーは1957年スロベニア出身。K.ツェラーとA.ニコレに師事。1974 年ミュンヘン・コンクール 3位、1978年ジュネーブ・コンクール優勝。1979 年にはミュンヘン・コンクールで1位なしの 2位。オーケストラの楽団員やソリストとして活躍中の新進気鋭。PHILIPS のデジタル期にバッハ:FLソナタとこのモーツァルトの2種の入荷がある。ハープはドイツ人女流、マリア・グラーフ。マリナーのスタイルの中に二人の個性が光る。

3000 円 ( 税抜 ) DS A 8/7

オランダ1004-016tPHLIPS

411 1341

モーツァルト:協奏交響曲K.297B,Ob 協奏曲 K.314

A.ニコレ(fl)H.ホリガー(ob)H.バウマン(hr)K.トゥーネマン(fg)N.マリナー指揮アカデミー室内o.(K.297B),H.ホリガー(ob)指揮(K.314)

銀アズキ帯,土手付き,(P)1983,オリジナル,original(first issue)

協奏交響曲 K.297B(Anh.9)はモーツァルト作曲後に散逸したが、後に発見された筆写譜をオリジナルからの編曲とし、ケッヘル第 3版では K.297bとした。その後の研究によってこの筆写譜は自筆譜の編曲ではなく偽作とされたが、管弦楽部は真作とする説もある。当盤は研究者によって Fl・Ob・Hr・Fgという独奏楽器で復元。偽作であったとしても非常に美しい作品である事に変わりはない。Ob協と合わせモーツァルトの素晴らしさを聴いていただききたい。(C)

4000 円 ( 税抜 ) DS B 8/7

オランダ1004-017tTELEFUNKEN

SFKLP 78027

モーツァルト:交響曲 38 番 K.504「プラハ」,39 番 K.543,40 番K.550,41番 K.551「ジュピター」

J.カイルベルト指揮バンベルクso.

青/黒パノラマ・ステレオ,グルーヴガード,クラブ盤,1970年代再版,re issue

再版とはいえ多数あるモーツァルトの交響曲の中で絶対に抑えるべきドイツ伝統のスタイル。その代表格であるカイルベルト/バンベルク。レーベルこそ'70 年代の再版だが元々の録音が良いのでこの程度の経年ではびくともしない骨格の強さがある。オリジナルは 3枚の LT/SLT番号。人気も高く高額で希少。これはクラブ盤で安価にストレスなく後期 4曲が楽しめる。オリジナル性や番号に拘らなければ格安で純粋なドイツ伝統のモーツァルトが手に入る。ベルリン po.やバイエルン、ハンブルク等とはまた異なる。カイルベルト/バンベルクだけが持つクリアーでシャープな演奏は一度聴けば分かる。

4000 円 ( 税抜 ) S S 8/7

ドイツ1004-018t

W ジャケッ

Page 5: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

5

RCA

LRL1 5077

モーツァルト:コンサート・アリア集 /K.490,577,418,528,505,383,583

M.プライス(s)J.ロッカート指揮ロンドン po. D.シモンズ(vn)J.ロッカート(pf)

赤 ReadSeal,グルーヴガード,(p)1975,オリジナル,original for Germany

1975年の発売とはいえ、1枚丸々コンサート・アリア集のLPはモーツァルティアンにとって貴重。マーガレット・プライスは1941年英国ウェールズ生まれ。1963 年ベルガンサの代役で出演したコヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラハウスで注目され、1970 年代に入って録音を始めた。モーツァルトを得手とし、C.クライバーとの共演もある。2011年 1月28日 69歳で没。これぞ彼女の代表作、重くならない軽妙な声質が魅力。同じRCAに L.プライス(s)がおり混同しやすいので注意!

1800 円 ( 税抜 ) S A 8/7

フランス1004-019CALIG

CAL 30497

モーツァルト:ディヴェルティメントK.563

ウィーン弦楽トリオ

黄黒 DMMグルーヴガード,(p)1982,オリジナル,original

良い曲というのは、いつの時代に、どんなスタイルで演奏されても、その基本的な良さは変わらない。そういう曲こそが真の名曲。ウィーン弦楽トリオは、1972年結成の新しい団体。3人とも古楽器(チェロのみ1925 年製 )。その時代にはその時代のスタイルがあり、昔の真似をしても意味がない。3人はあえてそう言いたげに、こじんまりせず、実に伸び伸びと各パートを弾く。良いか良くないか、それは聴く人任せ。これだけ大胆な演奏は、昔はなかった。

2000 円 ( 税抜 ) DS A 8/7

ドイツ1004-020tTELDEC

6 42970

モーツァルト:Pf 協奏曲 23 番K.488,26 番 K.537

F.グルダ(pf)N.アーノンクール指揮コンセルトヘボウo.

銀水色紺帯グルーヴガード,(P)(C)1984,オリジナル,original

グルダとアーノンクールはチック・コリアを入れた共演でモーツァルトの2Pf 協奏曲 K.365を録音。B面はグルダとコリアそれぞれの自作だった。1983 年 6月だった。初入荷のこちらは同年の 9月同じコンセルトヘボウでの録音。ソロはグルダ一人で 23/26 番という組合せ。1970 年代後期までAMADEO に籍のあった彼はフリーに。既に世界的人気を博していた彼を大資本のテレフィンケンが獲得。人気者同志の共演という大手が使う手法で録音は進んだ。アーノンクールはスケールを広げたオケを展開。グルダは例の鼻歌交じりでマイペース。まあ聴衆は二人の個性を聴きたいのだから予想通りの演奏となる。協奏曲とあってグルダは意外にも抑えており暴走はない。モーツァルトとしては ?ではあるが二人のファンには面白いだろう。

5000 円 ( 税抜 ) DS S 8

ドイツ1004-021t

ETERNA

826 437

R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル,サロメの舞「7つのヴェールの踊り」,死と変容

R.ケンペ指揮ドレスデン sk.

黒 /銀グルーヴガード厚,新スタンパー:-1A L73 WNT/-2B L73 WNT,旧スタンパー存在せず,オリジナル,original

1970 年の全集録音、HMVからもASDで発売されているが、技師シュトリューベンの手によるETERNA 録音であり、やはりこちらに軍配が上がるだろう。SXL かと思うような見事な HIFIサウンドである。この時期ケンペは ETERNAに主たるシュトラウスの作品を協奏曲も含め録音。HMV 時代の栄光を再び取り戻したかのような自信に溢れた傑作シリーズと言っても良いと思う。近年ではだんだん入荷が減って来た。入手難にならないうちにお薦めしたい。

5000 円 ( 税抜 ) S B 8/7

旧東ドイツ1004-022tETERNA

827 606-7

クライスラー:作品集26曲/ドヴォルザーク,ファリャ,アルベニス ,ウィーン奇想曲,愛の悲しみ,ロンディーノ,タルティーニ 他

I.パールマン(vn)S.サンダース(pf)

青 / 黒グルーヴガード,新スタンパー:-1A H83 ENNT/-2A H83 ENNT/3A H83 ENNT/4A H83 ENNT,旧スタンパー,黒盤存在せず,オリ

パールマンが '70 年代 EMI系に録音した音源の ETERNA 発売分。黒盤は存在しない。パールマンは東欧諸国で人気だったのかプレスが多く比較的安価で提供できるが、安くとも内容は良い。オリジナルの良さに加え、ETERNAサウンドの魅力が加わる。パールマンの小品集等、取るに足らないものと考えがちだが、ETERNA 盤で聴いてみればその考えも変わるだろう。バラ2枚、Vol.1に14 曲、Vol.2に12曲、計 26曲を収録。たっぷりVn の楽しさを味わえる曲集。

6000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-023t

バラ 2枚

ETERNA

827 226

シューマン:歌曲集 /女の愛と生涯 Op.42,ミルテの花~3曲 ,ロマンスとバラード第 4集~2曲 他

A.オジェー(s)W.オルベルツ(pf)

ED 黒 /銀・グルーブガード,新スタンパー ,-1D K79 WNT/-2D K79 WNT,旧スタンパー存在せず,オリジナル,original

エテルナの誇る名ソプラノの1人。古い歌手ではないが、'77にドレスデンにて録音されたこのシューマンには、胸をうたれる心の歌を聴くことが出来る。魂に直接訴えかけてくるその歌は決して激しくはない。むしろ囁くようではあるが、天が与えた歌の神が付いているのだろう。彼女の歌に、傷ついた心も癒されるだろう。万人に愛されるナチュラルな声質は生まれながらの歌姫だ。完全な技術に裏打ちされた本物の実力派ソプラノ。残念ながらリーダー録音は極めて少ない。

9000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-024t

Page 6: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

6

ETERNA

825 847

リスト:交響詩「前奏曲」,グリンカ:カマリンスカヤ,スメタナ:モルダウ,わが祖国~「ボヘミアの森と草原から」

V.ノイマン指揮ゲヴァントハウスo.

黒 /銀・グルーブガード厚 ,新スタンパー ,-1E B75 WNT/-2F A75 WNT,ジャケ裏 68の旧スタンパー存在するがかなりの厚盤 ,オリジナ

1950-68 年にわたりチェコpo.はアンチェルの支配下にあった。ノイマンは1964-8 年の 4年間ゲヴァントハウスo.首席を務めた。「わが祖国」がもっとも有名。これも同じ頃の録音で、ノイマンの美学を余すところなく伝えている。ゆったりとしたリズムながら切れ味の鋭さは抜群で、東のヴァンデルノートといってもいいような共通点がある。B面は 2枚組「わが祖国」からの抜粋。4曲入りスラヴ作品集のような LPとなった。スラヴ物をやらせたら右に出る者がいない名物指揮者!

3000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-025tETERNA

825 964

シュッツ:シンフォニア・サクラ-1(8 曲 )/SWV 405・409・415・413・416・407・414・418

R.マウエルスベルガー指揮ドレスデン十字架 cho. /カペラ・フィディチニア H.オットー(org)P.シュライアー(t)T.アダム(bs)他

黒 /銀・グルーブガード厚 ,旧スタンパー,-1A D9 SOSTRU/-2A D9 SOSTRU,ジャケ裏 69の旧スタンパーで ED前の完全初回最厚盤 ,オリ

1969年発売の長ステジャケの完全初回分。次の発売からシュッツEDになる。シュッツ・エディションなら万遍なく全曲を集めることは可能だが、音質を優先するなら'60 年代プレスは次元が異なる。ETERNAファンならご存じだろう。この番号は ED 前とEDでたまたま内容が同じだが、曲によっては異なるケースが多い。録音は1967年、技師シュトリューベン。音質を優先するなら長ステジャケに限る。シンフォニア・サクラとは器楽の混ざった声楽作品で“サクラ"の言葉通りテキストは聖書の言葉。独唱曲、2~ 6重唱曲にそれぞれの内容に相応しい楽器が加わった音楽で、どのパートも独奏となる。シュッツの守人であるマウエルスベルガーの解釈は他の追随を許さない圧倒的な完成美!

