英語教育研究発表会...2014/10/24  · 平成25・26年度...

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平成 25・26 年度 新潟県中学校教育研究会指定 英語教育研究発表会 ≪ 研究主題 ≫ 平成26年10月22日(水) 上越市立柿崎中学校 主催 新潟県中学校教育研究会 上越市中学校教育研究会 上越市学校教育研究会 確かな学力の定着を図る「学び合い」の工夫 ~4技能の統合的な活用を通して~

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平成 25・26年度 新潟県中学校教育研究会指定

英語教育研究発表会

≪ 研究主題 ≫

平成26年10月22日(水)

上越市立柿崎中学校

主催 新潟県中学校教育研究会 上越市中学校教育研究会 上越市学校教育研究会

確かな学力の定着を図る「学び合い」の工夫

~4技能の統合的な活用を通して~

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1

【 日 程 】

13:00 13:20 14:10 14:20 15:35 15:45 16:45

受付 授業公開 移

動 授業別協議会

動 全体会・指導講評

○受 付(13:00~13:20)

○公開授業(13:20~14:10)

授業場面 学 級 授業者 学習内容 会場

新文型習得 1年2組 柴 田 祥 子 Program 8 Origami

Who is Mr. X? クイズを作ろう

第2

学習室

本文理解 2年1組

B 上 野 隆 史

Program 6 A Work Experience

タケシの職場体験

第3

学習室

TTによる

言語活動 3年1組

小 林 景 子

コートニー・マーソン

Program 6 Let’s Talk about Things

Japanese 日本のもの・ことを紹介しよう

3-1

教 室

○授業別協議会(14:20~15:35)

≪ 新文型習得:被服室 本文理解:武道場 TT:図書室 ≫

○全体会・指導講評(15:45~16:40) ≪ 武道場 ≫

○閉 会(16:40~16:45) 上越市立柿崎中学校 校長 森 一夫

(1) 研究概要説明 (10’)

(2) 授業者による振り返りと質疑応答 (15’)

(3) ファシリテーション方式による協議 (40’)

(4) グループごとの発表 (10’)

(1) 上越市中教研会長挨拶 ( 5’)

上越市立春日中学校校長 濵口 正巳

(2) 授業別協議会報告 (15’)

(3) 指導・講評 (35’)

指導者 上越教育事務所指導主事 重野 準司 様

〃 上越教育大学教授 大場 浩正 様

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授業別協議会

研究概要説明 14:20~14:30

授業振り返り 14:30~14:45

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協 議 14:45~15:35

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全体会・指導講評

挨拶 15:45~15:50

上越市中教研会長 濵口 正巳

協議会報告 15:50~16:05

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指導・講評 16:05~16:40

上越教育事務所指導主事 重野 準司 様

上越教育大学教授 大場 浩正 様

閉会 16:40~16:45

上越市立柿崎中学校 校長 森 一夫

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研究の概要 1 研究主題

確かな学力の定着を図る「学び合い」の工夫 ~4技能の統合的な活用を通して~

2 主題設定の理由

21 世紀を担う生徒たちが、たくましく豊かに生きる力を育んでいく上で、英語教育が果たす役割は大き

い。なぜなら思考力、表現力、コミュニケーション能力の育成は、絶え間なく変化する社会において、し

なやかに生き抜くために必要な資質だからである。英語授業において、主体的に学習に取り組む態度を育

て、個々の生徒の確かな学力を高めるために、教師主導の従来型の授業を見直し、生徒相互が交流し合い、

他者と協力したり切磋琢磨したりしながら学び合う授業を展開しなければならない。

NRT 検査や Web 配信問題の客観的データを見ると、上越市中学生の英語学力は、県平均、全国平均と

ほぼ同等か少し劣るというレベルである。特に、ある程度まとまった英文を「書くこと」と「読むこと」

を課題とする学校が多い。また、生徒間の学力にばらつきが大きい傾向があり、NRT 検査や Web 配信問

題における無答率の高さも課題の一つである。さらに、学年が上がるにつれて、授業中の「聞くこと」「話

すこと」の時間が少なくなり、「分かる」「楽しい」と回答する生徒の割合も低くなる傾向がある。それは

生徒が学ぶ目的や意欲を失い、学ぶことに消極的になるということであり、このことも解決すべき大きな

課題である。したがって、このような課題を解決するためには、小学校外国語活動で育まれた素地を生か

して、英語を学ぶ意欲を高めること、及び、中学校3年間を見通し、4技能をバランスよく総合的、統合

的に活用する言語活動を、より一層充実させることが重要である。

以上を踏まえ、県中教研が示した「授業改善ナビゲーション」の「学び合い10」の視点から授業改善

の方向を研究することを目指して、上記の研究主題を設定した。

3 研究方法と内容

研究の中心となる「学び合い」による授業を具現化するために、以下のア、イ、ウの3つの視点から「学

び合う」授業の様相を明確にし、授業改善を進めることとした。

ア「学び合い」における目指す生徒の姿を明確にする。

「学び合い」を、≪教え合い≫≪交流≫≪検討≫の3種類に類型化し、それぞれ生徒が主体的に「学び

合う」姿を次のように設定した。そして、教師が目的を明確にした「学び合い」を仕組むことにより、生

徒一人一人に学びのある授業を展開し、個の力を高めたいと考えた。

≪教え合い≫ 「習得・整理のための学び合い」

・間違いを恐れず、進んで英語を使おうとする。

・他者と協力して基本練習に取り組み、基礎・基本を確実に身に付ける。

・進んで自分の考えを伝えたり発表したりする。

≪交流≫ 「思考の活性化を図るための学び合い」

・コミュニケーション活動に積極的に取り組み、会話を続けようとする。

・言語活動に意欲的に取り組み、様々な情報を交換することができる。

・いろいろな人と積極的に交流し、課題解決を図る。

・いろいろな英語使用場面に触れ、英語で考える力を身に付ける。

≪検討≫ 「多角的な視点から分析・再構成するための学び合い」

・自分の表現や考えをモデルや他者と比べ、より良くしようとする。

・モデルや目標を意識し、表現や考えを練り合ったり深めたりする。

・自己の達成度や改善点等を自己評価し、向上の意欲をもつ。

イ「学び合い」の効果的な実施場面を明確にする。 「学び合い10・・・④、⑤」

1単位時間または1単元において、「学び合い」の場を効果的に位置づける必要がある。そこで、「課題

把握」→「一人学び」→「学び合い」→「整理」という学習過程を設定することが効果的であると考えた。

この学習サイクルにより、生徒は課題を把握した後、まず一人学びの時間において自分の意見や考えをも

ち、その後、他者との「学び合い」を通して、自分の考えや表現を他者と比較検討したり新たな情報を得

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たりする。そして、再度、個に戻り、さらに自分の考えを練り上げ、整理する時間をもつことで、個の学

