講義概要 音響技術科 - 東放学園 · レコーディング基礎演習 36 選...

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講義概要 音響技術科

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講義概要

音響技術科

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●1年次 ●2年次

授業科目名

修得単位時間

必修・選択

実務経験のある

教員等授業

省令基準時数分

シラバス提出授

業 授業科目名

修得単位時間

必修・選択

実務経験のある

教員等授業

省令基準時数分

シラバス提出授

音響技術演習 36 必 ○ 36 必 ○

ProTools実習Ⅰ 54 必 ○ ◆

レコーディングスタジオ演習

コンサートPA演習 36 必 ○

ProTools実習Ⅱ 54 必 ○ 音響効果・MA演習 36 必 ○

エレクトロニクス実習 54 選 Illustrator実習 36 選

ビデオ制作 54 選 ○ Protoolsオペレーション 54 選 ○ ◆

レコーディング基礎演習 36 選 ○ レコーディング・PA・MAゼミ※ 108 選 ○

PA基礎演習 36 選 ○ 音響効果実習ゼミ 54 選 ○

TV音声・MA基礎演習 36 選 ○ LIVEゼミ 54 選

音響測定 54 選 ○

Webコンテンツ制作 36 選 ○

小計 360 小計 504

音響技術論Ⅰ 36 必 音響技術論Ⅱ 36 必

ベーシックアコースティクス 36 必 レコーディング技術論 36 必

音響機器概論Ⅰ 36 必 ○ PA技術論 36 必 ○

オーディオエレクトロニクス 36 必 放送概論 36 必 ○

映像・音響技術基礎 36 選 音楽プロデュース概論 36 必 ○

楽器論 36 選 ○ 音響概論 36 選 ○

音響基礎技術論 36 必 36 選 ○

音響機器概論Ⅱ 36 必 ○ 36 選 ○ ◆

業界特別講座 36 必

ルームアコースティック概論

アニメ音響制作

36 選

36 選コンピュータベーシック

イヤートレーニング 36 選 ○

小計 324 小計 396

就職講座Ⅰ 36 必 就職講座Ⅲ 36 必

就職講座Ⅱ 36 必 特別講座Ⅱ 36 選

特別講座Ⅰ 36 選 就職講座Ⅳ 36 選

小計 108 小計 108

ジャズポップス史 36 選 ○ アレンジテクニック 36 選 ○

音楽理論 36 選 ○ ◆

著作権ビジネス 36 選

小計 108 小計 36

900 時間 1044 時間

全設置授業時数 1944 時間

実務経験のある教員等による授業数 1188 時間

省令で定める基準授業時数 シラバス提出分 180 時間

実務経験のある教員等による授業科目の一覧表 音響技術科

実習・演習科目

実習・演習科目

1年次時間数 合計 2年次時間数 合計

専門科目

専門科目

特別科目

特別科目

教養・入門科目

教養・入門科目

デジタルオーディオ 〇

kazhal
タイプライター
(昼間Ⅰ・Ⅱ部共通)
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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 座学 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

音響基礎技術論岡 咲織(本校教職員)

★実習で学ぶシステムや知識を理解する★班で話し合いを行うことにより、現場で必要なコミュニケーション能力を身に付ける

ガイダンス(授業の進め方)音響システムの信号の流れⅠ音響システムの信号の流れⅡ音響システムの信号の流れⅢレコーディングスタジオのシステムⅠレコーディングスタジオのシステムⅡレコーディングスタジオのシステムⅢマイクの種類ドラムセットについてミキシングについてシステムを組んでみよう回線表を作ってみようⅠ回線表を作ってみようⅡラジオ番組についてまとめ

100点を満点として、記述試験点50点、出席状況30点、レポート20点で評価を行う。

この授業は実習で必要になる知識などを事前に学んだり、話し合いをして、実習に向けて準備をすることが目的である。実習の事前に必要な準備を行うことによって、実習ではたくさん機材に触れ、実践することが可能になる。実習と併せて、予習復習を行うと良い。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 座学 36時間

岡 咲織(本校教職員)

★実習で学ぶシステムや知識を理解する★班で話し合いを行うことにより、現場で必要なコミュニケーション能力を身に付ける

デジタルミキサー/Q1Qsub システムについてP.EQ/G.EQについて国家検定・舞台機構調整技能士3級についてA.Gtr 弾き語り LIVE に向けてミックスダウンについてインラインコンソールについてⅠインラインコンソールについてⅡDrumsレコーディングに向けてA.Gtr の弾き語りレコーディングに向けてMA作業についてワイヤレスマイクについてドラムセッティングについてシステムを考えるⅠシステムを考えるⅡまとめ

100点を満点として、記述試験70点・出席状況30点で評価を行う。

音響技術論Ⅰ

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

後期になると、実習で学ぶことは前期よりも多くなる。実習をよりパワーアップさせるために、知識などもその分必要となってくる。後期はアーティストを招いての実習も入ってくるので、その為に必要な準備を行ったり、知識を補う。

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 座学 36時間

ベーシックアコースティクス津曲 健仁(第一級陸上無線技術士、第三種電気主任技術者 取得者)

★音響学の基本的な用語を学び意思疎通に使えるようにする。★心理的に捉えた音の特徴と物理的なデータの特徴との関連を見極められるようになる。★目的の音や音場の実現のためにどんな物理的な操作が有効かを考察できるようになる。

期末試験(記述問題・選択肢問題混在:100 点満点)による。

フルートの音とピアノの音は何が違っているのか。畳の部屋とホールでは音の伝わり方や聴こえ方はどう違うのか。まずは分析し把握することから音づくりは始まる。ピアノの音色は機材の操作によって変化をつけやすい。しかしフルートでは思うにまかせない。なぜか。録音したセリフをそのまま映像にはめると違和感を党えることがある。なぜか。解決の糸口を掴むには経験と知識、あるいは感覚と思考のバランスが肝要である。講義では、'音の発生・伝播.感受の過程での、物理的・生理的・心理的側面からの捉え方や考察の仕方を学ぶ。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

ガイダンス音の捉え方(定義、三要素と物理量)波の計算(c, ƒ,Τ,λ など)音の高さとその感じ方音の大きさとその感じ方ヒトの感覚と対数、指数音色と周波数成分音階の生成(弦の振動と気柱の共鳴)聴覚と視覚、脳による補完聴覚にまつわる諸効果ドップラー効果音源の形状と音の広がり方、減衰音場の評価と補正電気音響と機器の特性まとめ

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 座学 36時間

オーディオエレクトロニクス

期末試験(記述問題 · 選択肢問題混在:100点満点)による。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

津曲 健仁(第一級陸上無線技術士、第三種電気主任技術者 取得者)

★音響技術者に必須の電気に関する基礎知識を習得する。★早くそして確実に解くための計算技術を身につける。★数式だけに頼らず解決するためのイメージカを磨く。

電気で扱う量電池コンセント抵抗回路の計算デシベル(対数を使わないアプローチ)ボリュームとパンポット(回路と特性)音と電気の変換(電磁誘導と電磁力)機器の接続1(レベル、インピーダンス)機器の接続2(平衡と不平衡)信号の合成オペアンプとミキサコンデンサとフィルタ共振回路まとめ

音響技術者が電気を学ぶということはどういうことなのか。それは料理人が食材について学ぶのに似ている。我々が音を加工しようとするときには、まずはマイクによってこれを電気信号に変換し、その電気信号に手を加えることになる。我々にとって電気とは料理人にとっての食材と同じなのである。どんなに優秀な調理器具が現れて、知識がなくても美味しい料理が簡単に作れるようになったとしてもプロの料理人が食材に対する探求・研究を怠ることはあるまい。我々もまた然りである。美味しければなんでもよというわけではないのだ。

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 座学 36時間

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

長谷川 巧(レコーディングエンジニア)

★音響機器を使用するために必要な基礎知識を身につける。★機材による違いを学び、必要に応じて自分で最適なものを選べるようにする

ガイダンス(実習で使用する機材紹介、扱い方)信号伝送系、入出力回路(バランス、アンバランス、位相)ケーブルとコネクター((種類、構造、Mic.Lineのレベル)マイクの種類、構造、特徴I(ダイナミック、コンデンサー、リポン) マイクの種類、構造、特徴Ⅱ(指向性、スペック、ステレオマイク)マイクの種類、構造、特徴Ⅲ(ヘッドアンプ、DI、マイクセッティング)小テストと解説スピーカーシステムⅠ(エンクロージャー、ユニット、ネットワーク)スピーカーシステムⅡ(パワーアンプ、サウンドシステム)ミキシングコンソールⅠ(アナログモジュール、信号の流れ)スピーカーシステムⅡ(パワーアンプ、サウンドシステム)オーディオシステム(スピーカー、ケーブル、電源)オーディオシステム(サラウンド、ヘッドホン、イヤホン)まとめ期末テスト

