大阪府北部地震における 災害ボランティアの共創 - Osaka...

16
寳田ら|大阪府北部地震における災害ボランティアの共創 278 大阪府北部地震における 災害ボランティアの共創 学生を中心とした「つっぱり棒の会」 1 と「1年のつどい」 寳田玲子 a ・置塩ひかる b ・王文潔 a ・山本栞理 b 報告 プロローグ ―――2018 6 18 日午前 7 58 分。授業に向かうため、まさに家を出ようと した瞬間だった。激しく床が揺れ、家じゅうの家具が動きだした。とっさに浮か んだのは机の下に潜るという教訓だけだった。だが、一人暮らしの家には身を隠 すことができる机はないと、初めて気が付いた。ただ布団を被って揺れが収まる まで待っていた。揺れが落ち着き、テレビをつけようとするものの、テレビがつ かない。ひたすら Twitter Yahoo! Japan のサイトで最新情報を収集した。家族や 友人と SNS で安否確認もした。 翌日から、大阪大学人間科学研究科・人間科学部の教員・学生の有志とともに、 プロローグ 1. 大阪府北部地震発生直後の大阪大学人間科学研 究科・人間科学部の動き 1.1 大阪府北部地震の概要 1.2 大阪大学人間科学研究科・ 人間科学部の学生 の活動 2. 「つっぱり棒の会」発足の経緯とこれまでの主な 活動 3. 「大阪府北部地震 1 年のつどい」報告 3.1 「大阪府北部地震 1 年のつどい」概要 3.2 テーマ①「避難所の外国人の避難について」 3.3 テーマ②「南海トラフに向けて」 4. まとめ―今後に向けて 目次 キーワード 大阪府北部地震 災害ボランティアセンター 学生主体 地域連携 平常時のつながり a 大阪大学大学院人間科学研究科未来共生学博士後期課程;[email protected] b 大阪大学人間科学部未来共生学

Transcript of 大阪府北部地震における 災害ボランティアの共創 - Osaka...

a b a b


2.
3. 1
3.1 1 3.2 3.3
4.
7 2020 279


20186187586.1
13km56


6 18
6 19
6 20
6 21
6 22
6 23 OOS NPO
6 24
6 25
6 26
6 27
6 28
7 2 31
1 2018 6 18 2018 7 5
7 2020 281
NVNAD
T18
2.







3 2019 1 22
5
4 2 21
5 5 14
6 6 4 1
7 6 25 1
8 7 1 1
9 7 9

10 7 30 Slack 1
11 9 19 1
Slack
2019711
2


Slack
1
32





288











7. 8. 32
292
4


1
NVNAD NPO



2019930
Clerke, T. & Hopwood, N. 2014 Doing ethnography in teams: A case study of asymmetric in collaborative research. New
York: Springer.