18000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-026tETERNA

826 008

シュッツ:シンフォニア・サクラ-2(8 曲 )/SWV 403・260・262・261・360・406・359・411

R.マウエルスベルガー指揮ドレスデン十字架 cho./カペラ・フィディチニア P.シュライアー(t)T.アダム(bs)

黒 /銀・グルーブガード厚 ,旧スタンパー,-1B K9 SOSTRU/-2B A1 WNSTRUR,ジャケ裏 70 の旧スタンパーで ED 前の初回最厚盤 ,オリジ

1970 年発売の旧デザインジャケット入り。次の発売からシュッツ EDになる。シュッツ・エディションなら万遍なく全曲を集めることは可能だが、音質を優先するなら'60 年代プレスは次元が異なる。ETERNAファンならご存じだろう。この番号は ED 前とEDでたまたま内容が同じだが、曲によっては異なるケースが多い。録音は1967年、技師シュトリューベン。音質を優先するなら長ステジャケに限る。シンフォニア・サクラとは器楽の混ざった声楽作品で“サクラ"の言葉通りテキストは聖書の言葉。独唱曲、2~ 6重唱曲にそれぞれの内容に相応しい楽器が加わった音楽で、どのパートも独奏となる。シュッツの守人であるマウエルスベルガーの解釈は他の追随を許さない圧倒的な完成美!

15000 円 ( 税抜 ) S A 7

旧東ドイツ1004-027t

ETERNA

825 413

ベートーヴェン:交響曲 4 番Op.60

F.コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウスo.

黒 /銀・グルーブガード厚 ,旧スタンパー,A L6 SO STO233265-1/B F5 SO STO253266★★,最初期 STO 付スタンパー,ミケランジェロ・

コンヴィチュニーのステレオによるベートーヴェン全集は種類が多く、混乱を招きやすい。初出は V字ステレオの100 番台。その後に黒盤の時代になり、番号が新たに 825 411-8と付け直されて登場した。1967~ 8年頃と思われる。その際、一部初期分のみが旧 V字ステレオのジャケを流用したようで、黒盤には旧ジャケとミケランジェロの新ジャケ 2種が存在する。その後も毎年のようにプレスされており、種類が多い。当盤は '60 年代中~後期の黒盤最厚手プレス!

8000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-028tETERNA

825 375-6

R.シュトラウス:「サロメ」(全曲 )

O.スウィトナー指揮ドレスデン sk. H.メルヒェルト(t)C.ゴルツ(s)S.エリクスドッター(ms)

黒 /銀グルーブガード,新スタンパー:-1A F74 WN/-2B C79 WN/-3B C73 WN/-4A F74 WN,ステレオ初出と思われる,オリジナル,original

1963 年の録音。「バラの騎士」等、有名オペラを多作した R.シュトラウスの代表作の1つ。新約聖書のユダヤ王ヘロデにまつわる話。当時は官能的表現の強さから、センセーションを起こしたと言う。出演歌手も非常に多いオペラである。イタリア・オペラの録音をほとんど行わなかった ETERNA 社だが、独語圏のオペラは積極的。モーツァルトのオペラで最も活躍したスウィトナーの指揮。スムースな流れが快い。モノ先行発売でステレオは '78 年初出(ジャケ裏 78)。厚い黒盤は存在せず、1978 年になってステレオが発売された。

3500 円 ( 税抜 ) S B 7

旧東ドイツ1004-029t

W ジャケッ

ETERNA

827 122

ベートーヴェン:交響曲3番 Op.55「英雄」,フィデリオ序曲 Op.72

O.クレンペラー指揮フィルハーモニアo.

黒 /銀・グルーブガード厚 ,新スタンパー ,-1B H78 WNT/-2B H78 WNT,ETERNA 独自スタンパー使用の東独オリジナル,original

クレンペラーのベートーヴェンは勿論英 COLUMBIA の有名な録音,オーディオ・ファイル LPとして一世を風靡した。今となっては当たり前すぎてプレミア感は無くなった録音。しかしETERNAファンならば黒ステレオ盤で聴いてみたいという希望はあるはず。そんな無理な希望を叶えてくれるのが当盤。プレスこそ1978 年と遅いが ETERNA は特別。いわゆるETERNAマジック効果でクレンペラーが一回り若返って颯爽と繰り出す一大スケールを味わうことができる。中低音のボリュームこそSAXより少ないがクレンペラー特有の鈍重な面がまるで出てこない。クレンペラー嫌いはそこが嫌なはず。プレスでここまで印象が変わる一大見本のようなプレス。いいところ取りの珍プレスでSAX が全てでないことがわかる。

3000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-030t

Page 7: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

7

ETERNA

820 114

シューベルト:SQ14番「死と乙女」,12番「四重奏断章」

バスティアン Qt.(H.バスティアン,J.ブラウ(vn)F.シュタイナー(va)P.シュタイナー(vc))

緑 /黒枝葉フラット,モノラル旧スタンパー:1A1A/1A1C,オリジナル,original

バスティアン Qt.は 1945 年ベルリン po.のメンバーで西ベルリンで結成。第1Vn のハンス・バスティアンがリーダー。Vcの P.シュタイナーが ACCANTAの12Vc 合奏に参加しているのを確認したが、それ以上は謎に包まれたまま。録音も現状では計 2枚しか確認できておらず、この他に独IMPERIALにILX 535(SQ集 /ケルビーニ,ヴェルディ)があるのみ。この2回で全部のようだ。艶のある音色と古風な唄心があり、クオリティーの高い演奏。4人が均等にアンサンブルを作るタイプで、濡れた弦の音がいぶし銀の輝きを放つ!

3000 円 ( 税抜 ) M A 7

旧東ドイツ1004-031tETERNA

827 664-5

ヘンデル:オラトリオ「エジプトのイスラエル人」

W.D.ハウシルト指揮ライプツィヒ放送so./cho. C.ノセク(s)R.ラング(a)C.ヴォーゲル(t),他

ED 青 /黒・グルーブガード,新スタンパー ,-1A L84 ENC/-2A L84 ENC/-3A L84 ENC/-4A L84 ENC,旧スタンパー・黒盤存在せず,オリ

ヘンデルの「メサイア」の一つ前(3 年前 )の作品。聖書「出エジプト記」から詩をとり、ヘンデルの作品中でも最も合唱曲に重点が置かれ、管弦楽にも劇的表現が多い作品。LP2枚というのも聴きやすい長さ。1981年技師H.クンツェ、E.ヒンツ、E.リヒターらの手によりライプチヒの P.ゲルハルト教会にて録音。ライプツィヒ放送 o.とその合唱指揮者としてETERNAではブラームスEDでも活躍したハウシルト。'81年という年代にも関わらず、実にアナログ的な響きは、必ず御満足いただけると思う。

4000 円 ( 税抜 ) S A 8

旧東ドイツ1004-032t

W ジャケッ

ETERNA

820 055

ドヴォルザーク:SQ12 番 Op.96「アメリカ」,ハイドン:SQ67番Op.64-5「ひばり」

ヤナーチェクQt.

緑 /白 V字中ロゴ・フラット,DGG スタンパー:0203209-2 K8/0203210 K8,緑 /黒枝葉レーベル存在 ,これもフラット盤 ,第 2版 ,original

ヤナーチェクQt.はチェコの団体だが、ETERNAとDGGに録音がある。ドヴォルザークの12番「アメリカ」と、ハイドンの「ひばり」という組合せ。どちらも名曲だけに悪い組合せではなく、室内楽ファンには注目されるところだろう。モノラル盤の音質は大変良く、多少のサーフェスノイズはあるが、弦の音に潤いがあり、モノラル期の ETERNA の音楽性の高さもわかる。どこか懐かしさを感じるこのモノラルの音が、安らぎを感じさせてくれる。「アメリカ」は FONTANA からも出ている。DGG 録音ではない

4000 円 ( 税抜 ) M A 7

旧東ドイツ1004-033t

ETERNA

827 060

ヴィエニャフスキ:Vn 協奏曲1番Op.14,2 番 Op.22

I.パールマン(vn)小沢征爾指揮ロンドン po.

青/黒・グルーブガード,新スタンパー,-1A C78 WN/-2A C78 WN,黒盤存在する,再版 ,2nd issue

1973 年 EMI系発売、小澤とパールマン唯一の共演。小澤は1965 年からトロントso.、サンフランシスコso.、ボストン so.と次々にアメリカのオケの音楽監督を務めた為、欧州とは縁が薄いと思われがちだが、しばしば欧州の有名オケを振っている。1960 年代からこれだけ活躍し、'70 年代当時に世界の一流指揮者と肩を並べていた日本人は小澤ただ一人。ミュンシュ、バーンスタイン、カラヤンに可愛がられ薫陶を受けた。ETERNA にまでプレスがあったとは。

2000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-034tETERNA

827 203

Hr 協奏曲集 /フィック,レイハ ,シュパーガー

P.ダム(hr)S.クルツ指揮ドレスデン sk.

黒 /銀・グルーブガード,新スタンパー,-1A G79 WNT/-2D K79 WNT,オリジナル,original

ホルンのレコードを愛好する方には実際にホルンを演奏する方が多いと聞く。デニス・ブレインのような物故した伝説の奏者を別にすれば、東独のペーター・ダムは 2002 年にシュターツカペレ・ドレスデンを引退したがまだ現存の名手として目標とできる奏者だろう。ダムは1937年テューリンゲン州マイニンゲン生まれ。1951年からホルンの勉強をはじめ、1951-7年までヴァイマルのフランツ・リスト音楽大学で、カール・ビーリッヒ教授に師事。1959 年、ライプツィヒ・ゲヴァントハウスo.の、1969 年からはシュターツカペレ・ドレスデンの首席ホルン奏者となる。彼のセミナーに参加した日本人も多いだろう。レーパトリーの少ない Hr奏者が主役になれる3作品を収録した LP。

4000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-035tETERNA

820 019

メンデルスゾーン:Vn協奏曲Op.64,ヴィエニャフスキ:Vn 協奏曲 2番Op.22

I.オイストラフ(vn)F.コンヴィチュニー指揮ゲヴァントハウスo.

緑 /黒枝葉フラット,モノラル旧スタンパー:1A1 F6/1A1 F6,オリジナル,レーベルの LPM 付き,original

1954 年ダヴィッド・オイストラフとコンヴィチュニーの初共演がドレスデンで行われ、3曲の協奏曲が録音された。お互いに気をよくしたのだろう、その後ダヴィッドは息子のイーゴリを伴って1956-8年の間に度々コンヴィチュニーのもとを訪れ、親子共演等も行っている。ここでは息子イーゴリとコンヴィチュニーの共演を紹介。当時イーゴリはまだ 20 代であったが、その芸術性は父にも劣らず、ロマンチックな作品には独特の感性を持っている。この2曲が最初の共演だろうか?