100点を満点とし、筆記試験を基準点にし、出席を含む平常点を20点まで加算する。

視聴者として楽しんできたエンターテイメントを、これからは制作者として人を楽しませることができるように、機材の特徴や取扱の方法などを学んで、自分の求めているものを作り上げることができるようにする。その為には、今まで触れてきた家庭用とは異なり、見たことのない機材も多く使いこなして行かなければならない。この授業では、プロの現場でも使われている音響機器の基本的な知識を身につけ、実際にその機材を使いこなすことが出来るようになることを目標に講義をしていく。

音響機器概論Ⅰ

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 座学 36時間

100点を満点とし、筆記試験を基準点にし、出席を含む平常点を20点まで加算する。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

音響機器概論Ⅱ長谷川 巧(レコーディングエンジニア)

★効果機器であるエフェクタの使用方法を理解する★音を自分の理想に近づけられるようにする★昔から使われてきた機材から、最新の機材までを学び、必要に応じて選べるようにする

ガイダンス(色々なエフェクタの紹介)ディレイリバーブリバーブの種類イコライザーコンプレッサー、リミッター、ディエンサーノイズゲート、エキスパンダーその他の様々なエフェクタ(プラグイン)小テストと解説エフェクタを実際に使ってみるアナログ機器(磁気テープ、レコーダーの構造)デジタル機器Ⅰ(AD/DA、フォーマット、圧縮、クロック)デジタル機器Ⅱ(DAW,デジタルコンソール、デジタル伝送)まとめ期末テスト

CDアルバムやコンサート、テレビ番組などで普段我々が耳にする音楽には、多くのエフェクタ(効果機器)や録音再生する機器が使用されている。実際にプロの現場で使用されている機材は数かぎりない。エンジニアは音(素材)の持つ「味」を引き出し、クオリティを高め、自分にしかできない作品を作るためには、これらの機器を的確に使いこなさなければならない。この授業では、今まで使われてきた代表的な機器を種類別に取り上げ、接続の仕方から実際の使用方法までを説明していく。

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★基礎的な映像技術や音響技術に対する理解を深める★最新のデジタル映像、音響技術について学習する★映像音響処理技術者資格認定試験を目指す

授業ガイダンスデジタルテレビ放送テレビジョンの基礎カラーディスプレイのしくみビデオカメラの原理(光学系)映像・音声のデジタル化映像・音声の圧縮とコーデック光ディスクのしくみとサラウンド映像・音響システムの構成映像コンテンツの制作(音声~MA)映像編集とオーサリング映画制作とデジタルシネマパソコンとインターネットの基礎知識ネットワークとストリーミング記録フォーマットの種類と特徴

出席回数50%+期末試験成績50%=100%

映像・音響技術基礎岡村 朗(本校教職員)

毎回配布する資料

コンサートでは必ず背景に映像が流れ、インターネットにおいても積極的に動画配信が行われています。また、VRに代表されるような新しい動画鑑賞の方法も登場するなど、映像技術の発展はめざましく、将来どんな職業に就いたとしても、この映像技術や音響技術の知識は必要不可欠になると考えられます。この授業では、そんなデジタル技術についてわかりやすく解説するとともに、実際に映像や音楽のサンプルを視聴しながら理解を深めていきます。そして最終的には、映像音響処理技術者資格認定試験の合格を目指します。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 座学 36時間★さまざまな音響技術のエンジニアから現場の話を聞く★就職や進路について考える

※講義は、毎回ゲストを招いての授業となります。

100 点を満点としてレポート 70 点 出席数に授業への参加意欲を加味した 30 点の合計で評価を行う

この講座は、さまざまな音響現場で活躍しているエンジニアをゲストに迎え、技術や知識はもちろん、現場で経験した多くの体験を聞き、就職や進路の参考にしてもらうための授業です。ゲストのエンジニアは有名アーティストや大きなイベントに関わった人たちばかりです。ただ話を聞くだけでなく、質問や相談をたくさん用意して、積極的に講義に臨んで欲しいと思います。自分の目指す音響技術の現場がどんなところかをこの講義で感じて下さい。

業界特別講座阿部 純也(本校教職員)、脇田 貞二(本校教職員)

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

授業内提出レポート内容による評価点が50点、出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が50点で評価を行う。

楽器論牧野 信博(音楽プロデューサー、アレンジャー、ピアニスト)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

★レコーディングでよく使われる楽器の特徴や技法などを理解する

種々の楽器から音を出すにあたり、あらゆる楽器の機能を熟知しているばかりでなく、その量も効果的な音域や、音色、奏法などを知る事により、その楽器の特性、役割を最大限に引き出す事ができる。よって学習者は、これらの理論に先立ち、できれば楽器の技術を習得することが望ましい。そして、種々の音楽に接し、自己の耳の拡大に努める事が大事である。また、実際の演奏においては、各プレーヤーの持ち味や技術に依存する事が多い。したがって、それらを自己のものとして消化吸収し、しかもその理論を捨て去った時、そこから自己の音楽が始まる。

ガイダンス・アンケートリズムセクションにおける各楽器の役割 1 Keyboard 2 Bass 3 Drums(ゲストミュージシャン) 4 Percussion(ゲストミュージシャン) 5 E.Guitar(ゲストミュージシャン)レコーディングでの音の組み立て方 1 アレンジ 2 打ち込み(プログラミング) 3 リズム録り(Rhythm Rec) 4 ボーカル録り、ディレクション 5 ミックスダウンオーケストラによる各楽器の役割まとめ

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前必修 座学 36時間

100点満点として、筆記試験70点、提出物の評価、出席状況を加味した平常点30点で評価を行う。資料等のプリントを、適宜配布する。

音響技術論Ⅱ恵木 健太郎(本校教職員)

★コンサートPA演習、レコーディングスタジオ演習、音響効果・MA演習の予習と復習★実習内では説明しきれない情報の補足

音響機材を実際に触ることの出来る実習の時間はとても貴重である。よって音響技術演習内でもなるべく機材に触れる時間を増やしたいのだが、どうしても機材説明の時間が多くなってしまう。なぜなら音響機材は使用方法、配線、電源の入れ方などを間違えると壊れてしまうからだ。初心者は必ず説明、注意事項を聞かなければならない。このように実習内の説明をなるべく減らして作業する時間を増やす為や、音響機材の知識をより深める補足の為にこの音響技術論Ⅱがある。

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

PAでのデジタルコンソールシステムについてワイヤレスマイク、インイヤーモニターシステムについてデジタル伝送とオーディオネットワークについてA.Gtr弾き語りPAについて国家検定・舞台機構調整技能士3級についてMAスタジオシステムについて回線表作成のための班ミーティング・打ち合わせレコーディングスタジオシステムについてレコーディング作業の流れについてバンドセッティングでの注意事項ミュージシャンとのコミュニケーションについて歴史に残るコンサート映像から学ぶ現場で使用される最新音響機材についてまとめ筆記テスト

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー必修 座学 36時間

100点を満点として筆記試験70点 出席数に授業への参加意欲を加味した30点の合計で評価を行う

レコーディング技術論阿部 純也(本校教職員)

原盤制作についてレコーディングスタジオについてスタジオシステムについてスタジオセッティングについてミキシングコンソール① シグナルルーティングミキシングコンソール② パッチ盤レコーダーについて ~録音の歴史ProToolsについてシグナルレベルについて メーター等レコーディング作業① リズムレコーディングレコーディング作業② ダビング、ボーカル録音ミックスダウンについてマスタリングレコーディング機材  ビンテージから最新まで名盤鑑賞

サウンドレコーディング技術概論

★原盤制作に必要な作業とレコーディングスタジオの役割が理解出来る★レコーディングスタジオのシステムについての知識を充実させることが出来る

原盤制作に関わるスタジオスタッフの役割のなかでも特に技術スタッフであるエンジニアの仕事について学んでいきます。レコーディングスタジオのシステムやそれを構成する様々な機材についての知識やレコーディング作業の流れなどを学び、将来エンジニアとして活躍できる人材になるための礎を築きましょう。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★PAの仕事を理解し、関係する知識の理解を深める。★舞台で必要となる基礎知識を習得する。★様々な音響現場で使用されている最新機材を理解する。

ガイダンスPAスピーカーについて電源についてワイヤレス機材について音響測定システムについてデジタル伝送・オーディオネットワークについて現場で必要になる舞台用語についてコンサート映像から学ぶ様々なPA会社についてゲスト①現場のPAエンジニア(例.FOH)を招いてゲスト②現場のPAエンジニア(例.Monitor)を招いてゲスト③現場のPAエンジニア(例.Stage)を招いてゲスト④現場のPAエンジニア(例.System)を招いてまとめ筆記テスト

