資料4 学際融合による都市デザイン学 · 学際融合による都市デザイン学...

28
資料4 学際融合による都市デザイン学 12

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資料4 学際融合による都市デザイン学

12

学際融合による都市デザイン学

(都市デザイン学部)

都市

構造

・機能を複雑な社会シ

ステ

ムと

して

捉え

、そ

の基

軸と

なる

地球科学、都市・交通の計画設計、

強靭

化・インフラマテリアルデ

ザイン

に、

芸術

文化的な

デザ

イン

・建築を学際融合させた

先端

的学理をもって、安全・安心な社

会に

資す

る最適な

都市

をデ

ザインする学問体系

学問

体系

から

みた

都市

デザ

イン

学の

概念

連携・融合

(+

芸術文

化・デ

ザイン

・ 建

築・社会

科学)

コンクリート工学

高機能材料

構造力学

地盤工学

理・水

工学

交通計画

防災計画

地域創生

災害予測

公共経済・経

営学

公共政策学

都市計画

建設

施工

気象学

地震学

火山活動

高潮・津

河川氾濫

集中豪雨

海洋物理学

景観デザイン

まちづくり

自然災害学

インフラ材料

物質科学

鉄鋼材料

非鉄

金属

雪氷学

都市デザイン学

地球

システム科

学 都市

・交通

デザイン学

材料

デザ

イン工

人類

生存

の共

通基

盤としての

地球システムを

学び、地

球システム的

観点

から、社

会基

盤の

安全

性や

快適

性を考

える。

人々

の文

化的

生活

と社

会経済活

動を支

える理

想的

な都

市の姿を

構想

し、構

造物

の安

全性

、美しさ

や快

適性

、交

通の

機能

性などから

社会

基盤

の形

を考

える。

現代

と未

来の

文明

社会

を構

築す

る様

々な材

料をデザ

インし、既

存材

料か

ら最

先端

材料

まで、材

料学

的観

点か

ら、社

会基

盤の

安全

性や

快適

性を考

える。

長寿

命材料

強靭化材料

補修

工学

塑性力学

溶接冶金学

循環

資源

材料工学

環境材料学

13

資料5 3学科連携開講授業

14

3学科連携授業開講の目的

3学

科連

携授

業の

開講

とは

、複数

学科が

連携

することで特

定テーマに対

し全

体像

を総

合的

に学

ぶことができる授業を開

講する。

えば

自然

災害

の発

生では

、複

数学

科の

連携

により、地

球に起

因する誘

因と構

造物

の抵

抗に係

わる素

因の

両面

から発

生メカニズムを学

ぶなど、複

数の

視点からその

全体

像を総

合的に学

ぶことを目

的とする。

3学科連携授業の概要

(都市デザイン学部)

地球システム科学科

都市・交通

デザイン学科

材料デザイン

工学科

【自然災害学】

地球に起因する自然災害の誘因

(地球システム科学科)と構造物

や自然斜面の抵抗(都市・交通デ

ザイン学科)の両面から、自然災

害の発生メカニズムを総合的に学

び、自然災害に立ち向かうための

基礎知識を身につける。

【物質科学】

身の回りの物質(材料デザイン工学

科)から地球を構成する物質(地球

システム科学科)にいたるまで、物

質のミクロな構造とマクロな物性つ

いて学び、「人間社会と自然環境と

の共生」に資する科学者としての素

養を身につける。

【インフラ材料】

幅広い分野で活用される材料(地球システム科学科)とこれまでのインフラ材料

(都市・交通デザイン学科)の両方を学び、今後のインフラ整備、維持管理、防

災の観点で、材料の既成概念に囚われない都市創生の可能性を考えることのでき

る創造力を身につける。

【都市デザイン学総論】

本学部におけるデザインの基本

的考え方を学ぶ。各学科の教員

がオムニバス方式で講義を行っ

た後、課題解決に関するグルー

プ討論を3学科連携で実施する。

【地域デザイン

PBL】

専門知識を駆使しながら、3学

科連携により地域の課題解決に

向けた提案を行う。幅広い視点

から問題を発見し解決策を模索

できる素養を身に付ける。

都市デザイン学部

15

資料6 「都市デザイン学総論」科目の概要

16

「都市デザイン学総論」科目の概要

(都市デザイン学部)

