商標機能消尽論 - Activities商標機能消尽論 3 1.商標の構造 (1)商標法の構造 商標とは「自己の商品又は役務と他人の商品又は役務とを識別する標識」1)と解説され
附属物(標識、照明施設等)定期点検要領 参考資料 - Hokkaido- 4 -...
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附属物(標識、照明施設等)定期点検要領
参考資料 〜 客観的な判定を⾏うための具体例 〜
平成 28 年3⽉
北海道建設部建設政策局維持管理防災課
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ー ⽬ 次 ー
1 はじめに ---------------------------------------------------------- 1
2 点検部材と名称 -------------------------------------------------- 1
3 損傷の種類 ------------------------------------------------------ 18
4 損傷内容の統⼀化 ----------------------------------------------- 19
5 判定の統⼀化 ---------------------------------------------------- 21
【参考例】 判定区分(道路標識・道路情報提供装置) --------------- 22
【参考例】 判定区分(道路照明施設) ------------------------------ 38
【参考例】 判定区分(防雪柵) ------------------------------------- 54
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- 1 -
1 はじめに 定期点検の⽬的は、道路附属物の変状を早期に発⾒し、対策の要否を判定すること
にある。定期点検を通じて附属物の現状を把握するとともに、落下や倒壊等に伴う第三者被害を未然に防⽌し、安全かつ円滑な道路交通の確保を⽬指すものである。
ここで、膨⼤な数を有する附属物の維持管理を効率的・効果的に⾏う上では、定期点検の結果に基づき、北海道が管理する附属物全体の現状をある⼀定のレベルで把握することが重要となる。
このため、定期点検における健全性の診断は、点検にあたる者の主観にとらわれることなく、客観的な判定に基いて⾏われる必要がある。
本資料は、平成 25 年度から実施したストック点検時の写真を⽤いて、各施設、各部材毎に損傷内容の判定例を⽰したものである。定期点検の実施⽬的を踏まえ、客観的な判定を⾏う上での参考として活⽤されたい。
2 点検部材と名称 附属物は、機能や役割の異なる部材が組み合わされた構造体であり、部材毎の変状
や機能障害が施設全体の性能に及ぼす影響は、形式等によって⼤きく異なる。 また、補修補強等の措置は、⼀般に必要な性能を回復するために部材単位で⾏われ
るため、点検は表-1 に⽰す部材単位毎に区分して⾏われる。
表-1 評価単位の区分と主な点検箇所 評価単位の区分
(部材) 主な点検箇所(弱点部となる部材等)
⽀柱
⽀柱本体 ⽀柱本体、⽀柱継⼿部、⽀柱内部
⽀柱基部 リブ取付溶接部、柱・ベースプレート溶接部、路⾯境界部(GL-0mm、GL-40mm)、柱・⽀柱境界部
その他 電気設備⽤開⼝部、開⼝部ボルト
横梁 横梁本体 横梁本体、横梁取付部 溶接部・継⼿部 横梁継⼿部、横梁仕⼝溶接部
標識板 灯具 道路情報板 防雪板 ⽮⽻根
標識板及び標識板取付部 灯具及び灯具取付部 道路情報板及び道路情報板取付部 防雪板及び防雪板取付部 ⽮⽻根及び⽮⽻根取付部、補助標識等(注)及び補助標識等(注)取付部
基礎 基礎コンクリート部 アンカーボルト・ナット
(注)ソーラーパネル、センサー等を含む
主な点検箇所の概略図を図-1〜図-10 に⽰す。
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- 2 -
図-1 主な点検箇所(道路標識:F型)
⑫
GL GL
開口部正面 開口部側面GL
⑬横梁継手部 Cbj
横梁仕口溶接部 Cbw⑭
横梁取付部 Cbi
開口部本体 Phh
横梁本体 Cbh 標識板及び 標識板取付部 Srs
支柱本体 Pph
電気設備用
(重ね貼りのビスを含む)
支柱継手部 Ppj
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑪ ⑮ ⑯
①
⑨
(重ね貼りのビスを含む)
②
⑩
支柱内部 Ppi③
添架標識等取付部 Srs⑳道路管理者の
添架標識等 Srs⑲道路管理者の
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
埋込式ベースプレート式
GL
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤⑥
⑦
⑧
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰ 基礎コンクリート部 Bbc⑰