プロ音響データブック 資料等のプリントは適宜配布する

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー必修 座学 36時間

100点満点として、筆記試験70点、提出物の評価、出席状況を加味した平常点30点で評価を行う。

PA技術論恵木 健太郎(本校教職員)

PAの仕事は舞台での音響を担当していますが、制作、舞台監督、美術、照明、楽器、特殊効果、映像、ミュージシャンなど、様々なセクションとの共同作業でショーを作り上げることが求められています。そのためには各セクションを理解し、舞台上で安全に仕事をすることが非常に大切なことです。また、コンサートやミュージカルなど舞台音響の世界ではデジタルコンソールの使用が業界標準になっており、ワイヤレス機器やオーディオネットワークの知識も必要になっています。この授業では現場で必要とされる基礎知識の習得を目指します。

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★番組制作の流れを理解する★ポストプロダクションにおける、音声作業を理解する★映像に合わせた音について、理解を深める

授業ガイダンステレビ制作の歴史番組制作の流れ番組制作に関わる仕事テレビ・放送用語についてポストプロダクションについてMA作業の流れについてキー局と系列ネットについてコマーシャルについて視聴率とは映画について番組鑑賞ネット番組等についてまとめ 今後の放送について授業内試験

今や放送業界は何もテレビだけのものでは無くなっています。NetflixやHulu、Amazonプライムなどに代表されるこれらの動画配信サービスもまた、これまでのテレビ業界同様の携わるスタッフ、仕事や作業が数多く存在します。この授業では、番組制作の流れや、そこに関わる様々な仕事を理解していきます。MAなどの放送に置ける音の部分も理解できるよう授業を行っていきます。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー必修 座学 36時間

100点を満点とし、試験40点、出席率60点で評価を行う

放送概論原田専門家(グラフィックデザイナー)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★音楽ビジネスを理解する★音楽制作の流れと変化を知る★スタッフとプロデューサーの係わりと役割を理解する

ガイダンス音楽ビジネスとは音楽ビジネスの基本 音楽ビジネスを稼働させているものレコード、レコード会社、レコード製作者A&Rって?プロデューサーって?ハウスプロデューサーの時代原盤制作システムの変化 その1原盤制作システムの変化 その2プロデューサーのクライアントは?原盤権の所在 原盤に係わる契約プロデューサーの役割 求められるもの映像に学ぶプロデューサー その1映像に学ぶプロデューサー その2まとめ

音楽に限らず「プロデュースする」ということは、極めてクリエイティブで幅広い知識やセンス、そしてビジョンが必要です。そのためには物事を大局的に捉え、プロデュースする対象をよく理解する必要が求められます。この授業では、音楽ビジネスの先輩であるアメリカの事例や、スタッフとプロデューサーの係りを考えながら、音楽ビジネスをプロデュースするという視点を持ち合わせ、プロデュースの重要性を理解したスタッフを育成します。

音楽プロデュース概論梅木 康裕(エンタテインメントコーディネーター)

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法

備     考参考書・教材

必/選 形態 時間 時期2年次 ー必修 座学 36時間

講義全体を100点満点で採点する。出席点30点。授業意欲10点。定期試験60点。

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55

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

ガイダンス音の伝播とドップラー効果音の反射・屈折・回折とホイヘンス=フレネルの原理音波と単振動と三角関数周波数と対数音圧と音響インテンシティと音響パワー音圧レベルの合成ステレオ・マイキングと音像定位音声信号伝送とインピーダンス整合振幅領域での操作 効果的なコンプレッサーの使い方周波数領域での操作 EQテクニック時間領域での操作 Rev, DDLでの音場演出FFTの基礎と音響測定への応用ディジタル・オーディオ信号のフォーマット浮動小数点とビット深度とダイナミック・レンジ

★音響機器のパラメーターの具体的な値を身につける。★音響機器の操作と結果を音響理論と結びつけ、表現できるようにする。★「音響機器」「音響物理」「音響心理」の三要素を同時に考慮できるようになる。

音響機器を操作するとき、直感や勘に頼るのではなく、音声信号の何に対し何をしているのか理解していることを目指します。音響学の基礎知識と具体的なパラメータ値を考察することで、実際の音響機器操作の「手順」に戸惑わずに済むことを目指します。音響機器に関する仕様書やチュートリアル、テクニカル・ホワイト・ペーパーを読めることも実作業の一助になることでしょう。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

100点満点とし、記述試験60点・出席状況及び授業への参加意欲の平常点40点で評価を行う。

音響概論桑原 和淳(オーディオエンジニア)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★音響機材だけではなく,聴く空間の重要性が分かる★空間や建築物と,聴いている音との関係を概観できる★音響空間の特性を客観的に表現できるようになる

音は空気を伝搬し、耳に到達して知覚されます。アリーナであれ、スタジオであれ、自宅であれ、楽器の音やスピーカから出た音は、その空間の響きを伴ってリスナーに届きます。ヘッドホンで音を聴く機会が増えていますが、音が空間でどのように振る舞って耳に到達するのかを知っておく事は、自分がどんな音を聴いているのか、どんな音を届けているのか、作っているのかを知る事と直結している重要な事柄です。静かさや吸音、遮音、室内の音場づくりなど、空間や建築物と音との関わりを、実例を盛込みながらできるだけ平易に解説します。

ガイダンス音の基礎(伝搬、音の三属性、音圧レベルなど)バンドレベルとオールパスレベル、騒音計の聴感補正特性室内音場の成り立ち、反射音の時間間隔と知覚、特異現象音の反射/透過/吸収、特殊な音場無響空間での減衰(点音源/線音源/面音源、指向係数Q、空気吸収)響きのある空間での減衰の様子波動/幾何/統計音響波動音響(1)波動音響(2)幾何音響統計音響音響材料と遮音/静かさ(評価方法/指標、質量則、コインシデンス効果、2重壁の特徴など)まとめ(1)まとめ(2)

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

100点を満点とし、期末筆記試験55点、出席状況45点で評価を行う。

ルームアコースティック概論株式会社ソナ

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法

備 考参考書・教材

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

アニメ音響制作菅原 三穂(録音・音響演出)

講義全体を100点満点で採点する。出席状況50点、課題提出(3~4回予定)50点。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★アニメやゲームなどの音響はどのように作られていくのかを理解する★「音響制作と」は何か、その工程や役割を理解する★2次元の世界の「音」の想像力を身につける

アニメーションやゲーム、オーディオドラマなど声優を起用したコンテンツは多数あり、その影響力は日本のみならず、今や世界にも広がっています。そんな作品達はどんな過程で作られていくのかを理解することで見方も変わり、より興味深く感じられます。この授業では「音響制作」という立場から音声コンテンツが出来上がる工程、声優(役者)やスタッフがどのような姿勢で作品づくりに向き合っているかを知ってもらい、仕事としての理解を深めることを目的とします。

ガイダンスアンケート音響制作とは何か、どんな仕事かアニメーションの音響制作①(オーディション・キャスティング)アニメーションの音響制作②(アフレコ)アニメーションの音響制作③(ダビング•MA)音楽メニューの作り方と選曲フォーリーアーティスト(生音)のお仕事作品を通してみる、アニメ制作の過酷な現場アフレコ現場の生の声(声優ゲスト予定)ゲーム作品の音声収録オーディオドラマの音響制作第一線で活躍する声優の現場とは仕事においての心がけ、信頼関係とは期末課題レポートの配布·解説まとめ

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

100点を満点として、授業内課題40点、出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が60点で評価を行う。

コンピュータベーシック小山内 宙(本校教職員)

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★パソコンの構造を理解する。★ネットワークの基礎、OS、アプリケーションのトラブルシューティングを身につける。

ガイダンスOSとハードウェアディスクトップPCの組み立てとOSインストール(作業)インストールとフォーマットインターネットとメールの世界ネットワーク機器とその役割パケットとコンピュータネットワークの仕組みIPアドレスを極めるドメインとDNS、そして便利なコマンドたちトラブルとメンテナンスネットワーク構築とコマンド(作業)文字コードと圧縮ファイルと便利ツールコンピュータウイルスと情報セキュリティインターネットを取り巻く、犯罪・トラブルの研究まとめ

現代社会において、今やパソコンは不可欠なものとなっています。それは音響の世界でも同様です。また近年、音響機器を扱う上でネットワークの知識が必要とされています。この授業ではパソコンの性能を司っているハードウェア、OS、そしてアプリケーションのカスタマイズやトラブルシューティングの方法を学びます。加えてTCP/IP、インターネットの仕組み、コンピュータウィルスや情報セキュリティの考え方についても授業を行っていきます。コンピュータに“使われる”のではなく、“使える”エンジニアになりましょう!

