第� 66号� 2009年� 111120日

は らっ ば 置集・，進行 ばらつぱ圃集部

年金生活者になって(その� 4)山本滑員IJ

『あんたの金は家の金、私が稼いだ金は私のもの.Jと年金が振り込まれる名前のみ

必要とされる身分です.食事からお菓子まで、好みは子の意向に沿って動いており、

私の存在価値は無いようですJ思い起こせば、給料が振込みになってから、現金を月

度持ち帰る自のみ心優しい妻はもういない.子の服を買ってくるついでに私の下着

を買う.ついでの夫となってしまった.愚痴を曹うつもりは聾いけれど、妻には私の

愚痴に聞こえるらしい.

見知らぬ嫁よ。始時が肝心.男の気持ちをしっかり教えてやるぞ。親子� 2代豪から

虐待されないように.

犬の飼育

愛護センタ から� 9月に連絡がきた.今年始めの申し込みから� 8ヶ月.何故身体が

不自由なのに飼育するのかワ理由は� 4つ.

まず癒し.人間は口を聞き文句を曹うが、相手は喋らない、尻尾を撮り愛矯を振っ

てくれるだけだから.lAに健康の手助け.朝娩歩くことが義務となり、少しでも体力

維持となればと思っている.また

・ 犬がおれば堂々と歩けるからです。

次は防犯.人家の少ない我が町内‘' ー~ では、人の自が少なく� 14軒の隣

家斑でほとんど犬がいる.でも吠

えない、人を見れば維でも尻尾を

振るので按の中で吠えるよう教え

込まなくてはならない.最後に

『死Jです.老人は自分の死によって幼い孫に優しい祖父母の死亡を教えられますが、

畏生きできる現在それをベットの犬に期待しているのです。でも孫は犬嫌い.

犬にかかる経費.

不要犬ですが、登録は必要です.市役所へ登録料� 3，000円狂犬病手続き� 3，450円(年�

1回)毎月の7イアリア予防� 1，300円� (5から� 1]月)ワクチン� 6，850円駆虫薬� 600円

あと犬小屋 ・えさ代 ・食器 ・散歩紐 プラシ ・シャンプーとある程度費用がかかりま

すから覚悟を.

認知症と財産

義母と義弟の� 2人生活をしているが、� 8月から義弟が高黙と腰の痛みを訴え入院と

なった.このため認知症の母親と同居することになったが、失禁を恐れ� 5分おきにト�

1

イレへ行く.ただしその度に場所案内をしなければならない.目を離せば、庭にある

ミカンのオミの下でやってしまう.仕事で老人介護をしていて習性はわかっていたつも

りだが、家族の場合こんなに忍耐が必要と.¥!l.っていなかった.

施股管理をしていると、遺挙で不在者投票の仕事があります.管理者 ・補助員 受

付と� 3人体制ですが、認知症の人が記入できないと訴え代筆をした時、「この人Jとゆ

ぴさします.宗教関係の立候補者でしたが、入所時には自分の宗教と関係は無〈、む�

Lろ反対のものでした.でもそのまま代筆しました.あとから廊下で仲間と路Lてい

る声で理由がわかりました.家族から見捨てられ、私のみ慣用してくれているのか、

山本姓の立候補者に投票したのでした.�

80台の入が転倒し、股関節の骨折をした.相当痛いのか、� f痛い.痛いj と訴えま

す.λ院となりましたので、島知症で病院に迷惑にならないかと心配していましたが、

不思議.症状が現れません.あまりの痛さにポケないのです.完全看護の病院でした

が、身寄りの無い状況から身内との冒いIRと申し立て、派遣家政婦を付けさせま� Lた.

高額となりますが本人にとって過しやすい病院生活を送ってもらうため、私個人の判

断で行いました.r帰りたい.Jと希望しても、高

齢者が骨折してしまうと無理です.結局二度と施

般に帰って来れませんでした.

個人の預金であってもその使用は菅理をして

いる人の常鰻に問われる部分があり、悪魔が蟻く

時があります.身内が無く高額の現金を持ってい

る人が増えています.小額ならいいだろうの気持

ちを持っと事件は起きます.余命少ない老人があ

る程度の現金があると前任者は定額預金にして

いましたが、私はすパて普通預金とし、金額を示

し檀わせるよう指導しました.それでも相当の預

金がある人には、自分の量後を見てくれる人に現金を援すよう鋭得しま� Lた.