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
支柱本体
横梁仕口溶接部
横梁取付部
横梁本体
横梁本体
標識板
標識板取付部
路面境界部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部
-
- 3 -
図-2 主な点検箇所(道路標識:逆L型)
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤⑥
⑦
⑧
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰ 基礎コンクリート部 Bbc⑰
GL GL
開口部正面 開口部側面GL
⑬横梁継手部 Cbj
⑫
横梁仕口溶接部 Cbw⑭
横梁取付部 Cbi
開口部本体 Phh
横梁本体 Cbh 標識板及び 標識板取付部 Srs
支柱本体 Pph
電気設備用
(重ね貼りのビスを含む)
支柱継手部 Ppj
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑪⑮ ⑯
①
⑨
(重ね貼りのビスを含む)
②
⑩
支柱内部 Ppi③
添架標識等取付部 Srs⑳道路管理者の
添架標識等 Srs⑲道路管理者の
横梁仕口溶接部
横梁取付部
横梁本体
支柱本体
標識板
標識板取付部
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
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- 4 -
図-3 主な点検箇所(道路標識:T 型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑥
⑦
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp 柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤⑧
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰ 基礎コンクリート部 Bbc⑰
GL GL
開口部正面 開口部側面GL
⑬横梁継手部 Cbj
横梁本体 Cbh 標識板及び 標識板取付部 Srs
支柱本体 Pph
(重ね貼りのビスを含む)
支柱継手部 Ppj
⑪ ⑮ ⑯
①
(重ね貼りのビスを含む)
②
支柱内部 Ppi③
⑫
横梁仕口溶接部 Cbw⑭
横梁取付部 Cbi
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑨
⑩
添架標識等取付部 Srs⑳道路管理者の
添架標識等 Srs⑲道路管理者の
添架標識等取付部 Srs⑳道路管理者の
添架標識等 Srs⑲道路管理者の
横梁仕口溶接部
横梁取付部
横梁本体
標識板
標識板取付部
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 5 -
図-4 主な点検箇所(道路標識:路側型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑥
⑦
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp 柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤⑧
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰ 基礎コンクリート部 Bbc⑰
GL GL
支柱本体 Pph① 支柱本体 Pph①
標識板及び 標識板取付部 Srs⑮ ⑯ 標識板及び 標識板取付部 Srs⑮ ⑯
標識板及び標識板取付部
支柱本体
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 6 -
灯具及び 灯具取付部 Sli
GLGL GL
開口部正面 開口部側面
支柱継手部 Ppj
支柱本体 Pph
配線部分 Xwi
支柱内部 Ppi
バンド部 Xbn
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
④
①
⑤⑥
②
添架標識等取付部 Srs⑲道路管理者の
添架標識等 Srs⑱道路管理者の
⑭ ⑮
⑬
⑫
図-5 主な点検箇所(道路照明施設:逆 L 型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑦
⑧
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp 柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑪⑨
⑩
基礎コンクリート部 Bbc⑯ 基礎コンクリート部 Bbc⑯
アンカーボルト・ナット Bab⑰
配線部分
支柱本体
支柱継手部
灯具 灯具取付部
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 7 -
GLGL GL