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57

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

出席点 50% 筆記テスト 50%

イヤートレーニング相田 篤孝(株式会社アスリート・ユナイテッド代表取締役/音楽プロデューサー)

★ピッチ(音程)のズレを感じることが出来るようになる★タイミング(リズム)のズレを感じることが出来るようになる

ガイダンスイヤートレーニング Pitch①    〃 Pitch②    〃 Pitch③    〃 Pitch④    〃 Pitch⑤    〃 Timing①    〃 Timing②    〃 Timing③    〃 Timing④    〃 Timing⑤    〃 Pitch & Timing①    〃 Pitch & Timing②    〃 Pitch & Timing③まとめ

この講座は特に「相対音感」という能力をクローズアップし、その習得を目指します。この能力は、例えばディレクターがレコーディングの現場で「OK」や「NG」などのジャッジをする上で必要な判断基準のうちの一つですが、Pitch修正の編集作業にも応用が効く、レコーディングエンジニアに持っていてもらいたい能力でもあります。授業ではこの「相対音感」を開花させるための反復トレーニングを行います。「相対音感」は、ほとんどの人が潜在的に持っている能力ですから不安に思う必要はありません。これが習得出来ると音楽を作る楽しさは勿論、聴き方、感じ方も変わります。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

100 点を満点として筆記試験 70 点 出席数に授業への参加意欲を加味した 30 点の合計で評価を行う

デジタルオーディオ渡辺 修一(レコーディングエンジニア)

★デジタル技術の基礎を理解することが出来る★デジタルオーディオの記録と伝送について理解できる★デジタルオーディオによるシステムを理解することが出来る

デジタルオーディオとアナログオーディオAD DA変換サンプリング周波数とビットデプスについてデジタルオーディオフォーマット圧縮ファイルと非圧縮ファイルメディアについてデジタルの同期についてコネクタ、ケーブルについてDAWについて①DAWについて②ネットワークオーディオについて①ネットワークオーディオについて②レベルとメーターについてまとめテスト

音響技術の世界ではデジタルオーディオの知識なしには仕事が成り立たない状況となって久しい。そもそもデジタルとは何か、アナログとは何が違うのか。今、業界はどのような環境なのか。この授業はデジタルオーディオを扱ううえで必要な知識の基盤を固め、レコーディング、PA、放送業界のいずれにおいても各々のデジタルオーディオシステムを理解することに役立つ内容で行います。現場で必要不可欠となる知識をしっかりと学んでください。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★音楽の常識的知識を身につける★音響エンジニアとしての常識的読譜力を修得する

ガイダンス音符・休符の種類①音符・休符の種類②リズム①リズム②拍・拍子音程①音程②コード①コード②調と調号スコアリーディング①スコアリーディング②まとめ①まとめ②

100点満点として記述試験50点、平常点(出席状況及び出席時の授業参加意欲)50点で評価する

音楽は、ただ聴いて楽しむだけなら何の疑問も生まれてきませんが、「この曲はどのようにして出来ているんだろう?」「おしゃれな響きがするのは何故?」「何で恐い感じがするんだろう?」「踊りやすいリズムと踊りにくいリズムの違いは?」と、音楽の成り立ちに興味を持って積極的に聴こうとすると、たくさんの疑問がわいてきます。そういう疑問を整理して説明したものがいわゆる「理論」です。この授業は、音楽周辺で仕事をする人にとっての「ぜひ知っておくべき」常識的な理論を学ぶと同時に最小限必要な「譜面の読み方(スコアリーディング)」にも言及します。

音楽理論佐藤 史朗(音楽家)

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

1. 2.~ 3. 4. 5. 6. 7. 8.~11.12.13.~15.

★音楽的一般教養を習得する★構成譜を追える程度の読譜力を習得する★リズム表記の基本、ドラム譜(3点set)における読譜力を理解、習得する

100点満点として、記述試験80点ほどと出席状況・参加意欲を含めた平常点20点ほどで評価を行う。

音楽関係の仕事を志す人たちの為の一般教養的な楽典の講座です。楽典とは楽譜上での約束事やその仕組み、読み取り方などをまとめたもの(≒理論)です。作・編曲家が主に譜面を書くわけですが、その譜面から情報(作・編曲家の意図)を読み取るのはミュージシャンだけの仕事ではありません。音楽を創り上げていく段階でたくさんの人が直接または間接的に関わってゆくものなのです。本講座では音響技術科のみなさんに的を絞った内容になっています。楽典に接することで今までと違った角度から音楽が楽しめるようになれると思いますので、ぜひトライしてみてください。

音楽理論渡辺 英一(ギタリスト)

ガイダンス   五線、音楽記号、音名、変化記号(臨時記号)、異名同音調(key signature)音符・休符、小節線、拍子記号拍子に沿ったリズムの表記反復記号、略記法  読譜課題(テンポと演奏時間、調と調名について)ドラム譜における拍子記号に沿った記譜法  ドラム3点セットでのリズムパターン聴き取り

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

アフリカ→アメリカ…米大陸の奴隷制、すべてはそこから始まった十<AmazingGrace>ストーリー19c~20c:スピリチュアルズ~ゴスペル/ブルーズ1900s~1930s:ラグタイム/ジャズ(ニューオリンズ~スウィング)1920s~1950s:ミュージカル+ティン・パン・アレイ1940s~1960s:R&B/ロックンロール/モダン・ジャズ1950s~1960s:ソウル/カントリー&ウェスタン1960s:ブルーズ・ロック/フォーク・リヴァイヴァル1960s:フェスティヴァル+くフラワー・ムーヴメント>/サイケデリック・ロック[幻想音楽革命]1960s~1970s:<モータウン>ソウル+ポップ・クロスオーヴァー1970s:ロック(ハード/プログレッシヴ/グラム/パンク/ウェスト・コースト/サザンetc.)1970s:<ディスコティック> +ファンク/フィリー・ソウル/ジャズ・フュージョン1970s~1980s:アダルト・コンテンポラリー/ニューウェイヴ/ヘヴィ・メタル/オルタナテイヴ・ロック1980s-1990s: <MTV>+ダンス・ポップ/ブラック・コンテンポラリー/ラップ~ヒップ・ホップ1990s~21c:ニュー・エイジのポップ/テクノ~EDM/ヒップ・ホップ2000s~2010s:そして今!

我妻 広己(音楽評論家)

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

100点満点として、在宅筆記試験(在宅課題作成):講義習得意欲(出席状況加味)の平常点を、50:50(+-10)

ジャズポップス史

★19世紀→21世紀、伝説のアーティストの楽曲・映像・物語を追体験認識★ジャズ、R&B、ロック等大衆音楽のなりたちに精通し、企画・構成・制作のたすけとする★作品の鑑賞を中心に、背景・内幕の秘話も学習し、音楽の本質の糸口を探求・発見

ヒートルズは本当にロック史上、最高のアーティストか? マイルス・デイヴィス、B・B・キング、ジェイムズ・ブラウン、3 人の果たした役わりは? リンダ・ロンシュタットが恋したら、どうなった?サイケデリックっていったい何? ヒップ・ホップ、そして EDM の行く末は? マ八リア・ジャクソン→アデル、さらにビリー・アイリッシュヘ至るポピュラー・ミュージックがいつ、どこで、どんな風に生まれて、育ってきたのか。100 数十年に亘り、連綿とつらなる史実と体系を、音楽評論家である講師・我妻、独自のアーティスト・インタヴュー証言等を交え、各時代の社会的背景(出来事/ファッション=世相・風俗・流行)と共に学び、企画・構成・制作のたすけとしましょう。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★著作権制度の基本を理解し、著作物への理解を深める★音楽を主体にエンターテインメントの権利ビジネスの仕組みを理解する★アーティストにまつわる権利ビジネスや契約形態を理解する

ガイダンス(講義内容説明)著作権の概要・知的財産権(著作権って何?)著作権の権利の内容について著作物の定義(どんな種類があるの?)著作権の保護期間(権利はいつまであるの?)アーティストにまつわる契約と業界関係著作隣接権について音楽出版社って何? JASRACって何?中間小テスト、課題レポートベルヌ条約と万国著作権条約CD単価に含まれる権利の内訳商業用レコードの二次使用について著作物が自由に使えるケースインターネット時代の著作権まとめ、課題レポート

「著作権」というと堅いイメージですが、作品の価値を理解し、権利を学ぶことでビジネスにも応用できます。この講義では法律を学ぶのではなく、エンタメ業界で作品を取り扱うときに必要な権利を知ることが目的です。音楽に限らずWeb や YouTube、SNS など様々なコンテンツを個人レベルでも制作できる時代です。他人の著作物を使用していた…とならないように気を付けなくてはなりません。ましてや音楽業界プロの現場でそれは許されません。「著作権」の基本的な考え方を学び、能動的に考えながら、理解を深めていくような講義を展開していく予定です。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 座学 36時間

