こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜...

6
森と泉&生きものたち(10〜コバルトブルーの煌き〜 森田 こんぶくろ池自然博物公園には、カワセミが生息している 3 つの池 とその流れがあります。今年も、各池と流れでコバルトブルーの煌く 美しい姿と、水面すれすれの低空を全速飛翔し、矢のように一直線に 水に突っ込み餌を採る果敢な姿を見せてくれています。池畔でその姿 を観ていると、爽やかな緑のそよ風の中、澄んだ清々しさを感じると ともに外来種のアメリカザリガニを多く捕食してくれていることを思 い、小さいながら逞しさと頼もしささえも感じます。 こんぶくろ池の流れで獲物を狙うカワセミ 29 1 13 日) Attackちっちゃくて可愛いい真っ直ぐな Kingfisher~カワセミ! こんぶくろ池通信 NPO 法人こんぶくろ池自然の森 Tel & Fax: 04-7132-8800 Email: [email protected] URL: http://www.konbukuroike.com 2017 8 40 主な予定 トラップ調査 8 25 日(金) 9:00〜トラップ設置 8 26 日(土) 9:00〜トラップ回収 自然体験ツアー 8 27 日(日) 10:0015:00 こんぶくろ池公園

Transcript of こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜...

Page 1: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

森と泉&生きものたち(10)〜コバルトブルーの煌き〜

森田 勝

こんぶくろ池自然博物公園には、カワセミが生息している 3つの池

とその流れがあります。今年も、各池と流れでコバルトブルーの煌く

美しい姿と、水面すれすれの低空を全速飛翔し、矢のように一直線に

水に突っ込み餌を採る果敢な姿を見せてくれています。池畔でその姿

を観ていると、爽やかな緑のそよ風の中、澄んだ清々しさを感じると

ともに外来種のアメリカザリガニを多く捕食してくれていることを思

い、小さいながら逞しさと頼もしささえも感じます。

こんぶくろ池の流れで獲物を狙うカワセミ

(29年 1月 13日)

Attack!

ちっちゃくて可愛いい真っ直ぐな Kingfisher~カワセミ!

こんぶくろ池通信 NPO法人こんぶくろ池自然の森

Tel & Fax: 04-7132-8800

Email: [email protected]

URL: http://www.konbukuroike.com

2017年 8月

第 40号

主な予定

トラップ調査

8月 25日(金)

9:00〜トラップ設置

8月 26日(土)

9:00〜トラップ回収

自然体験ツアー

8月 27日(日)

10:00〜15:00

こんぶくろ池公園

Page 2: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

2

(こんぶくろ池)

今年に入り、こんぶくろ池ではカワセミの姿や鳴き声が数多く見聞

きできるようになりました。これは、昨年来のかいぼり作業や、密生

樹木の伐採等により環境が改善し、特に「こんぶくろメダカ」等の生

きものが豊富になり、カワセミが暮らし良くなったからと思われます。

若鳥でしょうか?池に張り出したコブシの小枝にとまり、何度も何度

も飛び込んでいましたが、獲物を捕えたようにはみえず、天を仰ぎ、

親鳥を呼ぶように「チッツー!」「チー!」と鳴くとハンノキの梢か

ら「チッチー!」「ツピー!」と鳴き声が返って来ました。この健気な若

鳥にエールをおくり、その成長を見守りましょう。

「川せみのねらひ誤る濁(にごり)かな」(正岡子規)

(トンボ池)

トンボ池では、数種のトンボが飛び交っていますが、カワセミの好

餌である水中の生物は、小魚のモツゴ、ドジョウ程度で、水生昆虫は

観られず、アメリカザリガニが多数繁殖している中、初夏のある日、

3羽のカワセミが写真のように羽を休め、更に1羽が、この3羽の周

りを行き来し給餌の仕草をしていました。この3羽のうち2羽は、幼

鳥ではないかと思われます。

とても珍しい光景です。

このとんぼ池でカワセミが

繁殖しているか否かは判り

ませんが、今後、トンボと

ともにカワセミが繁殖出来

るような環境を整備し、更

に多くの生きもので賑わう

トンボ池にしたいものです。

何度も池に飛び込むカワセミ(29年 7月 22日)

天を仰ぐ若鳥(29年 7月 22日)

チョウトンボ

ノシメトンボ

親子と思われる 3羽のカワセミ(29年 6月 9日)

Page 3: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

3

(フジ池)

春~初夏の頃、フジ池周りは若葉繁る木々にフジの花がこれ等を覆

い、水面にもこのブルーの花々が映り、緑と青の落ち着いた静かな佇

まいになります。この時期に池を訪れたカワセミのコバルトブルーが、

青色のフジの花をバックにひときわ鮮やかに煌くのもこの池の魅力で

す。春の繁殖時期、一羽で静かに佇んでいたカワセミに出会いました。

今年は降雨量が少なく、7月末の時点で池は干上がり、カワセミが

訪れる環境ではなくなっているのが残念です。再び、水を湛えたフジ

池にカワセミが帰って来ますように。

Come back again KAWASEMI~!