開口部正面 開口部側面
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑫
⑬
灯具及び 灯具取付部 Sli
支柱継手部 Ppj
配線部分 Xwi
支柱内部 Ppi
④
①
⑤
②
支柱本体 Pph
バンド部 Xbn⑥
添架標識等取付部 Srs⑲道路管理者の
添架標識等 Srs⑱道路管理者の
⑭ ⑮
図-6 主な点検箇所(道路照明施設:直線型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp 柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑪⑨
⑩
基礎コンクリート部 Bbc 基礎コンクリート部 Bbc
⑦
⑧ ⑯
⑰
⑯
支柱継手部
配線部分
支柱本体
灯具 灯具取付部
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 8 -
図-7 主な点検箇所(道路照明施設:Y 型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0
路面境界部(GL-40) Pgl-40
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp 柱・基礎境界部 Ppb
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑪⑨
⑰
⑩
基礎コンクリート部 Bbc⑯ 基礎コンクリート部 Bbc⑯
⑦
⑧
GLGL GL
開口部正面 開口部側面
支柱分岐部 Ppd
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑫
⑬
灯具及び 灯具取付部 Sli⑭ ⑮
③
支柱継手部 Ppj
配線部分 Xwi
④
①
⑤
支柱本体 Pph
バンド部 Xbn⑥
支柱内部 Ppi②
添架標識等取付部 Srs⑲道路管理者の
添架標識等 Srs⑱道路管理者の
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
配線部分
支柱本体
支柱継手部
支柱分岐部
灯具 灯具取付部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 9 -
図-8 主な点検箇所(道路照明施設:共架型)
灯具及び 灯具取付部 Sli
支柱内部 Ppi
配線部分 Xwi バンド部 Xbn
電柱
支柱本体 Pph
電気設備用開口部本体 Phh 電気設備用開口部ボルト Phb
⑭ ⑮
②
⑤⑥
①
⑫⑬
支柱本体
支柱継手部
支柱継手部
バンド部
灯具
灯具取付部
配線部分
-
- 10 -
図-9 主な点検箇所(道路情報提供装置:F 型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0⑥
路面境界部(GL-40) Pgl-40⑦
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰
柱・基礎境界部 Ppb⑧
基礎コンクリート部 Bbc⑰
横梁取付部 Cbi
横梁仕口溶接部 Cbw
横梁本体 Cbh
道路情報板及び 道路情報板取付部 Srs
GL GL
開口部正面 開口部側面GL
支柱本体 Pph
支柱継手部 Ppj
支柱内部 Ppi
⑬横梁継手部 Cbj
⑫
⑭
⑪
⑮ ⑯
①
②
③
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑨
⑩
添架標識等取付部 Srs⑳道路管理者の
添架標識等 Srs⑲道路管理者の
管理用のステップ・タラップ等2 1
横梁仕口溶接部 横梁取付部横梁本体
情報板取付部管理用足場
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
情報板
支柱本体
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部 路面境界部
-
- 11 -
図-10 主な点検箇所(道路情報提供装置:直線型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0⑥
路面境界部(GL-40) Pgl-40⑦
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑤
⑱
④
基礎コンクリート部 Bbc⑰
柱・基礎境界部 Ppb⑧
基礎コンクリート部 Bbc⑰
GL GL
開口部正面 開口部側面
GL 支柱本体 Pph①
道路情報板及び 道路情報板取付部 Srs⑮ ⑯
開口部本体 Phh 電気設備用
開口部ボルト Phb 電気設備用
⑨
⑩
電気設備用開口部本体
電気設備用開口部ボルト
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
路面境界部
-
- 12 -
図-11 主な点検箇所(防雪柵:吹溜柵)
リブ取付溶接部 Pbr
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
基礎コンクリート部 Bbc