高額では� 1，000万円を超えた例があります.毘知症で、年金が多く生活の日ズムを

晃ると今後は年金額内でやっていける人です.結婚をし、子が出来、病気となり、雌

婚され、自分の保Eをしてくれた兄も死、その甥も死、その棄が献身的に見てくれて

います.でも本人が死んでしまえば、すべて見たことも無い、進いに来たこともない

子に行って� Lまいます.お金の価値がわからない状況です.私が取った行動は、本人

とその嚢との聞で死後を処遇する個人契約を取らせることでした.

前述した議弟も、当初肺に膨があり、肺がんの恐れが高〈、呼銀器の医師にカ哨・る

よう紹介状受けていました.毎日� 40本、� 40年間吸い続けて来た経過から、維もが疑

うもので、本人も相当落ち込んでいたものでした.やがて来る母獲の死後残された財

産はどうするのか.膨大な農地をどう処分するのか.相続人となる棄は、税金をどう

払うのか。厄介な問題を抱えることになるなと患っていました.お金はあって邪魔に

ならないとし、うが、本人以外のものはやはり邪魔だ。思干よ� Pお金は自分で管理せよ.

ゆめゆめ棄に任せるな。� 9.

平民学連とい うのがあったさかい ーひろお

安保闘争の後、全学連は四分五裂 Lていたが、統一派が、学生のあらゆる要求を取

り上げるという方針によって‘ 勢力を広げていた. 0964年 7月の記録が手元にあ m

て、マJレ学問 27、社学問 22、祉育問 21、構造改革派 38に対して、統一派は、 224自

治会を揮っていた)

愛知県と北海道では、 1963年夏までに統一派を中心に県学遣の再建をしていた.統

一派は、 1962年に、『安保反対平和と民主主義を守る全国学生自治会連合J(略称「平

民学連 J) という組織を作~， 1963年夏に平民学連主催七月学生集会というのを開い

た.学生の会からも容加する事になって、 7月 16日、総野 8名で出かけた.キューピー

こと佐藤君(名城)、ガッちゃんこと高橋君(愛工大)ドラこと宮田さん(中京女子)、

お姉さんの方の安江さん(中京女子)、子猫ちゃんと呼ばれていた梶田さん(金披)。

後 2人は、背の高い美男子と名女院のお姉さんだが、名前を思い出せない.

東京行き夜行列車は、学生遣でいっぱいで、私学協(準備会)の仲間違とは しゃい

でいた。

祖国の独立 ・平和と安全のため

大学の自治と学問の自由のため

明るく豊かな学生生活のため

全日本の学友は団結しよう

そう書かれた大きな垂れ幕がかかる台東体育館に 5000，gが集まり、国際学速の駄で

始まった. 1日目は、平民学連委員畏の川上徹(東大)の基調報告で始まり、名大、北大、昭

和女子大など B大学の報告が続いた. 1962年の昭和女子大での人権侵害事件は、平民

学速の出発点になった事件だ.

川上氏の報告はそれまでの全学速の絶叫調の演説と違って、とてもわかりやすかっ

た.彼は卒業後も民主青年同盟の専従となって、学生運動の指導に関わるが、共産党

から分派の疑いをかけられ、 91年に離党.今は「同時代社」と b、う出版社をやってい

る. 2日目は.法政大学、東京教育大学など 37会場に分かれての分科会。会のメ ンパー

は女子学生、私学、短大に分かれて参加した.短大の分科会に参加した宮田さんが fひ

ろっぱ 9号Jに感想を寄せているが、他県の参加者から、『愛知は一番元気だ.愛知の

仲間は明るく伸び伸びしている.それに連帯的だ.皆愛知を見習おう Jと曹われて、

気をよくしている.

私は、どの分科会に参加したのかは覚えていないが、報告ばかりで、論議がないこ

とに少し違和感を持った.

その後、翌年に (10月)全国学生自治会代表者会議(全自連)が開かれ、 12月に全

学連が再建される.当初、川上氏たち指導部は、統一派を中心に他の派閥も加えるつ 3

もりで、縫っかの派閥からも大会に参加していたが、既存の派閥の扱いでもめ、結局、

統一撮だr:tでの全学連結成になった.

それでも、数の上からは実質上の全学連再建であり、同時に彼らは寮や夜間大学な

どの組織イ包にも力を入れていた.愛知では、名古屋夜学生協議会も結成され、私学協

書整会(私学協)の結成もすすんでいた.

私学協}主 1962年にユネスコ、 wus、学生の会を中心に話し合いが持たれ(根の上

高原)、そ四後も会との協力関係は続いていた。私と私学協との関わりは、公式的なも

のというより.会員が私学協に関わるから、私も仲良くするというような関係で、そ

の仲良くするという仲買人が吉田樺干さん(中東女子)であった.