授業の目的

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

第13回

第14回

第15回

3学科共通の必修科目であり、授業は各学科の教員によるオムニバス方式の授業及びデザイン演習から構成される。受講生は各学科にお

けるデザインの考え方に加えて、社会経済・公共政策と都市デザインの関係を学び、各学科におけるデザインの考え方を用いて課題を解

決する方法について討論することにより、都市デザイン学の基本的姿勢と考え方を学ぶ。

・オリエンテーション

・気候と都市デザイン

・地震と都市デザイン

・水害と都市デザイン

・アルミ産業と都市デザイン

・防災材料と都市デザイン

・材料強度と都市デザイン

・交通計画と都市デザイン

・構造力学と都市デザイン

・水理工学と都市デザイン

・社会経済と都市デザイン

・公共政策と都市デザイン

・デザイン演習(グループ討

論)(1)

・デザイン演習(グループ討

論)(2)

・プレゼンテーション

〈オムニバス方式の授業〉

地球

システム

学科

担当

材料

デザ

イン

学科

担当

寄り回り波の発生原因と防災計画

各学科におけるデザインの考え方を

用いて防災方法や計画を立案する

プレゼンテーション

寄り回り波

〈発生原因〉

デザイン演習のテーマ例

・防災材料を用いた自然災害に強い都市計画

・強靭材料を用いた地震に強い橋梁設計の考え方

・長寿命材料を用いた耐候性を有する交通システム

レポート提出

都市

・交通デザイン

科担

社会

学系(都市・交通

デザ

イン学

科担当)

17

資料7 「自然災害学」科目の概要

18

授業の目的

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

第13回

第14回

第15回

学部2年を対象とした必修科目であり、誘因と素因(抵抗)の両面から自然災害を学ぶ授業。授業は座学

、グループ演習、フィールド実習等から構成

される。本授業

は、地域や

都市の創生において大きな課題となる自然災害とその対応を理解し、技術者

が担うべき役割を明確化することを目的とす

る。

・オリエンテーション

・豪雨災害事例1

-誘

因-

・豪

雨災害事例1

-素

因-

・豪

雨災害事例

2-誘因

-

・豪

雨災害事例

2-素因

-

・地

震災害事例

1-誘因

-

・地

震災害事例

1-素因

-

・地

震災害事例

2-誘因

-

・地

震災害事例

2-素因

-

・津

波災害事例

-誘因

-

・津

波災害事例

-素因

-

・フィールド実習(災害対

応現

場の

見学

など)

・グループディスカッション(自然

災害

に強

い都

市について)

・グループ演習(自然災害に強

い都

市計

画)

・プレゼンテーションとまとめ

〈2学

科共

同開

講授

業〉

地球

システム科

学科

による誘

因の

授業

都市

・交

通デザ

イン

学科

による素

因と対

応の

授業

引と素

因(抵

抗)から自

然災害

と対

応についてまとめる

プレゼンテーション

グループディスカッション・グル

ープ演

・自

然災

害に強

い都

市計

(検

討の

観点

:限

られ

た投資

と安

全・安

心の実

現)

レポート提

自然

災害

の発

生メカニズムを理

富山大学

「自然災害学」科目の概要

(都市デザ

イン学部)

19

資料8 「インフラ材料」科目の概要

20

授業の目的

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

第13回

第14回

第15回

学部

2年

を対

象とした必

修科

目で、幅

広い分

野で活

用され

ている材

料とこれ

までの

インフラ整

備で活

用されてきた材

料の

両方

を学

ぶ授業

。本

授業

は、今後のインフラ整備と維

持管理および防

災などの観

点で、材料

の既成概

念に囚

われ

ない都市

創生

の可能

性についての創

造力

を身につけるこ

とを目的とする。

・幅広い分野で活用

され

ている材料一般

・高強度金属材料(1)

・高強度金属材料(2)

・環境と材料(1)

・環境と材料(2)

・これまでのインフラ材料

一般

・コンクリート材料の諸性

質(1)

・コンクリート材料の諸性

質(2)

・コンクリート材料の諸性

質(3)

・コンクリート材料の設計(1)

・コンクリート材料の設計(2)

・材料の劣化診断

・リサイクルと材料

・都市デザイン演習(グループ討

論)