⑦柱・基礎境界部 Ppb
⑫基礎コンクリート部 Bbc
GL
⑥路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑤路面境界部(GL-0) Pgl-0
③
④
⑬
⑫
横材本体 Cbh 横材取付部 Cbi
防雪板取付部 Srs 支柱本体 Pph
防雪板 Srs
②支柱継手部 Ppj
⑧ ⑨
⑪①
⑩
防雪板取付部
防雪板
支柱本体
防雪板取付部
横材本体
横材取付部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
基礎コンクリート部
柱・ベースプレート溶接部
-
- 13 -
図-12 主な点検箇所(防雪柵:⾃⽴式吹払柵)
リブ取付溶接部 Pbr
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
基礎コンクリート部 Bbc
⑦柱・基礎境界部 Ppb
⑫基礎コンクリート部 Bbc
GL
⑥路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑤路面境界部(GL-0) Pgl-0③
④
⑬
⑫
⑨横材取付部 Cbi
支柱本体 Pph
横材本体 Cbh 防雪板 Srs
防雪板取付部 Srs①
⑧⑩
⑪
②支柱継手部 Ppj
防雪板 支柱本体
防雪板接続部
防雪板取付部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
基礎コンクリート部
柱・ベースプレート溶接部
-
- 14 -
図-13 主な点検箇所(防雪柵:オーバーハング式吹払柵)
リブ取付溶接部 Pbr
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
基礎コンクリート部 Bbc
⑦柱・基礎境界部 Ppb
⑫基礎コンクリート部 Bbc
GL
⑥路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑤路面境界部(GL-0) Pgl-0 ③
④
⑬
⑫
防雪板取付部 Srs
⑨横材取付部 Cbi
⑪
支柱本体 Pph
防雪板 Srs
②支柱継手部 Ppj①
⑩
防雪板 支柱本体
防雪板接続部
防雪板取付部
防雪板取付部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
基礎コンクリート部
柱・ベースプレート溶接部
-
- 15 -
図-14 主な点検箇所(防雪柵:吹⽌柵)
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr 柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
基礎コンクリート部 Bbc
⑦柱・基礎境界部 Ppb
⑫基礎コンクリート部 Bbc
GL
⑥路面境界部(GL-40) Pgl-40
⑤路面境界部(GL-0) Pgl-0
⑬
③④
⑫
⑨横材取付部 Cbi
防雪板 Srs
防雪板取付部 Srs
支柱本体 Pph
⑧横材本体 Cbh
②支柱継手部 Ppj
①
⑩
⑪
防雪板取付部
防雪板取付部
防雪板 支柱本体
防雪板取付部
アンカーボルト・ナット
基礎コンクリート部
-
- 16 -
図-15 主な点検箇所(⼤型スノーポール:テーパー型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0④
路面境界部(GL-40) Pgl-40⑤
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑧
⑦
基礎コンクリート部 Bbc
柱・基礎境界部 Ppb⑥
基礎コンクリート部 Bbc⑮
⑯
⑮
支柱本体 Pph
GL
③支柱継手部(ジョイントB) Ppj
矢羽根 Srs
⑭矢羽根取付部 Srs
①
⑬
支柱継手部(ジョイントA) Ppj②
⑰道路管理者の添架標識等 Srs(注)
添架標識等取付部 Srs⑱道路管理者の (注)
(注)ソーラーパネル、センサー等含む
矢羽根
支柱継手部
支柱本体
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
路面境界部
-
- 17 -
図-16 主な点検箇所(⼤型スノーポール:アームフランジ型)
埋込式ベースプレート式
ベ-スプレート露出 基礎コンクリート露出
GL
路面境界部埋戻し
路面境界部(GL-0) Pgl-0④
路面境界部(GL-40) Pgl-40⑤
柱・ベ-スプレート溶接部 Pbp
アンカーボルト・ナット Bab
リブ取付溶接部 Pbr
⑧
⑯
⑦
基礎コンクリート部 Bbc⑮
柱・基礎境界部 Ppb⑥
基礎コンクリート部 Bbc⑮
GL
支柱継手部(ジョイントA) Ppj
横梁取付部 Cbi
横梁仕口溶接部 Cbw
横梁本体 Cbh
⑭矢羽根取付部 Srs⑪横梁継手部 Cbj
②
矢羽根 Srs⑬⑩
⑫
⑨
支柱本体 Pph①
添架標識等取付部 Srs⑱道路管理者の
⑰道路管理者の添架標識等 Srs(注)
(注)
(注)ソーラーパネル、センサー等含む
柱・基礎境界部
基礎コンクリート部
リブ取付溶接部
アンカーボルト・ナット
柱・ベースプレート溶接部