びが深まり、確実に学力の定着を図ることができると考えた。

ウ「学び合い」を取り入れた学習活動の研究目的を明確にする。「学び合い10・・・③、⑥、⑧、⑨」

「学び合い」が効果的に作用する学習活動として、(A) 新文型を習得する学習、(B) 教科書の本文を

理解する学習、(C) 4 技能を統合的に活用する学習の3つに焦点化して授業改善を進めた。その3つの学

習場面に絞った理由と研究の目的は、次の通りである。

(A)新文型を習得する学習には、3年間の英語の授業で最も長く時間をかける。日常的に基礎・基本

を楽しく意欲的に学ぶことができるようにするため、4技能をバランスよく取り入れる帯活動や中心活

動の基本的な学習の流れ、ペアや小集団等、学習形態の工夫について研究する。

(B)教科書の本文を理解させる学習は、一問一答式の説明中心の授業になりがちで、授業改善が難し

いと感じている教師が多い。ある程度まとまった英文の内容を果敢に読み取ろうとする動機付けや発問、

和訳に頼らない内容理解のさせ方、並びに、考えを整理するワークシートの工夫について研究する。

(C)4技能を統合的に活用する言語活動場面は、生徒の学力の伸びや積み上げを評価しやすい。特に

ALT と JTL が TT で授業をすると、必然的に生徒の英語使用量は増え、自然な言語使用場面を設定しや

すい。実際の言語使用場面に近い環境で、確実に学力を伸ばす学習の在り方を研究する。

以上のように、「学び合い」の目指す生徒の姿、効果的な実施場面、学習活動の研究目的を明確にし、以

下の研究仮説を立て、研究を進めた。

「学び合い」を効果的に設定すれば、生徒は多様な考え方や表現方法に気付き、自ら学びを深めていく

であろう。

次に、この指定研究の成果を、研究発表校だけではなく、上越市全体や近隣の市町村にも広げ、地区全

体の英語の学力向上を図るため、次のように研究を推進することにした。

① ワークショップ型研修の実施により、会員の参加意識の向上と研究内容の充実を図る。

② 研究発表校の授業者のみではなく、研究推進委員も「学び合い」を具現化する授業を提案・公開し、

授業検討会を実施するなどして、自らの授業改善と指導力向上に資する研究を推進する。

③ 大学教員を講師に迎えて「中学校英語教育講演会」を実施し、会員の教科の専門性を高める。

④ 上越市学校教育研究会、小学校、高等学校と連携を図り、より多くの英語教育関係者に研修の機会

を設ける。

4 成果と課題

(1) 成果

授業における「学び合い」の前後に、自分の考えに向き合ったり他者との意見や考えの共通点や相違点

に気付かせたりする「一人学び」や「交流」の時間を、学習過程に取り入れるようにした。そのことによ

り、安心して自分の考えを表現したり、間違いや不足に自ら気付いたりすることができ、協同して学ぶこ

との良さを実感させることができた。また、生徒相互や教師と生徒間で意見を交流させる学習活動の後に、

生徒一人一人の個の学びを深めたり練り上げたりする「整理」の場面を位置付けることで、確かな学力の

向上へつなげることができた。

(2) 課題

「学び合い」の定義が曖昧なまま 1年目の研究が進み、学び合う生徒の具体像の共有化が図りにくかっ

た。また、言語習得を目的とするという教科の特性もあり、多様な考えを引き出す課題や発問の開発や、

生徒の思考をゆさぶる場面の設定に苦労した。単元の指導計画・評価計画の見直しを進め、「もっと良くな

りたい」「もっと分かりたい」と生徒が自ら意欲的に学ぶ姿を目指して、必然性の高い「学び合い」の場面

を学習過程に組み込んでいきたい。教材分析・教材研究に励み、さらに学び合いを促す課題設定のための

教材研究を深め、生徒の豊かな考えや意見を引き出し、協同して学ぶことの楽しさを実感できる学習活動

の在り方を研究していきたい。

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授業参観と授業別協議会について、お願い

1 授業会場へは、受付でお配りした付箋紙をご持参ください。 2 研究主題や、各学習指導案の5(2)「手立て」に記載されている視点に基づいて、授業を参観して

ください。参観されながら、「付箋紙1枚につき1項目」を記入してください。

3 授業別協議会では、5~6人のグループになり、ファシリテーション方式で協議を行います。ご自分

のグループ(A~F)を確認し、指定された席にお着きください。

グループ協議では、各自が持ち寄った付箋紙を、各視点別に、「効果的であった」「改善が必要」に

分けて貼り出していきます。意見を集約しながら、授業改善につながるアイディアを出し合ってくださ

い。ファシリテーターに指名させていただいた先生方、よろしくお願いします。

4 各授業別協議会では、研究推進委員が責任者となり、会を進行します。協議会の最後には、各グルー

プの記録の方から、出された意見等を発表していただき、共有します。さらにそれらをまとめて、協議

会報告者が全体会で発表します。

5 授業別協議会の割り当てがない方々は、協議会の様子をフリーで御参観ください。記載した付箋紙が

ありましたら、各グループでの協議の話題に合わせて貼り付けていただいてかまいませんし、授業者ま

たはお近くの研究推進委員に直接お渡しいただいても結構です。

6 「学び合い10英語」に基づいて、各授業で重点とした視点

県中教研作成「授業改善ナビゲーションシート」≪学び合い10英語≫

本文

理解

① 学習環境 支持的風土のある学習集団づくりをしている。

② 単元単位の目標・指

導計画

生徒の理解度や英語の運用能力など生徒の実態を把握し

た上で、単元単位の目標や計画を立てている。

③ 生徒の興味・関心を

喚起する課題設定

生徒の知的好奇心を刺激したり、学習意欲を高めたりす

るような課題を設定している。 ◎ ◎ ◎

④ 「練り合い」場面の

設定

生徒が協働して表現方法を練り上げる場面を設定してい

る。

⑤ 個の学習の確保 生徒が自分の意見や考えを確かめたり深めたりできるよ

う、「1人学びの時間」を十分確保している。

⑥ ペア・グループに

よる学習

生徒の実態や、ねらいに応じた適切な形態(グループ・

ペア)と構成を、意図的に選択して行っている。 ◎ ◎ ◎

⑦ 活動の手順、ルールの周知

活動の手順やルールを明確に提示している。

⑧ 役割分担 全員が活動に参加できるように、個人の課題や役割分担を明確に提示している。

⑨ 4技能 4技能の使用バランスや、4技能が統合的に活用できる課題を設定している。

⑩ 評価・振り返り ねらいや大切なポイントを(評価シート等で)理解させた上で、生徒が自分の活動を振り返る場面を計画的に設定している。

○「効果的であった、工夫されていた」場面や指導方法等 ……… 青の付箋紙に記述

●「改善が必要と思われる」場面や指導方法等 …………… 赤の付箋紙に記述

協議題 : 学び合いを取り入れた学習活動は、ねらいを達成するために有効であったか。

参観前に、必ず

お読みください。

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1年2組 英語科学習指導案

日 時:平成 26年 10月 22日(水) 第 5校時

会 場:第2学習室(後棟 2階)

授業者:教諭 柴田 祥子

1 単元名 Program 8 Origami (Sunshine English Course 1)

2 単元の目標

(1) 助動詞 canを使って、自分や友達ができることを積極的に表現しようとする。また、日本文のよさを積極

的に再確認しようとする。(関心・意欲・態度)

(2) 助動詞 canの用法を正しく身につけ、自分や友達ができることについて言ったり、できることを尋ねたり

答えたりすることができる。(表現)

(3) 折り紙を話題とした英文を聞いて理解し、本文を読んで内容を把握できる。(理解)

(4) 折り紙を話題とした英文を読み、日本文化のよさを再確認することができる。(知識・理解)

3 本単元の指導に当たっての考え方

(1) 指導の構想

① 教材観

本単元では、折り紙を題材に日本の文化や日本人の手先の器用さを紹介している。学校生活に慣れてく

る中学1年生は、徐々に周囲の様子が理解できるようになり、また、他との比較から自分自身の能力につ

いて見つめ直したり、足りない部分を伸ばそうと努力したりする時期でもある。そんな生徒たちにとって、

登場人物の大介の特技は興味深いものであると考えられる。

昨年度末の「上越市小学校外国語活動 実態調査」によると、学区内小学校で、Can you play soccer?

などと尋ねられる生徒は8割、Can you play soccer?に対して Yes, I can./No, I can’t.と応答できる生

徒も8割であった。この報告から、小学校段階での canの習得は十分であると考える。canを使った英文

を口頭で十分に思い出させた後、書く指導へとつなげていきたいと考える。自分ができることを表現した

り、友達ができることを聞いたりしながら助動詞 canの用法を身に付けさせたい。

本単元で高めたい学力はコミュニケーション能力である。「学び合い」を授業の中に取り入れることで、

生徒同士の交流が進み、人間関係がより良くなり、他と協力する姿勢が身につくと考える。ワークショッ

プ型授業(①教え合い②交流③検討)を授業の中に取り入れ、生徒同士の学び合いを重視した授業を展開

し、コミュニケーション能力を高めていきたい。

② 生徒の実態

男子16名、女子13名、計29名。英語の質問には進んで答え、教科書の音読練習やALTとの活動

にも積極的に取り組んでいる。これまでに行った定期テストや課題確認テストに向けた学習にも意欲的に

取り組んだ。

1学期末に実施した生徒の授業評価によると、「意欲的に取り組める授業であった」「学習課題に積極的

に取り組んだ」という項目に対し、いずれも「あてはまる」と答えた生徒は全体の72%、「どちらかとい

えばあてはまる」と答えた生徒は20%であった。また、「仲間と協力して学習した」という項目に対して

は「あてはまる」と答えた生徒は68%、「どちらかといえばあてはまる」と答えた生徒は24%であった。

いずれも肯定的評価が9割を超えており、クラス全体がコミュニケーション活動に意欲的に取り組んでい

るので、その意欲を低下させないようにしていきたい。

この実態から、普段の授業ではペア活動を積極的に取り入れ、助け合いながら学習を進めるよう心掛け

ている。さらに、グループ活動を取り入れ、より多くの人と活動し、クラス全体のコミュニケーションを

深めるようにしている。そうすることで生徒は、失敗を恐れず、自分たちの意見を相手に伝えたり、積極

的に活動に参加したりできるようになると考え、学習を展開している。

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(2) 学び合いの種類と視点

復習場面(学び合い1・・・ペア) ○生徒に安心感を与える Warm-upの工夫

・・・Word Check Listを使用し、今日の授業で使用する語句

の確認をペアで行う。

≪手順≫ ①お互いのチェックリストを交換する。

②ペアの言う英文を聞いて、正しく言えているかチ

ェックをする。

③お互いの評価をし、アドバイスをし合う。

活動場面(学び合い2・・・ペア・小集団) ○個人が自信をもって発表できるための工夫

・・・個人が書いた英文をペア、またはグループで正しく直し、

堂々と発表できるように準備する。

≪手順≫ ①個人で英文を考える。

②ペア、または班で英文をチェックする。

③英文の読み方を班で練習する。

④班で分担し、発表する。

4 単元の指導計画と評価規準(1/8時間)

時間 ねらい 学習活動 評価方法 学び合い

○助動詞 canの英文を使って、自

分ができること・できないことを

表現できる。 P.80

・新出文型理解

・「おぼえよう」の音読・暗誦

「聞いてみよう・言ってみよう・使ってみよう」

ア:観察

イ:観察、ノート

エ:観察、ノート

①教え合い

②交流

2 ○折り紙を話題にした大介のスピ

ーチの内容を理解できる。 P.81

・新出語句の確認と発音練習

・本文内容理解・音読

ア:観察

ウ&エ:観察、ノート ①教え合い

○助動詞 canを使った疑問文と

その答え方を理解できる。

P.82

・新出文型理解

「おぼえよう」の音読・暗誦

「聞いてみよう・言ってみよう・使ってみよう」

ア:観察

イ:観察、ノート

エ:観察、ノート

①教え合い

②交流

TT

○canを使って相手ができること

を尋ねたり応えたりできる。

・Listening ・Communication

・Composition

ア:観察、自己評価

イ&ウ:観察、カード ①教え合い

5 ○大介たちの対話内容を理解でき

る。 P.83

・新出語句の確認と発音練習

・本文内容理解・音読

ア:観察

ウ&エ:観察、ノート ①教え合い

○疑問詞 how を使って手段や方

法について尋ねたり応えたりでき

る。 P.84

・新出文型理解

「おぼえよう」の音読・暗誦

「聞いてみよう・言ってみよう・使ってみよう」

ア:観察

イ:観察、ノート

エ:観察、ノート

①教え合い

②交流

7 ○大介たちの対話内容を理解でき

る。 P.85

・新出語句の確認と発音練習

・本文内容理解・音読

ア:観察

ウ&エ:観察、ノート ①教え合い

TT

○疑問詞what,who,how,when

where を使って、尋ねたり答えたりできる。

・Listening ・Communication

・Composition

ア:観察、自己評価

イ&ウ:観察、カード

①教え合い

②交流

アコミュニケーションへの関心・意欲・態度 イ 表現の能力 ウ 理解の能力 エ言語や文化についての知識・理解

○英語を使って積極的に読ん

だり、聞いたり、話したり、書

いたりすることができる。

○自分の考えを進んで発言す

ることができる。

○自分ができることについて

言ったり、書いたりすることが

できる。

○Can you~?の質問に対して

適切に応答することができる。

○スピーチや対話文の内容を

理解することができる。

○助動詞 can の意味や用法を

理解し、正しく運用することが

できる。

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5 本時の指導

(1)ねらい

・班内で役割分担をし、班内で協力してクイズ作成に取り組もうとする。

・三単現を用いた英文と、助動詞 can,can’tを用いた英文を正しく書いたり話したりすることができる。

(2)手だて(「学び合い10」より)

視点③「生徒の興味・関心を喚起する課題設定」

導入段階では、生徒が良く知っている学校職員の画像を使用し、その職員についての英文を聞き、当て

るという「Who is Mr.X?」というクイズを取り入れる。リラックスしたムードの中で canを導入したい。

視点⑥「ペア・グループによる学習」

全員が参加できる活動「Who is Mr.X?」を取り入れることで、班員全員でクイズを完成させようとする

気持ちが生まれる。英語が苦手な生徒は自分がわかる英文を書こうとし、英語を得意とする生徒は苦手な

生徒を助けようとする。協働作業することで、苦手な生徒が自信をもって英文を発表する姿を期待する。

視点⑧「役割分担」

クイズの内容をグループで出題する。事前に生徒たちが出題する人物をあらかじめイメージしておく。

その人物についての英文を個人で考え、グループで検討する。グループで発表する原稿が決まったら、班

で練習をし、全体でクイズを出題するようにする。同じ班員からの支援を受けながら、自信を持って発表

できるようにする。また、役割分担をすることで1人1人に主体的な学びの場を設定するとともに、班内

の協力性を高める。

【役割分担A】はじめの言葉・終わりの言葉・ヒント No.1~No.5

【役割分担B】ホワイトボード係・英文チェック係・タイム君・クイズ解答者・盛り上げ役

※役割分担A・Bそれぞれの中から一人一役以上担当する。

時間 学習内容 ○学習活動(●学び合い) ○教師の支援 ●学び合い視点 評評価

3

1 あいさつ

○教師の質問に英語で答える。

It’s Wednesday.