2回の試験(中間小テスト・学期末)また課題レポートの平均点の重みを70%、出席回数と平常点の重みを30%として評価を行う。

著作権ビジネス奈木野 浩(本校教職員)

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 座学 36時間

100点満点として、記述試験50点、出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が50点で評価を行う。

アレンジテクニック本田 光史郎(作詞/作曲/編曲)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

アレンジの基本DTMについてKEYの見分け方各ジャンルガイド理論ドラムアプローチ Ⅰドラムアプローチ Ⅱベースアプローチギターアプローチ鍵盤系アプローチメロディへのコード付けストリングス・ブラスセクションアプローチコード進行の基本・応用Ⅰコード進行の基本・応用Ⅱまとめ

★各楽器のアプローチを理解し、編曲の力を身につける★アレンジに必要なコード表記・コード進行、譜面記号を理解・習得する

アイドル・バンド・シンガーソングライターなど、ジャンルを問わずこれから益々DTMで音を仕上げてくるアーティストが増えてくると思います。そこでDTMでの作曲・打ち込み・アレンジなどを知ることで、様々な楽曲に対するミキシングイメージをより具体的にしていく為の授業です。またアーティスト・ディレクターによってデータの種類やコード譜の表記の違いなど、この授業では基本知っておきたいことなども踏まえ、皆さんに知識を付けていただけたらと思います。

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 実習 36時間

阿部 純也(本校教職員)、宮原 弘貴(フリーランスレコーディングエンジニア)

前期の復習ラジオ放送システムの概要インラインコンソールについてⅠインラインコンソールについてⅡモニターリバーブについてレコーディングにおけるProTools の設定および基本操作オーバーダビングについて様々なマイクの聞き比べ楽器レコーディングのためのシミュレーションDrumレコーディング セッティングDrumサウンドチェックCueシステムについてAGt、Vocal レコーディング セッティングAGt、Vocal レコーディングミックスダウン【作品提出】

100点を満点として提出物30点 技術の習得度と授業への参加意欲を加味した40点 出席数30点の合計で評価を行う

レコーディング基礎演習

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★音響技術の基礎知識と最低限のマナーを習得する。★レコーディングスタジオのシステムと基本的な作業の流れを理解する事が出来る。★音の違いを意識して聴くことが出来る音楽作品を制作するためには、様々な技術と知識が必要である。収音をする際には多くのマイクを取り扱い、録音や編集、ミキシングにおいてはDAWとして業界で広く使用されているPro Toolsを速く正確に操作できることが求められる。この実習ではレコーディング作業で必要な音響機器の基本的な操作と作業の流れを学ぶ。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 実習 36時間

岡 咲織(本校教職員)、小山内 宙(本校教職員)、祖父江 晃(PAオペレーター)

ガイダンス(実習での諸注意・コンセプト)教室は三か所に分かれて行います8の字巻きについてマイクスタンドについてレコーディングスタジオシステムⅠレコーディングスタジオシステムⅡ(エフェクタ)マイク聴き比べ/回線チェックレコーディングスタジオシステムⅢ(カラオケ2ch録音)音響システムのセットアップⅠ(配線して音を出す)音響システムのセットアップⅡ(エフェクタ)音響システムのセットアップⅢ(モニター)仕込み~本番~撤収をやってみる様々なマイクアレンジの練習ナレーションPAのセットアップⅠナレーションPAのセットアップⅡケーブル巻きテスト【実技テスト】

100点満点として出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が60点・技術の習得度40点で評価を行う。

音響技術演習

★積極性や考える力を身に付け、現場に出たときに率先して動けるようにする★挨拶、返事、礼儀を身に付ける★音響の仕事の流れを理解する

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

この授業では、レコーディング・テレビ音声/ MA・PAなど、分野関係なく、音響技術において必要な基礎を身に付ける。班の皆とコミュニケーションをとり、半期の目標を決め、達成するために必要な技術や知識を授業の中で学んでいく。

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 実習 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

PA基礎演習岡 咲織(本校教職員)、恵木 健太郎(本校教職員)、祖父江 晃(PAオペレーター)

★積極性や考える力を身に付け、現場に出たときに率先して動けるようにする★PAシステムの信号の流れを理解し、基本的な作業を習得する。

前期の復習/デジタルミキサーについてQ1/QSubシステムについてP.EQ/G.EQについてチューニングについてダイナミクス系エフェクターについて様々な楽器へのマイキングHDRを使用してのミキシングHDRを使用してのミキシングⅡモニターへの送り返しについてアコギ弾き語りシミュレーションアコギ弾き語り本番バンドセッティングバンドセッティングⅡ舞台機構調整技能士3級実技についてケーブル巻き確認【実技テスト】

100点満点として出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が60点・技術の習得度40点で評価を行う。

コンサート、ライブ、舞台音響などのPAには、それらに伴う様々な技術が必要となる。マイク、ミキサー、アンプ、スピーカーなどの機材を配線し、ミキシングしていく。これらの機器を取り扱い、自分のイメージする音を出すには、技術と知識が必要になってくる。この授業では実際に自分たちでPA機材を操作し、音を出しながら勉強していく。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 実習 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★音響技術の基礎知識と最低限のマナーを習得する。★音響機器の信号の流れを理解しMA、ENG音声の基礎技術を習得する。

前期の復習ENG音声Ⅰ・ENG概要、セットアップⅠENG音声Ⅱ・セットアップⅡENG音声Ⅲ・校舎内外での収録ENG音声Ⅳ.セットアップ練習ENG音声Ⅴ・セットアップテスト【実技テスト】MAスタジオ・コンソールの使い方MAスタジオ・DAWシステム説明MA作業Ⅰ・MA起こし MA作業Ⅱ・選曲、効果音作成MA作業Ⅲ・音入れ①MA作業Ⅳ・音入れ② ナレーション録音MA作業Ⅴ・ミックスダウン①MA作業Ⅵ・ミックスダウン②MA作業Ⅶ・MA戻し まとめ

100点満点として、記述試験60点。実技テストを20点、学習意欲や参加意欲等の平常点を20点で評価を行う。

TVや映画、CMなど映像を伴う作品で用いる音響技術を幅広く学ぶ。TV音声では、放送業界での音声について信号の流れなど基礎知識を習得する。映像コンテンツが増加傾向にある近年、音楽と映像の融合がより重要視されていることから、デジタルミキサーやPro Toolsを用いて映像に音入れ等を行う。また、ナレーションの録音などMAの基礎知識を習得する。

舟橋 亜里紗(本校教職員)、本橋 純一(MAミキサー)、山口 護(レコーディングエンジニア)

TV音声・MA基礎演習

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

寺尾 修一郎(サウンドエンジニア)

パソコンの予備知識Pro Toolsの概要とファイル構成授業で使用する機材の設定と操作セッションの作成ミックスウィンドウとエディットウィンドウの操作オーディオのレコーディングとモニター波形編集の基本操作ショートカットの操作・使用方法オーディオデータのインポートとバウンスミックスウィンドウの機能とミキシングルーティング・プラグインオートメーションPro Toolsシステムの概要ミックスダウン~練習課題の作成まとめ

★Pro Toolsの基本操作の習得する★音声編集を行うための基礎知識の習得する

現在、業界標準のオペレーティングソフトである「Pro Tools」の基礎知識を身につけます。Pro Toolsは音楽やテレビ、全世界の音を扱う様々な現場で使用されており、用途も多岐に渡ります。世に出回っている音の大半はPro Toolsを通った音と言っても過言ではありません。録音・編集・ミキシングと様々な機能を備え、コンピューターの中だけで色々な表現ができ、可能性は無限大です。音を扱う上で必須となるPro Toolsの基本的な概念を理解し、プロの現場での使用例も踏まえながら、操作方法や編集方法を学びます。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参 考 書・教 材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 実習 54時間

100点満点として、課題作成50点、出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が50点で評価を行う。

Pro Tools 実習Ⅰ

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

楽曲制作での基本使用方法楽曲の編集トラックの応用機能マルチトラックでの編集MIDIの基礎知識バーチャルインストゥルメントの基本MIDIレコーディングMIDIデータの編集、オーディオ化ビデオのインポートビデオとオーディオの編集トラックのフリーズ・バウンス・コミットオーディオ・ビデオ・MIDIの各データの併用自由練習総合課題まとめ

★Pro Toolsの応用技術の習得する★創作するツールとしての理解を深める

「Pro Tools実習 Ⅰ 」で学んだ基礎を軸として、応用した使用方法やより創作的な機能を学びます。Pro Toolsは技術者(エンジニア)が使うだけのものではなく、創作者(クリエイター)にも多く使われています。創造するためのツールとして知識を深め、Pro Toolsの多様性を理解し、専門的なノウハウを身につけます。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参 考 書・教 材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 実習 54時間

100点満点として、課題作成50点、出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点が50点で評価を行う。

