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監修 : 奈良県立医科大学 医学部看護学科 公衆衛生看護学 講師 小松 雅代 職場編 健康づくり メニュー サンプル

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監修 : 奈良県立医科大学 医学部看護学科 公衆衛生看護学 講師 小松 雅代

職場編 健康づくり メニュー

サンプル

職場まるごと 健康チャレンジとは

協会けんぽ奈良支部の加入事業所様が、職場における健康づくりに気軽に取り組んでいただけるように、「スモールチェンジ」をコンセプトにした健康づくり企画です。

具体的には、当支部が提供する簡単な健康づくりメニューの中から、職場で取り組む「健康づくりメニュー」と、従業員様個人で取り組む「健康づくりメニュー」を自由に一つ以上選んでいただき、選んだ健康づくりメニューの内容を3か月間継続して取り組んでいただくものです。

また、表彰要件を満たされた事業所様には、表彰状を進呈させていただきます!

なお、経済産業省による顕彰制度「健康経営優良法人(中小規模法人部門)」の申請には、当チャレンジに参加していることが条件となります。

【職場まるごと健康チャレンジ Q&A】 Q.1:本社の他に営業所が何か所かあるのですが、本社及び全ての営業所で一斉に取り組まないといけないのですか?

A:職場が数か所の場合や就業形態の違いなどで全員での参加が困難な場合、職場の1部署や1営業所、支店単位のみの参加でも全く差支えありません。なお、事業所表彰要件(金賞・銀賞)としては「参加人数が全従業員の概ね1/3以上または30名以上」としております。

Q.2:金賞や銀賞を受賞すると、何か特典はありますか?

A:表彰式にて当支部オリジナルの表彰状をお渡しさせていただくとともに、健康づくりの率先実施により“従業員を大切にしている事業所様”として公表(希望されない場合を除く)いたします。 なお、今後は事業所様にとって更にメリットのある特典を検討してまいります。

Q.3:職場の健康づくりを積極的に行っている企業が、国の「健康経営優良法人認定制度」に申し込みできると聞いたのですが、「職場まるごと健康チャレンジ」との関係を教えてください。

A:健康経営優良法人認定制度とは、経済産業省による「従業員の健康管理を経営的な視点で考え戦略的に取り組んでいる法人」を称える顕彰制度です。2019年2月には、第3回目となる「健康経営優良法人2019」が発表され、大規模法人部門に821法人、中小規模法人部門に2,503法人が認定されました。 なお、中小企業法人部門の認定を受けるためには、加入している健康保険制度が行う健康経営企画にエントリーしていることが条件とされており、当支部においては「職場まるごと健康チャレンジ」にエントリーし健康宣言を行うことが条件になります。 また、健康経営優良法人認定制度への申請を検討されている場合は、是非、エキスパートコースを参考に事業所メニューを選択してください。

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④従業員の皆さまへの「健康づくりメニュー」及び「チャレンジシール」の配布

チャレンジしていただく従業員の皆さまに、「健康づくりメニュー(個人編)」及び「チャレンジ

シール」の配布をお願いいたします。

従業員の皆さまには、「健康づくりメニュー(個人編)」の中からお好きなメニューを1つ以上

選択していただき、選択したメニューを「チャレンジシール」に記入いただきます。

また、記入した「チャレンジシール」を、ご自身のよく目につく場所に貼り付けていただき

ます(※)。(自身のデスク、パソコン、ロッカーの中、自宅など、どこでも結構です。)

(※)「チャレンジステッカー」「チャレンジシール」は、貼ってはがせる再剥離タイプのシールと なっています。ただし、被着体が紙などの強度が低い材質の場合、はがす際に被着体を 破損する場合がございますのでご注意ください。

チャレンジ開始日まで

ステッカー

健康宣言書

健康づくりメニュー

シール

~ルール説明(担当者様)~

チャレンジ開始

⑤チャレンジ期間は、2019年7月1日から2019年9月30日までの

3か月間!

1.事業所全体で取り組むメニュー (コースに応じて1つ以上)

2.「チャレンジシール」に記入したメニュー (1つ以上) にチャレンジしましょう!