頭のてっぺんに隻の毛を集めて、ピーナツのようであった彼女は、ちょっとロシチ

な#囲気を持っていて、都通にあった彼女の家に呼ばれて、飲みなれないコーヒーと

ケーキをごちそうになるのは:結構楽しみであった.今でも今池から都通りを通ると、

どの辺だったかなあ、と気にしてしまう.

その頃、 学生のプチプノレ化が問題になっていて、革新のシンボル的学者であった真

下情一氏が、 f性欲と貴欲の時代からの進歩だJなどと言っていた.高校時代にも氏の

講演を聞いた事があったが、その時も、 f男干が哲学的なのは、女子よりも性欲が強く

て苦しむからだJなどと、珍院を披露していた.若き日に性欲を抑えるのに余程苦し

んだと見える.

ク日スマ Jえパーティなどというものに私が始めて参加したのもこの時だ.私学協に

関わる一同が彼女の家に集まった.

会からは:I!巻さん、永田さんに松田君、佐藤君や安江(姉)さんが来ていた.今井

さん(学芸大)は会としてというより、名古屋ユネスコ学生連盟の関係で来ていたの

ではないかと思う.松田君と今井さんはネクタイをピシッと締めて現われ、私はその

年に発売された MG5を始めてつけて出かけた.ぬb、ぐるみや佐藤君の為の大きなセ

ノレロイドの寺ューピーなども用意されて、私

たちは一時四プチブノレ化を楽しんでいたわけ

だ.

その年、峨阜誓願寺に島田先生を呼んで、

夏のセミナーを行なったが、氏の講演の前に

私は、基調観音を 1時間もしゃべり続けた.

葛巻さんの持導を受けて、各プランチの状況

をたっぷり盛り込んだ、川上氏の演説そっく

りのものだった.島田先生の講演を聞きに来

た全員にはずいぶん迷惑な事だったと思うが、

その桂、組合の大会などで私は畏い長い報告

或いは総括というその手の話を何度も聞かさ

れる羽目になり、仕返しを受けることになる

とは思わなかりた.

アメリ カ ・銃社会サクライ ケンジ

アメリカで 11月 5目、又、航の乱射事件が起きた.今回は、アメリカ、テキサス

州にある世界最大規模の陸軍基地内で起きた.銃社会のアメリカでは、この手の銃乱

射事件は日常的に起きている.ただ、今回は、死者 13名、負傷者が多数と言うこと、

陸箪基地内で起きたことと、良織の有るはずの医者で将校(軍医 少佐)が発砲した

こと.それともうひとつ、このフオートフット陸軍基地は、イラクやアフガニスタ ン

に部隊を派遣している基地であり、この軍医はイスラム教徒の精神科医で、帰還兵の

心のケアを担当しており、戦場の悲惨さを帰還兵から聞かされている.自らも近いう

ちにその戦場に派遣されことが分かっていた.これらが、今までの銃乱射事件と少し

趣を異にする.

それ以上、今回の銃乱射事件もあまり気にしてい

なかったが、後目、新聞のコラム欄を見て考えさせ

られた.そのコラムは、アメリカの銃社会の一面、

いや、アメリカの社会構造そのものといえるかもし

れない部分を挟り出しているように思えた.

私は見ていないが、アメ日カ映画に「セント ・オ

プ ウーマン」という映画があった.その映画の中

の一場面で、象徴的な台詞がある.背景は、盲目の

退役軍人が、旅の案内人になった若者と言い合いに

なり、その老人が言い放ったo r畿輪では俺に勝てっこない.こっちは銃を持っている

んだからJと.この台関は、若者に対するその場の脅しの言葉だけではなく、アメリ

カ社会の思考そのものを示していると思えた.民主主義、自由主韓のリーダーと声高

に唱えるアメリカ社会の背景に、必ず影を落とす銃の存在がある.

民主主義の名の下に行われる暴力(戦争)はまさにこのアメリカ的社会構造の表れ、

行使であろう.事ある毎に民主主義、自由主義を唱えるが、その背後には常に銃を隠

し持っていて、議愉に行き詰ったときにその銃をちらつかせ、脅して相手を強引にね

じ伏せる.しかも、単純簡潔な言葉で.例えば、「テロ根絶のため」と.

銃偏重の社会構造は、西部開拓時代からそのまま引き継がれている。我々から見れ

ぽ、時代錯誤も甚だしいが、アメリカ社会は銃を手放そうとしない。自らの身は自ら

の力で守る。そのために銃は不可欠なもの、との飽識だろう.日本でも同じようなこ

とが有った.幕末から明治にかけ、侍の魂、命として不可欠であった刀を、時の政府

は取。上げた.多少のトラブノレはあったと思うが、それから侍の二本差帯刀はなくな

った.万と銃の違いは有るが閉じ人を殺傷する武器である。日本で出来てなぜアメリ

カで出来ない.