1500 円 ( 税抜 ) M A 7

旧東ドイツ1004-036t

Page 8: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

8

ETERNA

826 296

プッチーニ:ジャンニ・スキッキ(全曲 )

H.ケーゲル指揮ライプツィヒ放送so. A.トモワ・シントウ(s)R.ヘルテル,A.ブルマイスター(a)V.テオドリアン(t)K.ルップ(br) 他

青/黒・グルーブガード,新スタンパー,-1B L72 NT/-2B L72 NT,オリジナル,original

プッチーニの「ジャンニ・スキッキ」は、1918 年作一幕オペラ。1916 年から連作された「外套」「修道女アンジェリカ」と三部作(trittico)の最後の作品。1971年頃のライプツィヒ録音。当然イタリア語が原語となるが、そこは当時の東独。独語でやるのも仕方がない。イタリア人が振っても、このようなひんやりとした空気感は生まれないだろう。この一見冷たく、吐く息が白くなるような透明度の高い空気感こそが、ETERNA 黒盤の魅力であり、ケーゲルがケーゲルたるところだろう。

3000 円 ( 税抜 ) S A 8/7

旧東ドイツ1004-037tLE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

129

ブラームス:交響曲 2番 Op.73

G.ヴァント指揮ケルン・ギュルツェニヒso.

ピンク白・フラット,オリジナル,original(first issue)

2000 年を過ぎてから、日本では知られるようになった指揮者だが、1912年独生まれという古参。1939 年から、ケルン・ギュルツェニヒo.の首席指揮者として、1974 年まで君臨。その後、HM にシューベルト、ブルックナーの全録音を果たした。ブラームスは C.フランセ時代に全曲録音がある。ヴァントの演奏には優雅さと甘みがあり、C.フランセに似つかわしいスタイル。HMのすっきりタイプに比べ重厚そのもの。2番は1958年頃のモノラル録音。入荷は極めて少ない。

5000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-038LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

49

ブラームス:交響曲 4 番 Op.98

G.ヴァント指揮ケルン・ギュルツェニヒso.

ピンク白・フラット,オリジナル,original(first issue)

2000 年を過ぎてから、日本では知られるようになった指揮者だが、1912年独生まれという古参。1939 年から、ケルン・ギュルツェニヒo.の首席指揮者として、1974 年まで君臨。その後、HM にシューベルト、ブルックナーの全録音を果たした。ブラームスは C.フランセ時代に全曲録音がある。ヴァントの演奏には優雅さと甘みがあり、C.フランセに似つかわしいスタイル。HMのすっきりタイプに比べ重厚そのもの。4 番は1950 年代中期頃のモノラル録音。入荷は極めて少ない。

5000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-039

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

133

チャイコフスキー:交響曲 4 番Op.36

R.アルベルト指揮セント・ソリo.

ピンク白・フラット,黒 / 橙ステレオシール付き,オリジナル,original(first issue)

クリュブ・フランセの指揮者の中で1人まったく顧みられない指揮者がこのルドルフ・アルベルト。1918 年独フランクフルト生まれ、情報は無く経歴は不明。しかも偽名説まで囁かれている。その割りに録音は少ない。またオケのセント・ソリはパリの各種オーケストラの中から録音の為に臨時編成されたものらしい。但し名手揃いであったという。あのアルヘンタも振っている。アルベルトが何者かは別として充分に聴き応えのあるモノ/ステレオ録音。チャイコは特に珍しい。4-6 番あり。

6000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-040LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

133

チャイコフスキー:交響曲 4 番Op.36

R.アルベルト指揮セント・ソリo.

ピンク白・フラット,オリジナル,original(first issue)

クリュブ・フランセの指揮者の中で1人まったく顧みられない指揮者がこのルドルフ・アルベルト。1918 年独フランクフルト生まれ、情報は無く経歴は不明。しかも偽名説まで囁かれている。その割りに録音は少ない。またオケのセント・ソリはパリの各種オーケストラの中から録音の為に臨時編成されたものらしい。但し名手揃いであったという。あのアルヘンタも振っている。アルベルトが何者かは別として充分に聴き応えのあるモノ録音。チャイコは特に珍しい。4-6 番あり。

2500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-041LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

109

チャイコフスキー:スラブ行進曲Op.31,組曲「くるみ割り人形」Op.71,モーツァルティアーナ Op.61

S.ボド指揮チェント・ソリo. P.ネリニ(vn)

ピンク白・フラット,オリジナル,original(first issue)

セルジュ・ボド(ボードと表記されることもある)は 1927年仏マルセイユ生まれ。Vcのポール・トルトゥリエは叔父にあたる。父エティエンヌは Ob 奏者という音楽一家。パリ音楽院で学び、ラムルー o.に打楽器奏者として入団。1959 年から指揮者活動に入る。長年にわたってエクサン・プロヴァンス音楽祭の常連指揮者としても成功を収めてきた。創設まもないパリo.の指揮者を、1969-87年まで、リヨン国立 o.芸術監督を、2001-6 年まで務めた。Supraphon にも録音がある。されこの録音は1950 年代後期の初期録音。モノラルのみの発売 ?有望新人として録音の機会を与えられたのだろう。元気の良い演奏。

300 円 ( 税抜 ) M A 6(10 段

フランス1004-042

Page 9: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

9

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

76

フランク:交響曲ニ短調 ,交響変奏曲

J.ミコー(pf)L.フーレスティエ指揮セント・ソリo.

ピンク白・フラット,オリジナル,original(first issue)

日本では知名度が低いフーレスティエ(1892-1976年仏)、フランスではクリュイタンスと並び称される巨匠である。仏Colとパテ、クリュブ・フランセに僅かな録音があるのみ。クリュイタンスの13歳先輩になる。モノラル期からステレオ期にかけて録音に恵まれたクリュイタンスと違って、フーレスティエはその点で不利だった。フランクの録音があったことは幸いだ。フランス・ロマン的作品をそれらしく仕上げるのには、この時代の指揮者が必要。表現力、構成、どれをとっても、これを超える演奏は多くない。

5000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-043LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

300

ベートーヴェン:Pf 協奏曲 5 番Op.73「皇帝」

J.B.ポミエ(pf)D.コラファス指揮コンセール・ラムルー o.

赤白フラット白字ステレオロゴ,初出ステレオ・プレス ,オリジナル,original(first issue)

フランスのピアノの貴公子と言ってよいだろう、J.B.ポミエの「皇帝」。上品な雰囲気に包まれ、滑らかなビロードの肌触りのするソロ。ドイツ系の雄大で厳格さを重んじたスタイルとは異なる。ラムルー o.のオケも、無骨さのない優美なもの。流れるように滑るようなオーケストラがとても良い。ほとんど注目されない録音だが、オケの良さとソロのセンスの良さで、フレンチスタイルの「皇帝」の代表格。ステレオ/モノラル2種存在するがどちらも納得!フレンチスタイルの極み!

3500 円 ( 税抜 ) S B 7

フランス1004-044LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

300

ベートーヴェン:Pf 協奏曲 5 番Op.73「皇帝」

J.B.ポミエ(pf)D.コラファス指揮コンセール・ラムルー o.

赤白フラット,初出モノラル・プレス ,オリジナル,original(first issue)

フランスのピアノの貴公子と言ってよいだろう、J.B.ポミエの「皇帝」。上品な雰囲気に包まれ、滑らかなビロードの肌触りのするソロ。ドイツ系の雄大で厳格さを重んじたスタイルとは異なる。ラムルー o.のオケも、無骨さのない優美なもの。流れるように滑るようなオーケストラがとても良い。ほとんど注目されない録音だが、オケの良さとソロのセンスの良さで、フレンチスタイルの「皇帝」の代表格。ステレオ/モノラル2種存在するがどちらも納得!フレンチスタイルの極み!

1000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-045

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

105

ベートーヴェン:交響曲3番 Op.55「英雄」

G.ヴァント指揮ケルン・ギュルツェニヒso.

ピンク白フラット,初出モノラル・プレス,オリジナル,original(first issue)

ヴァントの「英雄」。1956 年モノラル録音。全体を通して地味な為かあまり話題にならないが、ヴァントの持味である軽快なテンポによる颯爽としたエロイカ。もったいつけたところのないシンプルでストレートな表現は忘れられた何かを思い出させてくれる。オーケストレーションは密度が高く、ケルン響のレベルは高かったことが窺われる。サッパリと後味のよい、また聴きたくなるエロイカだ。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-046LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

111

ベートーヴェン:交響曲5番 Op.67「運命」

G.ヴァント指揮ケルン・ギュルツェニヒso.

ピンク白フラット,初出モノラル・プレス,ステレオ存在するが極めて希少,オリジナル,original for mono

G.ヴァントはクリュブ・フランセにベートーヴェンを7曲録音しているが、ステレオは 5・7番の 2曲のみ。'70 年代に入ってブルックナー等で一躍脚光を浴びた。1912 年独ヴッパータール生まれ、'46 年からケルン市の音楽監督に就任し、ケルン放送 so.、ケルン・ギュルツェニヒso.と多くの録音を行った。指揮者が加齢と共にテンポを遅くしていくのに対し、ヴァントは最初期録音も晩年も殆ど同じであったという。この「運命」も不動のテンポ感で進んでいく。表現もオーソドックスで中庸の美。

4500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-047LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

238

「オッフェンバッキアーナ」パリの生活,サン・フルールのバラ,ペリコール,美しきエレーヌ,天国と地獄 ,他

M.カリヴェン指揮フランス国立放送リリックo.

