D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容...

11
D-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか? p.2 バンド異常表示ランプが点灯しているか? p.3 バンド通路の掃除方法 p.3 M1異常表示ランプは点灯しているか? p.4 M2異常表示ランプが点灯しているか? p.4 リセットは作動するか? p.5 ストライカー、LS-1交換方法 p.5 ヒーターに熱が来ているか? p.6 ヒーターの交換、掃除方法 p.6 接着面はどのような状態か? p.6 バンドの通し方は正常か? p.7 バンドの送り出しSWでバンドを送るか? p.7 フィードローラーの交換方法 p.8 引締め動作中の状況はどうか? p.9 強締め表示ランプが点灯していないか? p.10 リセットSWを押すことでバンドが切れるか? p.10 右・中ブロックセットの交換方法 p.10 バンド幅の変更方法 p.11 ・バンド幅の変更(付録) ・バンドが切れない。 ・バンドが強く締まる。 ・バンドが締まらない。 ・バンドが送れない。 ・バンドが接着しない。 ・機械が動かない。 ・電源が入らない。 1

Transcript of D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容...

Page 1: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

 D-52 トラブルシューティング

故障内容 チェック項目 ページ

電源コードはどうか? p.2

ヒューズは切れていないか? p.2

バンド異常表示ランプが点灯しているか? p.3

バンド通路の掃除方法 p.3

M1異常表示ランプは点灯しているか? p.4

M2異常表示ランプが点灯しているか? p.4

リセットは作動するか? p.5

ストライカー、LS-1交換方法 p.5

ヒーターに熱が来ているか? p.6

ヒーターの交換、掃除方法 p.6

接着面はどのような状態か? p.6

バンドの通し方は正常か? p.7

バンドの送り出しSWでバンドを送るか? p.7

フィードローラーの交換方法 p.8

引締め動作中の状況はどうか? p.9

強締め表示ランプが点灯していないか? p.10

リセットSWを押すことでバンドが切れるか? p.10

右・中ブロックセットの交換方法 p.10

バンド幅の変更方法 p.11・バンド幅の変更(付録)

・バンドが切れない。

・バンドが強く締まる。

・バンドが締まらない。

・バンドが送れない。

・バンドが接着しない。

・機械が動かない。

・電源が入らない。

1

Page 2: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

・電源が入らない。

チェック項目1電源コードの状態はどうか?

点検・修理方法コードが断線及び、コンセントまで電気が来て

いるか、別のコンセントにつなぎ確認します。

チェック項目2ヒューズは切れていないか?

点検・修理方法電源をOFFにしてヒューズを確認します。

(電源ONの状態でヒューズの脱着を行うと

ショートする可能性があります。)

2

Page 3: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

機械が動かない。

チェック項目1

点検・修理方法

(バンドの通路の掃除方法)①プラスネジ×2本を外す。

②キャップボルト×2本を外す。

③キャップボルト×2本とSPを外す。

④プラスネジ×2本を外す。

⑤アッパーシューターを手前に引抜く。

⑥バンドの通路が全て見える状態です。

⑦掃除後、再度組み付けます。

ドカスを掃除します。

バンド異常表示ランプが点灯しているか?

点灯の場合、バンドが内部で詰まっています。

下の差込み口からバンドを引抜き、効果がな

い場合は、バンドの通路を分解、蓄積したバンバンド異常表示ランプ

SP

アッパーシューター

3

Page 4: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

チェック項目2M1異常表示ランプが点灯しているか?

点検・修理方法M1異常表示ランプが点灯する場合、電源を

入れ直し、リセットSWを押すと消灯します。

再点灯する場合は、M1モーターの不良・過

負荷です。

LS-3の故障で点灯する場合もあるので、

リセットSWを押し、機械が動く際にLS-3

が点滅するか確認します。

点滅しない場合は、LS-3を交換します。

チェック項目3M2異常表示ランプが点灯しているか?

点検・修理方法M2異常表示ランプが点灯する場合、電源を

入れ直し、リセットSWを押すと消灯します。

再点灯する場合は、M2モーターの不良・過

負荷です。

フィードローラーの空転が原因で点灯する場

合もあるのでプランジャーが上下に動くか、フ

ィードローラーが磨耗していないか確認します。

(フィードローラーの交換方法:p.8 参照)

LS-3

プランジャー

M1異常表示ランプ

リセットSW

M2異常表示ランプ

フィードローラー

リセットSW

4

Page 5: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

チェック項目4リセットSWは作動するか?

点検・修理方法(作動する場合)

ます。

(ストライカー、LS-1交換方法)①キャップボルト×4本を外す。

②LS-1のSWを直接押し、作動しない場合

、交換します。

③ストライカーが折損の場合、キャップボルト

×2本を外し、裏側のマイナスネジ×1本を外

し、交換します。

点検・修理方法(作動しない場合)制御基盤など破損の可能性があります。

最寄の営業拠点に連絡下さい。

ストライカー、LS-1の破損の可能性があり

ストライカー

LS-1、SW

リセットSW

5

Page 6: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

・バンドが接着しない。

チェック項目1ヒーターに熱が来ているか?

点検・修理方法(熱が来ない場合)ヒーターを交換します。

(ヒーターの交換、掃除方法)①プラスネジ×4本を外す。

②ヒーターSP、ヒーター本体を外します。

③ヒーターを交換。外した部品(カバー、ベース)

を掃除して組付けます。

点検・修理方法(熱が来る場合)

チェック項目2接着面はどのような状態か?

