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夏の菅平合宿(ダボス走り×2set )が、無に終了 ·...
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府中東高校サッカー部通信 第74号
平成29年7月31日
風 は 東 か ら To be continued…
選手権に向けてラストスパート !!
都大会ベスト 8 とT4昇格を目指す!!
夏の菅平合宿(ダボス走り×2set 含む)が、無事に終了 !!
今年も心身ともに逞しく成長し、自信を持って選手権予選に臨む!!
今年も長野県上田市菅平高原にて、夏休み早々の7月21日~25日(四泊五日)、恒例のサッ
カー部の夏合宿が行われました。菅平高原は、日中の日差しが刺すように強いものの、朝晩は大変
涼しく過ごしやすいところです。今年は、昨年同様に梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多く、子ど
もたちにとっては涼しくて恵まれた天候だったのではないでしょうか?
菅平高原は、標高が高いところなので空気が薄く、少し動くだけでも息苦しく感じ、心肺機能を
高めるTRには最適の場所であります。嘗ては、ラグビーの聖地として有名でしたが、現在は、年
齢問わずサッカーの利用客の方が圧倒的に多く、村の至る所でサッカー小僧&少年(大学生含)た
ちを見かけます。その影響からか、近年では、天然芝より人工芝のグランドも増えてきました。
「なぜ山に登るのか?そこに山があるから」「なぜダボスを走るのか?菅平にダボスがあるから」
ご存知のように菅平といえば、夏合宿の風物詩であるダボスの丘(標高 1300~1500mで冬はスキ
ー場のゲレンデになります)と呼ばれる場所があります。風光明媚で、浅間山から時折白い噴煙が
見えることもあります。ここは、高低差がありアップダウンが激しく、必然的に過酷なクロスカン
トリーコースになります。菅平で合宿をしている運動部員の多くが、自分の強い意志を確認するた
めに敢えて厳しい走り込みにチャレンジしに訪れる、まさに高地トレーニングのメッカであり、子
どもたちが大きく成長するための登竜門です。この走りなしでは、夏の菅平TRは語れません!!
東高サッカー部は、この走りの名所に毎年二回登り、チーム全員(怪我人を除く)が同じメニ
ューを走り、心身ともに追い込みます。ダボスの丘でのTRの雰囲気が、今年のチームのバロメー
ターとなり、走りをやりきったことが選手権予選に向け大きな自信に繋がります。
<なぜダボスを走るのか?そこにダボスがあるからだ!! 走ったものしか分からない何かがここにある>
走りのメッカであるダボスの丘
強豪校のTRから見えてくる高校サッカースタンダード !!
毎年、ダボスの丘に登ってくると顔を合わせるチームがあり、
一年に一度ですが「またお会いしましたね。」という暗黙の挨拶
をかわします。また、サッカー強豪校に於いては、ボールを持
ってこないでひたすらダボスを走る「走り合宿」や、近隣から
日帰りでここに「走り込み」のために訪れているチームもあり
ます。東高サッカー部は、夏休み直ぐの合宿なので会えません
が、この後も名の知れた強豪校が続々と菅平に訪れダボスに上
がってきます。スポーツ界では常識となった、標高の高い場所で
のTRは、心肺機能に負荷をかけるには最適であり、フィジカル
面だけではなく同時にメンタリティも鍛えられるために、多くのアスリートがここに集まります。
そして、ここに登ってくると、他校の生徒の走る(TR)姿が見られ、自分たちより更に上の存
在に気付きます。「百聞は一見に如かず」 強豪校のTRの雰囲気や走りの姿勢から強く感じられる
ものが、高校サッカーのスタンダードなのです。
自分が赴任してからの四年間、東高サッカー部の菅平合宿も、ダボスは当たり前のようにセット
になってついてきます。この走りの聖地ダボスのTRで、強豪校に少しでも近づくために、自らを
厳しく追い込めたからこそ、逞しく成長してきたと思っています。特に今年の三年生には、高校生
活三回目の菅平合宿で「最後までやりきる!!」という強い意志が、TRの雰囲気や走りの質の変化に
垣間見られました。これも子どもたちの成長を実感できた部分です。最終的には、三年生のTRに
臨む姿勢(日常生活に於いても)が、チームを牽引し、その力を大きく高めながら、高校サッカー
のスタンダードに近づいていくのです。
また、古今東西、何処の一年生も、先の見えない高校初合宿は厳しいものです。今年は、昨年以
上に走りました。それでも、途中の離脱者も少なく、最後まで走りきれたことは、東京に帰ってか
ら大きな自信に繋がると思います。しかし、やり切れたことに満足するのではなく、毎回のTR(合
宿中の生活)で 100%出し切れたかどうかを、合宿後に自問自答して欲しいと思います。
<二日間のダボスの走りをやりきったことが、選手権予選突破に向けて大きな自信に繋がる!!>
今年の合宿も、東高サッカー部の生命線である、スタッフの充実度は抜群 !!
