春の花粉症 対策リーフ 改訂 表面 2015年...2015.12 -1.DI 2015年12月改訂 SS-02...

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2015.12 Ⓒ-1.DI 2015年12月改訂 SS-02 花粉症は、早めの対策により、症状が軽減します。 花粉症シーズンをラクに過ごすための方法をご紹介いたします。 写真提供:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野 花粉症に、『めの対策花粉症原因となる代表的植物に、スギ 、ヒノキ 、ハンノキ 、オオバヤシャブシ、 シラカンバ、アカマツなどがあります。それぞれの花粉発生する時期原因植物生育する場所などをご紹介します。 花粉発生時期原因植物生育場所強い 弱い 通常療法 花粉症シーズン 早めの対策 花粉める時期2週間前から、「花粉症対策」をめることで 、 花粉症症状緩和できる可能性があります。 花粉めてから対策開始する場合べ、 症状発現らせる、 症状軽減させられる、などの 可能性があります。 めの花粉症対策は、 中面の「花粉症対策」に記載されている内容のほか、 薬物いる方法もあります。まずは医師にご相談ください。 治療法について 症状治療には、 アレルギー点眼薬がよく 使われ ます。 アレルギー点眼薬には2種類あり、ヒス タミン などの 産生 え る「 メデ ィエ ー タ ー 遊離抑制 点眼薬」と 、ヒスタミンの作用める「ヒスタミ 点眼薬」があります 。 また 重症 場合 には 、ス テ ロイド点眼薬 られます。それぞれのには 、 症状じた使ありますので、 各種治療法については医師にご相談ください。 花粉症治療には、 薬物療法 減感作療法 手術療法がありますが 、ここ では花粉症治療中心となる薬物療法についてご紹介しています。 監修:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野 臨床教授 庄司 純 先生 春の花粉症においてシーズン中の症状が緩和できる初期療法がありますが、まだ あまり普及していません。春の花粉症対策のポイントは、初期療法を理解し、早めに 初期療法を行うことで症状の発現を遅らせ、軽くすることです。お住まいの地域の 花粉飛散時期を知り、早めの対策、初期療法を始めましょう。 花粉症対策のポイント めの対策 花粉症 存知ですか? Memo スギ(スギ科スギ属) 発生時期:2~4月 生育場所:山地、沢沿い ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属) 発生時期:3~4月 生育場所:山地、丘陵地 ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属) 発生時期:1~4月 生育場所:湿地、沼、山野の低地 シラカンバ(カバノキ科カバノキ属) 発生時期:4~6月 生育場所:山地、高原 アカマツ(マツ科マツ属) 発生時期:4~5月 生育場所:山地、岩場、河畔 オオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属) 発生時期:3~4月 生育場所:山地、丘陵地

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Page 1: 春の花粉症 対策リーフ 改訂 表面 2015年...2015.12 -1.DI 2015年12月改訂 SS-02 花粉症は、早めの対策により、症状が軽減します。花粉症シーズンをラクに過ごすための方法をご紹介いたします。写真提供:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

2015.12 Ⓒ-1.DI2015年12月改訂     SS-02

花粉症は、早めの対策により、症状が軽減します。花粉症シーズンをラクに過ごすための方法をご紹介いたします。

写真提供:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

春の花粉症に、『早めの対策』

春の花粉症の原因となる代表的な植物に、スギ、ヒノキ、ハンノキ、オオバヤシャブシ、シラカンバ、アカマツなどがあります。それぞれの花粉が発生する時期や原因植物が生育する場所などをご紹介します。

春の花粉発生時期と原因植物の生育場所を知る

強い

弱い

症状の強さ

通常療法

花粉症シーズン

早めの対策

花粉が飛び始める時期の2週間前から、「春の花粉症対策」を始めることで、花粉症の症状を緩和できる可能性があります。花粉が飛び始めてから対策を開始する場合と比べ、症状の発現を遅らせる、症状を軽減させられる、などの可能性があります。早めの花粉症対策は、中面の「春の花粉症対策」に記載されている内容のほか、薬物を用いる方法もあります。まずは医師にご相談ください。