Pro Tools 実習Ⅱ寺尾 修一郎(サウンドエンジニア)

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

★クリエイティブセンスのスキルを向上する。★チームワークの育成と大切さを理解する。★モノ創りにおけるうえでの段取りの重要性を認知する。

ガイダンス 過去の作品の上映グループ作り、企画会議企画会議、プリプロダクション   〃撮影 〃 〃 〃編集機の使い方編集、ポストプロダクション   〃   〃   〃   〃作品発表会

PV、ドラマ、バラエティー等の映像作品を作る授業です。多少のルールは有りますが、みなさんの思うままの作品を作ってください。5~6名のチームを組んで、みんなで企画を練り、準備をして撮影する事で、モノを作るうえでのチームワークや段取りの重要性や楽しさを学び体験してください。半年後、作品が完成した時にクリエイターとしての感動、達成感を味わってください。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 実習 54時間

作品提出(40 点)+ 出席日数(50 点)+ 努力点(10 点)=100 点

ビデオ制作山本 淳一(映画監督)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★電気にしたしむ★テスタの使い方を覚える★工具の使い方を覚える

音響の機材は電気製品です。電気で動いています。電気のことがわかると、より機材のことがわかるようになり、より機材を使いこなせるようになります。トラブルにも対応できるようになります。機材やケーブルを直したり、新しく作ったりもできます。電気の授業というと記号や数式ばかりでとっつきにくいイメージが強いかもしれませんが、苦手な人向けに進めていきますので、いやがらずに電気と仲良くしてあげて下さい。もしかすると現場で一番必要とされるテスタや工具の使い方も勉強しましょう。

ガイダンスレポートの書き方グラフの描き方工具の使い方実験の進め方オームの法則トランジスタの静特性測定オシロスコープの使い方インピーダンスの測定トランジスタアンプの特性測定ネットワーク回路の特性測定はんだ付け実習テスタの製作キャノンケーブルの製作テスタの使い方

新電気実験

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 ー選択 実習 54時間

レポート60点、制作実習20点、出席10点、試験10点

エレクトロニクス実習嶋田 実(第一級陸上無線技術士、第二種電気工事士 取得者)・恵木 健太郎(本校教職員)・小山内 宙(本校教職員)

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前必修 実習 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★バンド録音のセッティングから本番までを自分たちだけで行う事ができる。★スタッフや演奏者とコミュニケーションをとり、スムーズに作業を進める事が出来る。

スタジオシステムコンソール・シグナルルーティングPro Toolsセッティング、オペレーションについてレコーディング作業の進行についてモニターバランスについてDrumsレコーディングA.Gtr、KeyレコーディングVocalレコーディング4リズムセッティング4リズムサウンドチェックバンド・リズムレコーディングバンド・オーバーダビングPro Tools EDITについてミックスダウン同期システムについて

100点を満点として提出物30点 技術の習得度と授業への参加意欲を加味した40点 出席数30点の合計で評価を行う

1年次で身につけた音響全般の基礎的な技術をベースにレコーディング技術を専門的に学ぶ。レコーディング作業を行なううえで必要なコミュニケーション力を養い、バンド録音などを行なうことでミキシングコンソールやDAWの実践的な操作方法を学ぶ。演奏者とエンジニアが協力し、音楽作品を生み出していく魅力を感じてもらいたい。

レコーディングスタジオ演習阿部 純也(本校教職員)、上條 雄次(レコーディングエンジニア)、清水 祐貴(レコーディングエンジニア)

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前必修 実習 36時間

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★デジタルコンソールを使用したPAシステムを理解する。★オーディオネットワーク、ワイヤレス機材の基礎を理解する。★ミュージシャンとの実践的サウンドチェックを習得する。

仮設PAの仕込み・電源についてデジタルコンソールシステムⅠデジタルコンソールシステムⅡラインアレイスピーカ・スタックについてスピーカチューニングについてワイヤレスマイクについてインイヤーモニターシステムについてオーディオネットワークについてMTR音源を使用したバンドミックス練習デジタルコンソールのデータ打ち込みA.Gtrの弾き語りのセッティング・シミュレーションA.Gtrの弾き語りのサウンドチェック様々なマイク・D.I.の聴き比べバンドセッティングでのサウンドチェックⅠバンドセッティングでのサウンドチェックⅡ

100点満点として、出席状況を加味した実習への参加意欲、予習や復習の姿勢で評価を行う。資料等のプリントを、適宜配布する。音響作業に適した動きやすい服装で参加すること。

1年次で身に付けた音響全般の基礎的な技術を使用してコンサートPAを専門的に学ぶ。今後PA業界で働くためにはデジタルコンソールの理解だけではなく、業界標準のオーディオネットワークの知識、ワイヤレスマイクやインイヤーモニターを含めたワイヤレスシステムの理解は必須項目なので、実習カリキュラムに組み込んでいる。また、実際にミュージシャンを招いた実践的な実習を行うことにより、PAエンジニアの音作りや現場のマナーを習得する。

コンサートPA演習恵木 健太郎(本校教職員)、岡 咲織(本校教職員)、祖父江 晃(PAオペレーター)、松山 悠子(PAエンジニア)

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

ガイダンス騒音の測定音圧分布の測定伝送特性の測定残響時間の測定遮音度の測定楽器の基本周波数・倍音の測定楽器のダイナミックレンジ・エンベロープの測定弦長と音高の測定楽器辞典の作成①打楽器楽器辞典の作成②管弦楽器ラウドネスレベルの測定聴覚能力の測定①聴覚能力の測定② 映像・音響作品の音響測定

ミュージックアコースティックス

音響測定は、音の出る仕組みや伝わり方、聴こえ方を、測定(実験)によって理解しよう、という授業です。例えば、ある音を測定すると、その結果が数値や形となって出ます。結果を表やグラフにまとめると、より理解しやすくなります。次に、その音を耳で聴いたとき、あなたは、どういう音だと感じるでしょうか?良い音か悪い音か、好きな音か嫌いな音か?最後に両者(測定結果と聴いた感じ)を比較します。つまり客観と主観の比較です。一般に「良い音」とされている音の特性を把握し理解することができたら、あなたは素晴らしい技術者になれるでしょう。

★音の出る仕組みや伝わり方、聴こえ方を、測定(実験)によって理解する★測定結果を表やグラフにまとめることで、その特性を理解する★測定結果と聴いた感じを比較することで、「良い音」とされる音の特性を理解する

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法

参考書・教材・備考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 実習 54時間

授業毎のレポート 40 点、学期末試験などの筆記試験 20 点、出席状況を加味した授業への参加意欲・理解度・習得度などの平常点 40 点。合計 100 点満点として評価を行う。

鈴木 昭裕(オフィスアコーティス代表)・津曲 健仁(第一級陸上無線技士、第三種電気主任技術者 取得者)・小山内 宙(本校教職員)

音響測定

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参 考 書・教 材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前必修 実習 36時間★MA作業の流れを理解し、作品の演出意図に添ったミキシングを行う事ができる。★映像に合った効果音をPro Toolsを用いて制作することができる。

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

MA作業についてSystem T-S500についてMA起こしPro Tools、Media ComposerのセットアップMA起こし、BGM・SEのプランニングブースマイクの立ち上げ、ナレーション録り効果音の収録Ⅰ効果音の収録ⅡMA作業ⅠMA作業ⅡMA作業ⅢSystem T-S500オートメーションについて Mix DownⅠMix DownⅡMA戻し・まとめ

100点満点として、出席状況を60点、学習意欲や参加意欲等の平常点を40点で評価を行う。

1年次で身に付けた音響の全般的な技術を使用し、MAや音響効果について専門的に学ぶ。Pro Toolsを用いて実際にナレーターを招いたレコーディングや音声編集、ミキシングなど実践的な演習を行う。映像において効果音も重要であることから、スタジオ内で効果音を制作する。放送業界で用いる音響技術を学ぶ事で視野を広げる。

舟橋 亜里紗(本校教職員)、本橋 純一(MAミキサー)、山口 護(レコーディングエンジニア)

音響効果・MA演習

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67

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★より実践的なProToolsオペレーションの習得★的確かつ効率的なオペレーション能力を身につける★エディットを通じて、音楽的感性を磨く

ガイダンス/新規セッション作成2mixエディット解説/実習①2mixエディット実習②2mixエディット実習③マルチトラック エディット解説/実習①マルチトラック エディット実習②マルチトラック エディット実習③マルチトラック テイクエディット解説/実習①マルチトラック テイクエディット実習②ヴォーカルトラック テイクエディット解説/実習①ヴォーカルトラック テイクエディット実習②ヴォーカルトラック ピッチエディット解説/実習①ヴォーカルトラック ピッチエディット実習②ヴォーカルトラック ピッチエディット実習③ヴォーカルトラック エディットまとめ