アメリカ社会で、銃規制が行われ.アメリカ人が素手にならない限り、今、世界で

アメリカが行っている世界戦略が、世界の人遣に与えている気持ちを、おそらく、ア

メリカ人には理解できないだろう. 5

開閉 ・山〆 l、屋便り(その1) 焚き火酒井牧子

『はらっぽ』前々号と前号で『開田に別荘を!Jr続開田に別笹を !Jをお続み頂いたみ

なさんには、土地を購入して建築にとりかかるまでのいきさつはご存知のことと思うが、

その車駒がいよいよ完成した.今年の 7月の半ば過ぎのことである.

それから 3ヶ月が過き:I':...o 畏いときで 15日間、短いときで 3泊 4日という日々を、私

i章夫蝿は開田で過ごした。季節は夏から秩へ.そして晩秋へと移った.先日 11月 2自の

夜にははじめて曹の開田を経験した.例年より早い初・だと b、う.真在中、ロフトの窓か

ら外を見たら、いつもの暗闇ではなく曹明りに木々も一本一本はっきり見え、排の中につ

づく遭も官に榎われて白〈見えて、不思識な美 Lさだった.

そして 11月 10目、l!L.遣は水抜き(棟結による水道菅の破裂を防ぐための作業)をして

山小量を閉じ、今シーズン最後の滞在を終えた.開聞での暮ら Lも来春までお預けである.

山小屋、 といったのは、うちの建物の場合、あまり小さく簡素なので、別荘とか山荘と

かの曹葉は似合わない.それで山小屋と呼ぶのだ.その開闘での山小置の生活を、これか

ら思い出すまま、あれこれ書いていきたいと思う.

開聞にいるとき私遣は、雨が降っていない限り、毎日焚き火をしていた.Iのあいだは

夕方に、肌聾くなってきた時期には午笹早い時聞から焚き火にかかった.その辺の1I、枝や

熊笹の枯れ犬のを集めて火を付ける作業は結構面白く患ったが、しかし私遣は楽しむため

だけに焚吉武をしていたのではなかった.敷地の清掃作業の一環として木々を燃やしてい

たのである。

立ち木の伐採を木曽森幹組合に依頼したとき、笹始末がこんなに大変だとは予想もしな

かった.森林組合の作業員たちは、売れる木は運び出して持っていき、役立たずと判断し

た木は伐り倒しただけでそのまま放置していったのである.(管理センターに頼んだら伐採

費用は 1本当たり 5千円から l万円.立ち木は全部で 80本あったそうだから最低でも 4

0万円かかるが、森林組合は 9万円でやってくれた.売れる木は市場に出してくれたから

である.しかし後片付けはやってくれなかったJ敷地一面.残された木がごろごろ転が

っている.熊笹に隠れていても、その下

には膨大な量の木や枝が散らばっている.

だから私たちは熊笹を刈る前にそれらの

木を移動し、薪になりそうな木は残 Lて

それ以外は処分しなければならない.そ

のための焚き火だった.

来る日も来る日も佼き火をして 夫の

ジャージの作業着は火の粉で穴だらけに

不要な木を燃やし続ける夫 なった.私達には仕事であったが、たまに筋れ

てくれる友人連にとっては、街では出来ない俊幸火を結構楽しんでくれたようだ.どんな 6

に木を積み上げて炎を大きくしても、もうもうと煙を出しても、一向に情わないのだから.

葦快な遊びではある.

費き火は我が山小屋を訪れるお客へのおもてなしのひとつだ.というのはまったくその

通りだが、実際のところ、お客さんがたくさん来てくれて、その人たちが禁き火をして く

れてどんどん木を燃やしてくれたら、我が土地はどんどん片付いてきれいになってい〈の

だ.

私が芋煮会を企画したのは、もちろんその目的のためばかりではないけれど、そ ういう

魂胞があったことも事実だ.

三F煮会をいつかやってみたい、と前々から思っていた.4'.古屋の我が家でやれないこと

はないが.できるなら自然の中でやりたかった.東北地方の人たちが歌に河原などで楽し

げにやっているのをテレピなどで見て.いいな、やってみたいな、と思っていたのだ.

山小屋が出来て、悲願の芋需:会をーすることになった.何人かの人たちが開田にやってき

てくれた.