・まとめ

〈2学

科共

同開

講授

業〉

料デザ

イン工

学科

による幅

広い分

野で活

用され

る材

料の

授業

都市

・交

通デザ

イン学

科に

よるこれ

までの

インフラ材

料の

授業

それ

ぞれ

の材

料の

得失についてまとめる

プレゼンテーション

都市デザ

イン演

習テーマの例

・新

たな都

市創

生にふさわ

しい材

料の

適用

(検

討の

観点

:快

適で安全・安

心な都市

の実

現)

レポート提

色々

な材

料の

使わ

れ方

を理

〈コンクリート材

料を用

いた橋

の例

〈先

端材

料による大

型構

造物

の例

2学

科共

同での

授業

富山大学

「インフラ材料」科目の概要

(都市デザイン学部)

21

資料9 「物質科学」科目の概要

22

富山大学

「物質科学」科目の概要

(都市デザ

イン学部)

第1回

第2回

第3回

第4回

第5回

第6回

第7回

第8回

第9回

第10回

第11回

第12回

第13回

第14回

第15回

新入生を対象とした三学科共通の必修科目であり、授業は材料デザイン工学科と地球システム科学科の教員が共同で担当する。

物質のミクロな構

造とマクロな物性の基礎知識を修得し、原子から地球サイズまでを俯瞰する視点での物質の理解を通じて、都市デザイン学部の目的である「人間社

会と自然環境の

共生」に

資する科学者としての素養を身につける。

講義

の特

徴と獲得させる能力

教育

課程における位置づけ

球の

理解

,建

造物

の設計,材料デザインに共通した

礎となる物

質科

学の基礎知識を修得するとともに,

広い視

野,柔

軟な思考の基礎を身につける。

講義の特徴

「物質」を対象とする2学

科の教員が,

「身のまわりの物質」,

「地球を構成する物質」を題材として,物質のミクロな構造と

マクロな物性について共

同で講義する。

<達

成目標

> ・結晶ならびに鉱物の構造を説明できる。

・工業製品に使われる物質・材料を説明できる。

・物質・材料の諸性質を説明できる。

・オリエンテーション

・物質

の凝

集機

構:物

質の

三態

,結晶の化学

的分類

・結晶

構造

の基

礎 (X線

回折

の基

礎)

・身

のまわ

りの

物質

の構

造(1)(原

子の構造と周期律)

・身

のまわ

りの

物質

の構

造(2)(電

子顕微鏡、原子配

列)

・地

球をつくる物

質の

構造

(1)

(元素存在度)

・地

球をつくる物

質の

構造

(2)

(鉱

物と岩石)

・物

質の

力学

的性

質(1)(強

度、弾

性、塑性、靭性、)

・物

質の

力学

的性

質(2)

(岩

石の

弾性、流動、破壊)

・物

質の

電磁

気的

性質

(1)(伝

導性、磁性、光学的性

質)

・物

質の

電磁

気的

性質

(2)

(岩

石磁気、偏光顕微鏡)

・物

質の

化学

的性

質(1)(腐

食、リサイクル)

・物

質の

化学

的性

質(2)

(風

化,変

成作用)

・トピックス(1)軽

金属

材料

・トピックス(2)超

高圧

実験

室としての地球

授業の目的

23

資料 10 デザイン思考の基礎から実践演習まで

24

デザイン思考の基礎から実践演習まで

(都市デザイン学部)

富山大学

1・2年

デザ

イン思

考の

基礎

とこれ

に用

いるデータサ

イエンスを演習

を混じえながら教育する。

3年次

全学横断

PB

L:

多分野の人間の

知識や経験の活用という観点

から,富

山大

学の

全学

部の

学生

を対

象として

参加

者を募

り,多

学部

の学

生の

混成

チームで

行う演

習。(デザ

イン思

考を用

いた課

題解

決を

実践)

地域デザイン

PB

L:

多分野の人間の知識や経験の活用という観点

から,学

部の

3学

科の

学生

の混

成チームで行

う演習

。(デザイン思

考を用いた地域

の課題

解決

を実

践。ここでは

ループを繰

返し,よりデザ

イン思考を深く学ぶ)

4年次

業論文においてデザイン思考を実践。

デザイン思考

を実

践し得

る創

造力

を持

ち,現実

社会の

複雑

な課題

に立

ち向

かえる人

材を輩

25

資料 11 「データサイエンス」の必要性

26

「データサイエンス」の必要性

(都市デザイン学部)

