菌興号種菌...乾用推奨品種 栽培形態 きのこの形状 発生型 発生温度...

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乾用推奨品種 栽培形態 きのこの形状 発生型 発生温度 発生時期 品種特性 種菌種類 成長温度 10 11 12 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦超厚肉・美味の「ジャンボシイタケ」で人気の品種。 各種品評会では厚肉部門の上位を独占。 ◦種駒の発生最盛期は 2 年ほだ木。形成菌は、植菌年の 1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。 ◦林内での露地栽培のほかハウス栽培にも適する。 冬季 に袋かけ、ビニール被覆により大形のきのこが収穫でき る。 ◦厚肉きのこのブランド化に適する品種。 8〜16℃ 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦傘は大きく、円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強く、 反転しにくい。ヒダは密で美しく市場評価が高い。 ◦発生の最盛期は 3 年ほだ木。ほだ木寿命が長く、古ほ だになっても、きのこが大きい。 8〜16℃ 中低温 (春秋型) 10℃以下 ◦傘は大きく、円形丸山型。 柄は短く、石突きに向かうほ ど細く、採取しやすい。 傘周縁の巻き込みが強く反転し にくい。 ◦ほだ化が良く、発生の最盛期は 2 年ほだ木。 ◦ 2 年ほだ木の秋の発生比率は、通常年で 30%程度。 暖冬年には、晩秋から春まで分散的に発生する。 8〜18℃ 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦傘は円形丸山型。柄は太く、傘は厚肉で硬い。 ◦種駒の発生最盛期は2年ほだ木。形成菌の場合は、 植菌年の1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。 ◦年内の発生量が多く浸水によるハウスの冬出し生栽培 に適す。露地では袋かけ、ビニール被覆などを行なうと、 高品質のきのこが採れる。 8〜16℃ 中温 (秋春型) 14℃以下 ◦傘は大きく、円形平山型。ヒダは密で美しい。肉質が 極めて硬く、食感とくに歯切れがよい。 ◦走り子(植菌年の秋~春の発生)が多い。発生の最 盛期は 2 年ほだ木で、ほだ木寿命はやや短い。 ◦分散発生型であり、生出荷に適す。 8〜20℃ 収量・品質・美味しさを追求した 日本産原木しいたけ用優良品種 種菌の種類 種駒 オガ菌 形成菌 発生する期間 淡い:気象条件により発生する 濃い:集中的に発生する 菌興号種菌 発生する時期は標準的なもので気象条件、栽培環境によって変わります。 きのこ種菌の拡大培養は種苗法により固く禁じられております。 115 193 240 118 324 露地栽培 ハウス栽培 露地栽培 露地栽培 ハウス栽培 露地栽培 ハウス栽培 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると 自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が 多くなる。 冬から春は、ほだ場の最高気温が 10 ~ 13℃の日が続くと本格的に発生する。 露地栽培 ハウス栽培 秋、ほだ場の最低気温が 10℃以下に安定す ると発生量が増える。 冬から春は、ほだ場の 最高気温が 10 ~ 13℃になると発生量が増加 する。 暖冬の年は、晩秋から翌 4 月にかけて 分散的に発生しやすい。 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると 自然発生が始まり、5℃以下に安定すると発生 量が増加する。 冬から春は、ほだ場の最高気温 が 10 ~ 13℃の日が続くと本格的に発生する。 分散発生型。 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると 自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が 多くなる。 冬から春は、ほだ場の最高気温が 10℃以上の日が続くと発生量が増える。 秋、ほだ場の最低気温が 14℃以下になるとき のこの発生が始まり、翌 4 月にかけて分散的 に発生する。春の発生は、ほだ場の最高気温 が 10℃以上になる頃から始まる。 生用推奨品種 栽培形態 きのこの形状 発生型 芽出し温度 使用時期 品種特性 成長温度 種菌種類 ほだ 年齢 567891011121234 好適湿度 高中温 (周年型) 13〜18℃以下 1年 ◦傘は円形、丸山型で色調は明るい褐色。ヒダは美しく、市場性が高 い。肉質が硬いので食感がよく、美味しい。 ◦形成菌の多孔植菌によりほだ化を進めれば植菌年の使用が可能。 ◦真夏でも、発生量、品質が良く、厚肉のきのこが採れる夏に強い品 種。 ◦冬季の休養や事前管理のためには15℃以上の温度を確保する。 13〜28℃ 2年 75〜90%RH 3年 高中温 (周年型) 13〜18℃以下 1年 傘は円形、丸山型、色は明茶褐色。肉は厚く、硬さは普通。 形成菌の多孔植菌により、ほだ化を進めれば植菌年に2回程度の 使用が可能。冬季に保温・保湿すれば、周年栽培が可能。 休養中散水によって芽数を増やしやすい豊産型の品種。 湿度は697号よりも若干低めに管理する。梅雨時期など多湿時には、 換気によってハウス内湿度を下げる。 