農林水産省におけるSDGsの取り組み · 農林水産省におけるSDGsの取り組み...

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農林水産省におけるSDGsの取り組み 平成30年3月1日 近畿農政局長 新井

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農林水産省におけるSDGsの取り組み

平 成 3 0 年 3 月 1 日

近畿農政局長 新井 毅

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目 次

1 あらゆる人々の活躍の推進

(1) 農林水産業における女性の活躍推進

(2) 農福連携対策

2 地球温暖化対策

3 食品ロスの削減・食品廃棄物のリサイクル

4 SDGsアワード受賞事例

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1 あらゆる人々の活躍の推進 (1)農林水産業における女性の活躍推進

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☆ 農業の優しさを活かし、価値を高める。~ 農福連携 ~

「農林漁業への障害者雇用は増加」

「障害者は農業の貴重な担い手」

なぜ農業に参入したのですか?

ハートランド株式会社の親会社

であるコクヨ株式会社は、ステーショナリー、ファニチャー、オフィス通販、リテールを事業の4本柱とする会社です。2014年12月末の売上2930億円、社員6673名、連結子会社22社、海外では、中国、タイ、イ

ンド、マレーシア、ベトナム、シンガポールに拠点を構えています。

コクヨ株式会社の障碍者雇用への取組は古く、昭和15年から聴

覚障碍者の雇用を開始しています。これは騒音が激しい工場内で、聴覚障碍者の方が仕事をスムーズにこなせるという理由からでした。障碍者の職場を集中させて対応を強化するため、平成16年にコ

クヨKハート株式会社(特例子会社)を設立しました。そして、知的障碍者や精神障碍者の雇用には、農業が有効ということで、平成19年にハートランド株式会社(特例子会社)が創業されることになったのです。平成27年6月1日現在で、コクヨ株式会社グループの障碍者雇

用率は2.1%を達成しました。コクヨKハート株式会社は81人中38人、ハートランド株式会社は19人中7人の障碍者を雇用しています。

播種作業

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2 地球温暖化対策

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○ コウノトリを育む農法(兵庫県豊岡市)【環境保全型農業】

兵庫県豊岡市では、豊かな自然環境に恵まれ土地柄を生かし、コウノトリの野生復帰を推進。

天然記念物のコウノトリとの共生を目指した環境づくりの中、農薬や化学肥料に頼らず、コウノトリのえさとなる生き物が豊富に生息する田んぼで水稲を栽培。

収穫した米を「コウノトリ育むお米」としてJAたじまがブランド化。

官民一体となって推進し、都市住民との交流も進められている。

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人と自然が共生する豊かな環境を目指した自然農法の実践

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3 食品ロスの削減・食品廃棄物のリサイクル

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■ 食品廃棄物等の発生量(平成22年度) ■ 食品循環資源の再生利用等実施率(平成22年度)

資料: 「食品廃棄物等の発生量が年間100トン以上の食品関連事業者からの定期報告結果」及び「食品循環資源の再生利用等実態調査報告」による農林水産省統計部の推計結果より計算

(参考)食品リサイクル制度における取組の優先順位①発生抑制 ②再生利用(飼料化を優先) ③熱回収 ④減量

■ 登録再生利用事業者の種類別登録数(平成24年12月末現在)■ 食品廃棄物等の再生利用等実施量(平成22年度)

(注)1.「再生利用以外」とは、食品リサイクル法で定める再生利用手法以外のもので、セメント、きのこ菌床、暗渠疎水材、かき養殖用資材等である。2.「登録再生利用事業者数」については、事業別に集計しているため、実際の登録数とは合致しない。

食品卸売業22万トン(1%)

発生量合計2,086万トン

(単位:万トン)

業 種年間

発生量(万t)

業種別実施率目標(%)

再生利用等実施率(%)

発生抑制

再生利用

(用途別仕向先)熱回収 減量

飼料 肥料 その他

食品製造業 1,715 85 94 10 71 77 16 7 3 11

食品卸売業 22 70 53 9 43 36 47 17 0 1

食品小売業 119 45 37 8 29 46 32 22 0 1

外食産業 229 40 17 4 10 33 41 27 0 2

食品産業計 2,086 - 82 9 62 76 17 7 2 9

24

38

11

1,347

1,419

49

49

6 1

0.2 205

212

2

1

1

47

51

197

80

11

67

355

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

1

2

3

4

5

系列1 系列2 系列3 系列4 系列5

食品小売業119万トン(6%)

外食産業229万トン(11%)

食品製造業1,715万トン(82%)

○ 食品廃棄物等の発生量は、平成22年度で2,086万トンとなっており、このうち食品製造業が約8割を占めている。

○ 食品循環資源の再生利用等実施率は、食品流通の川下に至るほど分別が難しくなることから、食品製造業の再生利用等実施率は高

ものの、食品卸売業、食品小売業、外食産業の順に低下している。

○ また、再生利用の内訳を見ると、飼料、肥料の割合が高く(特に食品製造業においては、飼料の割合が高い)、登録再生利用事業

者も肥飼料化で85%となっている。

肥料化:126( 58%)

飼料化:58( 27%)

炭化:2( 1%)

油脂化: 21(9%)

油脂製品

化:2( 1%)

メタン化: 8(4%)

事業者数計

217業者

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4 SDGsアワード受賞事例

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