ピンク白フラット,初出モノラル・プレス,ステレオ存在するか不明 ,オリジナル,original

ワグネリアン、モーツァルティアーナ等と同様に使われる言葉、すなわちオッフェンバック愛好者という意味。オッフェンバックの作品の有名なフレーズ、おいしい所ばかり並べた1枚。曲が一部しか入っていないなどとクレームを付けられると困る。元々そういう意図で作られた LP。マルセル・カリヴェンなる指揮者も不明、ORTFのようなそうでないようなオケ。リリックの文字が引っ掛かるが、聴いてみると古き良き時代のパリが浮かんでくる。オケの中からA.Aubignyの Vn がノスタルジーをそそる。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-048

Page 10: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

10

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

225

ショパン:26 の前奏曲

P.v.シルハフスキー(pf)

水色白フラット,初出モノラル・プレス,ステレオ存在しないと思われる,オリジナル,original

日本では、ほんの2~3年前までは無名であったオーストリア出身のピアニスト(1918-95 年 )。元々、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院出身。2枚のモーツァルトPf 協奏曲の紹介でブレイクしたが、実はショパンのソロが 5 枚あった。そのどれもが、第一級の内容。モーツァルテウムに在学していたということが納得の腕前と表現力だ。モーツァルトが良くて、ショパンがダメという人は多くない。正攻法で、やや禁欲的にさえ弾かれるが、しみじみと味が出てくるピアノ。本物の名手!! 1971年から1979 年までザルツブルク・モーツァルテウムの音楽監督だった。

20000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-049LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

271

ドビュッシー:2つのアラベスク,前奏曲第2集~6曲,映像第2集,マスク,喜びの島

C.エルフェ(pf)

水色白フラット,初出モノラル・プレス,ステレオ存在しないと思われる,オリジナル,original

個人的にはエルフェのベスト盤ではないかと密かに思っている珍しいドビュッシー作品集。しっとりと落ち着いた空気が漂う、技巧に頼らず心の技が入っているのを感じる演奏。冒頭のアラベスク1曲で分かるだろう。印象派の絵画が頭にイメージされる。前奏曲も近代的なメカニック重視の演奏とはまるで異なる。'50 年代仏マイナーレーベルに共通した一種の香りがある。過去に状態の落ちるものが一度入荷されたのみのスーパーレア盤!

20000 円 ( 税抜 ) M A 8/7

フランス1004-050LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

156

テレマン:協奏曲ニ長調(2曲 ),組曲ハ長調

K.リステンパルト指揮ザール室内o. M.アンドレ(tp)H.ヴィンシャマン,E.ボルツ(ob)

ピンク白フラット,黒 /黄ステレオシール付き,白文字ロゴの前!オリジナル,original

オーディオ・ファイルとしてもおかしくない初期盤。ステレオ・シールがレーベルに貼られたクリュブ・フランセのステレオ。しかも、リステンパルトの指揮。A面がコンチェルト・グロッソ2曲。B面が組曲。いずれもザール室内 o.と、そのソリスト達(M.アンドレ、ヴィンシャマン…)。リステンパルトの指揮により、単なるバロック演奏を超えて、音楽が生命を宿し、語り出す。決して大袈裟ではなく、自然な佇まいで、すっと入ってくる。人を驚かせるような大音響でも名人芸でもないが、何故かすっと入ってくる

12000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-051

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

180

ヘンデル:聖チェチリアの祝日のための頌歌

T.シュティヒ・ランダル(s)A.ヤング(t)A.バーナード指揮ロンドン室内 o.cho.

ピンク白フラット,モノラル初出,オリジナル,original

S.ランダルがソロをとる珍しい録音。指揮はリステンパルトでないのが残念だが、英国の古い指揮者としては同一の指向を持った指揮者だと思う。英国ロンドンでの録音 ?この曲は、1739 年ロンドンにて作曲。ヘンデル特有のオラトリオではない。宗教的合唱曲の1つ。頌歌(オード )は、壮麗で手の込んだ抒情詩の形式。英国では17世紀から存在していた。このオードの原詩は古典(ドライテン)。大作曲家が曲をつけた有名なオードである。クリュブ・フランセの名に恥じない名演。音も良い!

4500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-052LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

143

ヘンデル:Org 協奏曲1,2,4,7番Op.4-1,2,4,Op.7-7

R.ダウンズ(org)H.ドークス(cemb)A.バーナード指揮ロンドン室内 o.

緑白フラット,黒 /黄ステレオシール付き,白文字ロゴの前!オリジナル,original

クリュブ・フランセの中でも早い録音。オケはロンドン室内 o.。英国録音だがクリュブ・フランセのオリジナル録音と思われる。しかし、クリュブ・フランセが出すと、普通の DECCAや PHILIPSが作るヘンデルの Org 協とは、一味も二味も異なる。他の録音で満足のいかない方は、是非試して欲しい。どちらかと言うと、フォーカスが甘く、全体にふんわりとした音場なのだが、音楽性の高さを感じる。人間が快くなる音である。オケもそうだが、Org の音色が柔らかく、温かい。これがレーベルの力というものだろう。

2500 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-053LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

143

ヘンデル:Org 協奏曲1,2,4,7番Op.4-1,2,4,Op.7-7

R.ダウンズ(org)H.ドークス(cemb)A.バーナード指揮ロンドン室内 o.

ピンク白フラット,モノラル初出,オリジナル,original

クリュブ・フランセの中でも早い録音。オケはロンドン室内 o.。英国録音だがクリュブ・フランセのオリジナル録音と思われる。しかし、クリュブ・フランセが出すと、普通の DECCAや PHILIPSが作るヘンデルの Org 協とは、一味も二味も異なる。他の録音で満足のいかない方は、ぜひ試して欲しい。どちらかと言うと、フォーカスが甘く、全体にふんわりとした音場なのだが、音楽性の高さを感じる。人間が快くなる音である。オケもそうだが、Org の音色が柔らかく、温かい。これがレーベルの力というものだろう。

1800 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-054

Page 11: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

11

LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

70

チマローザ:宮廷楽師長・間奏曲,序曲集 /秘密の結婚,古代ローマの狂信者,予期せぬ結婚(美しいギリスア)

E.グラシス指揮セント・ソリo.R.チェーザリ(br)

黄白フラット,モノラル初出,オリジナル,original

ドメニコ・チマローザ(1749-1801)はイタリアの作曲家。彼が作曲したオペラは約70 曲を数え、その他レクイエム、オラトリオ、チェンバロ・ソナタなど美しい旋律が印象的。チマローザと同年生れのゲーテは彼の音楽を賞賛している。ロッシーニが登場するまではオペラ・ブッファはチマローザが第一人者であった。「宮廷楽師長」は彼の代表的オペラの一つ。間奏曲の記載があるもここでいう「インテルメッツォ・ギオコーソ」は、幕間の短いオペラのジャンル。つまり、本編のオペラの幕の間でサービスされる短い物語のオペラである。この作品は1幕、20 分足らずでもちろん歌が入る。内容は、作曲当時の宮廷楽団の練習風景をオペラ仕立てにしたもの。 登場人物は楽士長(バスパート)1人だけ。明るく楽しいイタリア的ブッファ曲。B面 3つの序曲も同様の曲調。

2500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-055LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

10

シュッツ:イエス・キリストの復活の物語 SWV 435

E.ヒンライナー指揮モーツァルテウム室内 cho.., G.シュスター・ブルグスターラー(a)E.マイクト(t)K.グライセル(b)

薄緑白フラット,仏初出,オリジナル,original

ハインリヒ・シュッツ(1585-1672 年 )はバッハの100 年前にドイツに生まれたドイツの初期バロック音楽の基礎を作った作曲家。1615 年からドレスデン宮廷楽団( 現在のシュターツカペレ・ドレスデン)の楽長に就任。56年間その地位にあった。「イエス・キリストの復活の物語」はシュッツの「クリスマス・オラトリオ」である。この作品はあらゆる技法や様式が総合されたシュッツの円熟期の傑作。ETERNA の録音が決定盤とされるが、ETERNAでこの曲はフレーミヒが1971年に録音。EDで発売された。マウエルスベルガーではない。例外的にモノラル期の重厚な録音として当盤は推薦できる。ETERNA にはないモノラル録音のリアルな手触りが感じられ、その宗教的気分は勝るとも劣らない。合唱指揮者ヒンライナーの初期モノラル録音,LUMEN以前と思われる。

1500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-056LE CLUB FRANCAIS DU DISQUE

14

バロック音楽集 /トレッリ,テレマン,アルビノーニ,デ・フェス,デルヴロワ

B.パウムガルトナー指揮モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ

ピンク白フラット,初出,オリジナル,original

モーツァルテウムを束ねるパウムガルトナー(Ph モーツァルト・ジュビリー監修者)が、バロック作品6曲を収録音した珍しい1枚。ソロ奏者は VcにK.M.シュヴァンベルガー、Va:P.ドクトル、Obに A.ジャンセン。ザルツブルク・モーツァルテウム o.は、モーツァルトを演奏する為に生れた楽団。ロマン派作品より、もちろんバロック期を得手とする。仏的な元気のよさとパウムガルトナーの持つ渋い音楽観がミックスされ、深みのある色調が出現する。一音一音がリアルで、芯のある実在感が強い。モノラルのみ。

1500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-057

Les Discophiles Francais

DF 1

ラモー:6つのコンセール

M.エウィット指揮エウィットo.

赤青地図フラット,内溝 ,初出,オリジナル,original

記念すべき DF 1。これ以前に DISQUE…というナンバーが存在するものの、1番にラモーが選ばれたことが、DF社を象徴する事実と思う。当時オケ部門を担当していたカペー Qt.の第 2Vnだった Hewitt がオケを振るが、この音質もまた DF社を象徴する音だろう。押しが強いが、決してギスギスしたうるさい音ではない。ここに DFサウンドがスタートしたと言っても良いだろう。協奏曲と言っても、コンチェルトグロッソ的なもの。フランス的なるものが、音として表現された歴史の1ページと思う。

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-058Les Discophiles Francais

DF 112

ヘンデル:合奏協奏曲 Op.6-3,Op.6-5,Op.6-6,Op.6-12

K.リステンパルト指揮ザール室内o.

赤青地図カマボコ中太溝 ,フラット,初出,オリジナル,original

全 3 枚で完結するOp.6。番号は離れる。非常に音圧が高い DF特有の音質は魅力。リステンパルトが振るとヘンデルもこうなるという見本。メリハリが利いていて名人級のソロが出てくる。クレジットは無いが、おそらくVnはグレーリングだろう。'60 年代に入ってからのバロック演奏にありがちな、どこを聴いても同じように聴こえるという事は全く無く、オケもソリストも真剣勝負で熱気ムンムン。全くエコー分のないストレートな音で迫る。盤が圧倒的な力を持っていて、強いエネルギーを感じる。

6000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-059Les Discophiles Francais

DF 182

モーツァルト:木管セレナーデK.375,K.388

J.P.ランパル(fl)指揮フランス管楽Ens.