富山大学

魅力

ある都

市・地

域づくり

スマートインフラの構築

交通情報

都市計画

情報

経営情報

観光

情報

環境情報

デザイン

産業情報

都市景観

情報

文化

情報

様々

な情

報を収

集・分

析して都

市・地

域の

強み

をブランド化する

防災情

センシングで得

られ

る環

境情

報と

点検

関連

情報

などの

関係

性分

析を行

い、劣

化に影

響を及

ぼす外

延要

因(例

えば

、交

通量

や気

象条

件、

設置位置など)を推定

都市

計画

、交

通、産

業、観

光などの

膨大

な都

市情

報を分

析し、都

市や

地域

の強

みを見

出し、ブランド化

することによって、都

市・地域の創生を図

る。

多変

量解

析や

ビッグ

デー

タ解

析の

基礎

となる確

率や

統計

の知

識を修

得する。

データサイエンスⅠ

(確

率・統計)

データサイエンスⅡ

(多

変量解析)

都市

・地

域の

創生

魅力ある都

市・地域づくり

スマートインフラの構築

データサイエンスⅢ

(ビッグデータ解析基礎)

多くの

情報

(変

数に関

するデ

ータ)を、分

析者

の仮

説に基

づいて関

連性

を明

確にす

る統

計的

方法

を学

修する。例

えば

、地

域の

活性

化に及

ぼす人

口構

成、観

光資

源、交

通インフラなどの

影響

を分

析することによ

り、地

域創

生を図ることができる。

27

資料 12 質保証と能力評価の可視化

28

質保証と能力評価の可視化

・成績評価の適正分布の実現

・各学年修了時における積算能力を開示

・各学年修了時の能力を可視化

・学生と教員が面談して能力向上を指導

・不足能力を補うように履修計画を修正

秀4点、優3点、良2点、可1点の重みづけを行い、

授業科目毎に能力項目の点数と学修目標を設定

ディプロマ・ポリシーを能力項目に分解

・専門力

・創造力

・課題発見力

・課題解決力

・プレゼンテーション力

・地域貢献度

・英語力

各授業科目の

能力構成を検討

①ディプロマ・ポ

リシーに基づく能力別学修目標の設定

②学

年修

了時

の積算能力評価

能力評

価(初

期)

1年

2年

4年

積算

能力

評価

(中

間)

積算

能力

評価

(中

間)

積算

能力

評価

(最

終)

積算

能力

評価

(中

間)

企業

による

力評

③学

修成

果の提示手法

④学

外との協働による助言・評

価の仕組み

〈卒

業後の評価〉

・卒業者アンケート調査の実施

・企業における上司が卒業者を評価

・アンケート結果の分析

・質保証システムの改善

質保

証システムへの

フィードバック

富山大学におけ

る質保証システ

ムの質的転換

積算能力評価と卒論発表評価により学修成果を可視化

・学

生・教

員の

二者評価

・ル

ーブリックを用

いた能力項目別評価

研究

成果

プレゼンテーション

〈卒

業時

の学

修成

果に係

る評

価〉

初期評価

(入学

時)

中間評価

(1年修了時)

中間

評価

(2年

修了

時)

中間

評価

(3年

修了

時)

最終

評価

(4年

修了

時)

各 能 力 項 目 の 評 価 点

学修

目標

創造

課題発見力

課題

解決

プレゼンテーション力 学修

目標

の設

〈授業科目の積算能力評価〉

能力

伸長

の見

える化

3年

就職

〈一例

〉「創

造もの

づくり」科

専門

力(2

5%)

創造

力(2

0%)

課題

発見力

(15%

課題

解決力

(15%

プレゼ

ンテー

ション力

(15%

地域

貢献度

(5%)

○○

○力

(X%)

△△

△力

(X%)

全 学 の 教 育 改 革 に 展 開

成績評価に基づく

獲得能力の積算評価

地域

貢献度

問題解決力

課題発見力

計画力

創造力

専門力

情報収集力

プレゼンテーション

29

資料 13 全学横断 PBL の概要

30

富山大学

「全学横断

PB

L」の

概要

(富山大学の全学部の学生を対象とした演習)

グル

ープ分け

1日

第3日

検討

段階

成果

発表会

最終

レポート提出

全学

横断

PB

Lの特徴:

④学

修成果を発表

③相

互に教える

②自

分で体験

①グル

ープで討論

専門

知識・実

践力の定着

Gro

up-

Lear

ning

Self-L

ear

ning

Pai

r-Lear

nin

g

Pre

senta

tion-Lear

nin

g 教

員(大学・企業)