It’s October 22.

It’s sunny/cloudy/rainy/windy,etc.

○リズムよく質問する。

What day is it today?

What is the date today?

How’s the weather today?

15

2 授業の流れと学習課題の確認

○教師の説明を聞く。

3 三単現の復習と can,can’tの導入

○写真と英文をヒントにして、クイズに出題さ

れた人物を当てる。

○学び合いの意義についても、意識させるようにする。

班の仲間とクイズを作って、出題しよう!

T: I’ll give you a 3 Hints.Quiz. I’ll show you three pictures and three hints. Please guess.

S: OK.

T: Now.let’s start. Hint No.1…He has a black car. Hint No.2…He lives in Nagaoka.

Hint No.3…He loves his wife. Who is Mr. X? Please talk in the group and write the answer

and hand up.

S: He’s Mr Nakagawa)

T: Yes. He is Mr. Nakagawa. Good.

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(4)評価

・班内で役割分担をし、班内で協力してクイズ作成に取り組んでいたか。

・三単現を用いた英文と、can,can’tを用いた英文を正しく書くことができたか。

●班で話し合い、答えを提示し、全体で正解

を確認する。

〇ヒントの英文(三単現)を黒板で確認する。

〇ビデオで三単現の英文と can / can’t の

文を交えた英文を聞かせ、違いを考える。

〇文法説明を聞く。

4 can、can’tの練習

○電子情報ボードの絵を見て、can、can’t

を用いた英文の口頭練習を行う。

●⑥ペア・グループによる学習

〇電子情報ボードでビデオを見て、確認する。

○三単現の英文と can,can’t の英文を比較して説明

する。

○電子情報ボードのイラストを見て、練習する。

評大きな声で正しく発音している。[観察]

27

5 Who is Mr. X?(can を用いた言語活動)

○あらかじめ決めてた写真のうちの1つに

ついて、班で協力してクイズを作り、ホワ

イトボードに書き、出題する。

●ヒントを見ながら、個人でクイズに出題す

る英文を考える。

●班内でお互いの英文を確認し、班内で出題

する英文を決定し、ホワイトボードに書い

て、口頭練習する。

●班内で役割分担を決め、助け合いながらク

イズを作成する。

●他の班が出題したクイズについて班で話

し合う。ホワイトボードに答えを書き、全

体で正解を確認する。

〇活動の内容を説明し、グループで協力して取り組む

ように話す。

●⑤個の学習の確保

評正しい語順で書くことができる。[ワークシート]

●⑥ペア・グループによる学習

評協力して正しい英文に直すことができる。

【ホワイトボード】

●⑧役割分担

評班で声を掛けあいながら、自分の役割を果たそう

と努力していたか。【観察】

●⑥ペア・グループによる学習

5 6 振り返りと次時の確認 〇本時の活動を評価する。次時の連絡。

(例文) ・He can play baseball well. ・He can’t skate well.

・He can’t skateboard. ・He can play soccer. など

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3年1組 英語科学習指導案

日 時:平成 26年 10月 22日(水)第 5校時

会 場:3年1組教室(後棟 3階)

授業者:教諭 小林景子、ALT コートニー・マーソン

1 単元名 Program 6 Let’s Talk about Things Japanese (Sunshine English Course 3)

2 単元の目標

(1) 日本の伝統文化についてのレポートを、興味と関心をもって読もうとする。また、分詞の後置修

飾を使って、日本的なもの・ことを積極的に表現しようとする。(関心・意欲・態度)

(2) 分詞の後置修飾を使って、~している○○、~された○○と説明することができる。(表現)

(3) 分詞の後置修飾を含む英文を聞いて理解し、本文を読んで内容を把握できる。(理解)

(4) 分詞の後置修飾の用法を正しく身につけるとともに、背景となっている日本文化を正しく理解す

る。(知識・理解)

3 本単元の指導に当たっての考え方

(1)指導の構想

① 教材観

1年の Origami や A New Year’s Visit、2年の Yui - To Share Is to Live、3年の

Sushi-Go-Around in the World に続いて、日本の伝統文化に対する理解を深め、自分の言葉で発

信する力を培う教材である。現在進行形や受け身との共通点・相違点を明らかにしつつ、分詞の後

置修飾を正確に理解し、運用できるように習熟させたい。さらに、分詞の後置修飾を使って日本的

なもの・ことを説明する活動を取り入れることで、表現力を高めることをこの単元の重点としたい。

② 生徒の実態

男子13名、女子14名、計27名のクラスである。全体的に授業に真剣に取り組み、発言など

も意欲的である。1学期末に行った授業評価では、「仲間と協力して学習した」に「当てはまる」と

答えた生徒は75.0%、「どちらかといえば当てはまる」は20.8%であった。また、「意欲的

に取り組める授業だった」に「当てはまる」と答えた生徒は58.3%、「どちらかといえば当ては

まる」は25.0%であった。このことから、仲間と協力し学び合う活動を多く取り入れることで、

生徒は学習意欲をさらに高めて取り組むようになると考える。

(2)学び合いの種類と視点

英語授業における学び合いは、ペアによる「教え合い」と小集団における「交流」が基本である。

本単元においても、新出単語の理解、新出文型の理解と練習、本文理解や音読などの場面で、ほぼ

毎時間、教え合いや交流による学び合いを実施する。

ALTとのTTについては、3年生では2週間に1回の頻度で実施している。TTでは、ALT

がいることによって英語を使う必然性が高まり、また、指導者が2人いることで個のみとりと指導

が容易になる。生徒主体の活動場面をできるだけ多く設定し、「学び合い」による意欲的な学習を展

開し、学習内容の着実な定着を目指している。

TTの基本パターンは、最初にALTとJTLの対話を聞く Listening を行い、次に生徒同士で

Communication 活動をし、最後に、ペアによる Writing 活動を行っている。本単元では、テーマ

が日本文化の紹介という難易度の高いものなので、ペアでの教え合いや学級での交流といった学び

合いを通して、意欲的に、また自信をもって発表できるようにさせたい。

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4 単元の指導計画と評価規準(7/7時間)

アコミュニケーションへの関心・意欲・態度 イ 表現の能力 ウ 理解の能力 エ言語や文化についての知識・理解

・分詞の後置修飾を含

む英文の理解や表現に

興味・関心をもち、積

極的に活動に取り組も

うとしている。

・分詞の後置修飾を含

む英文を使って、話し

たり書いたりできる。

・分詞の後置修飾を含

む英文を聞いて理解で

きる。

・本文を読んで、内容

を把握できる

・分詞の後置修飾の用法

を理解できる。

・場面の背景となる日本

文化を理解できる。

5 本時の指導

(1) ねらい

・ 過去分詞の後置修飾を含む文を聞き取り、教え合いにより完成させることができる。

・ 過去分詞の後置修飾を含む表現を用いて仲間と対話をし、結果を英文で書き表すことができる。

・ 協力して「日本的なもの・こと」についての説明文を作り、発表することができる。

(2) 手だて(「学び合い10」より)

視点③「生徒の興味・関心を喚起する課題設定」

日本と外国の生活の違いに触れる話題(Listening)、自然に対話ができるトピック

(Communication)を選び、さらに、Writing の「日本的なもの」の紹介では、日本を代表するも

の、身近なもので、生徒が取り組みやすそうなトピックを選んだ。

視点⑥「ペア・グループによる学習」

できるだけ個の学習を成立させたい意図から、ペア学習を基本としたが、相手を換えることに

より、多くの人とかかわる場面や、クラス全体の発表から学ぶ場面も設定した。

視点⑨「4技能」

Listening の活動では「聞くこと」「書くこと」、Communication では「聞くこと」「話すこと」

「書くこと」、Writing では「書くこと」「読むこと」を組み合わせることにより、授業の中で英語

を運用する時間を増やし、4技能の伸長を目指した。

時間 ねらい 学習活動 評価規準:方法 学び合い

○現在分詞の後置修飾

を理解し、~している

○○と説明できる。P60

・新出文型理解

・Basic Dialog の音読・暗誦

・Listening、Speaking 練習

ア: 観察

イ: 観察、ノート

エ: 観察、ノート

①教え合

②交流

○「鳥獣戯画」についての

レポートの内容を理解

する。 P61

・新出語句の確認と発音練習

・本文内容理解、音読練習

・Q&A、Writing

ア: 観察

ウ: 観察、ノート

エ: 観察、ノート

①教え合

○過去分詞の後置修飾を

理解し、~された○○と

説明できる。 P62

・新出文型理解

・Basic Dialog の音読・暗誦

・Listening、Speaking 練習

ア: 観察

イ: 観察、ノート

エ: 観察、ノート

①教え合

②交流

○日本の伝統的なおもち

ゃについて書かれた内

容を理解する。 P63

・新出語句の確認と発音練習

・本文内容理解、音読練習

・Q&A、Writing

ア: 観察

ウ: 観察、ノート

エ: 観察、ノート

①教え合

○分詞の後置修飾を用い

た日本文化紹介の表現

を学ぶ。 P64・65

・新出語句の確認と発音練習

・絵の人物や日本的なもの・こ

とを英語で説明する。

ア: 観察

エ: 教科書、ノート

①教え合

②交流

TT

本時

○過去分詞の後置修飾を

含む文を使って、対話や

英作文ができる。

・Listening

・Communication

・Writing

ア: 観察、自己評価

イ: 観察、カード

ウ: 観察、カード

①教え合

②交流

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(3) 展開

時 間 学習内容 ○学習活動(●学び合い) ○教師の支援 ●学び合い視点 評評価

5 1 あいさつ&Warm Up

○教師の質問に答える。

(日付、天気、時刻、復習)