☆定期的に朝礼などでアナウンスしていただくのもチャレンジを継続するコツですよ!

⑥チャレンジ終了後、アンケートにご協力ください

チャレンジ終了に合わせ、協会けんぽ奈良支部より、アンケート(担当者様用及びチャレンジャー用)をお送り

いたしますので、チャレンジした感想などを記入していただきますようお願いいたします。

チャレンジで使用した「健康づくりメニュー」や「チャレンジシール」などは、チャレンジ

終了後も、引き続きご活用ください。

また、チャレンジしていただいた事業所様を、“職場の健康づくりを積極的に行って

いる事業所様“として、当支部のホームページや広報誌で紹介(希望されない場合

を除く)するとともに、表彰要件を満たした事業所様に表彰状を進呈いたします。

チャレンジ終了後

アンケート

①「チャレンジセット」の内容確認

「チャレンジセット」が届いたら、内容に漏れがないかご確認ください。

②「チャレンジステッカー」の掲示

「チャレンジステッカー」を事業所様の入口など、よく目につく場所に貼り付けてく

ださい(※)。健康づくりに取り組む事業所様として対外的にもアピールいただけます。

③「事業所全体で取り組むメニュー」の選択及び「健康宣言書」の掲示

「健康づくりメニュー(職場編)」の事業所全体で取り組むメニュー(47種類)の中から、

事業所として取り組むコース(ベーシック/エキスパート)と、そのコースに応じたメニューを

選択してください。

選択した事業所全体で取り組むメニューを「健康宣言書」に記入して、事業所入口、

会議室等の従業員その他関係者が目につく場所に掲示してください。

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金賞 事業所全体で取り組んだメニューの★(難易度)の数の合計が

6個以上であり、かつ、下記の全項目に該当

銀賞 事業所全体で取り組んだメニューの★(難易度)の数の合計が

3個以上であり、かつ、下記の必須要件を含めて7項目以上に該当

表彰要件

必須要件

◆事業所として、次回以降も「職場まるごと健康チャレンジ」に取り組む

➋ ◆チャレンジした人数が、概ね「全従業員の3分の1以上」または「30名以上」

◆2019年度の生活習慣病予防健診受診者が、35歳以上の従業員の80%以上である または、事業者健診データを提供(もしくは提供することに同意) する (2020年3月までの受診見込みを含む)

※協会けんぽでは、生活習慣病予防健診をできる限り受けていただくことをお勧めしています。 →生活習慣病予防健診とは(16ページ)

選択要件

◆協会けんぽから「特定保健指導」の案内があった場合、受け入れに協力し、 対象者に保健指導を受けさせている、または受けさせる →特定保健指導とは(13ページ)

➎ ◆チャレンジ期間中、定期的に「職場まるごと健康チャレンジ」に関する声掛けを 行っている

➏ ◆事業所に健康保険委員が1名以上いる または健康保険委員の登録をする

➐ ◆事業所の社会保険事務担当者が、協会けんぽ奈良支部メールマガジンの登録を している またはメールマガジンの登録をする

➑ ◆2019年度に協会けんぽ等が主催する健康づくりイベント等に1回以上参加している または参加する ・協会けんぽ奈良支部、奈良県社会保険協会、社会保険委員会主催のイベントや研修会等への参加

「職場まるごと健康チャレンジ」表彰要件

チャレンジしていただいた事業所様を、“職場の健康づくりを積極的に行っている事業所様”として、当支部のホームページや広報誌で紹介いたします。 また、チャレンジ終了後、表彰要件を満たした事業所様に表彰状を進呈いたします。

チャレンジの様子をご紹介!表彰状を進呈!!