13〜28℃ 2年 75〜90%RH 3年 高中温 (周年型) 13〜18℃以下 1年 傘は円形、丸山型、色は茶褐色。肉は厚く、膜切れが遅い。 形成菌を植菌し、ほだ化を進めれば植菌年の 10 月中旬以降の使用が可 能。 冬季に使用する場合は、702 号よりも温度設定を高めにする。 697・702 号よりは夏の高温時に強い傾向がある。 13〜30℃ 2年 70〜90%RH 3年 新品種 高中温 (周年型) 13〜18℃以下 2年 ◦きのこは円形丸山型で傘色は明褐色。肉は厚く、肉質および美味し さは697号と同等。 ◦高中温性のなかでも晩生、きのこの成長、膜切れとも遅い。古ほだ 木になっても品質劣化が少ない。 ◦低温耐性は697号よりもやや低いので、早めにハウス内休養へ切り 替える。 13〜28℃ 3年 75〜90%RH ※ 1 年目はオガ菌 形成菌に限る 条件が揃えば使用可能 ※ 1 年目はオガ菌 形成菌に限る ※ 1 年目はオガ菌 形成菌に限る 条件が揃えば使用可能 きのこ栽培の目的はきのこを発生させて収穫することです。そのためにはきのこ菌の性質を理解して良いほだ木を作ることが何よりも大切です。 ○しいたけ種菌の発生型と形状について ・品種は低・中・高温という発生型で区分されます。本カタログでは、発生あるいは芽出し温度(きのこが発生するために必要な低温刺激)・成長温度(き のこの成長に好適な温度域)を区別して表記しています。 品種名は、全て3ケタの数字で表され一番左の数字「1・2・3・5・6・7」で小さいほど気温が低い環境で発生する品種となります。 しいたけの発生と成長は、ほだ木条件・ほだ場環境・発生操作などと密接に関係してきます。本カタログの形状は、品種の特徴が現れているもの を掲載しています。 ○しいたけ菌の一般的な性質 しいたけ菌は 5 ~ 32℃の温度範囲で成長 ( 適温度は 15 ~ 26℃ )。5℃以下の低温には強いが、32℃以上の高温には弱い性質を持っています。 また、菌糸成長やきのこの発生のためには適度な水分が必要です。 きのこの形状 きのこの形状は成長条件によって大きく変わります。 低温・乾燥気象の中では成長が抑制され、保温・保湿を図ると傘に亀裂が入った厚肉で大型のきのこ に成長させることができます。(写真は菌興115号) 697 702 706 537 ハウス栽培 ハウス栽培 ハウス栽培 ハウス栽培 101 141 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦傘は円形平山型で色調は明るい。柄の長さは短い。 ◦厚肉で肉質が硬い。 雨子状になりにくく、明るい香信系 のシイタケとなる。 8〜16℃ 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦傘は円形丸山型。柄の長さは短く傘肉は厚く硬い。 ◦種駒の発生最盛期は2年ほだ木。形成菌の場合は、植 菌年の1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。 8〜16℃ 169 170 低中温 (冬春型) 8℃以下 傘は中肉で大形。円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強 く、反転しにくい。ヒダは密で美しく、市場評価が高い。 発生の最盛期は 3 年ほだ木。ほだ木寿命が長く、古ほ だになっても、大形きのこが採れる。 8〜16℃ 低中温 (冬春型) 8℃以下 ◦傘は中肉で大形。円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強 く、反転しにくい。ヒダは密で美しく、市場評価が高い。 ◦発生の最盛期は 3 年ほだ木。ほだ木寿命が長い。 8〜16℃ 241 327 中低温 (春秋型) 10℃以下 ◦傘は円形平山型。中肉の良品が採れる。 ◦古ほだになると秋子の発生が少なくなり、春に集中発生 しやすい。 8〜18℃ 中温 (秋春型) 14℃以下 傘は大きく、円形平山型。 柄は短く、石突きが小さく採 取しやすい。 傘周縁の巻き込みが強く、反転しにくい。 最低気温 14℃以下の日が連続する頃に 2 年ほだ木の ほだ起こし・作り子をすると集中発生する。 秋子率が高く、コナラ 2 年ほだ木で 40%程度。 8〜20℃ 101 141 169 170 241 327 露地栽培 露地栽培 ハウス栽培 露地栽培 露地栽培 露地栽培 ハウス栽培 露地栽培 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始ま るが、年内の発生は少なく、冬から春ほだ場の最高気温が 10 ~ 13℃の日が続くと集中発生する。 秋は最低気温が 10℃以下の日が数日続くと発生が始まり、春 は最高気温が 10 ~ 13℃になると集中発生する。 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まり、 5℃以下になると発生量が多くなる。 冬から春は、ほだ場の最 高気温が 10℃以上の日が続くと発生量が増える。 秋は最低気温が 8℃以下の日が数日続くと発生が始まり、春は 最高気温が 10 ~ 13℃になると集中発生する。 晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始ま るが、年内の発生は少なく、冬から春ほだ場の最高気温が 10 ~ 13℃の日が続くと集中発生する。 秋、ほだ場の最低気温が 14℃以下になるときのこの発生が始 まり、翌 4 月にかけて分散的に発生する。 春の発生は、ほだ 場の最高気温が 10℃以上になる頃から始まる。 親指大の芽 袋かけ 条件が揃えば使用可能