2 本時の学習課題と授業の流れを知る

○教師の説明を聞く。

○前時の復習として、This is a temple

built by ~. を練習する。

○学び合いの意義も含めて説明する。

10

10

3 Listening

○ALT と JTL の対話を聞き、Communication

Card に聞き取った英語を鉛筆で記入する。

●ペアになり、答えを比較検討しながら、協力し

て対話文を完成する。(青ペンで記入)

○正解を確認する。

○”What is that?” という質問の理由を理解す

る。

4 Communication

○モデル対話を聞き、質問と答えのパターンを理

解する。その後、口頭練習をする。

○自分の答えを言えるように準備する。

●隣の人、ALTかJTLのどちらか、そしても

う一人と、少なくとも3人と対話する。対話後、

分かったことを記録する。時間があれば、さら

に違う人と対話する。

○実物を使い、対話を3回繰り返す。

● ⑤個の学習の確保

⑥ペア・グループによる学習

○対話文を示し、この対話の背景となっ

ている文化にも触れる。

評正確に、意欲的に、聞き取ることがで

きたか。(カード)

○JTLとATLがモデル対話を行う。

続いて、質問と答えの練習をしっかり

させる。

●⑥ペア・グループによる学習⑨4技能

評自信をもって対話しているか。コミュ

ニケーションの態度は良好か。

(観察・カード)

対話例 Q: What is your favorite festival held in Japan?

A: It’s ( ). ( 1 文を加える。 )

「~される(された)○○」の表現を

聞き取り、それを使って対話し、「日本的なもの・こと」の紹介に Try しよう。

ALT: What are you doing?

JTL: I’m cooking now.

ALT: What is that?

JTL: This is a pan used to make tamagoyaki.

ALT: Is it a food loved by Japanese people?

JTL: Yes, it is. Please try to make it.

記録例 会話した人 分かったこと

Ken His favorite festival held in Japan is ~ .

Yuki Her favorite festival held in Japan is ~ .

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20 5 Writing

●【1 コシヒカリ 2 お引き上げ 3 京都】のう

ちの1つについて、ペアで協力して説明文を作

り、ホワイトボードに書く。

・過去分詞の後置修飾を含む文は、与えられた

ヒントを手掛かりに考える。他に、2文(以

上)を考えて加える。

●テーマごとに、ホワイトボードに書いた作文を

紹介し合う。

○「ベスト説明文」、または自分たちの作文を手

直ししたものを、Communication Card に記

入する。

●③課題設定

⑥ペア・グループによる学習

○ホワイトボードには、1人1文以上を

書くことに留意させる。

○JTLとALTは、活動状況を見て

まわり、必要に応じて支援する。

評内容や表現方法を工夫し、積極的に

説明文を作ることができたか。

(観察・ボード)

●④「練り合い」場面の設定

○ALTは「ベスト説明文」を選ぶ。

※お引き上げ:6月 20~22 日に開かれる

柿崎の祭り。親鸞聖人の遺徳を偲んで開

かれる伝統の祭りである。露店もたくさ

ん出て、生徒は楽しみにしている。

5 6 振り返りと次時の確認

●今日の学習の自己評価をする。

○家庭学習課題と次時の学習内容を確認する。

●⑩評価・振り返り

○今日の授業で、良かった点・改善点な

どを伝える。

(4) 評価

・Listening では、まず1人で聞き取ったところを部分的にでも書こうとしていたか。続いて、ペ

アで比較検討しながら、正解を考え出そうとしていたか。

・Communication では、進んで英語を使い、楽しんで対話していたか。正確に記録できたか。

・Writing では、 「日本的なもの・こと」を紹介する活動に、ペアで協力して意欲的に取り組んで

いたか。

≪学習の振り返り≫

①Listening の場面で、ペアの人と活動することで、参考になったことは何ですか。

②Communication の場面で、「相手の目を見て、笑顔で会話する。分かったことを

しっかり記録する」ことは、どのくらいできましたか。

③仲間との活動を通して、だれの、どんな点を、自分でもできるようにしていきた

いですか。

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- 1 -

2年1組B 英語科学習指導案

日 時:平成 26年 10月 22日(水)第 5校時

会 場:第 3 学習室(後棟 3 階)

授業者:教諭 上野 隆史

1 単元名 Program 6 A Work Experience Program (Sunshine English Course 2)

2 単元の目標

(1) 職場体験についての対話文やスピーチを進んで音読したり、仲間と積極的に意見交換をしたり

しようとする。(関心・意欲・態度)

(2) to 不定詞を使って、自分のしたいことや行動の目的について、話したり書いたりすることが

できる。(表現)

(3) 職場体験に関する対話文やスピーチを読み、その内容を理解することができる。(理解)

(4) to 不定詞を用いた文の意味や用法を、理解することができる。(知識・理解)

3 本単元の指導に当たっての考え方

(1) 指導の構想

① 教材観

本単元では、職場体験を題材にストーリーが展開される。セクション1と2ではウッド先生と生徒

による対話形式が、セクション3では生徒による職場体験のスピーチの形式がとられている。文法事

項としては、to 不定詞の意味や用法を学ぶ。これら to 不定詞を学ぶことで、少ない語数でより豊か

な表現をすることが可能となる。例えば、 “I like to play tennis.” と “I like to watch tennis.” の

ように、テニスが好きということに関して、テニスを「する」ことと「見る」ことの区別をすること

ができる。また、 “I went to the park to play soccer yesterday.” などと、ある行動の目的を表

現することができるようにもなる。

当校の生徒も夏休み中に職場体験を終えており、登場人物が体験したことやそこで感じたことには、

興味や関心をもちやすい。そこで、一人一人の生徒が自身の体験を想起しながら、本文を読み進める

など、意欲的に学習を展開させたい。

② 生徒の実態

男子16名、女子22名、計38名のクラスであるが、17名の等質集団で少人数学習(男子7名、

女子10名)を行っている。率先して音読練習に取り組んだり、積極的に挙手や発言を行ったりする

など、英語に対して前向きに取り組む生徒が多い。しかし、板書をノートにとることや既習単語の発

音にも困難を抱える生徒も見られる。

1学期末に行った生徒による授業評価では、「仲間と協力して学習する」という項目に、肯定的に

回答した生徒が16人(94.1%)、「意欲的に取り組める授業だった」という項目に、肯定的に

回答した生徒が13人(76.5%)であった。

これらの実態を受けて、以下のような「学び合い」を学習過程に位置付ける。そのような学習を通

して、本文を理解することに加え、英語によるコミュニケーションへの意欲が高まったり、to 不定詞

の使用に習熟したりする姿を期待している。

(2) 学び合いの種類と視点

① 学び合い1 復習や音読などについて、全体そして個人

で確認・練習した後、ペアでの活動時間をと

ることで、一人では気付けなかった互いの長

所、改善点の気づきへと促す。

前時の復習や宿題の確認、音読練習など、

単元全体を通して活用したい。

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② 学び合い2 「学び合い1」のペア活動で生まれた気づ

きや感想を、小集団または学級全体に還元す

る。自分と同じように感じている仲間や、更

に異なる考えをもつ仲間がいることに気づか

せ、より深い思考へつなげる。

本単元では、内容理解を促す発問をした際

に用いることで、生徒の多種多様な考えを引

き出し、共有させたい。

4 単元の指導計画と評価規準(5/7時間)

時間 ねらい 学習活動 評価規準:方法 学び合い

1 ○to不定詞(名詞的

用法)を使って自分

のしたいことが言

える。p.54

・Basic Dialogの音読練習→暗記

・新出語句の確認(p.54)

・文法事項の説明

・Listening, Speaking練習

ア:発表

エ:観察、ワークシート

イウ:ワークシート

① 教え合い

○職業体験に関す

るウッド先生と由

紀の対話内容を理

解できる。p.55

・新出語句の確認(p.55)→発音練習

・本文の内容理解

・Q&A

・本文の音読練習

ウ:ワークシート

ウ:ワークシート

イ:観察

① 教え合い

② 交流

TT

○to不定詞(名詞的用法

)を使って自分のしたい

ことを尋ねたり答えたり

することができる。

・Listening

・Communication

・Writing

ア:観察、ワークシート

イ:ワークシート

① 教え合い

② 交流

○to不定詞(副詞的

用法)を使って行動

の目的が言える。

p.56

・Basic Dialogの音読練習→暗記

・文法事項の説明

・新出語句の確認(p.56,57)

・Listening, Speaking

ア:発表

エ:観察、ワークシート

イウ:ワークシート

① 教え合い

○タケシの職業体験

についての内容を理

解できる。p.57

○気持ちを込めて

音読ができる。

・本文の内容理解

・Q&A

・本文の音読練習

ウ:ワークシート

ウ:ワークシート

イ:観察

① 教え合い

② 交流

○to不定詞(形容詞的

用法)を使ってあるも

のが何をするための

ものか言える。p.58

・Basic Dialogの音読練習→暗記

・文法事項の説明

・新出語句の確認(p.58)

・Listening, Speaking

ア:発表

エ:観察、ワークシート

イウ:ワークシート

① 教え合い

○職業体験に関す

る桃子のスピーチ

の内容を理解でき

る。p.59

・新出語句の確認(p.59)→発音練習

・本文の内容理解

・Q&A

・本文の音読練習

ウ:ワークシート

ウ:ワークシート

イ:観察

① 教え合い

② 交流

ア コミュニケーションへの関心・意欲・態度 イ 表現の能力 ウ 理解の能力 エ 言語や文化についての知識・理解

ペアワークにおいて、

わからないところを仲

間に尋ねたり、仲間から

の質問に対して自分な

りに答えたりする。

英文を聞いて、to 不

定詞を用いて適切に応

答したり、自分の伝えた

いことを話したり書い

たりすることができる。

対話文やスピーチ

の内容を理解するこ

とができる。

to 不定詞を用いた文の

意味や用法を理解してい

る。

5 本時の指導

(1) ねらい

・ ウッド先生とタケシの対話文を読んで、タケシの職場体験についての内容が理解できる。

・ 強弱やイントネーションを意識しながら、ペアで協力して、気持ちを込めて音読をすることがで

きる。

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(2) 手だて(「学び合い10」より)