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職場の健康づくりを始めるきっかけとして、以下のカテゴリーを参考に、メニューの中から 自由に一つ以上選びましょう。

ベーシックコース

事業所全体で 取り組むメニュー

健診等

食事禁煙

公的制度利用

環境づくり

メンタル ヘルス

運動

健診をきちんと受けていただくことが、健康づくりの第一歩です。

このカテゴリーのメニューを実践し、食事・禁煙習慣の改善に努めましょう。

公的制度のなかには、職場の健康づくりを進めるにあたって、無料で利用できるものもあります。

職場環境の変化が社員の意識の変化へとつながります。

働きやすい職場作りのため、「こころの健康づくり」に取り組みましょう。

日頃、運動不足の従業員が多い職場は、このメニューから実践してみましょう。

カテゴリー

健康経営優良法人認定基準を満たすために、 下表 のA~Dのメニューに取り組みましょう。 ※本コースを選択した場合でも、必ずしも健康経営優良法人に認定される訳ではありません。 (健康経営優良法人の認定は、「日本健康会議健康経営優良法人認定委員会」で行われます。)

エキスパートコース 健康経営優良法人認定申請を 目指す場合はこちらにチャレンジ!

健康経営優良法人 評価項目 (認定要件)

参照ページ 選択方法

A 必須 P.8 未実施の項目があれば、選択してください。

B ①~④

(2項目以上) P.9

評価項目が2項目以上となるように選択してください。

C ⑤~⑧

(1項目以上) P.9

評価項目が少なくとも1項目以上となるように選択してください。

D ⑨~⑮

(3項目以上) P.10

評価項目が3項目以上となるように選択してください。

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№ カテゴリー メニュー 解 説

健康経営 優良法人 評価項目 番号

1 健診等 ★★★ 従業員が健診や健診の再検査を受診しやすい環境をつくる

再検査や精密検査に要する時間の出勤認定や特別休暇認定、がん検診等任意健診の費用補助をする等があります。

2 健診等

★★★ 健康診断結果から①血圧検査、②血中脂質検査、③血糖検査、④腹囲の検査またはBMIの測定のすべての項目に異常が認められた場合に、二次健康診断を受診する社内制度を整備する

左の条件を満たす二次健康診断については、労災保険から二次健康診断等給付として無料で受けることができます。

3 公的制度利用

★★★ チャレンジ期間中に奈良産業保健総合支援センター(奈良さんぽ)が実施している「治療と職業生活の両立支援(無料)」に申し込む

両立支援促進員の派遣を受けて、労働者が治療をうけながら仕事を続けるための社内整備に取り組みましょう。

4 食事 禁煙

★★★ 社内食堂や仕出し弁当に、今までより野菜を多くしたヘルシーメニューを導入する

食堂や仕出し弁当のメニューは揚げ物、炒め物が主となりがちです。食堂での調理の場合は和食中心、蒸し物、茹でる等の調理方法を工夫することでも大幅にカロリーダウンできます。仕出し弁当の場合は、より野菜が多く使用されている内容のお弁当を選びましょう。

5 食事 禁煙

★★★ 受動喫煙対策として敷地内禁煙とする

敷地内禁煙は、有効な受動喫煙対策の1つです。奈良県では、行政・医療機関の敷地内禁煙を「なら健康長寿基本計画」において推進しています。

必須

事業所向けメニュー エキスパートコースはここを参照

検索 奈良さんぽ

難易度★★★(上級)のメニュー

5

難易度★★(中級)のメニュー

№ カテゴリー メニュー 解 説

健康経営 優良法人 評価項目 番号

15 公的制度利用

★★ チャレンジ期間中に奈良産業保健総合支援センター(奈良さんぽ)が実施している「産業保健研修(無料)」に申し込む

産業保健の知識や理解を深め、よりよい職場環境づくりに努めましょう。

16 メンタル ヘルス

★★ 年に一度、メンタルヘルス研修を計画する

ラインケア・セルフケアの研修を実施し、メンタルヘルスについての知識や理解を深め、よりよい職場環境づくりに努めましょう。

17 環境づくり ★★ 週に1回はノー残業デーをつくる

プライベートな時間を確保することで、リフレッシュ。心身ともに休めることで仕事にもメリハリをつけましょう。

18 環境づくり ★★ 有給休暇の取得を推奨する

時間単位、半日単位の年休取得を制度化する、計画年休制度を導入するなど、年次有給休暇の取得促進を図りましょう。

19 運動 ★★ 社内で一斉にラジオ体操を行う (毎日1回以上)

