手軽にメゾチント体験教室 · 2020. 11. 3. · 手軽にメゾチント体験教室...

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手軽にメゾチント体験教室 小さな5㎝角の銅板を彫って作品を作ります。 銅を彫る時間は30分、印刷は試し1回、本番1回の少人数で行うコンパクトな教室です。 ハガキサイズの紙に作品を刷り、当日お持ち帰りいただけます。 開催日と、申込方法 10月31日(土)12:00から電話にて受付開始。 (定員になり次第終了) ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション TEL:0 3 - 3 6 6 5 - 0 2 5 1 講 師│江本創(アーティスト) 日 時│【A】11月28日(土) ①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③15:30~17:00 【B】11月29日(日) ①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③15:30~17:00 参加費│入館料+400円(材料費込) 定 員│各4名 持ち物│下絵(サイズ5×5cm)、汚れても良い服装またはエプロン 【ご参加にあたってのお願い】 感染対策のため、次のことをお願いします。 ・マスクの着用、検温のご協力をお願いし ます。 ・発熱のある方や体調のすぐれない方の参 加はご遠慮いただいております。 【当館の版画体験教室に参加したことのあ る皆さまへ】   感染症対策を踏まえた、新しい教室です。 作業時間が大変短く、刷りも2回だけのコン パクトな内容です。例年の教室は、来年か らの再開準備を進めております。決まりまし たら、改めてお知らせいたします。 15 技法解説 下絵のトレース 道具(スクレパー)の使い方の指導 30 彫り作業 30 試し刷り 仕上げ、本刷り 5 作品の保存の仕方解説 当日の流れ

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Page 1: 手軽にメゾチント体験教室 · 2020. 11. 3. · 手軽にメゾチント体験教室 小さな5㎝角の銅板を彫って作品を作ります。 銅を彫る時間は30分、印刷は試し1回、本番1回の少人数で行うコンパクトな教室です。

手軽にメゾチント体験教室小さな5㎝角の銅板を彫って作品を作ります。銅を彫る時間は30分、印刷は試し1回、本番1回の少人数で行うコンパクトな教室です。ハガキサイズの紙に作品を刷り、当日お持ち帰りいただけます。

開催日と、申込方法

10月31日(土)12:00から電話にて受付開始。(定員になり次第終了)

ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション TEL:03-3665-0251

講 師│江本創(アーティスト)

日 時│【A】11月28日(土)

    ①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③15:30~17:00

    【B】11月29日(日)

    ①10:30~12:00 ②13:00~14:30 ③15:30~17:00

参加費│入館料+400円(材料費込)

定 員│各4名

持ち物│下絵(サイズ5×5cm)、汚れても良い服装またはエプロン

【ご参加にあたってのお願い】感染対策のため、次のことをお願いします。・マスクの着用、検温のご協力をお願いします。・発熱のある方や体調のすぐれない方の参加はご遠慮いただいております。

【当館の版画体験教室に参加したことのある皆さまへ】  感染症対策を踏まえた、新しい教室です。作業時間が大変短く、刷りも2回だけのコンパクトな内容です。例年の教室は、来年からの再開準備を進めております。決まりましたら、改めてお知らせいたします。

15 分

技法解説

下絵のトレース

道具(スクレ-パー)の使い方の指導

30 分 彫り作業

30 分

試し刷り

仕上げ、本刷り

5 分 作品の保存の仕方解説

当日の流れ

Page 2: 手軽にメゾチント体験教室 · 2020. 11. 3. · 手軽にメゾチント体験教室 小さな5㎝角の銅板を彫って作品を作ります。 銅を彫る時間は30分、印刷は試し1回、本番1回の少人数で行うコンパクトな教室です。

A2.浜口陽三の作品を参考に見てみましょう。

左上:「巻貝」 1959年

メゾチント技法による作品。(浜口陽三作品のほとんどがこの技法です)暗い背景から白い巻貝が浮かびあがります。よくみると、線ではなく黒の「濃淡」で描かれています。貝のまるみを帯びた形、影、背景のグラデーションは、メゾチントの得意とする表現です。どちらかというと「線」で描く表現には向きません。

左下:「猫」 1937年

ドライポイント技法による作品。(初期の作品で使われていた技法です)銅の板に先のとがった針のような道具で引っ掻き、その傷にインクを詰めてから余分なインクをふき取り、紙に刷りあげます。引っかいた所が黒くなるので、「線」で描くのに向いた技法です。

Q1. メゾチントってどんな技法?

Q2. どんな下絵を用意したらいいの?

A1.銅版画の技法のひとつ。  ビロードのような画面が特徴です。銅の板に施した凹部分にインクをつめ、凸部分の余分なインクは

ふき取って強い圧力で紙に刷るのが主な銅版画のしくみです。メ

ゾチント技法では、最初に版全面に細かな傷(まくれ)をつけ、ビロ

ードのような黒い画面をつくります。これを「目立て」といいます。

(当館の体験教室ではあらかじめ目立て加工のしてある銅版を使

用します)明るく(白く)したい所は「スクレーパー」という道具でまく

れを削りとり、インクが溜まる量を減らします。ぎざぎざのまくれが

なだらかになるほど明るく(白く)なり、微妙な削り加減で美しいグラ

デーションの表現が可能です。えんぴつで黒くぬりつぶした画面に

消しゴムで絵を描くようなイメージです。

メゾチント体験教室Q&A

下絵サイズ:5×5cm