視点③「生徒の興味・関心を喚起する課題設定」

課題1では、タケシが職場体験で学んだことについて考えさせる。前時までに学習してい

るユキの体験内容と視覚的に対比することで、生徒の概要理解を促す手助けとしたい。また、

タケシのセリフを考える活動では、生徒自身の職場体験について触れながら、様々な考えが

出るよう働きかける。

課題2では、気持ちを込めて本文の音読をさせる。登場人物の気持ちを考え、ペアで活動

することで、実際の会話に近い形で練習を進めたい。

視点⑥「ペア・グループによる学習」

生徒が意見を出しやすく、生き生きと活動に取り組める学習形態として、ここではペア学

習を基本とした。内容理解の場面では、ワークシートの答え合わせの場面で「なぜそう読み

取ったのか」について生徒同士で意見を交流させたい。また、音読の場面では、ペアによる

練習の後、発表をすることで、参考になる点や自分たちの課題をつかませたい。

視点⑩「評価・振り返り」

授業の最後には、落ち着いた状態で本時を振り返る時間を設ける。その際、内容理解や音

読についてだけでなく、仲間との関わり合いについても振り返らせる。そして、仲間の良い

モデルを今後の学習に生かしていくよう指導するなど、学び合いの態度を育てたい。

(3) 展開

時間 学習内容 ○学習活動(●学び合い) ○教師の支援 ●学び合い視点 評評価

7 1 あいさつ&Warm up

○教師の質問に答える。

2 前時までの復習

○ユキの職場体験について、教師の質問に答

えながら内容を確認する。

○曜日、日付、天候など、リズムよく質問する。

○絵カードやキーワードを黒板に提示し、生徒と

英語でやり取りをしながら復習する。

(1)~(3)の質問カードは黒板に貼る。

20 3 本文内容理解

○ワークシートを確認する。

○(1)~(3)の質問を意識しながら、対話文を

聞く。

○(1)~(3)の質問に対し、体験先や仕事内容

を簡単な英語で答える。また、感想につい

て、タケシが言っていた英語を思い出す。

○対話文を読み、ワークシートの問1、問2

の答えとなる部分に下線を引く。

○教科書を閉本させ、ワークシートを配付する。

○課題1を提示し、以下の発問をする。

「ウッド先生はタケシにユキにした質問と同じ

質問をします。タケシは何と答えたでしょう。

対話を聞きながら考えてください。」

○板書したユキの体験と対比しながら、タケシの

職場体験の場所、仕事内容、感想等を生徒との

やり取りを通して確認し、板書する。

○ワークシートを使い、体験先と仕事内容に関す

る情報を読み取らせる。

T: Who is this girl?

S1: She is Yuki.

T: Yes. (1)Where did she work?

At a hospital?

S2: No. Nursery school.

T: That’s right. She worked at a

nursery school. (2)What did she do

there?

S3: Play with children.

T: Good. She played with children.

(3)Did she enjoy the experience?

課題1 タケシは職場体験でどんなことを学んだのだろう。

T: Now let’s check Takeshi’s work experience. Please answer the questions.

(1)Where did he work? (2)What did he do there?

(3)Did he enjoy the experience?

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●ペアでワークシートを見せ合いながら、意

見交換する。

○タケシの発言を読み返し、自分の職場体験

を思い出しながら自分の考えをまとめる。

(ワークシート問3)

●笑顔、あいさつ、お客様第一、など、自分

の職場体験の経験を踏まえて、色々な意見

を発表する。

○タケシの回答した英文の意味を理解する。

●⑥ペア・グループによる学習

○解答を、情報ボードに写し出す。

評タケシの体験先や仕事内容を、英文に書かれ

た根拠に基づき読み取ることができたか。

(ワークシート)

○問3を生徒に提示する。

「実は、ウッド先生はこの対話の後、Did

you learn anything?と4つ目の質問をしま

した。タケシはどう答えたでしょうか。」

●③課題設定

○辞書や日本語を使ってもよいと伝える。

○生徒の意見を取り上げ、全体で共有した後、教

科書を開かせ、タケシはどのように答えたかを

読み、自分たちの意見や考えと比べさせる。

○Greetings open the door to good com-

munication.の意味を確認する。

15 4 本文音読

○ウッド先生とタケシの対話の内容を思い

出し、2人の気持ちを込めながら、音読し

ようとする。

○教師の指示やアドバイスに従って練習す

る。

○個々に練習し、不安な部分は教師や生徒に

質問する。

●ペアで役割を決め、ウッド先生とタケシの

気持ちを込めながら発表できるように音

読練習に取り組む。

●数ペアが音読を発表する。

○自分たちの音読と比べて聞き、より良くす

るための改善点に気付く。

○課題②を提示し、音読練習の目標をもたせる。

○範読に続けてリピートさせる。区切りや強弱、

イントネーションを意識させ、難しい部分は繰

り返し練習させる。

○個別の練習時間を設ける。

●⑥ペア・グループによる学習

○役割を決め、2人の気持ちを込めるために強調

するべき語や文を意識しながら音読練習する

ようにアドバイスする。

評強弱やイントネーションを意識して、ペアで

協力して、気持ちを込めて音読練習に取り組ん

だか。

(ワークシート)

8 5 まとめ

●本時の授業で分かったこと・できたこと、

学び合い学習の良さ等、本時を振り返る。

○次時の学習予定を確認する。

●⑩評価・振り返り

○「授業振り返りシート」を配付し、本時の学習

を振り返らせる。

(4)評価

・ タケシの体験先や仕事内容を、英文に書かれた根拠に基づき読み取ることができたか。

・ 強弱やイントネーションを意識して、ペアで協力して、気持ちを込めて音読練習に取り組むこ

とができたか。

課題2 ペアで協力して、気持ちを込めて音読しよう。

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- 5 -

PROGRAM 6-② (p. 57)

タケシが職場体験で学んだことは・・・?

Day Date

ID Name

●ウッド先生とタケシの対話文を読んで、以下の問いに答えなさい。また、なぜそのように答えたか

根拠となる英語に下線を引きなさい。

Ms. Wood: How was your work experience, Takeshi?

Takeshi: It was hard, but exciting.

Ms. Wood: Where did you work?

Takeshi: We worked at a famous supermarket near here.

A lot of people came to the store to buy food.

Ms. Wood: Really? What did you do?

Takeshi: We sometimes sold food, but we often stood

at the door to welcome customers. We said loudly,

“Irasshai-mase.”

Ms. Wood:

Takeshi:

問1 タケシはどんなスーパーで働きましたか。2つ、日本語で書きなさい。

また、その部分に 波線 を引きなさい。

_________________ _________ _ _______________ __

問2 ア~キの仕事内容で、タケシがしたことには○、対話文からは判断できないことには×を付け

なさい。また、その部分に 下線 を引きなさい。

ア.風船を配った。( )

イ.掃除をした。( )

ウ.食べ物を売った。( )

エ.食べ物を買った。( )

オ.入口でお客を迎えた。( )

カ.子どもと遊んだ。( )

キ.大きな声で「いらっしゃいませ」と言った。( )

問3 (後で発表。お楽しみに、、、)

授業振り返りシート ID_________ Name________________________________________ October 22nd

例 How was your work experience, Takeshi?

○ア

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1.今日の授業を振り返ろう。 ← →

1 タケシの職場体験の場所、仕事内容、感想を読み取れた。 4 3 2 1

2 ウッド先生とタケシの気持ちを込めて音読できた。 4 3 2 1

3 友達と協力して、一生懸命に音読練習をした。 4 3 2 1

4 授業中に友達からいろいろな意見や考えが発表された。 4 3 2 1

5 友達と一緒に考えたり練習したりする授業は__________________ 。

2.今日の授業で「分かったこと」「できたこと」などを書こう。

3.仲間の見習いたい姿、今後に生かしていきたいことなどを自由に書こう。

(4) 板書計画

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上越市立柿崎中学校 英語研究発表会

授業別協議会ファシリテーション記録 (2014.10.22)

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1/6

2014.10.23 各 位

上越市立柿崎中学校

校長 森 一夫

霜降の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。

県中教研指定「英語教育研究発表会」の実施に当たり、皆様からはこれまで、多くの

ご指導とご支援をいただいてまいりました。おかげさまで、生徒にとっても職員にとっ

ても、得るものの大きな研究発表会になりました。心からお礼申し上げます。

特に研究推進委員の皆様からは、指導案検討や授業参観など、きめ細かく研究推進に

ご協力いただきました。また、運営にもご尽力いただきました。本当に、ありがとうご

ざいました。会場校を代表して、心からお礼申し上げます。

昨日、参加者の皆様から頂戴しました感想をまとめました。内容的に同じものをまと

めることはせず、全員分を打ち込んだだけですので読みにくいと思いますが、ご一読い

ただければ幸いです。

柿崎中学校では、皆様から頂戴しましたご指導を今後の教育活動に生かし、これから

も全教科で「学び合う授業」に取り組んでまいる所存です。

今後とも、折に触れてご指導下さいますようお願い申し上げ、お礼とさせていただき

ます。ありがとうございました。

※ 提出いただいたものを、上から順に打ち込みました。内容はまとめていません。全員

分をそのまま打ち込んだ方だけです。

※ これまでの皆様からの御指導、御支援に心から感謝申し上げます。 柿崎中学校

1 研究内容や学び合い、授業について

・ 2 年生本文理解を参観しました。職場体験を終えたタケシが何を学んだかについて、生

徒たちが自らの体験を振り返りながら、考えを発表し合っている様子がとても印象的で

した。 ・ 教科書読解:読解での学び合いは難しい点がたくさんあると感じました。しかし、自分

でも実践できるように頑張ります。 ・ 個々では、それほど…という生徒でも、ペアなら十二分の力を出せることを改めて確認

させてもらいました。 ・ 本文理解において、どのような学び合いを行うか悩んでいたので、今日の授業や協議会

で学び合いのアイデアを得ることができました。ありがとうございました。 ・ 授業の様子も参観しやすく、生徒が熱心に取り組んでいました。 ・ 言語習得が目的である英語の授業において、自分の考えを持たせそれを交流させる「学

び合い」を常に意識するのは難しいだろうなあと改めて考えさせられました。ですが、

本文の理解内容でも「学び合い」を設定し、いろいろ工夫していらっしゃり、授業の内

容を考えるきっかけをいただけたと思います。 ・ 「学び合う」ことに偏重しすぎることが危惧されたが、協働して問題解決するという共

通のねらいを達成できていたと思う。 ・ 自身の協同学習についての理解を深められた。 ・ 「学び合い」とは何か、について改めて考えさせる授業でした。この研究発表会で、「学