ラジオ体操は13の動きで構成されており、身体の筋肉をまんべんなく動かすことができる全身運動です。腰痛予防、事故防止にもつながります。

20 運動 ★★ ストレッチタイムをつくる

ストレッチをすることにより、血液循環を良くし、肩こり・腰痛予防になります。また、気分をリフレッシュさせ、作業効率を上げます。

№ カテゴリー メニュー 解 説

健康経営 優良法人 評価項目 番号

35 健診等 ★ 協会けんぽの生活習慣病予防健診を35歳以上の従業員全員が受診できるよう配慮する

協会けんぽの健診は、がん検診項目も含んだ健康管理に大変役立つ健診です。35歳になったら、ぜひ利用しましょう。

36 健診等 ★ 健診の結果、治療・精密検査が必要な方に 受診するよう勧奨し、受診を確認する

健診結果により、要治療・要精密検査となった方に受診するよう勧め、早期の医療機関受診を職場で配慮しましょう。

37 環境づくり ★ 職場内で挨拶や声かけを自ら進んで行う環境づくりをする

「あいさつ」や「声かけ」はメンタルヘルス対策の第一歩です。「和を以て貴しとなす」の精神で日常のコミュニケーションをしっかり取っていきましょう。職場で固定席を廃止するフリーアドレスの導入なども、コミュニケーションの活性化に繋がります。

38 健診等 ★ 保健指導の実施又は特定保健指導の受け入れを促す取り組みを実施する

保健指導が必要な従業員への実施を促すための機会の提供や、特定保健指導の受け入れを促すための仕組みや制度を整備しましょう。例えば「勤務シフトの時間調整」なども工夫の1つです。

39 食事 禁煙

★ 社内食堂のメニューにカロリーや塩分の表示をする

従業員が日頃からカロリーや塩分を意識する環境(習慣)をつくりましょう。

40 食事 禁煙

★ 社内食堂に、塩分の少ない醤油(減塩醤油・だし醤油・ポン酢醤油等)を追加する

国が定めている健康な人が高血圧にならないための一日の目標塩分摂取量は、男性8g、女性7g、高血圧の人は男女とも6g未満と推奨されています。醤油小さじ1杯(約5ml)の塩分量は約1g。減塩醤油やだし醤油・ポン酢醤油にすると約半分になります。

41 食事 禁煙

★ 自動販売機のメニューを変更する

職場の自動販売機をチェック! 水やお茶・無糖飲料を置いたり、コーヒーの微糖・無糖を設置することで、飲み物からの糖分やカロリーを簡単に減らすことができます。

42 運動 ★ エレベーターを使用せず、階段を使用するよう促す

仕事中でも簡単に活動量アップ。節電にもつながります。 (例えば、上下3階以内は、階段を利用するなど) ※体調不良時や妊娠時、過重荷物の運搬時等は除く

43 運動 ★ 長時間同じ姿勢を防ぐため、1時間に1回は立ち上がり座り直しを呼びかける

座りっぱなしであまり体を動かさなければ、全身の血流が悪くなり血液がドロドロ状態になりかねません。1時間に1回は立ち上がり、座りすぎを減らすことが狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病等を減らしたり、目や肩・腰の負担の軽減にもつながります。

44 環境づくり ★ 女性特有の健康課題に対する健康相談窓口の設置

女性特有の健康課題に対する健康相談窓口を設置しましょう。産業医を設置している事業所は従業員が利用しやすいよう周知しましょう。

45 メンタル ヘルス

★ メンタルヘルス不調の予防&不調者発生時の体制を整備する

メンタルヘルス不調予備軍または不調者に対する相談窓口の設置や支援体制をあらかじめ整備し、事業場における適切なサポート体制や職場復帰支援を図りましょう。

エキスパートコースはここを参照

事業所向けメニュー 難易度★(初級)のメニュー

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職場まるごと健康チャレンジ 健康づくりメニュー(職場編) ver.4 2019年3月作成

発行 全国健康保険協会(協会けんぽ)奈良支部 ■住所 奈良市大宮町7-1-33 ■電話 0742-30-3702 (企画総務グループ) ■ホームページ

協会けんぽ 奈良 検索

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