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Page 1: 菌興号種菌...乾用推奨品種 栽培形態 きのこの形状 発生型 発生温度 発生時期 品種特性 種菌種類 成長温度 1011121 2 3 4 低中温 (冬春型)

乾用推奨品種栽培形態

きのこの形状 発生型発生温度 発 生 時 期 品種特性種菌種類 成長温度 10 11 12 1 2 3 4

低中温(冬春型)

8℃以下◦超厚肉・美味の「ジャンボシイタケ」で人気の品種。各種品評会では厚肉部門の上位を独占。◦種駒の発生最盛期は2年ほだ木。形成菌は、植菌年の1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。◦林内での露地栽培のほかハウス栽培にも適する。冬季に袋かけ、ビニール被覆により大形のきのこが収穫できる。◦厚肉きのこのブランド化に適する品種。

8〜16℃

低中温(冬春型)

8℃以下 ◦傘は大きく、円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強く、反転しにくい。ヒダは密で美しく市場評価が高い。◦発生の最盛期は3年ほだ木。ほだ木寿命が長く、古ほだになっても、きのこが大きい。8〜16℃

中低温(春秋型)

10℃以下◦傘は大きく、円形丸山型。柄は短く、石突きに向かうほど細く、採取しやすい。傘周縁の巻き込みが強く反転しにくい。◦ほだ化が良く、発生の最盛期は2年ほだ木。◦ 2年ほだ木の秋の発生比率は、通常年で30%程度。 暖冬年には、晩秋から春まで分散的に発生する。

8〜18℃

低中温(冬春型)

8℃以下◦傘は円形丸山型。柄は太く、傘は厚肉で硬い。◦種駒の発生最盛期は2年ほだ木。形成菌の場合は、 植菌年の1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。◦年内の発生量が多く浸水によるハウスの冬出し生栽培に適す。露地では袋かけ、ビニール被覆などを行なうと、高品質のきのこが採れる。

8〜16℃

中温(秋春型)

14℃以下 ◦傘は大きく、円形平山型。ヒダは密で美しい。肉質が極めて硬く、食感とくに歯切れがよい。◦走り子(植菌年の秋~春の発生)が多い。発生の最盛期は2年ほだ木で、ほだ木寿命はやや短い。◦分散発生型であり、生出荷に適す。8〜20℃

収量・品質・美味しさを追求した日本産原木しいたけ用優良品種

種菌の種類

種駒 オガ菌 形成菌

発生する期間

淡い:気象条件により発生する

濃い:集中的に発生する菌興号種菌発生する時期は標準的なもので気象条件、栽培環境によって変わります。

きのこ種菌の拡大培養は種苗法により固く禁じられております。

115193

240

118

324

露地栽培ハウス栽培

露地栽培

露地栽培ハウス栽培

露地栽培ハウス栽培

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が多くなる。冬から春は、ほだ場の最高気温が10~ 13℃の日が続くと本格的に発生する。