び合い」について様々な意見が出され、活発な話し合いが行われとても勉強になりまし

た。ここで得たヒントを基に、自身の授業を更に良いものにしていきたいです。

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・ 生徒が中心となり活動を行うことができており素晴らしかった。全校で同じ観点で「学

び合い」が行われており学級掲示もよかった。 ・ 大変すばらしい授業だった。生徒間で教えあえる雰囲気がとてもよかったです。 ・ 授業の中でどう学び合いを取り入れるか、参考になりました。ありがとうございました。 ・ 大変勉強になりました。 ・ ペアで学ぶことに対して安心感をもって取組めていたと思います。授業の流し方(食い

立)がとてもスムーズでよかったと思います。 ・ 英語学習における学び合いについてのヒントを得ることができました。今後、もっと深

い研修になっていけることを願っています。 ・ 学び合いによって、生徒の学力と生きる力が伸びていくと確信できました。 ・ 50 分の中に、意図的に行っている学び合い、場面設定など、生徒が集中して取り組む

姿に感動しました。学校全体で「学び合う」ことに取り組んでいて素晴らしいです。 ・ 学び合いの中の①教え合いは授業に取り入れやすいのですが、②交流③検討は、実現さ

せるのが厳しいと思いました。教師の指導力はもちろん、生徒の育成も合わせて行って

いかなくてはならないと感じました ・ 学校全体で「学び合い」を生徒のために生かそうとして取り組んでいる様子が伝わって

きました。今後の取組に大変参考になりました。 ・ 「理解」と「読み」の部分の学び合いがありましたが、多様な「理解」と「読み」の部

分までには広がっていなかったと思います。 ・ 自分のクラスのペア・グループ活動の見直しのいい機会になりました。研究会でも、ワ

ークショップ形式で、他の先生方からたくさんお話を聞くことができました。 ・ 「頑張っているなあ」と思いました。中教研の活動を通して、県内すべての中学校で目

指している「学び合い」のある授業です。これからも他行にいい刺激を与えてください。 ・ 2 年にわたる研究の成果を充分に見せていただきました。ありがとうございました。授

業力アップにこれからもがんばろうという気になる、研究授業、協議会、講義でした。

ありがとうございました。 ・ 3 年生を見ました。ペアでの学び合いが、とても効果的に活用されていました。 ・ 学び合いといっても幅が広いが、目指すところを絞っていくことで、教師自身が確実に

取り組みやすくなっていると思いました。 ・ 本文理解の授業では、ともすると日本語をたくさん使って、あまり英語を話さないで終

わってしまうことがよくあるが、本日の授業では、生徒が日本語に頼らない授業展開で

参考になった。 ・ 全国各地で今、協同学習という「学び合い」の風が吹いています。この教育研究発表会

がきっかけとなり、上越市にその流れが吹き込んでくることを大きく期待します。とて

もいい授業を見せていただきました。ありがとうございました。 ・ 刺激となるような授業に感謝です。ありがとうございました。 ・ 「学び合い」を通して、最終的に「個」の力を伸ばすために、どのように生徒と英語を

学習していこうかということを考える、貴重な場でした。 ・ 「学び合い」というよりは、「教え合い」の要素が強かったように思いました。仲間か

ら何かを学ぶには、まず個人が自分の考えをしっかりまとめ、課題に対する答えを用意

しておく必要があります。活発な意見交換や学び合いには、そこが欲しいところでした。 ・ 各先生方のアイデア豊富で授業の環境づくりも万全なところが、今回の「学び合い」の

授業につながったと思います。 ・ 2 年間の研究推進、お疲れ様でした。多くの参加者があり、私たち教員が本当に学び合

いができました。ありがとうございました。

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・ 教え合い、交流、検討の学び合いの類型化など、全体理論は分かりやすくよかった。し

かし、今日に至るまで柿中英語科で取り組んできたこと(共通のワークシートや年間指

導計画、英語授業のルールなど)がもっと知りたかった。 ・ ペアやグループ学習の実際が見れて、とても参考になりました。学び合う姿がとても暖

かく、とてもよい雰囲気でした。 ・ 協力して学び合う姿が光っていました。全校体制で実践することの大切さを学びました。 ・ 日頃の授業内で行っている内容に絞っての授業実践を参観させていただくと、自己の授

業でも活かしていけるのではないかと考えます。特に文型では、教科書も組み込む実践

を見てみたいと思いました。 ・ 目指す生徒の姿が明確に示されていて、大変わかりやすかったです。授業(3 年生)は、

パーフェクトでした。研究の成果が、生徒の姿から見えました。 ・ 「学び合い」を具体的に毎日の授業に取り入れるための、具体的な方法や方針を提案し

ていただき、とても参考になりました。ありがとうございました。 ・ 授業者が明るく、生徒たちは安心して学べる様子でした。 ・ 全校で、全教科で取り組まれているとのことで、大変すばらしく思いました。生徒も大

変生き生きと、良好な関係が築けている中の授業だなと感じました。 ・ 様々な方法での、生徒が英語の学習を進めるための手立てを知ることができました。「学

び合い」を意識して、プロセスを踏みながら、授業をしていきたいと思いました。あり

がとうございました。 ・ 重野先生、大場先生のご指導を含め、とても勉強になりました。生徒が、反で協力して

課題に取り組む様子が見られてよかったと思います。 ・ 生徒が生き生きと英語を話し、お互いの英語を楽しそうに聞く様子が印象的でした。 ・ 本文理解(2 年生)の授業を見せていただきました。生徒が真剣に課題に取り組み、和

訳をしなくても内容を理解できていたと思います。ワークシートの工夫、根拠の確認が

参考になりました。ありがとうございました。 ・ 研究概要の説明が、とても分かりやすかったです。また、本研究の目指す方向性や研究

内容がしっかりしていて、素晴らしいと思いました。 ・ 「英語科での学び合い」特に、本文理解でどのような仕掛け、手立て、課題が効果的な

のか、考えさせられました。 ・ 学ぶことがたくさんありました。ありがとうございました。 ・ 私も普段の授業で学び合いを取り入れているので、とても参考になりました。 ・ 学び合いというとらえ方について、詳しく教えていただき本当にありがとうございまし

た。 ・ 英語としての「学び合い」とは何か、具体例を示し、共有できるようになるとよいと思

いました。 ・ 中教研と柿中の研究主題、英語科の研究主題、そして授業の実際と資料、一本筋の通っ

た研究内容で大変勉強になりました。たくさんの英語の先生方、指導者の方のお話が大

変私自身の「学び合い」に役立ち、勉強になりました。ありがとうございました。 ・ 「学び合い」を効果的にするには、学級の雰囲気づくり、授業ルールなどが大切だと感

じました。英語だけでなく、日頃の教育活動が、今日の授業の結果につながっていると

思いました。また、しっかりと個におろす(整理)場面が設けられおり、大変参考にな

りました。 ・ 学び合い 10 英語の内容の④練り合いは、最も学び合いらしくて大切だと思われます。

しかし、うまく設定できないもどかしさもあり、更に研修が必要だと感じました。私の

中に、学び合いと教え合いは違うという考えがあったため、三つの類型化には少しびっ

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くりしましたが、それも学び合いの一つととらえるということ、勉強になりました。 ・ 1 年生の授業を見せていただきました。ずいぶん難しいことをしているなあという印象

を受けました。学習の内容が、少しずつ難しくなっていくにつれ、授業の形が複雑にな

っていくのは、ねらいを達成ために、必要なことなのかどうか、考えさせられました。

やりたいことを絞ると、一番深めたい内容が深まるような気がしました。 ・ 「学び合い」の研究については、勉強不足でよくわからないが、<教え合い><交流>

<検討>にすべて乗らなくてもよいと思いました。英語科と他教科とは違って、「多様

な考えを引き出す」「思考を揺さぶる」などの課題は、そもそも無理です。<交流>の

コミュニケーション活動を積極的に、様々な情報交換活動、いろいろな英語使用場面に

ふれる…などに焦点を絞り、力を入れていけばいいのではないでしょうか。 ・ 学び合いをさせる上での、視覚的教材やワークシート等の工夫を提示していただきまし

た。教え合いから更に深めた学び合いにもっていくためのポイント等、たくさんヒント

も(協議会からも)得ることができました。ありがとうございました。 ・ 大場先生からのご指導を踏まえ、今後の授業に生かしていきたいです。やはり、今日授

業を見せていただいて、授業づくりはおもしろいと思いました。 ・ 授業参観の後のワークショップ、全体会での報告で、それぞれの先生方の考えが共有で

き、わたしたち自身も学び合いのある研究発表会でした。ありがとうございました。 2 生徒の様子や運営について

・ 生徒は非常におとなしく一生懸命に取り組んでいたと思う。もう少し、元気があるとい

いと思った。しかし、玄関から入るとき、大きな声であいさつをしてくれた。 ・ 男女関係なく、明るく交流をしており、ペアまたはグループ活動の効果を引き出す素晴

らしい学校でした。 ・ 校内の案内をしてくださった先生に大感謝です。ありがとうございました。 ・ 授業者の先生、推進委員の先生、大変お疲れ様でした。たくさんの提案、取組があり、

大変有意義な学びになりました。今日をきっかけに、また明日からの授業をいろいろ考

案し、工夫していきたいと思います。ありがとうございました。 ・ 反応がとてもよく、授業を進めやすい生徒さんだと感じました。 ・ 落ちつていて、とてもいい雰囲気です。英語を使おうという意識を持っている生徒が多

いです。 ・ どの生徒も意欲的に取り組み、どの生徒も頑張って答えを書こうとしていた。 ・ 1-2の授業を見ました。机をきちんとくっつけてグループで話し合いをしていて素晴

らしいと思いました。2,3年生も見たかったです。 ・ ありがとうございました。 ・ 3 年 1 組のクラスの雰囲気がとても暖かく、ペアでの学び合いがとても効果的でした。

学級経営がこの授業を支えているとも感じました。 ・ 大変落ち着いた雰囲気で学習できていて素晴らしかったです。 ・ 生徒の様子に、こちらも幸せになりました。ありがとうございました。 ・ ペア学習に前向きに取り組む生徒が多くて、学び合う場面を素直にしっかりやっている

と思いました。勉強になりました。ありがとうございました。 ・ 生徒は一生懸命頑張っていました!ありがとうございます! ・ 生徒が意欲的に、主体的に授業に取り組んでいて、自分自身まで楽しく授業をうけさせ