基本的オペレーションの他、よりスタジオでのPro Toolsの使用に則した形での授業内容です。エディットを中心に、現場で行われている様々な使用法を解説し、2mixやマルチトラックの素材を用いて実習します。また、よくあるトラブルの対処や予防についても解説します。実践的な技術や知識を身につけることによって、即戦力となる人材を目指し学習していきます。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 実習 54時間

100点満点として、課題提出とし技術習得度50点、出席状況と授業参加意欲50点で評価を行う。

ProToolsオペレーション宮原 弘貴(フリーランスレコーディングエンジニア)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

ガイダンス(Illustratorとはどんなソフトか)基本操作(選択ツール・レイヤー)カラーについて(CMYKとRGB)/オブジェクトの描画(1)(図形ツール、パスツール、パスファインダ)オブジェクトの描画(2)(拡大縮小ツール、シアーツール、リフレクトツール、回転ツール)オブジェクトの描画(3)(ハサミツール、消しゴムツール)名刺の制作 文字について(文字の入力、書体・文字組みについて)名刺の制作 用紙について(様々な用紙サイズ)名刺の制作 情報の整理手描き原稿のデータ化(1) 様々なショートカット手描き原稿のデータ化(2) 情報の整理オリジナルフライヤーの制作(画像配置、解像度について)オリジナルフライヤーの制作(個人作業、個別指導)オリジナルフライヤーの制作(個人作業、個別指導)オリジナルフライヤーの制作(個人作業、個別指導)入稿の準備(データ出力、仕上げ)簡単な講評

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参 考 書・教 材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 実習 36時間

100点満点として、作品提出30点・作品の完成度10点・内容の理解度30点出席状況を加味した授業への参加意欲の平常点30点で評価を行う。

持参物 USB メモリ 筆記具 ノート

言葉では表しきれない情報をより的確に伝える手助けとなるイラストレーション。そのツールとなるのがAdobe Illustratorというソフトです。デザインの現場だけでなく、幅広い場面で便利に使われています。この実習で楽しみながら技術と知識を身につけていきましょう。

Illustrator 実習盛 雅弥子

★Adobe Illustratorの基本的な操作・技術を習得する★様々な機能を活用し、デザイン表現ができるようになる★基礎的なデザイン知識を身につける

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1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

スタジオシステム説明リズムセッティングボーカルレコーディングボーカルトラック編集(テイクつなぎ、ピッチ修正)

ドラムサウンドチェックバンドレコーディング① リズム録り+仮歌 バンドレコーディング② リズム録りオーバーダビング ギター、パーカッションなどボーカルレコーディング (コーラス含む)ProToolsデータEDIT、管理についてミックスダウン SSLProTools詳細ライブレコーディングシステムライブレコーディング

サウンドレコーディング技術概論 改訂版

この科目は限定された人数で行なうゼミ形式となります。向上心を持って現場で活躍するために学びたい人を対象とします。そのため、授業時間外で行なう課題やミーティングなどへの取り組みも多くなります。このゼミをレコーディングエンジニアとして業界に飛び出す一歩としていきましょう。皆さんの頑張りに期待します。

★スタジオで必要とされる知識、技術、コミュニケーションを学ぶことが出来る。★バンドレコーディングが自分たちの力だけで出来る。★スタジオ内の様々な機材の役割、操作が理解出来る。

アシスタントエンジニアProToolsテクニック

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前選択 実習 108時間

100点を満点として提出物30点 技術の習得度と授業への参加意欲を加味した40点 出席数30点の合計で評価を行う

レコーディングゼミ阿部 純也(本校教職員)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.

★Web制作の全体を知る★Webデザインができるようになる

Webサイト制作といっても「何をすればいいのだろう?」「HTMLなら聞いたことあるけど」くらいの認識だと思います。このコースではWebサイトの企画、アイデアの出し方から実際の制作方法までを学びます。HTMLやCSSのコーディングからIllustrator、photoshopでのデザイン。さらにはサーバーに関することまでを幅広く学びます。

ガイダンスWebサイト制作のワークフローアイデアの創り方Webサイト制作方法①Webサイト制作方法②HTMLコーディングCSSコーディングJavascriptでプログラミングWebページUI / UXを知るWebサーバーを知るWebサイトマーケティングオリジナルサイト制作企画オリジナルサイト制作コーディングサーバーにアップロード公開と計測

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 実習 36時間

課題作成40点、技術の習得度30点、出席状況 /意欲30点スタートアップのための起業のWeb技術

吉田 光利(フルスタックエンジニア)

Webコンテンツ制作

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69

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

SSL System TS-500についてスタジオの仕組みスタジオの配線RXについてEQオートメーション、プラグインオートメーションMA起こし、音入れBGM選曲整音ナレーション録音 練習ナレーション録音 本番OK Take 作成MIXオートメーションを用いた整音、ナレーション録音復習学生の力のみで行うナレーション録音 本番MIX

★様々な現場に対応し出来る技術を身に付ける★スタジオのシステムを理解する★集録からMIXまで学生同士の力のみで出来る能力を習得する

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前選択 実習 108時間

100点満点として、出席状況・60点、指導に対する忠実度や学習意欲・20点、参加意欲・20点で評価を行う

舟橋 亜里紗(本校教職員)・株式会社D・Dファクトリー

MAゼミ

この科目は限定された人数で行うゼミ形式となります。向上心を持って現場で活躍するために学びたい人を対象とします。そのため授業時間外で行う課題やミーティングなどへの取り組みも多くなります。実際にカメラマンの方などと撮影を行い、音声についての経験を積んでいきます。さらに MA についての知識や技術を習得するための授業です。このゼミを TV 業界や映画業界に飛び出す一歩としていきましょう。皆さんの頑張りに期待します。

1.2.3.4.5.6.7.8.

★舞台で必要となる基本的な技術と知識を身に付ける。★イベントスタッフを経験することで現場での力を身に付ける。★StudioDEEと外部ホールで常設と仮設システムを組めるようにする。

初回ガイダンス・StudioDEEシステム概要StudioDEE FOH System StudioDEE Monitor System Band SettingⅠ Band SettingⅡ Band Mix Demo Drums & Bass Rhythm MixⅠ Drums & Bass Rhythm MixⅡ

9.10.11.12.13.14.15.

3P Band MixⅠ 3P Band MixⅡ 4P Band MixⅠ 4P Band MixⅡ デジタルコンソールの扱い方Ⅰデジタルコンソールの扱い方Ⅱスピーカーチューニングについて

この科目は限定された人数で行なうゼミ形式となります。向上心を持って現場で活躍するために学びたい人を対象としてます。そのため、授業時間外で行なう課題やミーティング、現場などへの取り組みも多くなります。このゼミをPAエンジニアとして業界に飛び出す一歩としていきましょう。皆さんの頑張りに期待します。

※StudioDEE(キャパ約 500人の東放学園ライブホール。常設 PAシステムがセッティングされています)※夏休み中に外部ホールを使用した仮設 PA実習を数回予定しています。※いくつかのイベントに PAスタッフとして参加してもらう予定です。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前選択 実習 108時間

100点満点として、出席状況を加味した実習への参加意欲、予習や復習の姿勢で評価を行う。資料等のプリントを、適宜配布する。音響作業に適した動きやすい服装で参加すること。

PAゼミ恵木 健太郎(本校教職員)

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阿部 純也(本校教職員)・恵木 健太郎(本校教職員)

★実習の集大成として学生だけでシステムプランニングを作り上げ、観客を入れた本番を行う。★アーティスト・制作スタッフのリクエストに答えられるスキルを身に付ける。★多くの打ち合わせからスタッフ間のコミュニケーション能力を上げる。

音響技術科・音響芸術科との合同実習です。両学科で協力し、一つのライブイベントを創り上げます。制作者として、技術者として、この2年間で身に付けた能力を存分に発揮して下さい。学園生活最後のイベントです、共に楽しみましょう!

