●編集 柳川市 / 〒 832−8601 福岡県柳川市本町 87−1 総務部企画課広報広聴係 ( 代表 ) ☎ 0944・73・8111 FAX74・1374

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●昨年は友人の結婚式が集中して、

すっかり呼ばれ慣れた。結婚式での

ケーキ入刀といえば、絶好のシャッ

ターチャンス。我先にと前で写真の

場所取りをする人を横目に、自分の

席で料理とお酒を満喫して、静かに

２人を祝福している。今年はほどほ

どに結婚してくれ友人たち。

〈和久〉

、

28

柳川出身の著名人

新

市史抄片

82

編集後記

●最近、目、肩、腰が痛い。レイアウ

トや文章の入力など、ほとんどパソ

コン。画面とキーボードが、自分の

相棒と化している。姿勢が悪いのも

あるのか、特に腰がちょっと悪いわ

けで。テレビのコマーシャルでよく

流れている薬を使ってみようか思案

中。でも、良くなるかなあ…。〈賢治〉

平成 23 年 11 月末現在

人 のうごき

　

柳川出身の著名人といえば、昨今では

大関に昇進した琴奨菊関を思い浮かべる

人が多いと思いますが、明治時代から昭

和戦前期に限ると、意外に知られていな

い人物が多いようです。もちろん、柳川

市教育委員会発行の『やながわ人物伝』

にも何人か取り上げられていますし、北

原白秋をはじめとする文学者は全国的に

も有名ですが、それ以外をここで紹介し

てみたいと思います。

　

まず、なんといっても現在柳川古文

書館でゆかりの品々を展示している曾そ

我が

祐すけのり準(

１８４３～１９３５)

は、そ

の筆頭といえます。戊ぼ

しん辰戦争や西南戦

争に従軍して陸軍中将となり、貴族院

議員としても自分の信念を貫いた生き

方は、当時の柳川人にとって、尊敬の

対象でありました。

　

この祐準と関わった人物として、自

叙伝の中にたびたび出てくるのが中村

祐すけおき興(

１８２９～１９０９)

です。柳

川藩士で、大蔵省の役人として新しい

紙幣の用紙の改良に尽力しました。祐

興は、祐準の出洋も援助しています。

　

祐準関係史料に手紙が残っている

なかでは、白し

らにたけし

仁武(

１８６３～１９４

１)

と西田

敬けいし止(

１８

６０～１９

２９)

があ

げられるで

しょう。武

は東京帝国

大学卒業

後、内務省

の官僚とな

り、北海道

庁参事官や

八幡製鉄所

長官などを

務めた人物です。また敬止は、同じく

東京帝国大学卒業後、東京女学館の監

事として教育にあたりました。この二

人は当時の著名人を掲載している『明

治人名辞典』にも収録されています。

　

これ以外に、祐準がフランス留学中

の長男祐す

けくに邦にあてた手紙の中に、小野

英二郎(

１８６４～１９２７)

が出て

きます。英二郎は「米国に数年間学而

モ極々貧窮なからも充分に学業ヲ仕遂

けたる」(

アメリカで貧しいながらも

充分に勉強した)

人物で、オノ・ヨー

コの祖父にあたります。同志社卒業後、

アメリカの大学で経済学を勉強し、帰

国して日本銀行に入り、後に日本興業

銀行の副総裁となります。

　

数えあげればきりがないほどです

が、いわゆる藩閥ではない柳川藩出身

者が、刻苦勉励の日々を送って身を立

て、近代日本の建設の一翼を担ったこ

とを思うと、今を生きる私たちにもた

くさんの勇気を与えてくれるように思

います。現在行っている柳川古文書館

の企画展では、そうした時代の雰囲気

に触れることができます。ぜひご来場

ください。

市史編さん係　

江島　

香

●便利な世の中だ。プレゼントを届

けるサンタを追跡する、インターネッ

トのサイトがある。サンタの存在を

疑い始めた、小２の息子の目くらま

しに利用させてもらった。いずれ正

体はばれると思うが、かわいい夢は

できるだけ長く見ていてほしい。そ

う思うのは親のわがままだろうか。

広報

163 1月1日

YANAGAWA 2012.

NO.

ページ今号の内容

■

問い合わせ

　

市生涯学習課市史編さん係（☎72・１２７５）

そ

◆市長・議長　年頭のあいさつ◆景観創造 2012　柳川市景観計画◆空き家バンクがスタートほか

2 ～ 3 4 ～ 1112 ～ 13

●人口 71,645 人（前月比 -50）　　男　33,927 人（-26）　　女　37,718 人（-24）　　　 出生　30 人、死亡 74 人　　　 転入 117 人、転出 123 人

●世帯数　24,654 世帯（+9）

◆市民のひろば (14-15)　◆川柳 (15)　◆図書館･水の郷ニュース、柳川百選まち歩き (16-17)　◆情報わいど(18-23)　◆がんばったね・ぬくもり（23-24）◆柳川にこの人あり MASA さん（24）◆もちふみデビュー(25)　◆保健ガイド (26-27)　◆新市史抄片 (28)

自慢のしめ縄持ってハイポーズ　両開公民館は 12 月 9 日、まほろば大学健康講座で毎年恒例のしめ縄作り教室を行いました。60 歳以上の受講生 20 人が、講師の池末柳一さんらから指導を受けながら、自宅用のしめ縄作りに挑戦しました。池末さんは「基本の形はあるが、出来上がったしめ縄を見ると少しずつ形が違うんです」と、しめ縄に受講生の個性が表れるそうです。受講生は、自宅用とあって、真剣な表情でしめ縄を製作。完成したしめ縄を見て「難しかったけど、とても楽しくできました」と、皆さん満足した様子でした。

【上】2月 5日まで開催中の企画展「子爵曾我祐準」の展示会場【右】明治 22 年 11月に曾我祐準が、フランス留学中の息子祐邦にあてた手紙。小野英二郎の名前（赤線の部分）がみえる。