ていただいたような気分です。明るくあいさつをしてくれた姿も印象的でした。ありが

とうございました。 ・ 生徒が、男女分け隔てなく落ち着いており、学習の素地が整っていると思います。「書

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くこと」「読むこと」が課題なので、「暗唱」「暗写」が必要である。「分かる」「楽しい」

が低いのは、先生自ら「楽しく」おもしろい授業をすれば、「分かりたい、分かる」に

つながるハズです。 ・ とても、爽やかな表情、態度の素晴らしい生徒だと思いました。運営等も立派でした。

お疲れ様でした。 ・ 挨拶を進んで廊下等でしてくれました。また、階段でも降りるまで待ってくれるなど、

とても素敵な生徒たちでした。授業中も見られている中、一生懸命学ぶ姿が見られまし

た。 ・ 互いに教え合う姿勢が、生徒に習慣付いていました。とても和やかな雰囲気でよい学級

でした。 ・ 落ち着いて取り組んでいた。廊下でのあいさつがとてもよかった。 ・ あいさつが素晴らしいです。 ・ 笑顔で元気よく挨拶してくれる生徒が多く、とても気持ち良かったです。 ・ とてもよく頑張っていたと思います。能力も高く、個の力も充実しています。日頃の取

組が実を結んでいるのだなと思いました。授業者の先生方、柿崎中の先生方、関係の先

生方、お疲れ様でした。 ・ 多少シャイな生徒もいますが、みんなの笑顔が見られるような、生き生きした授業でし

た!!ありがとうございました。 ・ 柿中の生徒さんたちの挨拶が素晴らしかったです。資料も分かりやすく、とてもよいお

土産をいただきました。ありがとうございました。 ・ 2 年生の授業では、生徒はお行儀よく(?)取り組んでいたが、ちょっと声が小さく、

元気がなかった。緊張していたのでしょうか?(一般生徒の廊下でのあいさつはよかっ

たです) ・ 運営はパーフェクトです。バインダーもよかったです。(もらえるかどうか、今のとこ

ろ不明ですが…)指導者 2 名の先生のお話をもっとしっかり聞きたかったです。武道場

少し寒かったです。温かいお茶、ありがたかったです。ありがとうございました。 ・ 生徒の挨拶がよく、気持ちよく半日過ごすことができました。また、一生懸命に授業に

取り組む姿に感動しました。これも、日頃の先生方の生徒へのかかわりの成果だと思い

ます。今日は、ありがとうございました。 ・ 生徒は、一生懸命授業に参加していました。今回の研究会に協力してくれた柿崎中の生

徒に感謝の気持ちでいっぱいです。 ・ 中 3 の男女が協力できる、他のペアの発表に拍手を送るなど、素晴らしいと思いました。

学び合いが、学ぶ集団づくりに役立っていると感じました。 ・ 3 年英語クラスでしたが、男女間の仲がよく、協力する(学び合う)姿勢がすばらしか

ったです! ・ ありがとうございました。 ・ 挨拶がよく、明るい生徒が多いと感じました。 ・ どの生徒も、真剣に授業に取り組んでいました。協議会も大変スムーズに運営していた

だきました。貴重な学びの場を設けていただき、本当にありがとうございました。 ・ 挨拶(生徒たちの)がとても気持ちよく、先生方の授業も素晴らしく、とても素敵な半

日を過ごさせていただきした。 ・ 御指導がお二人というのは、日程的に苦しく、どちらの先生からも、もう少しじっくり

お聞きしたい…という心残りが。ファシリテータ方式はよかったと思います。授業者の

皆様、研究推進の皆様、柿中の先生方、お疲れ様でした。ボードうれしかったです。 ・ 研究の成果が、3 年生の姿となって表れていたと思います。教師の努力の成果ですね。

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柿中の先生方に感謝です。ありがとうございました。 ・ 落ち着いた雰囲気の中で、先生と生徒、生徒同士の関係がとてもよい授業でした。あり

がとうございました。 ・ 最高でした。 ・ 私は 2 年生の授業を参観しましたが、準備物がしっかりと整えられていました。あいさ

つもしっかりしていて、この「当たり前」の積み重ねが、落ち着いた授業の取組につな

がっていると思いました。 ・ 3 年生を参観させてもらいましたが、2 年前の様子を聞かせてもらい、生徒の変容を感

じることができました。 ・ 生徒はまじめに取り組んでいた。普段の生徒指導の賜物と考える。バインダーをようい

していただき、ありがとうございました。 ・ 学級、学年、学校全体で、安心して学び合える雰囲気づくりに取り組まれていて、とて

もあたたかい授業の、あたたかい生徒の様子を見せていただきました。三つの授業、三

人の先生方の公開、学校内の掲示、協議会の準備、研究会全体に柿崎中のホスピタリテ

ィを感じました。大変ありがとうございました。 ・ ファシリテータを当日、聞きました。事前に教えていただけるとありがたかったです。

二年間ありがとうございました。 ・ 生徒の皆さんは、とても素晴らしいです。学ぶ意欲にあふれ、先生の指示どおりに頑張

りたい、という気持ちがとても伝わってきました。 ・ 生徒の雰囲気がよく、学習に臨む態度がいいと感心しました。全体会会場が寒かったで

す。いろいろと考えることができました。ありがとうございました。 ・ 素直な生徒という印象を受けました。着実に学力が上がっていけるような生徒立ちでし

た。 ・ たいへん落ち着いた授業態度でした。はっきりと笑顔で、進んであいさつしてくれるせ

いとが大変多く、さわやかな気持ちになりました。ありがとうございました。 ・ 落ち着いている生徒だと感じました。あいさつもはきはきしていました。ありがとうご

ざいました。

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 会場案内図 

図 書準備室 第1図書室

相談室

wc

Step Up

教室

調理室 第2図書室

第1理科室

家庭科準備室 被服室

美 術準備室美術室

wc

第2理科室理 科準備室

ポーチ

ポーチ屋根

ギャラリー

更衣室女

用具室

玄 関

更衣室男 玄関 教務室事務室

校長室

保健室放送室

印刷室

更衣室

武道場

1-2 1-1

wcはまなす学級2

はまなす学級1

wc男

wc女

体育館

理セン

wc

資料室

wc 応接室

1-3

wc視聴覚準備室 コンピュ-タ室

技 術     室

2-1

用具室 ステージ 用具室

音楽室準備室

wc

3-3 3-2 3-1wc

生徒会室 進路相談室第3学習室視聴覚室

準備室

柿崎第1給食センター

はまなす学級3

wc

第2学習室 第1学習室 2-2

前棟3階

前棟2階

前棟1階

後棟1階

後棟2階

後棟3階 後棟4階

3F

4F

2F

1F

3F

2F

授業別協議会( TT )

3年1組公開授業

小林教諭・ALT (TT)

授業別協議会(新文型)

授業別協議会 (本文理解)

全 体 会

2年1組B 公開授業

上野教諭 (本文理解)

1年2組 公開授業

柴田教諭 (新文型)

受付

来賓控室

推進委員控室

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①新文型

②本文理解

③TT

1 上越教育事務所 指導主事 重野  準司 指導者

2 上越教育大学 教授 大場  浩正 指導者

3 新潟市立白根北中学校 校長 玉木   浩 県中教研理事長

4 上越市立春日中学校 校長 濵口  正巳 上越市中教研会長

5 柏崎市立東中学校 校長 荻野 健一 県中教研英語部長

6 上越市立高士小学校 校長 東條  善夫 A 上越市学校研外国語部長

7 上越市教育委員会 管理指導主事 澤田    靖

8 上越市教育委員会 指導主事 岩片 嘉和

9 矢澤  美義 前上越市教委指導主事

10 上越市立清里中学校 教諭 神谷  敬二 A 前柿崎中学校長

11 上越市立城北中学校 教諭 平野  克之 A ②ファシリテーター

12 上越市立城北中学校 教諭 松井   明 B13 上越市立城北中学校 教諭 齊藤  直美 C14 上越市立城東中学校 教諭 石澤   彩 B15 上越市立城東中学校 教諭 井上  和徳 A16 上越市立城東中学校 教諭 宮川  淳子 B ②ファシリテーター

17 上越市立城東中学校 教諭 山田  智也 D18 上越市立城西中学校 教諭 三浦  宏子 B19 上越市立城西中学校 教諭 桑原  大和 A ③ファシリテーター

20 上越市立雄志中学校 教諭 梅津  早苗 B ③ファシリテーター

21 上越市立雄志中学校 教諭 中野 裕子 C ③ファシリテーター

22 上越市立雄志中学校 ALT トーマス・ジェンキンス E23 上越市立八千浦中学校 教諭 鶴巻  華恵 C24 上越市立直江津中学校 教諭 神戸 邦子 D ③ファシリテーター

25 上越市立直江津中学校 教諭 高谷    優 D26 上越市立直江津中学校 教諭 久保  成毅 A27 上越市立直江津中学校 教諭 宮本美奈子 E28 上越市立直江津中学校 講師 水島 理穂 C29 上越市立直江津東中学校 教諭 増田  直子 B30 上越市立直江津東中学校 教諭 佐藤絵梨子 A ①ファシリテーター

31 上越市立直江津東中学校 教諭 丸山裕美子 F32 上越市立春日中学校 教諭 山﨑美奈子 A33 上越市立春日中学校 教諭 池田  浩一 B ①ファシリテーター

34 上越市立春日中学校 講師 北川  智也 B35 上越市立潮陵中学校 教諭 足利奈央子 C36 上越市立安塚中学校 講師 平田  美穂 D37 上越市立安塚中学校 教諭 小山千代子 D38 上越市立浦川原中学校 教諭 荒木  俊邦 E39 上越市立大島中学校 教諭 竹内  玲佳 C ②ファシリテーター

40 上越市立牧中学校 校長 岩城  淑樹

41 上越市立牧中学校 教頭 佐藤  勝典 F42 上越市立牧中学校 教諭 松山 諭美 C ①ファシリテーター

43 上越市立大潟町中学校 校長 陸川   晃

44 上越市立大潟町中学校 教諭 池田  昭衣 A45 上越市立大潟町中学校 教諭 桶熊  綾子 C46 上越市立頸城中学校 教諭 熊本 こずえ A47 上越市立頸城中学校 教諭 中山  知美 B48 上越市立吉川中学校 教諭 澤田美智代 B49 上越市立吉川中学校 教諭 佐藤  彰子 D ②ファシリテーター

50 上越市立中郷中学校 教諭 木花  一則 C51 上越市立板倉中学校 教諭 笠原乃里子 C

              平成25・26年度 新潟県中学校教育研究会指定

英語教育研究発表会 参加者名簿 (敬称略)