のアドバ

イス

能力

を評

教員

(大学・企業)

のアドバ

イス

力評

価結果をフィー

ドバック

4つの

学習

の相乗効果

新学

部で実践するアクティブラーニングのモデル

全学部(都市デザイン学部・工学部・理学部・芸術文化学部・

人間発達学部・経済学部・人

文学部・医学部・薬学部)を対象

に参加学生の混成グループ(6名程度)に分け,そのグルー

プで演習するテーマを選定し、解決へいたる計画を立案する。

計画

を策

定した後

、テーマを解

決するための

ディスカッション

を進

める。その

際には

新学

部で実

践するアクティブラーニン

グを行

い、各

分野における専

門知識やデザイン思考

を実践

してテーマを解

決する方

策について纏

める(必

要に応

じて解

決のヒントとなる場所へ出向いたり話を聞いたりする)。

教員・関連企業・関連行政等を含めた成果発表を行う。

成果発表で出たアドバイスを参考にし、テーマの解決に今後

どのような検討が必要かを整理してレポート提出し,デザイン

思考のスパイラルな実践の

重要性について体験する。

全学

部の学

生を対

象とした課

題解

決演

習であり、分野

の異

なる学生

が協

働して、ひとつの

テーマの

解決

に取

り組

む。各

人の

知識

や経

験を駆

使し、アク

ティブラーニングでデザ

イン思

考を実

践しなが

ら、専門力

、創造性

、計画

力、

問題解決力、協調

性、プレゼンテーション能

力など幅広

い能力を育

成する。

・富山の魅力を伝える新たな

PR方

・井波彫刻の活用拡大

・富山のフードツーリズム

・若者の外出率を高めるアクティブデザ

イン

・夏休み期間の開催

とする(3日

間)

・全

学部

の学

生を対

象に参

加者

を募

る(定員

100名)

・集中

講義・演

習の

位置

づけで,所

定の

成績をあげた者には

1単

位を付

与する

・多

くの

学生

が興

味を持

つ演

習テー

マにつ

いて,教

員の

他,企

業や

行政

等からもテーマを募り予

め準

備する

・企

業・行

政との

連携

として,社

員や

職員

を演

習に参

加させ

ることもできる(こ

の際

の人

員は

,先

の学

生の

定員

100

名に+

αとする)

(プレゼンテーション)

授業の目的

テーマ例

31

資料 14 全学横断 PBL テーマ

32

「全学横断 PBL」テーマ

テーマ(案) テーマ(案)

1 富山の魅力を伝える新たな PR方法 17 学び方のデザイン

2 井波彫刻の活用拡大 18 確率統計を大好きな科目にする方法

3 持ち家率 NO.1富山でのマンション経営 19 学際融合をデザインする

4 富山地元企業の魅力を学生に伝える方法 20 お酒の飲み方をデザインする

5 「これが富山土産だ!」を売り出す方法 21 パラリンピックをデザインする

6 他人に教えたくない富山の魅力箇所 22 老人の魅力をデザインする

7 富山男・女の魅力とは 23 原発ゼロ社会をデザインする

8 他県が憧れる富山の冬の過ごし方 24 富山の山の幸を全国へ売り出す方法

9 ベタ雪の魅力の売り込み方 25 日本の防災投資をデザインする

10 富山に足りないものを魅力にする方法 26 人口密度富山一の氷見市をデザインする

11 老人を ICT の虜にする方法 27 いじめのない社会をデザインする

12 金沢に負けて勝つ方法 28 富山港の明日をデザインする

13 富山大学の Englishカフェを満席にする方法 29 日本のアーミッシュをデザインする

14 富山の夏休みをデザインする 30 富山でのフードツーリズム

15 富山のお正月をデザインする 31 若者の外出率を高めるアクティブデザイン

16 点在する富山の空き地をデザインする

33

資料 15 地域デザイン PBLの概要

34

富山大学

「地域デザイン

PB

L」の概要

(3学科

合同演習)

グル

ープ分け

1回

第8回

第6回

検討

段階

中間

発表会

成果

発表会(内部)

フィール

ド実

④学

修成果を発表

③相

互に教える

②自

分で体験

①グル

ープで討論

専門

知識・実

践力の定着

Gro

up-

Lear

ning

Self-L

ear

ning

Pai

r-Lear

nin

g

Pre

senta

tion-Lear

nin

g 教

員(大学・企業)