赤青地図カマボコ中太溝 ,フラット,初出,DF 181-2Wジャケットの2枚目のみ(1枚目欠 ),オリジナル,original

これがオリジナルの Wジャケット。ランパルがフルートと指揮の両方を受け持った DFのモノラル初期録音。'60 年代に入りDF730 051-2のバラ2枚で再版された。オリジナルの DFナンバーはこの2枚分がダブルジャケットになる。再版のプレスは多いがこの Wジャケットは極めて希少。録音の多い曲ではあるが、これらは最もフランス的な香りを残す華やぎのある演奏として忘れ去られる事はないだろう。響きの少ない'50 年代 DFの納得の音質。管楽好きのみならず、モーツァルティアンなら是非聴いてほしい。今回残念ながら2枚目しか入っていなかった。この時代の DFには珍しいことではないが日本人には理解しがたいだろう。格安とした。

3000 円 ( 税抜 ) M B 7(10 段

フランス1004-060

Page 12: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

12

CRITERE

SCRD 5178

テレマン:Tp、2Ob協奏曲 ,Ob協奏曲,Tp協奏曲,組曲「ふしだらな女」

H.シュナイデヴィント(tp)G.パッシン(ob)H.ミュラー・ブリュール指揮ケルン・ソリストo. K.ノルテ(cemb)

クリーム/黒カマボコ内溝厚,ステレオ初出,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

仏CRITEREは1950年代後期~60年代にかけて存在したマイナー・レーベル。ランパルを筆頭に当時大手レーベルに所属していた大物演奏家を起用して高音質録音を売りにしていた。S.P.フィリップ社資本の元、ロラン・ドゥアットを起用。大半の録音にドゥアットが関与したおかげで殆どの録音が当時最高の音質を確保している。これはテレマンの協奏曲 3曲と管弦楽曲。時代様式も的確で'60 年代ならではの重厚さと軽快さを併せ持つ。今聴いても惚れ惚れする見事な演奏。何よりフランス的なエスプリが全体に効いている。

4500 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-061CRITERE

SCRD 133

ラモー:コンセール用クラヴサン曲集(全集 )

J.P.ランパル(fl)R.ヴェイロン・ラクロワ(cemb)J.ネールツ(vc)

クリーム/緑カマボコ内溝厚,ステレオ初出,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

仏CRITEREは1950年代後期~60年代にかけて存在したマイナー・レーベル。ランパルを筆頭に当時大手レーベルに所属していた大物演奏家を起用して高音質録音を売りにしていた。S.P.フィリップ社資本の元、ロラン・ドゥアットを起用。大半の録音にドゥアットが関与したおかげで殆どの録音が当時最高の音質を確保している。ラモーのチェンバロ作品は多く、LP1枚の場合は抜粋盤が多いが、これはコンセール用のクラウザン曲集という1作品19曲全曲が 1枚に収まる。クラウザン曲集とは名ばかりで室内楽形式で演奏されるのが通常。ここでは Fl、cemb,vc のトリオ演奏。フレンチ・バロックの粋を凝縮したような瀟洒な演奏。'70年に入ってからの古楽器奏法からは得られない濃密な空気感が漂う。

4500 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-062CRITERE

SCRD 138

ボッケリーニ:SQOp.58-5 G.246,Op.64-1G.248,Op.64-2 G.249,カンビーニ:SQニ長調Op.なし

カルミレッリQt.

クリーム/緑カマボコ内溝厚,ステレオ初出,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

ピーナ・カルミレッリはご存知1973~ 86 年までイ・ムジチ合奏団のコンミス(女性の場合コンマスとは言わない)を務めた。彼女は1914 年伊ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、1945 年ボッケリーニ五重奏団、1954 年にカルミレッリQt.を結成。これはイ・ムジチの1つ前の自身の団体での珍しい録音。当然自国作品、ボッケリーニを得意とする。1950 年代よりDECCA にも録音がある。本場の演奏だけあってボッケリーニがこれ程生き生きとした曲だと初めて気づいた。非常に美しい弦楽。意外なほど古くから活動していた。これは'60年代初期録音。これは彼らの最も得意とするボッケリーニ 3曲を収めた1枚。別曲で OP.39-8を以前、仏クリュブ・フランセに録音していた。まさに水を得た魚!これ以上のボッケリーニは聴いたことがない。地元イタリアの団体の持つ説得力はあまりに大きく、この作曲

7000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-063

CRITERE

SCRD 138

ボッケリーニ:SQOp.58-5 G.246,Op.64-1G.248,Op.64-2 G.249,カンビーニ:SQニ長調Op.なし

カルミレッリQt.

クリーム/緑カマボコ内溝厚,モノラル初出,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

ピーナ・カルミレッリはご存知1973~ 86 年までイ・ムジチ合奏団のコンミス(女性の場合コンマスとは言わない)を務めた。彼女は1914 年伊ローマの聖チェチーリア音楽院で学び、1945 年ボッケリーニ五重奏団、1954 年にカルミレッリQt.を結成。これはイ・ムジチの1つ前の自身の団体での珍しい録音。当然自国作品、ボッケリーニを得意とする。1950 年代よりDECCA にも録音がある。本場の演奏だけあってボッケリーニがこれ程生き生きとした曲だと初めて気づいた。非常に美しい弦楽。意外なほど古くから活動していた。これは'60年代初期録音。これは彼らの最も得意とするボッケリーニ 3曲を収めた1枚。別曲で OP.39-8を以前、仏クリュブ・フランセに録音していた。まさに水を得た魚!これ以上のボッケリーニは聴いたことがない。地元イタリアの団体の持つ説得力はあまりに大きく、この作曲

4000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-064tCRITERE

SCRD 175

ハイドン:Fl,Ob 協奏曲全集 -1/1番 VIIh:1,5 番 VIIh:5(2つのリラ協奏曲からの編曲 )

J.P.ランパル(fl)P.ピエルロ(ob)R.デュアット指揮パリ・コレギウム・ムジクム

クリーム/緑カマボコ外溝厚,ステレオ初出,完全初回プレス,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original(first issue)

CRITERE は指揮者・ヴァイオリニストでもあるロラン・ドゥアット(1922~92年 )の私家的レーベル。S.P.フィリップが経営を握る。1952 年パリ・コレギウム・ムジクムを設立し、1950 年代より自身の指揮、あるいは監修でビロード貼りのジャケットの LPを発売。プレスは仏 ERATO/PHILIPS。内容の良いものが多い。これはランパルとピエルロという2大巨匠が同等にソロを展開できる二重協奏曲 5曲を2枚の LPに収録。原曲は 2つのリラの為の協奏曲 5曲。リラ・オルガニザータは演奏が困難で楽器も殆ど残っていないことから、Flと Obで代用している。非常の明るいメロディーを持ち、誰からも愛される曲集だと思う。

5000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-065CRITERE

SCRD 145

シェーンベルク:五重奏曲 Op.26

パリ木管 Ens./J.カスタニエ(fl)R.G.カシエ(ob)A.ブタール(cl)G.フェザンディエ(fg)M.ブルゲ(hr)

クリーム/赤カマボコ内溝厚,ステレオ初期,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

シェーンベルクの Op.26は 1924 年の全曲を通じて十二音技法を用いた 2番目の作品。木管五重奏曲というジャンルを手掛けた作曲家の中では最も大物の一人による作品であり、また十二音技法を全面使用した最初期の作品という点で音楽史上に於いても重要な位置にある。十二音技法を用いた初期の作品は伝統的な楽曲形式を採用しているが、この作品もソナタの形式が用いられている。初演は1924年9月13日(シェーンベルク50歳の誕生日)にウィーンでウィーンpo.のメンバーによる。フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットの 5管構成。古典、ロマン派の同様作品とは大きく異なる。しかし初めてでも充分に楽しめる完成度の高さを持つ。1960 年頃という時代を考えてもシェーンベルクがいかに先駆者的に浸透していったかが理解される。

2500 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-066

Page 13: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

13

CRITERE

CRD 194

ヘンデル:合奏協奏曲 Op.3-3,4a,6,テレマン:食卓の音楽 第2集~SQニ短調(Vol.2)

黒 /銀グルーヴガード,モノラル初出,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

仏CRITEREは1950年代後期~60年代にかけて存在したマイナー・レーベル。ランパルを筆頭に当時大手レーベルに所属していた大物演奏家を起用して高音質録音を売りにしていた。S.P.フィリップ社資本の元、ロラン・ドゥアットを起用。大半の録音にドゥアットが関与したおかげで殆どの録音が当時最高の音質を確保している。ヘンデルの作品 3はまともな全曲録音が少ない。作品 6のような完成度の高さがなく、演奏によって作品を仕立て上げる要素が大きいからである。ヴェンツィンガーでさえ物足りないところがある。輝かしい曲ではあるが、実はその裏にある「悲哀」 - これはヘンデルを語る上で重要である - を感じさせる演奏でなければならない。このパリ・コレギウム・ムジクムはその点では問題ない、と言うよりヘンデルの本質に触れている。それもさり気なく・・・。これは古楽器では表現できない。(MK)

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-067CRITERE

SCRD 5192

K.シュターミツ:四重奏曲集(4曲)

J.P.ランパル(fl)P.ピエルロ(ob)G.クルシエ(hr)J.ランスロ(cl)フランス弦楽トリオ

黒 /銀内溝浅カマボコ,グルーヴガード,ステレオ初出 ,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original

K.シュターミツ(1745-1801)はチェコ出身、ドイツ・マンハイムに定住した。いわゆるマンハイム楽派の中心的ヴァイオリニスト兼作曲家で、その為、弦楽作品に優れたものが多い。ここでは木管を1~2本入れた四重奏 5曲が収録。特筆すべきは、フランス弦楽トリオ(ジャリがリーダー)が全曲に参加。管にはランパル、ピエルロ、クルシエが参加。まるでモーツァルトを聴いているかのように陽性で、風が吹き抜けるような爽やかな演奏が繰り広げられる。大変な完成度をもった演奏!ステ初出!!

4500 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-068CRITERE

CRD 177

リュリ:皇太子の馬上競技のためのエール,ドゥラランド:国王の晩餐のためのサンフォニー集 ,シャルパンティエ:凱旋行進曲,J.J.ムレ:ファンファーレ組曲1番,2番

クリーム/橙グルーヴガード,軽度の土手付き,モノラル初期,ERATO/PHILIPS・プレス,オリジナル,original type

直訳すると「真鍮の栄華」というタイトル。1600-1700 年代のファンファーレなどの音楽。モーリス・アンドレ(tp)がソロをとる他 P.ピエルロ(ob)G.クルシエとG.バルボトー(hr)P.オンニュ(fg)A.M.ベッケンシュタイナー(cemb)という超豪華メンバー。フランス盛期バロック音楽(1650-1750 年 )の栄華がここにある。通常のバロックはバッハの時代を以て区切られるがフレンチ・バロックは性格を異にする。金管楽器が使われ始め、初期シンフォニーが誕生する。ここには初期フレンチ・バロックの元を形成した4人の作曲家が紹介されている。タイトルの「真鍮の栄華」もアンドレが高らかに鳴らすブラス音楽を指す。ルネサンスと中期バロックをつなぐこの時代を明らかにした録音は少ない。

2000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-069

CLUB MONDIAL du DISQUE

CMD 315

J.シュトラウスⅡ:序曲集 /こうもり,ジプシー男爵 他 ,ワルツ/春の声,美しく青きドナウ,芸術家の生活

H.アーベントロート指揮ライプツィヒpo.