東高サッカー部は、本校教員三名の他に、コンスタントに五名の外部指導員(スタッフ)にタ
イムリーでサッカー部のサポートをしてくれる強力なコーチ陣が指導に当たっています。スタッ
フの数でも、サッカー強豪校にも引けを取らない程充実していて、経験豊富で質も高く、充実度
は抜群であり、まさに東高サッカー部の生命線となっています。コーチ陣には、東高サッカー部
の指導理念や方針、こちらの要望を理解した上で子どもたちの指導に当たっています。また、子
どもたちの様子(学校生活全般やけがの状況)については、情報交換を密にしながら、コンセンサ
スを取っています。グランド内外での子どもたちの様子も把握することも、指導上重要なキーフ
ァクターになります。彼らの存在なしでは、東高サッカー部の現在はありません。もちろん、現
在の指導体制は、サッカー部保護者会の理解とバックアップなしでは成り立ちません。スタッフ
一同心から感謝しています。
恒例となりましたが、今年の合宿に於いても、本業があるにも関わらず(ご家庭や指導チーム
がある方も含め)、東高サッカー部の子どもたちのために時間調整をして、多くのスタッフの方
が、菅平に駆けつけてくれました。五日間、充実したTRができ、心から感謝しております。
子どもたちにとっては、グランド上で指導を受けサッカーが更に上達することが目的であり、
選手権で勝利し、都大会ベスト8になることが最大の目標となります。私も、結果を出すことは
もちろん大切なことだと承知していますが、それ以上に、多感な思春期の高校生に於いて、サッ
カーを通じて多くの大人と関わりを持てたことは、子どもたちの成長に大きな影響を及ぼす大切
なことだと思っています。また来年もよろしくお願いします。
夜のミィーテイングでスタッフ一人ひとりが、子どもたちに語ってくれた貴重な話の数々は、
きっと子どもたちの心に響き、これからの自分たちの生き方にいいアドバイスやヒントを得られ
たと願っています。この非日常生活が醸し出す不思議な力、まさに「菅平マジック!! 」です。
バ
<バラエティーに富んだコーチたち>
東高サッカー部 強力イケメンスタッフ陣!!
合宿最終日は、恒例の学年対抗戦!! 今年は一年生二チーム、二年生チーム、三年生二チームと
計五チームで行われたトーナメント戦は、三年生同士の決勝戦に。3-3で決着がつかずにPK合
戦まで縺れる大接戦。とても盛り上がりました!!
そして、最後は、東高サッカー部恒例である、全員で100m×20本の「思い(重い)出走り」で
菅平合宿を締め括りました!!合宿打ち上げ写真の、前列三年生の三回目の菅平合宿をやりきった子
どもたちの顔からは、自信が満ち溢れるとともに、三年間の成長を物語っています。
さあ、東京に帰って、これからが、選手権一次予選突破に向けてラストスパートである!!
<After the Game>
涼しい菅平合宿も無事に終了し、蒸し暑い東京に帰って来ました。今年の菅平も涼しく(初日か
ら二日目のお昼まではいい天気でした)、肉体的にはかなり追い込めたので、精神的にもかなりタ
フになったと思います。暑さの中でTRは東京でやることにします。それにしても、例年、合宿中
の三年生の走しる姿を見ていると、三年間の子どもたちの成長をスタッフ一同感じます。特に、今
年の三年生はTR中も積極的に声を出し、切り替えの動きにもメリハリがあり、四年目にしてその
領域に足を踏み入れることができたと確信しています。もちろん、更に上を目指していきます。
先の見えない厳しい合宿終了後、一年生は帰宅後どうですか?合宿後の子どもたちは、少し逞く
成長したでしょうか?日焼けした顔だけではなく、何か変化がみられれば幸いです。
さて、いよいよ七月も終わり、今日から八月に突入しました。本格的な夏の暑さの中、選手権予
選まで二週間余りとなりました。ここから、選手権に向けての第二弾遠征が続きます。選手権に向
けラストスパートです。限られた短い時間の中で、チームを仕上げるとともに、個人として何を高め
られるか?各々の必殺技の精度を少しでも上げていきたいと思います。
大会までの期間、引き続き子どもたちのバックアップを宜しくお願いいたします!!
尚、今合宿には保護者の方々が、遠路遥々菅平まで訪れ、たくさんの差し入れを頂きました。本
当にありがとうございました!!美味しくいただきました!!ご報告いたします。
2017 菅平合宿打ち上げ!!