基礎コンクリート部
路面境界部
-
- 18 -
3 損傷の種類 部材の損傷程度の評価は、表-2 に⽰す損傷内容毎に⾏う。各損傷の発⽣例を、
表-3 に⽰す。
表-2 損傷内容の種類
材料の種類 損傷内容
鋼部材 き裂、破断、変形・⽋損、腐⾷、ゆるみ・脱落、滞⽔、その他
コンクリート部材 ひびわれ、うき・剥離、滞⽔、その他
表-3 損傷内容
損傷内容 代表写真
き裂
破断
ひびわれうき・剥離
ゆるみ・脱落
腐⾷
変形・⽋損
-
- 19 -
4 損傷内容の統⼀化
定期点検により確認する損傷内容の種類は表-2 に⽰したとおりであるが、実構造物において顕在化する損傷は、この他にも多種にわたり確認されることが予想される。
また、同⼀種の損傷であっても、「き裂」 と 「ひび割れ」、「腐⾷」 と 「さび」、「変形」 と 「へこみ」 など、点検にあたる者の表現⽅法に相違が⽣じた場合は、記録様式内の統⼀性が損なわれ、維持管理⽅針の決定に齟齬が⽣じるおそれもある。
以上を踏まえ、各種様式類への損傷内容の記載⽅法を表-4に、点検対象外として扱う損傷の例を表-5 に整理する。
表-4 様式類への記載に際する損傷内容の統⼀
損傷例 表-2 に該当 する損傷内容
損傷内容の統⼀⽅法
ひび 割れ
ひび割れ など き裂※
「ひび」・「ひび割れ」などは、「き裂」と同⼀の損傷内容であることから、様式内の記載は「き裂」として統⼀する。 判定区分は表-2 に依る。
さび 腐朽 など
腐⾷ 「さび」・「腐朽」などは、「腐⾷」と同⼀の損傷内容である
ことから、様式内の記載は「腐⾷」として統⼀する。 判定区分は表-2 に依る。
ぐらつき がたつき など
ゆるみ
「ぐらつき」・「がたつき」などは、取付部を固定する部材の「ゆるみ」が原因と考えられることから、様式内の記載は「ゆるみ」として統⼀する。 判定区分は表-2 に依る。
灯具無し 灯具カバー無し
防雪板・枠の消失 など 脱落
部材が消失したものは、「脱落」として統⼀する。ただし、意図的に撤去されたことが明らかな場合は、その旨を「その他」として記載するものとする。
ガラス(カバー・レンズ)割れ 固定バンド破損 情報板等の破損
電灯 BOX 蝶番破損 ワイヤー破断・切断 など
破断 ⽋損
「割れ」・「破損」などにより、部材が断ち切れている場合は、「破断」として様式内の記載を統⼀する。 「割れ」・「破損」などにより、部材が⼀部消失している場
合は、「⽋損」として様式内の記載を統⼀する。
曲がり 凹み
傾き など 変形
「曲がり」・「凹み」などは、部材の「変形」によるものであることから、様式内の記載は「変形」として統⼀する。
※鋼部材に限る
-
- 20 -
表-5 点検対象外として扱う損傷例 損傷例 損傷内容の統⼀⽅法
⽩さび
⽩さびは、亜鉛メッキ加⼯された部材の表⾯に認められる、チョーク粉のような⽩⾊の亜鉛酸化物である。⽩さびの段階では⺟材の損傷(腐⾷)には⾄らないため、判定の対象からは除外する。 ただし、メッキの異常箇所については⺟材の状態に注視し、腐⾷が認められる場
合は、「腐⾷」 として判定を⾏うものとする。
傷 (ひっかき傷・擦り傷)
部材表⾯への接触による傷などで、腐⾷や変形を伴わず、施設の耐久性に影響を及ぼすおそれの低いものは、判定の対象から除外する。 ただし、腐⾷や変形を伴う場合は、各々の損傷内容として判定を⾏うものとする。
塗装劣化 汚れ 変⾊
塗装の劣化(ふくれ・割れ・はく離など)、汚れ、変⾊などは、構造部材の損傷とは異なるため、判定の対象から除外する。 ただし、塗装の異常箇所については⺟材の状態に注視し、腐⾷が認められる場
合は、「腐⾷」 として判定を⾏うものとする。
電気設備⽤開⼝部等におけるパッキンの劣化
パッキンの劣化は、構造部材の損傷とは異なるため、判定の対象から除外する。 ただし、⽀柱内部への⽔の浸⼊(滞⽔)や腐⾷が認められる場合は、各々の損
傷内容として判定を⾏うものとする。
-
- 21 -
5 判定の統⼀化
定期点検の対象となる道路附属物は膨⼤な数に及ぶことから、現地での点検に要する時間は勿論のこと、健全性の診断に要する労⼒も膨⼤となることが予想される。
また、附属物の維持管理を効果的に進めるためには各施設の現状をある統⼀的な視点のもと、ある⼀定のレベルで把握する必要がある。
このため、健全性の診断は、点検にあたる者の主観にとらわれることなく、客観的な判断に基づいて効率的に⾏われる必要がある。
ここでは、客観評価を⾏う際の⼀助とするべく、ストック点検時において確認された損傷の
具体を写真を⽤いて例⽰し、各施設、各部材に係る判定区分の⽬安を損傷内容毎に整理した。参考として、判定に⾄るまでの考え⽅、根拠等の説明を併記している。
点検結果に基づき、経過観察、詳細調査の実施、あるいは対策の実施等、今後の維
持管理⽅針が定まることとなる。 このため、健全性の診断結果は、維持管理を効果的に進める上できわめて重要な情報
となる。 点検の着⼿に際しては、本資料を⽤いて点検にあたる要員内の意思統⼀を図ることも有
効と考えられる。定期点検の重要性を踏まえ、客観評価を⾏う際の⽬安として本資料を活⽤されたい。
附属物(標識、照明施設等)定期点検要領参考資料⽬ 次1 はじめに2 点検部材と名称3 損傷の種類4 損傷内容の統⼀化5 判定の統⼀化