白青中浅溝フラット,オリジナル,original

URANIA 録音の仏プレス。ETERNA には存在しない。アーベントロートとしては珍しい録音であり、また、非常に音の良い録音の1つ。ヨハン・シュトラウスのワルツ、序曲等、いわゆるウィーン物 6曲を収録。珍品である。ここまで音のしっかりしたアーベントロートの録音は多くない。URANIA 録音の第 9が大迫力で有名。それに比べると、こちらは、おかしな言い方だが、端正な演奏でびっくりした。クセが強すぎず、モノの力強さを楽しめる。但し、部分的にアーベントロートらしいテンポやリズムを感じる。

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-070CLUB MONDIAL du DISQUE

CMD 349

シューベルト:五重奏曲Op.114「鱒」

R.デンネマルク(pf)シュトゥットガルト室内 Qt.

白青中浅溝フラット,オリジナル,original

シューベルトの「鱒」は星の数程も録音があるが、中でもこれは超が付く珍品、録音も相当に古いようだ。シュトゥットガルト室内 Qt.なる、聴いた事もない Qt.が大変素晴らしい。勿論、幸松氏の書籍にも出てこない幻の団体。SP 期のような古風な演奏、どんなメンバーか詳細不明だが、この第1Vn は相当な名手。音質は帯域の狭いタイプだが、それがかえって良い雰囲気を出す。米 PIRIOD 社の仏出口となっているが、今回は不明。こういった未知の LP、買って聴いてみなければ分からない。それが面白さの一つだろう。

3500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-071CLUB MONDIAL du DISQUE

CMD 317

「スペイン小品集」ファリャ:スペイン民謡組曲,火祭の踊り,グラナドス:間奏曲,アルベニス:マラゲーニャ,カサド:愛の言葉 他

J.シュタルケル(vc)L.ポマーズ(pf)

白赤中太溝フラット,オリジナル,初期 DFとよく似たプレス,original

シュタルケルは、米 PERIOD に‘Round the World'というタイトルで、何点か、その国の特集を行っている。これはVol.1のスペイン。ポマーズのピアノ伴奏。チェリストとしては、カザルスに次ぐ世界的名声を得たシュタルケル。録音も精力的にこなし、ピリオド、マーキュリー、英コロンビア等に多数あり、どれも高い評価を得ている。スペイン的であるかどうかより、彼の舌を巻く技巧と、豊かな表情に脱帽。彼なりにイベリア色も出している。仏プレスにより、穏やかで優しい音色になっている。

7000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-072

Page 14: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

14

CLUB MONDIAL du DISQUE

CMD 386

ハイドン:交響曲 85 番「王妃」,81番

K.リステンパルト指揮ザール室内o.

白赤中浅溝フラット,オリジナル,original

仏ディスコフィル・フランセ・DF 116 のクラブ盤だが '50 年代プレス、他にDF 113に 90・91番、DF 183に7・21・41番があるのみ。今となっては DFの入手は極めて難しく、しかも状態の事を考えると、音質の良いこの'50 年代クラブ・プレスも充分役に立つ LP。しっかり角の立った音が出てくる、決して角が丸くなった再販の音ではない。ハイドンのような曲でもリステンパルトの手にかかれば、まるでモーツァルトのように踊り出す、そんな魔術のような力を持った指揮者。突然世界的に人気が出てきたのも当然。

7000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-073CLUB MONDIAL du DISQUE

CMD 354

ロシア作品集 /チャイコフスキー:無言歌~ハープサルの思い出Op.2,マズルカ,ポルカ~子供のアルバム ,ひばりの歌 Op.39,ユモレスク~2つの小品 Op.10, 他

R.コーンマン(pf)

白緑中溝フラット,オリジナル,original

ロベルト・コーンマン(1924-2008)はニューヨーク・ブルックリン生まれ。この仏Club Mondialに7枚のソロがある。なかなかの演奏に驚いた。'50年代の名ピアニスト達と共通するタッチを感じる。音も良い。少々硬質の音色を持っていて、濁りがなく、鋭い立ち上がりの粒立ちの良い音だ。無音を巧みに使い、説得力が大きい。正攻法でじっくり聴いて、満足のゆく内容。一音の存在感は大きく、瞬時に大きく鋭い山がそびえ立つような力量を秘めたピアノ。ヴィルトゥオーソ型の空気感を聴かせる人!ロシア作品集は初入荷の珍品!

4500 円 ( 税抜 ) M A 7/6

フランス1004-074CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 8

ピアノ音楽の進展 /ラモー:タンブラン,モーツァルト:メヌエット,ベートーヴェン PfソナタOp.109より,シューマン:アラベスケ 他

P.マイヤール・ヴェルジェ,C.エルフェ,B.ランジェサン,J.ラフォルジュ,B.レオネ,J.P.セヴィラ(pf)

赤茶白内溝フラット,オリジナル,M6スタンパー・パテプレス,CND 最初期レーベル,オリジナル,original

6人のフランス人ピアニストによるピアノ作品集である。当盤はピアノ音楽の歴史的変遷を辿った作品集で、楽曲、演奏家共に極めて音楽的意図を持った録音集である。クラブサン時代からロマン派を経て現代曲に至るまでの多様な選曲であり、演奏自体も優れた内容ばかりである。演奏家についても通好みの名手揃いで、特に隠れたる名手 J.ラフォルジュによるリストや、ショパン・コンクール入賞者の B.ランジェサンによるショパン等は特筆すべき出来である。全10 曲有名な作品ばかりを集めた小品集としても非常にレベルの高い内容。'50 年代初~中期の素晴らしいモノラル録音。

6000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-075

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 564

ショパン:Pf 協奏曲 2番 Op.21,幻想曲 Op.49

W.マウツジンスキ(pf)P.クレツキ指揮フィルハーモニアo.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,フラット盤存在するか不明 ,スタンパー:XAX 274 21C/XAX 274 21E,オリジナ

W.マウツジンスキは正統的なポーランド派のピアニストで、パデレフスキーの最後の弟子としても有名な名手である。特に当盤は彼が最も得意としているショパンのコンチェルトで、ポーランド人ならではの演奏が堪能出来る。また余白に収録されている幻想曲も極めてピアニスティックな演奏で、ポーランド人特有の柔らかなタッチの中にも微妙な変化が感じられる秀演である。近年その実力は徐々に世に知られ始めている。英 COLUMBIA 録音の仏サード・パーティ・プレス,一種のクラブ盤。格安で珍しい!

2500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-076CLUB NATIONAL DU DISQUE

CNDS 74

ハイドン:交響曲 85 番「王妃」,101番「時計」

P.キュンサ指揮パリ・ポール・キュンサ室内 o.

黄 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,CND のオリジナル・スタンパー,original

ポール・キュンサ室内o.と来ればバロック音楽。これは驚きの録音だ。すっきりと見通しの良い小さなオケで、ハイドンの時代はこうだったと思わせてくれる。一度こういったハイドンを聴いてしまうと、この方が納得できる。1950 年代、誰かがモーツァルトを大オーケストラではなく小編成で始めた時と似ている。とは言っても、'70 年代の古楽器演奏とは根本的に異なる。キュンサはオーセンティックではあるが、どこまでも古典的であり伝統的。心弾むハイドン!

3000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-077CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 74

ハイドン:交響曲 85 番「王妃」,101番「時計」

P.キュンサ指揮パア・ポール・キュンサ室内 o.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,CND のオリジナル・スタンパー,original

ポール・キュンサ室内o.と来ればバロック音楽。これは驚きの録音だ。すっきりと見通しの良い小さなオケで、ハイドンの時代はこうだったと思わせてくれる。一度こういったハイドンを聴いてしまうと、この方が納得できる。1950 年代、誰かがモーツァルトを大オーケストラではなく小編成で始めた時と似ている。とは言っても、'70 年代の古楽器演奏とは根本的に異なる。キュンサはオーセンティックではあるが、どこまでも古典的であり伝統的。心弾むハイドン!

2000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-078

Page 15: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

15

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 822-3

ベルリオーズ:レクイエムOp.5

H.シェルヘン指揮パリ国立歌劇場o./フランス国立放送cho. J.ジロドー(t)

紺 /銀ツヤ中溝グルーヴガード,仏VOX 系プレス,original

プーランクのずっと前、ベルリオーズも宗教曲の集大成と言うべき「レクイエム」を作っている。これは、その代表的初期録音で、1837年、サン・ルイ島で初演されたこの曲の様子をもっとも忠実に伝える録音だと思う。音は重厚で、この時の雰囲気がよみがえる。静かに始まるこの曲は、およそベルリオーズらしくない程、余計な音がなく、実にシンプルな音だけで宗教性を保っている。'50 年代の重量盤の音は良い。VEGA のアルバムがオリジナル。これも同等の音質!

2000 円 ( 税抜 ) M A 8/7

フランス1004-079

W ジャケッ

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 548

ベルリオーズ:演奏会用序曲「海賊」Op.21,オペラ序曲「ベンヴェヌート・チェッリーニ」,「ベアトリスとベネディクト」,「宗教裁判官」

P.クレツキ指揮フィルハーモニアo.

紺 /銀段なしグルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,スタンパー:XAX 159-8N/XAX 160-7N,段付きプレスが存在するか不明 ,オ

1952年英 COLUMBIAで発売されたロンドンでのモノラル録音。またクレツキの英 COLUMBIAでの最初のリリースになる。この指揮者の最初の録音がベルリオーズだったとは実に意外。オペラの序曲 3つと演奏会用序曲1曲。計 4曲を柔らかい曲調で抒情的に描く。鳴らすところは鳴らしメリハリのある仕上がリ。フィルハーモニアo.の上品な弦の音が印象的。パウル・クレツキ(1900- 1973)と言えば大物ソリストと共演が多い指揮者の印象がぬぐえないが、管弦楽を聴いてみるとなかなか立派な演奏をする。スケールも充分大きく聴かせる演奏。

2000 円 ( 税抜 ) M A 7/6

フランス1004-080CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 505

ドリーブ:バレエ音楽集/シルヴィア,コッペリア

L.フーレスティエ指揮(シルヴィア)/R.ブロ指揮(コッペリア)フランス国立歌劇場 o. H.メルケル(vn)

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パテプレス,スタンパー:2XLA 100 22/ 18N/XAX 160-7,この番号で

これが VSMレーベルの FALP・第 1号の FALP 101で出た音源のサード・パーティ・プレス。 パリ・オペラ・ガルニエでの録音。ドリーブのバレエ曲をフーレスティエとR.ブロで分け合って録音。コッペリアの方のソロVnは、何とH.メルケルの名前がクレジット。古さは微塵も感じさせない演奏に驚かされる。そして、音も非常に良く、エネルギッシュなオケがドーンとフランス的香りと共に押し出されてくる。もし、これが LP 第 1号ならば、当時の民衆の驚きが想像できる。テンポも'40 年代を感じさせ、パリの栄光を音に詰め込んだような華やいだ LP。CND の音質もFALPとの優劣を感じないほど良い。

6000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-081

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 585

リスト:Pf 協奏曲 2番,Pfソナタ

W.マウツジンスキ(pf)W.ジュスキント指揮フィルハーモニアo.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,COLUMBIA スタンパー:XAX 299/300,仏オリジナル,original of this number

1953 年モノラル録音。1960 年前後のパテプレスで音は充分良く、一種のオリジナルと言えよう。マウツジンスキは1914年ポーランド生まれ、第3回ショパン・コンクール(1937年 )3位入賞。パリで M.ロン、I.フィリップに師事。戦後にロンドン・デビュー。ポーランドとパリの両方のスタイルを身に付けたショパン弾き。英 COLUMBIAモノラル期に多くの録音を残した。フランソワらと異なり、華やかさこそ少ないが、輝かしいピアノ。本物のヴィルトーゾ。いつか必ず支持される日がくる!