備考参加協議会・グループ

NO 氏名所属 職名

指導者

主催者

                    参加者

参加者

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52 上越市立板倉中学校 教諭 渡邊  貴洋 D ①ファシリテーター

53 上越市立三和中学校 教頭 桒原  陽一 D54 上越市立三和中学校 教諭 山﨑美智子 E55 上越市立三和中学校 教諭 矢坂  愛子 D56 上越市立三和中学校 教諭 市川  享子 D57 上越市立名立中学校 教諭 石野佑紀枝 E ②ファシリテーター

58 上越教育大学附属中学校 指導教諭 中野  博史 F ②ファシリテーター

59 上越教育大学附属中学校 講師 佐藤  大輔 A60 県立直江津中等教育学校 教諭 鈴木有紀子 E ③ファシリテーター

61 県立上越特別支援学校 教諭 リグビー浩美 E62 柏崎市立第一中学校 校長 廣川  正史 D63 柏崎市立第一中学校 教諭 佐藤   敦 F64 柏崎市立第一中学校 教諭 千原  健志 A65 柏崎市立東中学校 教諭 久間翔太郎 F66 柏崎市立東中学校 教諭 高野  由衣 B67 柏崎市立第五中学校 校長 山本  睦子 A68 柏崎市立高柳中学校 教諭 山岸 澄佳 A69 刈羽村立刈羽中学校 教諭 福﨑  由佳 B70 県立高田高等学校 教諭 森山  裕子 B71 県立高田高等学校 教諭 上野千香子 C72 県立久比岐高等学校 校長 杉田   勉

73 県立久比岐高等学校 教諭 八木雄一郎 D74 上越市立大町小学校 教諭 矢﨑  朋子 E75 上越市立春日新田小学校 教諭 八木  直子 C76 上越市立上下浜小学校 校長 堀井  重人 D77 上越市立上下浜小学校 教諭 岸   晶子 A78 上越教育大学 学生 岡田  泰亮 B79 上越教育大学 学生 佐野  晃子 C80 上越教育大学 学生 相馬  奈那 C81 上越教育大学 学生 大月   悠 D82 上越教育大学 学生 新井  裕史 D83 上越教育大学 学生 植松  秀輝 E84 上越教育大学 学生 梅津  英佑 F85 上越教育大学 学生 中村   岳 A86 上越教育大学 学生 田畑  健太 E87 上越教育大学 学生 吉川  喜信 B88 上越教育大学 学生 島田  一樹 A89 上越教育大学 学生 金子祐太郎 C90 上越教育大学 学生 田中 修平 B91 上越教育大学 学生 武田  雅志 A92 上越教育大学 学生 増田  美穂 D93 上越教育大学 学生 清水  香杜 A94 上越教育大学 学生 モネバゲーゼル B95 上越市立城北中学校 教諭 水谷  桂介 ○ ①協議会報告者

96 上越市立城西中学校 教諭 濵口久美子 C ②協議会責任者

97 上越市立城西中学校 教諭 田中  崇臣 B ①協議会責任者

98 上越市立直江津東中学校 教諭 笠野  恭子 D 全体会進行

99 上越市立春日中学校 教諭 東條  恵子 C ③協議会責任者

100 上越市立春日中学校 教諭 新保  成美 ○ ③協議会報告者

101 上越市立清里中学校 教諭 柳澤  雅代 ○ ②協議会報告者

102 上越市立柿崎中学校 校長 森   一夫

103 上越市立柿崎中学校 教頭 稲葉  浩一

104 上越市立柿崎中学校 教諭 小林  景子 D 研究推進委員、授業者

105 上越市立柿崎中学校 教諭 柴田  祥子 C 研究推進委員、授業者

106 上越市立柿崎中学校 教諭 上野  隆史 E 研究推進委員、授業者

107 上越市立柿崎中学校 ALT コートニー・マーソン E 授業者

13 25 37 32

研究推進委員

会場校

参加者

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NO 所属 職名 氏名 グループ 備考

1 上越市立高士小学校 校長 東條  善夫 A 上越市学校研外国語部長

2 上越市立直江津東中学校 教諭 佐藤絵梨子 A ①ファシリテーター

3 上越市立頸城中学校 教諭 熊本 こずえ A4 上越教育大学附属中学校 講師 佐藤  大輔 A5 上越教育大学 学生 中村   岳 A6 上越教育大学 学生 清水 香杜 A7 上越市立城東中学校 教諭 石澤   彩 B8 上越市立春日中学校 教諭 池田  浩一 B ①ファシリテーター

9 上越市立吉川中学校 教諭 澤田美智代 B10 柏崎市立東中学校 教諭 高野  由衣 B11 上越教育大学 学生 吉川  喜信 B12 上越市立城西中学校 教諭 田中  崇臣 B ①協議会責任者

13 上越市立直江津中学校 講師 水島  理穂 C14 上越市立牧中学校 教諭 松山  諭美 C ①ファシリテーター

15 上越市立中郷中学校 教諭 木花  一則 C16 上越市立春日新田小学校 教諭 八木  直子 C17 上越教育大学 学生 金子祐太郎 C18 上越市立柿崎中学校 教諭 柴田  祥子 C ①授業者

19 上越市立安塚中学校 教諭 小山千代子 D20 上越市立板倉中学校 教諭 渡邊  貴洋 D ①ファシリテーター

21 上越市立三和中学校 教諭 市川 享子 D22 柏崎市立第一中学校 校長 廣川  正史 D23 上越市立上下浜小学校 校長 堀井  重人 D24 上越教育大学 学生 増田  美穂 D25 上越市立城北中学校 教諭 水谷  桂介 ○ ①協議会報告者

授業別協議会 ≪①新文型≫ 参加者名簿

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NO 所属 職名 氏名 グループ 備考

1 上越市立城北中学校 教諭 平野  克之 A ②ファシリテーター

2 上越市立城東中学校 教諭 井上  和徳 A3 上越市立春日中学校 教諭 山﨑美奈子 A4 上越市立大潟町中学校 教諭 池田  昭衣 A5 柏崎市立第五中学校 校長 山本  睦子 A6 上越教育大学 学生 島田  一樹 A7 上越市立城東中学校 教諭 宮川  淳子 B ②ファシリテーター

8 上越市立城西中学校 教諭 三浦  宏子 B9 上越市立春日中学校 講師 北川  智也 B

10 上越市立頸城中学校 教諭 中山  知美 B11 刈羽村立刈羽中学校 教諭 福﨑  由佳 B12 上越教育大学 学生 田中  修平 B13 上越市立八千浦中学校 教諭 鶴巻  華恵 C14 上越市立潮陵中学校 教諭 足利奈央子 C15 上越市立大島中学校 教諭 竹内  玲佳 C ②ファシリテーター

16 上越市立板倉中学校 教諭 笠原乃里子 C17 上越教育大学 学生 相馬  奈那 C18 上越市立城西中学校 教諭 濵口久美子 C ②協議会責任者

19 上越市立直江津中学校 教諭 高谷   優 D20 上越市立安塚中学校 講師 平田  美穂 D21 上越市立吉川中学校 教諭 佐藤  彰子 D ②ファシリテーター

22 上越市立三和中学校 教諭 矢坂  愛子 D23 上越教育大学 学生 大月   悠 D24 上越市立直江津東中学校 教諭 笠野  恭子 D 全体会進行

25 上越市立直江津中学校 教諭 宮本美奈子 E26 上越市立浦川原中学校 教諭 荒木  俊邦 E27 上越市立名立中学校 教諭 石野佑紀枝 E ②ファシリテーター

28 県立上越特別支援学校 教諭 リグビー浩美 E29 上越教育大学 学生 植松  秀輝 E30 上越市立柿崎中学校 教諭 上野  隆史 E ②授業者

31 上越市立直江津東中学校 教諭 丸山裕美子 F32 上越市立牧中学校 教頭 佐藤  勝典 F33 上越教育大学附属中学校 指導教諭 中野  博史 F ②ファシリテーター

34 柏崎市立第一中学校 教諭 佐藤   敦 F35 柏崎市立東中学校 教諭 久間翔太郎 F36 上越教育大学 学生 梅津  英佑 F37 上越市立清里中学校 教諭 柳澤  雅代 ○ ②協議会報告者

授業別協議会 ≪②本文理解≫ 参加者名簿

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NO 所属 職名 氏名 グループ 備考

1 上越市立清里中学校 教諭 神谷  敬二 A 前柿崎中学校長

2 上越市立城西中学校 教諭 桑原  大和 A ③ファシリテーター

3 上越市立直江津中学校 教諭 久保  成毅 A4 柏崎市立高柳中学校 教諭 山岸  澄佳 A5 上越市立上下浜小学校 教諭 岸   晶子 A6 上越教育大学 学生 武田  雅志 A7 上越市立城北中学校 教諭 松井   明 B8 上越市立雄志中学校 教諭 梅津  早苗 B ③ファシリテーター

9 上越市立直江津東中学校 教諭 増田  直子 B10 県立高田高等学校 教諭 森山 裕子 B11 上越教育大学 学生 岡田 泰亮 B12 上越教育大学 学生 モネバゲーゼル B13 上越市立城北中学校 教諭 齊籐 直美 C14 上越市立雄志中学校 教諭 中野  裕子 C ③ファシリテーター

15 上越市立大潟町中学校 教諭 桶熊  綾子 C16 県立高田高等学校 教諭 上野千香子 C17 上越教育大学 学生 佐野  晃子 C18 上越市立春日中学校 教諭 東條  恵子 C ③協議会責任者

19 上越市立城東中学校 教諭 山田  智也 D20 上越市立直江津中学校 教諭 神戸  邦子 D ③ファシリテーター

21 上越市立三和中学校 教頭 桒原  陽一 D22 県立久比岐高等学校 教諭 八木雄一郎 D23 上越教育大学 学生 新井  裕史 D24 上越市立柿崎中学校 教諭 小林  景子 D ③授業者

25 上越市立雄志中学校 ALT トーマス・ジェンキンス E26 上越市立三和中学校 教諭 山﨑美智子 E27 県立直江津中等教育学校 教諭 鈴木有紀子 E ③ファシリテーター

28 柏崎市立第一中学校 教諭 千原  健志 E29 上越市立大町小学校 教諭 矢﨑 朋子 E30 上越教育大学 学生 田畑  健太 E31 上越市立柿崎中学校 ALT コートニー・マーソン E ③授業者

32 上越市立春日中学校 教諭 新保 成美 ○ ③協議会報告者

授業別協議会 ≪③ TT ≫ 参加者名簿

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