露地栽培ハウス栽培

秋、ほだ場の最低気温が 10℃以下に安定すると発生量が増える。冬から春は、ほだ場の最高気温が 10~ 13℃になると発生量が増加する。暖冬の年は、晩秋から翌 4月にかけて分散的に発生しやすい。

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まり、5℃以下に安定すると発生量が増加する。冬から春は、ほだ場の最高気温が 10~ 13℃の日が続くと本格的に発生する。分散発生型。

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が多くなる。冬から春は、ほだ場の最高気温が10℃以上の日が続くと発生量が増える。

秋、ほだ場の最低気温が 14℃以下になるときのこの発生が始まり、翌 4月にかけて分散的に発生する。春の発生は、ほだ場の最高気温が 10℃以上になる頃から始まる。

生用推奨品種栽培形態

きのこの形状 発生型芽出し温度 使 用 時 期

品種特性成長温度種菌種類 ほだ

年齢 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4好適湿度

高中温(周年型)

13〜18℃以下 1年 ◦傘は円形、丸山型で色調は明るい褐色。ヒダは美しく、市場性が高い。肉質が硬いので食感がよく、美味しい。◦形成菌の多孔植菌によりほだ化を進めれば植菌年の使用が可能。◦真夏でも、発生量、品質が良く、厚肉のきのこが採れる夏に強い品種。◦冬季の休養や事前管理のためには15℃以上の温度を確保する。

13〜28℃ 2年

75〜90%RH 3年

高中温(周年型)

13〜18℃以下 1年 ◦傘は円形、丸山型、色は明茶褐色。肉は厚く、硬さは普通。◦形成菌の多孔植菌により、ほだ化を進めれば植菌年に2回程度の使用が可能。冬季に保温・保湿すれば、周年栽培が可能。◦休養中散水によって芽数を増やしやすい豊産型の品種。◦湿度は697号よりも若干低めに管理する。梅雨時期など多湿時には、換気によってハウス内湿度を下げる。

13〜28℃ 2年

75〜90%RH 3年

高中温(周年型)

13〜18℃以下 1年 ◦傘は円形、丸山型、色は茶褐色。肉は厚く、膜切れが遅い。◦形成菌を植菌し、ほだ化を進めれば植菌年の 10月中旬以降の使用が可能。冬季に使用する場合は、702号よりも温度設定を高めにする。◦ 697・702 号よりは夏の高温時に強い傾向がある。

13〜30℃ 2年

70〜90%RH 3年

新品種高中温(周年型)

13〜18℃以下 2年◦きのこは円形丸山型で傘色は明褐色。肉は厚く、肉質および美味しさは697号と同等。◦高中温性のなかでも晩生、きのこの成長、膜切れとも遅い。古ほだ木になっても品質劣化が少ない。◦低温耐性は697号よりもやや低いので、早めにハウス内休養へ切り替える。

13〜28℃3年75〜90%RH

※ 1年目はオガ菌 形成菌に限る 条件が揃えば使用可能

※ 1年目はオガ菌 形成菌に限る

※ 1年目はオガ菌 形成菌に限る 条件が揃えば使用可能

 きのこ栽培の目的はきのこを発生させて収穫することです。そのためにはきのこ菌の性質を理解して良いほだ木を作ることが何よりも大切です。

○しいたけ種菌の発生型と形状について・品種は低・中・高温という発生型で区分されます。本カタログでは、発生あるいは芽出し温度(きのこが発生するために必要な低温刺激)・成長温度(きのこの成長に好適な温度域)を区別して表記しています。・品種名は、全て3ケタの数字で表され一番左の数字「1・2・3・5・6・7」で小さいほど気温が低い環境で発生する品種となります。・しいたけの発生と成長は、ほだ木条件・ほだ場環境・発生操作などと密接に関係してきます。本カタログの形状は、品種の特徴が現れているものを掲載しています。

○しいたけ菌の一般的な性質・しいたけ菌は 5~ 32℃の温度範囲で成長 (適温度は 15~ 26℃ )。5℃以下の低温には強いが、32℃以上の高温には弱い性質を持っています。 また、菌糸成長やきのこの発生のためには適度な水分が必要です。