治療法について眼の症状の治療には、抗アレルギー点眼薬がよく使われます。抗アレルギー点眼薬には2種類あり、ヒスタミンなどの産生を抑える「メディエーター遊離抑制点眼薬」と、ヒスタミンの作用を止める「抗ヒスタミン点眼薬」があります。また重症の場合には、ステロイド点眼薬が用いられます。それぞれの薬には、症状に応じた使い方がありますので、各種の治療法については医師にご相談ください。花粉症の治療には、薬物療法、減感作療法、手術療法がありますが、ここでは花粉症治療の中心となる薬物療法についてご紹介しています。

監修:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野 臨床教授 庄司 純 先生春の花粉症においてシーズン中の症状が緩和できる初期療法がありますが、まだあまり普及していません。春の花粉症対策のポイントは、初期療法を理解し、早めに初期療法を行うことで症状の発現を遅らせ、軽くすることです。お住まいの地域の花粉飛散時期を知り、早めの対策、初期療法を始めましょう。

春の花粉症対策のポイント

早めの対策、春の花粉症 ご存知ですか?

Memo

スギ(スギ科スギ属)発生時期:2~4月生育場所:山地、沢沿い

ヒノキ(ヒノキ科ヒノキ属)発生時期:3~4月生育場所:山地、丘陵地

ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)発生時期:1~4月生育場所:湿地、沼、山野の低地

シラカンバ(カバノキ科カバノキ属)発生時期:4~6月生育場所:山地、高原

アカマツ(マツ科マツ属)発生時期:4~5月生育場所:山地、岩場、河畔

オオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)発生時期:3~4月生育場所:山地、丘陵地

Page 2: 春の花粉症 対策リーフ 改訂 表面 2015年...2015.12 -1.DI 2015年12月改訂 SS-02 花粉症は、早めの対策により、症状が軽減します。花粉症シーズンをラクに過ごすための方法をご紹介いたします。写真提供:日本大学医学部視覚科学系眼科学分野

花粉症の症状 春の花粉症対策

アレルギー検査法について

花粉症ではその他に、のどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。

自分が花粉症かどうかを知るのはとても大切です。花粉症の検査には、血液検査、花粉エキスを使った皮膚テストがあります。また涙でアレルギー反応の有無を簡便に測る検査もあります(涙液検査)。検査を受けておくと花粉症の対策が立てやすいでしょう。

外出する時に気をつけること

家にいる時に気をつけること

●花粉情報に注意する

●飛散の多い時の外出を避ける

●マスク、ゴーグル型メガネ、帽子を着用する

●花粉が付着しやすいウールの服は避ける

●帰宅時に服や髪をよくはらい、 洗顔、うがいをし、鼻をかむ

その他、生活習慣で心がけること

●粘膜を傷つけるたばこは避ける

●お酒はひかえめにする

●規則正しい生活をする

●ストレスをためないようにする

●バランスのとれた食生活を送る

●睡眠を十分にとる

眼の症状目のかゆみ目の充血なみだ目

鼻の症状くしゃみ水様性鼻汁(はなみず) 鼻閉(はなづまり)

●飛散の多い日は、窓や戸を閉めておく

●飛散の多い日は、洗濯物を外に干さない

●外に干してしまった場合には、洗濯物を取り込む時によくはたく

●こまめに掃除する

プロバイオティクスとは、生体に投与すると、免疫力を高めたり、病気の予防や症状緩和など、生体に良い影響を与える善玉菌のことをいいます。近年、プロバイオティクスはアレルギー疾患やドライアイなど、様々な領域で応用されています。中でも花粉症の治療においては、乳酸菌をヨーグルトやサプリメントとして摂取する方法が試みられております。

プロバイオティクスと花粉症花粉症一口メモ