診加者{立、利根夫婁と孫の量刺ちゃん、宮崎、桜井、山本、高幡、神野の面々、私たち

夫緑、それにたまたま来ていたうちの次男も加わって、後き火の上に網をのせ、その上に

大鍋を置いて、里芋、牛肉、こんにゃく、豆腐、大根など、最初は醤油時で途中からJ ¥丁

味噌を入れて味噌味にして、ぐっぐっ#込んだ.里芋など野菜類は高橋さんが菜園で育て

たものを待ってきてくれた.

料理が得意でない私でも、こういうものなら何とかなる.みんなが手伝ってくれるので、

なおさら伺とかなる.お芋がとってもおいしかった.野外で大勢で貴べるのは楽� L1，.¥e

天気はあまりよくなくて、造中から雨が降り出したりしたが、桜井さんが4メートル四

方もある大きなテントを持ってきてくれたおかげで、不自由なく飲んだり貴べたり出来た.

世々の雨では燃え盛る使き火は消えないのである.そして私が自給んだとおり.積んであ

った邪魔な木々のうち、かなりの量がその芋煮会の焚き火で消えてなくなったのである.

苧煮会は成功だった.(このときは私はあ tふたと忙しく、写真をとるのを忘れてしまった.

写真が一枚もないのは残念.� ) 可

芋煮会には来ていなかった松田氏が、� 10月最後の日噌

日に開田にやって来た.デッサン舎の仲間違と紅葉のス

ケシチに来て.他の仲間と別行動をして我が山小屋で晩

ご飯を量べていったが、その貴事の前にも習をき火をやっ

た.何しろ彼は積書火学会というものの会員だそうで.

さすがに焚き火については鮮しかった.燃え晶くするた

めの木の組み方など、去も知らないことを色々と教示し 、~

てく才もた. 脅竹酒を酌み買わす睦図Eと去また、お酒を入れた青竹の慨を火のそばの土に刺して.

畑をして青竹酒を作るなど、� E真正銘の佼き火学会会員らしく、 ニうしたことにも通じて

いる.この青竹酒は、カッポ酒といい、注ぐときカポカポクと音がするからそういわれて

いるのだそうだ.竹の摘がしみこんで独特の味と香りがあるという.(私は飲まなかったか

ら分からない)

さらに松田氏は、 '林聞に酒を暖めて紅葉を告をき一一、と白楽天町詩を時じたりして、

なかなかの風流入ぶりを見せた.

松田氏がf訪れたその翌日、またまた何人かが開国に集まり、松田、神野両氏と合流 Lた.

これは松田氏の呼びかけによる『賛き火の会Jの集まりで、彼が焚き火のやり方をみなに

レクチャー した.途中から雨が降り出したものの、竹串に刺したマシュマロを焼いて貴ベ

たり蛙き苧をしたりして遊ぶことは出来た.下の写真はそのときのもの.三重県から浜口

さんも来てくれた.惜しむらくはそノクロ

ある.

作車としての告をき火であっても

火を見ていると楽しいが、遊びと

して仲間違でやる焚き火は、も.っ

と高しい.

右下町写翼ほ 10月に 1泊 2日

で訪れてくれた太田草子さんと且

子の亘くん.焚き止を酬に親子仲 z

良〈ポーズをとってくれた.

この写真には写っていないが、

太田さんのZJlランティア仲間の女

性も一緒だった.その人にも私は

f来年もいらしてくださいねJと

吉った.自然が好きな人のようだった.我が山小屋を紡

れた人が、また来たい、と息ってくれたらと思う.

夫婦ふたりだけで山小屋暮らしをしていると、訪れる

人があるの i立婚しいものである.単調な生活に変刊包があ

って、気持ちも弾む.すぐ近〈にある神野山荘のおかげ

で、宿泊のお世話をすることなくお客の来紡を楽しめて、

ありがたいことである.(うちの山小屋は別館で、本館は

神野山荘である お客桜は本舘のほうにお泊り頂くこと

になっている.)

開固にいると、私はお客好きになるようだ.

雇亙亘つい先ごろまで暑い暑いと曹っていた季節が、もう毛止を通り過ぎ、北国や高い山で

は曹の便りも聞かれる晩秋の候となりました.我が家の生垣の山茶花も咲き始めまし

た.来年 2月ごろまで楽しめます.

相変わらず、原稿集めに苦慮しています.山本さん、酒井牧子さんありがとうござ

b、ました。皆さんの、近況、旅行犯なども是非お寄せくださし」原稿送付は、手紙、

FAX(052・剖 2-713ω 、 E -回国](ken .c.akurRi両wh.commuf~_in)のどれでも構いません.

棋井宛お送りくださ，'.是非、皆さんで盛り上げてください.

今回の担当は襖井でした. 8