のアドバ

イス

能力

を評

教員

(大学・企業)

のアドバ

イス

力評

価結果をフィー

ドバック

4つの

学習

の相乗効果

新学

部で実践するアクティブラーニングのモデル

3学科「地球システム科学科

」「都市・交通デザイン学科」「材

料デザイン工学科」の学生から構成されるグループ(6名程

度)に分ける。そのグループで演習する地域問題のテーマを

選定し、計画を立案する。

計画を策定

した後、地域問題

を解決するためのディスカッショ

ンを進

める。その

際には

新学

部で実

践するアクティブラーニ

ングを行うとともに、フィールド実

習を採り入れながら、各分野

における専

門知

識や

都市

デザ

イン学

の考

え方

を駆

使して地

域問題を解決する方策について纏める。

教員・関連企業・関連行政等を含めた中間発表を行う。

中間発表で出たアドバイスを参考にしながら、さらに地域問

題を解決するためのディスカッションを進める。この際にも新

学部で実践するアクティブラーニングを行う。

3学

科横

断型

の課

題解

決演

習であり、各

専門

分野の

異なる学生

が協

働して、

地域

問題

の解

決に取

り組

む。専

門知

識を駆

使して、アクティブラーニングや

フィール

ド実

習を採

り入

れなが

ら、専

門力

、創

造性

、計

画力

、問

題発

見・解

決力、協調性、プレゼンテーション能

力など幅

広い能力を育

成する。

・○○地区におけるライトレール

を用

いた新

しい交

通システムの

提案

・○○市におけるアルミリサ

イクル

を活

用した地

域創

生方

・○○地域における砂防に関

する防

災計

・ライトレールによる地

域活

性化

の調

・北陸新幹線を活用

した地

域創

生調

・橋梁、砂防ダムなどの

建設

現場

を見

・地質調査、火山活動

調査

・アルミ工場見学

・寄り周り波における防

災計

(プレゼンテーション)

(プレゼンテーション)

寄り回り波

防ダム

陸新

幹線

ライトレール

授業の目的

テーマ例

35

資料 16 地域デザイン PBLテーマ

36

「地域デザイン PBL」テーマ

テーマ(案)

1 ◯◯地区におけるライトレールを用いた新しい交通システムの提案

2 ◯◯市におけるアルミリサイクルを活用した地域創生方法

3 ◯◯地域における効果的で経済的な防災計画

4 社会基盤におけるアルミの活用拡大

5 防災対策で人口増加をデザインする

6 地元建設産業の活性化方法

7 アルミを用いた橋の設計

8 コンパクトシティのリ・デザイン

9 高齢者が暮らしやすいまちづくり

10 中山間地域のまちづくり・まちおこし

11 地場産材を用いたジオパークのデザイン

12 地場産材を用いた水辺空間の再編と利活用

13 ガラス材を用いた地域イベントのデザイン(どんな空間で何を表現するか)

14 アルミ材を用いた地域イベントのデザイン(どんな空間で何を表現するか)

15 Iターン・Uターン者を呼び込む施策と起業

16 富山のインフラツーリズムのデザイン

37

資料 17 教育の三方針

38

教育の3方針

地球システム科学科 都市・交通デザイン学科 材料デザイン工学科

目的

地球システム科学科は、「地球」と「地域」の両方の視点から自然を理解し、自然災害など地域が直面する課題に対して解決策を創造するとともに、デザイン思考の素養も有した研究者、技術者、教員等の専門的職業人を育成することによって、人間社会と自然環境との共生に貢献することを目的とする。

都市・交通デザイン学科は、人間の活動領域としての都市、及びその活動を支える交通を対象に、自然科学、科学技術、社会科学を基盤としながら、デザイン思考を実践する創造力ある人材を育成するとともに特色ある国際水準の教育・研究を行い、地域と国際社会に貢献し、工学、理学、社会科学、芸術文化学の緊密な連携・融合によって、安全・安心で魅力ある都市・地域の創生と社会の持続的発展に寄与することを目的とする。

材料デザイン工学科では、原子・分子から都市構造物に至るテラスケールレンジの視点で、未来社会の基盤材料をデザインし創り出すための科学・工学の教育・研究を行い、高度な専門知識をもって安全・安心の実現に貢献する国際性豊かな材料エンジニアを育成し、持続可能な社会形成に寄与することを目的とする。