きのこの形状きのこの形状は成長条件によって大きく変わります。低温・乾燥気象の中では成長が抑制され、保温・保湿を図ると傘に亀裂が入った厚肉で大型のきのこに成長させることができます。(写真は菌興115号)

697702706537

浸 水ハウス栽培

浸 水ハウス栽培

浸 水ハウス栽培

浸 水ハウス栽培

101 141 低中温(冬春型)

8℃以下 ◦傘は円形平山型で色調は明るい。柄の長さは短い。◦厚肉で肉質が硬い。雨子状になりにくく、明るい香信系のシイタケとなる。8〜16℃

低中温(冬春型)

8℃以下 ◦傘は円形丸山型。柄の長さは短く傘肉は厚く硬い。◦種駒の発生最盛期は2年ほだ木。形成菌の場合は、植菌年の1年ほだ木から発生しやすい(植孔発生)。8〜16℃

169 170 低中温(冬春型)

8℃以下 ◦傘は中肉で大形。円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強く、反転しにくい。ヒダは密で美しく、市場評価が高い。◦発生の最盛期は3年ほだ木。ほだ木寿命が長く、古ほだになっても、大形きのこが採れる。8〜16℃

低中温(冬春型)

8℃以下 ◦傘は中肉で大形。円形丸山型。傘周縁の巻き込みが強く、反転しにくい。ヒダは密で美しく、市場評価が高い。◦発生の最盛期は3年ほだ木。ほだ木寿命が長い。8〜16℃

241 327 中低温(春秋型)

10℃以下 ◦傘は円形平山型。中肉の良品が採れる。◦古ほだになると秋子の発生が少なくなり、春に集中発生しやすい。8〜18℃

中温(秋春型)

14℃以下 ◦傘は大きく、円形平山型。柄は短く、石突きが小さく採取しやすい。傘周縁の巻き込みが強く、反転しにくい。◦最低気温 14℃以下の日が連続する頃に2年ほだ木のほだ起こし・作り子をすると集中発生する。◦秋子率が高く、コナラ2年ほだ木で40%程度。8〜20℃

101141169170241327

露地栽培

露地栽培ハウス栽培

露地栽培

露地栽培

露地栽培ハウス栽培

露地栽培

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まるが、年内の発生は少なく、冬から春ほだ場の最高気温が 10~ 13℃の日が続くと集中発生する。

秋は最低気温が 10℃以下の日が数日続くと発生が始まり、春は最高気温が 10~ 13℃になると集中発生する。

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まり、5℃以下になると発生量が多くなる。冬から春は、ほだ場の最高気温が 10℃以上の日が続くと発生量が増える。

秋は最低気温が 8℃以下の日が数日続くと発生が始まり、春は最高気温が 10~ 13℃になると集中発生する。

晩秋、ほだ場の最低気温が 8℃以下になると自然発生が始まるが、年内の発生は少なく、冬から春ほだ場の最高気温が 10~ 13℃の日が続くと集中発生する。

秋、ほだ場の最低気温が 14℃以下になるときのこの発生が始まり、翌 4月にかけて分散的に発生する。春の発生は、ほだ場の最高気温が 10℃以上になる頃から始まる。

親指大の芽袋かけ

条件が揃えば使用可能

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消費者に安全で美味しく感動を与える品種を通して持続可能な原木しいたけ栽培を応援します

推奨 一般財団法人 日本きのこセンター製造 菌 興 椎 茸 協 同 組 合

菌興号種菌菌興号種菌

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しいたけ以外の原木栽培用きのこ品種

きのこ種菌の拡大培養は種苗法により固く禁じられております。

早生なめこ(ジャンボなめこ) ひらたけ

きくらげ くりたけ

品  種 発生温度 種 類発 生 時 期

原 木 の 種 類7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6

極 早 生 8℃〜20℃ 駒 ナラ類・サクラ類・カエデ類・シデ類・

シイ類・クルミ類・ヤナギ類・トチノキ・

ブナ・クヌギ・クリ

○は1年目から発生可能

早 生(ジャンボなめこ)