1000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-082CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 501

ボッケリーニ:弦楽五重奏曲「鳥小屋」Op.11-6,40-4,Op.41よりグラーヴェ,ラルゴ Op.12-1より,メヌエットOp.13-5より

ボッケリーニ弦楽五重奏団

紺 /銀内溝フラット,旧デザインの紺レーベル,M6スタンパー・パテプレス ,HMV スタンパー:2XBA 293-1N/2XBA 294-1N,仏オリジナ

ボッケリーニ(1743 ~1805 伊 )は日本では Vc協程度しか知られていないのが実情だろう。チェロの名曲を多く残すが、弦楽五重奏(113 曲 )の王として知られる。5曲を一枚にまとめた。メインは Op.11の第 6 番「鳥小屋」の副題が付く。演奏は、まさにボッケリーニを演奏する為の団体。このようなローカルでマイナーな作品は専門の演奏家に任せるのがベスト。弦楽五重奏の王ボッケリーニを1枚にまとめた完結品といって良い。

2500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-083HIS MASTERS VOICE

ALP 1385

ボッケリーニ:弦楽五重奏曲「鳥小屋」Op.11-6,40-4,Op.41よりグラーヴェ,ラルゴ Op.12-1より,メヌエットOp.13-5より

ボッケリーニ弦楽五重奏団

金大ニッパー段付グルーヴガード,スタンパー:2XBA 293-1N/2XBA 294-1N,これが本当のオリジナル,original

ボッケリーニ(1743 ~1805 伊 )は日本では Vc協程度しか知られていないのが実情だろう。チェロの名曲を多く残すが、弦楽五重奏(113 曲 )の王として知られる。5曲を一枚にまとめた。メインは Op.11の第 6 番「鳥小屋」の副題が付く。演奏は、まさにボッケリーニを演奏する為の団体。このようなローカルでマイナーな作品は専門の演奏家に任せるのがベスト。弦楽五重奏の王ボッケリーニを1枚にまとめた完結品といって良い。これがオリジナル!

3500 円 ( 税抜 ) M A 7

英国1004-084

Page 16: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

16

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 531

シューマン:交響曲3番 Op.97 「ライン」,マンフレッド序曲

P.クレツキ指揮イスラエル po.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,イスラエル・スタンパー:XTVX 13-2N/XTVX 12-2N,仏オリジナル,original of

パウル・クレツキ(1900~73年)はユダヤ系ポーランド人、1925年フルトヴェングラーに招かれベルリン po.の常任指揮者に。最終的にスイスに亡命した。親族全員をホロコーストで失ったクレツキにとって反ナチスこそが仕事の原動力であった。戦争が終わると指揮に専念、この録音は同じく反ナチスとして作られたイスラエル po.との共演。シューマン没後100 年の1956年録音(全曲あり)。一流のオケに負けない信頼のイスラエル po.、ユダヤ人達の芸術性の高さが証明される。1956 年 2-3月にテルアビブにて一気に全4曲 +序曲等をモノラル録音した。全曲揃った事はない。

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-085CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 388

ハイドン:Vn 協奏曲1番 Hob.Ⅶa1,Fl協奏曲 Hob.Ⅶ d1

M.フラスカ・コロンビエ(vn)C.ラルデ(fl)P.キュンサ指揮パリ・ポール・キュンサ室内 o.

黄 /銀段なしグルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,CNDスタンパー:CND 388 A/CND 388 ,仏ステレオ・オリジナル,original

ハイドンのVn協奏曲とFl協奏曲という組み合わせ。ここで特筆すべきは、M.フラスカ=コロンビエ女史のVnソロである。このハイドンの曲は作風がバロック期のVn協奏曲に近いが、ノンヴィブラートで切れ味の良い彼女のVn は、こういった曲でこそ、その真価を発揮する。その研ぎ澄まされたどこまでも濁りのない美しい音色は、ただ人を魅了してしまう。あまり注目されていないが、名だたる女流にも勝る素晴らしいVnだ。1964 年のクリュブ・ナシュナルのオリジナル録音。ステレオ初入荷!

6000 円 ( 税抜 ) S A 7(10 段

フランス1004-086CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 3886

ディッタースドルフ:Hp協奏曲 ,Cb協奏曲 ,Vaと Cb のシンフォニア・コンチェルタンテ

J.フェルバー指揮ヴュルテンベルク室内 o.H.シュトルク(hp)G.ヘルトナーゲル(cb)G.レーマン(va)

黄 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,CNDスタンパー:CND 388 A/CND 388 ,仏ステレオ・オリジナル,original

CLUB NATIONAL DU DISQUEのオリジナル録音または VOXとの共同製作ではと思われる。ハープのヘルガ・シュトルクは同じ指揮者とモーツァルトのK.299も録音していた。VOX側ではTurnabout から出ているようだが CNDの黄色ステレオレーベルの音質には敵わないだろう。パテプレスなのでSAXFなどと同等のプレス。音質が良いのも頷ける。J.フェルバー指揮ヴュルテンベルク室内 o.は '60 年に入って活躍を見せるドイツ中部ヴュルテンベルク州ハイルブロンに本拠を構える団体。1960 年のイェルク・フェルバーにより創設。2002年まで長きにわたり指揮者を務めた。1980 年代に入りアルゲリッチ、ツィマーマン、ゴールウェイなどの大物ソリストと共演・録音をしている。現在は名誉指揮者の称号を持つ。この地域で活躍したマンハイム学派のディッタースドルフを取り上げたのは当然のこと。ハープが気持

2000 円 ( 税抜 ) S A 7/6

フランス1004-087

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 545

イタリアのシンフニック作品集 /マンフレディーニ,パイジェッロ,マルチェロ,サンマルティーニ

L.d.フロマン指揮 co.パリ・インストゥルメンタル Ens. R.デルモット,A.アドリアーノ(tp)

紺 /銀段付グルーヴガード,旧デザイン紺レーベル,M6スタンパー・パテプレス ,スタンパー(パテキュラー):XPTA 311 21C/XPTA 312

初入荷の珍品。1950 年代前~中期の仏 PATHE 音源のサードパーティ・プレスである。但しオリジナルの PATHE:DTX 182は過去に一度入荷しただけのレア盤。今となっては番号がわかるだけでも幸いである。1950 年代当時のスタイルがリアルに音溝に刻まれている。恐ろしく前に張り出すオケの音。エコー分を殆ど含まない強いモノラルサウンドにファンは多いだろう。WESTMINSTER などの古い米盤のような強すぎる音質ではないが、'60 年代から見れが強烈な弦の音が耳に飛んでくるといった印象。これが DF、PATHEなどの'50年代フランスのサウンドである。HMVのように角が丸くなった柔らかい音ではない。それこそが魅了。時代様式は勿論ピリオド奏法のようではない。しかし今から60 年以上前にこのような音を聴けた日本人がいただろうか?時代の闇に葬ってはならない文化!

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-088CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 565

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」Op.20,「ティル・オイレンシュピーゲル」Op.28

H.v.カラヤン指揮フィルハーモニアo.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6 スタンパー・パテプレス ,スタンパ ー:XAX 165-7N/XAX 166-3N,フラット 盤 が 存 在 するか 不

カラヤンにとってR.シュトラウスが特別な存在である事は DECCA に入れたウィーン po.との録音を順番に見ていけば明らか。その後 DGG に移ってからは非常に多く取り上げている。しかしフィルハーモニアo.時代オペラを除いて管弦楽の録音は極めて少ない。当社の入荷記録ではこれが唯一の録音となる。カラヤンの R.シュトラウスがとてつもなく上手い事だけは確か。このモノ録音で初めて R.シュトラウスの音楽に触れたような気さえする。SXL がどうでも良くなる凄い音圧。英 COLUMBIAの第 1号 LPだったことからもこの録音の意義が理解されよう。

3000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-089CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 863

ミヨー:世界の創造 ,ストラヴィンスキー:Pfと木管のための協奏曲,ヴィラ・ロボス:ウイラプルー

J.カールー指揮ロンドン co./W.クリーン(pf)H.ホルライザー指揮ウィーン・プロ・ムジカo./L.ストコフスキー指揮ニューヨーク.スタジアム so.

紺 /銀段付グルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,パテキュラー:yPartx 52.142/yPartx 52.143,スタンパー:CND 863A/CND

「現代の音楽家達」と題された非常に珍しい1枚。ミヨー、ストラヴィンスキー、ヴィラ・ロボスを、J.カールー(JOHN CAREWE(ラトルの師 ))、ホルライザー、ストコフスキーが演奏している。ストラヴィンスキーのピアノはW.クリーンである。オリジナル録音ではなく編集盤となるが、ストコフスキーによるヴィラ・ロボスの「ウイラプルー」が珍しい録音である。いずれも野性味溢れる曲であり、この 3曲のカップリングはかなり考えられたものと言える。モノラルだが、色彩感が良く捉えられた優れた録音となっている。(MK)

2000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-090

Page 17: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

17

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 31

ベートーヴェン:Pfトリオ7番Op.97「大公」

G.ジャリ(vn)R.アルバン(vc)C.エルフェ(pf)

紺 /銀段付なしグルーヴガード,M6スタンパー・パテプレス,パテキュラー:Xpartx 46032/Xpartx 46033,スタンパー:311 LNI/312 LNI,

改めて演奏者の名を見ると、大物 3人である事に気が付く。ジャリのクラブ・ナショナルへの録音は Vn 小品等定評があり、アルバンのチェロ小品等も大変評価が高く、高価。ピアノのエルフェもフランス・ピアノ界の重鎮である。3人ともこのレーベルのトッププレーヤー。勿論この、CND のオリジナル録音である。演奏は穏やかな膨らみを感じさせるナイーブなスタイル。3人が協調に満ちたアンサンブル。特定の楽器の支配がなく、本物の意味のトリオが味わえる。モノラルのみ発売。トリオ名は「Trio Des Jeunesses Musicales De France」。

4500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-091CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 14