Lonelyカワセミ(29年 4月 16日)

木々を覆い水面に映える青いフジの花

会長 石渡 信之さ

会員紹介

「市民で育てる 100年の森」のフレーズに惹かれ

てこんぶくろ池に通い始めました。緑を守り育て、

次の世代に残していきたいと思います。

「安全に、無理せず、楽しく」このキャッチフレ

ーズは続けたいと思います。各自いろいろ都合があ

るので、活動への参加も含めて、無理をせず、息切

れしないで、根気よく、そして楽しく活動する!

趣味:釣り、スキー、読書、草刈り(利根川、こん

ぶくろ)

Page 4: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

4

7月の活動報告

7月 29日(土)カブト虫のトラップ作り

7月 30日(日)カブト虫の観察会

倉重 力也

子供たちが夏休みに入った最初の日曜日(日の

出 4時 45分)の早朝 3時半過ぎに親子ずれ一番

乗りがこんぶくろ池管理棟前に到着(早い!)。

何と 4時には親子ずれ 26組(約 60名)が my虫

かごをぶら下げ意気揚々と勢ぞろい。

古橋さんが先ず一言「昨日皆さんが作ったトラ

ップには一匹も入っていませんでした➳何とも言

えない静寂!」しかし「コナラの木の一か所でカ

ブトムシが数匹、樹液をパクついており観察してもらいます➳一同ザ

ワザワ!」「観察会の後、これまで捕獲・確保していたカブトムシを

つがいで全員にお渡しします➳一同ホッと安堵!」。

その後回遊路に沿って暗闇を歩き、食事中の自然のカブトムシ数匹

を観察しながら回遊路脇に設置した各自の記名入りトラップを回収、

ウグイス、セミなどの早朝の挨拶を聞きながら自然を満喫、お土産の

カブトムシつがいを手に手に帰宅の途に就きました。

ところで 8年目を迎えた今回は柏の葉に新しく進出した“柏の葉 T-

SITE”とコラボ。前日の土曜日にはカブトムシの習性についてクイズ

で学び、その後ペットボトルを利用したカブトムシトラップを子供た

ちに小刀を用いて作ってもらい、NPOが公園回遊路傍のコナラの木に

セット、翌朝、観察すると云う二段構えのイベントを行い、子供たち

に“自然博物公園”を存分に楽しんで貰いました。コラボに対応くだ

さった T-SITEの皆さん、早朝から支援の NPOの皆さんもお疲れさまで

した。

Page 5: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

5

写真:カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 柏の葉 T-SITE 田中 竜平氏

Page 6: こんぶくろ池通信 - konbukuroike.com · カブス通訳日記〜第四回〜 「オールスター休み」(7月11日) 松本 重誠 久しぶりの投稿です。昨日から4日間のオールスター休みです。

6

カブス通訳日記〜第四回〜

「オールスター休み」(7月 11日)

松本 重誠

久しぶりの投稿です。昨日から 4日間のオールスター休みです。

オールスターに選ばれた選手たちはフロリダ州マイアミで開催され

る球宴に駆り出されますが、それ以外の選手は思い思いの地で束の間

の休暇を楽しみます。

上原浩治選手は私が通訳をするようになってから初めてボルチモア

にある自宅で休みを過ごしています。春季キャンプ以降、一度も家族

と会っていないことや、後半戦の初戦がたまたまボルチモアであるこ

ともその理由だと思います。

シカゴ・カブスにとって前半戦は厳しい戦いになりました。この 2

年の圧倒的な戦いぶりを考えると勝率5割以下でオールスター休みを

迎えると予想した人はほとんどいませんでした。救いは優勝争いから

完全に脱落していないことですが、後半戦かなり頑張らないと地区優

勝は難しいでしょう。

上原選手の調子はまずまずです。決め球のスプリットが本調子でな

いことは明らかですが、体調や真っ直ぐの勢いは例年になく良いです。

個人的にはメディアでも騒がれていますが、メジャー球が去年より変

わり、それが滑るせいでスプリットが落ちないのだと思います。今は

その滑るボールをどのように操るのか試行錯誤しているのだと勝手に

思いながら見ています。

カブスが連覇するには前半戦調

子が上がらなかった打撃陣と先発

陣が本来の調子を取り戻す必要が

あります。去年 MVPだったクリ

ス・ブライアントと元最優秀投手

賞受賞者のジェイク・アリエッタ

の復調が鍵になりそうです。上原

選手を筆頭とするリリーフ陣が好

調なだけに去年チームを引っ張っ

た二人には頑張ってもらいたいで

す。この記事が掲載される頃にど

んなチーム状態にあるのか、今か

ら楽しみです。