8℃〜15℃ オガ ・駒

晩 生 5℃〜15℃ オガ ・駒

ひ ら た け 10℃〜20℃ オガ ・駒 エノキ・クルミ類・ヤナギ類・ポプラ・ハンノキ・ドロノキ・ウコギ類冬 し め じ

( 晩 生 ひ ら た け )5℃〜18℃ オガ

き く ら げ 10℃〜25℃ 駒 アカメガシワ・エノキ・カキ・クワ

く り た け 8℃〜18℃ 駒 ナラ類・クリ・クヌギ・サクラ類

品種と種菌タイプ一覧

品 種 

 種 類

しいたけ なめこ ひらたけ きくらげ

くりたけ

101

115

118

141

169

170

193

240

241

324

327

537

697

702

706

極早生

ひらたけ

冬しめじ

種 駒(1,000個入) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

種 駒(500個入) ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

オガ菌 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

形成菌 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

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●原木栽培用種菌・植菌資材 種菌とキリ先の適合一覧

種 菌 種 類 駒   菌 形成菌 オガ菌

種菌形状サイズ

包 装 形 態

対 応 キ リ

一 般 材

ハイス材

一般材ストッパー付き

手打ち式植菌器具

● 菌 興 式 椎 茸 乾 燥 機

KK-45型全自動

仕   様

エビラ収容量 : 45枚(60×120㌢)

外 寸 : 幅2790×高さ2103×奥行1302mm

送 風 機 : CL-75S乾燥機用両軸シロッコファン

風 量 ・ 静 圧 110m3/min ・ 215Pa

バ ー ナ ー : オリンピアSL3

使 用 燃 料 : 白灯油

制 御 盤 : 菌興式全自動制御盤

上記仕様は予告なしに変更することがあります

乾燥機用両軸シロッコファン搭載  単相200V 公称出力1000W 長年の試験結果からシロッコファンの搭載は必要不可欠という結論に達しました。 KK-45 型には乾燥機用両軸シロッコファンが搭載されています。

菌興式の全自動制御盤は生産者の乾燥テクニックをプログラム

 きのこの採取時の状況・品種に応じ生産者の持つ乾燥テクニックをセットできます。

 制御用温度計の他に二つの安全装置温度計を装備し、多重監視システムで安全を確保しています。

高性能安全システム

直径と長さ8.0㎜× 20.0㎜

直径と長さ12.7㎜× 20.0㎜ 1300cc

1函(1,000個入)

8.0mm

8.0mm

8.0mm

12.7mm

12.7mm

12.7mm

12.0mm

1袋(500個入) 1ケース(460ヶ/1シート×22シート)

 1本(1,300cc入)

駒用打ち込み器一式専用刃先

8.0mm

12.0mm

全自動KK-45型

ラ・ク・ラ・ク分割

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H.27

九 州 日 向 事 務 所 〒883-0033 宮崎県日向市塩見1506-1☎(0982)52ー5551 FAX(0982)52ー1869

九 州 大 分 事 務 所 〒879-5521 大分県由布市挾間町鬼瀬423-1☎(097)583ー5608 FAX(097)583ー5601

四 国 事 務 所 〒795-0071 愛媛県大洲市新谷室戸乙1523☎(0893)25ー6199 FAX(0893)25ー6197

鳥 取 事 務 所 〒689-1125 鳥取県鳥取市古郡家211☎(0857)51ー8132 FAX(0857)51ー8133

鳥取事務所三次支所 〒728-0006 広島県三次市畠敷町916-2☎(0824)63ー1226 FAX(0824)63ー2012

中 部 駐 在 〒481-0038 愛知県北名古屋市徳重広畑28ー103☎(0568)26ー3520 FAX(0568)26ー3521

静 岡 駐 在 〒410-2407 静岡県伊豆市柏久保118☎(0558)72ー6675 FAX(0558)72ー0894

北 陸 駐 在 〒920-0024 石川県金沢市西念4丁目7-1☎(076)223ー2956 FAX(076)222ー5156

関 東・ 東 北 事 務 所 〒329-1105 栃木県宇都宮市中岡本町2925-14☎(028)673ー1238 FAX(028)673ー1090

関 東・ 東 北 事 務 所盛 岡 支 所

〒020-0861 岩手県盛岡市仙北2-2-24☎(019)636ー4059 FAX(019)635ー1359

久 喜 連 絡 所 〒346-0025 埼玉県久喜市樋ノ口大野50-5☎(0480)23ー1696 FAX(0480)23ー1696

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