※StudioDEE(キャパ約500人の東放学園ライブホール。常設PAシステムがセッティングされています)

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

初回ガイダンスStudioDEEシステム概要仮設ライブレコーディングシステムPAデジタルコンソールシステム(FOH/MONI)制作チームとの打ち合わせシステム・回線表プランニングデジタルコンソール・Pro Toolsデータ作成スピーカーチューニングについて(FOH/MONI)HDR音源を使用したサウンドチェック・ミックス練習デジタル機器の伝送・同期・クロックについてバンドセッティング・転換シミュレーションPA・ライブレコーディング合同回線チェック最終打ち合わせ本番ミックスダウン

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 後選択 実習 54時間

100点を満点として提出物30点 技術の習得度と授業への参加意欲を加味した40点 出席数30点の合計で評価を行う

LIVEゼミ

阿部 祥高(サウンドデザイン&リレコーディング)

★様々な効果音の作り方や録音の仕方を実習する★映像コンテンツにおいて効果音が持つ意味を理解する★学んだ知識を活かして音付けを実践する

映画・ドラマにおける効果音(フォーリー・背景音・SEなど)やテレビ番組における選曲・効果など、 毎回一つの要素にフォーカスして、『見る』→『やる』→『理解する』 と、段階を踏んで学んでいきます。具体的に『やる』の段階では、Pro ToolsやRXなど業界標準となっているソフトウェアの基本的なオペレーションや、録音時のマイキングなどを学びます。また学生から希望を募って好きなコンテンツの効果音を研究します。※授業計画は学生の希望や進捗状況により変更する事があります。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

ガイダンスTV番組 選曲実習①TV番組 選曲実習②TV番組 効果音実習映画・ドラマ フォーリー実習①映画・ドラマ フォーリー実習②映画・ドラマ 背景音実習映画・ドラマ HFx実習①映画・ドラマ HFx実習②シンセサイザーを使った効果音製作①シンセサイザーを使った効果音製作②学生の希望するコンテンツの効果音研究①学生の希望するコンテンツの効果音研究②学生の希望するコンテンツの効果音研究③最終課題

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 ー選択 実習 54時間

出席状況を加味した参加意欲 70 点、必要に応じてレポート提出 30 点

音響効果実習ゼミ

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1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

★自分の良いところや頑張ってきたことを整理する★働く意義や目的を考える★就職に必要な履歴書が作成できるようにする

ガイダンス/就職講座授業履修の注意点自己理解① 私ってどんな人?自己理解② 自分を知る手がかり自己理解③ 過去を振り返ろう!自己理解④ なぜ働くの?仕事理解① 地図を作ってみよう仕事理解② ケーススタディで学ぶ実際の仕事仕事理解③ インタビューしてみよう仕事選択~未来に向けて① 模擬店を出そう!仕事選択~未来に向けて② キャリア・プラン履歴書の作成① 左側の完成と自己PR履歴書の作成② 趣味・特技、資格欄の記入履歴書の作成③ 完成~課題提出社会人のマナー 電話、メール、送付状夏休みの過ごし方

毎回配布する資料/未来ノート

就職活動というドラマの登場人物は、自分(あなた)と相手(企業)しか出てきません。まずは、自分の良いところや頑張ってきたことなどが、きちんと相手に伝わるように整理してみましょう。また、就職=働くということはどんな意味があるのでしょうか。お金のため?生活のため?もちろんそれも大切です。好きなことをしたい。自分の興味のあることを仕事にしたい。それも重要なことかも知れません。でも、そこには必ず他者(働く仲間やお客さま)の存在があります。就職に限らず、社会人として世の中に出るためには、この周囲の人々との関わりの中で、いかに自分らしく生きていくかが大切なのです。そのためにはどうしたらよいか、それを一緒に考えていきましょう。

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 前必修 座学 36時間

出席回数70%+課題提出30%=100%

就職講座Ⅰ学務管理部

★働くために必要な労働法や年金制度を学ぶ★業界研究や企業研究を行い、履歴書を完成させる★求人票の見方や応募方法を学び、面接対策や社会人基礎力を身に着ける

ガイダンス/JISTの使用法説明留守番電話の設定とメールのマナー、署名の作成労働法を学ぼう① 知らなければいけない法律労働法を学ぼう② 求人票の見方と福利厚生業界相関図と職種のイメージづくり一般常識試験志望動機作成のポイント年金制度を理解する履歴書の完成~課題提出面接対策① 面接の心得と身だしなみ面接対策② 面接の種類と対策面接対策③ 面接シミュレーション社会人のマナー会社訪問の勧め企業説明会、インターンシップ

毎回配布する資料

就職活動というと、闇雲に履歴書を書くイメージがありますが、就職活動で重要なのは情報収集です。業界研究や企業研究をして、あこがれだけではない志望動機の作成を行います。また、労働法の学習をして、求人票の記載条件が正しく理解できるようにします。さらには企業訪問や面接対策など、実際の就職活動に必要な知識を習得していきます。この授業では、半年後に迫った就職活動をスタートさせるために必要なノウハウを、しっかり身に着けて、それを活かしながら2年次にスタートダッシュがきれるように準備していきます。

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次 後必修 座学 36時間

出席回数70%+課題提出、イベント参加レポート30%=100%

就職講座Ⅱ学務管理部

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★さまざまな職種の企業説明会を通じて多くのチャンスをものにする★就職活動における自分の可能性を広げる★を通じて立派な「社会人」を目指す

毎回配布する資料

この授業は企業説明会を中心に展開していきます。毎回異なる職種の企業説明会を聴講することで、みなさんが職業選択における「視野」と「可能性」を広げてもらうことを目的としています。企業に興味を持ち、積極的に行動することが内定の一番の近道です。また、「企業さまのお話し=大人の話」を聞くことは、社会に出るために有意義なことだと考えています。そのため、「内定」「未内定」にかかわらず聴講することができます。ぜひ一緒に考え悩みながら、内定を勝ち取り立派な「社会人」としての第一歩を踏み出しましょう。

1.2.3.4.5.6.7.8.9.

10.11.12.13.14.15.

ガイダンス企業説明会①企業説明会②企業説明会③企業説明会④企業説明会⑤企業説明会⑥企業説明会⑦企業説明会⑧企業説明会⑨企業説明会⑩企業説明会⑪企業説明会⑫企業説明会⑬租税教室~社会人になるために

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 後選択 座学 36時間

出席回数 7%0+授業態度 30%=100%

就職講座Ⅳ学務管理部

★入社試験から内定までの流れを理解する★現場研修への心得や注意事項を学ぶ★企業説明会を通じて多くのチャンスをものにできるようにする

ガイダンス/入社試験から内定までの流れ面接対策 企業から聞かれる質問志望動機のブラッシュアップ企業説明会①企業説明会②企業説明会③企業説明会④企業説明会⑤企業説明会⑥企業説明会⑦企業説明会⑧企業説明会⑨ビジネスマナーを身につけよう企業研修への注意事項と心構え社会人としてのマナー/進路調査

毎回配布する資料

いよいよ実際に就職活動をするにあたって、入社試験~面接~試研修~内定と長い道のりを経なくてはなりません。その時々において、注意すべきことがあります。それらを確認するとともに、社会人になるための準備をしていきましょう。また、この時間ではできる限り皆さんにとって有益な企業さまをお招きして、企業説明会を開催していきます。求人票やネット情報ではわからない、生のお話を聞くことによって、よりいっそう将来へのイメージ作りに役立てて下さい。そして、そのチャンスを活かすことによって、早く内定を勝ち取りましょう。

1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9.10.11.12.13.14.15.

科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期2年次 前必修 座学 36時間

出席回数70%+イベント参加レポート30%=100%

就職講座Ⅲ学務管理部

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科 目 名担 当 者 名開 講 年 次到 達 目 標

授業概要・目的

授業進度計画

評 価 方 法参考書・教材備 考

必/選 形態 時間 時期1年次・2年次 通年選択 座学 36時間

阿部 純也(本校教職員)

★エンターテインメントにおける、最先端の技術やスキルを習得する★実際の公演(コンサートやミュージカルなど)を観る事で、自身の可能性や感性を広げていく★目指す仕事への意識を高める

履修登録から成績認定までの流れ① 参加する自分の好奇心が必要です。興味を刺激して様々なものに参加してみましょう。・体験…コンサート、ミュージカルの鑑賞(学校を通しての要予約・定員あり)・学ぶ…様々な『音』に関する職種を知り、聞き出す(学校を通しての要予約・定員あり)・動く…自分で鑑賞や体験ものの企画を立てる(チケットが存在するもののみ可)② 報告書にまとめる

「いつ、どこで、何を見て、感じ、今後に生かすか」を自分の言葉でまとめてみましょう。就職したら求められる「報告・連絡・相談」のシミュレーションも兼ねています。③ 成績認定に関して1回の参加からレポート提出で最高10ポイントが与えられます。100 ~ 85ポイント A / 84 ~ 70ポイント B / 69 ~ 60ポイント C / 59 ~ 50ポイント D49ポイント以下はF評価となり、時間数の取得はできません。※提出〆切の遅れや書類不備、欠席などはポイント減点の対象となります。また、個々に参加するイベントも異なる可能性があるため、自分が参加したものと点数の管理が求められます。この科目に関する連絡は掲示を通して行います。また、質問や相談があれば清水橋校舎・職員室を訪ねてください。

レポート/内容の理解度・習得意欲等の平常点

年間を通じて開講される特別授業です。実際のコンサートやミュージカルの観覧、現役エンジニアやスタッフによるセミナーなど、エンターテインメントの分野に関わる内容で実施されます。

特別講座Ⅰ・Ⅱ