卒業認定・

学位授与

方針

(ディプロマ・

ポリシー)

地球システム科学科では,所定の課程を修めた者に対して,幅広い知識,自然科学に関する専門的学識,問題発見・解決力,倫理観・責任感をもって社会に貢献する力,様々な人々と協働するコミュニケーション能力をもち,専門的職業人として社会で活躍できる人材として,学士(理学)の学位を授与する。

都市・交通デザイン学科では、「都市と交通」に関わる文理両面にわたる深い専門的学識を学修した上で、問題発見・解決力、デザイン思考の実践による豊かな創造力、多様な人々とのコミュニケーション力、それらを高いレベルで統合するできる問題解決能力及び倫理観・責任感を身に付けて、自然と共生した地域社会や国際社会の持続的発展に貢献し得る学修成果を修めた者に学士(工学)の学位を授与する。

材料デザイン工学科では、都市における社会基盤材料をデザインするための教養と専門的知識を修得し、それらを諸課題に応用できる問題解決力、デザイン思考の素養を持ち、自然と共生しながら地域社会や国際社会の持続的発展に貢献しうる学修成果を上げた者に学士「工学」の学位を授与する。

教育課程

編成方針・

教育課程

実施方針

(カリキュラム・

ポリシー)

地球システム科学科では、卒業認定と学位授与の方針に示した5つの能力を学修するため、次の3つの教育を体系的・系統的に実施する。 1)幅広い知識を身につけるための教養教育

2)専門的学識、問題発見・解決力を身につけるための専門教育(専門基礎科目、専攻科目)

3)責任感、コミュニケーション能力を身につけるための学部共通教育

講義、演習、実験、実習等、様々な方法・形態の授業において、学生が主体的・能動的に学ぶことに重点をおく。各教科の成績は、シラバスにあらかじめ示された評価方法により、学修成果別評価基準(ルーブリック)に沿って評価することを基本とする。 4年間を通じて、教育課程編成方針で示した3つの教育を体系的・系統的に実施する。

都市・交通デザイン学科では、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)に掲げる5つの能力を学修するため、「都市と交通」に関わる文理両面にわたる深い専門的学識の修得を要件とする体系的な教育課程を編成する。授業は、講義・演習・実験・実習の様々な方法・形態により行い、特にアクティブラーニングにより、学生が主体的・能動的に学ぶことができるものとする。評価は、各項目の学修成果の到達目標に対する達成度として客観的な評価基準により行う。 都市・交通デザイン学科では、4年間の学修を通じて、幅広い知識と教養、「都市と交通」に関わる文理両面にわたる深い専門的学識の修得を通じ、豊かな人間性を涵養し、地域と国際社会で活躍し得る人材となるための教育を実施する。

材料デザイン工学科では、ディプロマ・ポリシーに掲げる5つの能力を学修するため、卒業認定・学位授与の方針(ディプロマポリシー)を踏まえ、学生が主体的・能動的に学ぶことができるよう、体系的な教育課程を編成し、講義、演習のみならず、アクティブラーニングを取り入れた授業、学生参加型授業、実験・実習、フィールドワーク等の正課外の学修を行う。 材料デザイン工学科では、4年間の学修を通じて、社会基盤材料の開発に係わる教育・研究を通じて、デザイン思考の素養を有し地域と国際社会で活躍しうる人材となるための学修を行う。

「入学者受

入れ方針」

から抜粋

(アドミッション・

ポリシー)

地球システム科学科では、特に以下のような人材を求める。 ・地球の成り立ちや変動,地域の自然・環境などに興味をもち,地球や地域の自然について積極的に学びたい人

・地球や地域の自然についての未解明の問題に挑戦したい人

・地球や地域についての知識や視点を将来の職業に活かしたい人

都市・交通デザイン学科では、特に以下のような人材を求める。 ・都市や地域の創生に興味のある人 ・美しい都市や地域の実現に興味のある人 ・ユニバーサルデザインに興味のある人 ・利便性に富み地域にとって合理的な交通システムの開発に興味のある人 ・防災のあり方やその具体的な方策から安全・安心な社会の実現に興味のある人

材料デザイン工学科では、特に以下のような人材を求める。 ・物理学や化学の知識に基づいて、材料の様々な特性・特徴が発現する仕組みの解明に興味のある人

・材料デザイン工学が関連する社会や自然の環境に強い興味を持ち、新素材や新機能材料の開発に興味のある人

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