ヘンデル:Org 協奏曲 Op.4~1・3・4 番

M.C.アラン(org)P.キュンサ指揮ポール・キュンサ室内 o. M.フラスカ・コロンビエ(vn)M.ルナール(vc)F.ボードロ(cemb)

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パ テプ レス ,スタンパ ー :CND 14 1B/CND 14 2A,オリジ ナ

初入荷の珍品。M.C.アランのヘンデル協奏曲は DFにリステンパルトとモノラルで ERATO のパイヤールとモノラル/ステレオで全曲録音されている。これは DFより前の録音ではないかと思われる。どうやらCND 録音は全曲ではないようだ。今まで存在すら知られていない録音だけに詳細は不明。DFでもERATO でもない古いモノラル録音が掘り出された。しかも良く見るとA.シャルラン録音と記載されている。この時期ならば本人の録音に違いない。聴いてみるとオルガンのさえずるような細やかな音が優しく自然な感じで入っている。全くうるささを感じない。素晴らしい録音。DFや ERATOを捨ててもこの1枚は残したい気持ちになる。ポール・キュンサは日本では 2流指揮者扱いだがここでは見事な演奏を見せる。これほど古い時期から録音していたとは驚き。シャルランが担当したのだがら内容は第1級である。

6000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-092CLUB NATIONAL DU DISQUE

CNDSP 1

CNDプロモーション/バッハ:管弦楽組曲2番 B.1067,ヘンデル:org協奏曲 2番,チマローザ:Ob協奏曲 ,ヴィヴァルディ:Fl協奏曲 2番

「夜」,モーツァルト:歌曲「寂しい森の中で」K.308 他

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パテプレス ,スタンパ ー:CND SP1 A2/CND SP1B2,オリジ ナ

CLUB NATIONAL DU DISQUEの社屋がまだルーヴル通り33 番地にあった時代の古い LP。番号に SP1と付くように特別な企画盤。オムニバスと呼ばれる寄せ集めだが当時としてはこのタイプが売れたのだろう。新人の給料1か月分したらしい。良いところだけ沢山聴きたいのが人情だろう。この LP 発売までの既録音から美味しいところを7曲分集めたもの。今の時代の人には不人気のスタイルではあるが CND のトップ・アイテムばかりである。きっちりバッハが先頭に来る作曲家のランクは当時から変わらないようだ。ランジュサンのショパンの練習「木枯らし」で締めくくられる。P.キュンサはこのレーベル発足時からの看板指揮者。奇を衒はないドイツ風の安定感がバッハの厳粛な雰囲気を作り出す。ジュスマンのモーツァルトの歌曲が1曲「寂しい森の中で」があり、エルフェのベートーヴェン・ソナタと変化に富む。

2000 円 ( 税抜 ) M A 7/6

フランス1004-093

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 595

リーダー・リサイタル/バッハ:御身が間近におられるなら,グルック:流れる小川に ,モーツァルト:夕べの想い,魔法使い,ベートーヴェン 他

E.シュヴァルツコプフ(s)G.ムーア(pf)

紺 /銀段付グルーヴガード,M6 スタンパー・パテプレス ,スタンパー:XAX 200-20N/XAX 201-10N,フラット盤は存在しない,original

1952 年ロンドンの EMIスタジオでモノラル録音された英 COLUMBIA 録音のサード・パーティ・プレス。オリジナルは 33CX 1044。1953 年 6月に初リリースされた。勿論仏COLUMBIAでも発売され FCX182 で発売された。これは1960 年前後の言わゆる廉価盤の一つ。オリジナル盤ではないが英国マトリクスをそのまま使用したパテプレス。音質は申し分のない最も信頼に足るサード・パーティである。カップリングもオリジナルのまま。数あるシュヴァルツコプフの歌曲集の中でバッハ1曲、モーツァルト2曲を含む最も素晴らしい内容の録音と信じる。彼女はこの時 39歳。たっぷりツヤのある美声は健康的に感じられるほど、勿論彼女の持ち味である色気もしっかり出ている。安価に入手可能。

4000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-094CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 18

ロシア Pf作品集 /全14曲 /バラキレフ:イスラメイ,ボロディン:夜想曲,ムソルグスキー:間奏曲,ゴパク,ラフマニノフ:前奏曲2曲,スクリャービン:2つの詩曲 他

J.ラフォルジュ(pf)

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パ テプ レス ,スタンパ ー:CND 16 1A/CND 16 2A,オリジ ナ

1925 年パリ生まれのジャン・ラフォルジュの情報はまったく無い。日本では無名。1950 年代でこの CNDレーベルに数点の録音を残して忘れ去られたピアニスト。リストを得手としていて、他の録音はムソルグスキー「展覧会の絵」があるくらい。このロシア小品集は特に珍しい1枚。1950 年代特有の影を引くスタイルを持ち、しかも明快な表現で一度聴けば注目せざるを得ないピアニスト。録音が少ないのが難点だが、この1枚で'50 年代のヴィルトーゾチックなピアノに親しんでいただければ幸い。1960 年代から合唱指揮者として活躍した。

7000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-095CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 30/1039/1040

リスト:ハンガリー狂詩曲(全15曲 )

J.ラフォルジュ(pf)

白灰 /黒中浅溝フラット,旧デザイン,CND 1039(10")のみ紺 /銀段付 GG(白灰 F 存在 ),2 枚は初出・1枚は 2 版(但し初出盤は過去1

他社からの借受音源の多いこのレーベルにおいて、珍しいオリジナル録音。J.ラフォルジュはフランス初期のマイナー・レーベルに何枚か特別な録音を残した、陰の重鎮。演奏も細部に至るまで配慮の行き届いた名演であり、リストの模範的な解釈と言っても過言ではない。また録音についても特別なもので、ピアノの録音としては圧倒的優位性のあるフランス初期盤の中でも、モノラル期のピアノのリファレンスになりえる。演奏、録音、プレスと、三拍子揃ったレコード。全15曲で 3 枚揃いは初!モノラル期は15曲録音が通常であった。フランソワも15曲全集。

12000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-096

バラ 3枚

Page 18: ETERNA TRADING NO. 10042 PHILIPS A 00582 L バッハ:平均律クラヴィア曲集第1 巻~13曲 K.エンゲル(pf) アズキ/銀ミニグルーヴ・カマボコ外溝厚,独語表記だがフランス

18

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 30

リスト:ハンガリー狂詩曲2,3,5,6,10,11,13 番

J.ラフォルジュ(pf)

紺 /銀段付グルーヴガード,M6 スタンパー・パテプレス ,スタンパー:CND 301 LN3/CND 302 LN3,フラット盤は存在するが希

他社からの借受音源の多いこのレーベルにおいて、珍しいオリジナル録音。J.ラフォルジュはフランス初期のマイナー・レーベルに何枚か特別な録音を残した、陰の重鎮。演奏も細部に至るまで配慮の行き届いた名演であり、リストの模範的な解釈と言っても過言ではない。また録音についても特別なもので、ピアノの録音としては圧倒的優位性のあるフランス初期盤の中でも、モノラル期のピアノのリファレンスになりえる。演奏、録音、プレスと、三拍子揃ったレコード。

2500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-097CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 30

リスト:ハンガリー狂詩曲2,3,5,6,10,11,13 番

J.ラフォルジュ(pf)

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パテプレス,手書きスタンパー:CND 401 H/CND 402 H,オリジナル初

他社からの借受音源の多いこのレーベルにおいて、珍しいオリジナル録音。J.ラフォルジュはフランス初期のマイナー・レーベルに何枚か特別な録音を残した、陰の重鎮。演奏も細部に至るまで配慮の行き届いた名演であり、リストの模範的な解釈と言っても過言ではない。また録音についても特別なもので、ピアノの録音としては圧倒的優位性のあるフランス初期盤の中でも、モノラル期のピアノのリファレンスになりえる。演奏、録音、プレスと、三拍子揃ったレコード。

5000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-098CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 20

ベートーヴェン:Pfソナタ8 番「悲愴」,14 番「月光」,23 番「熱情」

C.エルフェ(pf)

白赤/緑文字内溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パテプレス,手書きスタンパー:CND 20 1D/CND 20 2A,オリジナル初

他社からの音源借受の多いこのレーベルにおいて、珍しいオリジナル録音の1つ。クロード・エルフェは1922年パリ生まれ。10歳でロベール・カサドシュに師事。1948 年パリでデビューした。日本では無名に近いが、仏では重鎮的存在のピアニスト。多くの作曲家から新作を献呈され初演している。近代作品を得意とするが、このベートーヴェンは独特の間の取り方とテンポに驚かされる。いわゆるヴィルトーゾを絵に描いたようなピアノ。名人のみが体得した、何か特別な境地に立っているような演奏。フランス的というより名人的。'70 年代まで録音を続けたので、仏 HM にドビュッシーとラヴェル、シェーンベルクの全集を残した。初期録音を是非聴いて欲しい。HMとは別人のような演奏。

4500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-099

CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 25

ベートーヴェン:Pfソナタ31番Op.110,32 番 Op.111,32の変奏曲

C.エルフェ(pf)

白赤 /緑文字中浅溝フラット,3色使いの最初期レーベル,M6スタンパー・パテプレス,手書きスタンパー:CND 25 1A/CND 25 2A,オリジ

クロード・エルフェは1922年パリで生まれ、'48 年にパリでデビュー。フランスピアノ界の重鎮としてクリュブ・フランセ、クリュブ・ナショナル等に録音がある。現代音楽を得手とするが、この古いベートーヴェンを聴くと、そのフレージングに古典的な古さというより斬新な美しさを見出せる。テンポを自在に操り情緒的に傾かず、どこか冷めた表情だが音楽の描写は大変上手く、ソナタ1つとっても大曲に聴かせる。大曲を小曲に聴かせる人もいる中、大変な技巧派だ。CNDに全 3枚のモノラル録音がある。

4500 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-100CLUB NATIONAL DU DISQUE

CND 53

ベートーヴェン:Pfソナタ26 番「告別」,Pfソナタ10 番 Op.14-27

C.エルフェ(pf)

紺 /銀段付グルーヴガード,M6 スタンパー・パテプレス ,スタンパー:CND 531/CND 532,フラット盤の入荷はなく存在しない可能性高

クロード・エルフェは1922 年パリ生れ。1954 年からプロとして活動。多くの現代作曲家の曲を初演している。エルフェ本人の言葉で、「私にとって、ベートーヴェンとブーレーズは同じ音楽です」。2004 年に 82歳で亡くなるまで、精力的に活動を続けた。晩年は HMレーベルにバルトーク、ドビュッシー等の全集を録音したが、'50年代、このCNDレーベルに何点かのベートーヴェンがある。情熱的であり、又、老成したようなピアノ。ダイナミックだが、一音一音丁寧な作りで、ヴィルトゥオーソ・タイプ!

6000 円 ( 税抜 ) M A 7(10 段

フランス1004-101