サンプル①:ヒーター温度が適正な例溶解部が白くなっています。

サンプル②:ヒーター温度が低い例溶解部が白くならず、表面がザラつきません。

<くっついたバンドを剥がした図>サンプル③:ヒーター温度が高い例溶解部が白くならず、表面がザラつきます。

<接着したバンドを剥がした図>また、溶解部の幅が拡がっています。  (シーリングチェックシート抜粋)

ヒーターセット

ヒーターSP

ヒーターカバー

6

Page 7: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

点検・修理方法(サンプル②の場合)ヒーター温度調整ダイアルを上げます。

(温度が高すぎても接着しませんのであま

り大幅に回さないで下さい。)

効果がない場合は、キャップボルト×4本の

緩み、ガイドレールL・Rの磨耗、中ブロック

セット不良が考えられます。

ボルトを締め、効果が無い場合はガイドレー

ルL・R、中ブロックセットを点検、交換します。

(右・中ブロックセットの交換方法:p.10 参照)

点検・修理方法(サンプル③の場合)ヒーター温度調整ダイアルを下げます。

・バンドが送れない。

チェック項目1

バンドの通し方は正常か?

点検・修理方法正しいバンドの通し方は図の通りです。

StraPack

ヒーター温度調整ダイアル

ガイドレールL・R

ヒーター温度調整ダイアル

7

Page 8: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

チェック項目2バンド送り出しSWでバンドを送るか?

点検・修理方法(送る場合)バンド送りダイヤルの設定が不足です。設定

値を高くします。

点検・修理方法(送らない場合)プランジャーが手で上下に軽く動くか、SPが

外れていないか確認します。

フィードローラーのバンドが接触する部分が

磨耗していないか。指で触れて磨耗が確認

できるようでしたら交換します。

(フィードローラー交換方法)①プラスネジ×2本を外す。

②キャップボルト×2本を外す。

③キャップボルト×2本を外す。

④スクリューボルト×2本を緩め、SPを外す。

⑤フィードローラーを手前に抜き、交換します。

バンド送りダイヤル

バンド送り出しSW

プランジャーSP

フィードローラー

フィードローラー

SP

8

Page 9: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

・バンドが締まらない。

チェック項目1引締め動作中の状況はどうか?

点検・修理方法(バンドが巻付かない場合①)引締ダイヤル設定が最小値か確認します。

最小値の場合、僅かな抵抗で引締めを終了

するので、設定値を上げます。

点検・修理方法(バンドが巻付かない場合②)LS-2が正常か確認します。LS-2付近の

円盤を回し、LS-2が点滅しない場合、交換

します。

点検・修理方法(強い引締めが出来ない場合)フィードローラーの磨耗を確認します。

手で磨耗が確認できれば交換します。

(フィードローラーの交換方法:p.8 参照)

点検・修理方法(引締め後、バンドが緩む場合)LS-3BKTがずれています。ネジを緩め、位

置を上下に調整します。

・バンドが強く締まる

チェック項目1強締表示ランプが点灯していないか?

点検・修理方法(点灯の場合)強締設定の状態です。引締ダイヤルを押し、

設定を切替ます。

点検・修理方法(消灯の場合)引締ダイアルを回し、設定を下げます。

フィードローラー

LS-3BKT

引締ダイヤル強締表示ランプ

LS-2

引締ダイヤル

9

Page 10: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

・バンドが切れない。

チェック項目1リセットSWを押すことでバンドが切れるか?

点検・修理方法(切れる場合)引締め終了信号が出力していない状況です。

プランジャーが上下に手で軽く動くか、フィード

ローラーが磨耗していないか確認します。

(フィードローラーの交換方法:p.8 参照)

点検・修理方法(切れない場合)リセットSWを押しても切れない、切断面が

引きちぎったようになる場合は右、中ブロック

セットを交換します。

(右・中ブロックセットの交換方法)①キャップボルト×4本を外す。

②プラスネジ×2本を外す。

③プラスネジ×4本とヒーターSP×1本を外す。

④キャップボルト×2本を外す。

⑤プラスネジ×2本を外す。

⑥キャップボルト×2本を外す。

④ブロック引SP×各1本、カッター引SP×2本

(裏側に1本)を外す。

⑤バンドガイドアームを奥に押しながら右、中

ブロックセットを交換する。

プランジャー

フィードローラー

③④

カッター引SP

右ブロックセット

中ブロックセット

バンドガイドアーム

ブロック引SP

10

Page 11: D-52 トラブルシューティングD-52 トラブルシューティング 故障内容 チェック項目 ページ 電源コードはどうか? p.2 ヒューズは切れていないか?

・バンド幅の変更(付録)

(バンド幅の変更方法)バンド幅の変更は次の手順で行います。

①プラスネジ×2本を外す。

②プラスボルトを緩め、中のスペーサーをバン

ド幅+1ミリ程、余裕を取って調整します。

(バンドを予め通しておくと調整が簡単です。)

(図中の矢印はスペーサーを調整する方向)

③右バンドウェイを取り付けます。

④右バンドガイド、左バンドガイドのプラスネジ

ネジ×各2本を緩め、バンド幅+1ミリほど余裕を

取って調整します。

⑤何度かテストし、接着面のズレが無ければ、

終了です。

スペーサー

右バンドガイド左バンドガイド

右バンドウェイ

11